大熊ダイヤモンドデバイス株式会社の情報

北海道札幌市北区北十八条西4丁目1-14 18HTビル4F

大熊ダイヤモンドデバイス株式会社についてですが、所在地は札幌市北区北十八条西4丁目1-14 18HTビル4Fになり、近くの駅は北18条駅。株式会社エル・ビー・アンド・エスが近くにあります。また、法人番号については「2430001086118」になります。
大熊ダイヤモンドデバイス株式会社に行くときに、お時間があれば「札幌市下水道科学館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


住所
〒001-0018 北海道札幌市北区北十八条西4丁目1-14 18HTビル4F
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周辺のお天気
周辺の駅
4駅
札幌地下鉄南北線の北18条駅
札幌地下鉄南北線の北24条駅
札幌地下鉄南北線の北12条駅
札幌地下鉄東豊線の北13条東駅
地域の企業
3社
株式会社エル・ビー・アンド・エス
札幌市北区北十八条西4丁目2番20-605号
ほくそう印刷株式会社
札幌市北区北十八条西5丁目20番地
株式会社札幌企画設計
札幌市北区北十八条西4丁目21番地
地域の観光施設
1箇所
札幌市下水道科学館
札幌市北区麻生町8
法人番号
2430001086118
法人処理区分
新規

【大熊ダイヤモンドデバイス】世界初となるダイヤモンド半導体工場の建設開始
2025年04月15月 07時
【大熊ダイヤモンドデバイス】世界初となるダイヤモンド半導体工場の建設開始
~建設に際し地鎮祭を開催。2026年に福島県大熊町で稼働へ~
大熊ダイヤモンドデバイス株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:星川尚久、以下「当社」)は、「大熊ダイヤモンドデバイス福島第1工場」(福島県双葉郡大熊町、以下「本工場」)が着工したことをお知らせいたします。世界初となるダイヤモンド半導体の量産化に向け、より一層開発を加速させてまいります。




「大熊ダイヤモンドデバイス福島第1工場」外観イメージ
■大熊ダイヤモンドデバイス福島第1工場について
ダイヤモンド半導体は、既存半導体に比べて高周波特性や大電力効率、放熱性等に大幅に優れ、次世代通信技術「6G」の実現に不可欠とも言われています。高放射線や高温/低温といった極度環境下でも正常に動作可能なデバイスとして、原子炉内や宇宙空間といった過酷環境での活用にも期待が集まっております。そこで、当社は福島第一原子力発電所の事故を契機として、創業前より10年以上の研究開発に基づく製品化に向けた独自の知見と実績を蓄積してきました。
本工場は、同原発が立地する福島県大熊町において、ダイヤモンド半導体の量産化に向けた世界初の工場として稼働いたします。廃炉措置が進む原子炉内での中性子線量の計測を目的に、ダイヤモンド半導体を実装した「臨界近接監視モニタシステム」を筆頭に、原発・宇宙・防衛市場向けに「ダイヤモンド半導体アンプ」の開発を進めております。また、工場の稼働に伴い、地元をはじめとした20人以上の雇用・移住を計画しており、地域のにぎわい創出にもより一層貢献してまいります。
名称
大熊ダイヤモンドデバイス福島第1工場
所在地
福島県双葉郡大熊町大字下野上字原94-8
(大熊中央産業拠点内)
構造
鉄骨2階建て
敷地面積
約5,800 平方メートル
建築面積
約1,100 平方メートル
稼働予定
2026年
■地鎮祭を開催
3月27日、福島県大熊町にて地鎮祭が執り行われました。国や県、施工業者のみなさまなど70人以上の関係者が出席し、工事の安全を祈りました。
大熊町・吉田淳町長
「福島第一原子力発電所の一刻も早い事故収束、および廃炉に向けた取り組みの着実な進展に資することは大熊町、福島県の復興に大きく寄与されると考えております」
当社代表取締役・星川
「町と一緒に発展していくことを改めて胸に誓いました。この地に産業を根付かせ、真の復興を担うことが役目、責任、覚悟、信念だと思っております」




地鎮祭に出席頂いた皆様




鍬入れをする吉田町長(右)と星川
<出席者> ※敬称略、順不同
東双みらいテクノロジー株式会社
東北電力株式会社
大熊町役場
経済産業省 福島復興推進グループ
福島県庁
公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構
株式会社みずほ銀行
グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社
株式会社エースタート
三井住友海上キャピタル株式会社
SMBCベンチャーキャピタル株式会社
Spiral Innovation Partners株式会社
株式会社東邦銀行
株式会社常陽銀行
株式会社七十七銀行
株式会社二本柳慶一建築研究所
株式会社ナカノフドー建設
株式会社テクノ菱和
旭日電気工業株式会社
株式会社DMTEC
株式会社ウエキコーポレーション
■メディア掲載情報
NHK福島 NEWS WEB:

福島 大熊町にダイヤモンド半導体工場建設 廃炉への活用期待

テレビユー福島:

放射線に強い「ダイヤモンド」廃炉作業でも活躍見込む

福島中央テレビ:

「産業を根付かせる」大熊町ダイヤモンド半導体工場

福島放送:

世界初の人工ダイヤモンド半導体工場が大熊町に

日本経済新聞:

福島・大熊のダイヤモンド半導体工場が着工

福島民友新聞:

大熊ダイヤモンドデバイス 世界初、ダイヤモンド半導体工場新設へ

建設新聞:

大熊ダイヤモンドデバイス/大熊中央産業拠点・ダイヤモンド半導体工場の新築を委託

◼︎会社概要
社名 :大熊ダイヤモンドデバイス株式会社
代表者:代表取締役 星川 尚久
設立 :2022年3月1日
所在地:北海道札幌市北区北21条西12丁目2北大ビジネススプリング
URL :

https://ookuma-dd.com/

【大熊ダイヤモンドデバイス】元TDK 代表取締役社長 上釜氏、元日東電工 代表取締役専務執行役員CTO 梅原氏、元東芝電力放射線テクノサービス 常務取締役 前川氏の3氏が顧問として就任
2025年01月21月 07時
【大熊ダイヤモンドデバイス】元TDK 代表取締役社長 上釜氏、元日東電工 代表取締役専務執行役員CTO 梅原氏、元東芝電力放射線テクノサービス 常務取締役 前川氏の3氏が顧問として就任
大熊ダイヤモンドデバイス株式会社(本社:北海道札幌市北区、代表取締役:星川尚久、以下「当社」)は、この度3氏を顧問として招聘致しましたことをお知らせ致します。
当社は、2026年度中の稼働を目標に、福島県大熊町で世界初となるダイヤモンド半導体工場の建設を進めています。ダイヤモンド半導体は過酷環境耐性や高周波・高出力性能を有しており、福島第一原子力発電所の廃炉事業での応用を皮切りに、宇宙開発や次世代高速通信の基地局への実装を目指しております。今回の顧問契約により、現場レベルの開発・製造のみならず、経営基盤の強化といった多角的な側面から事業をより加速化して参ります。
1. 上釜 健宏氏:元 TDK (株) 代表取締役社長
■ ダイヤモンド半導体工場の生産ライン整備
上釜氏はTDK(株)時代、現場の最前線に立ち、HDDに使われる磁気ヘッドの市場シェアを世界トップに育て上げました。社長就任後は、数多くの半導体関連企業の買収・統合を進められました。当社が建設を進めるダイヤモンド半導体工場において、生産ラインの立ち上げや運営に豊富な知見を活かすことで、迅速な社会実装を目指します。
■ 社会実装に向けたグローバルな事業展開
更に上釜氏は、M&Aなどの対外取引を重ねる中で、通信業界や半導体関連業界を中心に幅広い人脈を構築してきました。当社は、ダイヤモンド半導体の社会実装に向け、国内外の多くの関連企業との取引を想定されます。各業界との橋渡しの役割を担って頂くことで、当社のグローバルな事業展開に貢献し、当該分野において国内外シェアの獲得を目指します。

上釜氏 略歴:
1981年 東京電気化学工業株式会社(現 TDK(株))入社
2006年 同社代表取締役 社長
2016年 同社代表取締役 会長
2017年 オムロン株式会社 社外取締役(現任)
2017年 ソフトバンク株式会社 社外取締役(現任)
2021年 コクヨ株式会社 社外取締役(現任)
2021年 株式会社Gamaエキスパート 代表取締役(現任)
2.
梅原 俊志氏:元 日東電工 (株) 代表取締役専務執行役員CTO
■ 知的財産分野の強化
梅原氏は日東電工(株)の代表取締役専務執行役員CTOとして、スマートフォンの液晶ディスプレイに使われる偏光フィルム事業において、知的財産保護の観点も含めて開発を支え、世界的にシェアを伸ばされてきた実績があります。梅原氏の顧問就任により、当社の知的財産に関する戦略的な視点の強化が期待されます。今後の市場での優位性の確保や開発技術の有効活用といった当社の経営戦略をより一層強固なものとし、盤石な経営基盤を築いて参ります。

梅原氏 略歴:
1984年 日東電工株式会社 入社
2010年 同社 執行役員
2019年 同社 代表取締役専務執行役員 兼 CTO 兼 CIO
2020年 北海道大学 理事 (非常勤) / 慶應義塾大学 特任教授
2021年 不二製油グループ(株) 社外取締役(現任)
2022年 新明和工業(株)・第一稀元素化学(株) 社外取締役(現任)
2023年 株式会社 JCCL 代表取締役(現任)
3. 前川 立行氏:元 東芝電力放射線テクノサービス (株) 常務取締役
■ 計装開発を幅広くサポート
前川氏は東芝グループにおいて長らく、放射線計測を軸とした原子力関連計測・検査・監視システムの開発に取り組まれてきました。福島第一原発事故当時は、同社原子炉計装設計部長として事故収束と安定化対策、福島復興関連プロジェクト等に尽力する共に、国による原子炉過酷事故計装開発も先導してきました。
当社が開発を進めるダイヤモンド半導体の廃炉事業用計測装置への応用を足掛かりに、今後展開を想定する製品への技術転用に関し、これまでの経験から開発、品質管理、知的財産支援など幅広くサポートいただきます。

前川氏 略歴:
工学博士、技術士(原子力・放射線部門)
1984年 NAIG 日本原子力事業株式会社入社
2005年 (株)東芝 原子力技術研究所 計測検査技術開発部長
2010年 同社 磯子エンジニアリングセンター原子炉計装設計部長
2014年 同社 磯子エンジニアリングセンター長
2015年 東芝電力放射線テクノサービス(株) 常務取締役 兼 CTE
2022年 技術士事務所 TM RAMS Consulting 代表(現任)
◼︎会社概要
社名 :大熊ダイヤモンドデバイス株式会社
代表者:代表取締役 星川 尚久
設立 :2022年3月1日
所在地:北海道札幌市北区北21条西12丁目2北大ビジネススプリング
URL :

https://ookuma-dd.com/

大熊ダイヤモンドデバイス、北陸銀行・みずほ銀行・三井住友銀行からのデットファイナンスによる資金調達を実施(創業2年で累計資金調達額は19.2億円に)
2024年02月15月 09時
大熊ダイヤモンドデバイス株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:星川尚久)は、北陸銀行、みずほ銀行および三井住友銀行から総額3.3億円(融資枠含む)のデットファイナンスによる資金調達を行いました。弊社は、これまでにも内閣府主催のSIPやBRIDGEに採択されており、シード調達や復興庁/福島県による実用化補助金などを含めると、総額19.2億円*の資金調達を実現しています。※銀行借入と補助金(全期間分)含む

大熊ダイヤモンドデバイス株式会社本社

大熊ダイヤモンドデバイス株式会社は、次世代半導体である「ダイヤモンド半導体」の世界初の社会実装を目指す、北海道大学・産業術総合研究所 発スタートアップです。福島第一原発事故に伴う廃炉作業に必要な要素技術として、高温かつ高放射線下に耐え得るダイヤモンド半導体へのニーズが高まり、国家プロジェクトとして国内の大学や研究機関が英知を結集し、ダイヤモンド半導体の研究開発が進みました。このプロジェクトの中心メンバーであった北海道大学の金子と産業技術総合研究所の梅沢、そして両名のビジョンに共感した連続起業家の星川をコアメンバーとして、大熊ダイヤモンドデバイスが2022年3月に創業されました。
福島第一原子力発電所の廃炉現場導入に向けてダイヤモンド半導体技術を開発
現在、弊社のダイヤモンド半導体技術は、廃炉現場に投入する装置の要素技術として対応できるレベルに到達しています。原子炉内に残る燃料デブリを安全に取り出す計画の立案には、燃料デブリ近くの中性子線量を詳しく知る必要があり、中性子を計測する「臨界近接監視モニタシステム」の開発が進んでいます。弊社が製造を目指す「ダイヤモンド中性子検出素子」はその中核となり得る技術であり、プロトタイプの前段階に相当する最初の装置を、福島第一原発の現場で近年中にテストすることを目標としています。

大熊ダイヤモンドデバイス株式会社本社

弊社は、まだ誰も実現できていないダイヤモンド半導体の商用化に最も近い位置にいるチームとして、ベンチャーキャピタルや民間金融機関、政府機関からも高い評価と支援を受けております。これまでにシード調達に加え、復興庁/福島県主催の「地域復興実用化開発等促進事業」、NICT (国立研究開発法人 情報通信研究機構) による「Beyond5G研究開発促進事業」、内閣府主催の「SIP/BRIDGE」といった国家プロジェクトにも採択されてます。今回の北陸銀行、みずほ銀行および三井住友銀行からのデットファイナンスによる融資を含めると、2022年3月の創業からの資金調達総額は19.2億円(助成金全期間含む)となります。
弊社は、この資金を活かして、廃炉・原発だけでなく、通信衛星や次世代通信基地局などダイヤモンド半導体の強みを活かせる分野への社会実装を実現すべく、さらに研究開発および人材採用を加速していきます。

大熊ダイヤモンドデバイス、内閣府主催のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)とBRIDGE(研究開発とSociety 5.0との橋渡しプログラム)に同時採択
2023年11月10月 09時
ダイヤモンド半導体の世界初となる社会実装を目指す、大熊ダイヤモンドデバイス株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:星川尚久)の提案「究極素材ダイヤモンドが実現する超高速ITインフラ ー世界初のダイヤモンド半導体の社会実装とデファクト化を目指してー」が、内閣府が主催し国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)が推進する、SIP第3期課題「マテリアル事業化イノベーション・育成エコシステムの構築」の「サブ課題C:マテリアルユニコーン予備軍の創出」並びに、BRIDGE施策「マテリアルスタートアップインキュベーション促進事業」に採択されました。



大熊ダイヤモンドデバイス株式会社は、2022年3月に創業した次世代半導体「ダイヤモンド半導体」の世界初の社会実装を目指すスタートアップです。ダイヤモンド半導体は、現在主流のSi(シリコン)やパワー半導体用途として採用が進んでいるGaN(窒化ガリウム)などを大きく上回る性能を発揮する「究極の半導体」と言われています。ダイヤモンド半導体には、ダイヤモンド鉱山から産出される天然ダイヤモンドではなく、物理的あるいは化学的に合成される人工ダイヤモンドが利用されます。1980年代に日本が世界に先駆けて、CVD法と呼ばれるガスからの人工ダイヤモンド合成に成功し、以降40年以上に渡って、世界中でダイヤモンド半導体の研究開発が行われていますが、まだ社会実装に成功したところはありません。
弊社取締役である金子と梅沢が研究主体となり、福島第一原発廃炉プロジェクトに適応する要素技術として、高温かつ高放射線下に耐えうるダイヤモンド半導体の研究開発に取り組んできました。弊社代表取締役である星川が事業化担当としても参画し、10年超に及ぶ研究の結果、世界で初めてダイヤモンド半導体による実用レベルの増幅器の開発に成功し、大熊ダイヤモンドデバイスを創業しました。
国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)が公募していた、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期課題「マテリアル事業化イノベーション・育成エコシステムの構築」の「サブ課題C:マテリアルユニコーン予備軍の創出」は、20~30年後の社会課題から想定されるマテリアル産業が目指すべき市場において、ボトルネックとなる課題に取り組むスタートアップについて、3年間で最大9億円の支援を行うプログラムです。2023年度のサブ課題Cの公募に、大学や国立研究開発法人、民間企業から合計13件の応募がありましたが、外部有識者で構成される委員会にて審査を行い、弊社を含む3件が採択されました。今回、民間企業で採択されたのは、弊社のみとなります。
同時に採択された、研究開発とSociety 5.0との橋渡しプログラム (BRIDGE) の「マテリアルスタートアップインキュベーション促進事業」では、SIP サブ課題Cと一体化して研究開発を行い、データ駆動型の研究開発資産を活用し、創業間もないスタートアップまたは創業が確定したスタートアップ予備軍に対し、事業化のための研究開発加速を支援されるものです 。
弊社は、まだ誰も実現できていないダイヤモンド半導体の商用化に最も近い位置にいるチームであり、本プログラムに採択されたことを基に、ダイヤモンド半導体の社会実装に向けて、さらに人材開発および研究開発を加速していきます。
採択決定通知
NIMS:サブ課題C「マテリアルユニコーン予備軍の創出」の2023年度採択課題を決定
https://www.nims.go.jp/research/sip/koubo_c1_2023_saitaku.html
NIMS:BRIDGE施策「マテリアルスタートアップインキュベーション促進事業」の2023年度採択課題を決定
https://www.nims.go.jp/research/sip/koubo_c1_2023_saitaku.html
本件に関する問い合わせ
大熊ダイヤモンドデバイス株式会社
お問い合わせ:https://ookuma-dd.com/contact/
Website:https://ookuma-dd.com/

ダイヤモンド半導体を開発する、北大×産総研発スタートアップの大熊ダイヤモンドデバイスがシードラウンドにて1.4億円の資金調達を実施
2023年05月24月 09時
ダイヤモンド半導体の社会実装を目指す大熊ダイヤモンドデバイス株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:星川尚久)は、ダイヤモンド半導体および関連技術の開発を目的とし、総額1.4億円の資金調達を実施しました。
本調達は、Coral Capitalをリード投資家とし、Deep Tech向けでは初のシードラウンド投資となるグロービス・キャピタル・パートナーズを追加引受先としております。
■大熊ダイヤモンドデバイスについて
大熊ダイヤモンドデバイス株式会社は、福島第一原発廃炉プロジェクトへ適応する要素技術をきっかけとして、世界初となるダイヤモンド半導体の社会実装を目指す、北海道大学および産業技術総合研究所を基とする2022年3月創業のスタートアップです。ダイヤモンド半導体はシリコン・SiC・GaNに代わる「究極の半導体」と言われ、1980年代に日本が世界に先駆けてガスからの人工ダイヤモンド合成に成功し、以降30年以上に渡って世界中で研究開発がされています。
東日本大震災による福島第一原発での事故の後、高温かつ高放射線環境下に耐えうるダイヤモンド半導体へのニーズが急速に高まり、弊社取締役である金子純一を筆頭に国内の研究機関が一丸となって研究開発に取り組んで参りました。
10年超に及ぶ研究を経て、世界で初めてダイヤモンド半導体が実用的な増幅器として動作するレベルに達したため、弊社は創業に至りました。この度の資金調達を基に、ダイヤモンド半導体の社会実装に向けて、研究開発および人材採用を更に加速して参ります。



■NICTのBeyond 5G研究開発促進事業にスタートアップとして唯一採択
ダイヤモンド半導体は次世代の5Gを超える超高速通信インフラ、電動航空機、電動自動車、電動船舶などの省エネデバイスとして有用と言われています。次世代超高速通信インフラへの適用する期待から、当社の社会的意義・技術力が評価され、23年1月にはNICT (国立研究開発法人 情報通信研究機構)「Beyond 5G研究開発促進事業」にスタートアップとして唯一選出されました。また、福島県の「地域復興実用化開発等促進事業」「Fukushima Tech Createアクセラレーションプログラム」にも採択されるなど、手厚い支援を受けております。
当社では、ダイヤモンド半導体の社会実装に向けて、共に研究開発に取り組む仲間を募集しております。
https://ookuma-dd.com/contact/
(参考)
NICT「Beyond 5G研究開発促進事業 委託研究」:https://www.nict.go.jp/collabo/commission/B5Gsokushin/B5G_06701.html
福島県「地域復興実用化開発等促進事業」:https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/jitsuyoka/
Fukushima Tech Createアクセラレーションプログラム:https://fica.jp/
■投資家からのコメント
Coral Capitalパートナー 西村 賢 氏



長年ダイヤモンドの応用研究に取り組んでこられた研究者の方々と、連続起業家の星川代表が創業した大熊ダイヤモンドは、これまで誰も実現できていなかったダイヤモンド半導体という究極の次世代パワー半導体の商用化に最も近い位置にいるチームです。原発の廃炉という国難を契機として要素技術開発を一気に進めれば、それがBeyond5Gの超高速通信インフラの実現や、電気自動車の省エネ化を進める重要な技術になります。安全保障上の観点から見ても、きわめて重要な技術開発の初期フェーズを支援できることを、Coral Capitalとして光栄に思います。
Globis Capital Partners
代表パートナー 今野 穣 氏
インベストメントプロフェッショナル 中村 達哉 氏



今回、3つの理由から大熊ダイヤモンドデバイス社に投資させていただくに至りました。
1. パワー及び高周波半導体における不可逆かつ必然な技術的ニーズの高まり
2. 解決策となるダイヤモンド半導体は日本が世界を牽引する研究開発領域
3. その商用化実現に最も近い研究×技術×経営実務家のバランスの取れたチーム
半導体の事業化は決して平たんな道のりではありませんが、「易きになじまず難きにつく」の精神で、大熊町発・世界と伍するスタートアップとなることを期待しています!
■本件に関する問い合わせ、取材のお申し込みは下記よりご連絡ください
 https://ookuma-dd.com/contact/