アルファフュージョン株式会社の情報

大阪府大阪市北区梅田2丁目5-13

アルファフュージョン株式会社についてですが、推定社員数は1~10人になります。所在地は大阪市北区梅田2丁目5-13になり、株式会社ライト通信が近くにあります。法人番号について「5120001237269」になります。
アルファフュージョン株式会社に行くときに、お時間があれば「大阪市立科学館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


住所
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目5-13
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推定社員数
1~10人
地域の企業
3社
株式会社ライト通信
大阪市北区梅田1丁目1番3-2700大阪駅前第3ビル27階
環産業株式会社
大阪市北区梅田1丁目1番3-2407号
ユニプラス機械株式会社
大阪市北区梅田3丁目3番20号
地域の観光施設
3箇所
大阪市立科学館
大阪市北区中之島4-2-1
大阪市立東洋陶磁美術館
大阪市北区中之島1-1-26
大阪中之島美術館
大阪市北区中之島4-3-1
地域の図書館
1箇所
大阪府立中之島図書館
大阪市北区中之島1丁目2-10
法人番号
5120001237269
法人処理区分
新規

アルファフュージョンとQST、腫瘍に高発現するタンパク質をターゲットにした複数の新規アスタチン治療薬の研究開発開始
2023年07月21月 07時
―共同研究契約を締結―アルファフュージョン株式会社(代表取締役CEO:藤岡直、大阪府大阪市北区)は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(理事長 小安重夫。以下「QST」という。)量子生命・医学部門 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部 張明栄部長らのグループと、腫瘍に高発現するタンパク質(非公表)をターゲットとした複数の新規アスタチン治療薬の研究開発を行う共同研究契約を締結しました。
アルファフュージョンにとっては、国立大学法人大阪大学に続いて国内二つ目の共同研究先となります。
α線を放出する放射性同位体(α線放出核種)をがん細胞に集積する化合物に結合させ、がん患者に静脈注射することで、がんを物理的に殺傷するという標的α線核医学治療(Targeted Alpha Therapy; TAT)は現在世界的に注目を浴びています。アスタチンとは、α線放出核種の一つであり、基礎研究においてその臨床有用性が示され始めていること、量産製造技術の確立が進んでいることから実用化が期待されています。
複数のサイクロトロンを保有するQSTは、自施設で放射性同位体を製造できる強みを活かし、核医学研究で世界を牽引してきた研究機関の一つです。張明栄部長らのグループは、これまで数多くの核医学診断薬・治療薬を開発、製造し、臨床研究にも提供してきた実績を持ちます。近年はアスタチンを用いたTAT創薬研究にも力を入れており、多くの研究成果を発表しています。
今回の共同研究によりアルファフュージョンは、QSTのTAT創薬基礎研究の強みに、同社のTAT創薬研究開発の強みをかけあわせ、現在大きく発展しているTATの領域で独自の治療薬の開発をさらに加速させます。
アルファフュージョンは、これからも広く国内外の研究機関・企業と協業しながら、世界のアスタチン創薬をリードし続けていきます。
問い合わせ先
info@alpha-fusion.com
担当:広報担当

内閣府原子力委員会にて、代表取締役の中野が発表
2023年05月02月 07時
~アルファ線国際学会において進むアスタチン供給体制~4月18日に開催された内閣府・原子力委員会の定例会議において、弊社代表取締役の中野が国際的なアルファ線治療の学会であるTAT12にて、日本発のグローバルにおけるアスタチン供給体制について、報告・プレゼンテーションを行ったことを発表します。
TAT12とは
標的アルファ線治療(TAT)を代表する国際学会で、隔年開催にて今年で12回目となります。コロナ禍を経ての対面による会合は4年ぶりで、今年はCape town (South Africa)にて開催されました。
原子力医委員会での発表について
アルファフュージョン社代表取締役の中野(兼 大阪大学核物理研究センター センター長)により、TAT12にて討議された日米欧アスタチン供給ネットワーク構築に向けた進展が共有されました。
当該会議では、アスタチン創薬の実現に向け、日米欧の協力体制(World Astatine Community; WAC)の組成が発表されました。WACには、日米欧の研究機関に加え、民間企業として、当社の株主でもある住友重機械工業様(https://www.shi.co.jp/info/2023/6kgpsq000000mluy.html)と、創薬を世界で担う企業として当社の存在も世界に公開されました。
国際的な産学連携に加え、各国公的機関も産業化に強いコミットメントを示しています。米国DoE(エネルギー省)、欧州(COST-NOARネットワーク)、IAEA(世界原子力機関)と日本が協力して構築していきます。日本への期待値も高く、本邦における短寿命RIプラットフォームを通じたアスタチン供給網、ならびに加速器の強みを活かした大阪大学・福島県立医科大学でのアスタチン供給についても言及され、日本で先行しているアスタチン供給の実績をもとに、グローバルでも貢献していくことが示されました。
当社は、このような国際的にも高まる期待を受けて、アスタチン創薬の世界的な中核企業として、医薬品の有用性やエビデンスの早期創出を図って参ります。
また同時に、日本におけるアスタチン創薬実用化に向けた十分量のアスタチン供給を目指し、Japan Astatine Community(JAC)の設立が報告され、その準備会の世話人に住友重機械工業・滝和也氏の就任が発表されました。
本邦においては、阪大で建設中の新型加速拠点(経産省・Jイノベプラットフォーム事業)に加え、産業レベルのアスタチン供給ネットワークが構築された際の事例として、理科大を中心とした東の研究開発拠点構想についても紹介されております。
詳しくは内閣府原子力委員会の以下リンクを参照ください:
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2023/siryo14/index.htm
アルファフュージョン社は、アスタチン創薬の根幹ともなる供給ネットワーク構築に向け、全世界のステークホルダーと連携し、確固たるアスタチン供給体制の構築にコミットしていくことを表明致します。

アルファ線国際学会アスタチン供給体制


アルファ線国際学会アスタチン供給体制


大阪大学・理研・アルファフュージョン社、アスタチン創薬による世界初の難治性前立腺がん治験に向け準備開始
2022年11月17月 12時
~2021年11月開始の難治性甲状腺がん治験に続き~アルファフュージョン株式会社(代表取締役CEO:藤岡直、本社:大阪府北区)は、共同研究先の大阪大学医学系研究科 核医学の渡部直史助教ら放射線科学基盤機構の研究チームと、難治性前立腺がんに対する医師主導治験準備の開始を発表いたします。
本治験・研究成果については、大阪大学のウェブサイト:https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2022/20221114_1
また添付の大阪大学・理化学研究所・アルファフュージョンの共同プレスリリースを参照ください:
https://prtimes.jp/a/?f=d91191-3-bf86e00b8aaa9b7d047c6dab7715350e.pdf
近年、短い飛程でエネルギー(治療効果)の高い放射線として、アルファ線の治療利用が進んでいます。標的アルファ線治療では、アルファ線を出す核種とがんに集積するリガンドを組み合わせ薬剤とし、静脈内投与を行うことで、正常組織に影響を与えることなくがん細胞選択的にアルファ線でがんの治療が可能となります。
アスタチンは大阪大学を中心に研究開発が進められてきたアルファ線核種のひとつで、国内では男性で新規罹患数の最も多いがんである前立腺がんにおける新たな治療オプションとすべく、研究されてきました。
渡部助教らの研究チームが開発した、前立腺がんに発現する前立腺特異的膜抗原(PSMA : Prostate Specific Membrane Antigen)を標的とした新たなアルファ線治療に用いるアスタチン標識PSMAリガンド([At-211]PSMA5)は、非常に有望な医薬品候補化合物です。前立腺がんのモデルマウスにおいて、腫瘍に高い集積を示し、単回投与で腫瘍の退縮効果が長期間持続することが確認されており、世界初のアスタチンを用いた前立腺がん治療薬としての実用化に向け、大阪大学とアルファフュージョンの連携体制で開発を進めていきます。

2021年11月開始の難治性甲状腺がん治験アルファフュージョン株式会社

[At-211]PSMA5は、2021年11月より既に難治性分化型甲状腺がんに対する医師主導治験が開始されているアスタチン化ナトリウム([At-211]NaAt)に続き、第二のアスタチン標識標的アルファ線治療薬パイプラインとして大きな期待を寄せています。さらに、大阪大学とアルファフュージョン株式会社は共同研究講座(アスタチン創薬実用化共同研究部門)を組成し、強固な連携体制のもと、第三、第四と次なるパイプラインの創出に取り組んでいます。
今後も、この革新的なアスタチン創薬を拡大するため、大阪大学のみならず、あらゆるアカデミアや研究機関・企業とも連携を拡大していきたいと考えております。
今回、[At-211]PSMA5は、日本医療研究開発機構(AMED)橋渡し研究(シーズF)に採択されています。シーズFは、特定の企業との連携が確立していることが応募の必須条件となっており、本シーズの有用性・実用化への道筋・大阪大学とアルファフュージョンの連携体制も評価され採択されました。最長5年(年間上限70,000千円)の助成のもと、アルファフュージョンも実用化に向けた貢献をしてまいります。
またアルファフュージョンは、今後の多施設共同治験の実施に向けて大阪大学と協力し、経済産業省「地域の中核大学の産学融合拠点の整備」に係る補助事業(Jイノプラ)に採択されました。大阪大学核物理研究センターにおいて、大手メーカーの協力のもと大規模なアスタチンの製造拠点の建設が既に開始されています。
今後もアルファフュージョンは、加速器によるアスタチン核種製造・リガンドへの標識技術・モデル生物を用いた評価系・臨床入りしているパイプラインの開発・実用化に向けたサプライチェーン構築、と一気通貫でアスタチン創薬を加速化していき、本領域での世界でのトップランナーであり続けます。
アルファフュージョン株式会社について
アルファフュージョン株式会社は、主に大阪大学及び科学技術振興機構(JST)産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA QiSS)の成果に基づき設立された、アスタチン(At-211)創薬の社会実装を担うベンチャー企業です。
近年急速に世界的に大きく注目される標的アルファ線核医学治療分野において、日本発のオリジナリティを活かし、本邦の大手加速機器メーカーとも連携して、アスタチン創薬応用の可能性を具体化し、世界水準にて革新的ながん治療プラットフォームの構築を志します。
標的アルファ線核医学治療は、既存のがん創薬とは一線を画し、核物理学・創薬化学・医学生物学の融合がもたらす「マイクロ外科手術」とも考えられています。アルファ線を放出するアルファ線核種と、がん腫瘍のみに集積する化合物を結合することで、アルファ線でがん腫瘍のみを攻撃することができ、これまでにない高い有効性と安全性を有するがん治療となることが期待されています。
アルファフュージョン株式会社は、[At-211]NaAt・[At-211]PSMA5に続き、広く、低分子及び抗体へのアスタチン導入化合物の技術研究及び創薬開発・事業開発を行っております。
治験責任医師:大阪大学医学系研究科 渡部直史助教 コメント
大阪大学で開発を進めてきたアスタチン創薬シーズが、AMED橋渡し研究事業に採択され、理化学研究所、アルファフュージョン株式会社との強固な連携の下で、医師主導治験開始までの目処が立ったことを大変喜ばしく思っております。現在、阪大病院ではPSMAを標的としたPET画像診断の臨床研究が実施されており、多くの進行前立腺がんの患者さんでPSMAの高発現を確認しています。一刻も早く患者さんの元に届けられるように、アルファフュージョンとの産学連携をより一層強め、2024年度の治験開始を目指したいと思います。