ファーマバイオ株式会社の情報

愛知県名古屋市西区上名古屋4丁目14番17号

ファーマバイオ株式会社についてですが、所在地は名古屋市西区上名古屋4丁目14番17号になり、近くの駅は浄心駅。エンボスグラフィー株式会社が近くにあります。また、法人番号については「2180001090780」になります。
ファーマバイオ株式会社に行くときに、お時間があれば「トヨタ産業技術記念館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
ファーマバイオ
住所
〒451-0025 愛知県名古屋市西区上名古屋4丁目14番17号
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周辺の駅
4駅
名古屋地下鉄鶴舞線の浄心駅
名古屋地下鉄名港線の名城公園駅
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名古屋地下鉄名港線の黒川駅
地域の企業
3社
エンボスグラフィー株式会社
名古屋市西区上名古屋3丁目7番25号
株式会社伊藤精工
名古屋市西区上名古屋4丁目7番20号
株式会社大川商会
名古屋市西区上名古屋2丁目23番10号
地域の観光施設
1箇所
トヨタ産業技術記念館
名古屋市西区則武新町4-1-35
法人番号
2180001090780
法人処理区分
吸収合併
法人更新年月日
2020/12/11
法人変更事由の詳細
令和2年11月18日東京都江東区青海二丁目7番4号ファーマバイオインストルメント株式会社(8010601047225)を合併

既存治療に抵抗性の新生血管型加齢黄斑変性におけるヒト(同種)皮下脂肪組織由来間葉系幹細胞シート(PAL-222)移植の第I/IIa相臨床試験(治験)(試験名:PRESERVE試験)の治験開始について
2025年04月11月 14時
既存治療に抵抗性の新生血管型加齢黄斑変性におけるヒト(同種)皮下脂肪組織由来間葉系幹細胞シート(PAL-222)移植の第I/IIa相臨床試験(治験)(試験名:PRESERVE試験)の治験開始について
2025年3月、国立大学法人山口大学(山口市、学長:谷澤幸生)とファーマバイオ株式会社(本店所在地:名古屋市、代表取締役:草野 仁)は、「既存治療に抵抗性の新生血管型加齢黄斑変性に対するヒト(同種)皮下脂肪組織由来間葉系幹細胞シート(PAL-222)移植の臨床試験(Progression Suppression and Retinal Regression in VEGF-resistant AMD: PRESERVE試験、登録番号 jRCT2063240083)」(以下、「本試験」といいます。)の実施に関する契約を締結し、この度、第一例目の移植手術が完了したことを報告いたします。
本試験は、山口大学 大学院医学系研究科 眼科学講座及び細胞デザイン医科学研究所(木村和博教授)の支援のもと、山口大学医学部附属病院を実施医療機関として開始されました。
PAL-222は、名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学分野 安川 力教授による世界初の独自開発技術、すなわち、細胞自身が産生する細胞外マトリックス成分
※1
のみから構成されるブルッフ膜様構造を伴う細胞シート作製技術を基盤とし、ファーマバイオ社が内因性の足場構造を伴う細胞シート化技術として独自に応用、発展させ、この技術によりヒト(同種)皮下脂肪組織由来間葉系幹細胞をシート化した再生医療等製品です。なお、PAL-222は、臨床試験開始に先立って実施された非臨床試験(毒性、造腫瘍性試験等の安全性試験ならびに網膜保護効果を確認する薬効・薬理試験など)により安全性および有効性が確認されております。
本試験は、既存治療に抵抗性を示す新生血管型加齢黄斑変性患者を対象に、PAL-222を移植したときの有効性及び安全性を探索的に確認する、第I/IIa相、非遮蔽・非無作為化比較試験であり、組み入れ予定症例数は10例です。
「加齢黄斑変性(AMD; Age-related Macular
Degeneration)」は、ものを見るときに重要な役割を持つ網膜の中心部の「黄斑」に障害があらわれる病気です。加齢との関係が深く、視覚による身体障害の原因の第4位
1)
になっています。50歳ごろから発症し、男性に多く起こることが特徴で、年齢が高くなるにつれて発症率が上がります
2)

黄斑には多くの神経が集まっており、この黄斑の細胞が、老廃物(ドルーゼン
※2
)などの影響により障害を受ける(萎縮型)だけでなく、老廃物排除に関係する慢性炎症の結果、黄斑に生じる黄斑新生血管
※3
から血液成分が漏れる(新生血管型)ことにより、視機能を急激に悪化させることが本疾患の特徴です。
日本人のAMDのほとんどは、新生血管型AMDですが、近年のバイオ技術の進歩により、抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法が定着し予後は改善したものの、長期の経過で抗VEGF療法に抵抗する症例も多く、本疾患が抗VEGF療法に治療抵抗性となる要因に、網膜機能の安定に大変重要な働きのある「網膜色素上皮
※4
」の欠損や萎縮(疲弊)が関与することが考えられてきました。現時点において、抗VEGF療法に治療抵抗性の症例への治療法は存在せず、本試験の今後の結果が期待されるところです。
今回、移植手術を担当した治験責任医師である山口大学医学部附属病院の平野晋司講師は次のように述べています。
「本試験は新生血管型加齢黄斑変性治療において大きな進歩となった抗VEGF療法を補完する大きな支えとなることが期待されます。加齢黄斑変性への新たな一歩として、一日も早くこの製品が承認されることを期待しております。」
また、ファーマバイオ株式会社は次のようにコメントしています。
「木村和博教授、平野晋司講師を始め、対象患者選定に多大なるご尽力をいただいた湧田真紀子講師、技術移転に多くの貢献をいただいた東島史明助教を含む山口大学病院眼科グループの皆様には、弊社との共同研究契約のもと、本試験の速やかな実現に向けて多大なるご尽力をいただき、心より感謝申し上げます。また、本試験に参加された患者様と御家族の皆様、そして関係者の皆様のご協力に感謝するとともに、一日も早く疾病に苦しむ方々のお役に立てるよう、PAL-222の可能性を更に追求して参りたいと考えております。」
1)日本眼科学会雑誌.118:495-501, 2014若生里奈、安川力ら
2)Yasuda M et al; Ophthalmology 2009;116:2135-40
黄斑部の断面図(イメージ)




[PAL-222について]
PAL-222は、名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学分野 安川 力教授の独自技術である、世界初の細胞自身が産生する細胞外マトリックス成分のみから構成されるブルッフ膜様構造を伴う細胞シート作製方法を、ファーマバイオ社が応用して開発した内因性の足場構造を伴う間葉系幹細胞シートです。細胞懸濁液
※5
の移植と比較して、1.細胞生着率向上2.(視機能改善、維持につながる)移植細胞の機能発揮 3.合併症リスク軽減等の可能性をもつとともに、間葉系幹細胞の特性である同種拒絶反応を起こしにくく、種々の成長ホルモン、サイトカインを分泌することにより、周囲の組織機能の賦活化・保護効果を有することが期待されます。
[ファーマバイオ株式会社について]
社名                 ファーマバイオ株式会社/PharmaBio Corporation
代表取締役        草野 仁
設 立              2010年(有限会社より移行して設立)
事業内容         再生医療等製品の研究開発
再生医療等製品の開発製造受託サービスおよび受託検査サービス
URL

https://www.pharmabio.co.jp/

【用語解説】
※1 細胞外マトリックス成分:
細胞が接着したり、組織を形作ったり、外力に抵抗するために必要な成分で、細胞から作られるコラーゲン線維(膠原線維)や弾性線維、その他、多くの物質からできています。
※2 ドルーゼン:
網膜組織が機能することにより産出される代謝産物(老廃物)は、一般に網膜色素上皮(※4)により処理・輸送・代謝されますが、この網膜色素上皮の機能低下により、この老廃物は網膜色素上皮下に滞積します。局所に滞積して眼底検査で検出できるものをドルーゼンと呼びます。このドルーゼンの存在は老廃物の滞積を示唆し、炎症が惹起され、新生血管の誘導する新生血管型や組織破壊による萎縮型のAMD病態に関与すると考えられます。
※3 黄斑新生血管:
網膜外層組織への栄養や酸素は、脈絡膜に存在する毛細血管から、網膜色素上皮(※4)を通じて供給されます。ドルーゼンなど老廃物を介した炎症などの刺激を受けると、脈絡毛細血管板から、時に網膜の血管から、ひ弱な新しい血管を毛細血管から分岐します。これを黄斑新生血管と呼びます。これは、新生血管型加齢黄斑変性に特徴的な病態の一つです。
※4 網膜色素上皮:
網膜の一番外側にある1層の細胞で、網膜の視細胞のメンテナンスや栄養物質や老廃物の輸送や代謝、脈絡膜からの血液の不要な成分の移動を遮断して、網膜の光を感受する高度な機能を支えています。網膜機能維持に網膜色素上皮は不可欠で、萎縮すると脈絡毛細血管板、網膜の視細胞も萎縮してしまいます。
※5 懸濁液:
固体微粒子が混じった液体を意味しますが、この場合、バラバラの細胞を含む液体のことで、シート状でなくバラバラの細胞の状態で移植する手段を示します。
【研究に関する問い合わせ】
山口大学 大学院医学系研究科 眼科学講座
教 授 木村 和博
講 師 平野 晋司
〒755-8505 山口県宇部市南小串1-1-1
TEL:0836-22-2278
E-mail:adminoph@yamaguchi-u.ac.jp
名古屋市立大学 大学院医学研究科 視覚科学分野
教 授 安川 力
〒467-8601 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1
TEL:052-853-8251
E-mail:gankasec@med.nagoya-cu.ac.jp
ファーマバイオ株式会社
社長室長 高木 康
〒210-0821 神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-22ライフイノベーションセンター2F
E-mail:press@pharmabio.co.jp
【取組に関する問い合わせ】
山口大学 学術研究部ライフサイエンス支援課研究所
〒755-8505 山口県宇部市南小串1-1-1
TEL:0836-85-3065
E-mail:sh088@yamaguchi-u.ac.jp
【報道に関する問い合わせ】
山口大学 総務企画部総務課広報室
〒753-8511 山口県山口市吉田1677-1
TEL:083-933-5007
E-mail:sh011@yamaguchi-u.ac.jp
名古屋市立大学 病院管理部経営課
〒467-8601 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1
TEL:052-858-7113  FAX:052-858-7537
E-mail:hpkouhou@sec.nagoya-cu.ac.jp

「近視性網脈絡膜萎縮患者に対するヒト(同種)皮下脂肪組織由来間葉系幹細胞シート(PAL-222)」における共同研究開発契約締結について
2023年07月26月 10時
ファーマバイオ株式会社(本社 愛知県名古屋市、代表取締役社長:草野 仁、以下「ファーマバイオ」)とエイツーヘルスケア株式会社(本社 東京都文京区、代表取締役社長:神谷 均、以下「エイツーヘルスケア」)は、2023年7月14日付にて「近視性網脈絡膜萎縮(以下「本疾患」患者に対するヒト(同種)皮下脂肪組織由来間葉系幹細胞シート(PAL-222(※1))」における共同研究開発契約書を締結しました。
本疾患に関しては、現在、既存治療法が確立されていない重篤な疾患であり、最終的に社会的失明(※2)に至るとされております。ファーマバイオでは、細胞自身が産生する細胞外マトリックス成分のみで構成される独自の細胞シート製造技術を用いて、再生医療等製品であるPAL-222を開発するとともに本疾患の治療法に関する研究を重ね、現在、臨床治験フェーズ(第I/IIa相臨床試験(PAMyCA試験))に入っております。
また、エイツーヘルスケアにおいては、従来の臨床開発支援業務のみならず新しい手法での臨床開発支援方法を模索しておりました。この度、エイツーヘルスケアが「Pipeline Accelerator」として、これまで培ってきた国内外における再生医療等製品の豊富な開発経験をもとに技術評価を進めることにより、PAL-222はイノベーションによるアンメットメディカルニーズの解決を可能とする開発価値の高い製品であるとの結論に達しました。加えて、PAL-222の製品技術は、日本国内に限らず海外においても先例のない革新的な治療方法の一端を担うことを期待しております。
両社は、2016年5月に「業務提携契約書」を締結しており、今回の共同研究開発契約の締結を通じ、本疾患の治療をお待ち頂いている患者様に一日でも早くお届けできるよう、尽力して参ります。
(※1)PAL-222について
PAL-222は、名古屋市立大学大学院医学研究科の視覚科学分野 安川 力教授の独自技術である、世界初の細胞自身が産生する細胞外マトリックス成分のみから構成されるブルッフ膜様構造を伴う細胞シート作成方法を用い、ファーマバイオが応用して開発した内因性の足場構造を伴う間葉系幹細胞シートです。細胞懸濁液の移植と比較して、1.細胞生着率向上 2.(視機能改善、維持につながる)移植細胞の機能発揮 3.合併症リスク軽減等の可能性をもつとともに、間葉系幹細胞の特性から、同種拒絶反応を起こしにくく、種々の成長ホルモン、サイトカインを分泌することにより、周囲の組織機能の保護効果を有することが期待されます。
本年より、名古屋市立大学病院において第I/IIa相臨床試験(PAMyCA試験)を開始しております(https://www.pharmabio.co.jp/news/view/43)。
(※2)日常生活に支障をきたすレベルの失明(日本では矯正視力0.02以下)
【図:PAL-222の位置付けについて】

ファーマバイオ株式会社本社

【ファーマバイオ概要】
2010年10月に有限会社より移行して設立、主たる事業として、再生医療等製品の開発、 細胞医薬品に関する製造プロセス開発および製造受託、細胞の微生物安全性試験等、各種受託試験・検査業務を実施。他社に先駆けて2011年より再生医療等製品の開発製造受託事業を開始、グローバル企業を含め、GMP/GCTPに準拠した業務を受託。確固たる製造ノウハウを軸に、品質の高い受託製造サービスのみならず新たな再生医療等製品の開発に取り組んでいる。
ファーマバイオ株式会社:https://www.pharmabio.co.jp
【エイツーヘルスケア概要】
2003年7月、エイツーヘルスケアの前身となる(株)ACRONETとして分社独立。東京・大阪に約1,100名を擁する業界大手のCRO(主に治験を製薬企業より受託し実施する業種)として、これまでに数多くの薬剤の開発に携わっている。従来からの生活習慣病領域に加え、抗癌剤領域・中枢神経系領域・呼吸器領域・ワクチン領域・再生医療等製品の開発を得意とすると共に、臨床試験の効率化に向けてRBM、eSource Data、eSubmission、Decentralized Clinical Trial等の様々な先進的なソリューションを導入推進。また、伊藤忠商事の100%子会社であり、同グループのヘルスケア事業の中核をなす事業会社として位置づけられている。
エイツーヘルスケア株式会社:http://www.a2healthcare.com
【本件に関するお問い合わせ先】
ファーマバイオ株式会社
プロジェクト推進部
E-mail:ir_admin@pharmabio.co.jp
エイツーヘルスケア株式会社
ビジネス・ディベロップメント本部 次世代事業推進部
E-mail: marke@a2healthcare.com
プレスリリースPDFダウンロード
https://prtimes.jp/a/?f=d113441-4-a516d975d763db375f9f1a8c6752359e.pdf

「細胞シート」製造用機器・資材類の共同開発に関するお知らせ
2022年12月12月 11時
「細胞シート」の製造用機器とその消耗資材(シングルユース部素材)の開発を進め、持続的な発展ができ、社会課題解決に貢献する再生医療分野での新しいビジネスの創出を目指して参ります。この度、ニッタ株式会社(大阪府大阪市、代表取締役社長 石切山靖順 以下ニッタ)と
ファーマバイオ株式会社(愛知県名古屋市、代表取締役社長 草野 仁 以下ファーマバイオ)は、ファーマバイオが開発した再生医療等製品の一つである、眼科疾患の移植治療用細胞シート(以下「細胞シート」)の製造機器・資材類の共同開発を行うことで合意しましたのでお知らせします。
【本共同開発の目的及び内容】
再生医療等製品*は、生きた細胞や遺伝子を用いて、これまで治療が困難であった疾患の治療を可能にする治療用製品です。既に国内でも複数の製品が承認されており、医療現場での実用化は進みつつありますが、未だ、生産技術および効率面等での課題があります。
ファーマバイオは、新規の再生医療等製品の臨床開発、保有する自社工場での製造および他社の再生医療等製品の開発製造の受託に取り組んでいます。同社が臨床試験に使用する「細胞シート」の独自技術は、患部への細胞の生着率の向上や、投与・移植時におけるデリバリーを容易にすることにより、高い安全性・有効性を発揮することが期待されています。
ニッタは、保有する樹脂チューブ製品等の医療用送液技術や、フィルタ等の滅菌、無菌環境器材及び機械装置の設計開発技術を活用して、資本提携関係にあるファーマバイオが開発した「細胞シート」の製造工程での機械化、省人化に貢献します。
両社は共同で、「細胞シート」の製造用機器とその消耗資材(シングルユース部素材)の開発を進め、持続的な発展が期待され、社会課題解決に貢献する再生医療分野での新しいビジネスの創出を目指して参ります。
*医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条9号で規定される再生医療等製品
                                                以上
プレスリリース資料
https://prtimes.jp/a/?f=d113441-20221212-04b983d4602c296b76b5a16de4993d6b.pdf