ローム株式会社の情報

京都府京都市右京区西院溝崎町21番地

ローム株式会社についてですが、推定社員数は1001~5000人になります。所在地は京都市右京区西院溝崎町21番地になり、近くの駅は西院駅。厚生労働省より『両立支援のひろば 一般事業主行動計画公表』を受けました。特許については2015年05月11日に『過熱保護回路並びにこれを用いた半導体集積回路装置及び車両』を出願しています。法人番号については「9130001000052」になります。


法人名フリガナ
ローム
住所
〒615-0045 京都府京都市右京区西院溝崎町21番地
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推定社員数
1001~5000人
認定及び受賞
厚生労働省より『両立支援のひろば 一般事業主行動計画公表』
厚生労働省より『女性の活躍推進企業』
厚生労働省より『ポジティブ・アクション』
2016年06月12日に国土交通省より『「みどりの愛護」功労者表彰』
厚生労働省より2019部門で『次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定』
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
阪急京都線の西院駅
嵐電嵐山本線の西院駅
阪急京都線の西京極駅
JR西日本山陰本線の丹波口駅
特許
2015年05月11日に『過熱保護回路並びにこれを用いた半導体集積回路装置及び車両』を出願
2015年05月11日に『半導体装置』を出願
2015年05月01日に『DSDデコーダ、オーディオシステム』を出願
2015年04月30日に『比較回路、電源制御IC、スイッチング電源装置』を出願
2015年04月24日に『オーディオ回路、それを用いた車載用オーディオ装置、オーディオコンポーネント装置、電子機器』を出願
2015年04月24日に『モータ駆動装置及びモータ駆動装置の駆動方法』を出願
2015年04月24日に『スイッチング電源装置』を出願
2015年04月23日に『差動増幅器』を出願
2015年04月22日に『窒化物半導体エピタキシャルウェハおよびその製造方法』を出願
2015年04月20日に『プリント配線基板』を出願
2015年04月17日に『バスコントローラおよび電源装置、電源アダプタ』を出願
法人番号
9130001000052
法人処理区分
吸収合併
法人更新年月日
2020/04/13
法人変更事由の詳細
令和2年4月1日滋賀県大津市晴嵐二丁目8番1号ローム滋賀株式会社(6160001018706)を合併

電源設計をコンパクトに!「PFC+フライバック制御リファレンス」新登場
2025年06月19月 09時
電源設計をコンパクトに!「PFC+フライバック制御リファレンス」新登場
LogiCoA(ロジコア)(TM)リファレンスデザインボード「LogiCoA003-EVK-001」
要旨
ローム株式会社(本社:京都市)は、民生、産業機器向け電源で広く使用されている電流臨界モードPFC(Power Factor Correction)(*1)と疑似共振フライバック(*2)の2種類のコンバータを1つのマイコンで制御するリファレンスデザイン「

REF67004

」を新たに開発しました。ロームの強みであるシリコンMOSFETなどのパワーデバイスやゲートドライバICで構成されたアナログ制御パワーステージ回路と、低消費電力の

LogiCoA(TM)マイコン

を中心としたデジタル制御電源回路を組み合わせたアナログ・デジタル融合制御技術による「

LogiCoA(TM)電源ソリューション

」を提供しています。




LogiCoA(TM)リファレンスデザインボード「LogiCoA003-EVK-001」
今回リリースする「REF67004」は、AC入力を電流臨界モードPFCコンバータで昇圧した後、疑似共振フライバックコンバータでDC 24Vを出力するリファレンスデザインです。外付け部品における特性の「バラツキ」を補正するキャリブレーション機能を備えており、LogiCoA(TM)マイコンが高精度で各種電圧設定や過電流保護を行います。これにより、電源の設計マージンを小さく見積もることができるため、より小型(低電力)のパワーデバイスやインダクタを選択可能となり、電源の実装面積削減やコスト削減に貢献可能です。
また、「REF67004」は、ログ保存機能により、LogiCoA(TM)マイコン内蔵の不揮発性メモリに入力電圧、出力電圧・電流、温度などの動作履歴、停止直前の動作状態および累積稼働時間を保存できます。これらのデータを解析することで電源の故障原因を容易に特定することもできます。なお、電源のさまざまな制御パラメータや動作履歴は、ローム公式Webサイト上で公開している

電源制御用OS「RMOS(アールモス:Real time Micro Operating System)」

を含むサンプルプログラムなどを使用することで、PC上からUART(ユーアート:信号変換機器)経由で容易に設定・取得できます。さらに、リファレンスデザインボード「

LogiCoA003-EVK-001

」(サンプル価格100,000円/個:税抜)を使用することで実機評価も可能です。
リファレンスデザインボード、リファレンスボード及び、LogiCoA(TM)マイコンは、インターネット販売も開始しており、チップワンストップ(TM)、コアスタッフ(TM)オンラインなどから購入することができます。LogiCoA(TM)マイコンは、2024年6月より量産(サンプル価格650円/個:税抜)しています。


ニュースリリース


背景
小~中電力帯で動作する産業用ロボット機器や半導体製造装置等では、一般的にアナログ制御電源(*3)が広く採用されています。しかし、近年ではこれらの電源にも高い信頼性や細かい制御が求められており、アナログ制御のみの電源構成では市場要求に対応することが困難です。一方、フルデジタル制御電源(*4)は、細かい制御や設定が可能な代わりに、搭載されるデジタルコントローラの消費電力が大きいことやコストが高いという問題があり、小~中電力帯の電源においては採用が進んでいません。
この課題に対してロームは、アナログとデジタルの長所を融合したLogiCoA(TM)電源ソリューションを高機能かつ低消費電力のLogiCoA(TM)マイコンとともに開発し、さまざまな電源トポロジー(*5)を容易に制御できる環境を提供します。その第1弾として、非絶縁バックコンバータの回路でLogiCoA(TM)電源ソリューションを体感できる評価用リファレンスデザイン「

REF66009

」を公開。さらに第2弾として、民生、産業機器で多く使用されているPFCとフライバックの2つのコンバータで構成された電源のリファレンスデザイン「REF67004」の提供を開始しました。今後もさまざまな電源のリファレンスを提供し、お客様の電源開発に貢献していきます。
「LogiCoA(ロジコア)(TM)」ブランドについて
LogiCoA(TM)は、ロームが得意とするアナログ回路の性能を最大限に発揮させるために、デジタル要素を融合する設計思想に対して付与されたブランドです。アナログ回路のメリットとデジタル制御のメリットを融合することで、回路トポロジーの潜在能力をフルに引き出し、電力活用の高効率化に貢献します。ロームは、このLogiCoA(TM)を電源分野のみならずパワーソリューション全体に適用できる設計思想と考えており、今後の製品及びソリューションへの応用を視野に入れています。
・「LogiCoA(TM)」は、ローム株式会社の商標または登録商標です。
LogiCoA(TM)電源ソリューション特設ページ
ロームの公式Webサイトにて、LogiCoA(TM)電源ソリューションの基本構成や特長などをご紹介しています。


特設ページ


<LogiCoA(TM)電源ソリューション リファレンスデザイン ラインアップ
ローム公式Webサイト上では、サンプルソフトウェアの他に、評価に必要な回路図、PCBレイアウト、パーツリスト、サポートドキュメント等の各種ツールを公開しており、さらにリファレンスデザインボードを使用することで実機評価が可能です。今後、さまざまな電源トポロジーに対応できるようにリファレンスデザインを拡充していきます。




リファレンスデザイン ラインアップ
リファレンスデザイン品番

PFC+フライバックコンバータ:

REF67004


バックコンバータ:

REF66009

LogiCoA(TM)マイコン ラインアップ
タイマー連携可能な3chのアナログコンパレータや各種パラメータのデジタル制御が可能となるD/Aコンバータ等を搭載し、さまざまな電源トポロジーに対応できます。




LogiCoA(TM)マイコン ラインアップ「ML62Q2033-NNNTD、ML62Q2035-NNNTD、ML62Q2043-NNNGD、ML62Q2045-NNNGD」
LogiCoA(TM)マイコン開発支援システム
LogiCoA(TM)マイコンは、ロームオリジナル16bit RISC CPU Coreを採用しており、ローム提供の統合開発環境、およびエミュレータが利用可能です。
なお、下記ローム公式Web上のLogiCoA(TM)開発支援システムページにて、LogiCoA(TM)マイコンの開発支援システムの構成や各製品の概要を紹介しています。

https://www.rohm.co.jp/lapis-tech/product/micon/logicoa-software

インターネット販売情報
販売ネット商社:

チップワンストップ(TM)


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コアスタッフ(TM)オンライン



DigiKey(TM)



Mouser(TM)

などからリファレンスデザインボード、リファレンスボード、LogiCoA(TM)マイコンともに購入できます。




インターネット販売情報
注) 「チップワンストップ(TM)」、「コアスタッフ(TM)」、「DigiKey(TM)」、「Mouser(TM)」は、各社の商標または登録商標です。
リファレンスデザインボード情報
リファレンスデザインボード品番:

新SPICEモデル「ROHMレベル3 (L3)」公開!パワー半導体のシミュレーション速度を飛躍的に向上
2025年05月29月 09時
新SPICEモデル「ROHMレベル3 (L3)」公開!パワー半導体のシミュレーション速度を飛躍的に向上
ローム株式会社(本社:京都市)は、新たに収束性とシミュレーション速度を向上させたSPICEモデルである「ROHMレベル3 (L3)」を開発しました。
パワー半導体の損失はシステム全体の効率に大きく影響するため、設計段階のシミュレーション検証においては、モデルの精度が極めて重要です。ロームが従来提供してきたSiC MOSFET用SPICEモデル「ROHMレベル1 (L1)」は、各特性の再現性を高めることで、高精度なシミュレーションのニーズに対応してきました。しかし一方で、シミュレーションの収束性や演算時間の長さといった課題があり、改善が求められていました。
新モデル「ROHMレベル3 (L3)」では、シンプルなモデル式を採用することで、計算の安定性とスイッチング波形の精度を維持しつつ、従来モデルL1に比べてシミュレーション時間を約50%短縮できます。これにより、回路全体の過渡解析を高精度かつ短時間で実行可能とし、アプリケーション設計段階におけるデバイス評価や損失確認の効率化に貢献します。
「ROHMレベル3 (L3)」の第4世代SiC MOSFETモデル(37機種)は、2025年4月よりWebサイト上で公開しており、製品ページ等からもダウンロードが可能です。新モデルL3提供後も、従来モデルも並行して提供します。また、使い方を記したホワイトペーパーも掲載しており、スムーズな導入をサポートします。




各第4世代SiC MOSFET製品ページの「モデルとツール」よりダウンロード


トピックスページ


関連情報


ホワイトペーパー



デザインモデルのサポートページ



SiC MOSFET技術ドキュメント

今後もロームは、シミュレーション技術の向上を通じて、より高性能で高効率なアプリケーション設計を支援し、電力変換技術の革新に貢献していきます。

高耐圧GaNデバイスの駆動に最適な絶縁ゲートドライバICの量産を開始
2025年05月26月 09時
高耐圧GaNデバイスの駆動に最適な絶縁ゲートドライバICの量産を開始
ローム株式会社(本社:京都市)は、600Vクラスの高耐圧GaN HEMT駆動に適した絶縁ゲートドライバIC「

BM6GD11BFJ-LB

」を開発しました。本製品を組み合わせることでGaNデバイスの高周波・高速スイッチングにおける安定した駆動を実現し、モーターやサーバー電源など、大電流アプリケーションの小型化と高効率化に貢献します。
新製品は、ローム初の高耐圧GaN HEMT向け絶縁ゲートドライバICです。急激な電圧上昇および下降を繰り返すスイッチング動作においてデバイスと制御回路を分離し、安全な信号伝送を実現します。




高耐圧GaN向け絶縁ゲートドライバIC「BM6GD11BFJ-LB」
独自に開発したオンチップ絶縁技術を用いることで寄生容量を低減し、最大2MHzの高周波駆動を実現しました。GaNデバイスの高速スイッチング特性を引き出すことで、アプリケーションの省エネ化と高性能化に貢献するほか、周辺部品を小型化できるため実装面積の削減にもつながります。
また、絶縁ゲートドライバICのノイズ耐性を示すコモンモード過渡耐圧(CMTI) (*1)は従来品比で1.5倍となる150V/ナノ秒(ns)で、GaN HEMTスイッチング時の懸念である高スルーレートでの誤動作を防止して安定した制御をサポートします。最小パルス幅も従来品比で33%縮小し、オン時間を最小65nsに短縮。これにより高周波化しても最小Duty比を確保できるため、損失低減を最小限に抑えます。
GaNデバイスのゲート駆動電圧範囲は4.5V~6.0V、絶縁耐圧は2500Vrmsで、ロームのEcoGaN(TM)シリーズとして新しくラインアップに加わった650V 耐圧GaN HEMT「

GNP2070TD-Z

」をはじめ、さまざまな高耐圧GaNデバイスの性能を引き出します。出力側の消費電流は0.5mA(最大)で業界トップクラスの低消費電力性能を達成しており、待機電力も削減できます。
新製品は2025年3月より量産(サンプル価格600円/個:税抜)を開始しています。インターネット販売も開始しており、

コアスタッフ(TM)オンライン



チップワンストップ(TM)

などから購入することができます。


トピックスページ


EcoGaN(TM)は、ローム株式会社の商標または登録商標です。
「コアスタッフ(TM)」、「チップワンストップ(TM)」は、各社の商標または登録商標です。
開発の背景
各国のエネルギー消費が年々増加する中で、省エネ対策は世界共通の課題であり、とりわけ「モーター」や「電源」は、全世界の電力消費量の約97%を占めると言われています。その効率改善のカギを握るのが、SiC(シリコンカーバイド:炭化ケイ素)やGaN(ガリウムナイトライド:窒化ガリウム)など、新材料を用いて電力の制御や変換を担う次世代のパワーデバイスです。
ロームは、シリコン半導体やSiC向け絶縁ゲートドライバICの開発で培ったノウハウを生かし、GaNデバイス駆動に特化した絶縁ゲートドライバICの第一弾として本製品を開発しました。今後は、GaNデバイス駆動用のゲートドライバICをGaNデバイス製品とセットで提供し、アプリケーション設計の容易化にも貢献していきます。
アプリケーション例

産業機器:PVインバータ、ESS(電力貯蔵システム)、通信基地局、サーバー、産業用モーターなどの電源

民生機器:白物家電、ACアダプタ(USBチャージャー)、PC、テレビ、冷蔵庫、エアコン
用語説明
*1) コモンモード過渡耐圧(CMTI)
絶縁ゲートドライバの主要なパラメータの1つで、短時間に発生する急激な電圧上昇への耐性をいう。特にGaN HEMTなどスルーレートが高いデバイスを駆動する場合は、急激な電圧変化が生じやすく、CMTIの高いゲートドライバを用いることでデバイスの損傷を防ぎ、回路の短絡リスクを低減できる。

AIサーバー向けMOSFET 業界TOP(※)のSOAとON抵抗の両立
2025年05月22月 09時
AIサーバー向けMOSFET 業界TOP(※)のSOAとON抵抗の両立
世界的なクラウドプラットフォーム企業の推奨部品にも認定
要旨
ローム株式会社(本社:京都市)は、48V系電源のAIサーバー向けホットスワップ回路(*1)や、バッテリー保護が求められる産業機器電源などに最適な100V耐圧パワーMOSFET(*2)「

RY7P250BM

」を開発しました。
新製品は、今後需要の拡大が見込まれる8080サイズのMOSFETで、既存品からの置き換えが容易です。また、高SOA耐量(*3)(条件:VDS=48V、Pw=1ms / 10ms)と低ON抵抗(RDS(on))(*4)を両立。これにより、ホットスワップ(電源投入)動作時の高い製品信頼性を確保しながら、電源の効率を最適化し、消費電力と発熱の低減を可能にします。




製品イメージ:DFN8080-8S(8.0mm×8.0mm×1.0mm)
サーバーの安定稼働と省エネを両立するには、ホットスワップ回路において大電流負荷に耐える高いSOA耐量が不可欠です。特にAIサーバーのホットスワップ回路では、従来のサーバーより高いSOA耐量が求められています。新製品は、パルス幅10msで16A、1msにおいても50Aという業界TOPの性能を実現しており、従来のMOSFETでは対応が難しかった高負荷アプリケーションに対応できます。




SOA性能比較:従来品と新製品
新製品は、業界TOPの高SOA耐量のMOSFETとして低ON抵抗も両立し、通電時の電力損失や発熱を大幅に削減します。8080サイズの一般的な高SOA耐量を持つ100V耐圧MOSFETのON抵抗は2.28mΩ程度ですが、新製品は約18%低減した1.86mΩ(条件:VGS=10V、ID=50A、Tj=25℃)を実現。この低ON抵抗により、サーバー電源の高効率化、冷却負荷の低減、電力コスト削減に貢献します。
また新製品は、世界的なクラウドプラットフォーム企業の推奨部品にも認定されており、今後AIサーバーで採用が進む見込みです。信頼性と省エネが重視されるサーバー分野において、高いSOA耐量と低ON抵抗のバランスがクラウド用途で評価されました。
なお、新製品は、当面月産100万個の体制で量産(サンプル価格800円/個:税抜)を開始しています。生産拠点は、前工程がローム株式会社(滋賀工場)、後工程がOSAT(タイ)です。インターネット販売も開始しており、コアスタッフ(TM)オンライン、チップワンストップ(TM)などから購入できます。
今後ロームは、サーバーや産業機器向けの48V電源対応製品ラインアップを継続的に拡充し、高効率かつ高信頼性のソリューションを提供することで、持続可能なICTインフラの構築や省エネに貢献していきます。


ニュースリリース


※2025年5月22日現在 8080サイズパッケージの100V耐圧パワーMOSFETでローム調べ
背景
AI技術の急速な進化に伴い、データセンターの負荷は飛躍的に増大し、サーバーの電力消費も年々増加しています。特に、生成AIや高性能GPUを搭載したサーバーの普及が進むにつれ、さらなる電力効率の向上と大電流対応という相反するニーズの両立が課題でした。こうした中、従来の12V系電源より変換効率に優れた48V系電源システムへの移行も進んでいます。また、サーバーを稼働したままモジュール交換を実現するホットスワップ回路においても、突入電流(*5)や過負荷時の破壊を防ぐために、高SOA耐量と低ON抵抗を兼ね備えたMOSFETが求められています。
新製品「RY7P250BM」は、8080サイズにおいて業界TOPの高SOA耐量と低ON抵抗を両立し、データセンターでの電力損失低減や冷却負荷軽減に寄与し、サーバーの高信頼性と省エネに貢献してまいります。
製品主要特性




100V耐圧パワーMOSFET「RY7P250BM」主要特性
アプリケーション例

48V系統AI(人工知能)サーバーや、データセンターの電源ホットスワップ回路

48V系統の産業機器電源(フォークリフト、電動工具、ロボット、ファンモーター等)

AGV(無人搬送車)等のバッテリー駆動産業機器

UPS、非常用電源システム(バッテリーバックアップユニット)
インターネット販売情報
販売開始時期:
2025年5月から
販売ネット商社:

コアスタッフ(TM)オンライン



チップワンストップ(TM)

それ以外のネット商社からも順次発売していきます。
販売対象製品:

RY7P250BM





販売ネット商社
注) 「コアスタッフ(TM)」、「チップワンストップ(TM)」は、各社の商標または登録商標です。
EcoMOS(TM)(エコモス)ブランドについて
EcoMOS(TM)は、パワーデバイス分野において省エネ化が要求されるアプリケーションに最適な、ロームが開発するシリコンパワーMOSFETのブランドです。
家電、産業機器、車載などの幅広いアプリケーションに搭載されるEcoMOS(TM)は、ノイズ性能やスイッチング性能などの多岐にわたるパラメータから、用途に応じた製品選択ができるラインアップを展開しています。




EcoMOS(TM)ブランド
・EcoMOS(TM)は、ローム株式会社の商標または登録商標です。
用語説明
*1) ホットスワップ回路
機器の電源を稼働させたまま部品の取り外しや挿入を可能にするホットスワップ機能を支える回路全体のこと。MOSFETや保護素子、コネクタなどで構成され、部品挿入時に発生する突入電流の抑制や過電流保護を担い、システムや接続された部品を安全に動作させる役割を果たす。




ホットスワップ回路イメージ
*2) パワーMOSFET
電力変換やスイッチング用途に使用されるMOSFETの一種。ソースに対して正の電圧をゲートに印加することで導通状態になるNchが主流で、Pchに比べてON抵抗が小さく高効率であることが特徴。低損失、高速スイッチングを実現できるため、電源回路・モータ駆動回路・インバータ等に広く採用されている。
*3) SOA(Safe Operating Area)耐量
デバイスが破損せず安全に動作できる電圧・電流の範囲のこと。この安全動作領域を超える動作は熱暴走や損傷の原因となるため、特に突入電流や過電流が発生するアプリケーションでは、SOA耐量を考慮する必要がある。
*4) ON抵抗(RDS(on))
MOSFETを動作(オン)させたときのドレイン・ソース間の抵抗値のこと。値が小さいほど、動作時のロス(電力の損失)が少なくなる。
*5) 突入電流(Inrush Current)
電子機器の電源を入れた際に、瞬間的に流れる定格電流値を超えた大電流のこと。電源回路の部品等に負荷がかかるため制御することで、デバイスの損傷防止やシステムの安定化が図れる。

ロームの最新2kV SiC MOSFETを搭載したセミクロンダンフォスのモジュールが、SMAの太陽光システムに採用
2025年05月12月 10時
ロームの最新2kV SiC MOSFETを搭載したセミクロンダンフォスのモジュールが、SMAの太陽光システムに採用
新型ソーラーシステム「Sunny Central FLEX」
世界をリードする太陽光発電および蓄電システム技術の専門企業であるSMAソーラーテクノロジーAG(以下、SMA)は、ローム株式会社の最新2kV SiC MOSFETを搭載したセミクロンダンフォスのパワーモジュールを、新型ソーラーシステム「Sunny Central FLEX」に採用しました。「Sunny Central FLEX」は、大規模太陽光発電設備、蓄電システム、次世代技術向けに設計されたモジュラー型プラットフォームであり、電力網の効率化と安定性を向上させることを目指しています。




イメージ画像: ロームのSiC MOSFETを搭載したセミクロンダンフォスのモジュールが採用された、SMAの太陽光発電システム『Sunny Central FLEX』
「ロームの新しい2kV耐圧SiC MOSFETは、1,500V DCリンク向けにシンプルかつ高効率なコンバータ回路を実現するために設計されています。この製品は、高い信頼性を目標に開発され、宇宙線に対する耐性を備えていることから、太陽光発電分野における厳しい環境条件やコンバータの長寿命化に対する要求に応えることが可能です。さらに、ロームのゲート抵抗を内蔵させたSiCデバイス技術は、モジュール内での並列駆動を容易にし、高出力モジュール設計の簡素化にも貢献します。なお、この製品はすでに量産を開始しています。」と、ROHM Semiconductor GmbHの社長であるWolfram Harnack氏はコメントしています。
セミクロンダンフォスのSEMITRANS(R) 20は、大電力用途や高速スイッチング動作向けに設計されており、次世代の大型コンバータ向けパワーモジュールを代表する製品です。そして、ロームの2kV SiCを搭載したSEMITRANS(R) 20は、SMAのSunny Central
FLEXの重要な構成要素となっています。「セミクロンダンフォスとロームは10年以上にわたり協力し、主にパワーモジュールにおけるSiC技術の導入に取り組んできました。また、最近では、シリコンIGBTのモジュールにも共同で取り組んでいます。SEMITRANS(R) 20は、直流電圧1,500Vに対応したアプリケーション向けに、シンプルかつ高効率なソリューションを提供します。このモジュールは、太陽光発電や蓄電システムに最適です。今後、高出力の電動トラック用充電器や風力発電用コンバータにも活用が期待されます。」と、セミクロンダンフォス産業部門のSenior Vice PresidentであるPeter Sontheimer氏はコメントしています。
「SMA、セミクロンダンフォス、ロームの協業により、それぞれの革新的な技術をシームレスにすり合わせ、未来を見据えたエネルギープロジェクトの実現に貢献します。そして、これらのソリューションに対する要求はこれまで以上に高まっています。SMAは長年の専門知識を活かし、性能・信頼性・耐久性・柔軟性のすべてにおいて最高水準を満たしています。Sunny Central FLEXが将来にわたって高い基準を維持できるのは、同じ志を持つパートナーとの密接な協力関係の賜物です。」と、SMAのパワーコンバージョンシステム部門でProduct Managerを務めるBernd Gessner氏はコメントしています。


ニュースリリース


SMAソーラーテクノロジーについて
太陽光発電および蓄電システム技術の分野で世界をリードするスペシャリストとして、SMAグループは、未来の分散型および再生可能エネルギー供給を目指しています。SMAのポートフォリオには、効率的な太陽光および蓄電池向けPCS、そしてあらゆる電力クラスの太陽光やバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)向けの包括的なシステムソリューション、インテリジェントエネルギーマネジメントシステム、電気自動車およびPower-to-Gasアプリケーション向けの充電ソリューションが含まれています。また、デジタルエネルギーサービスや、太陽光発電所の運営およびメンテナンスサービスを含む広範なサービスも提供しています。
SMAのPCSの出荷実績は、144GW以上で世界190ヵ国以上に設置されています。過去20年間でSMAが販売したPCSの電力によって、約6400万トンのCO2が削減に貢献しています。これは、約120億ユーロ以上の環境損害を防ぐことに相当します。多くの受賞歴を持つSMAの技術は、1,600件以上の特許および実用新案によって保護されています。2008年から、グループの親会社であるSMAソーラーテクノロジー株式会社は、フランクフルト証券取引所のプライムスタンダード(S92)に上場しており、SDAX指数にも上場しています。
詳細については、SMAジャパンのウェブサイト(

https://www.sma-japan.com/

)をご覧ください。
セミクロンダンフォスについて
セミクロンダンフォスは、パワーエレクトロニクス分野におけるグローバルなリーディング技術企業です。パワー半導体デバイス、パワーモジュール、スタック、システムなど、幅広い製品を提供しています。電動化が進む世界において、セミクロンダンフォスのテクノロジーはこれまで以上に重要になっています。当社は、自動車、産業、再生可能アプリケーション向けの革新的なソリューションにより、世界のエネルギー利用をより効率的かつ持続可能にし、今日世界が直面している最大の課題の1つであるCO2排出量の大幅な削減に貢献します。
当社は、業界最高のパフォーマンスと持続可能な未来を実現するために、技術革新、テクノロジー、供給能力、サービスに多大な投資を行い、従業員を尊重し、お客様に価値を創造します。セミクロンダンフォスは同族経営企業で、2022年にセミクロンとダンフォスシリコンパワーの合併により誕生しました。世界28拠点で3,500人以上の従業員を擁しています。ドイツ、ブラジル、中国、フランス、インド、イタリア、スロバキア、そして米国に生産拠点を持つ当社は、グローバルな事業展開を通じて、お客様とパートナーの皆様に比類のないサービスをご提供いたします。
当社はパワーモジュールのパッケージング、イノベーション、そしてカスタムアプリケーションにおける90年以上にわたる専門知識により、パワーエレクトロニクスにおける究極のパートナーです。
詳細については、セミクロンダンフォスのウェブサイト(

www.semikron-danfoss.com

)をご覧ください。
ロームについて
ロームは、1958年(昭和33年)設立の半導体・電子部品メーカーです。自動車・産業機器のほか、民生・通信など多様な市場に対し、グローバルに展開している開発・営業ネットワークを通じて、品質と信頼性に優れたLSIやディスクリート、電子部品を供給しています。
得意とするパワー分野とアナログ分野では、SiCをはじめとするパワーデバイスやそれらの性能を最大限に発揮するための駆動IC、またトランジスタ、ダイオード、抵抗器等の周辺部品を含め、システム全体を最適化するソリューション提案を強みとしています。
詳細については、ロームのウェブサイト(

https://www.rohm.co.jp/

)をご覧ください。