富士見工業株式会社の情報

静岡県静岡市駿河区富士見台1丁目21番22号

富士見工業株式会社についてですが、推定社員数は51~100人になります。所在地は静岡市駿河区富士見台1丁目21番22号になり、近くの駅は春日町駅。静岡キーロツク株式会社が近くにあります。創業は昭和21年になります。また、法人番号については「8080001004480」になります。
富士見工業株式会社に行くときに、お時間があれば「静岡県立美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
フジミコウギョウ
住所
〒422-8026 静岡県静岡市駿河区富士見台1丁目21番22号
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企業ホームページ
創業年
昭和21年
推定社員数
51~100人
代表
代表取締役 山本 正信
資本金
3,500万円
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
静岡鉄道の春日町駅
静岡鉄道の柚木駅
JR東海東海道本線の東静岡駅
静岡鉄道の音羽町駅
地域の企業
3社
静岡キーロツク株式会社
静岡市駿河区富士見台1丁目20番5号
東海木材株式会社
静岡市駿河区富士見台3丁目1番78号
株式会社日之出
静岡市駿河区富士見台3丁目5番12号
地域の観光施設
3箇所
静岡県立美術館
静岡市駿河区谷田53-2
静岡市立日本平動物園
静岡市駿河区池田1767-6
久能山東照宮博物館
静岡市駿河区根古屋390
法人番号
8080001004480
法人処理区分
吸収合併
法人更新年月日
2018/07/19
法人変更事由の詳細
平成29年12月1日東京都立川市柏町四丁目58番25号多摩コンテナ株式会社(6012801000857)を合併平成29年12月1日神奈川県足柄上郡山北町向原123番地山北チツプ工業株式会社(8080001005388)を合併平成29年12月1日東京都足立区西竹の塚一丁目19番7号高橋ビル浅草運送株式会社(1011801020110)を合併平成29年12月1日静岡市駿河区富士見台一丁目19番72号静岡チップ工業株式会社(4080005001040)を合併平成29年12月1日東京都渋谷区神山町19番12号神山パーキング株式会社(8011001038541)を合併

【大学×企業】革新的牛ふん堆肥「スマートリッチ」で持続可能な次世代農業に挑戦
2025年04月24月 17時
【大学×企業】革新的牛ふん堆肥「スマートリッチ」で持続可能な次世代農業に挑戦
静岡県立大学の学生と富士見工業が産学連携ワークショップの成果を発表
静岡県立大学(所在地:静岡市、学長:今井 康之)の学生チームは、富士見工業株式会社(本社:静岡県駿河区、代表取締役:山本正信)と約5か月間にわたる産学連携ワークショップを実施し、革新的な粒状牛ふん堆肥「スマートリッチ」を活用した農業DXやエコ商品開発に取り組んできました。
アントレプレナーシッププログラムとは
静岡県立大学の学生が中心となり、
富士見工業株式会社・静岡鉄道株式会社・静岡ガス株式会社
の3社と協働して、社会や企業が抱える課題の解決に挑戦する実践型のワークショップです。
異なる学部・学年の学生がチームを組み、現場見学や企業担当者との対話を通じて課題に取り組む中で、起業家精神(アントレプレナーシップ)を育みます。学生にとっては、講義では得られないリアルな学びを体験でき、企業にとっても学生の柔軟で斬新なアイデアが新たな価値創出のきっかけになります。








2025年3月14日に行われた成果発表会では、「堆肥購入アプリ構想」「泥団子づくりによる免疫力向上プログラム」など、堆肥の新たな可能性を多角的に探るアイデアを提案。従来の牛ふん堆肥の課題を解決した「スマートリッチ」が、農業のみならず教育・健康分野までを含む「食・美・健・学・土・農」の循環システム構築へと発展する可能性を発表しました。




1. プロジェクトの背景と「スマートリッチ」の誕生




近年、持続可能な農業の実現や循環型社会の構築が強く求められています。特に、家畜糞尿の再利用は未利用資源の有効活用として注目されていますが、従来の牛ふん堆肥には以下の課題がありました:

機械散布の困難さ
:繊維質が多く、機械での均一散布が難しい

異臭の問題
:強い匂いにより取り扱いが不快

輸送の難しさ
:水分が多く体積が大きいため、広域流通が困難
そこで富士見工業株式会社では、牛ふん堆肥の粒状化技術を独自開発し、従来品と比較して以下の特長
を持つ「スマートリッチ」を誕生させました:

肥料成分(窒素・リン酸・カリウム)が約2~3倍に向上

土壌改良効果が約4倍に向上

異臭が大幅に減少し、使いやすさが向上

機械散布が可能になり、作業効率が飛躍的に改善

軽量化により広域流通が可能に
実験結果によれば、従来の牛ふん堆肥と比較して「スマートリッチ」は使用量を70%削減、コストを30%削減、さらに作業時間を88%短縮することに成功しています。
2. 学生チームの取り組み内容
静岡県立大学の学生チームは、2024年11月から約5か月間、富士見工業と連携しながら「スマートリッチ」の新しい活用法を模索。ワークショップを通じて、以下の軸でアイデアを練り上げました。
(1) 「堆肥購入アプリ」の開発提案 ―「普及するたい肥」への進化




FAX注文からDXへ
現在、多くの堆肥注文はFAXや電話が主流となっており、在庫管理や価格調整に課題があります。学生チームは以下の特長を持つ堆肥購入アプリを構想しました:

スマホやPCから手軽に注文・決済が可能

農家だけでなく家庭菜園ユーザーへの拡大

特許取得を目指したアプリ開発で、「スマートリッチ」ブランドの認知向上
全国展開に向けた適正価格と迅速配達システム
富士見工業が各地に持つ拠点網を活かし、受注エリアごとに最適な在庫管理を行い、輸送コストの削減と迅速配達を実現。市場活性化と新規顧客の開拓を目指します。
(2) 泥団子づくりによる新商品提案 ―「循環するたい肥」への挑戦




五感を育む体験型コンテンツ
発酵が進んで扱いやすくなった「スマートリッチ」を混ぜた土で泥団子を作るワークショップを提案。匂いが抑えられているため、従来の牛ふん堆肥では難しかった子ども向け教材としての活用が可能になりました。
免疫力や創造力の向上効果
NHK「病の起源 第6集 アレルギー」(2008年放送)で紹介された「エンドトキシン理論」によれば、家畜の糞に含まれる微生物との適切な接触がアレルギー予防に効果的とされています。泥団子づくりを通じて:

創造力の向上(形や水分量の調整など)

集中力の育成(夢中になって取り組む経験)

社会性・コミュニケーション能力の発達

免疫力の強化(土壌微生物との適度な接触)
といった多面的な教育・健康効果が期待できます。
3. 成果発表会の様子




2025年3月14日に実施された成果発表会では、静岡県立大学の学生が「スマートリッチ」のメリットを解説した上で、参加者全員で「5分間で美しい泥団子を作る」というユニークなワークショップを体験。実際に水分調整をしながら土を丸める工程で、「見た目も匂いも、牛ふん堆肥とは思えない!」 「思った以上に扱いやすく、工作感覚で楽しめる」といった声が上がりました。この体験を通じて、参加者は「スマートリッチ」の異臭の少なさと扱いやすさを実感。さらに、最も美しい泥団子を決定するミニコンテストも開催され、参加者同士のコミュニケーションが活性化しました。
学生チームが堆肥アプリ開発案を説明した際には、「DX化による注文のしやすさ」「全国レベルでの流通への期待」など多くの質問が寄せられ、牛ふん堆肥の常識を覆す革新的なビジネスモデルとして注目を集めました。
4. 今後の展望




堆肥アプリ構想のブラッシュアップ
富士見工業は、学生たちが提示したアプリ画面イメージや機能要件をもとに、注文・決済機能の試験的な運用を検討。在庫管理システムとの連携により、全国各地へ「スマートリッチ」を効率的に届ける体制を構築します。さらに、アプリ特許取得を目指し、農業DXの先駆けとなるサービス展開を計画しています。
教育・健康分野での新商品・プログラム開発
今回の泥団子づくりのアイデアを発展させ、地域イベントや教育機関での体験学習プログラムとして活用。「食・美・健・学・土・農」を結ぶ循環型社会教育の一環として、子どもたちの免疫力向上と環境意識の醸成を目指します。




■富士見工業チーム
看護学部3年

株式会社なまけもの

代表取締役社長
高林佑介
看護学部3年

株式会社なまけもの

広報部長
山本 絢音
経営情報学部2年
鈴木 佑理
■会社概要
【社名】富士見工業株式会社
【住所】〒422 - 8026 静岡県静岡市駿河区富士見台1-21-22
【URL】

https://fujimi-group.co.jp/

■ 本件に関するお問い合わせ
担当:社長室室長 山本縁
電話:054-282-2351(代表)
メール:y.yamamoto@fujimi-group.co.jp

国内肥料資源利用拡大アワードにて「国土交通省 上下水道審議官賞」を受賞
2025年03月25月 17時
国内肥料資源利用拡大アワードにて「国土交通省 上下水道審議官賞」を受賞
~ 地域循環資源を活用した環境配慮型法面緑化技術が高く評価 ~
1. 受賞概要
富士見工業株式会社(本社:静岡県駿河区、代表取締役:山本正信)は、第1回令和6年度国内肥料資源利用拡大アワードにおいて「国土交通省 上下水道審議官賞」を受賞しましたので、お知らせいたします。




2. 表彰趣旨・目的
海外からの輸入原料に依存した肥料から、堆肥や下水汚泥肥料等の国内資源を活用した肥料へ積極的に転換を図る取組や地域で効率的に資源循環を推進する取組を通して顕著な実績を挙げている肥料原料供給事業者、肥料製造事業者、肥料利用者を広く表彰し、国内資源肥料の全国普及、生産性の向上を推進することを目的としています。




※「国内肥料資源利用拡大アワード」表彰式
3. 事業の背景
当社は、昭和21年の創業以来「土から生まれたものを土に返す」を合言葉に、一貫して資源のリサイクル活動を事業の柱としてきました。具体的には、土壌改良資材、有機質肥料、法面緑化基盤材の製造・販売を通じて、農地の土づくりと環境負荷低減、資源の有効活用に取り組んでいます。




※法面緑化作業
4. 評価された取り組み内容
今回の受賞は、地域循環資源を活用したバーク堆肥および下水汚泥コンポストを用いた法面緑化基盤材の開発と、その全国展開の取り組みが高く評価されたものです。具体的には、樹皮や家畜糞、食品残渣などを活用したバーク堆肥を中心に、2023年度には年間約36,000トンの地域資源を肥料原料として再活用しました。特に従来の化学肥料からの代替として下水汚泥コンポストを採用することにより、従来の化学肥料からの代替率を20%まで引き上げ、大幅な環境負荷の低減につなげています。
5. 全国展開への取り組み
当社では、北海道から九州まで全国各地に協力工場を戦略的に配置し、地域に根ざした供給体制を整えています。また、各都道府県が定める「リサイクル認定品制度」を積極的に取得し、公共工事での利用拡大を図っています。
特に施工会社の

ライト工業

様には下水汚泥肥料を公共事業分野で活用を図って頂き、複数の「NETIS登録工法」を共同で開発し、利用範囲を全国に拡大しました。
6. 技術的特徴
当社独自の技術として、協力工場で緑化基盤材と下水汚泥コンポストをあらかじめ混合(プレミックス)する方式を確立しました。これにより、従来は施工現場で必要だった化学肥料の混合工程を省略し「施工効率の向上」「工期短縮」を実現しています。
また、この基盤材には高品質な下水汚泥肥料の安定供給が不可欠で、特に

井上政商店

様と

ピラミッド

様には多大なるご協力を賜りました。
7. 今後の展望
当社は、このたびの受賞を励みに、引き続き技術開発と全国展開を推進してまいります。具体的には、より効率的な資源活用技術の開発や、新たな地域資源の活用可能性を模索し、事業拡大を目指します。今後も、SDGsへの貢献や地域循環型社会の構築支援を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく所存です。








※担当者インタビューもぜひご覧ください。

地域循環資源を活用したバーク堆肥と下水汚泥コンポストで法面緑化基盤材の全国展開を実現

■会社概要
【社名】富士見工業株式会社
【住所】〒422 - 8026 静岡県静岡市駿河区富士見台1-21-22
【URL】

https://fujimi-group.co.jp/

■ 本件に関するお問い合わせ
担当:社長室室長 山本縁
電話:054-282-2351(代表)
メール:y.yamamoto@fujimi-group.co.jp

持続可能な食料生産に向けた堆肥連用圃場試験に関する取り組み
2024年03月12月 17時
農林水産省による「みどりの食料システム戦略」に伴う法整備およびSDGsへの貢献に期待富士見工業株式会社(以下、富士見工業)は、静岡大学 学術院農学領域 准教授 橋本将典 氏ら(静岡大学 農知創造研究所、切岩 祥和所長)による「堆肥連用圃場試験による作物・土壌共生微生物叢への影響」の取り組みに対して寄付を行いましたのでご報告いたします。
※静岡大学学術院農学領域 准教授 橋本将典 氏 プロフィール
 https://tdb.shizuoka.ac.jp/rdb/public/Default2.aspx?id=11333&l=0
 「research map」
 https://researchmap.jp/masayoshi-hashimoto
 「植物圏微生物学研究室」
 https://wwp.shizuoka.ac.jp/pmi/
■有用微生物叢の解明と利用
植物の根圏には多様な微生物が生息し、植物の養分吸収や耐病性などを向上させる有益な働きをすると考えられています。微生物叢が持つ機能を農業に利用できれば農薬や化学肥料の使用量を減らし、環境に優しく持続可能な農業の実現が期待されます。
■有機堆肥を取り巻く課題
有機堆肥は、土壌に不足した養分を補う肥料としての働きだけでなく、有機物の投入によって土壌を柔らかくし、土壌微生物を増やす効果があると言われています。しかし、有機堆肥に期待される「土壌改善効果」を裏付けるデータは散発的です。このような状態は、農林水産省による「みどりの食料システム戦略」に伴う法整備やSDGsへの関心の高まりに反して、有機堆肥を積極的に利用する機運が盛り上がらない原因の一つとなっております。
■みどりの食糧システム戦略とは
「みどりの食料システム戦略」は、日本の農林水産省が策定した政策方針であり、食料の生産・加工・流通・消費の全体を一つのシステムとして捉え、持続可能な食料生産を可能にすることを目指しています。この戦略は、食料・農林水産業の生産力の向上と持続性の両立をイノベーションで実現することを核心としています。具体的には、新たな技術の導入や効率的な生産手法の実践、環境に優しい農業の推進など、食料生産の持続性を高める取り組みを支援・推進することが含まれます。これにより、安全で高品質な食料を持続的に供給し、同時に農林水産業の発展と環境の保全を図ることが目標とされています。
参照:農林水産省「みどりの食料システム戦略トップページ」
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/
■試験の概要と今後の展望
静岡大学では2023年4月から、農学部附属施設である「地域フィールド科学教育研究センター藤枝フィールド(藤枝市仮宿)」において、新たに整備した圃場を利用して堆肥の連用による土壌改善効果を検証する試験を開始しました。この試験では圃場ごとに種類の異なる堆肥を繰り返し施用することにより、堆肥ごとにどのような土壌改善効果が見られるかについて、作物の生育や土壌の化学性、土壌に共生する根圏微生物叢の測定などにより明らかにします。また、藤枝フィールドにおいて学部生などを対象とした、堆肥を活用した教育実習プログラムを新たに実施することにより、環境に配慮した持続可能な農業への理解を深めるための農学教育を進める計画です。



    ※作業風景



    ※堆肥散布後



    ※大豆の育成
■最後に
富士見工業は静岡県畜産技術研究所との共同開発により「牛ふん堆肥の粒状化」に成功。プレスリリースを出させていただきました。また「牛ふん堆肥の粒状化」の成功をきっかけに、農林水産省主催の「国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会」にも登壇いたしました。
当社は「地力をデザインする富士見工業」をビジョンに掲げ、橋本氏の研究と教育を継続的に支援し、日本が目指す持続可能な農業に貢献していきます。
今後の富士見工業にご期待ください。
※プレスリリース
富士見工業株式会社が静岡県畜産技術研究所との共同開発により「牛ふん堆肥の粒状化」に成功。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000129294.html
■会社概要
【社名】富士見工業株式会社
【住所】〒422 - 8026 静岡県静岡市駿河区富士見台1-21-22
【URL】https://fujimi-group.co.jp/

富士見工業株式会社が静岡県畜産技術研究所との共同開発により「牛ふん堆肥の粒状化」に成功。
2023年09月13月 17時
農林水産省の「みどりの食料システム戦略」への貢献を視野に富士見工業株式会社(以下、富士見工業)は、静岡県畜産技術研究所との共同開発プロジェクトにより、革新的な「牛ふん堆肥の粒状化」技術を開発しました。この新技術は、農林水産省が推進する「みどりの食料システム戦略」の一環として、環境に配慮した持続可能な農業の実現を目指す堆肥利用にも適応可能です。この成果は、循環型農業の推進と、日本の農業全体の持続可能性向上に貢献する可能性を秘めています。



■みどりの食糧システム戦略とは「みどりの食料システム戦略」PR動画



「みどりの食料システム戦略」説明動画(全体版)
 ※枝元事務次官インタビュー



「みどりの食料システム戦略」は、日本の農林水産省が策定した政策方針であり、食料の生産・加工・流通・消費の全体を一つのシステムとして捉え、持続可能な食料生産を可能にすることを目指しています。この戦略は、食料・農林水産業の生産力の向上と持続性の両立をイノベーションで実現することを核心としています。具体的には、新たな技術の導入や効率的な生産手法の実践、環境に優しい農業の推進など、食料生産の持続性を高める取り組みを支援・推進することが含まれます。これにより、安全で高品質な食料を持続的に供給し、同時に農林水産業の発展と環境の保全を図ることが目標とされています。
参照:農林水産省「みどりの食料システム戦略トップページ」
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/
■開発した背景
【家畜ふん堆肥の課題】
家畜ふん堆肥の利用は、資源循環型および環境保全型の農畜産業を進めるために重要な位置づけとなっていますが、堆肥の流通や利用の面での課題が存在しています。
1. 従来の家畜ふん肥料は、専用の機械なしには撒きにくい
2. 家畜ふん肥料は重く、広域の運搬が困難
総じて、家畜ふん堆肥の有効利用には、その利点を最大限に活かしながら、これらの課題に取り組む必要があります。
■粒状化の利点と今後の展開
これらの課題を受け、富士見工業は、静岡県畜産技術研究所との共同開発により、牛ふん堆肥を粒状に処理する技術を開発しました。この牛ふん堆肥の粒状化はみどりの食料システム戦略の中でも特に『化学肥料の使用量30%低減』と『耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)に拡大』という課題に貢献できると考えております。



従来の牛ふん堆肥は、重く、専用の機械なしには撒きにくいという課題がありました。
しかし、この新技術により、牛ふん堆肥を粒径2~8mmに制御した粒状にすることが可能となり、機械による撒布が容易となります。さらに、重量が約25%低減し、運搬も効率的に行えます。
また、湿式造粒法によるこの新技術は、高含水の牛ふん堆肥も処理できるため、より広範な農家への供給が可能となりました。
※ 牛ふん粒状堆肥を使用した野菜の栽培試験は静岡県農林技術研究所と共同研究済み
■最後に
富士見工業は、堆肥工場の選定と製造システムの設置を進め、2024年春の出荷を目指しております。これにより、農業の持続可能な未来と環境保護に貢献する製品を提供し続けるとともに、地域社会と共に成長していくことを強く意識しております。
■会社概要
【社名】富士見工業株式会社
【住所】〒422 - 8026 静岡県静岡市駿河区富士見台1-21-22
【URL】https://fujimi-group.co.jp/
■ 本件に関するお問い合わせ
 担当:企画開発部 中村
 電話:054-282-2351(代表)メール:y.nakamura@fujimi-group.co.jp