有人宇宙システム株式会社の情報

東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル

有人宇宙システム株式会社についてですが、推定社員数は101~300人になります。所在地は千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビルになり、近くの駅は大手町駅。軒先株式会社が近くにあります。厚生労働省より『両立支援のひろば 一般事業主行動計画公表』を受けました。特許については2020年11月12日に『人工知能システムの安全性検証システム、安全性検証方法、および安全性検証プログラム』を出願しています。所在地の気温は24度です。また、法人番号については「5010001094250」になります。
有人宇宙システム株式会社に行くときに、お時間があれば「相田みつを美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
ユウジンウチュウシステム
住所
〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル
google map
推定社員数
101~300人
代表
代表取締役社長 古藤俊一
設立日
1990年05月14日
事業概要
1. 国際宇宙ステーションにおけるJEM(日本実験棟”きぼう”)の運用・利用支援業務2. 安全開発保証3. 衛星利用(地球観測衛星、通信衛星、測位衛星)4. 民間による宇宙利用の促進
企業ホームページ
認定及び受賞
厚生労働省より『両立支援のひろば 一般事業主行動計画公表』
厚生労働省より2019部門で『次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定』
周辺のお天気
有人宇宙システム株式会社の06月13日 10時取得の天気曇りがち
気温24.34度
(06月13日 10時取得:Openweathermap)
周辺の駅
4駅
東京メトロ・丸ノ内線の大手町駅
東京メトロ・半蔵門線の大手町駅
東京メトロ・東西線の大手町駅
JR東日本・東海道本線の東京駅
地域の企業
3社
軒先株式会社
千代田区大手町2丁目6番1号朝日生命大手町ビル3F・fabbit大手町
株式会社ベレコム
千代田区大手町1丁目7番2号
株式会社バイナリースターデベロップメント
千代田区大手町1丁目6番1号
地域の観光施設
3箇所
相田みつを美術館
千代田区丸の内3-5-1東京国際フォーラム地下1階
出光美術館
千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル9F
東京ステーションギャラリー
千代田区丸の内1-9-1
特許
2020年11月12日に『人工知能システムの安全性検証システム、安全性検証方法、および安全性検証プログラム』を出願
法人番号
5010001094250
法人処理区分
新規

宇宙開発とライフサイエンスの融合、「宇宙x生体模倣システム(MPS)ミッション」を開始!
2025年03月27月 10時
宇宙開発とライフサイエンスの融合、「宇宙x生体模倣システム(MPS)ミッション」を開始!
「宇宙用MPS」で新たな産業応用の可能性を開拓します。
有人宇宙システム株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:有賀 輝 JAMSS)は、東海大学(所在地:神奈川県平塚市 学長:松前 義昭)および東京応化工業株式会社(本社:神奈川県川崎市 代表取締役社長:種市 順昭 TOK)と共同で、宇宙用生体模倣システム(Micro Physiological Systems:MPS)装置の地上試作品を開発し、細胞を使用した実証実験に成功しました。この成果を踏まえ、「宇宙×MPSミッション」を開始し、地上での医薬品、食品、化粧品等の開発への応用を図るとともに、宇宙用MPSを活用したサービスの創出を目指します。




取り組みの狙いと今回の成果
「宇宙x MPSミッション」は、宇宙利用の成果を地球上の人々の生活に役立てることをコンセプトに、宇宙環境に適応したMPSの実用化を目指しています。当面は地球上の生活に役立つ成果を追求し、将来的には宇宙における長期滞在に役立つ成果を目指すことで、持続可能な取り組みにしていきたいと考えています。
この度、本ミッションにおいて、東海大学およびTOKと共同で、宇宙用MPS装置の地上品を開発・製作し、細胞を使用した実証実験に成功しました。開発過程では、宇宙仕様化 *1 の重要課題である、流体の流路閉鎖系化 *2 にも成功し、マイクロデバイスにおける流体制御技術を確立しました。装置のサイズについては宇宙へ輸送するためのコストや宇宙飛行士の操作性なども考慮し、小型化(2Uサイズ *3 )も図っています。さらに、この装置を用いて、宇宙への輸送や宇宙ステーション内での実験スケジュールを想定した細胞培養実験に成功し、宇宙ミッションへの適応性検証完了に目途を立てました。




宇宙用MPS装置の地上品(外観)
MPSの技術的な特徴
MPSは、ヒトの細胞や組織を実験装置上で精密に培養することにより、従来の細胞培養技術よりも生体に近い環境を再現できるシステムです。さらには、複数の臓器特異的細胞を連結することにより、臓器間相互作用を評価できます。この技術は、医薬品や食品、化粧品等の開発過程において、従来の動物実験やヒトによる臨床試験に代わる新たな手法として活用が期待されています。また、2022年から米国で「アメリカ食品医薬品局(FDA)近代化法2.0」と呼ばれる法律が施行され、新薬の開発過程における動物試験の義務が撤廃されています。これも動物実験代替手法としてMPSへの期待が高まる大きな流れになると考えられます。
近年、欧米や日本国内でも、MPSを用いた技術開発や社会実装に向けた取り組みが積極的に進められています。宇宙分野では、アメリカ航空宇宙局(NASA)をはじめ、米国企業や大学が、国際宇宙ステーション(ISS)の微小重力環境下でMPSを構築する「Tissue Chips in Space」プロジェクトに取り組んでおり、宇宙におけるMPS利用にも注目が集まっています。




MPSイメージ
共同研究の背景
JAMSSは自社開発した宇宙創薬研究支援としてタンパク質結晶生成サービス「Kirara」を展開してきましたが、次の展開として宇宙環境におけるMPSの実用化に着目し、新たな宇宙創薬研究支援の可能性を見出しました *4 。そのなかで、かねてより国立研究法人日本医療研究開発機構(AMED)のMPS第1期事業の成果に基づきMPSデバイスの開発と製品化を進めている東海大学 マイクロ・ナノ研究開発センター/工学部生物工学科の木村啓志教授およびTOKに協力をいただき、2023年より共同研究を開始しました。
今後について
宇宙ステーション(民間宇宙ステーションやモジュール、ISS等)への搭載を目指し、宇宙用MPS装置の開発をさらに進めていきます。MPS技術の利用範囲は今後ますます広がることが予測されます。2030年以降の民間宇宙ステーション時代を見据え、宇宙用MPSを活用したサービスの創出に加え、宇宙飛行士の長期滞在への活用の可能性についても検討していきます。
*1宇宙仕様化:装置を打ち上げて、ISSや宇宙ステーションに搭載し運用するためには、装置の設計に対して安全性等の厳しい要件を満たす必要があり、これらの要件を満たすための設計変更や調整のこと。
*2流体の流路閉鎖系化:軌道上では、流体の挙動が地上とは異なり、水球となって浮かび上がります。これを防ぎ、流体を意図したように流すために、閉鎖的な管等で流れを制御すること。
*3 装置サイズの単位で1Uは10cm立方(10cmx10cmx10cm)。2Uは1Uの1辺が20 cmとなります。
*4 JAMSSの宇宙創薬に関わる検討は合同会社メドテックコンサルティング(代表:金森敏幸氏)からも支援いただきながら取り組んでいます。
関連リンク

東海大学 マイクロ・ナノ研究開発センター/工学部生物工学科 木村研究室


東京応化工業株式会社(TOK)

本リリースに関するお問い合わせ先
有人宇宙システム株式会社 広報窓口
問合せフォームは

こちら

東海大学 学長室広報担当 喜友名、林
TEL 0463-63-4670(直通)E-mail upr@tokai.ac.jp
東京応化工業株式会社
E-mail ir@tok.co.jp
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有人宇宙システム株式会社(JAMSS)
有人宇宙システム株式会社は国際宇宙ステーション(ISS)/日本実験棟「きぼう」を運用・利用・訓練・安全の観点で地上から見守ってきました。宇宙空間は今や新たな経済圏として民間企業が利用する場に変化しつつあります。JAMSSもまた「民間宇宙ステーション」時代の到来を見据え、「きぼう」の利用、衛星の開発・運用支援や衛星データの活用をはじめとした宇宙利用に力を入れています。さらには有人宇宙開発の最前線で培った技術力を活かし、地球と宇宙をつなぐ架け橋として宇宙探査領域の取り組みにも広く貢献していきます。

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【2日間で54名が熱戦】学生たちの斬新なアイデアが集結!「SPACE IDEA CONTEST」の対面イベント、盛況のうちに終了
2025年01月08月 10時
【2日間で54名が熱戦】学生たちの斬新なアイデアが集結!「SPACE IDEA CONTEST」の対面イベント、盛況のうちに終了

有人宇宙システム株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:有賀 輝 以下、当社)は全国の大学生・大学院生を対象に開催した「SPACE IDEA CONTEST」(以下、本コンテスト)の対面イベントが盛況のうちに終了したことをお知らせします。
本コンテストは、「ひとと宇宙のこれから」をデザインすることを目的に、学生たちが自分の得意分野と宇宙をかけ合わせ、「暮らしたくなる宇宙」や「もっと大切にしたくなる地球」のアイデアを競い合う場として開催されました。対面イベントは2024年12月13日(金)~14日(土)の2日間、X-NIHONBASHI TOWER(東京・日本橋)にて行われました。
書類審査を通過した54名の学生が熱戦を繰り広げる
対面イベントには書類審査を通過した54名の学生が全国各地から集まりました。初日はアイスブレイクやアイデア創造を促進するためのインプットセッションを実施した後、2日間を共にするグループを結成するためのグルーピングレクを行いました。その後はグループごとにブレインストーミングを通じてアイデアを深め、翌日の発表に向けたプレゼンテーション資料の作成を進めてもらいました。


今回のコンテストは個人応募による参加だったため、学生同士は初対面でしたが、イベントが始まる前から学生同士が自然に打ち解けている様子が見受けられました。イベント中も積極的に意見を交わしながら議論を深めており、全体の雰囲気はエネルギッシュで活気に満ちあふれていました。
緊張の中でのプレゼンテーション
2日目の午後、10グループによるプレゼンテーションと審査会が行われました。学生たちは緊張した表情を見せながらも、自らのアイデアを力強く発表してくれました。審査は、特別審査員兼審査員長である宇宙飛行士 野口 聡一氏をはじめ、4名の審査員によって行われました。学生たちは緊張の中でも、アイデアに対する想いと熱意を込めてプレゼンテーションを行い、その姿勢には会場全体から温かな応援の気持ちが感じられました。



宇宙飛行士 野口 聡一氏からの激励
審査会と並ぶもう一つのビックイベントとして、宇宙飛行士 野口 聡一氏による特別講演が行われました。講演では、本コンテストに関連した内容として、宇宙開発におけるアイデアの発案から実現に至るまでの流れについて、各国の宇宙機関の事例も交えながらお話いただきました。さらに、ご自身が経験された3度の宇宙滞在でのエピソードを通じて、困難な状況に直面した際の思考法や行動についても触れられ、学生たちが熱心にメモを取る姿も多く見受けられました。講演の締めくくりには、学生たちの今後の活躍に向けて激励の言葉が贈られました。


審査の結果

最優秀賞:Super Space Sento 整う

野口聡一賞:SPACE MEMORY

Digital Blastデザイン賞 :Super Space Sento整う

IBM Garage賞:ふぅぅど

極限QOL賞:スペース健(すこやか)

JAMSSきぼうFD賞:ハットトリック
「SPACE IDEA CONTEST」の対面イベントは学生たちが自らの創造力と情熱を存分に発揮した熱い2日間となりました。今回、学生向けのアイデアコンテストを企画・開催することは、当社としても初めての試みでしたが、このコンテストがきっかけとなり、学生たちが宇宙分野に対する関心を深め、将来のキャリアにつながる新たな可能性を見出すことを願っています。


有人宇宙システム株式会社
有人宇宙システム株式会社は国際宇宙ステーション(ISS)/日本実験棟「きぼう」を運用・利用・訓練・安全の観点で地上から見守ってきました。宇宙空間は今や新たな経済圏として民間企業が利用する場に変化しつつあります。JAMSSもまた「民間宇宙ステーション」時代の到来を見据え、「きぼう」の利用、衛星の開発・運用支援や衛星データの活用をはじめとした宇宙利用に力を入れています。さらには有人宇宙開発の最前線で培った技術力を活かし、地球と宇宙をつなぐ架け橋として宇宙探査領域の取り組みにも広く貢献していきます。

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【欧州・アジア初】JAMSTECより、ISSでの宇宙実験支援を行う企業としてJAMSSが選定
2023年09月07月 10時
米国Aegis Aerospace社と協業し、実験装置「MISSE」による曝露実験支援サービスを提供します。有人宇宙システム株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:有賀輝 以下JAMSS)は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(本部:神奈川県横須賀市 理事長:大和裕幸 以下JAMSTEC)より、国際宇宙ステーション(以下ISS)で実施する宇宙環境曝露実験*の支援を行う企業として選定され、契約を締結いたしました。
本事業は米国Aegis Aerospace社の保有する宇宙実験装置「MISSE」を用いて、JAMSTECの研究実験を支援いたします。なお、Aegis Aerospace社との協業による宇宙実験支援は欧州・アジア初となり、JAMSTECの本研究実験は防衛装備庁安全保障技術研究推進制度(Grant Number JPJ004596)に基づくものとなります。
* 宇宙環境曝露実験
対象となる材料をISSの外側に一定期間剥き出しで晒し、宇宙空間で材料が受ける劣化などの影響を調査する実験

米国 AegisAerospace社

JAMSSはJAMSTECからの契約「樹脂とAl合金及びMg合金との異材接合における宇宙環境曝露実験」に基づき、2023年度から2025年度の3年間にわたり、宇宙環境を用いた曝露実験の研究支援として、計画の立案から実験データの引き渡しまでワンストップを行います。
▼ 計画の立案から実験データ引き渡しまでの流れ
実験計画の立案
地上での対照実験実施
米国からの打上げ支援
ISSでの曝露実験実施
実験データ回収
地上実験、宇宙実験データの引渡し
本実験では、難接着複合材と軽金属とをレーザ直接接合した試料を一定期間宇宙空間にさらすことにより、その接合の信頼性を評価することを目指すものです。将来、宇宙エレベータのクライマー等の研究開発における接合技術への展開が期待されます。
なお、ISSでの曝露実験では米国企業のAegis Aerospace社が保有する実験装置「MISSE」(図1)を使用し約6カ月間の曝露実験を2回行う予定です。1回目の実験は2024年春頃に米国よりISSへ打上げられ、その後、曝露環境へ移設される計画です。

米国 AegisAerospace社

図1 Aegis Aerospace社が保有する実験装置「MISSE」 (C)Aegis Aerospace
今後も、JAMSSは宇宙環境を利用した実験機会を国内外の研究機関や民間企業に提供し、宇宙と顧客を結ぶシステムインテグレーターとして、ポストISS時代に向けた事業活動を加速して参ります。
▼ 担当者コメント
有人宇宙システム株式会社 利用開拓グループ グループリーダー 岡田久仁子
米国CSP企業であるAegis Aerospace社との協業により、日本・アジアの宇宙利用の可能性を広げる一歩を踏み出せたこと、非常に光栄に思います。JAMSTECの研究は、今後の宇宙開発に貢献する研究であり、そのお手伝いができることは、一宇宙企業としてもうれしい限りです。今後もこのような連携を広げ、さらに継続することにより、宇宙利用がより身近になるように努めていきます。
Aegis Aerospace社 Vice President Mark Shumbera氏
今回私たちの「MISSE」を活用いただき、JAMSS と共に日本及びアジアにおける宇宙研究の推進に寄与できること、大変嬉しく、光栄に思っています。今後も私たちは約半年ごとに「MISSE」ミッションを継続的に実施しますので、JAMSTECをはじめ様々な顧客の実験支援を出来ることを楽しみにしています。
有人宇宙システム株式会社(JAMSS)について
有人宇宙システム株式会社(JAMSS)は国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」を運用する唯一の民間企業です。JAMSSは1990年創立以来、ISS計画における「きぼう」、「こうのとり」の運用、宇宙空間における安全・安心の確保、宇宙飛行士や管制要員の訓練、宇宙実験の実施などに携わってきました。今や宇宙空間は国家プロジェクトだけでなく、民間企業も利用する場に変化しつつあります。JAMSSもまた、「きぼう」の利用、衛星の開発・運用や衛星データの活用をはじめとした民間企業による宇宙利用に力を入れています。これまでに培ったノウハウを生かし、今後は月や火星といった更なる宇宙探査においても、開拓に寄与し、リードしていきます。
コーポレートサイト https://www.jamss.co.jp/
宇宙利用サポートメディア「ASMILLA(アスミラ)」 https://www.asmilla.com/
私たちの身近にある「宇宙」を知る!宇宙メディアサイト「JAMステ」 https://www.jamss-station.jp/
Aegis Aerospace社について
MISSEのサービスを提供する企業、イージス・エアロスペース社(Aegis Aerospace)は、テキサス州ヒューストンに本社を置き、国際宇宙ステーションを含む10か所で事業を展開しています。同社は、スペースシャトル時代から30年近くに渡り、米国の宇宙・防衛分野で実績を持つMEI Technologies Inc. (MEIT)と、宇宙・防衛の総合サービス企業Alpha Space Test & Research Alliance (Alpha Space)の合併により2021年に設立されました。米国を中心にサービスを展開する宇宙企業です。
コーポレートサイト https://aegisaero.com/
本リリースに関するお問い合わせ
有人宇宙システム株式会社 広報窓口
https://www.jamss.co.jp/contact/

スマホで農業支援「リモファーム(R)」の生育診断の高度化を目的とした共同研究を開始
2023年08月01月 10時
有人宇宙システム株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:有賀輝 以下JAMSS)と国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(本部:茨城県つくば市 理事長:久間和生 以下NARO)は、農業DXの推進に向け、宇宙技術と農業研究のイノベーションによる生育予測精度の向上を目的とした共同研究に取組むこととなりました。この成果は、JAMSSがサービス展開する水稲栽培を中心とした生育診断ツール「リモファーム」の機能の高度化を通じて、営農者の方々の生産性向上、収穫物の品質向上、競争力強化につなげていく予定です。

有人宇宙システム株式会社本社:東京都千代田区

背景
2022年6月にJAMSSがリリースした「リモファーム」は、シンプルな画面と操作性をベースに、水稲栽培に必要となる情報を衛星データと気象データから生育状況を解析・分析し、農家様に提供しています。これまでにご利用いただいた方の声を反映させ、農業技術に関して更なる高度化・利便性向上を目指すべく、この度JAMSSとNAROとの間で共同研究を行うことになりました。今後は、NAROで開発が進められている生育状況把握手法や発育予測モデルの研究成果を、「リモファーム」の新機能として反映させるなど、検討を進めてまいります。

有人宇宙システム株式会社本社:東京都千代田区

(例)リモファーム 圃場詳細画面
共同研究の概要
衛星画像からのSPAD値*1推定技術の更なる高精度化を行います。さらに、「リモファーム」で取り扱う水稲品種の生育予測パラメータの精査および生育予測精度を向上させ、アラート機能の更なる機能強化を行います。
*1: 植物の葉に含まれる葉緑素(クロロフィル)量を示す値であり、植物の健康度を知る指針
有人宇宙システム株式会社(JAMSS)について
有人宇宙システム株式会社(JAMSS)は国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」を運用する唯一の民間企業です。JAMSSは1990年創立以来、ISS計画における「きぼう」、「こうのとり」の運用、宇宙空間における安全・安心の確保、宇宙飛行士や管制要員の訓練、宇宙実験の実施などに携わってきました。今や宇宙空間は国家プロジェクトだけでなく、民間企業も利用する場に変化しつつあります。JAMSSもまた、「きぼう」の利用、衛星の開発・運用や衛星データの活用をはじめとした民間企業による宇宙利用に力を入れています。これまでに培ったノウハウを生かし、今後は月や火星といった更なる宇宙探査においても、開拓に寄与し、リードしていきます。
コーポレートサイト https://www.jamss.co.jp/
宇宙利用サポートメディア「ASMILLA(アスミラ)」 https://www.asmilla.com/
私たちの身近にある「宇宙」を知る!宇宙メディアサイト「JAMステ」 https://www.jamss-station.jp/
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)について
農研機構(のうけんきこう)は、我が国の農業と食品産業の発展のため、基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行う機関です。当機構は1893年(明治26年)に設立された農商務省農事試験場にその起源があります。農林水産省の試験研究機関の時代を経て、2001年(平成13年)に独立行政法人として発足しました。以後、数回の統合を経て2016年(平成28年)に現在の「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構」となりました。研究開発の成果を社会に実装するため、国、都道府県、大学、企業等との連携による共同研究や技術移転活動、農業生産者や消費者への成果紹介も積極的に進めています。
公式サイト https://www.naro.go.jp/
本リリースに関するお問い合わせ
有人宇宙システム株式会社 広報窓口
https://www.jamss.co.jp/contact/
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
基盤技術研究本部 研究推進室
www_kiban@ml.affrc.go.jp

「ニオイセンサ」によるニオイデータ取得の技術実証実験を国際宇宙ステーションにて実施しました。
2023年06月09月 10時
- 宇宙のニオイって?国際宇宙ステーションのニオイを調査 -有人宇宙システム株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:古藤俊一 以下当社)は、民間宇宙飛行士ミッションAx-2(5月21日打上げ)により、「ニオイセンサ」のニオイデータ取得の技術実証実験を国際宇宙ステーション(以下ISS)にて実施しました。Ax-2はAxiom Space社(*1)による2回目の民間宇宙飛行士ミッションとなります。

宇宙のニオイ国際宇宙ステーションのニオイ

ISSでは2000年より宇宙飛行士が継続的に生活し働いています。ISSは閉鎖環境であることから、さまざまなニオイの例えがありますが、ゴミ置き場から発する臭いや、洗濯していない衣類の臭いなど、すべてが良いニオイとは限りません。臭気対策は講じられているものの、その効果を測定する手段はなく、定期的にサンプルを採取し地球に持ち帰っていますが、宇宙飛行士がISSで実際にどのような臭いを感じているかについては、ある程度想像を働かせる必要があります。
当社は宇宙の生活の質(Quality of Life、以下QOL)に着目し、昨年春にISSにて日本初の光触媒空気浄化装置の技術実証を行いました。今回はこれに続く当社のQOLミッションであり、「国内初」ISSのニオイデータを取得するものです。(参考 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000042485.html)
本「ニオイセンサ」は、アロマビット社製のニオイセンサ(*2)をJAMSSにより宇宙搭載化した軌道上実証用ニオイセンサです。従来からガスセンサによる有毒ガスの検出・除去は積極的に行われていますが、本「ニオイセンサ」では、ISSにおけるニオイの見える化を目指します。回収したニオイデータを解析し、地上で類似するニオイを特定します。

宇宙のニオイ国際宇宙ステーションのニオイ

(C)NASA/Axiom Space 左:設置型 右:携帯型
今後宇宙開発の市場が拡大し商業宇宙ステーションの時代が到来する頃には、より快適な住環境が求められ、臭いの処理もQOLを維持する上で重要です。当社はISSのニオイを見える化することにより、宇宙旅行者のQOL向上を目指します。(*3)
*1 Axiom Space Inc.(アクシオム スペース社)
Axiom Space社(米国)は民間宇宙飛行士ミッションを主導し、また、ISSで実施するさまざまな微小重力研究や技術開発のフライトを実現することで、商業宇宙ステーションへの道のりを歩みだしています。Ax-2は2回目の民間宇宙飛行士ミッションであり、宇宙飛行士・研究・設備製造・宇宙での居住空間提供など、人類の探査や宇宙旅行の未来に向けての経験をさらに深めるものです。
*2 アロマビット社開発ニオイセンサ

宇宙のニオイ国際宇宙ステーションのニオイ

QCM(水晶振動子)型ニオイセンサは、ニオイ分子が膜表面に吸脱着して起こる質量変化を、水晶振動子の共振周波数の変化として検知、膜ごとの周波数変化値を計測し、数値データへと変換します。これにより、これまで人の感覚でしか判断できなかったあらゆるニオイを、目で見えるようにデジタルデータ化することができます。アロマビット社ではQCM型ニオイセンサは商品化されており、今後CMOS型ニオイセンサも商品化に向けて開発中です。
*3 宇宙市場拡大に伴うQOLビジネスへの期待
米国を中心に地球低軌道(LEO)商業化の動きが加速しており、それに伴い、民間宇宙ミッションの市場の拡大が期待されています。将来の宇宙における居住空間は、快適性・デザイン性が重視されます。快適性へのニーズは、インテリアだけではなく、宇宙飛行士のメンタルヘルスやウェルビーイングなど、将来の民間宇宙ミッションをターゲットとしたOOLビジネス需要へとつながることが期待されます。
有人宇宙システム株式会社(JAMSS)について
有人宇宙システム株式会社(JAMSS)は国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」を運用する唯一の民間企業です。JAMSSは1990年創立以来、ISS計画における「きぼう」、「こうのとり」の運用、宇宙空間における安全・安心の確保、宇宙飛行士や管制要員の訓練、宇宙実験の実施などに携わってきました。今や宇宙空間は国家プロジェクトだけでなく、民間企業も利用する場に変化しつつあります。JAMSSもまた、「きぼう」の利用、衛星の開発・運用や衛星データの活用をはじめとした民間企業による宇宙利用に力を入れています。これまでに培ったノウハウを生かし、今後は月や火星といった更なる宇宙探査においても、開拓に寄与し、リードしていきます。
コーポレートサイト https://www.jamss.co.jp/
宇宙利用サポートメディア「ASMILLA(アスミラ)」 https://www.asmilla.com/
私たちの身近にある「宇宙」を知る!宇宙メディアサイト「JAMステ」 https://www.jamss-station.jp/
本リリースに関するお問い合わせ
有人宇宙システム株式会社 広報窓口
https://www.jamss.co.jp/contact/

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