株式会社さかうえの情報

鹿児島県志布志市志布志町安楽2873番地4

株式会社さかうえについてですが、推定社員数は51~100人になります。所在地は志布志市志布志町安楽2873番地4になり、近くの駅は志布志駅。有限会社あべの学園やまびこ幼稚舎が近くにあります。創業は1983年になります。2017年12月22日に経済産業省より『地域未来牽引企業』の認定を受けました。また、法人番号については「5340001015413」になります。
株式会社さかうえに行くときに、お時間があれば「志布志市埋蔵文化財センター」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
サカウエ
住所
〒899-7104 鹿児島県志布志市志布志町安楽2873番地4
google map
企業ホームページ
創業年
1983年
推定社員数
51~100人
代表
代表取締役 坂上 隆
資本金
6,200万円
認定及び受賞
2017年12月22日に経済産業省より『地域未来牽引企業』
周辺のお天気
周辺の駅
1駅
JR九州日南線の志布志駅
地域の企業
3社
有限会社あべの学園やまびこ幼稚舎
志布志市志布志町安楽2747番地
有限会社上田組
志布志市志布志町安楽2439番地
有限会社えぞう
志布志市志布志町安楽178番地69
地域の観光施設
1箇所
志布志市埋蔵文化財センター
志布志市志布志町安楽41-6
地域の図書館
3箇所
志布志市立図書館
志布志市志布志町志布志2250-1
志布志市立図書館志布志分館
志布志市志布志町帖3223
志布志市立図書館香月分館
志布志市志布志町志布志3丁目28-6
法人番号
5340001015413
法人処理区分
新規

農業担い手の育成・確保に向け株式会社さかうえ、志布志市と連携協定を締結
2022年12月22月 19時
持続可能な社会のために農業ができること from 鹿児島県 志布志市株式会社さかうえ(本社:鹿児島県志布志市、代表取締役:坂上隆、以下さかうえ)は、志布志市と農業担い手の育成・確保に関する連携協定を締結いたしました。
本協定では、二者が連携協力し、農業の担い手育成及び確保に向けた具体的な研修制度の構築や受け入れ態勢の整備、農業経営を主軸に置いた研修プランの提供等を行い、農業経営者の輩出を目指します。
当市においては、農業法人と行政による連携協定の締結は初めての試みとなっています。



当連携協定について



2022年12月20日、志布志市役所において株式会社さかうえと志布志市による連携協定の調印式が執り行われました。当連携協定では、減少の一途を辿る農業者(農業担い手)の育成・確保に向けて、農業法人である株式会社さかうえと志布志市との連携を強化することを目指すものであり、農業の発展には欠かせない行政と民間の連携を形にしたものであります。
・目的  
二者が連携協力し、農業担い手の育成・確保に取り組むことによって、志布志市の農業振興及び地域活性化に資すること
・連携事項
 1. 志布志市で農業を志すものに対する研修受入に関する事項
 2. 農業技術に加え優れた経営感覚を有する若手農業リーダーの育成に関する事項
 3. 情報発信に関する事項
 4. その他、本協定の目的を達成するために必要な事項
【志布志市長コメント】
志布志市は、新規就農者の確保・育成対策として、平成8年より開始した農業公社研修制度により年々面積を増やし、新規就農者の確保・育成において大きな成果を上げている状況です。
農業人口の減少や耕作放棄地の増加などの社会課題を農業ビジネスで解決することを目指し、経営人材の育成や農業経営者の独立支援に積極的に取り組んでいるさかうえとの、農業担い手育成・確保に関する連携協定により、農業研修機関を拡大し、志布志市農業サポートセンターを核とした連携協力体制を強化することによって、農業における多様な担い手の育成、地域活性化が図れることと期待しているところです。志布志市としましても農業振興を積極的に推進していくことをお約束します。
【株式会社さかうえ 代表取締役 坂上隆 コメント】



農業には2つの特殊要因があります。1つが命を扱う産業であること、もう1つが地域に密着していること(生活の場が生産の場であること)です。農業が発展する上では地域の方の協力がなくてはならないですし、地域の課題を解決することが事業の発展だと考えています。そのための第一歩が志布志市と連携し、地域との協力体制をつくることです。今後は農家が減少するので、自分たちの地域を自分たちで守るために、地域と連携して新しい農業の形を作っていきたいと考えています。農業は難しいといわれているが、将来的に農業は楽しいといわれる世の中を目指します。
農業界の現状と今後
2015年には130万戸あった農業経営体数は2022年にはとうとう100万戸を割り込みました。今後も農業者は減少の一途を辿り、2030年には50万戸を割り込む予測が立つほどです。一方で、その構成比も大きく変わりつつあります。2020年時点では、約100万戸の農業経営体の内、90%が小規模農家(売上1千万円以下)、8%が中規模農家(売上1~5千万円)、2%が大規模農家(5千万円以上)という構成比となっておりますが、2030年には小規模農家が75%、中規模農家が19%、大規模農家が6%と中・大規模農家の構成比が高まる見通しです。
さらに、2020年の農業算出額の内訳をみてみると、約9兆円の算出額のうち、20%が小規模農家(戸数は全体の90%)、30%が中規模農家、50%強が大規模農家(戸数は全体の2%)による産出となっており、今後の農業構造においては大規模農家の産出額シェアが拡大することが見込まれます。
このような農業界の情勢から、農業者の大規模化は必然の流れであり、今後の農業を支えていく上では、経営力を持った農業者(担い手)の育成が非常に重要なポイントとなります。
参考)大泉一貫(2020)フードバリューチェーンが変える日本農業 日本経済新聞出版社
アグリバレー構想
さかうえは農業版シリコンバレーである「アグリバレー」の実現を目指しています。アグリバレーは「農業を中核に人材や企業が集い、課題解決に向けた経済活動をすることにより新たな価値が生まれ、農業が持続的に発展する」という概念です。
アグリバレーが目指すものは、農業の発展の最大化、農業の魅力の最大化、農業の波及効果の最大化です。
多様な人材がやりがいを持ち、地域資源を活用し地域とともに発展していくことを可能にし、それを全国に波及させます。
その中核をなすものは人材です。新規就農者の増加に向けた就農支援施策、異業種を含めた企業間連携やアライアンス、投資、経営人材の育成等々。暗黙知の多い農業界において、ノウハウや知識を形式知化することで、それらが伝達可能なものとなり、農業の持続的な発展を支えます。
株式会社さかうえについて
さかうえは全スタッフの約半数が30代以下、さらにその半数以上が県外出身者で全国から志布志に移住し農業を生業としています。若手スタッフに積極的に仕事を任せて経験と知識を積ませ、成長を促しています。また、社員の育成だけでなく、農業経営者の育成・独立支援を充実させることで、農業における成功確率を上げ、農業自体が持続的に成長する産業になる未来を見据えています。



【会社概要】
社名:株式会社さかうえ
所在地:鹿児島県志布志市志布志町安楽2873-4
代表取締役:坂上隆
事業内容:農畜産物、牧草飼料の生産、販売
設立:1995年
従業員数:116名
会社HP:https://sakaue-farm.co.jp/
里山牛HP:https://satoyama-beef.com/

地域資源を最大限活用した「里山牛プロジェクト」がThe Japan Times「Sustainable Japan Award 2022」で優秀賞を受賞
2022年09月27月 13時
持続可能な社会のために農業ができること from 鹿児島県 志布志市株式会社さかうえ(本社:鹿児島県志布志市、代表取締役:坂上隆、以下さかうえ)は、株式会社ジャパンタイムズ(以下、ジャパンタイムズ)が主催する「Sustainable Japan Award 2022」において、優秀賞を受賞いたしました。
当アワードは、先進的且つ持続可能な取り組みを行う企業、団体、個人を表彰するもので、The Japan Timesの英文記事を通じてその活躍が国内外へ発信されます。
「里山牛プロジェクト」を中心としたサステナブルな事業活動が評価され、弊社では初の受賞となりました。

持続可能社会

【Webページ】https://sustainable.japantimes.com/sjaward-company2022
「Sustainable Japan Award」優秀賞の受賞について
今回受賞した「里山牛プロジェクト」では、荒廃していく中山間地域に牛(現在は黒毛和牛)を放牧することで里山の保全を目指しています。

持続可能社会

また牛に与える粗飼料(草主体の飼料)を自給することで、地域資源を最大限活用した持続可能な畜産事業が可能となっております。
2019年の取組開始以来、順調に認知度と売上を伸ばし、百貨店のお中元・お歳暮で取り上げていただく等、幅広いお客様からご評価をいただいております。
【受賞理由(The Japan Times Webサイトより)】
里山牛プロジェクトにおいて、黒毛和牛を耕作放棄地(遊休農地)に放牧し、自給飼料で飼育していることなど地域資源を最大限活用していることが評価された。
2019年9月、自社が位置する鹿児島県志布志市で高齢化や人口減少に伴い離農者が増加した遊休農地を有効活用する方法として放牧するスタイルの畜産を開始。
またそれに加えて輸入穀物の価格高騰や世界的に問題になっているグレインフェッドビーフ(穀物肥育牛)が業界の問題となる中で、この畜産で生じる糞尿を堆肥化し、農産物栽培に活用する循環型農業も実施している。
地域資源を最大限活用した持続可能な畜産事業を可能とした里山牛プロジェクトのモデルを志布志市で確立させ、他地域にも波及させることで、日本の地域が抱える課題を解決することを目指している。

持続可能社会

【株式会社さかうえ 代表取締役 坂上隆 コメント】

持続可能社会

この度はこのような素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。
里山牛プロジェクトでは、日本人が大切にしてきた自然と人との調和を象徴する「里山」の保全を目指しています。
自然のエネルギーが牛を生かし、そのエネルギーが肉に姿を変え、人を生かす。ひと昔前は当たり前のように里山で見られた日常の中で、持続可能な社会がすでに成立していました。
これが日本に古来存在する「里山文化」です。
「故きを温ねて新しきを知る」 この温故知新の精神にのっとり、里山牛プロジェクトでは先祖から学び、今の時代に求められる農業の在り方を再定義することで、自然と人とが共に生きる持続可能な社会づくりを見据えています。
株式会社さかうえの農業
さかうえは鹿児島県志布志市に1995年に設立され、設立時から現在に至るまで主に野菜と飼料用作物の生産及び販売にて発展を遂げてきました。栽培品目はケール(青汁用)、馬鈴薯(加工菓子用)、ピーマン、茄子、胡瓜、飼料用作物(デントコーンサイレージ、イタリアンライグラス等)で、作付面積は約200haです。
中でもピーマンは全国でも有数の生産量で、鹿児島県のピーマン生産量の約10%に相当する量を取り扱っております。データを活用した農業経営に早期から取り組み、作業の平準化だけでなく、早期の人材育成にも注力しております。
今回、賞をいただいた「里山牛プロジェクト」は2019年より取組を開始いたしました。当プロジェクトでは、荒廃していく中山間地域に牛(現在は黒毛和牛)を放牧することで里山の保全を目指しています。
弊社が位置する鹿児島県志布志市は農地が中山間部に拡がり、高齢化や人口減少に伴い離農者が増加し遊休農地が年々加速度的に増加しております。弊社はこれまで野菜と飼料作物の生産・販売で経営を拡大してきましたが、使われなくなる土地はトラクターが入りにくかったり形がいびつであったりと、労働面における生産性の低い土地がほとんどで、野菜の大規模生産には適しておりません。このような地域の課題に対し、使われなくなる地域資源の有効活用の方法として土地利用型の放牧スタイルの畜産に取り組んでいます。
地域資源を活用した放牧に加え、里山牛プロジェクトのもう一つの特徴は、飼料作物の自給です。
既存事業で、中山間部の土地を利用して飼料作物を大規模に生産し、地域の畜産農家へ販売、処理の難しい糞尿を堆肥として引き取り、良質な土づくりに活用する循環型農業を展開しております。
この既存事業との組み合わせにより、自社で作った飼料を自社で飼育する里山牛に与える「飼料の自給」が実現し、地域資源を最大限活用した持続可能な畜産事業が可能となっております。
昨今、不安定な世界情勢により、海外産飼料や燃料の高騰が農業界では大きな課題となっております。
飼料を自給することで食料自給力を高め、外的要因に左右されにくい持続可能な農業の実現を目指します。
里山牛プロジェクトの副次的効果
里山牛プロジェクトの副次的な効果としては下記があげられます。
〇耕作放棄地(遊休農地)を放牧に活用することによる効果
・畜産で生じる糞尿を堆肥化し農産物栽培に活用するなどの循環型農業化
・鳥獣害から里地を守る、いわゆるカウベルトを構築
・放牧は世界的な潮流となっている「アニマルウェルフェア」の考え方にも合致した生産方式
〇自給飼料で飼育することによる効果
・現在世界的に問題になっているグレインフェッドビーフ(穀物肥育牛)の水資源枯渇への影響を軽減
・食料自給力の向上
・フードマイレージの大幅な削減
食料安全保障、エネルギー消費、地球温暖化の問題においても持続可能な社会に大きく貢献することが期待されます。

持続可能社会

環境の側面における課題の解決だけでなく、牛肉としても生産と消費のミスマッチを軽減することが里山牛プロジェクトのもう一つの魅力となっております。
具体的には、脂身の多い従来のサシ追求型の和牛は高齢化社会や健康志向の現代において生産と消費の間でミスマッチを起こしている側面があり、一方里山牛は、放牧と粗飼料での飼育により高品質な赤身と草由来の良質で適度な脂身が相まって、高齢者も食べやすい牛肉、健康に意識の高い客層に受け入れられやすいものとなっています。
また弊社では里山牛の魅力を最大限消費者の方々にお伝えできるよう、大切に飼育した里山牛を自社の社員で精肉加工し、販売までをしております。里山牛を飼育し、加工し、販売する。この一連の流れを自社で一貫して行うことで、豊かな自然の恵みを農場からお客様の食卓へ直接お届けすることが可能となります。
荒廃していく中山間地域の増加や持続可能な社会の実現は、志布志市だけでなく日本の多くの地域に存在する課題です。里山牛プロジェクトのモデルを志布志市で確立させて他地域にも波及させることで、日本の地域が抱える課題を解決することを目指します。
「里山牛」の産直お取り寄せ

持続可能社会

餌には自然に生えている草と自社農場で生産した牧草飼料(非遺伝子組み換え)のみを与え、一年中のびのびと放牧環境で過ごします。
赤身の旨みが詰まった牛肉本来の濃厚な味わいと口