株式会社コルクの訪問時の会話キッカケ
株式会社コルクに行くときに、お時間があれば「豊島区立郷土資料館」に立ち寄るのもいいかもしれません。
「
何か、いいことありましたか
池袋駅の近くで美味しい定食屋さんはありますか
豊島区立郷土資料館が近くにあるようですが、好きですか
株式会社コルクでいいこと、ありそうですね
」
google map
東京メトロ丸ノ内線の池袋駅
東京メトロ有楽町線の池袋駅
JR東日本埼京線の池袋駅
2025年06月17月 15時
KOLC+、リアルタイムデジタルツインをノーコードで現場導入できる「GN
2025年05月15月 14時
KOLC+、カレンダー共有を提供開始。国土交通省ASPの機能要件「スケジ
2025年04月25月 13時
KOLC+「4D工程表」、国土交通省NETISで「VE評価」に昇格
2025年03月27月 15時
建設現場におけるリアルタイムデジタルツインの実現と活用
2025年02月14月 11時
BIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス)」を提供する、株式会社コルク(東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)は、リアルタイムデジタルツインをノーコードで現場導入できる「GNSSモデル連携」に関連する特許を取得しましたので、お知らせいたします。
特許取得技術について
本技術は、GNSS(全球測位衛星システム)や測量機器で取得した位置情報と、デジタルツイン空間上の3Dモデルをノーコード(ユーザー操作)で紐づけ、3Dモデルの姿勢を制御(移動・回転)する仕組みとなります。
従来、GNSSなどの位置情報とデジタルツイン上の特定の3Dモデル(重機や橋桁など)を連動させるには、導入現場ごとに個別にプログラムを修正する必要がありました。
例えば、GNSS端末の取付位置が現場条件や日程によって変わることもあり、その都度エンジニアがコードを修正する必要があるため、リアルタイムデジタルツインを導入するには相応のコストがかかるとともに、横展開しにくいという課題がありました。
本技術を導入することで、エンジニアを介さずに、現場のタブレット端末だけで3Dモデル連動を管理できるようになります。低コストでスケーラブルな運用環境を実現する上で、本技術は非常に重要な要素となります。
特許情報
特許番号: 特許第7693252号
発明の名称:3D表示システム、3D表示方法、及び3D表示プログラム
特許権者: 株式会社コルク
登録日: 2025年6月9日
発行日: 2025年6月17日
KOLC+「GNSSモデル連携」について
リアルタイムデジタルツインをノーコードで現場導入できるクラウドサービスです。高精度測位サービス(RTK-GNSS)の経度緯度だけでなく、自動追尾トータルステーションなどの公共座標(平面直角座標)も連携可能な仕組みにすることで、ミリメートル精度でのモデル連動も可能になりました。KOLC+のデジタルツイン上にプロットされた座標点をつかんで、対象モデルの取付位置にドラッグ&ドロップするだけで両者を関連付けてモデルを連動できます。1つのモデルに2つの座標点を紐づければ、モデルの回転も制御できます。
GNSSなどの座標点と3Dモデル(重機)をノーコードで関連付けてモデル連動を開始している様子
AWS S3のAPIを利用した位置データ連携に対応したことで、独自開発システムとも連携しやすくなりました。
KOLC+画面上での利用イメージ
導入事例やAPI連携可能なサービスについては、以下の製品ページをご確認ください。
https://s.kolcx.com/gnss-sync-bim
※ モデル提供:国土交通省 四国地方整備局 波川高架橋工事
■ KOLC+(コルクプラス)とは
KOLC+は、BIM/CIMモデルや点群をクラウド上で統合・共有・活用できる「BIM/CIMクラウド」です。国土交通省などの情報共有システム(ASP)としても利用でき、利用社数は500社以上になっています。国土交通省の「建築BIM加速化事業」での補助対象ソフトウェアにも認定されています。
サービスサイト:
https://kolcx.com
機能一覧:
https://kolcx.com/feature/
■ 株式会社コルクの会社概要
所在地: 東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
代表者: 堤 正雄
事業内容: 建設業向けBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営
会社HP:
https://kolg.co.jp
BIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス)」を提供する、株式会社コルク(東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)は、リアルタイムデジタルツインをノーコードで現場導入できる「GNSSモデル連携」を正式に提供開始しました。衛星測位の経度緯度だけでなく、トータルステーションやSLAM(自己位置推定)などの平面直角座標も連携可能な仕組みにすることで、ミリメートル精度でのモデル連動も可能になりました。
開発の背景
従来、GNSS(全球測位衛星システム)で測位した位置情報(経度・緯度・標高)と、デジタルツイン上の特定の3Dモデル(重機や橋桁など)を連動させるには、導入現場ごとに個別にプログラムを修正する必要がありました。例えば、GNSS端末の取付位置が現場条件や日程によって変わることもあり、その都度エンジニアがコードを修正する必要があるため、
リアルタイムデジタルツインを導入するには相応のコストがかかるとともに、スケールしにくいという課題
がありました。
そこで、KOLC+では、
GNSSと3Dモデルをデジタルツイン上でノーコードで簡単に紐づけられる仕組みを独自開発
しました。これにより、エンジニアを介さずに、現場のタブレット端末だけでGNSS連動を管理できる、低コストでスケーラブルな運用環境を実現しました。
ドラッグ&ドロップでGNSSと3Dモデルを連携
高精度測位サービス(RTK-GNSS)などから取得した位置情報は、KOLC+のデジタルツイン上にプロットされます。この点をつかんで、対象モデルのGNSS取付位置にドロップするだけで両者を関連付けることができます。1つのモデルにGNSSを2点紐づければ、モデルの回転も反映できます。この操作はタブレット端末(iPad)でも可能です。
動画:GNSS2点をドラッグ&ドロップで建機モデルに紐づけて、GNSS連動を開始する様子
GNSSサービスをノーコードでAPI連携
KOLC+で対応済みのGNSSサービスは、API接続情報だけで簡単にデジタルツインに連携でき、プロットされた点をクリックすれば、測位精度などの詳細情報を確認できます。高精度測位サービス(RTK-GNSS)の場合は、数センチメートル以内の精度で測位できます。
GNSSのプロット点をクリックすれば、測位精度や詳細情報を確認できます(航空写真:国土地理院)
AWS S3 経由での位置データ連携に対応
GNSSは衛星測位であるため、トンネルや屋内空間では利用できません。そこで、トータルステーション(TS)やSLAM(自己位置推定)などの外部システムの位置情報とも連携できるように、「AWS S3」をインタフェイスにしたAPI連携を実装しました。これにより、
屋内測位
でも利用可能になったほか、経度緯度ではなく
平面直角座標によるミリメートル精度のモデル連動
や、
低コストで自由度の高いデータ連携
が可能になりました。
KOLC+で対応可能な位置データ連携方式(現時点)
※ AWS S3の費用は、軽量なテキストデータのみをGET/PUTするため、月額で数百円以内を想定
KOLC+「GNSSモデル連携」の主な機能
•
高精度測位サービス(RTK-GNSS)をノーコードでAPI連携
•
AWS S3 APIをインタフェイスにした位置データ連携
•
経度緯度だけでなく、平面直角座標でのモデル連動に対応(AWS)
•
外部システムからラベル、カラー、任意テキストも反映可能(AWS)
•
GNSSの点をドラッグ&ドロップするだけで3Dモデルに関連付け可能
•
GNSS2点を関連付ければ、モデル回転も反映
•
現場のタブレット端末(iPad)でGNSS取付位置を編集可能
•
GNSSの軌跡を3Dラインで表示
•
座標に「補正値」を設定可能
•
標高を取得できない場合に、BIM/CIMや点群のモデル上面にプロットできるモードを搭載
導入事例
既に多数の現場で試験導入されており、以下のプレスリリースでは、清水建設株式会社様での現場適用事例をご覧頂けます。
建設現場におけるリアルタイムデジタルツインの実現と活用 ~重機や作業員、ロボットの正確な動きや現在地をリアルタイムに可視化~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000081365.html
出典:プレスリリース「建設現場におけるリアルタイムデジタルツインの実現と活用」
今後の展開
現場ニーズに応じて、API連携できるGNSSサービスを拡充していきます。さらに、モデル連動を活用したソリューションを追加開発していく予定です。
※ モデル提供:国土交通省 四国地方整備局 波川高架橋工事
料金プラン
月額 5万円(税別)
※ 100GB/100ユーザー/統合アプリ(2現場分)の場合
※ 初期費用なし
※ GNSSサービスやAWSの費用は含まれません
導入検討やトライアルのご相談は、以下よりお問い合わせください。
https://kolcx.com/support/contact/
■ KOLC+(コルクプラス)とは
KOLC+は、BIM/CIMモデルや点群をクラウド上で統合・共有・活用できる「BIM/CIMクラウド」です。国土交通省などの情報共有システム(ASP)としても利用でき、利用社数は500社以上になっています。国土交通省の「建築BIM加速化事業」での補助対象ソフトウェアにも認定されています。
サービスサイト:
https://kolcx.com
機能一覧:
https://kolcx.com/feature/
■ 株式会社コルクの会社概要
所在地: 東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
代表者: 堤 正雄
事業内容: 建設業向けBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営
会社HP:
https://kolg.co.jp
Outlook/Googleカレンダーからの一括転記ツールも提供
BIM/CIM共有クラウド「KOLC+(コルクプラス)」を提供する、株式会社コルク(東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)は、個人予定を簡単に入力して日程調整を効率化できる「カレンダー共有」機能を新たに提供開始しました。これにより、国土交通省の情報共有システム機能要件に含まれる「スケジュール管理機能」に準拠しました。
「時間枠だけ」の共有設定に対応
Googleカレンダーのような直感的な操作で、個人予定を簡単に入力して共有できます。
ユーザー指定
で共有設定ができ、
時間枠だけ
を共有することもできます。これにより、受注者間で日程調整をする場合は時間枠だけで共有し、受発注者間では詳細予定を共有するような運用も可能です。
複数人の個人カレンダーを統合表示した様子
動画:個人予定を直感操作で編集している様子
外部カレンダーの一括転記ツールを提供(Outlook/Google)
情報共有システム(ASP)でのカレンダー運用で問題になりやすい点は、既存カレンダー(OutlookやGoogleなど)からの転記や2重入力です。API接続によってカレンダー同期する方法もありますが、セキュリティ観点でAPI接続が許可されない場合が多くあります。この問題に対処するため、KOLC+では
API接続なしで実行
できる「一括転記ツール」を実装しました。1ヶ月分の予定をワンクリックでコピーして、一括でKOLC+側のカレンダーに貼り付けることができます。これにより、日程調整の負担を大幅に低減できます。
Outlook/Googleカレンダーから予定データをAPI接続なしで一括コピー&ペースト可能
プロジェクト単位でカレンダー作成
KOLC+では「プロジェクト」という共有グループを複数作成でき、このプロジェクト単位でカレンダーを作成して、業務スケジュールを共有できます。このカレンダーに個人予定を統合して日程調整することも可能です。
国土交通省の機能要件「スケジュール管理機能」に準拠
国土交通省の情報共有システム機能要件に含まれる「スケジュール管理機能」に準拠しました。「帳票スケジュール連携」にも対応したため、工事および業務のどちらでも利用しやすくなりました。機能要件の対応状況(最新版)は、以下のURLにて確認できます。
国土交通省:情報共有システム提供者における機能要件対応状況関連資料
https://www.cals-ed.go.jp/jouhoukyouyuu_taiou/
「カレンダー共有」の主な機能
•
Googleカレンダーのような直感操作で、個人予定を簡単入力
•
プロジェクト単位でカレンダーを作成して、業務スケジュールを共有可能
•
指定したユーザーとカレンダーを共有(受注者間では共有しない設定も可能)
•
「時間枠だけ」の共有設定にも対応
•
外部カレンダー(Outlook/Google)の予定を一括コピー&ペーストに対応
•
国土交通省ASPの機能要件「スケジュール管理機能」に準拠
•
帳票スケジュール連携に対応
•
祝日の表示
料金プラン
本機能は、追加費用なしの標準プラン(3Dプラン/ライトプラン)内で提供いたします。
料金プランの詳細は、以下のURLよりご参照ください。
https://kolcx.com/feature/pricing/
導入検討のご相談は、以下よりお問い合わせください。
https://kolcx.com/support/contact/
■ KOLC+(コルクプラス)とは
KOLC+は、BIM/CIMモデルや点群をクラウド上で統合・共有・活用できる「デジタルツイン現場クラウド」です。国土交通省などの情報共有システム(ASP)としても利用でき、利用社数は500社以上になっています。国土交通省の「建築BIM加速化事業」での補助対象ソフトウェアにも認定されています。
サービスサイト:
https://kolcx.com
機能一覧:
https://kolcx.com/feature/
■ 株式会社コルクの会社概要
所在地: 東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
代表者: 堤 正雄
事業内容: 建設業向けBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営
会社HP:
https://kolg.co.jp
活用効果調査の結果、国土交通省の新技術活用評価会にて認定
株式会社コルク(東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)は、開発・提供するBIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス)」が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」において活用効果調査の結果、技術の有用性が認められ、「VE」評価へ昇格したことをお知らせいたします。
国土交通省「NETIS」とは
新技術情報提供システム(NETIS:New Technology Information System)は、新技術の活用促進のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として、国土交通省が運用しているデータベースシステムです。国土交通省の発注工事において、NETISに登録された技術を提案または活用することで、総合評価方式などの入札段階での加点、工事成績評定での加点の対象となります。
NETIS「VE」評価とは
技術としての有効性が確定し、
継続的な調査が不要
とされた技術に「VE」が付与されます。実際の現場で活用した施工業者からの評価と、国土交通省の新技術活用評価会での審査を経て、従来の「A」から最高位の「VE」評価へ昇格となりました。これにより、
今後は実施報告書や活用効果調査表の提出が不要
となります。
「4D工程表」の活用効果評価結果
活用効果評価結果の所見として、
施工ステップに関する具体的なイメージ共有と正確な合意形成
、および、
円滑な施工により工程、品質・出来形、施工性
に優れると評価されました。また、施工時評価では
「工程」と「施工性」で「従来技術より大幅に優れる」
と高い評価を得ました。今後の活用については「今後も是非活用したい」が44%、「活用を検討したい」が37%と
約8割の現場で継続活用に前向きな評価
を得ました。
「4D工程表」と従来技術の評価点の比較(出典:NETIS活用効果評価結果)
「4D工程表」の施工時評価(出典:NETIS活用効果評価結果)
これらの活用効果評価結果は、NETISサイトにて公開されています。
https://www.netis.mlit.go.jp/NETIS/Files/EvalNetis/EvalResultZ/KT-220179C1.pdf
NETIS登録情報
•
登録番号:KT-220179-VE
•
技術名称:KOLC+ 4D工程表
•
登録日:2023年1月23日
•
VE評価:2025年2月28日
•
NETIS登録ページ:
https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KT-220179%20
KOLC+「4D工程表」について
BIM/CIMモデルと工程表を連携し、クラウド上で4D施工シミュレーションを共有・編集できる
4D工程管理クラウド
です。Autodesk Navisworks(R) のタイムライナー設定から自動生成でき、進捗管理や遅延箇所の抽出などにも対応しています。
モデル提供:国土交通省 九州地方整備局 大川高架橋上部工(P39~P44)工事/オフィスケイワン株式会社
4D工程表の詳細はこちら
https://kolcx.com/feature/timeliner/
導入検討やトライアルのご相談は、以下よりお問い合わせください。
https://kolcx.com/support/contact/
■ KOLC+(コルクプラス)とは
KOLC+は、BIM/CIMモデルや点群をクラウド上で統合・共有・活用できる「デジタルツイン現場クラウド」です。国土交通省などの情報共有システム(ASP)としても利用でき、利用社数は500社以上になっています。国土交通省の「建築BIM加速化事業」での補助対象ソフトウェアにも認定されています。
サービスサイト:
https://kolcx.com
機能一覧:
https://kolcx.com/feature/
■ 株式会社コルクの会社概要
所在地: 東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
代表者: 堤 正雄
事業内容: 建設業向けBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営
会社HP:
https://kolg.co.jp
重機や作業員、ロボットの正確な動きや現在地をリアルタイムに可視化
株式会社コルク(東京都豊島区:代表取締役 堤 正雄、以下「コルク」)、ソフトバンク株式会社(東京都港区:代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 宮川 潤一、以下 「ソフトバンク」)、株式会社アスク(東京都千代田区、代表取締役 武藤 和彦、以下「アスク」)、セーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)の4社は、2024年8月3日より、清水建設株式会社(東京都中央区:代表取締役社長 井上 和幸、以下「清水建設」)が建設中の相鉄鶴ヶ峰付近連続立体交差工事において、建設現場におけるリアルタイムデジタルツインの実現と活用の実証に成功したことをお知らせいたします(以下「本実証」)。
本実証の背景
建設業界では、複雑な施工現場における品質管理や安全管理、そして刻々と変化する現場の状況確認をどのように実施するかが重要な課題となっています。これまでは、定期的な現場巡回による状況確認が一般的でしたが、近年、クラウドカメラの普及により、映像・画像を通じて遠隔からリアルタイムで現場の様子を確認することが可能となりました。
本実証の概要
映像・画像情報に加え工事現場全体の状況をより詳細に把握するために、清水建設、
コルク、ソフトバンク、アスク、セーフィーが連携し、施工現場のデータを仮想空間にリアルタイムで再現する「リアルタイムデジタルツイン」を導入しました。BIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス、※1)」で構築した現場のデジタルツイン上に重機や作業員の3Dモデルを配置し、ソフトバンクの高精度測位サービス「ichimill(イチミル、※2)」で取得した誤差数センチメートルの位置情報と3Dモデルを連動させることで、リアルタイムな現場3Dを実現しました。
さらに、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケット ツー プラス、※3)」のリアルタイム映像を現実空間と同じ位置でデジタル空間上に配置させることで、視覚的に現場の状況が確認しやすくなりました。これらの技術により現場での重機や作業員の正確な動きや位置情報をリアルタイムに把握し、現場に行かなくても施工の進捗や安全状況を確認することで、迅速な意思決定が可能になります。
例えば、俯瞰的に工事現場全体を把握することで、重機と作業員の動線確認や、現地で計測不可能な高さにある架線と重機との離隔、あるいは施工中の杭打機械の正確な位置をリアルタイムで確認することができ、不具合を未然に防ぎ品質向上につながっています。施工管理者は細部まで可視化されたデジタル空間のデータに基づいて精密な施工管理を行えます。
今後の展開
アスク社が提供する四足歩行ロボット「Unitree(ユニツリー)Go2(※4)」による現場巡回によってさらに高度な情報収集による遠隔管理が期待されています。今回試行した四足歩行ロボットには、位置情報を取得する「ichimill」の小型デバイスプロトタイプ機、「Safie Pocket2 Plus」ならびにLiDARが搭載されており、巡回しながら様々な情報を取得することができました。このデータはリアルタイムで「KOLC+」のデジタルツインに反映され、巡回ルートや映像を3D空間上のプラットフォームにて確認できる仕組みができました。四足歩行ロボットによる自動巡回は、人による巡回作業の多大な時間と労力の削減、過酷な環境での負担軽減につながることが期待されています。
このようにリアルタイムデジタルツイン技術は、建設業界における施工管理の課題解決に寄与するだけでなく、施工の効率性や安全性を向上させ、将来的な建設プロジェクトの在り方を変革する可能性を秘めております。リアルタイムデジタルツイン技術により、建設現場の「遠隔での可視化」を先へと進め、よりスマートな現場管理が実現しつつあります。
今後、関係各社と連携しながら自動遠隔巡視機能を四足歩行ロボットに実装し、360度パノラマカメラやSafieのカメラ、LiDARを搭載して走行させ、多様な情報を収集。これらの情報を「KOLC+」上のデジタルツインにリアルタイムで反映する予定です。また、安全管理機能の拡張として、「KOLC+」のシステム上で立入禁止エリアを設定し、「ichimill」の位置情報を基に侵入を自動検知するシステムを構築する計画です。
加えて、今回の検証結果を携帯電話などの通信ネットワークが整備されていない山間部などの不感地帯でも応用するべく、ソフトバンクの衛星通信サービス「Eutelsat OneWeb」(※5)を活用予定です。「Eutelsat
OneWeb」を用いることで不感地帯での応用を実現し、規定の通信速度を確保する帯域確保プランと機密性の高い閉域接続により品質の高い通信を可能にします。セーフィーは「KOLC+」をはじめとするデジタルツインとの連携強化を進め、映像を活用した遠隔施工管理を支援します。具体的には、エッジAIを搭載した屋外向けクラウド録画カメラ「Safie GO PTZ AI(セーフィー ゴー ピーティーゼット エーアイ、※6)」の立ち入り検知およびカウント機能を「KOLC+」と連携させることで、立ち入り禁止エリアへの侵入通知や作業エリア内の作業員数をデジタルツイン上に可視化します。これにより、遠隔でより詳細な現場状況の把握を実現します。
各現場にてよりご利用しやすい仕組みを5社共同で検討を進めて参ります。
■ 実証実験の動画イメージ
https://www.youtube.com/watch?v=CEEEqQI6wuE
■ 実証実験の期間
2024年8月3日~2025年11月27日
■ 実証実験の場所
相鉄鶴ヶ峰付近連続立体交差工事(1工区)
■ 今回の実証実験における各社の役割(敬称略・五十音順)
•
清水建設 :ユースケースの検討、現場実証管理
•
アスク社 :四足歩行ロボット「Unitree Go2」の提供
•
コルク社 :リアルタイムデジタルツイン「KOLC+」の提供
•
セーフィー社 :ウェアラブルクラウド遠隔カメラ「Safie Pocket2 Plus」の提供
•
ソフトバンク社:プロジェクト管理、実験企画・推進、サービス化検討、位置情報の把握「ichimill」の提供
※注釈1:
https://kolcx.com/
※注釈2:
https://www.softbank.jp/biz/services/analytics/ichimill/
※注釈3:
https://safie.jp/pocket2/
※注釈4:
https://www.ask-corp.jp/biz/robotics.html
※注釈5:
https://www.softbank.jp/biz/services/network/satellite/eutelsat-oneweb/
※注釈6:
https://safie.jp/ai-app/people-count-outside/
■ 実証実験のイメージ図
■ KOLC+(コルクプラス)とは
KOLC+は、BIM/CIMモデルや点群をクラウド上で統合・共有・活用できる「デジタルツイン現場クラウド」です。国土交通省などの情報共有システム(ASP)としても利用でき、利用社数は500社以上になっています。国土交通省の「建築BIM加速化事業」での補助対象ソフトウェアにも認定されています。
サービスサイト:
https://kolcx.com
機能一覧:
https://kolcx.com/feature/
■ 株式会社コルクの会社概要
所在地: 東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
代表者: 堤 正雄
事業内容: 建設業向けBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営
会社HP:
https://kolg.co.jp
株式会社コルクの情報
東京都豊島区西池袋1丁目11番1号メトロポリタンプラザビル14階
法人名フリガナ
コルク
住所
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1丁目11番1号メトロポリタンプラザビル14階
推定社員数
1~10人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅JR東日本山手線の池袋駅
地域の企業
地域の観光施設
法人番号
6011001091591
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2021/04/12
プレスリリース
KOLC+「GNSSモデル連携」に関する特許を取得
KOLC+「GNSSモデル連携」に関する特許を取得
2025年06月17月 15時
KOLC+「GNSSモデル連携」に関する特許を取得
KOLC+、リアルタイムデジタルツインをノーコードで現場導入できる「GNSSモデル連携」を提供開始。AWS経由で平面直角座標もデータ連携可能に
2025年05月15月 14時
KOLC+、リアルタイムデジタルツインをノーコードで現場導入できる「GNSSモデル連携」を提供開始。AWS経由で平面直角座標もデータ連携可能に
KOLC+、カレンダー共有を提供開始。国土交通省ASPの機能要件「スケジュール管理機能」に準拠
2025年04月25月 13時
KOLC+、カレンダー共有を提供開始。国土交通省ASPの機能要件「スケジュール管理機能」に準拠
KOLC+「4D工程表」、国土交通省NETISで「VE評価」に昇格
2025年03月27月 15時
KOLC+「4D工程表」、国土交通省NETISで「VE評価」に昇格
建設現場におけるリアルタイムデジタルツインの実現と活用
2025年02月14月 11時
建設現場におけるリアルタイムデジタルツインの実現と活用