株式会社サンライズプロモーション東京の訪問時の会話キッカケ
株式会社サンライズプロモーション東京に行くときに、お時間があれば「TEPIA先端技術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。
「
今日もいい日ですね。
外苑前駅の近くで美味しいお店はありますか
TEPIA先端技術館が近くにあるようですが、行ってみたいのですが、行ったことはありますか
株式会社サンライズプロモーション東京でいいこと、ありそうですね
」
google map
東京メトロ半蔵門線の青山一丁目駅
東京メトロ銀座線の青山一丁目駅
都営大江戸線の青山一丁目駅
2025年06月05月 12時
Happy Mother’s Day! ~母に感謝のコンサート2025
2025年05月27月 18時
兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念公演「明日を落としても」演出:栗
2025年05月14月 12時
中村勘九郎 中村七之助 新緑歌舞伎特別公演2025 オフィシャルレポート
2025年05月09月 18時
藤巻亮太 LIVE TOUR 2025「儚く脆いもの」 東京公演オフィシ
2025年05月07月 18時
2025年12月に、ミュージカル「ALTAR BOYZ」の上演が決定いたしました。
オフ・ブロードウェイ発、2005年にベスト・オブ・オフ・ブロードウェイ賞に輝いたあの伝説のダンスミュージカルが帰ってくる! 「ALTAR BOYZ」は、2004年にニューヨークの47丁目劇場(Puerto Rican Traveling Theater)にて初演され、2008年からDodger Stagesにて通算2000回以上の上演記録を誇る、オフ・ブロードウェイ・ミュージカルの決定打。その後、全米ツアー、韓国、ハンガリー、フィンランド、オーストラリア、カナダ、フィリピンなど、世界各地で人々を熱狂の渦に巻き込んできました。
2009年以来、日本でもキャストと組み合わせを変えながら再演を重ね、ライブ感満載の内容で、大勢の熱いファンを生んできました。そしてこの冬、9回目となる「ALTAR BOYZ」の上演が決定いたしました。
美しき男たちが魂を込めるクリスマスシーズン。【Team GOLD】【Team SPARK】、【Team SAPPHIRE】が、観る者を救いの道へと導きます。公演スケジュール・出演者等の詳細は後日発表です。続報をお待ちください。
公演概要
公演名:ALTAR BOYZ 2025
日程:2025年12月
※公演スケジュール・出演者等の詳細は後日発表になります。
作:ケビン・デル・アギラ
作詞・作曲:ゲイリー・アドラー&マイケル・パトリック・ウォーカー
主催・製作: M・G・H/サンライズプロモーション東京
公式サイト:
https://altarboyz.jp/
公式X:
https://x.com/altarboyzjp
ストーリーテラー・内田也哉子、ホスト・森山直太朗上白石萌音、大橋トリオ、藤原さくら、オフィシャルピアニスト・桑原あい 出演
2025年5月6日(火祝)に東京・Bunkamuraオーチャードホールで行った「Happy Mother’s Day!~母に感謝のコンサート2025 in TOKYO~」のオフィシャルレポートが到着しました。
■オフィシャルレポート
回を重ねるたびに思い出が増え、「またここで会いたい」という気持ちが強くなる。2022年の初開催から4年目を迎えた「Happy Mother’s Day!~母に感謝のコンサート 2025 in TOKYO~」が、5月6日に渋谷Bunkamuraオーチャードホールで開催された。「この世界の全ての母親に感謝の思いを込めて、音楽の花束を贈ろう」というテーマのもと、5月の風物詩としてすっかり定着した人気イベント。今年はどんな名場面が生まれるだろう?
「とても親密なコンサートになると思います。お母様のことを思い出しながら、音楽の調べとともに、じっくりと楽しまれてください」(内田也哉子)
司会進行をつとめる内田也哉子、森山直太朗のコンビも4年連続で息はぴったり。今回の新趣向、ステージに置かれたアンティーク風の椅子と机は森山の私物で、よりアットホームな雰囲気でゆったり。「トップバッターは誰でしょう? 私です(笑)」と笑いを誘いながら、まず森山が「さくら」をアコースティックギター1本の弾き語りで。高い天井と大きな側壁を持つ、クラシック音楽に適したホールいっぱいに美しいファルセットが広がる。贅沢な時間の始まりだ。
続く「新世界」は、デビュー20周年ツアーのドキュメント映画『素晴らしい世界は何処に』のテーマ曲。一昨年に父親をなくした森山の思いと、幼い頃に母をなくした父の思いを重ね合わせたバラードは、歌の背景が語られたあとに聴くとより深みが増す。コンサートのオフィシャルバンド、須原杏Stringsの演奏も素晴らしい。
そしてオフィシャルピアニスト・桑原あいを加えてもう1曲、「アルデバラン」は2021年のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」主題歌として森山が作り、AIが歌ったもの。この曲を選んだ理由はもちろん、ドラマでヒロインを演じた上白石萌音がこのあとに登場するから。会場いっぱいの手拍子を集めて、エンディングはゴスペルのような熱い盛り上がりだ。
「ここオーチャードホールは、母が主戦場としている会場です」
もう1曲いいですか?と言って歌った「Eternally~エターナリー~」は、森山の母・森山良子が得意とする曲で、手回しオルゴールのメロディに合わせて歌う姿も母そっくり。桑原あいのピアノソロがそのあとを引き継ぎ、さらにこの日の二番手の歌い手・藤原さくらが登場して「Smile」を歌う、チャーリー・チャップリンの曲を並べる演出はお見事のひとこと。独特の倍音を含む豊かな低音を響かせる、ジャズとソウルの深みを感じさせる魅力的な歌声で、昨年リリースしたオリジナル曲「daybreak」を歌う彼女を、椅子に腰かけた司会進行の二人が優しく見守っている。
「大人になって、上京して一人暮らしを始めてから、母を一人の人間として見られるようになった気がします」
自分の歌の一番のファンで、コンサートでは最前列で見ていたり、カバー曲のリクエストをくれたり(「Smile」も母のリクエストだそう)。常に応援してくれる母に捧げるアメリカン・ポップスのスタンダード「L-O-V-E」は、ジャジィなリズムに観客の手拍子を加えてにぎやかに。直後の森山直太朗と内田也哉子とのトークでは、「母とは年々、友達感が増しているかも」と言いながら、実家に帰ると同じ部屋で寝る話や、洋菓子や雑貨を扱う店を営む母のお菓子作りの話など、楽しいエピソードで会場を和ませてくれた。
続いてはこの日の三番手のアーティスト、大橋トリオ。アコースティックギターのチューニングに時間をかけて「まだしゃべってていいですよ(笑)」と言ったり、森山直太朗の「さくら」を一節口ずさんで拍手をもらったり、自然体のたたずまいで1曲目から観客の心をキャッチ。「はじまりの唄」「ホルトノキ」はどちらも親の目線で子供たちの成長を見つめるバラードで、柔らかく繊細な歌声とアコースティックギターに、ピアノとストリングスがそっと寄り添う。大人がゆったり楽しめる、上質なポップスの世界だ。
「ここでスペシャルシンガーをお迎えします」
残り1曲を歌うために呼び込まれたのは、かねてより大橋トリオと親交のあるシンガー&アクトレス、上白石萌音だ。大橋がマンドリンを弾き、二人でデュエットする「窓」は、かつて大橋トリオと矢野顕子の共作として世に出、上白石も大のお気に入りという美しいバラード。最近も自身のライブで歌ったそうで、「本家」との共演に緊張の表情を見せつつ、歌い始めた途端に豊かな声量で観客の目と耳をくぎ付けにする。シンガーの巧さとアクトレスの表現力を兼ね備えた、素晴らしいパフォーマンス。
大橋トリオ、上白石萌音、内田也哉子による母親トークでは、3歳の大橋がテレビのCMソングを真似してピアノで弾くのを聴いた母が、「あなたには音楽の才能がある」と褒めてくれたエピソードを語ったり、森山、上白石、也哉子のクロストークでは、上白石の母は昔中学校の音楽教師とピアノの先生をしていて、「上白石家の中では一番歌が上手」というエピソードが明かされたり。この母にしてこの子あり、というエピソードがたくさん聞けるのも「母に感謝のコンサート」の大きな楽しみだ。
コンサートもそろそろ終盤に差し掛かった。これまで司会進行に徹してきた内田也哉子が初めてステージ中央に立ち、「ストーリーテラー」としてスポットライトを浴びる時間だ。「私たちはみんなお母さんの子供たちーー」という、4年前に発表された自作のエッセイは、毎年少しずつ内容が書き加えられて進化している。内田也哉子自身の内面の変化が、そのまま言葉になっていくのだろう。母への感謝から平和のメッセージへ、今年のストーリーはいつにも増してより普遍的で、壮大な視点が強く印象に残った。
朗読が終わり、灯りの落ちたステージの上で、椅子に腰かけていた上白石がアカペラで歌い出す。桑原あいのピアノがそっと寄り添い、須原杏Stringsが軽快なリズムを刻みだす。まるでミュージカルのような演出がとてもおしゃれな曲、ジャズ・スタンダードの「On The Sunny Side Of The Street」はみなさんご存じの通り、上白石がヒロインの1人を務めたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で重要な役目を担った歌だ。なんて心憎い選曲だろう。
「初めて(しっかりと)母親の役を演じて、それは自分にとってとてもセンセーショナルな体験
何度でも、立ち上がる―― 阪神・淡路大震災から30年。演劇界の巨匠・栗山民也が手掛ける、神戸「あの時」を巡る物語。
兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念公演として、2025年10月の上演と、栗山民也が演出を手掛けることを発表していた、舞台
『明日を落としても』
(読み:あすをおとしても)の詳細が決定いたしました。
上段(左→右) 佐藤隆太、牧島 輝、川島海荷、酒向 芳 下段(左→右) 尾上寛之、春海四方、田畑智子、富田靖子
『明日を落としても』は、六甲山系の麓に佇む創業80年の老舗旅館を舞台に、阪神・淡路大震災から30年となる2025年と、震災発生当時の1995年を巡る、神戸「あの時」の物語。主人公の桐野雄介は、自身が営む旅館でアルバイトとして働く神崎ひかるに昔の自分を重ね、ボクシングを教え始めます。そこに震災が起こり…。当たり前のように思えている生きることの大切さ、明日を迎えることの奇蹟を描いた作品です。
本作の演出を務める
栗山民也
は、兵庫県立芸術文化センターのソフト先行事業『GHETTO/ゲットー』(1995年6月25日~7月1日)や、新国立劇場との共同制作で上演した開館記念公演『母・肝っ玉とその子供たち ―三十年戦争年代記』(2005年11月15日~20日)の演出を担当。当センターと所縁の深い栗山が、阪神・淡路大震災をテーマに、演劇界注目の脚本家、
ピンク地底人3号
が立ち上げた物語を、センターのプロデュース作品として創り上げます。
出演は、ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」、映画「THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~」、舞台「『GOOD』-善き人-」から、バラエティ番組まで幅広く活躍する
佐藤隆太
、「きたやじ オン・ザ・ロード~いざ、出立!!篇~」、「ライチ☆光クラブ」など多くの舞台で存在感を示す
牧島
輝
、ドラマ「ガラスの城」「君しか見えないよ」、舞台「イノセント・ピープル~原爆を作った男たちの65年~」から、情報番組などのMCまで、ジャンルレスに活動を重ねる
川島海荷
、4月公開の映画「花まんま」や、ドラマ「海に眠るダイヤモンド」など、注目作に名を連ねる
酒向
芳
、ドラマ「Believe-君にかける橋-」、映画「私が俺の人生!?」などで活躍する
尾上寛之
、舞台メンソウルプロジェクト「BUT・AND-バッテン-」、TBS・CULEN「ヴェニスの商人」で個性を発揮する
春海四方
、ドラマ「しあわせは食べて寝て待て」、「まどか26歳、研修医やってます!」など、話題作に続々と出演する
田畑智子
、栗山演出の「母と暮せば」の2018年、2021年、2024年公演や、ドラマ、映画などで活躍する
富田靖
子と、個性豊かな実力派俳優が揃いました。
兵庫公演は2025年10月11日(土)~16日(木)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、東京公演は10月22日(水)~27日(月)に東京・EX THEATER ROPPONGIにて開催。この度、演出の栗山民也、出演する佐藤隆太、牧島 輝からコメントが到着しました。兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念公演として、新しい明日を描く本作にご期待ください。
イントロダクション
何度でも、立ち上がる――
六甲山系の麓に佇む創業80年の老舗旅館。
社長の桐野雄介と、姪の遙が旅館をきりもりしている。
かつてアルバイトをしていた神崎ひかるが、今年も雄介の元を訪れた。
ケンカっぱやくて無鉄砲。フロントに立っても敬語も使えない。
ひかるに昔の自分を重ねた雄介はボクシングを教えはじめる。
「初めて左ジャブした時さ、頭の中に風が吹いてん―」
阪神・淡路大震災から30年。
演劇界の巨匠・栗山民也が手掛ける
神戸「あの時」を巡る物語。
演出 栗山民也 コメント
「ひょうご舞台芸術」という名のプロジェクトで、何本もの作品を上演してきた。この事業は兵庫県に新しい劇場が創られるまでのソフト先行事業として出発したものだった。だが1995年の、あの阪神・淡路大震災によって日常の糸が断ち切られ全てが頓挫した。しかしグランド・ゼロになってしまった悲運の土地に、復興のシンボルを目指し文化の力を信じる多くの人たちの手によって、「兵庫県立芸術文化センター」設立へと動き出した。そして時は流れ、今年開館20周年へと繋がれていった。
劇場に集う仲間たちとともに、「土地の記憶」や「人間の記憶」を主題に、『明日を落としても』という新しい舞台を作ろうと思う。忘れてはいけない大事な記憶を見つめ続けることで、劇場は未来に向って開かれていく。一人でも多くの手が繋がれるならば、劇場という大きな輪のなかに、きっと一つの新しい命が産れるだろう。
佐藤隆太 コメント
開館20周年というタイミングで兵庫県立芸術文化センターの舞台に立てることを幸せに感じています。
栗山さんと初めてご一緒したのは7年前の『アンナ・クリスティ』でした。しっかりと課題を与えて下さると同時に、僕の芝居に迷いがある時には優しく導いて下さいました。
またあの稽古場の時間を味わえるのかと思うと…もちろん緊張もありますが、自然と気分が高揚します。
そんな栗山さんの演出の元、素敵な共演者の皆さんと、このオリジナルの会話劇をどのように紡いでいけるのか。
震災を扱った物語ですが、私たち一人一人、それぞれの人生に触れ、そっと背中を押してくれるような作品です。
是非劇場でお会いしたいです。
牧島 輝 コメント
兵庫県立芸術文化センター開館20周年おめでとうございます。
記念すべきこの年に舞台に立たせていただくことを光栄に思います。
今作は阪神・淡路大震災をテーマの一つとした作品です。震災が起きた1995年は僕の生まれ年でもあります。なので、直接的に阪神・淡路大震災を経験したわけではありません。ただ、経験していない僕たちの世代が当時のことを考え、忘れていかないことはとても大切なことだと思います。
僕の演じる役の名前が僕と同じひかるということにも縁を感じています。この作品が観てくださった方の心に届きますように頑張ります。皆様に劇場でお会いできることを楽しみにしています。
■公演概要
公演名:明日を落としても
作:ピンク地底人3号
演出:栗山民也
出演:佐藤隆太、牧島 輝、川島海荷、酒向 芳、尾上寛之、春海四方
田畑智子、富田靖子
・兵庫公演
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
日程:2025年10月11日(土)~16日(木)
※開場は開演の30分前
チケット料金:一般 8,500円、U25 2,500円(全席指定/税込)
一般発売日:2025年7月19日(土)10:00~
お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255(10:00~17:00 月曜休、※祝日の場合は翌日)
主催:兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
・東京公演
会場:東京・EX THEATER ROPPONGI
日程:2025年10月22日(水)~27日(月)
※詳細は後日発表いたします。
お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
主催:サンライズプロモーション東京
公式サイト:
https://asuoto2025.com
X(旧Twitter):@asuoto2025
制作:サンライズプロモーション東京
企画製作:兵庫県立芸術文化センター
左から、中村勘九郎、中村七之助、中村鶴松
中村勘九郎と中村七之助が一門と共に全国を巡演する『新緑歌舞伎特別公演2025』が、5月3日(土祝)、華やかに幕を開けた。2005年からほぼ毎年開催されているだけに、各地のファンが心待ちにしている本公演。今回はあえて「やったことのない演目をやってみようと」(七之助)選ばれた『高尾懺悔(たかおさんげ)』『太刀盗人(たちぬすびと)』のほか、作品解説やふたりに質問できるトークコーナー、歌舞伎の仕掛けや演出について学べる「ミニ歌舞伎塾」も加わり、見どころたっぷり。和やかな空気に包まれた、5月5日(月祝)の文京シビックホール 大ホールの様子をお届けする。
幕が開くと、司会の吉崎典子アナウンサーの呼び込みで、勘九郎と七之助、中村鶴松の3人が登場。大きな拍手の中、巡業公演が21年目を迎えたことを聞かれた勘九郎は、「この公演で初めて生の歌舞伎をご覧になったお客様が、歌舞伎座や南座、大阪松竹座(での歌舞伎公演)に足をお運びになることが多いと聞いて、長年やってきてよかったなとつくづく思います」と感慨深げだ。
今回の2作品については、まず七之助が『高尾懺悔』を解説。
「高尾という吉原の有名な太夫が四季折々の情景を表しながらしっとりと踊るのですが、高尾はもう亡くなっていて、亡霊なんです。静かな踊りですし、もしかしたら初心者向けではない演目 かもしれませんが、特別公演はチャレンジの場でもありますので、あえて選ばせていただきました」と語る。
続いて勘九郎も『太刀盗人』について、「こちらも初めての演目です。いま歌舞伎座で尾上菊五郎さんと尾上菊之助さんの襲名披露公演中ですが、そちらにご出演でお忙しいはずの尾上松緑さんと坂東彦三郎さん 、坂東亀蔵さんに丁寧に教えていただきました。大変ありがたく、心して挑みたいです」と意気込む。
続いてのQ&Aでは、客席から多くの手が上がった。「七之助さんの女方が艶めかしいので、色気の参考にしたいです。どういう点を心がけていますか」との質問には七之助も笑いつつ、「それは心も身体も(なりきって)……と言いたいところですが、やはり基礎は舞踊だと思います。身に付いた表現が色気につながっているのかなと。もちろん、男性が女性を演じるという部分もあると思いますね」と回答。
また、3月の歌舞伎座『仮名手本忠臣蔵』の塩冶判官が好評を博した勘九郎には、「その時の楽屋エピソードを教えてください」という質問が。「久しぶりの『忠臣蔵』の通し狂言ということで、楽屋でも皆が楽しそうだったのが印象深いです。お互いに歌舞伎が好きなんだなって、改めて感じられましたね」と勘九郎は振り返る。
鶴松へは「普段は好青年でいらっしゃるのに、(天守物語の)亀姫など少し悪いお姫様が魅力的なのはなぜですか」という質問。勘九郎が「普段の黒い中身が出てるんだよね」とイジると、慌てて鶴松が「私は純粋な人間なので、一所懸命勤めているだけです!」と返し、笑いに包まれるひと幕も。鶴松にとって3年ぶり2回目の自主公演「鶴明会」が9月に催されることも発表され、 客席から歓声が上がっていた。
『高尾懺悔』『太刀盗人』の支度のために3人が退場すると、今度は中村小三郎と澤村國久が登壇して「ミニ歌舞伎塾」がスタート。前半は歌舞伎の効果音を紹介し、國久の軽妙な語りに乗せて中村仲之助が実際に使われている道具で“雨の音”や“カエルの鳴き声”、“船を漕ぐ音”などをやってみせると、客席は興味津々。
ミニ歌舞伎塾の様子
後半は、舞台上で演者につく後見(こうけん)の仕事について小三郎から説明が。「踊り手と音楽、それから後見と、3人で息を合わせないと出来ません」とは、中村屋のベテランならではの貴重な言葉だ。続いて中村仲四郎が実際に『京鹿子娘道成寺』のワンシーンを踊り、小三郎が後見の仕事“引抜(ひきぬき)”を実演。二重に着こんだ衣裳をたった8本の糸を引き抜いて別の衣裳にガラリと変えてみせると、客席から大きな拍手が送られていた。
次はいよいよ『高尾懺悔』の上演。大きなもみじの樹と石灯篭の舞台セットの後ろから登場した高尾太夫(七之助)は、儚げな美しさで客席からは思わずため息が。本作の高尾については諸説あるものの、伊達騒動のきっかけとなった“仙台高尾”(2代目の高尾太夫)がモデルとされている。華々しい世界に生きているように見えて、家の事情で売られてきた悲しみや色々な人を裏切ったことで陥る地獄の責め苦など、吉原の影の部分を繊細な表現で踊り継いでゆく七之助。長唄の歌詞も美しく、舞踊の神髄を堪能できる演目だ。
休憩を挟んで最後は『太刀盗人』。勘九郎が扮する“すっぱ”(スリ)の九郎兵衛が、鶴松演じる田舎者万兵衛の持っている立派な太刀を盗もうとするコミカルな物語だ。互いに自分の太刀だと譲らないふたりの間に入り、裁きに入るのは目代丁字左衛門(昼は中村山左衛門/夜は中村いてう)と従者藤内(昼は中村仲助/夜は中村仲侍)。太刀の由来や銘などを聞かれて答える万兵衛の真似をするものの、絶妙にズレた答えや踊りを披露する九郎兵衛が見どころだ。両者が連れ舞で魅せる軽快な足さばきはもちろん、時折タイミングが“合ってしまった”ような間合いもおかしく、最後まで会場はたくさんの笑い声に包まれた。
公演に先立って行われた取材会では、「長唄の歌詞が分かるとグッと理解が深まると思うので、パンフレットにはいつも歌詞を載せているんですよ」と語っていた勘九郎。丁寧な解説はもちろん、近作の舞台写真も多く掲載されているので、より作品を知りたいという方には、こちらもぜひオススメしておきたい。
取材・文/藤野さくら
■公演概要
<公演名> 中村勘九郎 中村七之助 新緑歌舞伎特別公演2025
<出演> 中村勘九郎 中村七之助 中村鶴松 他
<演目>
1. トーク&ミニ歌舞伎塾
2. 高尾懺悔 長唄囃子連中
高尾太夫 中村 七之助
岡村柿紅 作
3. 太刀盗人 長唄囃子連中
すっぱの九郎兵衛 中村 勘九郎
目代丁字左衛門 中村 山左衛門(昼)
中村 いてう(夜)
従者藤内 中村 仲助(昼)
中村 仲侍(夜)
田舎者万兵衛 中村 鶴松
2025年5月
3日(土)埼玉 所沢市文化センターミューズ マーキーホール
4日(日)東京 ギャラクシティ西新井文化ホール
5日(月)東京 文京シビックホール 大ホール
6日(火祝)愛知 刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール
9日(金)高知 高知県立県民文化ホール オレンジホール
10日(土)愛媛 松山市民会館 大ホール
11日(日)山口 周南市文化会館 大ホール
13日(火)岡山 倉敷市民会館
14日(水)広島 広島文化学園HBGホール
16日(金)兵庫 アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)大ホール
17日(土)大阪 フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)大ホール
18日(日)大阪 箕面市立文化芸能劇場 大ホール
20日(火)埼玉 RaiBoC Hallレイボックホール(市民会館おおみや)大ホール
21日(水)山形 やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)大ホール
24日(土)北海道 函館市民会館 大ホール
25日(日)北海道 カナモトホール(札幌市民ホール) 大ホール
お問い合わせ: サンライズインフォメーション 0570-00-3337(平日12時~15時)
<企画・制作>株式会社ファーンウッド、株式会社ファーンウッド21
<協力>松竹株式会社
<制作協力>サンライズプロモーション東京
<公式HP>
https://nakamuraya-tour.srptokyo.com/
4月24日(木)にZepp DiverCity(TOKYO)で行った〈藤巻亮太 LIVE TOUR 2025「儚く脆いもの」〉東京公演のオフィシャルレポートが到着しました。
■オフィシャルレポート
みずみずしいバンドサウンドに回帰したニューアルバム『儚く脆いもの』を携えて、4月24日、Zepp DiverCity(TOKYO)で〈藤巻亮太 LIVE TOUR 2025「儚く脆いもの」〉東京公演が開催された。5月24日の台湾公演に先駆けた、国内でのツアーファイナル公演だ。
4月4日の札幌公演で幕を開け、桜前線をまたぐように国内7都市+台湾を駆け抜ける春のツアー。1曲目はアルバム『儚く脆いもの』から、この季節にぴったりの明るい躍動感がはじける「桜の花が咲く頃」で、ステージの背景を飾る照明も美しい桜色だ。ライブを重ねてきたバンドは絶好調で、よくまとまり、よく動き、よく笑う。メンバーはすっかりお馴染みの、バンドマスター・御供信弘(B)、片山タカズミ(Dr)、近藤寿(G)。キーボードのいないギターバンド編成で、「ベテルギウス」「Heroes」と、一体感溢れるスピードでぐんぐん飛ばす。
「春は出会いと別れが彩る季節。今回のアルバムは別れの曲も多いですが、切なさや寂しさの向こう側に、出会えた時間のぬくもりや、いとおしさを感じながら曲を作っていました」
『儚く脆いもの』の中でも、ひときわノスタルジックな切なさをたたえた「Glory Days」から、装飾をそぎ落したロックバラードの中に、別れの痛みと激情をくるみこんだ「指先」へ。春から初夏へと続く心象風景の中で、まさに切なさの向こう側にいとおしさを感じさせる。藤巻亮太らしい世界観が大きく広がる2曲だ。
「今しか作れない曲や言葉が、あるんだなと思います」
アルバムに収められた「愛の風」は、およそ10年前に地元・山梨の友人たちとの会話の中で生まれたきっかけが、今だからこそ形になった曲だと語る藤巻。仕事と生活に追われる30代、40代の頑張りを応援する、あたたかいまなざしが彼らしい。
ここで季節が変わり、12月の冬景色の中で描く「真っ白な街」へ。藤巻のアコースティックギターを中心に、フォークロック調のシンプルなアレンジがいい感じだ。そしてライブの前半を締めくくる「粉雪」は、ホールの壁に映る雪のような照明と、ミラーボールのまばゆい輝きに包まれて。4月の終わりに聴く「粉雪」は、冷たく湿った雪ではなくてさらりと軽やか、空の向こうに明るさを感じるような柔らかい粉雪だ。
「自分の生きている小さな世界と、地球の裏側まで広がる大きな世界とが繋がっていることを、忘れちゃいけないと思います」
ライブ後半の幕開けを飾る「朝焼けの向こう」は、『儚く脆いもの』の中でも特に激しくエネルギッシュなロックチューン。煽るようなバンド演奏に合わせ、客席から一斉に手が上がる。希望と笑顔の未来を願う「朝焼けの向こう」と、“命を繋げ”と叫ぶように歌う、メッセージ性の強い大曲「大地の歌」は、同じテーマを別の角度から表現した、コインの裏表のような存在かもしれない。さらに、アルバムの中で最も暗い怒りに満ちた「メテオ」へと、観客が静まり返って聴き入るほどの、重厚な迫力溢れる歌と演奏が続く。光の裏側にある闇の感情を描く、こうした世界観も藤巻亮太の大切な属性だ。
もう1曲、『儚く脆いもの』のラストに置かれた「ハマユウ」は、別れの歌ではあるが、沖縄音階のメロディが大らかな愛を感じさせる美しい曲。様々な感情を織り込んだ楽曲を連ねながら、ライブはそろそろ終盤へ。
「ほめ言葉は全部聴こえます(笑)。世界に、こういう言葉だけが溢れているといいですね」
いい声、かっこいい、大好き。今日は客席から声が飛ぶことが多く、笑顔で応える藤巻もとてもリラックスして楽しそうだ。メンバー紹介では御供、片山、近藤も雄弁にしゃべり、バンドとしての絆の強さをしっかりとアピール。「ここから最後まで盛り上がっていくぞ!」と檄を飛ばすと、ここからはフィナーレへ向けて明るいアップテンポナンバーの三連発。御供と近藤がジャンプしながら弾きまくる「南風」、猛烈なスピードに乗ってフロント3人が激しく動き回る「以心伝心」、そしてミラーボールの光が降る下、豪快なエイトビートで疾走する「儚く脆いもの」へ。直前のMCで“バンドの魔法”と語っていた通り、バンドならではの、ライブならではの一体感と開放感が最高だ。
「4月になって、環境が変わった方も多いんじゃないでしょうか。今日のライブで少しでも何かを感じて、この曲のメッセージを持って帰ってもらえたらと思います」
新しい風の中、新しい季節を君と見たいーー。ラストを締める「新しい季節」は、出会いと別れの曲が交錯する『儚く脆いもの』の中で、最も出会いの喜びを感じさせる曲。力強いメッセージに観客の手拍子のリズムを重ねて、会場全体の一体感が最高潮に達する、素敵なフィナーレ。
「この秋、アコースティックでツアーを回ります。会いに行くので、必ず会いに来てください」
アンコールでは嬉しいお知らせ、全国6都市を回る〈藤巻亮太 Acoustic Tour 2025〉の開催が発表された。『儚く脆いもの』からさらにその先へ、藤巻亮太の新しい季節はもう始まっている。そしてアンコールに応えて歌ったのは、穏やかな優しさ溢れる「花びらのメロディー」と、新たな世界の入口に立つ喜びをかみしめる「3月9日」。きれいな終わり方だったと思いきや、さらにもう1曲、予定外のダブルアンコール「ゆらせ」では、全員がタオルを振り回して大騒ぎ。ピースサインでステージを去る藤巻の表情が、やりきった充実感で輝いて見える。
アルバム『儚く脆いもの』の世界観を、ライブで完結させた〈藤巻亮太 LIVE TOUR 2025「儚く脆いもの」〉。どの曲も、音源よりも明るさとポジティブさが増して聴こえたのは、春という季節、そしてバンドの魔法のおかげだろう。今しか作れない曲や言葉があるように、今しか味わえない歌がそこにあった。秋のツアーも今から楽しみだ。またライブで会いましょう。
(文/宮本英夫 写真/HIRO EDWARD SATO)
■藤巻亮太 Acoustic Tour 2025
日程/会場:
2025年10月15日(水)東京・有楽町 I'M A SHOW
2025年10月24日(金)長野・木曽文化公園文化ホール
2025年10月25日(土)群馬・高崎芸術劇場スタジオシアター
2025年10月28日(火)岐阜・下呂交流文化会館 泉ホール
2025年11月3日(月祝)兵庫・小野市うるおい交流館エクラホール
2025年11月22日(土)山梨・はくばく文化ホール
入場料:全席指定 5,500円(税込)
■藤巻亮太 Live Tour 2025 ~儚く脆いもの~
・追加公演
2025年5月24日(土) 「藤巻亮太 Live Tour 2025 in Taipei」(台湾)
会場:Legacy Taipei
開場:17:00 開演:18:00
■Mt.FUJIMAKI 2025
開催/日時:2025年9月27日(土) 山中湖交流プラザきらら (山梨県南都留郡山中湖村平野479-2)
出 演:藤巻亮太 ほか
入場料:特典付きプレミアムチケット 15,800円
プレミアムチケット 10,800円
入場券 8,800円
駐車券:3,500円
お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
オフィシャルサイト:
http://www.mtfujimaki.com/
藤巻亮太 オフィシャルサイト :
https://www.fujimakiryota.com/
■アルバム『儚く脆いもの』リリース情報
2025年3月26日(水)リリース
アルバム
『儚く脆いもの』
通常盤(CDのみ)
価格:3,200円(税抜)
品番:VICL-66061
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Linkall/VICL-66061.html
初回限定盤(CD+DVD)※3方背ブックケース仕様
価格:4,500円(税抜)
品番:VIZL-24
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Linkall/VIZL-2434.html
株式会社サンライズプロモーション東京の情報
東京都港区北青山2丁目11番3号
法人名フリガナ
サンライズプロモーショントウキョウ
住所
〒107-0061 東京都港区北青山2丁目11番3号
推定社員数
51~100人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅東京メトロ銀座線の外苑前駅
地域の企業
地域の観光施設
地域の図書館
法人番号
1010401052539
法人処理区分
新規
プレスリリース
美しき男たちが、激しく歌い踊り“魂を救う”衝撃のミュージカル「ALTAR
美しき男たちが、激しく歌い踊り“魂を救う”衝撃のミュージカル「ALTAR BOYZ」、12月上演決定!2025年冬、ほとばしるライブが蘇る!
2025年06月05月 12時
美しき男たちが、激しく歌い踊り“魂を救う”衝撃のミュージカル「ALTAR BOYZ」、12月上演決定!2025年冬、ほとばしるライブが蘇る!
Happy Mother’s Day! ~母に感謝のコンサート2025 in TOKYO~ オフィシャルレポート到着
2025年05月27月 18時
Happy Mother’s Day! ~母に感謝のコンサート2025 in TOKYO~ オフィシャルレポート到着
兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念公演「明日を落としても」演出:栗山民也、作:ピンク地底人3号 出演:佐藤隆太、牧島 輝、川島海荷、酒向 芳、尾上寛之、春海四方、田畑智子、富田靖子
2025年05月14月 12時
兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念公演「明日を落としても」演出:栗山民也、作:ピンク地底人3号 出演:佐藤隆太、牧島 輝、川島海荷、酒向 芳、尾上寛之、春海四方、田畑智子、富田靖子
中村勘九郎 中村七之助 新緑歌舞伎特別公演2025 オフィシャルレポート到着
2025年05月09月 18時
中村勘九郎 中村七之助 新緑歌舞伎特別公演2025 オフィシャルレポート到着
藤巻亮太 LIVE TOUR 2025「儚く脆いもの」 東京公演オフィシャルレポート到着
2025年05月07月 18時
藤巻亮太 LIVE TOUR 2025「儚く脆いもの」 東京公演オフィシャルレポート到着