株式会社ジェイエムインテグラルの情報

東京都千代田区有楽町1丁目2番2号東宝日比谷ビル9F

株式会社ジェイエムインテグラルについてですが、所在地は千代田区有楽町1丁目2番2号東宝日比谷ビル9Fになり、近くの駅は有楽町駅。合同会社ポルトが近くにあります。また、法人番号については「2010401160811」になります。
株式会社ジェイエムインテグラルに行くときに、お時間があれば「相田みつを美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
ジェイエムインテグラル
住所
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目2番2号東宝日比谷ビル9F
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千代田区有楽町1丁目7番1号
合同会社長門市油谷発電所
千代田区有楽町1丁目12番1号
合同会社スーパートラスト2
千代田区有楽町1丁目2番2号
地域の観光施設
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相田みつを美術館
千代田区丸の内3-5-1東京国際フォーラム地下1階
出光美術館
千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル9F
東京ステーションギャラリー
千代田区丸の内1-9-1
法人番号
2010401160811
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2022/03/18

「へき地におけるオンライン診療等の手引き」並びに「へき地等におけるオンライン服薬指導の導入の手引き」が公開されました。
2025年05月27月 11時
「へき地におけるオンライン診療等の手引き」並びに「へき地等におけるオンライン服薬指導の導入の手引き」が公開されました。
株式会社ジェイエムインテグラルが、へき地における遠隔医療活用までのプロセスを詳細に記載した手引きの執筆に協力しました。




地域医療支援を手掛ける株式会社ジェイエムインテグラル(東京都港区、代表取締役:和泉大志)は、山口県立総合医療センター へき地医療支援センター並びに公益社団法人地域医療振興協会が作成した「へき地におけるオンライン診療等の手引き」と 山口県(健康福祉部薬務課)が作成した「へき地等におけるオンライン服薬指導の導入の手引き」の執筆協力をしました。
【へき地でオンライン診療・オンライン服薬指導等が求められる背景】
医療機関が限られるへき地においては、高齢化や交通手段の不足により、通院そのものが困難となるケースが増えています。こうした地域課題に対応する手段として、「オンライン診療」や「オンライン服薬指導」の導入が全国的に進められています。患者は自宅に限らず、公民館や郵便局、診療所などを活用し、遠隔地の医師による診察や薬剤師による服薬指導を受けることが可能となり、医療へのアクセスを支える新たな選択肢として注目されています。
【現場で使える、オンライン診療・オンライン服薬指導の道しるべに】
これまで全国でオンライン診療の実証事業は行われてきましたが、多くの地域では、既存の医療体制に組み込む際の障壁が多く、また導入後も住民に十分に活用されないことが課題となっていました。本手引きは、自治体や医療機関の担当者が直面するこれらの課題を解決するための実務に即した資料です。オンライン診療やオンライン服薬指導をまだ取り入れていない地域に向け、これらの仕組みを地域医療に実装するための具体的なステップが詳細に解説されており、自治体担当者から医療機関、各関係団体等にとって非常に有用な手引きとなっています。
【手引きの内容】
本手引きでは、医療機関・薬局・行政が連携し、へき地でも診療から薬の受け取りまでのオンライン体制を構築・運用できる具体的手順を解説します。診療パターン別事例や制度・設備・研修・補助金、支援者の役割、配送・決済フローまで網羅し、導入から地域医療への定着まで地域の実情に沿って現場で実践できます。








【ジェイエムインテグラルの執筆協力について】
弊社は、オンライン診療およびオンライン服薬指導の導入支援で培った知見を活かし、地域医療の現場が抱える課題を踏まえた構成設計・導入フローの整理について、両手引きの制作に執筆協力いたしました。こうした取り組みを通じて、制度や運用面への理解をさらに深めるとともに、計画立案から関係者調整、現場での運用支援まで、一貫した体制で実装支援を行うことが可能です。今後も、自治体や医療機関と連携しながら、地域の実情に応じた現場運用の定着と円滑な導入を支援してまいります。
【原田先生のコメント】
2019年から5年間、厚生労働省の「厚生労働行政推進調査事業」の班長として、へき地におけるオンライン診療について国内外を調査し、山口県内で実証を重ねてきました。その成果として、令和6年度から、まず離島へき地では、看護師さんが患者のそばにいる場合のオンライン診療に加算が認められました。おかげさまで、全国の自治体や医療機関から視察等のお問い合わせを多数いただいています。
厚生労働省の実証事業で得られた知見を、より具体的により多くの皆様にお伝えするため、株式会社ジェイエムインテグラルを含む実証事業の研究協力者にお声掛けして、本手引きを作成しました。また、総務省の実証(離島における郵便局を活用したオンライン診療)についても本手引きに含めています。さらに、オンライン服薬指導についても山口県健康福祉部薬務課と連携して作成し、同時に手引きを発刊することができました。離島へき地に携わっている自治体や医療機関の皆様がこの手引きを手に取り、オンライン診療もひとつの手段として適切に組み合わせ、全国の離島へき地の医療がこれからも持続的に確保されることを願っています。
【本手引きの公開元】
本手引きは以下のサイトに公開されており、どなたでも閲覧・ダウンロードが可能です。
『へき地におけるオンライン診療等の手引き』(発行:山口県立総合医療センター へき地医療支援センター)

https://www.ymghp.jp/wp-content/uploads/2025/03/online.pdf

『へき地等におけるオンライン服薬指導の導入の手引き』(発行:山口県健康福祉部薬務課)

https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/207601.pdf

【本件に関するお問合せ】
株式会社ジェイエムインテグラル
地域医療支援部:鈴木花千代
お問い合わせ:

https://jmintegral.com/contact

Tel: 03-4500-7155

株式会社ジェイエムインテグラルが支援する2つのオンライン診療事業が厚生労働省「令和6年度地域医療基盤総合推進調査事業 実施報告」に掲載されました。
2025年05月23月 11時
株式会社ジェイエムインテグラルが支援する2つのオンライン診療事業が厚生労働省「令和6年度地域医療基盤総合推進調査事業 実施報告」に掲載されました。
救急医療機関受診の適正化に向けた遠隔医療等の活用に関する調査研究




株式会社ジェイエムインテグラル(東京都港区、代表取締役:和泉大志)が支援を行った、山口県と山口県防府市におけるオンライン診療事業が、厚生労働省による「令和6年度地域医療基盤総合推進調査事業 実施報告」において、地域医療の先進事例として掲載されました。 ▶︎ 詳細:厚生労働省「救急医療機関受診の適正化に向けた、軽症の急性疾患等に 対応するための遠隔医療等の活用に関する調査研究 報告書」(https://www.mhlw.go.jp/content/001482538.pdf)
掲載された事例は以下の通りです。
・山口県発熱外来オンライン診療事業
(報告書「4.2.2 コロナ禍におけるオンライン診療の導入事例」参照)
弊社は、コロナ禍での山口県内における医療機関の逼迫や救急搬送困難事例の増加といった課題に対し、保健所と連携して、感染拡大ピーク時の臨時的な対応としてオンライン診療体制を構築しました。
具体的には、令和4年12月29日~令和5年1月31日および令和5年8月10日~8月20日の期間に、健康相談コールセンターを入口としたトリアージ体制を設計。対面診療が必要なケースは保健所と連携することで適切に地域の医療機関受診を促し、オンラインで完結可能な患者にはオンライン診療を提供しました。
報告書では、「令和5年夏期においては、発熱患者における対面診療を約30%程度削減した」とされ、医療資源の効率的活用に寄与した点が高く評価されています。
▶︎ 詳細:

https://jmintegral.com/case/rO-UbYOW

・防府市休日診療所におけるオンライン診療事業
(報告書「4.2.3 平時におけるオンライン診療の導入事例」参照)
弊社は、防府市および防府医師会・防府薬剤師会と連携し、2024年10月より、夜間の内科一次救急が不足していた地域に対して、初期救急体制を補完するオンライン診療の提供を支援しています。
対象患者は高校生以上で、発熱や風邪、軽度の腹痛、皮膚疾患などが想定されており、診療は看護師による症状確認から医師の診療、処方、薬の院内受け渡しまでを含むシームレスな体制を構築しております。弊社は、オンライン診療を行う医師の確保、運用設計、クラウドシステム整備等を通じ、現場実装を支援しました。
報告書では、「インフルエンザ流行期における内科受診の約1割をオンライン診療で対応しており、地域医療体制への一定の効果が確認された」と紹介されており、加えてオンライン診療を契機とした「地域医師のDX推進」や「若手医師の医師会参画」といった波及効果も言及されています。
▶︎ 詳細:

https://jmintegral.com/case/fvkAijHE

以下、調査事業において報告いただいた原文を記載いたします。
『コロナ後の平時においては山口県防府市や千葉県野田市などにおいて特定の診療科、時間、曜日、地域における初期救急体制の補完を目的として自治体でオンライン診療が導入されている。
山口県防府市では夜間において、防府市と防府医師会、防府薬剤師会とジェイエムインテグラル社が連携し内科の一次救急の窓口としてオンライン診療が 2024 年 10 月より開始された。防府市では、もともと夜間の内科の一次救急がなく、二次救急・三次救急の医療機関に軽症であっ てもウォークインで多数の患者が来院されている状況もあり、防府市、防府医師会、防府薬剤師会 を中心にコロナ禍でオンライン診療を実施していた山口県の実施例を参考にしながら導入を進めた。
対象患者は高校生以上で急な発熱、つらい風邪症状、皮膚のかゆみ、軽い腹痛等の内科疾 患の患者である。特徴として、オンライン診療を提供する医師は防府医師会の医師と事業者に登録されている県外の医師で構成されており、「ふるさと診療」という形で、地域にゆかりのある医師と防府医師会が連携し地域の医療機関を主体としてオンライン診療が提供されている。特に県外医師の勤務にあたっては、事前に防府医師会長とのウェブ面談を通じて、臨床経験、専門診療科、防府市における本事業の位置付けについて話し合いを行う流れとなっている。
患者はオンライン診療事務局に電話し、オンライン診療の適応となるか、まず症状等を看護師に伝える。その後、オンライン診療事務局における看護師並びに医師がビデオ通話上で患者情報を共有したのち、患者にもビデオ通話に入室いただき、医師が診療前相談を実施する。対面診療が必要か判断され、オンライン診療適用と医師が判断した場合は、そのままオンライン診療を受診する。
診療録並びに処方薬等の情報はクラウドシステムにアップロードの上、遠隔の医師から現地の防府市休日診療所に共有され、患者が自宅にてオンライン診療受診後、当日中に患者ご本人もしくはご家族等が休日診療所にて薬の受け取り(院内処方)、支払いを行う。インフルエンザの流行期であった 2024 年 12 月 31 日および 2025 年 1 月 2 日に休日診療所にて対面診療と合わせて オンライン診療を提供し、内科受診の約 1 割をオンライン診療で対応した効果が出ている。
厚生労働省により発出された「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づき、上述の通り防府市には夜間における一次救急体制がなかったため、本オンライン診療において初診患者の受け入れについては「休日夜間等でかかりつけの医師がオンライン診療に対応できない場合」に該当する。対面医療機関との連携においては、事業開始(住民へのオンライン診療提供)前に防府市、各二次、三次医療機関との協議の上、特に対面診療が必要となる患者については、オンライン診療勤務医師より診療前相談並びにオンライン診療実施後の患者情報を適切に対面医療機関へ連携する運用となっている。
オンライン診療以外の地域への効果として、遠隔から勤務する医師のうち、防府医師会へ加入する若手医師も見られ、「ふるさと」という地域との共通点をもとに、オンライン診療においても重要な「顔の見える関係」が構築されている。加えて、防府医師会の医師もオンライン診療に参画していることから、自院ではオンライン診療に取り組んだ経験のない医師が本事業に携わることにより、厚生労働省のオンライン診療研修を受講する、オンライン診療に新しく挑戦するなど、地域医師のDXに対する抵抗感の軽減につながっていることも特徴と言える。』




(報告書「4.2.3 平時におけるオンライン診療の導入事例」参照)
【代表のコメント】
このたび、弊社が支援する2事業が厚生労働省の調査対象としてご評価いただいたことを大変ありがたく思います。地域課題に応じた医療提供体制をご支援させていただく中で、自治体・医師会・薬剤師会等地域医療を担う皆様との信頼関係、連携強化を何よりも重要視して進めてまいりました。これらの取り組みについて、今後の地域医療を支える一つのモデルになると確信しております。これからもICTを活用した新たな医療提供体制のご支援、ふるさとへの想いを軸にした顔の見える関係性づくりを通じ、持続可能な地域医療の実現に貢献してまいります。
【本報告書の公開元】
▼厚生労働省「令和6年度地域医療基盤総合推進調査事業 実施報告」(PDF)(ページ中下部 11.事業報告書)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/index_r6_00002.html

【本件に関するお問合せ】
株式会社ジェイエムインテグラル
地域医療支援部:田中勇成
お問い合わせ:

https://jmintegral.com/contact

Tel: 03-4500-7155

へき地における持続可能な医療体制構築に向けて~オンライン服薬指導支援体制構築を支援~
2025年04月21月 11時
へき地における持続可能な医療体制構築に向けて~オンライン服薬指導支援体制構築を支援~
ジェイエムインテグラル、「山口県内へき地におけるオンライン服薬指導等体制構築事業」を完了しました。




地域医療を支援する株式会社ジェイエムインテグラル(東京都港区 代表取締役:和泉大志)は、山口県(健康福祉部薬務課)から受託した「山口県内へき地におけるオンライン服薬指導等体制構築事業」(以下、本事業)を完了しました。
【オンライン服薬指導とは】
オンライン服薬指導とは、スマートフォンやパソコン等の情報通信機器を活用し、相手の状態を相互に確認しながら、薬剤師が患者に対して、薬の適正な使用のため、その薬効、正しい使い方、副作用などの説明(情報提供)、薬学的知見に基づく指導を行うことです。
全国的に見ても、へき地においてオンライン服薬指導を行っている地域はまだ少なく、現状として多くの地域の取り組みは実証段階で終了しています。本事業を通して、デジタルを用いた服薬指導の体制を確立することは、今後我が国における持続可能な地域医療の一助となると考えています。
【山口県において、オンライン服薬指導等体制構築を推進する背景】
山口県では全国よりも早いスピードで人口減少・少子高齢化が進行しており、また、医療計画上のへき地の範囲(県土のおおよそ60%)も拡大しています。特に、居住地周辺に薬局がなく、医薬品の提供や相談などが難しい地域では、医療サービスを受けることが困難であるという問題が深刻化しています。また、人口10万人当たりの薬剤師数は全国平均を上回るものの、35歳未満の薬剤師数は、平成14年をピークに減少しており、持続可能な医療体制の構築が急務となっています。
【事業業務内容】
本事業では、「調査」「開発・実装支援」「知見整理」の3本柱を軸に、一貫した取り組みを行いました。
1.へき地における医薬品等提供に係る先進事例調査
2.県内へき地における医薬品等提供のニーズ調査
3.へき地の医薬品等提供に係る研究会の開催支援
4.へき地におけるオンライン服薬指導等支援ツールの開発
5.へき地におけるオンライン服薬指導等の導入支援
6.オンライン診療や巡回診療など診療と組み合わせた、オンライン服薬指導や一般用医薬品の提供手法の導入支援の手引き書の作成・説明会の実施
【特筆すべき事項に関して】
[調査]1.へき地における医薬品等提供に係る先進事例調査
本事業において先進的な実装地域の課題を把握し、県内へき地においてより良い体制構築を進めるべく以下の地域に対して事例調査を行いました。
・長野県伊那市 医療MaaSにおけるオンライン服薬指導
・三重県鳥羽市 離島診療所、オンライン診療室等におけるオンライン服薬指導
[調査]2.県内へき地における医薬品等提供のニーズ調査
実際に遠隔医療の導入を進めている県内地域のうち、特に周南市和田地区、柳井市平郡島において郵便局におけるオンライン診療の取り組みが進んでおり、これらの地域についても調査を実施しました。いずれも厚生労働省によるオンライン診療の受診可能な場所や条件等に係る制度が令和5年5月に見直しされたこと※を踏まえて、郵便局の空きスペースを活用することで高齢者等のオンライン医療の確保を行うものです。
※・・・へき地等において特例的に医師が常駐しないオンライン診療のための診療所の開設について(令和5年5月18日付け医政総発0518第1号)




日本郵政グループ 郵便局を使用したオンライン診療の実施 より引用
[開発・実装支援]4.へき地におけるオンライン服薬指導等支援ツールの開発
へき地におけるオンライン服薬指導に際しては、多くの地域でZoom等の汎用システムが用いられ、薬局選択やオンライン服薬指導の予約については紙媒体、オンライン診療後の医療機関との連携においては電話が用いられていることが一般的です。それぞれのシーンで異なる媒体が用いられ、非効率な運用が行われていることもありますが、一般的にサービス提供されているシステムについてはオーバースペックであり、地域においては活用し切ることが難しいケースも少なくありません。
上記の課題に対して、「薬局選択・予約・ビデオ通話」の基本となる機能を一元的に実装し、かつ、地域の関係者によって抵抗感なく使用できるシステムを開発いたしました。薬局情報についての加筆修正や、予約完了後の薬局、医療機関へのメール通知、ワンタップで接続できるビデオ通話システムなどの特徴を持ち合わせ、各オンライン服薬指導実施場所においてインストール可能な仕組みとしております。




【知見整理】6.オンライン診療や巡回診療など診療と組み合わせた、オンライン服薬指導や一般用医薬品の提供手法の導入支援の手引き書の作成・説明会の実施
県内の薬局空白地域において医薬品等の提供体制を確保するため、地域の薬局、医療関係者、行政等の関係機関が連携して、オンライン服薬指導を導入しようとする際の手順をわかりやすく解説する目的で、「へき地等におけるオンライン服薬指導の導入の手引き」を作成したものです。 地域においてオンライン服薬指導を導入しようとする際に、広く御活用いただける内容となっております。








【山口県健康福祉部薬務課様からのコメント】
本事業では、綿密なディスカッションを行いながら、各種調査、実装支援、研究会等の開催、ツール開発、手引きの作成等、多くの業務を実施していただきました。へき地等でのオンライン服薬指導の導入支援という全国的にも類似事例がないにも関わらず、医療に関する豊富な知見や各地での経験をもとに業務を進めてくださり、感謝しています。今後、県内におけるオンライン服薬指導の導入支援を進めるにあたり、今回の委託事業で作成したツールや、導入の手引きは大変有効と考えており、県民の誰もがどこでも安心して医薬品等をしようできるよう、引き続き、取組を進めてまいります。
【本件に関するお問合せ】
株式会社ジェイエムインテグラル
地域医療支援部:鈴木花千代
お問い合わせ:

https://jmintegral.com/contact

Tel: 03-4500-7155

へき地における持続可能な医療体制構築に向けて オンライン服薬指導支援体制構築を支援
2025年04月18月 11時
へき地における持続可能な医療体制構築に向けて オンライン服薬指導支援体制構築を支援
ジェイエムインテグラル、「山口県内へき地内におけるオンライン服薬指導等体制構築事業」を完了しました。




地域医療を支援する株式会社ジェイエムインテグラル(東京都港区 代表取締役:和泉大志)は、山口県(健康福祉部薬務課)から受託した「山口県内へき地におけるオンライン服薬指導等体制構築事業」(以下、本事業)を完了しました。
【オンライン服薬指導とは】
オンライン服薬指導とは、スマートフォンやパソコン等の情報通信機器を活用し、相手の状態を相互に確認しながら、薬剤師が患者に対して、薬の適正な使用のため、その薬効、正しい使い方、副作用などの説明(情報提供)、薬学的知見に基づく指導を行うことです。
全国的に見ても、へき地においてオンライン服薬指導を行っている地域はまだ少なく、現状として多くの地域の取り組みは実証段階で終了しています。本事業を通して、デジタルを用いた服薬指導の体制を確立することは、今後我が国における持続可能な地域医療の一助となると考えています。
【山口県において、オンライン服薬指導等体制構築を推進する背景】
山口県では全国よりも早いスピードで人口減少・少子高齢化が進行しており、また、医療計画上のへき地の範囲(県土のおおよそ60%)も拡大しています。特に、居住地周辺に薬局がなく、医薬品の提供や相談などが難しい地域では、医療サービスを受けることが困難であるという問題が深刻化しています。また、人口10万人当たりの薬剤師数は全国平均を上回るものの、35歳未満の薬剤師数は、平成14年をピークに減少しており、持続可能な医療体制の構築が急務となっています。
【事業業務内容】
本事業では、「調査」「開発・実装支援」「知見整理」の3本柱を軸に、一貫した取り組みを行いました。
1.へき地における医薬品等提供に係る先進事例調査
2.県内へき地における医薬品等提供のニーズ調査
3.へき地の医薬品等提供に係る研究会の開催支援
4.へき地におけるオンライン服薬指導等支援ツールの開発
5.へき地におけるオンライン服薬指導等の導入支援
6.オンライン診療や巡回診療など診療と組み合わせた、オンライン服薬指導や一般用医薬品の提供手法の導入支援の手引き書の作成・説明会の実施
【特筆すべき事項に関して】
[調査]1.へき地における医薬品等提供に係る先進事例調査
本事業において先進的な実装地域の課題を把握し、県内へき地においてより良い体制構築を進めるべく以下の地域に対して事例調査を行いました。
・長野県伊那市 医療MaaSにおけるオンライン服薬指導
・三重県鳥羽市 離島診療所、オンライン診療室等におけるオンライン服薬指導
[調査]2.県内へき地における医薬品等提供のニーズ調査
実際に遠隔医療の導入を進めている県内地域のうち、特に周南市和田地区、柳井市平郡島において郵便局におけるオンライン診療の取り組みが進んでおり、これらの地域についても調査を実施しました。いずれも厚生労働省によるオンライン診療の受診可能な場所や条件等に係る制度が令和5年5月に見直しされたこと※を踏まえて、郵便局の空きスペースを活用することで高齢者等のオンライン医療の確保を行うものです。
※・・・へき地等において特例的に医師が常駐しないオンライン診療のための診療所の開設について(令和5年5月18日付け医政総発0518第1号)




日本郵政グループ 郵便局を使用したオンライン診療の実施 より引用
[開発・実装支援]4.へき地におけるオンライン服薬指導等支援ツールの開発
へき地におけるオンライン服薬指導に際しては、多くの地域でZoom等の汎用システムが用いられ、薬局選択やオンライン服薬指導の予約については紙媒体、オンライン診療後の医療機関との連携においては電話が用いられていることが一般的です。それぞれのシーンで異なる媒体が用いられ、非効率な運用が行われていることもありますが、一般的にサービス提供されているシステムについてはオーバースペックであり、地域においては活用し切ることが難しいケースも少なくありません。
上記の課題に対して、「薬局選択・予約・ビデオ通話」の基本となる機能を一元的に実装し、かつ、地域の関係者によって抵抗感なく使用できるシステムを開発いたしました。薬局情報についての加筆修正や、予約完了後の薬局、医療機関へのメール通知、ワンタップで接続できるビデオ通話システムなどの特徴を持ち合わせ、各オンライン服薬指導実施場所においてインストール可能な仕組みとしております。




[知見整理]6.オンライン診療や巡回診療など診療と組み合わせた、オンライン服薬指導や一般用医薬品の提供手法の導入支援の手引き書の作成・説明会の実施
県内の薬局空白地域において医薬品等の提供体制を確保するため、地域の薬局、医療関係者、行政等の関係機関が連携して、オンライン服薬指導を導入しようとする際の手順をわかりやすく解説する目的で、「へき地等におけるオンライン服薬指導の導入の手引き」を作成したものです。 
地域においてオンライン服薬指導を導入しようとする際に、広く御活用いただける内容となっております。


https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/48/297420.html










【山口県健康福祉部薬務課様からのコメント】
本事業では、綿密なディスカッションを行いながら、各種調査、実装支援、研究会等の開催、ツール開発、手引きの作成等、多くの業務を実施していただきました。へき地等でのオンライン服薬指導の導入支援という全国的にも類似事例がないにも関わらず、医療に関する豊富な知見や各地での経験をもとに業務を進めてくださり、感謝しています。今後、県内におけるオンライン服薬指導の導入支援を進めるにあたり、今回の委託事業で作成したツールや、導入の手引きは大変有効と考えており、県民の誰もがどこでも安心して医薬品等をしようできるよう、引き続き、取組を進めてまいります。
【本件に関するお問合せ】
株式会社ジェイエムインテグラル
地域医療支援部:鈴木花千代
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Tel: 03-4500-7155

山口県岩国市、岩国市医療センター医師会病院にて「日本初」となる夜間小児患者対象、DtoPwithNによる来院型オンライン診療の提供をご支援します
2025年04月11月 11時
山口県岩国市、岩国市医療センター医師会病院にて「日本初」となる夜間小児患者対象、DtoPwithNによる来院型オンライン診療の提供をご支援します
山口県岩国市の持続可能な小児医療を見据え、「ふるさとに想いのある医師」が遠隔診療を実施。看護師の補助のもと、検査・処置も可能な「来院型オンライン診療」




地域医療を支援する株式会社ジェイエムインテグラル(東京都港区 代表取締役:和泉大志)は、岩国市医療センター医師会病院(山口県岩国市)と連携し、2025年4月3日より、平日・休日の夜間帯における小児科の「来院型オンライン診療」を開始いたしました。
本事業では、岩国市内の病院に来院した患者さんと家族が、院内に設置された専用スペースから看護師の補助を受けながらテレビ電話を通じて診療を受けられる体制となっています。山口県や岩国市にゆかりのある医師がオンライン診療に携わり、地域の医療提供体制の支援並びに、医師の新たな関わり方の創出を目指します。




■本事業の目的
山口県岩国市では、小児科医の不足、並びに夜間に不安を感じた保護者が比較的軽症な場合でも高次医療機関を受診するなどの背景から、国立病院機構岩国医療センターへの患者集中、医師への負担が課題となっていました。
こうした状況を受け、岩国市における小児初期救急の受け皿を拡充すべく、岩国市医療センター医師会病院において来院型オンライン診療を開始することとなりました。
来院型オンライン診療では、病院にかかった患者さんが、看護師の補助を受けながら、院内の専用スペースからビデオ通話を通じて遠隔地にいる医師の診療を受けることができます。対応するのは山口県にゆかりのある「ふるさと診療ドクター」を中心とし、医師にとっても「ふるさと」と関わり続けられる新しい形として、地域とのつながりを育む機会にもなっています。本事業を通じて、地域住民の安心と、持続可能な医療提供体制の構築の両立を目指しています。
■事業の社会的意義・新規性
小児科領域における来院型オンライン診療の導入は、日本でも初めての取り組みです。
本取り組みにおいて、患者さんと家族は病院に行き、看護師の補助のもと、院内の専用スペースからビデオ通話を通じて診療を受けられる体制となっています。診療中に必要と判断されれば、迅速検査や血液検査、点滴、吸引といった医療処置にも対応できる点が特長であり、これまでのオンライン診療では対応が難しかった場面にも柔軟に対応することが可能です。このように、来院型オンライン診療は、対面診療を補完する形で、医療機関内における新たな診療の選択肢として活用が見込まれています。
また、この取り組みでは、弊社が推進する「ふるさと診療」に基づいております。ふるさと診療とは、地域で必要とする医療を、その地域にゆかりがある医師が支える行為です。山口県にゆかりのある医師がオンライン診療に携わることで、医師にとっても新たな形で地域医療に関わることができる機会となっています。
さらに、診療にあたる医師は、遠隔から地域医療機関に直接勤務するため、診療報酬や患者情報などの流れが地域内で完結します。
来院型オンライン診療とふるさと診療の組み合わせによるこの取り組みは、地域に根ざした新たな医療提供モデルとして、今後の広がりが期待されています。
■オンライン診療にあたる福永遼平先生のコメント
この度、ふるさと診療ドクターの一員として、岩国市医療センター医師会病院における小児科の来院型オンライン診療の実装をご支援させていただきました。私の祖父は山口県にルーツがあり、医師としてこの地の小児科医療に、貢献できることに深い縁を感じております。
小児科医療は、依然として地域ごとの偏在が大きく、医師不足が日常的に実感されることがございます。私は普段、関東で小児科専門医として勤務していますが、もし小児科医不足で困っている地域や患者様がいらっしゃるのであれば、ぜひともお力になりたいと考えております。その手段の一つがオンライン診療であり、これが今後、日本の地域医療を支える重要なツールとして広がっていくことに大きな期待をしております。
今後も、地域医療の向上に貢献できるよう尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
■株式会社ジェイエムインテグラル代表・和泉のコメント
私は岩国市出身医師の一人として、これまでも玖北地域での地域包括ケアシステムの推進など、ふるさとの医療に関わってまいりました。
今回、岩国市医療センター医師会病院における来院型オンライン診療の導入支援を通じて、地元の小児科医療に携われることをありがたく思っております。
山口にゆかりのある「ふるさと診療ドクター」とともに、岩国の地域医療に貢献して参る所存です。
今後も地域の医師会、自治体等医療を支える皆さまとともに、持続可能な医療提供体制の構築をご支援できれば幸いです。
【株式会社ジェイエムインテグラルについて】
■所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂1-14-14 第35興和ビル5F
■設立:2021年6月
■事業内容:
・自治体向け医療関連サービスの提供
・医療・検査機器の販売
・医療ヘルスケアにおけるコンサルティング事業
・医療ヘルスケアにおける人材紹介
・クリニック経営支援
■ホームページ:

https://jmintegral.com/

■事業概要と弊社の沿革
弊社は新型コロナウイルス感染症が流行していた2021年6月に設立され、自治体向けの感染症対策事業支援などを手掛けました。
特に山口県においては、各種新型コロナウイルスに関する検査支援に加え、フォローアップセンター(コールセンター)業務、発熱患者専用のオンライン診療体制の構築、ゲノム解析を含む新型コロナ陽性患者情報共有システムの開発などを受託しました。
明確な解決策がない中で自治体や地域関係者の皆様と対話しながら、山口県の医療環境に最適な対応策をご提案して参りました。
地域医療におけるDXの取り組みや人材確保が全国的に喫緊の課題となる中、医療のIT化支援や医師人材確保などを支援する「ふるさと診療」事業を展開しております。
【本件に関するお問合せ】
株式会社ジェイエムインテグラル
地域医療支援部:田中勇成
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