株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーの情報

東京都中央区東日本橋2丁目24番12号

株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーについてですが、推定社員数は51~100人になります。所在地は中央区東日本橋2丁目24番12号になり、近くの駅は東日本橋駅。株式会社オクカが近くにあります。特許については2017年09月19日に『術中脳動脈瘤破裂の対処訓練装置』を出願しています。また、法人番号については「7010001192102」になります。
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーに行くときに、お時間があれば「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
ジャパンメディカルカンパニー
住所
〒103-0004 東京都中央区東日本橋2丁目24番12号
google map
推定社員数
51~100人
事業概要
・医療機器の開発・製造・販売・医療雑品の開発・製造・販売
企業ホームページ
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
都営都営浅草線の東日本橋駅
都営都営新宿線の馬喰横山駅
都営都営浅草線の浅草橋駅
JR東日本総武線の浅草橋駅
地域の企業
3社
株式会社オクカ
中央区東日本橋3丁目6番20-1103号
株式会社SIGUE
中央区東日本橋3丁目7番7-709号グランドメゾン東日本橋
株式会社エフシーアールシステム
中央区東日本橋2丁目28番5号
地域の観光施設
3箇所
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
中央区日本橋蛎殻町1-35-7
日本銀行金融研究所貨幣博物館
中央区日本橋本石町1-3-1
凧の博物館
中央区日本橋室町1-8-3 室町NSビル2階
特許
2017年09月19日に『術中脳動脈瘤破裂の対処訓練装置』を出願
2016年12月13日に『テンプレート』を出願
2015年03月25日に『経鼻内視鏡頭蓋底手術の訓練装置』を出願
2013年05月29日に『手術冶具及び確認冶具並びにこれらの冶具を製造する方法』を出願
2013年03月01日に『頭蓋変形矯正ヘルメット及びこれを製造する方法』を出願
2012年04月02日に『良性発作性頭位めまい症の治療教育用器具及びその製造方法』を出願
法人番号
7010001192102
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2020/08/25

【自治医科大学附属さいたま医療センター × ジャパン・メディカル・カンパニー】スマートフォンによる頭蓋形状評価の新時代へ/共同研究の成果が国際学術誌に掲載
2025年05月22月 10時
【自治医科大学附属さいたま医療センター × ジャパン・メディカル・カンパニー】スマートフォンによる頭蓋形状評価の新時代へ/共同研究の成果が国際学術誌に掲載
――専門医受診の目安を検討する補充ツールとして十分な精度を担保する唯一のアプリ――
■赤ちゃんの「頭のかたち」に不安を感じたときにできること
近年、乳児の頭の形の左右差や扁平傾向が保護者から注目される機会が増加しています。絶壁といわれる短頭、耳の位置が左右でずれたり目の大きさが左右で異なったりという外形的差異につながる斜頭等、頭のゆがみ(位置的頭蓋変形)は、寝かせ方や成長環境の影響を受けて生後数か月で現れることが多く、適切なタイミングでの評価と介入が求められます。
一方で、頭のゆがみの中には、外科的治療を要する頭蓋縫合早期癒合症などの病気が原因の変形が潜んでいる可能性も否定できません。病気が原因のゆがみを放置した場合、脳の発育に悪影響を及ぼすリスクや視力障害、神経圧迫などの深刻な合併症を引き起こすことがあります。
このたび、自治医科大学附属さいたま医療センターと株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO大野秀晃、以下当社)は、乳児の頭蓋形状をスマートフォンで簡便に評価できるモバイルアプリ「赤ちゃんの頭のかたち測定」の精度検証に関する共同研究を実施し、その成果が国際電気学会誌「IEEJ Transactions on Electrical and Electronic Engineering」(IEEE刊)に掲載されました(DOI: 10.1002/tee.70039)。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1002/tee.70039

■モバイルアプリによる客観的な頭蓋評価の革新
「赤ちゃんの頭のかたち測定」は、スマートフォンのカメラを使用し、頭頂からの画像とランドマーク指定(耳、鼻)により、赤ちゃんの頭部形状の傾向を視覚的に把握するための補助アプリです。
現在までに累計約30万件のダウンロード実績があり、毎年約10万人弱の保護者が新たに利用を開始しています。これは日本国内における年間出生数の10%以上に相当し、極めて高い普及率を誇るアプリケーションです。このような現状にもかかわらず、これまで本アプリの測定精度についての科学的な裏付けは行われていませんでした。
今回の研究は、この課題を解決すべく設計され、実証的な精度データの取得と国際的な査読付き学術誌での発表という形で、初めて本アプリの科学的妥当性が示されました。
なお、本アプリはCVAIやCIなどの定量的指標を自動算出する機能は備えておらず、診断や診断確定には使用できません。医療機器には該当せず、診断確定や治療指針の決定には使用されませんが、乳児健診や保護者による観察の一助となることを目的に開発されました。
■ 精度検証の概要と成果
研究では、左右非対称性や短頭傾向の異なる10種類の頭部モデルを3Dプリンターで作成。医療従事者91名がiPhoneまたはiPadを使用して合計825枚の画像を撮影・解析しました。
主な結果は以下の通りです:
CVAI>7による斜頭の検出:感度0.72/特異度0.96
CI>94による短頭の検出:感度0.90/特異度1.00
ROC解析により、CVAI>5.54/CI>89.4という新たな基準値を設定した場合、感度がそれぞれ0.86/0.99に向上
また、
使用端末の機種や職種(医師・看護師・臨床技師など)による測定誤差に有意な差はなく、誰でも安定した計測が可能
であることが示されました。
■ 早期受診の重要性と「認定医療機関」制度
アプリで気になる結果が示唆された場合は、医師による正確な診断が必要です。 中には、骨の縫合が早く閉じる「頭蓋縫合早期癒合症」のように、手術を要するケースが潜んでいることもあります。
そのため、受診先として私たちは、自治医科大学附属さいたま医療センターを筆頭とする「ジャパン・メディカル・カンパニー社認定医療機関」での診察をおすすめしています。
■ 認定医療機関に関して
【認定医療機関一覧】

https://babyhelmet.jp/clinics/

【認定医療機関とは】

https://babyhelmet.jp/certification/

今回の研究を主導された中張先生をはじめ、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事・監事の先生方のご監修のもと、適正な医療サービス提供のために弊社が定めた基準に基づいて認定された医療機関です。
一般の小児科では、赤ちゃんの頭のかたちに関する専門的な診療・鑑別が難しい場合もあります。
特に頭蓋縫合早期癒合症をはじめとする病的頭蓋変形の鑑別診断、および発達・発育評価を含む適正な頭蓋健診の実施を目的に、当社では一定の条件を満たした施設を「認定医療機関」として位置づけております。
当社製ヘルメットは、この認定医療機関のみに提供しており、患者様ご家族様への適正な医療サービスの提供に取り組んでいます。
【認定医療機関の要件】
1.
一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会 理事を講師とする弊社主催の年2回の研修会を受講していること
2.
弊社製品をすでに導入し、治療実績のある先行医療機関(大学病院・こども病院)の頭のかたち外来を見学していること
【過去の研修会情報】

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000108.000046445.html

■ 共同研究についてコメント




中張 惇子 先生
自治医科大学附属さいたま医療センター 新生児科
Validating the accuracy of the “Measurement of baby's head shapeTM” mobile application
掲載誌:IEEJ Transactions on Electrical and Electronic Engineering (TEEE)
近年、赤ちゃんの頭の形に関心を持つご家族が増えており、「病院を受診すべきかどうか迷っている」という声も多く聞かれます。
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが開発した、赤ちゃんの頭の形をスマートフォンやタブレットで簡易的に評価できる「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ(TM)」(以下、アプリ)の精度に関する研究結果が、学術誌 IEEJ Transactions on Electrical and Electronic Engineering (TEEE) に掲載されました。
本アプリは、撮影した画像から頭部の輪郭や耳、鼻の位置を指定することで、斜頭症の程度を示す「CVAI(Cranial Vault Asymmetry Index)」と、短頭症の程度を示す「CI(Cephalic Index)」の2つの指標を算出します。
研究では、91名の医療従事者が10種類の頭部モデルを用いて825回の測定を実施し、アプリによる計測結果と実際の値との比較を行いました。特に重症例(CVAI > 7、CI > 94)をスクリーニングする精度を評価した結果、斜頭症の感度0.72・特異度0.96、短頭症の感度0.90・特異度1.00と、高いスクリーニング性能が確認されました。
また、測定誤差に影響を与える可能性のある因子(職種、使用端末、モデルの重症度、撮影時の耳・鼻の目印の有無、耳・鼻を指定した位置のずれ、撮影回数など)についても検討し、特に重症モデルにおいて測定誤差がやや大きくなる傾向が見られました。
本研究結果から、アプリはスクリーニングツールとして十分な精度を持ち、初めて使う方でも簡単に操作できることが示されました。一方で、重症な頭蓋変形が疑われる場合には、医師による診察や3D画像を用いた詳細な評価の必要性も示唆されています。
今後は、実際にご家族が赤ちゃんの頭を撮影するという実環境における精度検証を進め、さらなる改良を重ねることで、より多くのご家族と赤ちゃんのサポートにつなげていくことを目指します。
大野 秀晃(株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー 代表取締役CEO)
本研究は、モバイルヘルス技術が乳児の健康評価においてどのような可能性を持ちうるかを示した重要な成果です。中張先生をはじめとするご関係の皆様に心より御礼申し上げます。世界最大の学術団体IEEEが発行する国際誌に本成果が掲載されたことは、開発会社としても大きな誇りを感じるとともに、社会責任を強く感じます。
今後も弊社は『世界にまだない、選択肢をつくる。』というコーポレートミッションに則り、全世界の先導者として、世界を革新していまいります。
■ 赤ちゃんの頭のかたち測定に関して
本アプリは、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の臨床研究グループが研究開発し、自治医科大学附属さいたま医療センター 中張惇子先生を中心に精度の評価を行ってまいりました。臨床・研究・教育の3本柱で、モバイルヘルス技術が乳児の健康評価領域に貢献できる新しい可能性を示しています。
<臨床研究グループメンバー(役職名は現職)>

五味玲先生
0歳からの頭のかたちクリニック東京日本橋院長・外科責任者
自治医科大学客員教授(前 自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児脳神経外科 教授)
日本頭蓋健診治療研究会理事

細野茂春先生
公益社団法人地域医療振興協会練馬光が丘病院小児科部長
自治医科大学客員教授(前 自治医科大学附属さいたま医療センター小児科・周産期科 教授)
日本頭蓋健診治療研究会理事

草川功先生
東京都市大学人間科学部特任教授
0歳からの頭の形クリニック診療顧問
日本頭蓋健診治療研究会監事

中張惇子先生
自治医科大学附属さいたま医療センター 新生児科助教
また長崎大学を中心とする複数の医療機関と当社との五島列島での共同研究の中では、本アプリを活用した臨床利用も開始されています。当研究は2024年度科学研究費助成事業として採択され、研究の更なる発展が期待されています。
■共同研究に関するプレスリリース一覧
【臨床研究】
累計15万ダウンロード!国内初の「赤ちゃんの頭のかたち測定」アプリ。さらなる精度向上のために、臨床研究グループを発足

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000046445.html

【精度評価(今回の共同研究の開始)】
自治医科大学附属さいたま医療センターとジャパン・メディカル・カンパニーが「ヘルメット治療中の患児を対象とした『赤ちゃんの頭のかたち測定』アプリケーションの精度検定」についての共同研究を開始

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000046445.html

【臨床利用】
国内初「乳幼児の頭蓋変形」に関する大規模研究。2023年5月 五島での出生児および在住児を対象に長崎大学を中心とした研究グループが開始

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000046445.html

【科学研究費助成事業採択】
長崎大を中心とする国内初の「乳幼児の頭蓋変形」に関する大規模研究が2024年度科学研究費助成事業として採択、研究の更なる発展が期待されます

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000046445.html

■ アプリ紹介(無料)




名称:「赤ちゃんの頭のかたち測定」
特徴:1枚の写真とランドマーク指定により、頭部形状の傾向を可視化できる補助ツール(CVAI・CIの自動算出は行いません)
累計ダウンロード数:約30万件/毎年10万人弱が新規利用
対応端末:iPhone/iPad(App Store)、Android(Google Play)




App Store https://x.gd/I8At2




Google Play https://x.gd/Ta9oL
・本リリースに関するお問い合わせ・ご質問はこちら
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー コーポレイト・デザイン室 柳本 瑞穂
TEL:03-5829-8342 / choice@japanmedicalcompany.co.jp

2025年4月より大阪母子医療センターにおいて、小児頭蓋矯正治療の専門医師がジャパン・メディカル・カンパニー社製のヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いた治療を開始しました
2025年05月20月 10時
2025年4月より大阪母子医療センターにおいて、小児頭蓋矯正治療の専門医師がジャパン・メディカル・カンパニー社製のヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いた治療を開始しました
2025年4月より大阪府病院機構大阪母子医療センター(大阪府和泉市、以下大阪母子医療センター)「赤ちゃんの頭のかたち外来」において、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO大野秀晃、以下当社)が開発製造する赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いた頭蓋矯正治療を開始しました
赤ちゃんの頭のかたち(歪み)に対する治療等についての社会的関心が高まる中、大阪府域における周産期医療の専門的な基幹施設である大阪母子医療センターの「赤ちゃんの頭のかたち外来」において、乳幼児向け頭蓋矯正治療における専門医師が初診から卒業まで診療を行う本格的なヘルメット治療が受けられるようになりました。
同センターの小児脳神経外科専門医の先生方が、初診から治療終了まで一貫して責任を持ち、お子様の頭のかたちの矯正治療を行う外来です。
大阪母子医療センターの赤ちゃんの頭のかたち外来では、これまでは初診時にのみ、乳児の頭蓋変形が病気によって歪みが生じているのか、位置的変形(主に寝ている時の頭の向き癖が原因で生じるもの)なのかを専門医が診察し、その後のヘルメット治療は外部企業が行なっていました。
4月より開始した当社製ヘルメットによる乳幼児向け頭蓋矯正治療では、ヘルメット治療をサポートするために必要な技能を身に着けた当社専門スタッフが参画し、医師とともに、大阪母子医療センターの院内でヘルメットの処方や調整を行い、初診より卒業まで赤ちゃんおよびご家族に寄り添ったオーダーメイドのサービスを提供します。
大阪母子医療センターでは、毎診察時に専門医師が赤ちゃんの頭蓋の成長発達およびヘルメット治療の治療効果を確認します。その上で、赤ちゃんの成長に合わせてヘルメットを調整するため、ヘルメットのインナークッションを受診毎に交換します。医師の指示による、1人1人の赤ちゃんに合わせたインナークッションの調整と交換は、ヘルメット作製時だけではなく、治療の間も常にオーダーメイドであることを実現します。
大阪母子医療センターにて診療を担当する専門医の中川先生は、赤ちゃんの頭のかたちとヘルメット治療に関する医師同士の学び合いの場である当社主催の「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会(※)」に参加するとともに、ヘルメット治療の先行施設(大学病院)の見学も行っています。


当社が「第5回 位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」を2024年12月22日に開催





「赤ちゃんの頭のかたち外来」を担当する医師について




大阪母子医療センター 脳神経外科 診療主任
中川 智義(なかがわ ともよし)
【経歴】
2013年 大阪大学医学部卒業
2013年 大阪医療センター 初期研修医
2015年 大阪医療センター 脳神経外科 専修医
2017年 大阪母子医療センター 脳神経外科 医員
2018年 大阪大学医学部附属病院 脳神経外科 医員
2022年 河内総合病院 脳神経外科 医長
2023年 大阪大学大学院修了
2024年 大阪母子医療センター 脳神経外科 診療主任
【所属・認定資格】
医学博士
日本脳神経外科学会 専門医・指導医
日本小児神経外科学会 認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本脳神経血管内治療学会 脳血栓回収療法実施医
中川先生のコメント
頭のかたちの歪みを心配して受診されるお子さんの大多数は、向きぐせなど外的要因による「頭位性斜頭」ですが、まれに頭蓋骨縫合早期癒合症などの疾患による「病的頭蓋変形」の患者さんがおられます。両者の見分けがつきにくい場合もあり、きちんと診断をするためには小児脳神経外科医による適切な診察が必要です。
「病的頭蓋変形」の場合は、脳の発達に悪影響を及ぼす可能性があり、程度によっては手術が必要で見逃すわけにはいきません。
一方で、向きぐせなどによる「頭位性斜頭」であれば、脳の発達には影響なく、基本的には治療は必要ありません。しかし、歪みがきわめて高度の場合には、大人になっても歪みの名残が残ってしまったり、耳やおでこ、顔面まで歪みの影響を受けてしまうことがあります。このような(病気によるものではない)高度の「頭位性斜頭」に対して、ヘルメットを使った矯正が有効であることが分かっています。
当院はこれまで、ヘルメット治療を希望される方には院外の他施設を紹介していましたが、この度、ジャパン・メディカル・カンパニー社の協力により、ヘルメットの作成と月1回の定期診察を当院内で実施することが可能となりました。
つきましては、お子さんの頭のかたちについてお悩みの場合は「病的頭蓋変形」の除外が必要な場合もありますので、お気軽に頭のかたち外来を受診いただければと思います。なお、ヘルメットを希望される場合、適齢受診時期は生後4~6ヶ月前後ですので、お早めにご相談ください。
・赤ちゃんの頭のゆがみについて




赤ちゃんの頭のゆがみは、向き癖など外部からの圧力が主な原因ですが、稀に病的変形があり、ヘルメット治療の対象となるのは、外部からの圧力による位置的頭蓋変形になります。赤ちゃんの頭囲が急成長する生後3ヶ月~生後6か月頃までの間に、治療用のヘルメットを装着することで頭蓋変形を治療することが可能になっています。
赤ちゃんの頭のかたちの測定は、専用の3Dスキャナーだけでなく、「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」でも行うことが可能です。
当社が開発した「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」では、写真を撮るだけで赤ちゃんの頭のかたちを簡単に計測することができます。累計25万ダウンロード(※注)を超えアプリの精度も向上しており、医師の論文発表等にもアプリデータが使用されています。アプリは医師監修の基に作られており、病院の診察の際にも役立てることもできますので、ぜひダウンロードしお役立てください。
※注:2024年7月 当社調べ


国内初「赤ちゃんの頭のかたち測定」アプリが累計25万ダウンロードを突破!乳児の頭蓋変形の測定のみならず頭蓋変形に関する研究開発への応用も進む





【iOS版】




【Android版】
・製品情報 Qurum Fit(クルムフィット)




株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーは、長年にわたり頭蓋形状矯正ヘルメットの製造と開発に取り組んできました。このたび、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科の専門医とともに開発検討委員会を立ち上げ、共同開発を実施。その成果として誕生したのが、最先端の3Dプリンタ技術を駆使して製造された日本製ヘルメットであるクルムフィットです。東京発の下町ベンチャーとして、荒川区にある自社工場で完全自主製造をしています。
クルムフィットは、高い通気性を備えた設計によりムレを防ぎ、快適な使用感を実現しています。ヘルメット本体だけでなくクッション部分も水洗いが可能で、衛生面にも配慮されています。赤ちゃんのために細部までこだわり抜かれたデザインと機能性が特徴で、快適さと効果を両立させた製品です。
日本国内の信頼ある医師との共同開発によるプロダクトとそのプロダクトを用いた優れた医療サービス体制が評価され、シンガポール最大の女性・小児医療専門の公立病院であるKK Women’s and Children’s Hospitalでもクルムフィットを用いた頭蓋矯正治療が採用されています。
当社は製品の高い品質だけでなく、治療の安全性と信頼性を確保するための体制にも注力しています。当社製品を取り扱う医師には、必ず弊社主催の研修会「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」への参加をお願いしています。また、治療経験を持つ先行施設(大学病院またはこども病院)での診療への実地見学を通じて、より治療サービスに対する深い洞察を得ていただいています。ヘルメット治療導入後も継続的に研修会に参加していただくことで、最新の知識と技術を共有し続ける仕組みを整えています。
こうした取り組みは、親御様が安心して頭蓋健診やヘルメット治療を受けられる環境を提供するため、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とした専門医と協力して進めているものです。
「最高の安心」をお届けするために。私たちは、ヘルメット治療の導入からその後のフォローアップまで、製品だけでなく徹底した品質管理とサポート体制を通じて赤ちゃんとそのご家族を支えています。私たちは、未来の医療を支える革新的な製品づくりを通じて、安心と健康を提供し続けてまいります。

https://babyhelmet.jp/product/

・株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーについて




ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリンティング技術を用いて、医療のカタチを革新するものづくりベンチャー企業です。
1897年創業の鉄鋼メーカーの大野興業を前身とし、130年にわたり培われたものづくりの技術と精神を基盤に成長を続けてきました。
1999年に積層造形技術(3Dプリント)を駆使したリバースエンジニアリングを導入し、耳小骨などのヒト骨模型の製法で特許を取得。手術前シミュレーション用3D模型の分野で、数々の術前症例模型や教育練習用模型の開発に至りました。現在では脳神経外科・耳鼻咽喉科領域を中心に、手術前シミュレーションや認定医試験等の場面で当社模型を用いたハンズオントレーニング等にご活用いただいています。
2012年には初の国産 頭蓋矯正ヘルメット「Aimet(アイメット)」を脳神経外科医と共同で開発、2018年にジャパン・メディカル・カンパニーとして独立いたしました。
現在は頭蓋矯正用ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」「Qurum(クルム)」や乳児の頭蓋変形の程度を簡便に計測できる「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」、ヘルメット治療を支援する「metto(メット)アプリ」等の開発・製造・販売を行い、医療分野における新たな価値創出を目指しています。
ヘルメットを用いた累計症例数は17,000症例以上の実績があり、ヘルメット治療のさらなる認知拡大を図るとともに、頭蓋形状矯正という概念そのものと疾病啓発の普及に取り組んでまいります。
■社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
■設立:2018年5月
■代表取締役CEO:大野秀晃
■事業内容:医療機器の開発・製造・販売、医療雑品の開発・製造・販売
■URL:

https://japanmedicalcompany.co.jp

株式会社当社のプレスリリース一覧

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/46445

・本リリースに関するお問い合わせ・ご質問はこちら
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー コーポレイト・

2025年5月より地方独立行政法人那覇市立病院において、小児頭蓋矯正治療の専門医師がジャパン・メディカル・カンパニー社製のヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いた治療を開始しました
2025年05月08月 10時
2025年5月より地方独立行政法人那覇市立病院において、小児頭蓋矯正治療の専門医師がジャパン・メディカル・カンパニー社製のヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いた治療を開始しました
2025年5月より地方独立行政法人那覇市立病院(以下那覇市立病院)「赤ちゃんの頭のかたち外来」において、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO大野秀晃、以下当社)が開発・製造する赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いた頭蓋矯正治療が開始しました。
赤ちゃんの頭のかたち(歪み)に対する治療等についての社会的関心が高まる中、沖縄県における周産期医療の専門的な基幹施設である那覇市立病院の「赤ちゃんの頭のかたち外来」において、小児頭蓋矯正治療における専門医師が初診から卒業まで診療を行う本格的なヘルメット治療が受けられるようになりました。
同院の脳神経外科専門医の先生方が、初診から治療終了まで一貫して責任を持ち、お子様の頭のかたちの矯正治療を行う外来です。
5月より開始した当社製ヘルメットによる小児頭蓋矯正治療では、ヘルメット治療をサポートするために必要な技能を身に着けた当社専門スタッフが参画し、医師とともに、那覇市立病院の院内でヘルメットの処方や調整を行い、初診より卒業まで赤ちゃんおよびご家族に寄り添ったオーダーメイドのサービスを提供します。
那覇市立病院では、毎診察時に専門医師が赤ちゃんの頭蓋の成長発達およびヘルメット治療の治療効果を確認します。その上で、赤ちゃんの成長に合わせてヘルメットを調整するため、ヘルメットのインナークッションを受診毎に交換します。医師の指示による、1人1人の赤ちゃんに合わせたインナークッションの調整と交換は、ヘルメット作製時だけではなく、治療の間も常にオーダーメイドであることを実現します。
那覇市立病院にて診療を担当する専門医の豊見山先生と松山先生は、赤ちゃんの頭のかたちとヘルメット治療に関する医師同士の学び合いの場である当社主催の「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会(※)」に参加するとともに、ヘルメット治療の先行施設(大学病院)の見学も行っています。


当社が「第5回 位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」を2024年12月22日に開催





「赤ちゃんの頭のかたち外来」を担当する医師について
那覇市立病院 脳神経外科 副病院長 豊見山 直樹先生
【経歴】
1990年 琉球大学医学部医学科卒業
1997年 琉球大学大学院 医学研究科終了(医学博士)
中部徳洲会病院、県立宮古病院、県立那覇病院をはじめとした県内各地の病院に勤務
2004年 那覇市立病院 入職
2016年 那覇市立病院 脳神経外科総括部長
2020年 那覇市立病院 副院長
【資格・学会活動など】
日本脳神経外科学会 専門医・指導医
那覇市立病院 脳神経外科 科長 松山 美智子先生
【経歴】
2005年 琉球大学医学部医学科卒業
2005年 那覇市立病院 入職
【資格・学会活動など】
日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本神経内視鏡学会技術認定医
【先生よりコメント】
赤ちゃんの頭蓋骨は成人と異なり、いくつかのパーツに分かれていて、それぞれの骨は非常に薄く、やわらかいです(生後すぐにはわずか数ミリの厚さしかなく、我々の手の指の爪くらいのイメージです)。成長するにつれ、隣同士の骨は徐々に一体化し、硬くて分厚い大人の頭蓋骨(成人の頭蓋骨の厚さは1~2センチ)へと近づいていきます。
そのため、頭蓋骨がやわらかい生後数か月の間は、「向きぐせ」によるゆがみ(以下位置的頭蓋変形)が生じやすい状態です。
また、稀ではありますが、「骨の病気」などの何らかの疾患によって頭の形が歪んでしまうことがあります。隣同士の骨が異常に早く一体化してしまう病気(頭蓋骨縫合早期癒合症)がその代表で、この場合、頭蓋骨が大きく成長できず、脳の発達に悪影響を及ぼすことがあり、場合によっては早期の手術が必要となることもあります。
このように、赤ちゃんの頭の形が歪んでいる場合、それが病気によるものか、それとも病気でないものか、適切な医師の診断を受けることがとても重要です。
赤ちゃんの頭の形がゆがんでいることを気にして受診される方のうち、大多数は位置的頭蓋変形であり、その場合、脳の発達や成長には影響はありません。位置的頭蓋変形とは、赤ちゃんがいつも同じ方向を向いて寝ることや、母親のお腹の中でのさまざまな要因(多胎妊娠など)で、後頭部が平らになったり左右非対称になったりする状態です。この状態は病気ではなく、脳機能の発達に影響が出ることは基本的にありません。
変形が軽い場合は、赤ちゃんが成長し頭が大きくなったり自分で寝返りするようになったりする中で自然に治ることが期待できます。寝返りするようになる前は、頭部の向きを工夫したり、タミータイムと呼ばれる見守り下でのうつ伏せの時間を増やしたりすることで改善が見込めます。
しかしながら、変形が強くなった場合には、耳やおでこ、目、頬、あごの形にもゆがみが生じることがあります。このような場合、先ほど述べた方法だけでは治りにくく、大人になってもゆがみの名残が残ってしまうこともあります。こうしたケースでは、ヘルメットを使った矯正治療が効果的であることがわかっています。海外では1900年代から、日本では2012年から保険外の診療として行われており、効果を示す研究もあります。
沖縄県では今までヘルメットによる矯正治療を提供する施設がなく、治療を希望するご家族は県外の施設へ通院する必要がありました。当院で赤ちゃんのあたまのかたち外来を開設することで、県内で治療を受けることが可能になりました。

・赤ちゃんの頭のゆがみについて




赤ちゃんの頭のゆがみは、向き癖など外部からの圧力が主な原因ですが、稀に病的変形があり、ヘルメット治療の対象となるのは、外部からの圧力による位置的頭蓋変形になります。赤ちゃんの頭囲が急成長する生後3ヶ月~生後7ヶ月頃までの間に、治療用のヘルメットを装着することで頭蓋変形を治療することが可能になっています。
赤ちゃんの頭のかたちの測定は、専用の3Dスキャナーだけでなく、「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」でも行うことが可能です。
当社が開発した「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」では、写真を撮るだけで赤ちゃんの頭のかたちを簡単に計測することができます。累計27万ダウンロード(※注)を超えアプリの精度も向上しており、医師の論文発表等にもアプリデータが使用されています。アプリは医師監修の基に作られており、病院の診察の際にも役立てることもできますので、ぜひダウンロードしお役立てください。
※注:2024年12月 当社調べ


国内初「赤ちゃんの頭のかたち測定」アプリが累計25万ダウンロードを突破!乳児の頭蓋変形の測定のみならず頭蓋変形に関する研究開発への応用も進む





【iOS版】




【Android版】
・製品情報 Qurum Fit(クルムフィット)




株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーは、長年にわたり頭蓋形状矯正ヘルメットの製造と開発に取り組んできました。このたび、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科の専門医とともに開発検討委員会を立ち上げ、共同開発を実施。その成果として誕生したのが、最先端の3Dプリンタ技術を駆使して製造された日本製ヘルメットであるクルムフィットです。東京発の下町ベンチャーとして、荒川区にある自社工場で完全自主製造をしています。
クルムフィットは、高い通気性を備えた設計によりムレを防ぎ、快適な使用感を実現しています。ヘルメット本体だけでなくクッション部分も水洗いが可能で、衛生面にも配慮されています。赤ちゃんのために細部までこだわり抜かれたデザインと機能性が特徴で、快適さと効果を両立させた製品です。
日本国内の信頼ある医師との共同開発によるプロダクトとそのプロダクトを用いた優れた医療サービス体制が評価され、シンガポール最大の女性・小児医療専門の公立病院であるKK Women’s and Children’s Hospitalでもクルムフィットを用いた頭蓋矯正治療が採用されています。
当社は製品の高い品質だけでなく、治療の安全性と信頼性を確保するための体制にも注力しています。当社製品を取り扱う医師には、必ず弊社主催の研修会「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」への参加をお願いしています。また、治療経験を持つ先行施設(大学病院またはこども病院)での診療への実地見学を通じて、より治療サービスに対する深い洞察を得ていただいています。ヘルメット治療導入後も継続的に研修会に参加していただくことで、最新の知識と技術を共有し続ける仕組みを整えています。
こうした取り組みは、親御様が安心して頭蓋健診やヘルメット治療を受けられる環境を提供するため、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とした専門医と協力して進めているものです。
「最高の安心」をお届けするために。私たちは、ヘルメット治療の導入からその後のフォローアップまで、製品だけでなく徹底した品質管理とサポート体制を通じて赤ちゃんとそのご家族を支えています。私たちは、未来の医療を支える革新的な製品づくりを通じて、安心と健康を提供し続けてまいります。

https://babyhelmet.jp/product/

・株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーについて




ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリンティング技術を用いて、医療のカタチを革新するものづくりベンチャー企業です。
1897年創業の鉄鋼メーカーの大野興業を前身とし、130年にわたり培われたものづくりの技術と精神を基盤に成長を続けてきました。
1999年に積層造形技術(3Dプリント)を駆使したリバースエンジニアリングを導入し、耳小骨などのヒト骨模型の製法で特許を取得。手術前シミュレーション用3D模型の分野で、数々の術前症例模型や教育練習用模型の開発に至りました。現在では脳神経外科・耳鼻咽喉科領域を中心に、手術前シミュレーションや認定医試験等の場面で当社模型を用いたハンズオントレーニング等にご活用いただいています。
2012年には初の国産 頭蓋矯正ヘルメット「Aimet(アイメット)」を脳神経外科医と共同で開発、2018年にジャパン・メディカル・カンパニーとして独立いたしました。
現在は頭蓋矯正用ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」「Qurum(クルム)」や乳児の頭蓋変形の程度を簡便に計測できる「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」、ヘルメット治療を支援する「metto(メット)アプリ」等の開発・製造・販売を行い、医療分野における新たな価値創出を目指しています。
ヘルメットを用いた累計症例数は17,000症例以上の実績があり、ヘルメット治療のさらなる認知拡大を図るとともに、頭蓋形状矯正という概念そのものと疾病啓発の普及に取り組んでまいります。
■社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
■設立:2018年5月
■代表取締役CEO:大野秀晃
■事業内容:医療機器の開発・製造・販売、医療雑品の開発・製造・販売
■URL:

https://japanmedicalcompany.co.jp

株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーのプレスリリース一覧

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/46445

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株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー コーポレイト・デザイン室 柳本 瑞穂
TEL:03-5829-8342 / choice@japanmedicalcompany.co.jp

慶應義塾大学病院にて「赤ちゃんの頭のかたち」セミナーが開催
2025年03月14月 10時
慶應義塾大学病院にて「赤ちゃんの頭のかたち」セミナーが開催
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO大野秀晃、以下「当社」)は慶應義塾大学病院小児頭蓋顔面(クラニオ)センターおよび小児科が主催する「赤ちゃんの頭のかたちセミナー」を共催し、2025年2月12日(水)に開催しました
近年、赤ちゃんの頭のかたちに対する関心が高まり、特に位置的斜頭症に対するヘルメット治療が広く知られるようになっています。一方、頭蓋骨縫合早期癒合症などの病的な頭蓋変形と位置的斜頭症の鑑別が十分に行われないまま、不適切な治療につながる事例も報告されています。
このような状況を受け、2024年4月に慶應義塾大学病院小児頭蓋顔面(クラニオ)センターでは「赤ちゃんの頭のかたち」に特化した専門外来を開設し、病的な頭蓋骨縫合早期癒合症の診断・治療や、位置的斜頭症に対するヘルメット治療を実施しています。本外来は、患者様の頭蓋変形について適正な診断と治療を提供し、親御様に寄り添った医療サービスの提供を目指しています。
今回のセミナーは、同外来と慶應義塾大学病院小児頭蓋顔面(クラニオ)センターの経験をもとに、医療従事者を対象として開催され、脳神経外科・小児科・形成外科の専門医が登壇し、最新の診断や治療に関する知見を共有しました。会場とオンラインを併用したハイブリッド形式で行われた本セミナーには、平日夜間にもかかわらず120名以上の参加者を迎え、大盛況となりました。
慶應義塾大学病院の「赤ちゃんの頭のかたち外来」は赤ちゃんの頭の形のトリアージ機関であり、医療インフラとして大きな責任を負い、その使命感の下、一人ひとりの患者様と親御様に真剣に向き合っていることが示されました。
セミナー概要

開催日時:2025年2月12日(水)18:30-20:00

開催形式:会場参加+WEB配信(ハイブリッド開催)

主催:  慶應義塾大学病院小児頭蓋顔面(クラニオ)センター
慶應義塾大学病院小児科

共催:  株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー

参加者数:120名超
プログラム
座長:鳴海 覚志(小児科)
1.
オープニングとイントロダクション
2.
頭蓋骨縫合早期癒合症の鑑別とその治療について       演者:三輪 点(脳神経外科)
3.
赤ちゃん頭の形の診療:健診での気づきと治療へのアプローチ 演者:沼澤 佑子(小児科)
4.
ヘルメット治療の原理と効果                演者:梶田 大樹(形成外科)
5.
ヘルメット治療の日本の現況と当院で行う意義        演者:坂本 好昭(形成外科)
6.
赤ちゃんの頭のかたち外来についての説明          講師:坂本 好昭(形成外科)
















「赤ちゃんの頭のかたちセミナー」座長よりコメント




慶應義塾大学病院小児科教授 鳴海覚志先生
【略歴】
2001年 慶應義塾大学医学部 卒業
2001年 慶應義塾大学病院小児科 研修医
2003年 川崎市立川崎病院小児科 専修医
2005年 慶應義塾大学大学院 医学研究科
2009年 慶應義塾大学医学部 小児科学教室 助教
2012年 慶應義塾大学医学部 小児科学教室 特任助教
2016年 国立成育医療研究センター研究所分子内分泌研究部 室長
2023年 慶應義塾大学医学部 小児科学教室 教授
【認定資格・所属学会】
日本小児科学会認定小児科専門医
日本小児科学会認定小児科指導医
臨床遺伝専門医
日本小児科学会 学術委員会委員
日本小児科学会 代議員
日本人類遺伝学会 評議員
日本人類遺伝学会 将来構想委員会委員
日本小児内分泌学会 理事
日本小児内分泌学会 評議員
日本小児内分泌学会 Clinical Pediatric Endocrinology編集委員
日本小児内分泌学会 あり方委員会委員
日本内分泌学会 評議員
日本内分泌学会 Endocrine Journal編集委員
日本甲状腺学会 評議員
日本甲状腺学会 小児甲状腺委員会委員
このたび、慶應義塾大学病院 小児頭蓋顔面(クラニオ)センターは、初めてとなる「赤ちゃんの頭のかたちセミナー」を開催しました。本セミナーでは、脳神経外科・形成外科・小児科の3つの診療科が連携し、乳児の頭のかたちに関する医学的課題にチームで取り組んでいることを紹介しました。乳児の成長や発達の特性を踏まえると、3~4か月健診が特に重要なタイミングであるという認識が共有されました。
また、頭蓋形状の異常には一定の頻度で頭蓋骨縫合早期癒合症が含まれるため、適切な評価が欠かせません。本セミナーでは、頭蓋矯正治療を含む診療アプローチを医学的・医療的な観点からご紹介し、ご家族とともに最適な選択を考えることの大切さをお伝えできたと思います。
「赤ちゃんの頭のかたちセミナー」演者よりコメント




慶應義塾大学病院脳神経外科 三輪点先生
【略歴】
2001年 広島大学医学部卒業
2001年 慶應義塾大学病院外科 研修医
2002年 平塚市民病院脳神経外科
2003年 国立病院東京医療センター脳神経外科
2004年 慶應義塾大学医学部脳神経外科 助手
2005年 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程入学
2005年 東京慈恵会医科大学脳神経外科
2006年 慶應義塾大学病院救急科
2009年 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了
2009年 東京慈恵会医科大学小児脳神経外科 助教
2011年 足利赤十字病院脳神経外科
2013年 慶應義塾大学医学部脳神経外科 助教
2017年 慶應義塾大学医学部脳神経外科 専任講師
【認定資格・所属学会】
日本脳神経外科学会専門医
日本小児神経外科学会認定医・評議員
日本神経内視鏡学会技術認定医・評議員
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本脳卒中学会専門医
頭蓋骨縫合早期癒合症の鑑別とその治療について、講演させていただきました。赤ちゃんの頭のかたちの異常は、頭蓋骨縫合早期癒合と向き癖の2種類があり、頭蓋骨縫合早期癒合症にヘルメット治療はしてはいけないこと、頭蓋骨縫合早期癒合症の治療は1歳までに行うことが望ましいこと、できるだけ早期に頭蓋骨縫合早期癒合症と向き癖の鑑別をする必要があることをお話しいたしました。またその確定診断にはX線もしくはCT検査が必要である旨説明をさせていただきました。
残念ながら全国的にも頭蓋骨縫合早期癒合症にヘルメット治療をしてしまったり、見逃したり、という例が見られます。頭蓋変形=ヘルメット治療、というわけではないので、まずは正しい診断をしっかりした上でのヘルメット治療の普及を願っています。




慶應義塾大学病院小児科 沼澤佑子先生
【略歴】
佐賀大学医学部医学科 卒業
慶應義塾大学病院小児科 研修医
大和市立病院 小児科
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程
慶應義塾大学医学部小児科学教室 助教
あしかがの森足利病院 神経小児科
慶應義塾大学医学部小児科学教室 助教
【認定資格・所属学会】
日本小児科学会認定小児科専門医
日本小児神経学会認定小児神経専門医
日本人類遺伝学会
日本てんかん学会
「赤ちゃん頭の形の診療 - 健診での気づきと治療へのアプローチ」では、赤ちゃんの頭の成長や位置的頭蓋変形の歴史、リスク因子、病態、重症度判定、治療の選択肢について概説し、新生児期からの具体的な診療アプローチを紹介しました。診療現場では、「頭の形が気になるが、どう対応すべきか」「治療が必要なのか」と悩む家族が少なくありません。その背景には孤独な育児や初めての育児に対する不安を抱える家庭もあります。
診療には医学的知識だけでなく、家族の心理的負担への配慮も不可欠です。すべての赤ちゃんとそのご家族が、適切な医療を受け、安心して育児に向き合える環境が整うことを願っています。




慶應義塾大学病院形成外科 梶田大樹先生
【略歴】
2011年 慶應義塾大学医学部卒業
2013年 慶應義塾大学医学部形成外科学助教
2017年 慶應義塾大学医学部形成外科学特任助教
2021年 0歳からの頭のかたちクリニック入職(非常勤)
2023年 0歳からの頭のかたちクリニック常勤医師
2024年 0歳からの頭のかたちクリニック東京日本橋院長
【認定資格・所属学会】
日本形成外科学会認定形成外科専門医
今回のセミナーでは、ヘルメット治療の現状と当院での取り組みについてご紹介しました。近年、日本でもヘルメット治療の選択肢が広がり、多くの保護者の方々が関心を寄せていますが、その適用や治療効果については、医療従事者間でも認識の統一が必要と感じています。
ヘルメット治療は、非侵襲的に頭蓋形状を改善できる一方で、適応の見極めが重要であり、特に頭蓋縫合早期癒合症を見逃さないことが求められます。また治療開始時期や矯正の効果について、保護者の不安を解消しながら正確に情報提供することが不可欠です。本セミナーが、乳児の頭蓋形状異常への理解を深める機会になったことを嬉しく思います。




慶應義塾大学病院形成外科 坂本好昭先生
【略歴】
2005年 慶應義塾大学医学部卒業
2007年 慶應義塾大学医学部 形成外科教室入局
2008年 都立清瀬小児病院 小児外科 医員
2009年 慶應義塾大学病院 形成外科 後期臨床研修医
2010年 独立行政法人国立病院機構東京医療センター 形成外科 常勤医
2011年 慶應義塾大学医学部 形成外科学教室 助教
2013年 フランス ネッカー小児病院 留学
2016年 慶應義塾大学医学部 形成外科学教室 専任講師
【認定資格・所属学会】
日本形成外科学会専門医
日本頭蓋顎顔面外科学会専門医
日本皮膚腫瘍外科専門医
小児形成性外科分野指導医
日本頭蓋顎顔面外科学会 代議員
クラニオシノストーシス研究会 世話人
International Society of Craniofacial Surgery, Active Member
Asian Pacific Craniofacial Association, Active Member
European Association for Plastic Surgeons, Corresponding Member
American Association of Plastic Surgeons, Active Member
「赤ちゃん頭の形-日本の現状」では、赤ちゃんの頭の形に対してヘルメット治療を行う施設の急速な増加により、ビジネス目

ナポリで開催された世界内視鏡連盟主催の国際ハンズオンワークショップにてジャパン・メディカル・カンパニー社製の医療用精密立体模型「KEZLEX」が使用されました
2025年03月12月 10時
ナポリで開催された世界内視鏡連盟主催の国際ハンズオンワークショップにてジャパン・メディカル・カンパニー社製の医療用精密立体模型「KEZLEX」が使用されました
イタリア・ナポリで開催された世界神経内視鏡連盟主催の国際ハンズオンセミナー「脳・脳室・頭蓋底内視鏡ハンズオンワークショップ」において、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(本社:東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃、以下「当社」)が開発・製造・販売する医療用精密立体模型「KEZLEX」が採用されました。世界各国から集まった受講者より、その高い再現性と実践的な学習効果が高く評価されました。
当社が開発した医療用精密立体模型「KEZLEX」は、先進的な3Dプリンティング技術と、当社が長年にわたり培ってきた医療分野におけるモノづくりのノウハウを結集した製品です。本製品は脳神経外科、耳鼻咽喉科、頭頸部外科などの多岐にわたる専門分野において高い評価を得ており、30年近くにわたり、国内外のハンズオンセミナーにおいて外科手術技術の向上を目指した教育ツールとして広く活用されております。
2024年2月12日から16日にイタリア・ナポリで開催された世界神経内視鏡連盟主催「IFNE-JSNE-GLEN-NESI-CSNE 脳・脳室・頭蓋底内視鏡ハンズオンワークショップ」は、IFNE(国際神経内視鏡連盟)や日本神経内視鏡学会(JSNE)、中南米神経内視鏡研究グループ(GLEN)、インド内視鏡神経外科学会(NESI)、中国神経内視鏡学会(CSNE)などの主要学会による協力のもと、イタリア神経外科学会(SINCH)、欧州神経外科学会(EANS)、世界神経外科学会連合(WFNS)の支援を得て開催されました。
このワークショップでは、世界各国からの受講者が脳神経外科の各分野のエキスパートより直接指導を受けることができ、解剖モデルを使用したライブデモンストレーション、講演、ビデオプレゼンテーションなど、多彩なプログラムが組まれました。実践的な学習を通じて、参加者同士が知識や技術を共有し、交流を深める貴重な場となりました。
知識や技術の共有を通じて参加者同士が交流を深められる場となっており、内視鏡下神経外科手術を実践している方や学びたい方にとって、最先端の情報と技能を身につける絶好の機会となります。
日本からは、当社と共同でKEZLEX模型の開発を進めている脳神経外科医4名の医師も講師として参加。本製品の特性を最大限に活かしたトレーニングを行い、当社スタッフも講師・受講者のサポートを実施しました。参加者からは、「KEZLEXは人体と遜色ない再現性を備え、日本の医師による指導と相まって、非常に実践的で有意義な学びが得られた」との高い評価をいただきました。
























https://www.youtube.com/watch?v=sKIl2-R5SYg

当社が世界で初めて開発した透明脳モデル(※注)についても、開発に携わった西山医師・三輪医師が世界各国の医師に向けたデモンストレーションを行いその有用性、先進性についての高い評価をいただきました。
このようなハンズオンワークショップは、医師同士が互いに学び、技術を磨き合う場として、手術の安全性向上と医療の均てん化を推進する上で極めて重要な機会となります。当社製品が国内外で広く活用され、医療技術の発展に貢献していることを誇りに思うとともに、今後もグローバルな医療ニーズに応える製品開発に邁進してまいります。
さらに、本ワークショップでは主催の世界内視鏡連盟ならびにハンズオンワークショップ責任者のProf. Giuseppe Cinalli(ジュゼッペ・シナリ教授)より、当社が表彰を受けるという栄誉にも預かりました。




当社は、コーポレートミッションである「世界にまだない、選択肢をつくる。」を指針とし、製品力とサービス力を一層強化することで、医療業界の発展に寄与し続けます。そして、「世界最高」の医師とともに、「世界最高」のものづくりと「世界最高」のサービスを通じ、世界中の患者様に安心と健康を提供することを目指してまいります。
※注:

2023年11月:ジャパン・メディカル・カンパニーが「IFNE 10th World Congress of Neuroendoscopy(世界神経内視鏡連盟 第10回世界神経内視鏡学会)」にてランチョンセミナーを共催(透明脳モデルの発表)


2024年11月:ジャパン・メディカル・カンパニーが世界初となる透明脳モデルを日本神経内視鏡学会イブニングセミナーにて公開しました

過去の国際ハンズオンワークショップの様子


2023年1月:IFNEが主催する国際ハンズオンワークショップにて精密医療模型「KEZLEX」が利用されました!



2024年2月:IFNEが主催する国際ハンズオンワークショップにてジャパン・メディカル・カンパニー社製の精密医療模型「KEZLEX」が使用されました



2024年10月:ブルガリアで開催された国際ハンズオンワークショップにてジャパン・メディカル・カンパニー社製の精密医療模型「KEZLEX」が使用されました



2024年12月:サウジアラビアで開催された国際ハンズオンワークショップにてジャパン・メディカル・カンパニー社製の医療用精密立体模型「KEZLEX」が使用されました

ハンズオンワークショップに講師として参加した医師からのコメント




新潟医療センター脳神経外科 西山健一先生
【認定資格・所属学会】
●日本脳神経外科学会専門医
●日本神経内視鏡学会技術認定医(評議員)
●日本小児神経外科学会(評議員)
●International Federation of Neuroendoscopy
(President-elect)
●World Neurosurgery
(Section editor; Hydrocephalus and CSF disorders)
1.外視鏡下クリッピング・コースを担当して
外視鏡を用いた手術手技の実践トレーニングとして、ジャパン・メディカル・カンパニー社の脳動脈瘤術中破裂モデルを使用したクリッピング・コースを担当しました。本モデルは、クリッピング時に動脈瘤が破裂するという画期的な特性を持ち、その際の適切な処置を hand and eye coordination を駆使して行う点が特徴です。
外視鏡コースには血種や柔らかい腫瘍の除去など他のプログラムもありましたが、本モデルを用いたクリッピング・コースは実際の手術により近く、臨場感のあるトレーニングとなりました。一方で、初心者には難易度が高い側面もあります。しかし、hand and eye coordination は外視鏡でも内視鏡でも不可欠な技術であり、本コースの目標として適切です。実際、受講者からは有意義なトレーニングになったとの声が多く寄せられました。
海外講師陣からも本モデルの革新性が高く評価され、大変優れたトレーニング機会であるとの意見をいただきました。すでに海外のいくつかの施設から導入の検討が進んでおり、今後さらなる発展が期待されています。
2.今後のIFNEの展望
IFNEは、内視鏡・外視鏡手術のみならず、ロボット手術を含む次世代手術技術の発展にも取り組む構想を持っています。これにより、より安全で精密な手術が可能となり、脳神経外科領域のさらなる進歩が期待されます。
その中で、ジャパン・メディカル・カンパニー社の脳動脈瘤術中破裂モデルをはじめとする高度な手術トレーニングモデルは、単なる技術習得の場にとどまらず、新たな手術手技や器具のバリデーションにも活用できる点が極めて重要です。こうした革新的なツールを積極的に導入し、実践的なトレーニングと検証を重ねることで、IFNEは未来の手術教育と技術開発を先導していく方針です。




慶應義塾大学医学部脳神経外科 三輪点先生
【認定資格・所属学会】
●日本脳神経外科学会・専門医
●日本神経内視鏡学会技術認定医・評議員
●日本小児神経外科学会認定医・評議員
●日本脳神経外科コングレス
●日本小児科学会
●日本脳卒中学会専門医・指導医
●日本頭蓋底外科学会
●日本小児血液がん学会
●日本脳腫瘍の外科学会
●日本脳腫瘍学会
●脳神経外科手術と機器学会
●日本整容脳神経外科学会
●日本水頭症脳脊髄液学会
●Craniosynostosis研究会
●東京脳腫瘍治療懇