株式会社フェニックスバイオの情報

広島県東広島市鏡山3丁目4番1号

株式会社フェニックスバイオについてですが、推定社員数は11~50人になります。所在地は東広島市鏡山3丁目4番1号になり、近くの駅は東広島駅。株式会社クリスタルプロセスが近くにあります。特許については2019年08月26日に『ヒト脂肪肝モデル細胞』を出願しています。また、法人番号については「3240001023089」になります。
株式会社フェニックスバイオに行くときに、お時間があれば「東広島市立美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
フェニックスバイオ
住所
〒739-0046 広島県東広島市鏡山3丁目4番1号
google map
推定社員数
11~50人
周辺のお天気
周辺の駅
2駅
JR西日本・山陽新幹線の東広島駅
JR西日本・山陽本線の西条駅
地域の企業
3社
株式会社クリスタルプロセス
東広島市鏡山3丁目10番18号
株式会社フェニックス・プロダクツ
東広島市鏡山1丁目4番1号
有限会社デュプレックス
東広島市鏡山3丁目12番26号
地域の観光施設
2箇所
東広島市立美術館
東広島市西条栄町9番1号
東広島市三永歴史民俗資料館
東広島市西条町下三永10929-1
地域の図書館
1箇所
東広島市立サンスクエア児童青少年図書館
東広島市西条西本町28-6
特許
2019年08月26日に『ヒト脂肪肝モデル細胞』を出願
2014年05月08日に『高尿酸血症モデル』を出願
法人番号
3240001023089
法人処理区分
新規

高機能維持した凍結化に成功!世界へ発進・凍結ヒト肝細胞「PXB-cells Cryo」販売開始
2025年03月27月 10時
高機能維持した凍結化に成功!世界へ発進・凍結ヒト肝細胞「PXB-cells Cryo」販売開始
高機能ヒト肝細胞で創薬研究の未来を拓く




株式会社フェニックスバイオ(広島県東広島市、代表取締役社長:島田卓)は、新鮮なヒト肝細胞を当社独自の方法で肝細胞の機能を損ねることなく凍結した新製品「PXB-cells(R) Cryo」の販売を2025年4月1日より開始いたしますのでお知らせいたします。
背景
現在、創薬研究においてはドナーから提供される凍結初代ヒト肝細胞が幅広く使用されていますが、ヒト肝細胞は培養では増殖することができず、1ドナーから得られる細胞の量には限りがあること、また、ドナー間で肝機能の発現には大きな差異があり、機能性の高いヒト肝細胞を安定確保することは長年の課題となっています。さらに、今般、創薬業界では、ヒトの生体内の状態や現象をin vitroで再現するための細胞の次世代培養法やデバイス等の開発が進められており、そのマテリアルとなる高機能なヒト肝細胞の需要拡大とともに、安定的に入手(供給)できるかが、重要な課題となっています。
当社技術と従来製品の課題
フェニックスバイオは、凍結初代ヒト肝細胞からヒト肝細胞キメラマウス(PXBマウス)を作製する独自技術を有しており、このヒト肝細胞キメラマウスの体内で500~1,000倍に増幅させたヒト肝細胞を効率よく回収する方法を確立することによって、機能性の高いヒト肝細胞を長期に亘り安定供給することを可能としました。
現在、採取した新鮮ヒト肝細胞「PXB-cells」は、Ready to Useを主眼として、予め新鮮ヒト肝細胞をプレートに播種した形態で、ご利用いただきやすい製品として提供してまいりまして、その機能の高さや供給安定性に対しては高い評価をいただいています。
一方で、新鮮ヒト肝細胞「PXB-cells」の品質を維持したまま顧客へお届けするには、輸送時に厳格な温度管理を要します。さらに、長期保存に適さない新鮮ヒト肝細胞は、試験の都度、入手する必要があることから、特に海外市場においては高い輸送コストが課題となっていました。




新製品の特長
新製品「
PXB-cells Cryo
」は、ヒト肝細胞キメラマウスから採取した新鮮なヒト肝細胞を当社独自の方法で機能を損ねることなく凍結した新たな供給形態の製品です。この凍結ヒト肝細胞は新鮮ヒト肝細胞「PXB-cells」と比較しても、接着性や形態は遜色なく、長期培養も同様に可能であり、さらにアルブミン産生能、CYP mRNA発現やトランスポーター機能も高く維持されています。
上記の機能面の他、凍結することで長期保存が可能となり、一定数をまとめてご購入いただくことで海外輸送時のコスト軽減が図れること、また、ストックされた凍結ヒト肝細胞を研究者の方のご都合にあわせて試験に使用できるため、従来の新鮮PXB-cellsとあわせて創薬研究者の方の多様な用途に対応できるものと考えています。
・ヒト肝細胞の特徴を4週間維持します








・毛細胆管・トランスポーター活性も再現




・スフェロイドなど、3次元培養モデルの研究にも利用可能





製品情報




PXB-cells Cryo (凍結ヒト肝細胞)
販売価格(予定): ¥150,000 / vial
生細胞数:5×10^6 cells / vial
フェニックスバイオ 製品紹介ページへ

https://phoenixbio.co.jp/products/pxb-cells-cryo.html


関連製品
フェニックスバイオは、初代ヒト肝細胞をPXBマウスを介して増幅させる独自技術を以って、創薬研究者の方の多様な用途にあわせたPXB-cells関連製品を提供しています。





今後の展開
世界のPrimary Hepatocytes(初代ヒト肝細胞)の市場規模は、今後、細胞分離技術、凍結保存法および培養システムの進歩にあわせて拡大していくと言われています。
このような環境下、フェニックスバイオは、高品質なヒト肝細胞を安定的に供給できる独自技術を以って、国内外の創薬研究者の方に、新鮮ヒト肝細胞「PXB-cells」を提供してきましたが、この度の新製品の発売にあわせて、これまで難しかった海外の創薬研究者の方にも、機能性の高いヒト肝細胞をリーズナブルにご使用していただけるものと期待しています。
今後も当社独自技術を以ってユニークな製品開発を進めることにより創薬研究に貢献してまいります。

本製品の開発にあたりましては「広島県令和5年度バイオエコノミー産業創出支援事業費補助金」の支援を受けています。
注1.「PXBマウス」及び「PXB-cells」は株式会社フェニックスバイオの登録商標です。
注2.本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。予告なく変更されることがあります。

TOPPANホールディングスとフェニックスバイオ、「人工三次元肝臓組織」の試供に向けた業務提携を締結
2025年02月19月 10時
TOPPANホールディングスとフェニックスバイオ、「人工三次元肝臓組織」の試供に向けた業務提携を締結
3D細胞培養技術により体外に作製した人工肝臓組織の試供を通じて、医薬品開発に貢献




TOPPANホールディングス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下「TOPPANホールディングス」)と、株式会社フェニックスバイオ(本社:広島県東広島市、代表取締役社長:島田 卓、以下「フェニックスバイオ」)は、TOPPANホールディングスが開発した3D細胞培養技術「invivoid(R)」を用いて体外で作製した「人工三次元肝臓組織」の試供に向けて業務提携契約を2025年2月19日(水)に締結しました。
業務提携の内容
TOPPANホールディングスは、これまでに3D細胞培養技術「invivoid(R)」を大阪大学大学院工学研究科 松崎典弥教授と共同で開発しており、がん個別化医療、創薬研究、培養肉などに向けた研究を進めています。本業務提携により、TOPPANホールディングスの「invivoid(R)」とフェニックスバイオの新鮮ヒト肝細胞「PXB-cells(R)」を組み合わせた「人工三次元肝臓組織」(以下 肝臓モデル)について共同での試供を開始します。
両社は、本肝臓モデルを製薬企業などの外部機関へ試供することにより医薬品開発における安全性評価に貢献することを目指します。




業務提携の背景と狙い
創薬研究の分野においては、医薬品候補化合物の薬効・副作用について、ヒトでの臨床試験の前段階で予測精度を高めるために、細胞培養技術の発展がますます重要性を増しています。しかし、従来の二次元的な細胞培養技術では、生体本来の応答が正しく反映されないことが課題となっています。
TOPPANホールディングスが3D細胞培養技術「invivoid(R)」により作製した「肝臓モデル」は、スフェロイド培養(※1)等の既存培養技術と比較して、その肝機能の点において優位性を示すデータが得られています。さらに、外部拠点への輸送に対する耐久性について確認が得られたことから、今後より多くの外部研究機関に試供していくことで、さらなる研究活動の進展を目指しています。
フェニックスバイオは、独自技術により得られる新鮮で、高機能なヒト肝細胞を様々な用途で事業展開しており、製薬企業を中心に高い評価を受けています。また、フェニックスバイオは、生命科学分野の発展をミッションとしており、高品質なヒト肝細胞の価値をさらに引き出し、業界発展に貢献するために人工組織開発技術の進歩が必要であると考えています。
本業務提携により、TOPPANホールディングスで作製される肝臓モデルについて両社の持つノウハウを融合し、幅広い顧客層に対して試供を展開していきます。
「invivoid(R)」で作製した三次元肝臓モデルの特長
TOPPAN ホールディングスが、「invivoid(R)」テクノロジーを用いて、フェニックスバイオが供給する「PXB-cells(R)」より作製した肝臓モデルは、生体に近い性質を有する人工組織であるため、肝臓に対する安全性試験を必要とする創薬研究、機能性食品開発など幅広い用途での活用が期待されます。
1. 扱いやすい組織形態
本肝臓モデルは、三次元構造を保持しつつ培養容器に接着させているため組織が浮遊しません。そのため、従来の二次元培養と同様に培地交換作業を簡便に行うことが可能です。また、組織の厚さを50~100μm程度に制御することで、組織内部の構造を生きた状態でも鮮明に観察することができます。
2. 高い肝機能および毛細胆管構造の長期安定性
本肝臓モデルは、種々の化合物を代謝する酵素の遺伝子発現が高く維持されています。また、その代謝物が排出される毛細胆管の構造も、実際の肝臓のように緻密な網状に形成されており、生体に近い特徴を有しています。これらの機能・特徴は、少なくとも30 日間減衰することなく保たれています。
3. 肝臓に対する毒性評価を高感度に実施可能
本肝臓モデルは、肝臓に対する害を有する化合物の毒性評価も、高感度かつ安定に実施することが可能です。胆汁うっ滞毒性(※2)に関連する一部の化合物の肝毒性評価に際しては、スフェロイド培養よりも20 倍以上高い感度で毒性を捉えられることが確認されています。






試供内容(予定)
試供内容については肝臓モデルと血管肝臓モデルの2パターンを予定しています。
なお、試供する本肝臓モデルは研究用途に限るものであり、移植等の用途に用いることはできません。





試供条件:医療・創薬に関する研究機関で業務に従事されている方
試供価格:原則無償(目的/量/試供仕様/試験内容により応相談)
お問い合わせ(申し込み):
「invivoid(R)」ウェブサイト

https://www.holdings.toppan.com/ja/invivoid/

フェニックスバイオお問い合わせフォーム

https://phoenixbio.co.jp/contact/contact.html

※1.スフェロイド培養:細胞同士を凝集・密着させ、略球状に集積した状態とする3D細胞培養手法
※2.胆汁うっ滞毒性:肝臓で産生される「胆汁」(脂肪成分等の消化を助ける液体)の流れが医薬品等により阻害され、有害な影響を及ぼす副作用の一種。
・本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
・本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。今後、予告なく変更されることがあります。