株式会社フルヤ金属の訪問時の会話キッカケ
「
お忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします。
東屯田通駅に行くのはどう行けば近いですか。
株式会社フルヤ金属でいいこと、ありそうですね
」
google map
札幌市電の幌南小学校前駅
札幌市電の山鼻19条駅
札幌市電の石山通駅
(クロールアルカリ業界における金属リサイクルのエコシステム構築へ)
株式会社フルヤ金属(本社:東京都豊島区、社長:古屋堯民、以下「フルヤ金属」)と旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:工藤幸四郎、以下「旭化成」)はNobian Industrial Chemicals B.V.(本社:オランダ・アメルフォースト、CEO:Michael Koenig、以下「Nobian」)、Mastermelt Ltd(本社:イギリス・ロンドン、CEO:Rick Reidinge、以下、「Mastermelt」)と連携して食塩電解用のセルおよびその内部に組み込まれる電極(以下「セル・電極」)に使用される金属リサイクル(以下、「本取り組み」)に関する実証を開始することをお知らせします。フルヤ金属は本取り組みを通じて、希少金属のリサイクルによりクロールアルカリ※1業界におけるエコシステム構築に取り組みます。
4社が連携するセル・電極の金属リサイクルプロセスの概念図
食塩電解セルに使用される電極にはイリジウム・ルテニウムなどの希少金属が使用されています。イリジウム・ルテニウムは耐熱性、耐薬品性、電導性能などに優れており工業用素材としてエレクトロニクスや半導体、さらにはグリーン水素・エネルギーなどの様々な産業で用途が広がっている金属です。フルヤ金属ではこれらの金属を40年にわたり取り扱い原料の調達から超高純度精製技術に加え、高度な加工技術とリサイクル技術、リサイクル能力をそなえ多くのお客様へ供給し高いグローバルシェアを得ています。年々需要が高まっているイリジウム・ルテニウムですが希少性が高いためにフルヤ金属ではこれらの金属を安定的に供給するために長年リサイクルによる効率的な利用に取り組んでまいりました。
クロールアルカリ業界においては希少金属の安定確保と効率的な循環利用が課題として重要性を増しており、フルヤ金属は本取り組みによりクロールアルカリ業界の貴金属リサイクルプロセスの確立に貢献してまいります。
また、本取り組みでは、まず旭化成がNobianから耐用年数を迎えた電極を回収し、次にMastermeltとフルヤ金属において、電極からの触媒剥離と次工程に向けた剥離物の加工を行い、加工後の剥離物から貴金属を抽出・高純度化します。そして、旭化成がその貴金属を原材料とした触媒を塗布した電極(以下、リサイクル触媒電極)を製造します。このリサイクル触媒電極を使用してNobianが食塩電解を行うことで、苛性ソーダと塩素の製造における資源循環が可能となります。このように、4社が連携し、使用済みのセル・電極から貴金属を含む金属を回収・再利用するリサイクルプロセスの確立を推進していきます。
フルヤ金属ではこれからもイリジウム・ルテニウムの効率的な安定供給に取り組み
、
更に多くの産業で
イリジウム・ルテニウムの用途を拡げることにより、デジタル社会やグリーン社会の発展に貢献してまいります。
【旭化成株式会社について】
旭化成のイオン交換膜法食塩電解プロセスは1975年に販売を開始して以来、50年にわたる実績とワンストップで供給できる食塩電解プロセス技術の幅広さにより、お客さまから高い信頼を得ています。クロールアルカリの2024年の世界需要は約1億トン※2であり、そのうち旭化成は全世界で30か国、160工場以上(2024年12月現在)で採用され、その累積受注量は3,000万トン(100%苛性ソーダベース)を超えるグローバルな実績のあるサプライヤーです。
イオン交換膜法食塩電解プロセスとは、イオン交換膜を使用して食塩水を電気分解し、塩素、水素および苛性ソーダを生産するシステムです。このプロセスは、水銀やアスベストなどを使用するプロセスに比べ、省エネルギー である点が高く評価されています。旭化成の高い技術力を活かした低電圧膜と電解槽の組み合わせは、電解プロセスにおける電力消費量を減らすことで、CO2排出量の低減に貢献しています。
※1 クロールアルカリ:食塩水を電気分解して塩素と苛性ソーダを製造するプロセスで、有機物、無機物、医薬品、石鹸・洗剤などの多くの最終用途に使用されています。
※2 2023年8月4日「2024 World Analysis-Chlor-Alkali-Appendix」
以 上
~ルテニウム粒子をメソポーラスシリカ(SiO2)に担持し、6種類の悪臭ガスが室温で除去可能な消臭触媒~
株式会社フルヤ金属(本社:東京都豊島区、社長:古屋堯民、以下「当社」)は、新しい環境触媒を開発したのでお知らせします。
新しい触媒はルテニウム粒子をメソポーラスシリカ(SiO2)に担持※1した構造になり、酸性及びアルカリ性のいずれのガスも除去することができます。環境省の環境実証事業(ETV)※2で効果が実証されたことから販売を開始いたします。当社では家庭向け消臭キットの販売に加えて、食品製造や半導体・エレクトロニクス工場、病院といった産業用の脱臭装置への採用をすすめてまいります。
臭いのもととなるガスは、酸性とアルカリ性に分別されます。そのために酸性のガスの消臭にはアルカリ性の薬剤、アルカリ性のガスの消臭には酸性の薬剤で中和をする必要がありますが、実際には酸性のガスとアルカリ性のガスが混合していることが多いことから、より汎用性の高い消臭方法が求められていました。更に一般的な脱臭剤として利用されている活性炭は定期的な交換が必要で、交換後は焼却廃棄されていたことから二酸化炭素も発生させる難点でした。
今回、当社が開発した悪臭除去触媒は当社が培ってきた希少金属を取り扱う技術を活かしルテニウムを使用していますが、「一般的な脱臭剤よりも長期にわたり※3効果が持続し、リサイクルも可能であるメリットがあります。この触媒はアンモニア※4、トリエチルアミン※5、メチルメルカプタン※6、硫化水素※7、アセトアルデヒド※8、ホルムアルデヒド※9の6種類の悪臭ガスが室温で除去できる事が特徴です。
消臭触媒として作用する時には電力・光等のエネルギーを使わないことも環境に優しい触媒です。
以上
※1担持:触媒を他の物質に固定化させること。
※2環境省実証事業:既に実用化された先進的環境技術の環境保全効果、副次的な環境影響、その他環境の観点から重要な性能(「環境保全効果等」)を第三者が客観的に実証すること。
※3長期にわたり:使用環境・使用状況によって異なりますが概ね1年程度です。
※4アンモニア:特定悪臭物質の一つで特有の強い刺激臭があります。
※5トリエチルアミン:強いアンモニア臭があります。
※6メチルメルカプタン:強い玉ねぎのような腐敗臭の原因です。
※7硫化水素:腐った卵に似た特徴的な強い刺激臭があります。
※8アセトアルデヒド:一般的には脂肪臭といわれ、「お酒臭い」臭いの原因物質です。
※9ホルムアルデヒド:シックハウス症候群の原因の一つで独特のツンと鼻を刺すような刺激臭があります。
株式会社フルヤ金属の情報
東京都豊島区南大塚2丁目37番5号
法人名フリガナ
フルヤキンゾク
住所
〒170-0005 東京都豊島区南大塚2丁目37番5号
推定社員数
301~1000人
認定及び受賞
厚生労働省より『両立支援のひろば 一般事業主行動計画公表』
厚生労働省より『女性の活躍推進企業』
厚生労働省より2017部門で『次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定』
厚生労働省より2021部門で『次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定』
周辺の駅
4駅札幌市電の東屯田通駅
地域の企業
特許
2021年06月14日に『シリカ熱反射板』を出願
2021年02月18日に『スパッタリングターゲット‐バッキングプレート接合体、その製造方法及びスパッタリングターゲットの回収方法』を出願
2016年07月22日に『粉末コーティング装置』を出願
2019年08月22日に『金属系筒材の製造方法及びそれに用いられる裏当て治具』を出願
2018年08月21日に『熱電対構造及びその製造方法』を出願
2014年08月07日に『温度計』を出願
2016年07月22日に『粉末コーティング装置』を出願
2017年09月27日に『焼却炉用熱電対の保護管用構造体及びその製造方法』を出願
2017年03月10日に『粉末コーティング装置及びその使用方法』を出願
2016年10月20日に『熱電対』を出願
2016年08月29日に『粉末コーティング装置及びその使用方法』を出願
法人番号
8013301010956
法人処理区分
新規
プレスリリース
フルヤ金属・旭化成による食塩電解用セル・電極の金属リサイクルに関する実証開始
2025年04月23月 11時
フルヤ金属・旭化成による食塩電解用セル・電極の金属リサイクルに関する実証開始
新しい環境触媒開発に関するお知らせ
2025年03月17月 11時
新しい環境触媒開発に関するお知らせ