株式会社フレンドマイクローブの訪問時の会話キッカケ
株式会社フレンドマイクローブに行くときに、お時間があれば「名古屋市東山動植物園」に立ち寄るのもいいかもしれません。
「
今日一日、貴重なお時間を共有させていただけることを大変嬉しく思います。
千種駅の近くで美味しい定食屋さんはありますか
名古屋市東山動植物園が近くにあるようですが、行ったことはありますか
素敵な会社ですね、ここは何年くらいですか
」
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JR東海中央本線の鶴舞駅
名古屋市営地下鉄桜通線の吹上駅
JR東海中央本線の千種駅
2025年04月25月 10時
微生物で SDGs 達成に貢献する名古屋大学発ベンチャー株式会社フレンド
2023年05月31月 10時
高性能微生物×連続処理技術でCO2削減と産廃削減を同時実現
微生物により持続可能な循環型社会の実現を目指す、株式会社フレンドマイクローブ(本社:名古屋市千種区 代表取締役社長:蟹江純一 以下「フレンドマイクローブ」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)の「GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業(以下「GX事業」)」の第3回公募において、今回の公募で唯一となる採択企業として、STSフェーズ(実用化研究開発・前期)に選定されました。
フレンドマイクローブは、「微生物により様々な物質の分解を可能にし、持続可能な循環型社会の実現」をミッションに掲げています。
その一環として、難処理とされてきた油性廃棄物を発生させない、微生物の力で処理を行う独自の技術を研究・開発してきました。
本技術はすでに東証プライム上場の食品メーカーの工場に導入され、現場での油脂分解処理に活用されています。今回の事業では、その適用範囲をより広げ、さらに低コストかつ高効率な連続処理を実現するシステムへのアップグレードを目的としています。
【油性排水処理に関する課題】
たとえば、食品加工工場等では、日々大量の油性排水が発生します。従来はその中の油分は浮上分離したのち、スカム(油性汚泥)として産業廃棄物処理、すなわち焼却されてきました。しかしこうした処理では、大量の化石燃料が必要とされると同時にCO2が多く排出されるという課題が存在しています。
当社の油脂分解微生物は、名古屋大学と共同で開発された特許技術に基づいています。高濃度油やトランス脂肪酸を含む油脂の処理にも対応可能であり、条件を整えることで24時間以内に90%以上を分解する性能を有します。
【採択事業について】
今回のGX事業では、上記の微生物処理技術を、より大規模かつ連続処理型の排水処理工程へ展開することを目的に、研究開発に取り組みます。
これにより、既存技術の優位性を活かしながら、CO2排出の大幅な削減、処理工程の省力化・低コスト化、衛生環境の改善を同時に実現します。装置の販売に加え、微生物製剤を継続的に提供するリカーリング型のビジネスモデルも構築しており、すでに複数の有力企業との提携や、海外展開を見据えた体制も整えています。
本事業は、これまでの実績ある技術をもとに、より多くの排水処理現場に適用できる社会実装の加速と拡張を目指すものです。
(参考HP:
https://friendmicrobe.co.jp/business/haisui/
)
本技術に関連して、下記の賞を受賞しております。
〇 CNBベンチャー大賞 2022 中部経済産業局長賞/中部ニュービジネス協議会主催
〇 FASTAR 5th DEMODAY みらい創造機構賞/中小企業基盤整備機構主催
〇 GLOW Pitch 2022 最優秀賞/名古屋市主催
〇 NOBUNAGA21 ビジネスプラン助成金 最優秀賞/十六銀行・野村證券・デロイトトーマツ主催
〇 愛知環境賞 名古屋市長賞/愛知県主催
〇 「MUFG ICJ ESGアクセラレーター2023」大賞、 MUFGモルガン・スタンレー賞、JT賞/MUFG,ICJ主催
〇 J-Startup Central/経済産業省主催
【
GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業とは】
NEDOでは、技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、リスクは高いものの国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」に対し、
〔1〕STS フェーズ(実用化研究開発(前期))
〔2〕PCA フェーズ(実用化研究開発(後期))
〔3〕DMP フェーズ(量産化実証)
の3つのフェーズにおいて、研究開発や事業化のための支援を行っています。
GX事業としては3回目の公募であった今回は、採択1件(うち、STSフェーズ1件)となっています。
【パートナーVCのコメント】
株式会社フレンドマイクローブが、GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業に採択されたことを、投資VCおよびパートナーVCとして大変喜ばしく思います。同社は製造業の環境負荷を左右する油脂処理を革新的微生物プロセスで刷新し、脱炭素とコスト削減を両立する技術を実証してきました。従来技術が苦手としていた高濃度油やトランス脂肪酸を含む油脂の処理にも対応し、処理コストとCO2排出の双方を大幅に低減しています
。実用化研究から量産化実証まで一貫支援される本フェーズにより、私たちが伴走してきたスケールアップ設計や規制対応がさらに加速し、国内外の製造現場へ成果が飛躍的に広がると確信しています。採択準備では技術実証計画と事業化シナリオの構築をお手伝いしましたが、今後も資金・人材・顧客連携の面で力強く支援し、持続可能な産業づくりに貢献してまいります。
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ Investment Manager 曽我部 崇
【株式会社フレンドマイクローブのコメント】
今回、NEDOのGX支援事業に採択されたことを大変光栄に思います。当社はこれまで、微生物の力を活用して産業廃棄物の中でも処理が困難とされる油性排水の現場分解技術を確立し、すでに東証プライム上場企業を含む食品工場への導入実績を積み重ねてまいりました。
今回の事業では、その技術の社会実装をさらに拡張するため、連続式の大規模処理システムとしての進化を目指します。処理性能のさらなる向上と、低コスト・省力化の実現によって、CO2削減と環境負荷の低減に本質的に貢献できるインフラ技術となることを目指しています。
今後も、微生物の可能性を産業技術に応用する「クリーンバイオテクノロジー」のフロンティアとして、持続可能な社会づくりに挑戦し続けてまいります。
株式会社フレンドマイクローブ 代表取締役社長 蟹江純一
【株式会社フレンドマイクローブについて】
フレンドマイクローブのコア技術は、微生物(酵素)と、その微生物を工場規模で効率的に生産・増殖し、活性化、機能させるためのバイオリアクター※技術です。昨今、医薬品・食品分野における微生物利用企業は多いですが、フレンドマイクローブはクリーンバイオテクノロジー(環境)の分野で微生物やそれらが生み出す酵素を利用するニッチな企業です。微生物は多様な化合物を分解、合成できる可能性を秘めており、我々は優れた微生物や酵素を開発し、それをスケールアップし、工業規模で機能させることを目的としています。
それらの研究開発の成果をスムーズに社会実装するための手段として創業者・現会長でもある堀克敏により、2017年にフレンドマイクローブは設立されました。温室効果ガス削減や生物資源の保全などにもフレンドマイクローブの技術は広がっています。
※バイオリアクター:微生物により特定の生物反応を効率的に行わせるための装置
会社概要
社名:株式会社フレンドマイクローブ
本社所在地:愛知県名古屋市千種区千種2-22-8 NALIC 104
役員:代表取締役社長 蟹江純一
取締役会長 堀 克敏 (名古屋大学大学院工学研究科 教授)
設立: 2017年6月13日
事業内容: 微生物関連受託研究事業・油関連環境事業
HP:
https://friendmicrobe.co.jp/
表:蟹江 純一、以下フレンドマイクローブ)は、この度、株式会社ジェネシア・ベンチャーズ、豊田合成株式会社、住友商事株式会社およびハウス食品グループイノベーション 2 号ファンド(順不同)を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額2億3000万円の資金調達を行ったことをお知らせします。
フレンドマイクローブは今回の第三者割当増資で調達した資金を用いて、現在販売中の排水中の油脂分解システム「MiBiocon(R)- FW」の販売促進を行うとともに、さらなる性能向上のための開発をしてまいります。また、排水中の油脂以外にも油脂分解微生物の適 用範囲を広げる開発を進め、グリストラップ*や生ごみ処理機に適用するためのシステム開発を進める予定です。さらに、動植物油分解 に留まらず、鉱物油の分解技術の研究・開発を加速し、2 年後の実用化に向け計画を進める予定です。
*グリストラップ:飲食店、工場などで排水中の油脂分を分離・貯留して排水管・下水道管に直接流さないようにする装置
排水中の油脂分解システム「Mibiocon(R)(マイビオコン)」
排水中の油脂分解システム「MiBiocon(R)-FW」は、食品加工など 食品を取り扱っている工場から排出される廃水に含まれている油脂を ターゲットとしている技術です。従来は物理的に分離して産業廃棄物 として処理されていた再利用性の乏しい排水中の油脂を、名古屋大 学で開発された高性能油脂分解微生物群により分解することで、産 業廃棄物である油性汚泥の発生を抑えることができる技術です。現 在、大手食品会社で活用していただいており、油性廃棄物の削減・ 悪臭の解消・廃棄物処理コストの削減等、効果を実感していただいております。
(参考 HP:https://friendmicrobe.co.jp/business/haisui/)
本技術に関連して、下記の賞を受賞しております。
〇 CNB ベンチャー大賞 2022 中部経済産業局長賞/中部ニュービジネス協議会主催
〇 FASTAR 5th DEMODAY みらい創造機構賞/中小企業基盤整備機構主催
〇 GLOW Pitch 2022 最優秀賞/名古屋市主催
〇 NOBUNAGA21 ビジネスプラン助成金 最優秀賞/十六銀行・野村證券・デロイトトーマツ主催
〇 愛知環境賞 名古屋市長賞/愛知県主催
引き受け先各社のコメント (順不同)
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ/パートナー 河合将文
微生物は多様な化合物を分解・合成できる可能性を秘めていますが、フレンドマイクローブは名古屋大学で開発された技術を基に、廃水処理の領域 に微生物のポテンシャルを活用しています。当社のソリューションを導入することで、コスト削減や悪臭対策といった現場における経済的なメリットはもちろ んのこと、CO2 排出量の削減や環境保全を通じた生物多様性への貢献など、企業による ESG 経営の取組みを力強く支援します。今後は動植物 油から鉱物油の分解処理にも展開していく予定ですが、中長期的には分解だけでなく合成による有用物質の生産も視野に入れており、微生物に負 けない進化と可能性に期待しています。
豊田合成株式会社/新価値創造部 部長 植村隆志
豊田合成では「長期環境目標 2050 環境チャレンジ」として、2050 年までの廃棄物の極小化を目指しています。フレンドマイクローブへの出資は、同 社が持つ油脂分解技術が、将来的に鉱物油を含んだ工場排水処理適応への期待ができるなど、これからの環境取り組みに沿ったオープンイノベーシ ョンのひとつとなります。当社ではこの技術を活用し、さらなる環境低負荷な廃棄物処理を目指していきます。
住友商事株式会社/衛藤 秀則・無機化学品部長
住友商事は、微生物を活用した社会課題へのソリューション提供を目的に、フレンドマイクローブとの協業対話を進めてきました。幅広い産業に跨り、グ ローバルに展開する当社グループの事業基盤と、フレンドマイクローブが開発する微生物による分解・合成技術の乗算を通じて、排水処理ソリューション 提供や有用物質の合成製造等の事業展開・社会実装を推進することで、環境負荷の低減をはじめとした SDGs の掲げる持続的社会の実現に貢 献していきます。
ハウス食品グループ本社株式会社/CSR 部長 南俊哉
フレンドマイクローブの持つ微生物の力は排水処理領域に留まらず、食品の新たな価値を生む可能性を持った画期的な技術です。ハウス食品グルー プが目指す循環型モデルの構築の強力なパートナーとして、フレンドマイクローブの社会実装を推進することで、共に限りある資源の有効活用と新たな 価値創出を実現して参ります。
株式会社フレンドマイクローブのコメント
代表取締役社長 蟹江純一
私は学生時代に名古屋大学で微生物の研究をしていました。微生物は非常に可能性に満ちた存在です。日々進化を繰り返し、今まで地球上にな い性質を獲得する微生物も日々生まれています。極限環境空間から人の体内まであらゆるところにいる微生物の力を活用することにより、現在問題と なっている事象への解決策を提案してまいります。身近な隣人である微生物を友達にして力を借りようというテーマが社名のフレンドマイクローブ(微生 物を友達に)です。社名のとおり、微生物の力を借りて社会課題を解決してまいります。
取締役会長・名古屋大学教授 堀克敏
私は微生物工学を専門に研究してきました。微生物には、病原菌という印象がある一方で、排水/廃棄物処理や抗生物質等の薬の生産、最近では バイオ燃料や化成品の生産に使われています。合成生物学や微生物フローラの解析技術の発展により、微生物の力をパワーアップしたり、多くの微生 物の力を結集させることにより、従来は分解できなかった廃棄物や汚染物質も分解できるようになったり、さらにはエネルギーや有用な化学物質に変え ることも可能になってきました。私の研究室では、このような研究に注力し、微生物とそれがもつ酵素の力で SDGs を推進しています。研究成果を社会 実装するために起業したフレンドマイクローブが核となって、産業界の力を結集して、持続可能な世界・日本経済の発展を目指します。
株式会社フレンドマイクローブについて
我々は”微生物を友だちに”を社名に掲げ、微生物やその酵素を用いた技術を実用化し、社会実装していくことで SDGs の掲げる持続的社会の実現 に貢献します。
【会社概要】
社名:株式会社フレンドマイクローブ
本社所在地:愛知県名古屋市千種区千種 2-22-8 NALIC 104
代表取締役:蟹江 純一
設立: 2017 年 6 月 13 日
事業内容: 微生物関連受託研究事業・油関連環境事業
HP:https://friendmicrobe.co.jp/
<本件のお問い合わせ先>
株式会社フレンドマイクローブ
TEL:052-753-8208 MAIL:friendmicrobe@friendmicrobe.co.jp
株式会社フレンドマイクローブの情報
愛知県名古屋市千種区千種2丁目22番8号名古屋医工連携インキュベータ104
法人名フリガナ
フレンドマイクローブ
住所
〒464-0858 愛知県名古屋市千種区千種2丁目22番8号名古屋医工連携インキュベータ104
推定社員数
1~10人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅名古屋市営地下鉄東山線の千種駅
地域の企業
地域の観光施設
法人番号
6180001128313
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2019/10/25
プレスリリース
微生物で油性排水処理を革新――フレンドマイクローブ、NEDO GX事業3
微生物で油性排水処理を革新――フレンドマイクローブ、NEDO GX事業3rdに唯一採択
2025年04月25月 10時
微生物で油性排水処理を革新――フレンドマイクローブ、NEDO GX事業3rdに唯一採択
微生物で SDGs 達成に貢献する名古屋大学発ベンチャー株式会社フレンドマイクローブ第三者割当増資にて総額 2 億 3000 万円の資金調達を実施
2023年05月31月 10時
油脂分解システム「Mibiocon」等、微生物関連技術の提供を加速微生物で SDGs 達成に貢献する名古屋大学発ベンチャー・株式会社フレンドマイクローブ(本社:愛知県名古屋市、代