株式会社マイクロジェットの情報

長野県塩尻市大門五番町79番地2

株式会社マイクロジェットについてですが、推定社員数は11~50人になります。所在地は塩尻市大門五番町79番地2になり、有限会社日之出モータースが近くにあります。特許については2016年08月17日に『成型物を成型するシステム』を出願しています。法人番号について「7100001016160」になります。
株式会社マイクロジェットに行くときに、お時間があれば「塩尻短歌館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
マイクロジェット
住所
〒399-0732 長野県塩尻市大門五番町79番地2
google map
推定社員数
11~50人
地域の企業
3社
有限会社日之出モータース
塩尻市大門五番町16番26号
有限会社五番町薬局
塩尻市大門五番町5番6号
有限会社松永堂
塩尻市大門五番町3番3号
地域の観光施設
2箇所
塩尻短歌館
塩尻市広丘原新田288-1
塩尻市立自然博物館
塩尻市塩尻町1090小坂田公園内
地域の図書館
1箇所
塩尻市立図書館
塩尻市大門一番町12番2号
特許
2016年08月17日に『成型物を成型するシステム』を出願
2013年04月24日に『吐出システムおよび吐出システムにより吐出する方法』を出願
2013年08月26日に『ヘッドモジュール、吐出装置、吐出システムおよび吐出システムにより吐出する方法』を出願
2012年02月14日に『吐出装置および吐出装置の制御方法』を出願
法人番号
7100001016160
法人処理区分
新規

環境配慮型のモノづくり研究を加速するインクジェット装置
2025年04月15月 13時
環境配慮型のモノづくり研究を加速するインクジェット装置
インクジェットによるモノづくりの時代が本格到来!
インクジェット技術の工業応用分野で研究開発用装置を開発している株式会社マイクロジェット(所在地:長野県塩尻市、社長:山口 修一)は、研究開発用インクジェット装置「LaboJet」シリーズ2機種を2025年4月15日から販売開始しましたので、ここにお知らせいたします。




LaboJet-800
本装置は、次世代デバイスの製造プロセスや液材料を開発する際のインクジェット研究開発を支援する実験用装置です。実験や試作を大幅に効率化する新機能「インクジェット自動評価プログラム」を搭載し、環境に配慮したモノづくりの研究を促進します。
【インクジェット技術による環境配慮型のモノづくり】
電子デバイス業界では、製造プロセスの効率化やコストダウンに加え、環境に配慮した持続可能なモノづくりが求められています。その中で注目を集めているのがインクジェット技術です。
プリンターのインクジェット技術を応用したデジタル塗布技術
は、機能性材料を狙った箇所に必要な量だけデジタルデータに基づいて正確に塗布することで、従来の版や型を用いたアナログの製造工程に比べて、材料の無駄や廃液を大幅に削減し、適時適量の生産が可能です。SGDsへの関心が高まる中、環境配慮に適したモノづくりの中核技術として、インクジェット技術は世界中で研究開発が盛んに行われています。
【従来の課題】
プリンター分野では完成したインクジェット技術ですが、様々な機能性液体をデジタル塗布する場合は新しい技術開発が必要となります。インクジェットで塗布できる液材料には多くの制約があり、すぐに電子デバイスの製造等に適用することはできません。ヘッドと呼ばれる液材料を噴射する駆動ユニットに適した特性を持った液材料を開発する必要があり、液成分の検討や塗布実験などの多くの試行錯誤が必要になります。その過程で高度なノウハウを必要とするため、ノウハウの蓄積に時間がかかり、実用化までには5年から10年程度の開発期間を要していました。
【解決方法】
このような課題を解決するため、今回当社が販売するインクジェット装置「
LaboJet-800
」には、材料開発から試作までの各プロセスで必要となる様々な実験を支援する高度な機能が盛り込まれています。当社が28年間蓄積してきた評価ノウハウを盛り込み、実験効率化のための自動評価機能が多数搭載されています。また、当社独自開発の高耐液ヘッド「
GlassJet

を搭載することで、1cc以下の少量の液材料での評価を可能にすると共に、実験できる液材料の物性範囲を拡大することで研究開発における制約を大幅に減らしました。さらに、グローブボックス内での実験を可能とした超コンパクトサイズの「
LaboJet-650
」も同時発売しました。これらの装置によりインクジェットによる環境配慮型のモノづくりが一層加速されることが期待されます。
【参考:インクジェットによるデジタルモノづくり】
インクジェットは数十ミクロンのノズル孔から1秒間に数万滴を吐出することができ、デジタルデータに基づいて狙ったところに非接触で必要な量をドット単位で自在に配置する技術です。オフセット印刷やスクリーン印刷など他の印刷技術と比較すると、省資源、省エネルギー、省廃棄物の技術であり、必要な量だけOn-Demandで生産可能な地球環境に配慮したデジタルモノづくり技術として、研究開発が盛んに行われています。
インクジェット技術は、カラープリンター以外の用途での研究開発が2000年頃より行われており、プリンテッドエレクトロニクスの分野で発展してきました。その結果、金属ナノインクによる配線やセンサーの製造、液晶や有機ELディスプレイ分野での薄膜塗布などが実用化されました。そして、いま注目の
ペロブスカイト太陽電池
でも製造プロセスにインクジェットの応用が検討されています。
さらに応用分野を広げる上で重要となるのは機能性インク開発や製造プロセスの最適化です。特に、日本では化学メーカーにおいて各社が高機能な液材料開発を進めており、その分野は電子デバイスに限らず、ライフサイエンスや3Dプリンティングなど多岐に渡っています。




インクジェット飛翔液滴




LaboJet-800
【LaboJet-800の特徴】

業界初の吐出自動評価プログラムを搭載し、実験時間を大幅に削減

吐出量の自動調整機能により指定吐出量での実験が可能

高耐液や高粘度対応などの10種以上のヘッドから選択可能

1cc以下の少量の液材でのサンプル作製実験が可能

高精度な位置決めにより、高精細デバイスを作製
【用途例】

ペロブスカイト太陽電池、有機半導体などの試作

センサーなどの微細デバイス試作

ナノ金属インクによる回路パターニング

各種バイオチップやバイオセンサーの作製

インクジェット液材料の開発・評価
【装置本体】  LaboJet-800
装置構成
描画装置本体
制御用ノートパソコン
専用アプリケーション
搭載ヘッド
種類 / 個数
Microjet製 GlassJet ヘッド
粘度や吐出液滴量に応じて10種以上から選択可能 / 1個
描画範囲
W65 × D78 [mm]
テーブル機能
吸着式加熱テーブル、自動テーブル回転機能
テーブル加熱温度
室温~80℃
搭載可能基板厚み
最大 10 [mm]
搭載カメラ
液滴観察カメラ、リアルタイム描画観察カメラ、
描画サンプル計測用カメラ
ヘッド圧力制御
メニスカス制御圧力、パージ圧力
オプション
ビットマップ印刷機能、インクジェット液滴解析機能、
インターロック機能 など
外形寸法
W500 × D507 × H483 [mm] ※突起部を除く
電源
単相AC 100V ±10% 50/60Hz 800W以下