株式会社ミライプロジェクトの訪問時の会話キッカケ
株式会社ミライプロジェクトに行くときに、お時間があれば「太田記念美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。
「
本日はどうぞよろしくお願いします。
明治神宮前駅の近くには居酒屋はありますか
太田記念美術館が近くのようですが、興味があります
株式会社ミライプロジェクトのいいところはどんなところですか
」
google map
JR東日本・山手線の原宿駅
東京メトロ・千代田線の明治神宮前駅
東京メトロ・副都心線の北参道駅
株式会社ワイズ
渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階
株式会社サクセス計算センター
渋谷区神宮前2丁目33番8号原宿ビューパレー205
株式会社カチリ
渋谷区神宮前2丁目19-16小松ビルディング3F・4F
2025年06月24月 10時
【北関東エリア初】介護×美容の専門スクール「介護美容研究所 大宮校」10
2025年05月27月 10時
2025年問題の解決策として注目の「介護美容」 認知度はまだ12%でも、
2025年04月24月 11時
高齢者施設で広がる「介護美容」 導入施設が3年で11倍に
2025年03月28月 11時
トヨタ「e-Palette」車内で高齢者が「介護美容」体験
2025年03月18月 14時
美容で高齢者に笑顔を届ける、新しい働き方の実例
「もう迷っている時間はないと思った」──50歳で介護職に転身した原 美紀子さんと、「看護師の仕事だけで人生を終わらせたくなかった」と語る63歳の荻野 久子さん。年齢も経歴も異なる2人の女性が、いま、“美容の力”を使って高齢者に笑顔と自信を届けています。
2人に共通しているのは、株式会社ミライプロジェクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山際 聡)が運営する「介護美容研究所」で高齢者向けの美容を学び、在学中からご利用者に美容の提供ができる施設に転職し、介護や看護の現場で“ビューティーケアワーカー”として活躍していること。人生100年時代、“次のステージ”に向けて学び直しに挑戦し、介護現場に“新たな心のケア”を届ける存在として注目されています。
「もう迷っている時間はない」──50歳で介護業界へ飛び込んだ原さん
飲食店で働いていた原 美紀子さん(50歳)は、将来への不安から働き方を変えることを決意しました。
体力的な限界を感じ始めていたこと、そしてこのままの仕事を続けた先に「自分はどうなりたいのか」が見えなくなっていたといいます。そんな折、趣味で続けていたネイルやスキンケアを活かせる、新たな仕事があると知り、「高齢者の方々に美容を届けられる!楽しみ!」と心を動かされました。それが“介護美容”との出会いです。
将来、介護美容を仕事にすることを目指し、原さんは介護職員初任者研修を修了した上で2024年10月、介護美容研究所に入学。在学中に介護職に転職し、現在は東京都内の高齢者施設で働いています。
2025年3月、勤務先で初めての美容イベントを開催。ひな祭りに合わせてネイルケアを実施し、5月の母の日にも第2回を開催しました。参加者は初回の倍近くに増え、ご利用者からは「孫に見せたら自慢できるかな?」「こんなかわいくしてもらったらお嫁に行けちゃうね」と笑顔とともに感想が寄せられたそうです。
特に印象に残ったのは、80代の車椅子の女性ご利用者とのエピソード。カラーを塗る前からメイク道具を見てニコニコと笑顔を浮かべていたそうです。手に拘縮がある方でしたが、施術中は原さんが塗りやすいようご自身で手の角度を調整するなど、積極的に協力してくれました。「一緒に工夫しながらネイルを塗っていった感覚があって、本当にうれしかったです」と原さんは振り返ります。
施術後、その方は手元をじっと見つめながら、嬉しそうな表情を浮かべていたといいます。
さらに1ヶ月後、その方の送迎を担当した際、ご自宅に到着した原さんに向かって、ご主人にこう紹介してくれたそうです。「この方が、爪の色を塗ってくださったのよ」。原さんは「普段は接点のない方だったので、その一言に思わず泣きそうになりました。まだ介護職になって間もない自分のしたことが、ご利用者の心に残ったことが本当に嬉しかったです」と語ります。
「介護美容の活動を、施設のイベントだけでなく、いつか自分の手でも届けられたら幸せだなと思いました。」
原さんは現在、美容もできる介護職として自分らしい働き方ができていると感じているそうです。将来的には、介護職をベースにしながら、個人で訪問美容サービスも提供する“二本柱の働き方”を目指しているとのこと。
「日々の介助や会話などの小さな仕事も、すべて将来の目標に通じていると感じながら働けています。」と前を向きます。
「看護師だけで終わりたくなかった」──63歳、荻野さんの挑戦
埼玉県の有料老人ホームで働く看護師・荻野久子さん(63歳)は、40年以上にわたる看護師の現場経験があります。ですが、60歳を過ぎ「このまま看護師の仕事だけで人生を終わらせたくない」と考えるようになり、方向性を模索。介護美容の仕事を知ったときには「これだ!」と思い、2023年10月、介護美容研究所に入学して新たな学びに挑戦しました。
現在は、介護美容のカリキュラムを修了し、在学中から転職した施設で看護師業務に加えてネイルやハンドトリートメントなどの美容ケアを月3~4回提供しています。2024年11月から開始し、これまでに美容ケアを提供したご利用者数は、累計で110名以上にのぼります。
美容ケアを受けた後、ご利用者は事務所に立ち寄り「きれいになったよ!」と嬉しそうに見せに来てくれるといいます。
食事の時間にはご利用者同士で「次は何色にする?」「あなたもやってもらったの?」とネイルを見せ合い、自然と会話が広がるようになりました。 また、印象的だったのは、認知症を持つご利用者の変化です。ネイルを受けたことによって穏やかになり、表情は笑顔に変わりました。そして普段はほとんど言葉を発しない方が、ネイル施術のあとに笑顔で「ありがとう」と声をかけてくれたのです。
施設のホーム長は「医療や介護とは違う“心のケア”ができるようになり、職員もご家族も喜んでいます」と話します。
荻野さんは現在の働き方について、「看護師の業務とバランスが取れており、美容ケアを通じて利用者の方が若々しく、笑顔になっていく姿を見るのがとても楽しいです。」と語ります。
学び直しで人生が変わる。介護・医療の新しいキャリア設計を支援する「B&Cキャリアパーク」
原さんや荻野さんのように、“介護と美容”をかけ合わせた新たな働き方で再出発するミドルシニアが増えています。
その背景には、株式会社ミライプロジェクトが運営する人材紹介サービス「B&Cキャリアパーク」の存在があります。B&Cキャリアパークでは、介護・看護の資格を持ちながら、美容ケアを提供できる“ビューティーケアワーカー(BCW)”を全国の施設に紹介しています。
2023年10月の開始以来、累計取引先法人数は436法人にのぼり、転職者のうち無資格・未経験から介護職になった方は41%。介護現場で新たなキャリアに挑戦する人々の背中を押してきました。
いま介護業界は、「人手不足」だけでなく、「ケアの質の向上」、「入居者満足度の改善」、「職員のモチベーション維持」といった“目に見えない課題”にも直面しています。
B&Cキャリアパークでは、美容というプラスαのケアができる人材を施設に届けることで、
・ご利用者が笑顔になる
・スタッフが誇りを持って働ける
・施設全体の魅力が向上する
──そんな“介護現場の空気”を変える支援をしています。
実際、B&Cから転職したスタッフがネイルやハンドケアを通じてご利用者と信頼関係を築き、笑顔の輪を広げています。
これからの介護は、「介助」だけでなく、「関係性」や「幸福感」をつくる時代。
ミライプロジェクトは、その新しい介護を支える人材として、ケアビューティスト/BCW(ビューティーケアワーカー)の育成と就業支援を通じ、業界全体のアップデートに貢献してまいります。
介護美容研究所について
高齢者向け美容サービスを提供できるプロフェッショナルの技術を習得できる社会人スクールです
・全国6拠点で展開(東京・横浜・名古屋・大阪心斎橋・大阪梅田・福岡)
・入学者の約半数は介護・美容業界未経験者
・2025年10月、埼玉県さいたま市に
大宮校
が新たにオープン予定
・スクールHP:
https://academybc.jp/
・公式Instagram:
https://www.instagram.com/carebeauty_mirapro/
株式会社ミライプロジェクトについて
所在地:東京都渋谷区神宮前1-15−15 タガミ神宮前ビル2F
設立:2015年11月19日
事業内容:介護・医療関連職の人材紹介事業、介護×美容の人材育成事業、訪問美容事業、介護×美容の商品販売事業
会社HP:
https://www.mirapro.net/
問い合わせ先
株式会社ミライプロジェクト(介護美容研究所)
広報担当:矢島
メールアドレス:yajima.r@mirapro.net
住所:東京都渋谷区神宮前1-15−15 タガミ神宮前ビル2F
美容で高齢者のQOLを支えるケア人材を地域で育成
株式会社ミライプロジェクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山際 聡)が運営する高齢者向け美容のプロを育成するスクール「介護美容研究所」は、2025年10月に埼玉県さいたま市にて新拠点「大宮校」を開校いたします。これに先立ち、2025年5月下旬より、同校での第1期生の受講生募集をスタート。美容の力で高齢者の生活の質(QOL)を支えるケアビューティストの需要は年々高まっており、介護や美容の未経験者でも“地域で必要とされるケアの担い手”として活躍できる学びの場が、埼玉に誕生します。
介護現場に広がる“美容ケア”という新しい選択肢
日本では高齢化が進み、介護現場では身体的なケアに加えて、心のケアや生活の楽しみを提供するアプローチの重要性が高まっています。中でも「ネイルケア」、「ハンド・フットトリートメント」、「メイクサポート」などの“美容によるケア”は、認知症や要介護高齢者に笑顔をもたらし、自尊感情や社会参加意欲に良い影響を与えるとして、近年注目を集めています。
介護と美容の二刀流のスキルを持つ専門職「ケアビューティスト」を育成する「介護美容研究所」には、未経験から福祉の世界に入りたい方や、子育てを終えた主婦、看護師・介護士のリスキリング希望者など、幅広い層からの受講希望が寄せられています。
施設・利用者・卒業生、いずれも急増中
同校が提供する介護美容サービスは、実際に全国の高齢者施設で活用されており、
・導入施設数: 39件(2021年)→ 446件(2024年)
・利用者数: 2,875名(2021年)→ 23,010名(2024年)
・卒業生数: 311名(2021年)→ 1,116名(2024年) ※累計2,997名
と、ニーズ・人材ともに大きく拡大。
今回の大宮校開校は、東京、神奈川に次ぐ首都圏の中核拠点として、埼玉・北関東エリアでの学びやすさと人材供給の強化を目指します。
【卒業生インタビュー】地元・埼玉で活躍するケアビューティスト
※豊島さんとご利用者
実際に介護美容研究所を卒業後、埼玉県内で独立・活動しているケアビューティストもいます。
三芳町在住の豊島加奈さん(45歳/元専業主婦)は、ALSを患った実母の在宅介護をきっかけに「美容を通じた心のケア」に関心を持ち、入学を決意。卒業後は個人事業主として高齢者施設と契約し、現在は川越市やさいたま市の施設を訪問、月25名ほどの高齢者にネイルケアやハンドトリートメント、レクリエーション型の美容施術を提供しています。また、地元・三芳町では自治体と連携し、フレイル予防体操や美容イベントも開催しています。
「利用者の方に“こんなに寄り添ってもらって嬉しい”と涙を浮かべていただいたとき、こちらの方が胸を打たれました」
豊島さんは今後、「介護・医療職と連携し、美容を“ケアの一部”として機能させる仕組みづくりを進めていきたい」と語ります。
介護美容研究所「大宮校」開校概要
・
開校時期: 2025年10月(予定)
・募集開始: 2025年5月下旬(募集中)
・所在地: 埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-8-2 第2金子ビル3階(JR大宮駅より徒歩5分程度)
・
対象: 中学校を卒業し、入学時点で満18歳以上の方
・
受講期間: 週1回通学(3ヶ月/6ヶ月/8ヶ月/1年コース選択制)
・
修了認定: 「ケアビューティスト(R)」として活動可能
・スクール説明会予約はこちら:
https://academybc.jp/open-school/web_a/?utm_medium=hp
※受講をご希望の方は上記URLからWEB説明会をご予約ください。
※大宮校をご希望の方は「希望校舎」で「大宮校」をご選択ください。
・介護美容研究所 公式Instagram:
https://www.instagram.com/carebeauty_mirapro/
Instagramでは授業の様子や受講生・卒業生のインタビューなどを発信しています!
受講を検討されている方はこちら
会社概要
株式会社ミライプロジェクトは今年で設立10周年を迎えます
会社名:株式会社ミライプロジェクト
所在地:東京都渋谷区神宮前1-15−15 タガミ神宮前ビル2F
設立:2015年11月19日
事業内容:介護・医療関連職の人材紹介事業、介護×美容の人材育成事業、訪問美容事業、介護×美容の商品販売事業
会社HP:
https://www.mirapro.net/
問い合わせ先
株式会社ミライプロジェクト(介護美容研究所)
広報担当:矢島
メールアドレス:yajima.r@mirapro.net
住所:東京都渋谷区神宮前1-15−15 タガミ神宮前ビル2F
関心と感動は確実に
2025年、日本の全ての団塊の世代が75歳以上となり、いわゆる“2025年問題”が本格化します。
総人口の約3人に1人が高齢者となる中、介護人材の不足や心のケアの重要性がクローズアップされ、「老いをどう豊かに生きるか」は、今や日本社会の共通課題です。 そうした中、近年注目を集めているのが、介護現場に美容の力を取り入れ、高齢者のQOL(生活の質)や心身機能の向上、社会参加機会の増加を目指す「介護美容」です。
“見た目のケア”を通じて、心の活性化や尊厳の支援を行うこの取り組みは、まだ社会的な認知度は12.4%にとどまるものの、サービスに触れた人の多くが「こんな笑顔は初めて見た」と関心を寄せるなど、確かな反応と期待が広がりはじめています。
こうした「介護美容」の現状を可視化するため、株式会社ミライプロジェクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山際 聡)は、全国の10代~70代の男女1,543名を対象に認知度調査を実施。
4月28日の「シニアーズデイ」に合わせて、その結果を公表いたします。
「介護美容」の認知度はまだ12.4%――始まったばかりの可能性
全国の10代~70代の男女1,543名を対象に、介護と美容を組み合わせた新しいケア「介護美容」という言葉について尋ねたところ、「知っている」「少し知っている」と回答した人は全体の24.6%(380人)にとどまりました。さらにその中で、サービス内容を正しく理解していた人は全体の12.4%(191人)という結果になりました。
「介護美容」は、高齢者への美容サービスを通じて心と体をケアすることで、QOL(生活の質)や身体機能の維持・向上を支える、介護保険外の新しい福祉サービスです。介護現場で求められる“心のケア”を補完できる存在として、近年、医療現場や自治体でも導入の動きが見られています。
認知度こそまだ高くはありませんが、サービスに触れた高齢者や家族からは「表情が明るくなった」「また受けたい」といった声も寄せられており、介護の未来を支える新しい選択肢として、今後ますます広がっていくことが期待されています。
※グラフの「誤解・未理解」には、「介護美容」という言葉を知らない人、および誤って理解していた人を含みます。
働き手「ケアビューティスト」の認知度は4.6% それでも人手不足の打ち手として期待される職種
介護美容を専門とするプロフェッショナル「ケアビューティスト」という職種についても調査を実施しました。
全国の10代~70代の男女1,543名を対象に「ケアビューティスト」という言葉について尋ねたところ、「知っている」「少し知っている」と回答した216人のうち、仕事内容を正確に理解していた人はわずか71人(全体の4.6%)にとどまりました。
ケアビューティストとは、介護を必要とする高齢者に、介護美容の技術で自分らしさや生きる力を届け、笑顔のある暮らし方を支援する新しい職業です。
現在は介護人材の不足、心のケアの重要性の高まり、多様な働き方へのニーズの高まりなどを背景に、副業・地域起業など様々な働き方ができる仕事としても注目が集まっています。ケアビューティストの養成スクール「介護美容研究所」の受講生は年々増加しており、現場での活躍が全国各地で見られています。
認知度はまだ高くありませんが、ケアの現場では「こういう職種が必要だった」との声も聞かれ、今後、介護の質や人材戦略を支える存在として社会的役割が拡大していくことが期待されています。
※グラフの「誤解・未理解」には、「ケアビューティスト」という言葉を知らない人、および誤って理解していた人を含みます。
介護美容を仕事にしたい人は増加している!介護美容研究所の卒業生は2021年比で3.5倍
上記の認知度調査結果の一方、介護美容のプロフェッショナル「ケアビューティスト」を育成するスクール「介護美容研究所」は2018年に開校し、2021年からのわずか3年間で卒業生数は3.5倍に増加。即戦力として「介護美容」を仕事にすることへの関心の高まりを見せています。
※株式会社ミライプロジェクト調べ
関心の高まりの背景として、社会構造の変化と人々の意識の変化があります。 以前の世代よりも美容への関心が高い団塊の世代が2025年にすべて75歳以上になることで、高齢者の美容ニーズはかつての“贅沢”から“生きがい”へと変化し、介護現場でも美容による心のケアが“必要な支援”として注目されています。
また、介護職員の人手不足や働き方の多様化への対応も進む中、ケアビューティストのような副業・地域起業を可能にする職業は、社会に新しい選択肢をもたらします。新しい職種ではありますが、介護・福祉・美容の分野で“次世代のスタンダード”として確実に広がりつつあります。
実際に働くケアビューティストの事例紹介
■「大切な人に美容を贈る」――介護現場で広がる“ギフトとしての介護美容”
実際に現場で活躍するケアビューティストのひとりが、大阪府在住の米田美穂さん(37歳)です。
10代の頃からヤングケアラーとして両親の介護を担った経験をきっかけに、介護美容の専門教育を受講。現在は、4人の子どもを育てながら、高齢者向けの訪問美容を手がける個人事業主として活動しています。
※実際に米田さんが施術している様子
米田さんが力を入れている取り組みのひとつが、「介護美容をギフトとして贈る」という新しいアプローチです。
たとえば、市民後見人からの依頼で、身寄りのない高齢者のもとにネイルケアを届けた事例では、当初落ち着きのない様子だった高齢者が、美容施術を受けた後には穏やかな笑顔を見せるようになりました。
周囲の職員が「きれいになったね」と声をかけた際、ネイルを施された手を差し出しながら笑顔で応じていたその姿に、依頼者である市民後見人の方も「あんなふうに笑っているのを初めて見た」と驚きを口にしたといいます。
こうした“ギフトとして贈る介護美容”は、美容そのものの効果にとどまらず、人と人のつながりを取り戻すきっかけとなることがあります。米田さんのような活動は、孤立しがちな高齢者の心に働きかけ、コミュニケーションや自己肯定感を引き出す新しい福祉の形として、今後の広がりが期待されています。
■業界も行政も期待する介護美容の可能性――広がる社会実装
トヨタ自動車・豊田市による、「e-Paletteの多目的利用の有効性検証」と「山間地域の高齢者の福祉サービスに対するニーズ確認」を目的とした実証実験に介護美容サービスが採用されました。
※e-Paletteで介護美容を提供する様子
足助地区を中心とした市内の高齢者の男女を対象に、停車したe-Palette車内でフットケア・ハンドケア・爪ケア(ネイル)のいずれかを会話しながら提供しました。美容を提供した介護美容研究所(名古屋校)卒業生のケアビューティストは介護職としても働いており、「介護美容 笑夢」として豊田市を中心とした訪問型介護美容サービスを運営しています。
ハンドトリートメントを受けた利用者の方は、始終ケアビューティストとの会話を楽しまれていました。「e-Paletteの車内を活用することでとても暖かくて良かった。美容もいいけどヘアーカットもやってもらえたらいいね!」と話され、特に山間地では介護美容サービスと触れ合う機会がないため、貴重な体験として喜ばれていました。
このように業界大手企業や自治体との新しい取り組みにもケアビューティストは貢献しています。
■ホスピスで介護美容が終末期患者の生きる喜びに
【介護美容を導入するホスピスの施設長の声】マザアス在宅ホスピス南柏のホーム長 立石様より
・末期がんの入居者様が介護美容を受けたエピソードについて
長く入院生活を送っており、お洒落が大好きだったにもかかわらず、病状や環境の制約から美容を諦めざるを得ませんでした。
しかし、マザアス在宅ホスピス南柏へ移ってからネイルケアを受けた際、ベッド上で手を伸ばし、塗られたばかりの爪を「きれい」と眺める眼差しは、長い間閉ざされていた喜びを取り戻したかのようでした。
「次はいつ来てくれるの?」と末期がんで体力が急速に衰えていく中で、介護美容の訪問日が小さな目標となり、生きる喜びとなりました。
残念ながら病状は急速に進行し、最終的には寝たきりの状態となりましたが「今はこのような状態ですが、ぜひこの方に1番にネイルをしてほしい」とお願いし、ケアビューティストが対応しました。
数日後、当該入居者様は逝去されましたが、最期の時間まで“美しくありたい”という願いに応えられたことは、職員にとっても“ケアの原点”を見つめ直す貴重な経験となりました。
介護美容は、痛みや不自由さが色濃い生活の中に、確かな輝きをもたらしたのです。
今後の取り組みと目指す社会像
本調査結果をふまえ、当社では引き続き、介護現場への美容導入の支援や、ケアビューティストの育成・普及活動に力を入れてまいります。 「介護×美容」のチカラで、介護を受けなければならない人、誰かのために働きたい人、すべての人に幸せや生きる意欲、やりがいをもたらすことができる社会の実現を目指します。
調査概要
・実施方法:インターネットリサーチ
・実施期間:2025年1月16日~1月23日
・調査対象:全国の10代から70代の男女 1,543名
・実施主体:株式会社ミライプロジェクト
※本調査はインターネットリサーチの結果であり、人口構成比による補正は行っておりません。
介護美容研究所とは
高齢者向け美容サービスを提供できるプロフェッショナルの技術を習得できる社会人スクールです ・全国6拠点で展開(東京・横浜・名古屋・大阪心斎橋・大阪梅田・福岡)
・入学者の約半数は介護・美容業界未経験者
・2024年10月、大阪駅直結の新しい駅ビル「イノゲート大阪」に梅田校がオープン
・スクールHP:
https://academybc.jp/
・公式Instagram:
https://www.instagram.com/carebeauty_mirapro/
株式会社ミライプロジェクトについて
株式会社ミライプロジェクトは今年設立10周年を迎えます
・代表者:代表取締役 山際 聡
・本社所在:東京都渋谷区神宮前1-15−15 タガミ神宮前ビル2F
・設立日:2015年11月19日
・事業内容:介護・医療関連職の人材紹介事業、介護×美容の人材育成事業、訪問美容事業、介護×美容の商品販売事業
・会社HP:
https://www.mirapro.net/
問い合わせ先
株式会社ミライプロジェクト
広報担当:矢島
メールアドレス:yajima.r@mirapro.net
住所:東京都渋谷区神宮前1-15−15 タガミ神宮前ビル2F
ネイルやメイクで高齢者の笑顔が増える理由
株式会社ミライプロジェクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山際 聡)が運営する、一歩先を行く 訪問美容サービス「care sweet」は2021年より施設やご自宅の高齢者に「介護美容」を届けるサービスを開始し、2024年は3年前と比較し、サービスを導入する施設数が11倍になり、利用者数は8倍になりました。
また、同社が運営する高齢者向け美容サービスを専門としたプロフェッショナルを育成するスクール「介護美容研究所」の2025年4月の入学者は約600名を予定しています。
今後も高齢者やご家族の方、介護職の方から求められるサービスになるために、一層のサービス改善に努めてまいります。
※株式会社ミライプロジェクト調べ
「介護美容」とは
介護を必要とする高齢者に、美容(メイク、ネイル、エステなど)を中心としたケアサービスを提供し心身のケアを行うことです。美容を通じ、ADL・QOLを向上し、健康寿命の延伸に寄与できることを目指します。
また、美容の知識や技術とともに介護・医療関連資格や知識を持つ、介護美容を提供するプロフェッショナルを「ケアビューティスト」と呼びます。
介護美容の効果―ネイルをきっかけに高齢者間のコミュニケーションが活発に!
※写真はイメージです
あるケアビューティストがグループホームに定期訪問でネイルケアを施していました。(※グループホームでは認知症の方が暮らしています。)
認知症の方の中には、他の利用者様や職員とうまくコミュニケーションが取れずふさぎ込んでしまい、施設の課題となっていることも多いです。その方は、ネイルに関しても最初は消極的でしたが、ケアビューティストが何度かお声がけをしたところ、一度ネイルケアをしてみることになりました。
実際にケアをしてみると、本人から「ピンクにしてみたい」とのご要望があり、好きな色になった爪を見て大変喜ばれました。その出来事をきっかけに、他の利用者様ともネイルを見せ合ったりコミュニケーションをたくさん取れるようになり、笑顔も見られるようになりました。
介護美容によってご家族の介護ネグレクトが改善された事例
【介護美容を導入する施設長の声】 尾久のはらっぱ(東京都荒川区)施設長の佐野様より
尾久のはらっぱでは、介護美容研究所を卒業した「ケアビューティスト」が職員として在籍しており、毎月22日に「はらっぱBEAUTY」を開催し、入居者・利用者の方に介護美容を提供しています。
尾久のはらっぱの施設長 佐野様
介護美容を取り入れてよかったことは、入居者・利用者の方の表情が明るく変化し、感動が生まれたこと。中でも8割を占める認知症を持つ入居者・利用者の方は5分前のことを忘れてしまいますが、きれいに彩られたネイルや鏡の前でメイクアップされたお顔をもう一度ご覧になることで、その時の感動を思い出し、ポジティブな気持ちになっています。入居者の方から「またやってもらいたい」「結婚できるかな」などの言葉を聞くと、その方の人生観も変わったのではないかと思うこともあり、「介護美容」がそのきっかけになっているのはすごく素敵なことだと思っています。
また、普段笑顔をほとんど見せなくなった認知症を持つ入居者の方がメイクをしたことで、 表情がパッと明るくなり、その姿を写真に収めてご家族に送ったところ、 ほとんど施設に来ることのなかったご家族が施設に訪れ、食事介助まで行うようになったこともありました。
・インタビュー動画はこちら:
https://www.youtube.com/watch?v=up4kado4znI
技術スクール「介護美容研究所」の卒業生は2025年3月で累計2,997名に
高齢者に美容を提供するプロフェッショナルを育成する技術スクール「介護美容研究所」は2018年に原宿で1校目が開校以来、年々受講生が増加し、2025年3月末には累計の卒業生数が2,997名になります。卒業後は、ケアビューティストとして個人事業主や副業、また介護士や看護師として働く現場で導入するなど様々な働き方で、地域の高齢者に美容を提供します。
2025年の4月には約600名の方が入学予定です。
また、スクールへの問い合わせ数も増加しており、3年前に比べ2024年は48,915件で3倍になりました。入学者の受講動機から、「高齢者への美容の提供を仕事にしたい」、「働く介護現場に美容を取り入れたい」と思う方も増えていることがわかります。
一歩先を行く 訪問美容サービス「care sweet」について
『高品質』で安心・安全な、全く新しいカタチの訪問介護美容サービスです
・当社が代表団体として参画する「
全国訪問理美容協議会
」がバックアップ
当協議会では「訪問理美容サービス提供事業者に対するガイドライン」を発行し、2019年に経済産業省 令和元年度健康寿命延伸産業創出推進事業(ヘルスケアサービス品質評価構築支援事業)に採択されました。※上記に関する当社の
プレスリリースはこちら
・介護美容の専門教育機関「介護美容研究所」を修了したプロフェッショナルが施設やご自宅の高齢者を訪問し美容サービスを提供します
介護美容研究所について
高齢者向け美容サービスを提供できるプロフェッショナルの技術を習得できる社会人スクールです
・全国6拠点で展開(東京・横浜・名古屋・大阪心斎橋・大阪梅田・福岡)
・入学者の約半数は介護・美容業界未経験者
・2024年10月、イノゲート大阪に梅田校がオープン
・スクールHP:
https://academybc.jp/
・公式Instagram:
https://www.instagram.com/carebeauty_mirapro/
問い合わせ先
株式会社ミライプロジェクト
https://www.mirapro.net/
広報担当:矢島
メールアドレス:yajima.r@mirapro.net
住所:東京都渋谷区神宮前1-15−15 タガミ神宮前ビル2F
山間地に高齢者福祉を届ける 多目的モビリティ×介護美容の可能性
豊田市は、トヨタ自動車株式会社とともにモビリティサービス専用バッテリーEV「e-Palette(イーパレット)」をマルチタスク車両※として活用した実証実験を実施しました。この取り組みでは、e-Paletteの車内で介護予防サービス「ずっと元気!プロジェクト」を提供し、足助地区にお住まいの高齢者の方に向け2025年2月6日から3月10日までの間に計5日間行いました。
※マルチタスクとは、車内のレイアウトを柔軟に変更して、1台を様々な使い方で活用することです。
「ずっと元気!プロジェクト」の介護予防サービスの一つに、高齢者に美容を提供し心身のケアを行う「介護美容」が採用されました。サービスを提供するのは、株式会社ミライプロジェクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山際 聡)が運営する介護美容研究所(名古屋校)を卒業したケアビューティストです。
【e-Palette車内で美容サービス提供】 山間地の高齢者に介護美容を届ける
本実証実験は「e-Palette の多目的利用の有効性検証」と「山間地域の高齢者の福祉サービスに対するニーズ確認」を目的として実施されました。
足助地区を中心とした市内の高齢者の男女を対象に、停車したe-Palette車内でフットケア・ハンドケア・爪ケア(ネイル)のいずれかを会話しながら提供しました。美容を提供したケアビューティストは介護職としても働いており、「介護美容 笑夢」として豊田市を中心とした訪問型介護美容サービスを運営しています。
2月6日、ハンドトリートメントを受けた利用者の方は、始終ケアビューティストとの会話を楽しまれていました。「e-Paletteの車内を活用することでとても暖かくて良かった。美容もいいけどヘアーカットもやってもらえたらいいね!」と話され、特に山間地では介護美容サービスと触れ合う機会がないため、貴重な体験として喜ばれていました。
実証実験の背景――EV多目的利用に介護予防サービスを採用した理由
■豊田市役所 企画政策部 未来都市推進課 水谷様、山本様、植田様より
マルチタスク車両の多様性を証明するために、マルチタスク車両を活用した社会課題の解決を図る実証を検討していました。検討の中で、山間地域、特に足助地域が高齢者数、高齢化率、介護予防に寄与される社会参加機会となる集いの場、飲食店、販売所が少ないことがオープンデータ等から浮き彫りとなり、山間地域においては、市街地と比較して、高齢者の社会参加機会、サービス享受の機会が少ないという課題が判明しました。
この課題解決のため、市街地でサービスを展開している、ずっと元気!プロジェクトのプログラムをマルチタスク車両の活用によって山間地域の高齢者へ社会参加を提供する実証を行うことを決定しました。
・なぜ介護予防サービスの中で、「介護美容」を採用されたのか?
男女ともに参加できること、足助地域では実施されておらず市街地でのみサービス展開されていたこと、場所の制約が少ないこと、そして美容技術を通して心身全体へアプローチを行う介護美容がマルチタスク車両と相乗効果があると考えたからです。
多目的モビリティ×「介護美容」の可能性
■トヨタ自動車 CVカンパニー CJP企画部 戸神様より
「e-Palette」は車内で多様なコトサービスも提供できるマルチタスク車両です。
今回の実証実験では、「介護美容」サービスは計23名の方に提供しました。ケアビューティストによる美容の提供中、利用者の方との会話が盛り上がり、施術後は皆様が喜ばれて帰っていかれたのが印象的でした。その様子から、e-Paletteと対面型サービスは相性が良いのではないかと思い、介護美容などの介護予防サービスとの組み合わせに可能性を感じました。
トヨタ自動車のモビリティサービス専用バッテリーEV「e-Palette」について
「街の景色を変え、人々の暮らしを支えるモビリティサービスを実現する」というコンセプトのモビリティサービス専用バッテリーEVです。低床かつ大開口で開放感ある車室空間と車高調整機能・スロープを備えることで、多くの人の移動を支えると共に、モノやサービスを運ぶなど様々なモビリティサービスへの活用を目指しています。
高齢者に特化した美容サービス「介護美容」とは
介護を必要とする高齢者に、美容を中心としたケアサービスを提供し心身のケアを行うことです。
美容を通じ、ADL・QOLを向上し、健康寿命の延伸に寄与できることを目指します。
近年、美容を導入する高齢者施設は増えてきており、2024年に「介護美容」サービスを受けた利用者数は3年前と比べ約8倍に増加し、23,010名となっています。
介護美容研究所とは
高齢者向け美容サービスを提供できるプロフェッショナルの技術を習得できる社会人スクールです
・全国6拠点で展開(東京・横浜・名古屋・大阪心斎橋・大阪梅田・福岡)
・名古屋校は2023年4月に栄ガスビルにオープンし、1年で受講生は約1.3倍に増加。
・入学者の約半数は介護・美容業界未経験者です。
・スクールHP:
https://academybc.jp/
・公式Instagram:
https://www.instagram.com/carebeauty_mirapro/
問い合わせ先
介護美容研究所(株式会社ミライプロジェクト)
https://www.mirapro.net/
広報担当:矢島
メールアドレス:yajima.r@mirapro.net
住所:東京都渋谷区神宮前1-15−15 タガミ神宮前ビル2F
株式会社ミライプロジェクトの情報
東京都渋谷区神宮前1丁目15番15号タガミ神宮前ビル2階
法人名フリガナ
ミライプロジェクト
住所
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目15番15号タガミ神宮前ビル2階
創業年
平成27年
推定社員数
11~50人
代表
代表取締役 山際 聡
資本金
4,900万円
周辺のお天気
周辺の駅
4駅東京メトロ・副都心線の明治神宮前駅
地域の企業
3社
地域の図書館
法人番号
4011201018719
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2018/05/02
プレスリリース
50代・60代、ミドルシニア女性が見つけた“介護美容”というセカンドキャ
50代・60代、ミドルシニア女性が見つけた“介護美容”というセカンドキャリア
2025年06月24月 10時
50代・60代、ミドルシニア女性が見つけた“介護美容”というセカンドキャリア
【北関東エリア初】介護×美容の専門スクール「介護美容研究所 大宮校」10月開校--5月下旬より受講生募集中
2025年05月27月 10時
【北関東エリア初】介護×美容の専門スクール「介護美容研究所 大宮校」10月開校--5月下旬より受講生募集中
2025年問題の解決策として注目の「介護美容」 認知度はまだ12%でも、働き手は過去最大3.5倍増!
2025年04月24月 11時
2025年問題の解決策として注目の「介護美容」 認知度はまだ12%でも、働き手は過去最大3.5倍増!
高齢者施設で広がる「介護美容」 導入施設が3年で11倍に
2025年03月28月 11時
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トヨタ「e-Palette」車内で高齢者が「介護美容」体験
2025年03月18月 14時
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