株式会社リクルートメディカルキャリアの情報

東京都中央区銀座8丁目4番17号

株式会社リクルートメディカルキャリアについてですが、推定社員数は101~300人になります。所在地は中央区銀座8丁目4番17号になり、近くの駅は汐留駅。株式会社バアンズが近くにあります。厚生労働省より『女性の活躍推進企業』の認定を受けました。また、法人番号については「1010001125819」になります。
株式会社リクルートメディカルキャリアに行くときに、お時間があれば「アーティゾン美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
リクルートメディカルキャリア
住所
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目4番17号
google map
推定社員数
101~300人
認定及び受賞
厚生労働省より『女性の活躍推進企業』
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
都営・大江戸線の汐留駅
都営・大江戸線の築地市場駅
・りんかい線の新橋駅
都営・都営浅草線の東銀座駅
地域の企業
3社
株式会社バアンズ
中央区銀座1丁目20番15号
アイピージーイージャパン株式会社
中央区銀座6丁目8番17号
株式会社日中世紀友好経済文化交流機構
中央区銀座8丁目8番1号出雲ビル4階
地域の観光施設
3箇所
アーティゾン美術館
中央区京橋1-7-2
国立映画アーカイブ
中央区京橋3-7-6
中央区立郷土天文館「タイムドーム明石」
中央区明石町12番1号(中央区保健所等複合施設6階)
法人番号
1010001125819
法人処理区分
新規

医師の転職活動に関する動向調査「勤務条件」よりも「仕事の意義や環境」で満足度に差
2025年04月22月 12時
医師の転職活動に関する動向調査「勤務条件」よりも「仕事の意義や環境」で満足度に差
~医師の転職活動の実態および転職後の状況を紹介~




株式会社リクルートメディカルキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役:高崎 透、以下リクルートメディカルキャリア)は、医師の転職について調査しました。本リリースでは、医師の転職活動の実態および転職後の状況を解説します。




これまでに転職をしたことがある医師は68.9%
これまでの転職回数について聞いたところ、68.9%の医師に転職経験があることが分かりました。30代では7割以上の人に転職経験があり、40代以上は年代が上がるにつれて転職回数も多くなっていました。




転職を考えるようになったきっかけは「給与への不満(29.0%)」や「人間関係への不満(25.0%)」
1年以内に何らかの転職活動を行った医師176人に、転職を考えるようになったきっかけについて聞きました。「給与への不満」が29.0%と最も多く、次いで「人間関係への不満」が25.0%、「労働条件や勤務地への不満」が22.7%と続きます。また、「医師の働き方改革を受け、自分のキャリアや働き方を見つめ直した」が21.6%と4番目に多い回答となっており、働き方改革の開始により医師の転職意向にも影響が見られました。




※選択率の高い順に掲載
転職活動中に不安だと感じたことの最多は「年収ダウン(37.5%)」
1年以内に何らかの転職活動を行った医師に、転職活動中に不安だと感じたことを聞きました。最も多かったのは「年収ダウン」で37.5%の医師が回答しました。次いで「勤務場所や勤務時間など、希望の勤務条件で働ける仕事が見つかるか」が34.7%、「転職先でなじめるか」が29.5%でした。




※選択率の高い順に掲載。「特に不安はない」は排他項目
転職活動中に苦労したことは「転職先に関する情報の不足(25.6%)」
1年以内に何らかの転職活動を行った医師に、転職活動中に苦労したことを聞いたところ、17.0%は「特にない」という回答でした。一方で、83.0%の方は何かしら苦労があったと回答しています。最も選択率が高かったのは、「転職先に関する情報の不足(25.6%)」でした。




※転職活動中の苦労に関する複数回答の設問のうち、「特にない」と回答した人を「なかった」、それ以外の理由を選択した人を「あった」として集計




※選択率の高い順に掲載。「特にない」は排他項目。「その他」は皆無のため非表示
転職活動で医療機関・施設に提示してほしいことは「勤務時間や休日休暇、日当直などの働き方に関する詳しい情報(59.5%)」や「募集している職場の具体的な仕事内容(59.4%)」
転職活動で医療機関・施設に提示してほしいことを聞きました。最も多かった回答は「勤務時間や休日休暇、日当直などの働き方に関する詳しい情報(59.5%)」でした。次いで「募集している職場の具体的な仕事内容(59.4%)」でした。転職後のイメージがしやすい情報を、転職活動中の医師は求めていると言えるでしょう。




※選択率の高い順に掲載
働く場を選ぶ上で重視する条件は「給与条件」「勤務時間・勤務体系」「休日・休暇」
職場選択において特に重視する条件を聞きました。全ての選択肢のうち、特に重視する3項目を選択してもらった結果が下のグラフです。「給与条件」と回答した医師が46.4%と最も多く、次いで「勤務時間・勤務体系」が29.6%、「休日・休暇」が27.4%と続きました。給与や勤務時間、休日など勤務条件を重視する医師が多いようです。




※同じ項目の設問(あてはまるもの全てを聴取)で、「あてはまるものはない(排他項目)」を選択した43人を除き、特に重視する最大3つの項目について回答を得た。選択率の高い順に掲載
1年以内に転職をした医師の8割近くが、転職後「いきいきと働けている」
1年以内に転職をした医師108人に、転職後いきいきと働けているかを聞きました。「あてはまる」20.4%、「ややあてあまる」58.3%と転職をした医師の8割近くが、転職後いきいきと働けていることが分かりました。なお、「あまりあてはまらない」または「あてはまらない」と回答した医師は合わせて9.3%と少数でした。




転職後にいきいきと働けているポイントは「仕事のやりがいが感じられるようになった」や「仕事に取り組みやすくなった」、「職場の理念や方針への満足度が上がった」
1年以内に転職をした医師に、転職前と転職後の待遇や職場の状況の変化を15項目で確認しました。
下の表では、「全体」と「転職後いきいきと働けている方」の回答結果をまとめています。各項目について両群で特に差分が大きい項目を確認しました。転職後いきいきと働けている方が全体を大きく上回る項目は、「仕事のやりがいが感じられるようになった(8.6pt差)」、「仕事に取り組みやすくなった(8.0pt差)」、「職場の理念や方針への満足度が上がった(7.8pt差)」でした。
先に紹介した「働く場を選ぶ上で特に重視する条件」で上位だった勤務時間や休日といった勤務条件については、むしろ全体を下回る結果となっていました。
転職を検討する段階では、いわゆる待遇面を気にしている一方で、実際に転職後にいきいきと働いていけるかどうかは、仕事のやりがいの有無や、職場の理念や方針への満足度の影響が大きいことがうかがえます。




※各項目について「はい」「変わらない」「いいえ」の3つの選択肢で聴取。表中の%の数値は「はい」の割合。「転職後いきいきと働けている方」-「全体」の差分の大きい順に掲載
転職意向を持ちながら転職活動をしていない理由は「今のところ、転職をしなくても問題がない(48.0%)」
転職意向を持ちながら転職活動をしていない医師204人に、その理由を聞きました。「今のところ、転職をしなくても問題がない(48.0%)」が最も多く、半数近い医師が回答しました。次いで「手間がかかる(28.9%)」、「転職しても自分の希望条件は満たされそうにない(27.5%)」となりました。
「いずれ転職したい」と考えているものの、今は問題がないという方が多い中、医師ならではの忙しさや転職活動にかかる手間が活動の障壁になっている方もいるようです。







医師の数は年々増加している一方で、都市部には医師が多く地方では医師不足が深刻となる医師の地域偏在が起こっています。2024年12月に厚生労働省は「医師偏在の是正に向けた総合的な対策パッケージ」を公表しました。医師の地域偏在について、医師たちはどのように考えているのでしょうか。
※本リリースでの地方とは、首都圏、県庁所在地、政令指定都市および地方都市を除いた、人口密度が低く医師不足が指摘されている地域を指します。




これまでに「医師の地域偏在」を感じたことがある医師は83.5%
これまでに医師の地域偏在を感じたことがあるかを聞きました。「よくある」「時々ある」を合わせると83.5%となり、多くの医師が医師の地域偏在を感じていました。
また、どのような時に医師の地域偏在を感じたかを聞いたところ、「募集しても医師が来ない」「地方に専門医がいない」「紹介先がない・患者の受け入れ先がない」「東京に医師が多くいる」というコメントが多くありました。




■どのような時に「医師の地域偏在」があると感じたかに関するフリーコメント
・地方は医師求人で人が集まらない。(50代・男性)
・自分の地元は県自体が医師募集に躍起になっているのに、首都圏は自治体が主体となってまで必死に医師
を求めていない。(50代・男性)
・地方の病院には医師不在の科がある。(40代・男性)
・都心は病院や医院が多く専門性も高いが、地方は専門医がいない。(70代・女性)
・地方に健診に行ったとき、紹介先がない。(60代・男性)
・紹介しようにも満床で断られ、地域のサポートも受け入れる場所がない。(60代・男性)
・都会の医師の多さに驚いた。(40代・男性)
・都市部には規模の大きな病院が存在する。(40代・男性)
地方での勤務に関心がある医師は24.2%
地方での勤務に関心があるかを聞きました。全体の「ある」「どちらかといえばある」の合計は24.2%でしたが、30代では45.4%でした。若手医師は「既に地方で勤務している」割合が他年代よりも低く、地方での勤務に関心がある医師の割合が高くなっていました。関心がある年代に向けて、地方勤務の良さを伝えることが、医師の偏在対策に効果的かもしれません。




地方での勤務に関心がある理由は「地域医療へ貢献できそうだから(38.9%)」
地方での勤務に関心があると答えた医師203人に、その理由を聞きました。「地域医療へ貢献できそうだから(38.9%)」が最も多く、次いで「自然環境が良さそうだから(32.0%)」「年収や待遇が向上しそうだから(29.6%)」となりました。




※選択率の高い順に掲載
地方での勤務に関心がある理由は、年代によって差がありました。前述の地方勤務に関心がある医師の割合が高かった30代では「生活費が安そうだから(38.3%)」が最も多く、次いで「年収や待遇が向上しそうだから(32.7%)」でした。60代で最も多かったのは「地域医療へ貢献できそうだから(61.5%)」で過半数の医師が選択していました。30代ではまだ給与が十分ではないと感じている医師が多いためか、生活費や年収といった金銭面の改善を期待して地方勤務に関心を持っているようです。




※選択率の高い順に掲載。「その他」は皆無のため非表示




※選択率の高い順に掲載。「その他」は皆無のため非表示
地方での勤務に関心がない理由は「交通の利便性が悪そうだから(36.9%)」
地方での勤務に関心がないと答えた医師393人に、その理由を聞きました。最も多かったのは「交通の利便性が悪そうだから(36.9%)」、次いで「生活環境の利便性に不安があるから(34.6%)」でした。関心がない理由では、年代による大きな差は見られず、交通や生活の利便性の低さがネックになっているようです。
その他には自身が高齢であることや家族の事情についての回答が複数ありました。




※「その他」を除き、選択率の高い順に掲載
地方勤務に関心はあるが、地方勤務を想定した場合に不安なことは「交通の利便性(32.0%)」
地方での勤務に関心があると答えた医師に、地方勤務を想定した場合に不安なことを聞きました。最も多かったのは「交通の利便性(32.0%)」でした。関心がある場合もない場合も、地方勤務で気になる点は交通の利便性のようです。




※選択率の高い順に掲載。「不安はない」は排他項目
ただ、30代若手医師の回答は全体の結果と異なっており、「プライベートの時間を確保すること(26.5%)」が最も多く、次いで「希望する仕事内容に携わること(24.5%)」でした。地方で生活する上でプライベートや利便性に対する不安、仕事内容や学ぶ機会に対する不安などがあるようです。




※選択率の高い順に掲載。「不安はない」は排他項目。「その他」は皆無のため非表示
現在、地方で勤務している理由は「地元(45.9%)」だから
既に地方で勤務していると回答した医師242人に、現在、地方で勤務している理由を聞きました。最も多かったのは「地元(45.9%)」で、約半数の医師が選択しました。また、その他には「出身大学の地域」という回答が複数ありました。見知らぬ土地へ赴くよりも、ゆかりのある地域で勤務する医師が多いようです。




※選択率の高い順に掲載
また、地方での勤務を開始する前の想定と実際に勤務してみて感じたギャップについても聞きました。前述の「医師の地域偏在を感じる時」のコメントにもあった通り、地方に専門医がいないため「専門外の領域も診なければならない」という点に戸惑いを感じた方が多いようです。加えて、「忙しすぎる」「通勤が大変」「紹介先が見つからない」というコメントも多くありました。一方で、「住民との一体感が得られる」「給与が増えた」という肯定的なコメントもありました。
■実際に勤務してみて感じたネガティブなギャップについてのフリーコメント
・想像していた以上に大変だと感じた。内科専門であるが、小児科、皮膚科、耳鼻科、眼科、外科、麻酔科の全てをこなさなければならない。(50代・男性)
・想像以上に専門外の領域も診察する必要があり戸惑いましたし、自己流になることへの不安がありました。(40代・男性)
・ゆったりしているかと思っていたが、とても忙しい。(40代・男性)
・通勤時間がかかる。(50代・男性)
・勤務内容より患者の紹介先が限られる。(50代・男性)
■実際に勤務してみて感じたポジティブなギャップについてのフリーコメント
・地域密着型病院なので、住民と一体感を得られる点が良い。(70代・女性)
・給与の増加。(40代・男性)
・意外と困ることはなかった。(30代・男性)
地方勤務の良いところは「地域医療への貢献(38.3%)」
既に

医師の働き方改革の実態調査
2025年02月27月 12時
医師の働き方改革の実態調査
若手医師の過半数が「働き方改革は働く場の選択に影響があった」
株式会社リクルートメディカルキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役:高崎 透、以下リクルートメディカルキャリア)は、リクルートドクターズキャリアに登録する医師169人を対象に、医師の働き方改革の実態に関するアンケート調査を実施しました。本リリースでは、2024年4月の「医師の働き方改革」施行から8カ月経った2024年12月時点の状況について紹介します。
報告書はこちら

https://www.recruit-mc.co.jp/assets/img/news/PDF_news250227.pdf





勤務医の時間外労働の上限を原則年960時間に規制する「医師の働き方改革」が2024年4月に施行されました。今回の調査によると、医師の働き方改革によって長時間労働が改善されたと回答した医師は10.1%にとどまりました。しかし、勤務施設別で見ると大学病院で勤務する医師の25.0%が「長時間労働が改善された」と回答しており、長時間労働の改善状況は勤務先の形態によって異なりました。働き方改革によって実現したことでは「あてはまるものはない」が61.5%でしたが、具体的に実現できたことのトップは「休日・休暇が十分に取れるようになった」で16.0%でした。
収入への影響は「影響なし、変わらない」が53.3%と最多で、「影響あり、減少した」が35.5%と続きました。収入が減少した要因は「残業時間が制限されることによる残業代の減少(46.7%)」が最多となりました。
また、医師の働き方改革が職場選びに影響があったか聞いたところ、「影響があった」「どちらかといえば影響があった」の合計は42.0%でした。年代別で見ると30代では56.0%と、全体の回答割合より高く、若手医師の方が職場選択において働き方改革の影響を受けている傾向が分かりました。
今後転職する際に重視する項目としては「当直有無・回数(35.5%)」、「外勤(副業)の可否、制限(33.7%)」「休暇の取りやすさ(33.1%)」が上位となり、働き方改革によって重視するポイントに変化が見られています。
医師の働き方改革により、長時間労働が改善された医師は10.1%
医師の働き方改革により長時間労働が改善されたかを聞きました。「元々長時間労働ではなかった」と回答した医師は40.8%だったものの、「長時間労働が改善された」は10.1%にとどまりました。
2023年10月に行った医師の働き方改革が施行される前の調査では、長時間労働の改善に期待すると答えた医師は32.4%でしたが、今回の結果からはまだ改善には至っていない様子がうかがえます。








出所:リクルートメディカルキャリア「医師の働き方改革に関する意識調査(2023)(https://www.recruit-mc.co.jp/assets/img/news/PDF_news240124.pdf)
長時間労働について、勤務施設別で見ると差が出ていました。クリニックや400床未満の病院では「元々長時間労働ではなかった」という回答割合が高くなりました。
一方、大学病院に勤務する医師の25.0%が「長時間労働が改善された」と回答しており、他の勤務施設と比べて長時間労働が改善されている傾向にあると考えられます。
400床以上の病院では「長時間労働が改善された」の割合が特に低く、改善の課題は引き続き残っているようです。




医師の働き方改革によって実現したことは「休日・休暇が十分に取れるようになった(16.0%)」
医師の働き方改革によって実現したことを聞きました。「あてはまるものはない」が61.5%と過半数が働き方改革の恩恵を感じていないようでした。具体的に実現できたことのトップは「休日・休暇が十分に取れるようになった(16.0%)」でした。働き方改革施行前の調査では、医師の働き方改革について期待していることの最多は「休日・休暇が十分に取れること(49.6%)」だったので一部期待通りに実現しているとみられますが、まだ十分ではないようです。




※選択率の高い順に掲載。「その他」を非表示。「あてはまるものはない」は排他項目




※選択率の高い順に掲載。「その他」を非表示。「期待していることはない」は排他項目 出所:リクルートメディカルキャリア「医師の働き方改革に関する意識調査(2023)(https://www.recruit-mc.co.jp/assets/img/news/PDF_news240124.pdf)
■医師の働き方改革についての肯定的なフリーコメント
・効率的に動けるようになった。(40代・男性)
・推進すべき。医療関係者以外の人の理解が必須。(60代・男性)
・生活のバランスが取れて全体としていいと思う。(50代・男性)
・良いことなので推進するべきですが、そのためには医師やコメディカルスタッフを増やせるような環境整
備が必要です。(60代・男性)
・現場にそぐわない規則ができてしまった感じはあるが、これからの時代には必要だと思う。今後は医師の
勤務時間が制限されたことによる弊害が診療にどう出てくるのかが気になる。(30代・女性)
■医師の働き方改革についての否定的なフリーコメント
・これ以上収入が減るなら職業の魅力はないままにリスクだけある状態になってしまう。医療の質の低下や
医師の質の低下は免れない。(40代・男性)
・一律の対応はかえって迷惑。(40代・男性)
・実態を把握していない改悪だった。(60代・男性)
・働いていないことにしているだけ。全く意味はない。(50代・男性)
・宿直の問題を解決しないと意味がない。(50代・女性)
医師の働き方改革後も53.3%の医師が収入に「影響なし、変わらない」
医師の働き方改革による勤務時間の影響を見てきましたが、収入はどうでしょうか。収入への影響があったかを聞きました。最も多かったのは「影響なし、変わらない(53.3%)」で、過半数の医師は収入に影響はないと回答しました。




しかし、こちらも長時間労働の改善と同様に勤務施設別で見るとそれぞれに特徴がありました。「元々長時間労働ではない」の割合が高かったクリニックや200床未満の病院では「影響なし、変わらない」が高いのに対し、200床以上の病院・大学病院では「影響あり、減少した」が高くなっています。




収入が減少した要因は「残業時間が制限されることによる残業代の減少(46.7%)」
医師の働き方改革によって収入に「影響あり、減少した」と回答した医師に、その要因を聞きました。最も多かったのは「残業時間が制限されることによる残業代の減少(46.7%)」でした。働き方改革施行前の調査では収入が減少する見込みの要因は「実質労働時間は変わらず、サービス残業が増えることによる収入減少(58.3%)」が最多でしたが、サービス残業は予想ほど多くはないようです。
一方で、働き方改革施行前の予想要因ではあまり注目されていなかった「外勤(副業)禁止・制限による常勤先以外からの収入減少(29.3%)」が、今回の調査では2番目に多い結果(43.3%)となり、働き方改革が始まってみると外勤への制限がかけられたというケースがあるようです。




※選択率の高い順に掲載




※選択率の高い順に掲載 出所:リクルートメディカルキャリア「医師の働き方改革に関する意識調査(2023)(https://www.recruit-mc.co.jp/assets/img/news/PDF_news240124.pdf)」
医師の働き方改革が、働く場の選択に影響を及ぼしたと考えている医師は42.0%
医師の働き方改革が、働く場の選択に影響したかを聞きました。「影響があった」「どちらかといえば影響があった」を合わせると42.0%となり、「影響はない」「どちらかといえば影響はない」の合計40.2%と拮抗しています。
しかし年代別で見てみると、「影響があった」「どちらかといえば影響があった」の合計が30代は56.0%、40代は44.2%、50代は35.6%となっており、若手医師の方が働く場の選択に影響があったと回答しています。特に若手医師の採用活動においては、働き方改革の推進度合いや、懸念点の払拭がポイントとなりそうです。