株式会社京都春秋の情報

京都府京都市中京区錦小路通烏丸西入占出山町312番地KAY’Zビル

株式会社京都春秋についてですが、推定社員数は1~10人になります。所在地は京都市中京区錦小路通烏丸西入占出山町312番地KAY’Zビルになり、近くの駅は烏丸駅。株式会社アイルトンシティが近くにあります。所在地の気温は33度です。また、法人番号については「7130001019771」になります。
株式会社京都春秋に行くときに、お時間があれば「京都芸術センター」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
キョウトシュンジュウ
住所
〒604-8155 京都府京都市中京区錦小路通烏丸西入占出山町312番地KAY’Zビル
google map
推定社員数
1~10人
周辺のお天気
株式会社京都春秋の08月01日 13時取得の天気曇りがち
気温33.2度
(08月01日 13時取得:Openweathermap)
周辺の駅
4駅
阪急・京都線の烏丸駅
京都地下鉄・烏丸線の四条駅
京都地下鉄・烏丸線の烏丸御池駅
・京都地下鉄東西線の烏丸御池駅
地域の企業
3社
株式会社アイルトンシティ
京都市中京区占出山町310番地502号
ヘルスケアアソシエイツ株式会社
京都市中京区錦小路通烏丸西入占出山町315-3番地
株式会社マイオスクール
京都市中京区錦小路通烏丸西入占出山町311番地アニマート錦2階
地域の観光施設
2箇所
京都芸術センター
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
京都府京都文化博物館
京都市中京区高倉通三条上る東片町623-1
法人番号
7130001019771
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2020/11/04

葛城灌頂会慶讃(かつらぎかんじょうえけいさん)【葛城今昔-守り続けた祈りの場-】展 聖護院 秋の特別公開に合わせ開催決定
2025年05月27月 10時
葛城灌頂会慶讃(かつらぎかんじょうえけいさん)【葛城今昔-守り続けた祈りの場-】展 聖護院 秋の特別公開に合わせ開催決定




写真左:聖護院門跡 山門|写真右:紀州徳川家より奉納された「くじら船」模型
本山修験宗総本山 聖護院門跡 (所在地:京都市左京区聖護院中町15)は、2025年10月11日(土)から12月7日(日)までの金、土、日、祝日に秋の特別公開を開催いたします。
毎年開催しております狩野派の金碧障壁画約120余面が配されている宸殿(通常非公開)並びに重要文化財である書院の公開と併せて、今回は令和7年9月に葛城山中にて24年ぶりに執行される大法要「葛城灌頂会」を慶讃し、特別展示【葛城今昔―守り続けた祈りの場―】展を開催いたします。
当展では、信仰の地として守られてきた葛城山中28箇所の経塚の今と昔の展示とともに、聖護院宮と紀州徳川家との繋がりや、江戸時代に出版された当時の葛城巡拝ガイドブックである「葛嶺雑記(かつれいざっき)」の版木など、貴重な資料も公開いたします。
聖護院について
役行者を宗祖とする本山修験宗の総本山。寛治4年(1090)、白河上皇の熊野御幸で護持僧を務めた増誉大僧正に、「聖体護持」から2字をとった聖護院が与えられたことに始まり、日本で最初の修験道の宗派となりました。
宮門跡として明治まで代々皇族や摂関家が門主(住職)を務め、明治維新までの37代の門主のうち、25代の門主は皇室より入寺されています。天明の大火により御所が焼失した際は、光格天皇の仮皇居となったことから「旧仮皇居」として日本で唯一の史跡に登録された格式高い寺院です。
役門正統(えんもんせいとう)である本山修験宗の総本山として、現在も多くの山伏が所属しており、それぞれ全国各地の山中などで修行を行っています。




宸殿 謁見の間




狩野派の金碧障壁画
修験の行場・葛城と聖護院について
葛城山脈は大阪と和歌山の府県境を東西に走る和泉山脈、大阪と奈良の府県境に南北に聳える金剛山地の峰々からなる一帯です。この山脈は修験道の開祖である役行者が最初に開かれた修行の地であり、世界遺産の吉野・大峰と並び「修験の二大聖地」として信仰を集めています。
修験道とは日本古来の山岳崇拝を基とし、仏教や儒教・道教などが融合した日本独自の宗教です。修験者(山伏)は厳しい山々での修行を通じて験力を得、衆生済度を目指すかたわら、民衆の祈りに応えて加持祈祷など様々に活動し、日本の国風や文化の基層にまでその影響を及ぼしてきました。
葛城山中の行場や、そこを拠点とした修験道の活動は「葛城修験」として2020年に日本遺産にも登録され、今年5周年を迎えます。その登録にあたっては、聖護院第52世門主である宮城泰年(みやぎたいねん・94)の、60年以上に亘る葛城山脈調査も深く貢献するところとなりました。
聖護院と葛城修験の関わりは深く、江戸時代には聖護院宮と紀州徳川との好誼により、葛城の行場が守られてきたと伝えられています。一例としては、紀州藩の藩主であった徳川頼宣の命令を受けた紀州藩の蘭学者、李 梅渓(り ばいけい)が、加太沖に浮かぶ友ヶ島の大岩壁に、同島内の5つの行場名の書を彫刻しました。この碑刻は現存しており、今日でも修行者に拝されています。
また聖護院は、明治期に発令された神仏分離令などにより荒廃し衰退していた葛城修験の道を復興。近年では台風などの自然災害により倒れた石碑も修復してまいりました。この先も千年続く祈りの場となるよう、現在も守り続けています。




現在も続く修行の一幕 山中での勤行




李 梅渓が彫刻した友ヶ島の大岩壁
公開内容について
通常非公開である境内宸殿には狩野山雪の子である狩野永納と、狩野探幽の養子である狩野益信による金碧障壁画120余面が納められており、大玄関から上段の間まで続く金碧障壁画には花鳥や中国の賢人、故事に由来する数々の物語や雄大な自然が、緑青や朱を使った迫力溢れるものから、墨を主として描いた落ち着きのあるものまで幅広く描かれています。仮皇居にもなった格式高い宮門跡ならではの貴重な文化財です。
そして今回開催される【葛城今昔―守り続けた祈りの場―】展では、江戸時代に聖護院宮が朝廷・幕府の両方から依頼を受け、天下泰平の祈祷を行った資料や、紀州徳川家より奉納された「くじら船」模型、江戸時代のガイドブックとして出版された『葛嶺雑記』の版木を公開いたします。この書物には、当時多くが所在不明になっていた二十八の経塚の場所についても実地調査を行い、所在地を確定させた経緯に加え、行き方などについても詳細に記されており、当時の状況を知る貴重な資料となっています。聖護院には版木全てが現存しており、この度、この版木を元に新たに木版印刷を行いました。現代の技術で刷られたものと当時のものを見比べてみるのも一興かもしれません。




「葛嶺雑記」版木の一つ




経塚の形を紹介している頁
聖護院 秋の特別公開、【葛城今昔―守り続けた祈りの場―】展 詳細
公開日:令和7年10月11日(土)~12月7日(日)期間の内、
金・土・日・祝日
、10月21日~23日
※法務により拝観休止日が発生する可能性有
時 間:10:00~16:00受付終了
内 容:
・大玄関 (狩野派 金碧障壁画)
・使者の間 (狩野派 金碧障壁画)
・宸殿 (役行者坐像/不動明王像/蔵王権現像/三宝荒神像/孔雀明王像/狩野派 金碧障壁画)
・本堂 (本尊 不動明王像(重要文化財)/智証大師坐像(重要文化財)/役行者・前鬼後鬼・大峰八大童子像)
・書院 【重要文化財】(狩野派 金碧障壁画)
特別展内容:
・紀州徳川家奉納「くじら船」模型(江戸時代)
・「葛嶺雑記」版木(江戸時代)
・江戸時代印刷「葛嶺雑記」、令和印刷「葛嶺雑記」
・葛城修験二十八宿経塚 紹介パネル
・令和7年葛城灌頂 写真パネル
・台風で受けた石碑の被害・復興記録    など
参拝料:大人800円 中高校生・大学生600円 小学生以下無料(保護者同伴)
※団体15名以上は700円(旅行会社様 団体料金でのクーポン適用不可)
※10名以上の団体様は事前予約をお願い致します。
(予約先/京都春秋 FAX 075-231-6420)
所在地:本山修験宗総本山 聖護院門跡 〒606-8324 京都市左京区聖護院中町15
(京都市バス:熊野神社前下車約5分)
※来院に関する注意事項等はホームページをご覧ください。

https://www.shogoin.or.jp/





聖護院 本堂

2025年秋季 寺院特別公開情報解禁
2025年05月26月 10時
2025年秋季 寺院特別公開情報解禁
京都・禅宗寺院 大徳寺の塔頭が2025年9月から順次特別公開




写真左:大徳寺 黄梅院 唐門|写真右:大徳寺 総見院【重要文化財】木造織田信長公坐像
「京都の伝統文化と世界を繋げる」を企業理念に、非公開寺院の特別公開やワンランク上の京都の文化体験を企画・運営する株式会社京都春秋(本社:京都市中京区、代表取締役:市川 豊)は、2025年秋季の寺院特別公開情報を解禁いたします。紅葉が美しく彩る京都の秋、通常は非公開の歴史的建造物や、貴重な寺宝を保有する寺院の特別公開はベストシーズンを迎えます。
京都でも有数の規模を誇る禅宗寺院「大徳寺」内にある塔頭寺院「黄梅院」、「興臨院」、「総見院」が2025年9月より順次公開となります。大徳寺は来年の大河ドラマでも注目される、織田信長や豊臣秀吉など戦国大名ゆかりの地で、その戦国武将に仕えた茶聖 千利休や日本美術史上の重要人物の一人、狩野永徳を代表とする狩野派などが活躍した当時の文化の最先端であり、後世の日本文化に多大な影響を与えた場所です。
毎年春と秋に特別公開する黄梅院、興臨院、総見院では、その季節ならではの風景の移り変わりとともに、通常非公開である建造物や重要文化財を拝観できるため、観光シーズンには全国から多くの拝観者が集まり賑わいを見せます。特に黄梅院は今年から静止画の撮影が可能となり、また興臨院でも庭園の撮影が許可されるなど、より一層拝観をお楽しみいただけるようになりました。
秋色に包まれる美しい風景の中、歴史に触れる特別なひとときをお過ごしください。
大徳寺 黄梅院
織田信長が創建し、のちに豊臣秀吉が増築するなど戦国大名ゆかりの寺院。千利休が66歳の頃作庭したと言われる「直中庭」があることでも有名です。
禅宗寺院において現存最古の庫裡 (重要文化財)や、加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰ったとされる釣鐘、また狩野永徳や長谷川等伯と並ぶ桃山時代の絵師、雲谷等顔の障壁画(重文・複製)などが公開されます。例年11月中旬からは境内の紅葉が美しく、多くの拝観者が訪れます。




大徳寺 黄梅院 方丈庭園「破頭庭」
【特別公開概要】
公開期間:2025年10月3日(金)~12月7日(日)
休止日   :10月17日(金)~19日(日)、10月28日(火)、11月20日(木)~26日(水)
※休止日は法務により増える可能性有
拝観時間:10:00~15:45(受付終了)
拝観料   :大人1000円(予定)・中高生500円・小学生以下無料(保護者同伴)
特別公開:千利休作庭「直中庭」、武野紹鷗好み茶室「昨夢軒」、方丈庭園「破頭庭」
【重文・複製】雲谷等顔筆 本堂障壁画、【重文】庫裡




大徳寺 黄梅院 庫裡
【重要文化財】日本最古の庫裡(くり)
寺院の台所で僧侶の居住空間だった場所。
日本に現存する禅宗寺院の庫裡としては最古のもの。




大徳寺 黄梅院 直中庭
直中庭
千利休66歳の時に作庭されたと伝わる。秀吉公の希望により軍旗瓢箪を象った空池を手前にし、加藤清正公伝承の朝鮮灯籠を配した苔一面の枯山水庭園。苔と紅葉のコントラストが美しいスポット。




大徳寺 黄梅院【重要文化財】雲谷等顔筆 本堂障壁画(複製)
【重要文化財】雲谷等顔筆 本堂障壁画(複製)
桃山四大巨匠の一人で、毛利家の御用絵師として雲谷派を築いた、雲谷等顔筆障壁画。桃山時代を代表する画僧雪舟の水墨画を手本とし、大胆な構図の水墨画を多く残した。(黄梅院のものは現在、複製です。)
大徳寺 興臨院
室町期の建築様式の特徴を見せる本堂(重要文化財)や唐門を持つ大徳寺興臨院。能 登の畠山家が創建しその後、豊臣政権の五大老を務めた前田利家が本堂屋根を修復、また菩提寺とするなど前田家とも非常に縁の深い寺院です。優美で安定感のある姿が静寂と落ち着きを感じさせる本堂や、「昭和の小堀遠州」とも言われた作庭家 中根 金作が復元した方丈庭園を持ちます。




大徳寺 興臨院 方丈庭園
【特別公開概要】
公開公開:2025年9月6日(土)~9月21日(日)、9月27日(土)~12月15日(月)
休止日 : 休止日は法務により増える可能性有
拝観時間:10:00~16:30(受付終了)※12月1日(月)以降は16:00受付終了
拝観料 :大人800円・中高生400円・小学生300円(保護者同伴)
特別公開:【重文】表門、【重文】本堂、方丈庭園、茶室「涵虚亭」(かんきょてい)




大徳寺 興臨院 方丈庭園
方丈庭園
白砂に石組みを配して理想の蓬莱世界を表す。本堂の解体修理時に、資料をもとに足立美術館の作庭者でもある中根金作氏が復元。




大徳寺 興臨院【重要文化財】唐門
【重要文化財】唐門
唐破風、檜皮葺で、室町時代の建築の特徴を表す。波型の連子窓、客待の花頭窓などは禅宗の建築様式のひとつ。
大徳寺 総見院
羽柴(後の豊臣)秀吉が、本能寺の変に倒れた織田信長の追善菩提のために建立した大徳寺総見院。木造織田信長公坐像(重要文化財)はその葬儀に際して造られました。その大きさは高さ三尺八寸(約115cm)の等身大で、慶派の仏師、康清によって作られました。らんらんと輝くその眼光は信長の面影を良く伝えます。信長亡き後の政権争いの中、秀吉がその主導権を握るため建立した歴史的背景のある寺院が公開します。




大徳寺 総見院【重要文化財】木造織田信長公坐像
【特別公開概要】
公開期間:2025年10月11日(土)~11月30日(日)
休止日 :10月17日(金)~19日(日)、11月21日(金)・22日(土)
※休止日は法務により増える可能性有
拝観時間:10:00~16:00(受付終了)※11月2日(日)は11:30受付開始
拝観料 : 大人800円・中高生400円・小学生以下無料(保護者同伴)
特別公開:本堂、【重文】木造織田信長公坐像、信長公一族の墓碑、お茶室




大徳寺 総見院 信長公一族の墓碑
信長公一族の墓碑
信長公をはじめ、徳姫(信長の息女)、濃姫(正室)、おなべの方(側室)など、一族7基の五輪石や墓碑が並ぶ。




大徳寺 総見院 茶室 寿安席
茶室
3つの茶室が並ぶ。総見院と茶の湯は関わりが深く、総見院方丈に秀吉が大徳寺大茶会では茶席を設けたと記録が残る。

2024年春 京都の寺院特別公開情報を解禁!
2023年11月09月 11時
京都・禅宗寺院 大徳寺本坊 伽藍特別公開並びに経蔵(重文)初公開!また大徳寺塔頭3寺院や、壬生狂言で有名な壬生寺などで非公開文化財を特別公開「京都の伝統文化と世界を繋げる」を企業理念に、非公開寺院の特別公開やワンランク上の京都の文化体験を企画・運営する株式会社京都春秋(本社:京都市中京区、代表取締役:市川 豊)は、2024年春季の寺院特別公開情報を解禁いたします。



左:大徳寺黄梅院 前庭と庫裡、右:大徳寺本坊 経蔵(重文)
 まずは、2024年3月より、京都でも有数の規模を誇る禅宗寺院「大徳寺」内にある塔頭寺院「黄梅院」、「興臨院」、「総見院」の春季特別公開を順次開催いたします。大徳寺は織田信長や豊臣秀吉など戦国大名ゆかりの地で、その戦国武将に仕えた茶聖 千利休や日本美術史上の重要人物の一人、狩野永徳を代表とする狩野派などが活躍した当時の文化の最先端であり、後世の日本文化に多大な影響を与えた場所です。毎年春と秋に特別公開する黄梅院、興臨院、総見院では、その季節ならではの風景の移り変わりとともに、通常非公開である建造物や重要文化財を拝観できるため、観光シーズンには全国から多くの拝観者が集まり賑わいを見せます。
 次に、大徳寺本坊 伽藍が2024年4月25日(木)より特別公開します。昨春に盛況だった企画が今年グレードアップして開催されます。本公開では、寛永13年(1636)に建てられ「一切経」など経典を納める「八角輪蔵」がある「経蔵」(重文)を初公開します。通常一般非公開である、聚楽第の遺構と伝わる国宝の唐門、狩野探幽が「雲龍図」を描いた法堂(重文)、金毛閣(重文)などを解説付きでご案内します。
 最後に、地蔵信仰・壬生狂言・新撰組のキーワードで知られる壬生寺が4月27日(土)~5月5日(日)の期間に公開します。心地良い春の季節、日常の喧騒を忘れ、新緑を愛でながら贅沢な拝観の時間をお過ごしください。
<2024年 春の特別公開情報(1)>
■ 大徳寺本坊伽藍特別公開
「経蔵」(重文)が初公開!天才絵師 狩野探幽が雲龍図を描いた法堂(重文)の拝観、三門「金毛閣」(重文)をくぐる体験まで!
期間:2024年4月25日(木)~6月2日(日)予定



後醍醐天皇から「本朝無双之禅苑」と評された禅宗の名刹、大徳寺は大燈国師によって1326年に創建されました。 一休宗純や沢庵宗彭などの名僧を輩出したほか、千利休や狩野永徳など後世の日本文化に多大な影響を及ぼした人物たちが活躍した場でもあり、数多くの貴重な文化財を今に伝えます。本公開では寛永13年(1636)に建てられ、「一切経」など経典を納める「八角輪蔵」がある「経蔵」(重文)が初公開となる 他、通常一般非公開である、聚楽第の遺構と伝わる国宝の唐門、狩野探幽が「雲龍図」を描いた法堂(重文)、金毛閣(重 文)を見学するなど非公開区域の伽藍の数々を、解説付きでご案内します。金毛閣をくぐり間近で歴史的建造物を拝観する機会もあり貴重な体験ができます。
【実施概要】
公開期間:2024年4月25日(木)~6月2日(日)予定 10時~16時(受付終了)
拝観休止日:※法務の都合で休止となる場合有り
拝観料:一般3,000円
公開形式:時間毎に人数を限定して入場、(1回の案内で最大25名)ツアー形式で案内付き拝観(案内所要時間:約60分~75分)
拝観内容:
【重要文化財】金毛閣(外観のみ)
【重要文化財】仏殿
【重要文化財】法堂 並びに 狩野探幽筆 法堂天井画『雲龍図』
【重要文化財】経蔵 ※初公開
【国宝】唐門
特別公開区域
【重要文化財】三門「金毛閣」
三門とは空門、無相門、無作門の三解脱門のことを指します。大徳寺の三門は応仁の乱で焼け落ちた後、大永6年(1526)に一休和尚参徒の連歌師 宗長の寄進により、初層部分が完成されました。その60年後、千利休によって二層部分が完成し、金毛閣と名づけられました。楼上は広い一室で、釈迦如来像と、二大弟子像、さらには千利休が寄進した十六羅漢像が安置されています。天井や柱には長谷川等伯による雲竜図や迦陵頻伽(かりょうびんが)、仁王像などが一面に描かれていています。この楼上に草鞋を履いた利休像を安置したことで秀吉の怒りを買い、利休の切腹の一因になったのはあまりにも有名です。今回は、三門下をくぐり間近で拝観する機会をご用意しています。



【重要文化財】三門「金毛閣」
【重要文化財】経蔵(初公開)
開山国師三百年忌に現在の法堂と同時期、寛永13年(1636)に那波宗旦によって建立されました。内部には「八角輪蔵」 があり、「一切経」など経典、約3,500冊(うち約半分は平安時代後期から鎌倉時代)が残されています。今回、内部への一般立ち入りを初めて解禁し初公開となります。



【重要文化財】経蔵(初公開)
【重要文化財】仏殿
大徳寺一世 徹翁和尚により建てられましたが、応仁の乱までに二度焼失し、文明11年(1479)に一休和尚の参徒、尾和宗臨により再建されました。さらに寛文5年(1665)那波常有が再建し、現在に至ります。御本尊の釈迦如来像は四代将軍徳川家綱公が寄進したもので、高さは約190センチあります。建築様式は典型的な禅宗様で、天井に描かれた飛天(天女)は狩野元信筆と伝わります。
【重要文化財】法堂内狩野探幽筆『雲龍図』
法堂(はっとう)は、禅宗寺院において長老が修行者に法を説くための建物で、教えを継ぐことを重要視する禅宗にとっては非常に神聖な場所です。ここによく描かれるのが龍。龍は仏法を守護し、法の雨(仏法の教え)を降らせると共に、水を司ることから「火災から寺院を守る」ものでもあります。大徳寺法堂の『雲龍図』は狩野探幽が35歳のときに描きました。方丈障壁画を描いた後年の作風とは異なり、力強い筆遣いで描かれ、見るものを圧倒します。真下で手を叩くと龍が鳴いたように響くことから「鳴き龍」とも称されます。
【国宝】唐門
大徳寺の唐門は別名「日暮門」といわれ、国宝に指定されています。桃山建築の代表作で聚落第の遺構と言い伝えられ、桃山の三唐門(本願寺、豊国神社)の一つに数えられています。彫刻を観賞しているだけで一日暮れてしまう、という所から「日暮門」と名付けられた様です。平成11年から14年までの3年間をかけて修復を施し、再び美しく当時の輝きを取り戻しました。麒麟や孔雀、牡丹、波など、様々な動植物や天然物の彫刻が約40種類、色鮮やかに施されています。このような彫刻に出てくるものは当時の障壁画などにもみられるもので、絵画の立体的表現ともいえるものです。
<2024年 春の特別公開情報(2)>
■ 大徳寺塔頭3寺院:大徳寺 黄梅院
織田信長が創建し、のちに豊臣秀吉が増築するなど戦国大名ゆかりの寺院。千利休が66歳の頃作庭したと言われる「直中庭」があることでも有名です。苔とモミジが美しく新緑の季節の観光スポットとしても名高い寺院です。



黄梅院 前庭
【実施概要】
公開期間:2024年3月30日(土)~5月19日(日)10:00~16:00(受付終了)
休止日:法務により拝観休止日が増える可能性あり
拝観料:大人800円・中高生400円・小学生以下無料(保護者同伴)
特別公開:
千利休作庭「直中庭」
武野紹鷗好み茶室「昨夢軒」
方丈庭園「破頭庭」
【重文】雲谷等顔筆 本堂障壁画(複製)
【重文】庫裡
特別公開区域
【重要文化財】日本最古の庫裡(くり)
寺院の台所で僧侶の居住空間だった場所。日本に現存する禅宗寺院の庫裡としては最古のものです。



【重文】庫裡
千利休作庭と伝わる「直中庭」
千利休66歳の時に作庭されたと伝わる直中庭。秀吉公の希望により軍旗の瓢箪を象った空池を手前にし、加藤清正公伝承の朝鮮灯籠などを配した苔一面の枯山水庭園です。千利休が茶の世界だけでなく、マルチクリエイターとしての様々な才能と素質が垣間見れる庭の一つです。



千利休作庭と伝わる「直中庭」
【重要文化財】雲谷等顔筆 本堂障壁画(複製)
桃山四大巨匠の一人で、毛利家の御用絵師として雲谷派を築いた雲谷等顔による障壁画。桃山時代を代表する画僧 雪舟の水墨画を手本とし、大胆な構図の水墨画を多く残しました。(現在は複製を展示)



【重文】雲谷等顔筆 本堂障壁画(複製)
■ 大徳寺塔頭3寺院:大徳寺 興臨院
室町期の建築様式の特徴を見せる本堂(重要文化財)や唐門を持つ大徳寺興臨院。桃山期には豊臣政権の五大老を務めた前田利家が本堂屋根を修復、また菩提寺とするなど前田家とも非常に縁の深い寺院です。優美で安定感のある姿が静寂と落ち着きを感じさせる本堂や、「昭和の小堀遠州」とも言われた作庭家、中根金作が復元した方丈庭園を持ちます。例年、5月中旬ごろから庭園にサツキが咲き誇ります。



興臨院【重要文化財】本堂
【実施概要】
公開期間:2024年3月9日(土)~6月16日(日)10:00~16:30(受付終了)
休止日:3月20日(水・祝)
拝観料:大人800円・中高生400円・小学生300円(保護者同伴)
特別公開:
【重文】表門
【重文】本堂
方丈庭園
茶室「涵虚亭」(かんきょてい)
特別公開区域
方丈庭園
白砂に石組みを配して理想の蓬莱世界を表します。本堂の解体修理時に、資料をもとに足立美術館の作庭者でもある中根金作氏が復元しました。
【重要文化財】唐門
唐破風、檜皮葺で、室町時代の建築の特徴を表します。波型の連子窓、客待の花頭窓などは禅宗の建築様式のひとつです。



興臨院【重要文化財】唐門
■ 大徳寺塔頭3寺院:大徳寺 総見院
羽柴(後の豊臣)秀吉が、本能寺の変に倒れた織田信長の追善菩提のために建立した大徳寺総見院。木造織田信長公坐像(重要文化財)はその葬儀に際して造られました。信長亡き後の政権争いの中、秀吉がその主導権を握るため建立した歴史的背景のある寺院です。



総見院【重要文化財】木造織田信長公坐像
【実施概要】
公開期間:2024年3月30日(土)~5月6日(月・祝)の土日祝日のみ 10:00~16:00(受付終了)
※4月27日(土)~5月6日(月・祝)は毎日公開
※4月7日(日)・5月5日(日)は11:30~公開
休止日:法務により拝観休止日が増える可能性あり
拝観料:大人800円・中高生400円・小学生以下無料(保護者同伴)
特別公開:本堂
【重文】木造織田信長公坐像
信長公一族の墓碑
お茶室
特別公開区域
【重要文化財】木造織田信長公坐像
その大きさは信長公の等身大。らんらんと輝くその眼光は信長の面影が良く伝わります。
信長公一族の墓碑
信長公をはじめ、徳姫(信長の息女)、濃姫(正室)、おなべの方(側室)など、一族7基の五輪石や墓碑が並びます。



総見院 信長公一族の墓碑
茶室
総見院と茶の湯は関わりが深く、当時の総見院方丈において、“秀吉が大徳寺大茶会では茶席を設けた”と記録が残ります。



総見院 茶室
<2024年 春の特別公開情報(3)>
■ 壬生寺
期間:2024年4月27日(土)~5月5日(日)



壬生寺【重要文化財】本尊 地蔵菩薩立像
壬生寺は、毎年ゴールデンウィークに上演される壬生狂言( 2024年は4月29日~5月5日 )に合わせ、通常非公開の本堂や京都市指定登録文化財の庭園、寺宝を特別公開しています。 本堂には平安時代前期に彫られた本尊 地蔵菩薩立像(重文)が安置されて います。本堂西側の枯山水庭園は、江戸時代中期(1735年)に当時最も広 く普及した作庭書「築山庭造伝」にも名庭と紹介され、今もその当時の風 情を感じることができます。2024年は宝物である重要文化財「錫杖頭」(しゃくじょうがしら)や、 雪舟筆と寺伝に伝わる「釈迦伝図」、壬生寺の往古の伽藍を描いた「壬生寺古伽藍之図」、元重要文化財であった「正嘉年銘金鼓」を特別公開します。
【実施概要】
公開期間:2024年4月27日(土)~5月5日(日)10:00~16:00(受付終了)
拝観料:大人800円・中学高校生400円・小学生以下無料(保護者同伴)
特別公開:本堂
【特別展示品】
重要文化財「錫杖頭」(しゃくじょうがしら)
雪舟筆と寺伝に伝わる「釈迦伝図」
壬生寺の往古の伽藍を描いた「壬生寺古伽藍之図」
元重要文化財であった「正嘉年銘金鼓」
【重要文化財】本尊 地蔵菩薩立像
【京都市指定・登録文化財】庭園
復元 縄目地蔵尊像(延命地蔵菩薩)
【重要文化財】特別展示される「錫杖頭」
旧本尊の持物で蓮台や輪の文様が美しい



壬生寺【重要文化財】特別展示「錫杖頭」

大徳寺黄梅院が初のライトアップ!京都の上質な文化体験を提供する京都春秋が手掛ける2日間限定 大徳寺黄梅院 『錦秋晩餐会』を開催
2023年10月02月 17時
各日25名限定!紅葉の名所、晩秋の名刹をご堪能いただく貸切りイベント【日程】2023年11月25日(土)・26日(日)16時45分~20時15分株式会社京都春秋(本社:京都市中京区、代表取締役:市川 豊)は、「京都の伝統文化と世界を繋げる」を企業理念に、国宝や重要文化財を保有する非公開寺院の特別公開や、京都が誇る伝統文化の体験会など、京都ならではの様々な企画を手掛けています。これまで携わった企業は、外資系ラグジュアリーブランドや大手メーカー、あるいは国内外の個人のVIP顧客に至るまで幅広く、いずれも京都の上質な体験を求めるお客様に唯一無二の企画を提供しています。

各日25名限定紅葉の名所

大徳寺 黄梅院
 この度、株式会社京都春秋主催の日本文化塾「ことなり塾」にて、紅葉の名所として知られる大徳寺の塔頭寺院「黄梅院」の2日限りの貸切イベント、大徳寺黄梅院 『錦秋晩餐会』を2023年11月25日(土)・26日(日) に開催いたします。 後醍醐天皇から「本朝無双之禅苑」と評された質実剛健な禅宗寺院、大徳寺の塔頭寺院である黄梅院。美しく手入れされ、整えられた庭園はモミジや苔で彩られ、晩秋には紅葉の名所として多くの参拝者が訪れます。
紅葉の名所、晩秋の名刹をゆっくりとご堪能いただけるよう、貸し切りの黄梅院を初めてライトアップし2日限りの晩餐会を催します。上品な光に照らし出された境内を舞台に、雅楽演奏、そして京料理の名店のお料理をお楽しみいただく幻想的なひと時です。風情ある晩秋の夜に、静かで落ち着いた京都をお過ごしいただけます。 世界有数の文化的魅力を持つ京都。京都春秋は30年に及ぶ寺院や伝統文化とのコネクションを活かし、本質的な文化体験を求める皆様に特別(ことなり)な時間を提供します。一度は行ったことがある場所で、一度も経験したことのない時間を。ことなり塾が発信する様々な文化体験を通して本物の伝統文化に触れてください。
【開催概要】開催日時:11月25日(土)・26日(日) 16時45分~20時15分開催場所:大徳寺黄梅院定員:各日 25名限定 ※完全予約制参加費:1人 100,000円(税込)
事前予約必須:定員になり次第予約終了
予約:https://kotonarijuku.kyotoshunju.com/experience/861.html
お問い合わせ先:京都春秋 ことなり塾 075-231-7015
【イベント内容の詳細】
・ライトアップされた大徳寺黄梅院の拝観
・邦楽演奏(鳳笙)鑑賞
・京料理「木乃婦」特製「錦秋の懐石料理」の会食
大徳寺 黄梅院
臨済宗大徳寺派大本山、大徳寺の塔頭寺院。永禄5年(1562)、当時28歳の織田信長が初めて上洛した際に、父・信秀の追善菩提のために小庵「黄梅庵」を建立したことに始まります。本能寺の変によって信長が急逝すると、羽柴(後の豊臣)秀吉がこれを徐々に増築し、天正17年(1589)に「黄梅院」と改めました。庫裡、鐘楼、客殿などは小早川隆景が寄進したもので、庫裡は禅宗寺院では現存最古のものとして重要文化財に指定されています。鐘楼に使用されている釣鐘は加藤清正が献上したもの。秀吉の軍旗「瓢箪」を象った空池を持つ「直中庭」を千利休が作庭しと伝わるなど、桃山時代の戦国大名、文化人と非常に縁の深い寺院です。

各日25名限定紅葉の名所

大徳寺 黄梅院
邦楽演奏(鳳笙)
笙は世界最古の合奏音楽のひとつである雅楽で演奏される楽器です。鳳凰が羽を休めている姿に例え「鳳笙」とも呼ばれ、”天空から射し降ろす光を顕わす”音を奏でるものです。雅楽には奏でる音の雰囲気を季節感と結びつけ、四季に応じた調子を楽しむ考え方があります。皆様の眼前に広がる晩秋の黄梅院と相まった洗練された上質な秋の風情を奏でます。
鳳笙奏者 井原 季子高野山の守護丹生都比売神社にて巫女舞の修練中、笙と出会う。元宮内庁学部楽長、豊 英秋(ぶんのひであき)氏・東 康弘氏に師事。伝統文化と精神性、そして世界に根ざした普遍性を探求・研鑽を重ねる。全国の社寺での奉納演奏をはじめ、国内外にて様々な幅広い演奏活動を行う。2017年 ロサンジェルス The Broad “Summer Happening” 出演2017年~ 仏ヌーボーシルク Camille Boitel 氏演出“間 ma,aida,…” 公演ツアー参加2018年~ 日本財団 いろはにほん~ Experience the Soul of Japan ~プロジェクト参加(御室 山総本山仁和寺)2018年 野田秀樹氏作品“贋作 桜の森の満開の下で” 楽曲提供2020年 原摩利彦氏 “Passion” 楽曲提供2021年 米国 高音質生配信プログラム ODA 参加 等

各日25名限定紅葉の名所

鳳笙奏者 井原 季子 (撮影 鈴木文人)
京料理「木乃婦」
磨き抜かれた技と繊細な味付けといった京料理の伝統を守りつつ、常に革新的な取り組みで洗練された味を提供し続ける「京料理 木乃婦(きのぶ)」は、昭和10年創業の老舗の京料理店。磨き抜かれた技と繊細な味付けといった京料理の伝統を守りつつ、常に革新的な取り組みで洗練された味を提供し続ける会席料理の名店です。三代目を継ぐ現亭主の高橋拓児氏は、「東京吉兆」で湯木貞一氏に直接指導を受け、五年の修行ののち「木乃婦」に戻ります。祖父、父に師事して日本料理の真髄を学び、また、海外の料理人と交流しながら西欧や中国料理の料理法、食材を果敢に取り入れるなど、日本料理界に新風を吹き込んでこられました。この日のために、特製「錦秋の懐石料理」をご提供いただきます。

各日25名限定紅葉の名所

京料理「木乃婦」
株式会社京都春秋「京都の伝統文化と世界を繋げる」を企業理念に、非公開寺院の特別公開や上質な文化体験を企画・運営する。30年に及ぶ寺院や伝統文化の世界とのコネクションを活かし、文化財を舞台にしたイベントや寺院での国宝・重要文化財の特別公開、京都観光をプロデュースする。https://kyotoshunju.com/
ことなり塾
株式会社京都春秋が企画・運営をする最高級の日本文化塾。
世界有数の文化的魅力を持つ京都。弊社30年に及ぶ寺院や伝統文化の世界とのコネクションを活かし、本質的な文化体験を求める皆様に特別(ことなり)な時間を提供します。https://kotonarijuku.kyotoshunju.com/
【ことなり塾に関するお問い合わせ】
株式会社 京都春秋TEL:075-231-7015 Email:info@kyotoshunju.com 

京都の上質な文化体験を提供する京都春秋が手掛ける京都の夏を存分に味わう贅沢な1日限りのイベント『名建築貸し切りで観覧する山鉾巡行と名店の会席料理』を実施!
2023年06月06月 10時
16名限定!祇園祭 前祭に歴史的な京町家建築から山鉾巡行を観覧し、京の鱧会席を味わう【開催日時】7月17日(月・祝)10時30分~15時【場所】八竹庵(はちくあん)(旧称 旧川崎家住宅)株式会社京都春秋(本社:京都市中京区、代表取締役:市川 豊)は、「京都の伝統文化と世界を繋げる」を企業理念に、国宝や重要文化財を保有する非公開寺院の特別公開や、京都が誇る伝統文化の体験会など、京都ならではの様々な企画を手掛けています。これまで携わった企業は、外資系ラグジュアリーブランドや大手メーカー、あるいは国内外の個人のVIP顧客に至るまで幅広く、いずれも京都の上質な体験を求めるお客様に唯一無二の企画を提供しています。

16名限定祇園祭

この度、京都春秋主催の日本文化塾「ことなり塾」にて、祇園祭が最も盛り上がる7月17日(月・祝)の山鉾巡行に合わせ『名建築貸し切りで観覧する山鉾巡行と名店の会席料理』を開催いたします。
日本三大祭りの一つで、京の夏の風物詩「祇園祭」。八坂神社での神事に加え、街中では町衆が「動く美術館」とも言われる豪華絢爛な山鉾を建て、お囃子の音色と共に街を祭り一色に染め上げます。7月17日と24日に行われる山鉾巡行では、都大路を進む山鉾を見るため多くの見物客が訪れます。街を一周する山鉾巡行は、三本の大通りと一本の路地を通ります。その路地「新町通」では山鉾が道路一杯に広がり、大通りでは感じられない圧倒的な臨場感と迫力を見物客に与えています。その新町通に建つ八竹庵(はちくあん)は大正時代の豪商が建てた大規模な町家建築で、その屋上には山鉾巡行を見るための「鉾見台」が備わっています。
今回のことなり塾では、その八竹庵を貸し切っての鉾見台からの山鉾巡行観覧、そしてこの時期に京都人が好んで食べる鱧を使った特別会席を芸舞妓の接待付きで楽しんでいただきます。絶好の場所からの山鉾巡行観覧と名店の会席料理、そして芸舞妓の接待と、大正昭和の旦那衆の遊びを彷彿とさせる贅を凝らした催しです。
世界有数の文化的魅力を持つ京都。京都春秋は30年に及ぶ寺院や伝統文化とのコネクションを活かし、本質的な文化体験を求める皆様に特別(ことなり)な時間を提供します。一度は行ったことがある場所で、一度も経験したことのない時間を。ことなり塾が発信する様々な文化体験を通して本物の伝統文化に触れてください。
【開催概要】
開催日程:7月17日(月・祝) 10時30分~15時
開催場所:八竹庵(はちくあん)(旧称 旧川崎家住宅)
定員:16名 ※完全予約制
参加費:1名 143,000円(税込)
事前予約必須:定員になり次第予約終了
予約:https://kotonarijuku.kyotoshunju.com/experience/835.html
お問い合わせ先:京都春秋 ことなり塾 075-231-7015
内容:
・八竹庵鉾見台からの山鉾巡行観覧
・木乃婦の冷製鱧会席と芸舞妓の接待
・専門家 吉村晋弥氏による祇園祭解説
【イベント内容の詳細】
■ 八竹庵(はちくあん)からの山鉾巡行 観覧
祇園祭 前祭のクライマックス山鉾巡行を特別な場所で観覧していただけるよう、大正時代に贅を尽くして建てられた、和洋折衷の京町家建築物「八竹庵」を貸し切りにいたしました。巡行観覧のために建てられた「鉾見台」より、手を伸ばせば届きそうな迫力の観覧をお楽しみいただきます。

16名限定祇園祭

画像提供:井上 成哉
■ 京料理「木乃婦」の冷製鱧会席と芸舞妓の接待
京都では祇園祭の時期におもてなしの料理として鱧を食べる風習があり、別名「はも祭り」とも称されます。当日は会席料理の名店、京料理「木乃婦」に特別にご用意いただく冷製鱧会席をご堪能いただきます。また山鉾巡行観覧からお食事まで、浴衣姿の芸舞妓さんがご接待をいたします。普段と違う涼しげな姿に、舞妓さんが祇園祭の期間だけ結う「勝山髷」。京都の暑い夏が生んだ、涼やかな食文化ともてなし文化をご堪能ください。

16名限定祇園祭

冷製鱧会席
八竹庵
会場となる八竹庵(旧称 旧川崎家住宅)は、京都市指定有形文化財に指定される歴史的に貴重な京町家建築です。大正15年、室町随一の豪商「四代目 井上利助」が贅の限りを尽くし完成したこの京町家は、当時の流行である「フランクロイドライト様式」を洋間に採用した伝統的な京都の「大塀造」。洋館部分を関西近代建築の父「武田吾一」、茶室や和室部分を数寄屋建築の名工「上坂浅次郎」が設計。敷地248坪に茶室・サロン・洋館・玄関棟・庭・2階建ての主屋・便所・浴室・2棟の蔵が建ち並びます。当時最先端の技工と流行を取り入れつつも、和と洋が折り重なるような設計に、建築史における時代の断片が垣間見える名建築です。当時の姿をありのままに残す、厳格ながらも豪勢な情景を舞台に山鉾巡行をお楽しみください。

16名限定祇園祭

八竹庵
京料理「木乃婦」
磨き抜かれた技と繊細な味付けといった京料理の伝統を守りつつ、常に革新的な取り組みで洗練された味を提供し続ける「京料理 木乃婦 (きのぶ)」は、昭和10年創業の老舗の京料理店。三代目を継ぐ現亭主の高橋拓児氏は「東京吉兆」で湯木貞一氏に直接指導を受け、五年の修行ののち「木乃婦」に戻る。祖父、父に師事して日本料理の真髄を学び、また、海外の料理人と交流しながら西欧や中国料理の料理法、食材を果敢に取り入れるなど、日本料理界に新風を吹き込んでこられました。この日のために、特別に冷製鱧会席をご提供いただきます。

16名限定祇園祭

京料理「木乃婦」
専門家 吉村晋弥
「京都・観光文化検定試験(京都検定)」において、最高峰の1級に26歳で合格。直近は6年続けて最高得点者として合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。祇園祭への想いから山鉾町に移住する。気象予報士。百聞は一見に如かずをモットーに自分で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなく天気も解説する。特技はお箏の演奏。テレビ・ラジオにも多数出演。
株式会社京都春秋「京都の伝統文化と世界を繋げる」を企業理念に、非公開寺院の特別公開や上質な文化体験を企画・運営する。30年に及ぶ寺院や伝統文化の世界とのコネクションを活かし、文化財を舞台にしたイベントや寺院での国宝・重要文化財の特別公開、京都観光をプロデュースする。https://kyotoshunju.com/
ことなり塾
株式会社京都春秋が企画・運営をする最高級の日本文化塾。
世界有数の文化的魅力を持つ京都。弊社30年に及ぶ寺院や伝統文化の世界とのコネクションを活かし、本質的な文化体験を求める皆様に特別(ことなり)な時間を提供します。https://kotonarijuku.kyotoshunju.com/
【ことなり塾に関するお問い合わせ】
株式会社 京都春秋TEL:075-231-7015 Email:info@kyotoshunju.com