株式会社朝日新聞出版の情報

東京都中央区築地5丁目3番2号

株式会社朝日新聞出版についてですが、推定社員数は101~300人になります。所在地は中央区築地5丁目3番2号になり、ユーレストジャパン株式会社が近くにあります。法人番号について「8010001115053」になります。
株式会社朝日新聞出版に行くときに、お時間があれば「アーティゾン美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


住所
〒104-0045 東京都中央区築地5丁目3番2号
google mapで地図をみる。
推定社員数
101~300人
地域の企業
3社
ユーレストジャパン株式会社
中央区築地5丁目5番12号
株式会社MES
中央区築地2丁目3番10-1004号
株式会社アイ・ティー・サポート
中央区築地4丁目1番1号
地域の観光施設
3箇所
アーティゾン美術館
中央区京橋1-7-2
国立映画アーカイブ
中央区京橋3-7-6
中央区立郷土天文館「タイムドーム明石」
中央区明石町12番1号(中央区保健所等複合施設6階)
地域の図書館
1箇所
中央区立京橋図書館
中央区築地1丁目1-1
法人番号
8010001115053
法人処理区分
新規

【祝!芥川賞受賞】23才の新星・鈴木結生さん『ゲーテはすべてを言った』が第172回芥川賞受賞!
2025年01月15月 18時
【祝!芥川賞受賞】23才の新星・鈴木結生さん『ゲーテはすべてを言った』が第172回芥川賞受賞!
鈴木結生(すずき・ゆうい)さん『ゲーテはすべてを言った』が第172回芥川賞を受賞しました。単行本は発売中です。

「小説トリッパー」2024年秋季号に掲載され、絶賛の声を集めた鈴木結生さん「ゲーテはすべてを言った」が第172回芥川賞を受賞しました。
鈴木結生さんは「人にはどれほどの本がいるか」(「小説トリッパー」2024年春季号)で、第10回林芙美子文学賞(2024年1月発表)佳作を受賞しデビュー。「ゲーテはすべてを言った」は林芙美子文学賞受賞後第1作にあたります。2001年生まれの若き才能にぜひご注目ください。受賞作の単行本は選考会当日、2025年1月15日(水)に発売です。
【作品のあらすじ】
高名なゲーテ学者・博把統一(ひろばとういち)は一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが――。ひとつの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何かという深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。若き才能が描くアカデミック冒険譚!
冒頭は下記にて公開しております。

https://note.com/asahi_books/n/n705820a64b63

【著者プロフィール】

鈴木結生(すずき・ゆうい)
2001年生まれ。福岡県在住。「人にはどれほどの本がいるか」で第10回林芙美子文学賞佳作を受賞し、デビュー。
『ゲーテはすべてを言った』
著者:鈴木結生
発売日:2025年1月15日(水)
定価:1760円(本体1600円+税10%)
頁数:192ページ
ISBN978-4-02-252039-5

https://www.amazon.co.jp/dp/4022520396

特集は「記憶力、成績UP! 脳を味方にする『勉強法』」/「劇場版プロセカ」宵崎奏役の声優・楠木ともりさんインタビュー/小中学生向けニュース月刊誌『ジュニアエラ』2025年2月号、1月15日(水)発売
2025年01月15月 11時
特集は「記憶力、成績UP! 脳を味方にする『勉強法』」/「劇場版プロセカ」宵崎奏役の声優・楠木ともりさんインタビュー/小中学生向けニュース月刊誌『ジュニアエラ』2025年2月号、1月15日(水)発売
親子で楽しく読めて、中学受験・高校入試の勉強にも役立つ、小・中学生のためのニュース月刊誌ジュニアエラ2025年2月号が、1月15日に発売されました。今号の特集は「やる気、記憶力、成績UP! 脳を味方にする『勉強法』」。インタビューは、アニメ映画「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」宵崎奏役の声優・楠木ともりさん! 連載「『文豪ストレイドッグス』で学ぶ 日本の文豪」は、国木田独歩が登場します。

特集は
『やる気、記憶力、成績UP! 脳を味方にする勉強法』
です。
「脳のしくみ」を理解すれば、効率よく成績がアップする勉強法が見つかる
かもしれません。「記憶力アップ」には、脳の中にある「海馬」という部位の働きを知り、うまく利用すること。「成績アップ」には、生活習慣を工夫することで脳の成長をうながす……など、
具体的な方法を挙げながら解説

「集中力が続かない」「ゲームがやめられない」
など
「勉強のお悩みQ&A」
も!
脳医学者の瀧靖之先生
に教えてもらいました。
シーズン本番を迎えた中学受験のお役立ち情報も満載です。
中学入試では、受験する前年(今回は2024年)を基準として、50年前、100年前といった節目の年に起こった出来事が問われる
ことがあります。好評連載「ニュースのニューシ」では、
「中学受験超直前対策」
として、
「周年問題」の予想問題
を掲載。直前のチェックに活用できます。
時事ニュースをわかりやすく解説する
「ニュースが知りたい」
では、
『「伝統的酒造り」が無形文化遺産に』
を深掘り。日本の
無形文化遺産
として23件目の登録となった
「伝統的酒造り」
とは、何か、またその特徴的な製法や登録の意義を、ジャーナリストの一色清さんが解説。また、
「和食」「和紙」などのほかの日本の無形文化遺産も紹介します
。このほか、
「不登校の小・中学生、34万人超える」、「史上最大の「素数」を発見!」
といったニュースも取り上げています。
スペシャルインタビューは、声優・楠木ともりさんが登場!
書き下ろし楽曲などを演奏して楽しめるリズム&アドベンチャーゲーム
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」
(プロセカ)が、アニメ映画
「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」
に! プロセカでおなじみのユニット
「25時、ナイトコードで。」
のメンバー、
宵崎奏
役の楠木ともりさんに、
子ども時代や声優のお仕事などについて聞きました

連載『文豪ストレイドッグス」で学ぶ 日本の文豪』
は、実在する文豪と同じ名前を持つキャラクター達が、
「異能」
を武器にバトルを繰り広げる人気のマンガ・アニメ「文豪ストレイドッグス」(株式会社KADOKAWA)とのコラボ連載。第9回は
「国木田独歩」
です。「文スト」では「武装探偵社」のサブリーダーで、
異能力「独歩吟客」は手帳のページに書いたものを具現化
できます。実際の独歩は、
教師や新聞記者を経て作家に
なりましたが、
幼少のころはワンパクであだ名は「ガリ亀」
だったといいます。なぜそんなあだ名がついたのでしょうか?
QuizKnockからのクイズに挑戦する連載
「学び×遊びクイズに挑戦 クイズノックキャッスル」

河村拓哉さんが登場!
ある
有名な物語の中のセリフからクイズを出題
します。クイズに挑む
読者へのメッセージ
も聞きました。
科学の疑問に挑む
サイエンスジュニアエラ

「カマキリはなぜアスファルトを歩くのか?」
がテーマ。アスファルトの上を歩くカマキリを見たことがある人は多いのではないでしょうか。考えてみれば、
エサもないアスファルト道路になぜいるのか
、不思議です。実はこれには、
カマキリに寄生するハリガネムシが「進化のわな」にはまってしまったという驚きのメカニズムがある
といいます。いったいどういうことなのか、詳しく解説します。
【そのほかにも、盛りだくさん!】
●ニュースの瞬間 韓国で飛行機が着陸に失敗、179人死亡
●フンダラ姫のNewsなひとこと
●マンガ コリゴリ博士の暴投ステーション
●夕日新聞 日本全国B級ニュース
●旬の食べもの カンタンレシピ ブロッコリーのデパ地下風サラダ
●桃太郎電鉄で行く!47都道府県 北海道2.
●小島よしおの ボクといっしょに考えよう
●子ども地球ナビ スペインの男の子
●ことワンのことわざたずね旅
●読者のページ ジュニステ
2コマまんがdeあ・そ・ぼ/ジュニアエラ大喜利
●歴史人物SNS 足利義満
●中学受験通信 力を出し切る! 受験直前の「心構え」
●コリゴリ博士と読む12月のニュース
●インフォメーション おすすめ本/イベント/プレゼント
ジュニアエラ2025年2月号
定価:600円(本体545円+税10%)
発売日:2025年1月15日(水曜日)

https://www.amazon.co.jp/dp/B0DP6K8CRN

\シリーズ累計110万部突破!/サンリオキャラクター×朝日文庫の第12弾書籍発売が決定! クイズキャンペーンを開催中!
2025年01月15月 11時
\シリーズ累計110万部突破!/サンリオキャラクター×朝日文庫の第12弾書籍発売が決定! クイズキャンペーンを開催中!
ついにシリーズ累計110万部を突破したサンリオキャラクターズと一緒に名著のエッセンスが学べる「IchigoKeywords」シリーズ。2025年4月7日に第12弾となる書籍が発売されることが決定しました。現在、その発売を記念したクイズキャンペーンを実施中。クイズに答えて素敵な賞品をゲットできるチャンスです!

「Ichigo Keywords」シリーズは、2014年8月に発売された第1弾『ハローキティのニーチェ 強く生きるために大切なこと』以来、多くの読者に支持され続け、シリーズ累計110万部を突破しました。現在開催中の「第12弾発売決定記念クイズキャンペーン」の詳細はこちら。クイズに答えることで様々な賞品が当たるチャンスがあります!
【祝・第12弾発売決定】
「Ichigo Keywords」シリーズの最新刊は、どのサンリオキャラクター×どの古典? 正解者にはオリジナル図書カードをプレゼント!
【概要】
累計110万部を突破したサンリオキャラクターズと一緒に名著のエッセンスを楽しむ「Ichigo Keywords」シリーズ。シリーズ第12弾となる書籍を、2025年4月7日に発売することが決定しました。発売を記念して、第12弾が、どのサンリオキャラクターで、何の古典を取り上げるかを予想するクイズキャンペーンを始めます。
サンリオキャラクターと古典の組み合わせをピタリ当てた方には、抽選で1名にオリジナル図書カード1万円分を。サンリオキャラクターのみを当てた方には抽選で5名にオリジナル図書カード1千円分をプレゼントいたします。
【応募条件】
Xで朝日文庫「IchigoKeywords」シリーズ【公式】(@ichigokeywords)のアカウントをフォローのうえ、Xのプロフィール欄に固定されているキャンペーンに関するポストを引用リポストして、あなたの予想をご投稿ください。
【キャンペーン参加方法】
1. Xで@ichigokeywordsをフォローしてください。
2. プロフィール欄に固定されている、キャンペーンに関するポストを引用リポストして、予想する
サンリオキャラクター名

古典名
(人物名でも書籍名でも可です)を投稿してください。
3. 投稿と同時に応募完了です。
※何度でも応募可能です。ただし、当選はお一人さま一回までとさせていただきます。
【キャンペーン期間】
2025年2月24日(月・祝)23:59まで
サンリオキャラクター名

古典名
の正解は、翌25日の10:00に発表します。
※当選者の方へのお知らせは3月末までに行います。
【プレゼント内容】
「サンリオキャラクター名」と「古典名」をすべてを正解した方
抽選で1名様 オリジナル図書カード1万円分
「サンリオキャラクター名」を正解した方
抽選で5名様 オリジナル図書カード1千円分
キャンペーンの詳細が掲載されている公式HPはこちら

https://publications.asahi.com/ichigokeywords/

●「Ichigo Keywords」シリーズ既刊ラインナップ
『ハローキティのニーチェ 強く生きるために大切なこと』
『キキ&ララの『幸福論』 幸せになるための93ステップ』
『マイメロディの『論語』 心豊かに生きるための言葉』
『ポムポムプリンの『パンセ』 信じる勇気が生まれる秘訣』
『けろけろけろっぴの『徒然草』 毎日を素敵に変える考え方』
『シナモロールの『エチカ』 感情に支配されないヒント』
『バッドばつ丸の『君主論』 逆境でも運命を制する技術』
『ぐでたまの『資本論』 お金と上手につきあう人生哲学』
『ポチャッコの『道は開ける』 不安から自由になる行動法』
『クロミの『歎異抄』 ありのままの心を開くカギ』
『ハンギョドンの『老子』 穏やかに過ごす道しるべ』

プロバスケットボール選手の富樫勇樹がAERAの表紙に登場 日本バスケの未来を語る「世界との差は間違いなく縮んでいる」/『AERA』1月14日発売
2025年01月10月 17時
プロバスケットボール選手の富樫勇樹がAERAの表紙に登場 日本バスケの未来を語る「世界との差は間違いなく縮んでいる」/『AERA』1月14日発売
巻頭特集は「発達障害を強みに」/「松下洸平 じゅうにんといろ」いよいよ最終回
1月14日発売のAERA1月20日号には、プロバスケットボール選手の富樫勇樹さんが登場します。パリ五輪では主将として日本代表を率い、まもなく開幕するBリーグオールスターには過去最多得票で9回連続選出されました。そんなレジェンドが日本バスケの未来について、熱く語ります。巻頭特集は「発達障害を強みに」。大人も子どもも発達障害の特性によって働きづらさや、教育への壁を感じる人がいます。社会がどう変わればその障壁を取り除くことができるのか、考えます。今年、阪神・淡路大震災から30年を迎えます。
震災時、知事の責任は極めて大きいと言えます。昨年、知事選に揺れた兵庫県。災害と知事のあり方について独自視点で論じます。「女性×働く」連載は「シングル」がテーマの回がスタート。増える“生涯独身”女性たちの思いに迫ります。大好評連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、いよいよ最終回を迎えます。最後のゲスト、俳優・北村一輝さんと貴重な対談は見納めです。他にも様々な企画が詰まった、盛りだくさんの一冊。今号は祝日の関係で、通常の月曜発売ではなく、1月14日(火)発売です。

●表紙+インタビュー:富樫勇樹
表紙に登場する富樫勇樹選手は、昨年のパリ五輪をふり返りながら、日本バスケについて、「世界との差は間違いなく縮んでいると思います。フランス戦であれだけ戦えたんですから」と語ります。富樫選手自身は、170センチに満たない身長で世界と闘い、ここぞの場面で勝負を決するシュートを決めてきました。千葉ジェッツに属し、Bリーグの顔としても活躍しています。
同じポジションの河村勇輝選手のNBA挑戦や、物議を巻き起こした八村塁選手の日本バスケットボール協会の強化方針に対しての発言などについても、率直に自身の思いを語っています。表紙とグラビアの撮影は、もちろん蜷川実花。コート上のユニフォーム姿とはまたひと味違う、スーツでかっこよく決めた姿をぜひ誌面でご覧ください。1月18、19日に行われるBリーグオールスターの見どころについての記事と合わせてご覧ください。
●巻頭特集:発達障害を強みに
今号の巻頭特集は、職場でも教育現場でも、その特性によって生きづらさを抱える発達障害について多角的に考えます。発達障害とは、生まれつき脳の働きに偏りがあり、日常生活に困難が生じている状態です。ただ、その特性は、周囲のサポート次第で強みにもなります。人の目を気にせず働けるよう半個室を用意したり、仕事の依頼は口頭ではなく文章で示すようにしたり、細かな配慮を重ねることで働きやすさを追求している企業を取材しました。また、発達障害のある子どもにとっては受験が大きな壁です。「実力が発揮できる環境」を用意しようと試行錯誤している教育現場の取り組みについて紹介します。
●阪神・淡路大震災から30年
阪神・淡路大震災から30年。兵庫県では昨年、物議をかもした知事選で、斎藤元彦知事が再選しました。30年前に、震災からの復興に尽力したのは、当時の貝原俊民知事です。二人の発言や行動を比較しながら、災害時における知事の責任や役割とはなんなのか、を考えます。取材・執筆は、地元で取材活動をするノンフィクションライターの松本創さんです。
●女性×働く 増える“生涯独身”
女性の生涯未婚率は2020年時点で17.81%。年々増加傾向にあります。女性たちの本音とは――。自分のペースで生活を楽しんでいる女性も多いですが、いまでも結婚や出産を当然とする古い価値観や心ない言葉に傷つくこともあると言います。「出産を希望する気持ちが、仕事より勝らなかったから今に至っている」と冷静に自分の感情を分析する人も。独身女性たちのリアルに迫ります。
●「松下洸平 じゅうにんといろ」最終回
2年半続いてきた大好評連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、今号でレギュラー回の最終回です。最後のゲストとなる俳優・北村一輝さんと、仕事への向き合い方についてじっくり話します。北村さんからの心にしみる言葉に、松下さんも「北村さんは、どれだけ時間がたってもお父さん」と、共演した朝ドラ「スカーレット」に思いをはせました。最後に、松下さんが北村さんをイメージして選んだ「色」は何色でしょうか。次号からは、特別編として「連載ふり返り」が2号に渡り掲載されます。こちらもお楽しみに。
ほかにも、
・リスク大のチケット転売 安易な行為で“推し活”が罪に
・年収の壁、手取り増は5千円だけ 壁を123万円に引き上げても……
・特別支援学校の修学旅行がピンチ
・ウクライナ軍の女性兵士 母も娘も戦場へ
・なぜ現代人には「虫嫌い」が多いのか
・ENHYPEN ファンのみなさんに幸せと誇りを 【単独インタビュー】
・百田夏菜子 この道をゆけば 新ゲスト・ムロツヨシ
・田内 学 経済のミカタ
・武田砂鉄 今週のわだかまり
・ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
・現代の肖像 中里唯馬 ファッションデザイナー・アーティスト
などの記事を掲載しています。
※1月14日(火)正午から、公式X(@AERAnetjp)と公式インスタグラム(@aera_net)で、最新号の内容を紹介する「#アエライブ」を行います。ぜひこちらもチェックしてください。
AERA(アエラ)2025年1月20日号
定価:600円(本体545円+税10%)
発売日:2025年1月14日(火曜日)

https://www.amazon.co.jp/dp/B00REOVZEU

ベストセラー『節約の王道』から15年。食事、年金、ふるさと納税、サブスク……節約の達人・林望先生が令和の今、日々実践している「極上の節約生活術」を全公開。あえて現金主義を貫く真意とは?
2025年01月10月 11時
ベストセラー『節約の王道』から15年。食事、年金、ふるさと納税、サブスク……節約の達人・林望先生が令和の今、日々実践している「極上の節約生活術」を全公開。あえて現金主義を貫く真意とは?
林望著『節約を楽しむ―あえて今、現金主義の理由』が、2025年1月10日(金)、朝日新聞出版より発売されました。著者の林先生は2009年に『節約の王道』を上梓、12万部超えのベストセラーとなりました。それから15年。節約の達人・林先生が現在実践している「極上の節約生活」を公開します。その結論は、意外にも「キャッシュレスなんて、まっぴらだ」。その真意とは? なぜあえて現金主義なのか? 一番の節約は何か? 15年で変わったこと、変わらないことは? そしてお金との付き合い方は? それらを1冊にまとめました。

●お金は大事。だからしっかり考えたい
『イギリスはおいしい』『謹訳源氏物語』などの著作で知られる書誌学者・林望先生は、節約の達人でもあります。2009年に上梓した『節約の王道』で、日々実践している節約術を公開、12万部超えのベストセラーとなりました。それから15年。キャッシュレスが急速に進み、ポイ活全盛の今、林先生はどのような節約生活を送っているのでしょうか。意外にも、先生の考えは「キャッシュレスなんて、まっぴらだ」「ポイントは一切無視」という、一見すると時代の流れに逆行するものでした。先生ご自身も、本書の「はじめに」で「筋金入りのへそ曲がりなる一親爺が、せめてこれだけは言っておかなくてはなるまい、と最後の力を振り絞った、その老いの繰り言にほかならぬ」と述べています。
林先生が大事にしている生き方は「大事なことは自分の頭で考える」「お金のあれこれを人任せにしない」。その結果が「キャッシュレスなんて、まっぴらだ」なのです。
そのきっかけとなったのは、近所のストアでカードデータがスキミングされていた、という事件です。カード会社から「カードが不正利用された形跡があります」という電話がかかってきたので大事には至りませんでしたが、8,000円とか1万円とかのものをあちこちで買われていたら、カード会社も気づかなかったことでしょう。そしていつの間にか、驚くべきような金額になっていたかもしれません。そこから得た結論は「なんでもかんでもカードに紐づけて便利に使うということはやりたくない」といものであり、キャッシュレスやポイ活は本当に得なのか? という疑問でした。
では、そんな林先生が具体的にどんな節約生活を送っているのか。本書からいくつかご紹介します。
●お金をおろすときは、やっぱり3万4千円
私は以前より銀行でお金を下ろす際には、3万4千円と額を決めています。
このことは2009年に上梓した『節約の王道』(日本経済新聞出版)でも、「現金をおろすときは『三万四千円』」という項目で説明しました。
15年経った今も、やはりお金をおろす時はこの金額です。
なぜ3万4千円なのか……つまり、お金というものは、大きな単位で持っていると、それを使い崩したくない、という心理がはたらいて、1万円札を崩したくないから、どこか金遣いに抑制が働くという機序があります。仮に3万円を下ろしたとします。すると、1万をまず崩して、それが千円札と小銭という形になってしまいますね。となると、千円札は気軽に使えるので、どんどん使って無くなっていく、というあんばいで、たちまちその1万円はなくなってしまう。つまり1万円札は、崩したとたんにお金としての存在感が心理的に軽くなってしまって、あっという間になくなってしまうものです。そうじゃありませんか。
しかるに、3万4千円を持っている場合、万札から使うという人はありますまい。ふつうは、まず4千円から使うのが自然な心理です。で、千円札や小銭がなくなると、あ~あ、いよいよ1万円を崩さないといけないと思い、心理的にストップがかかるわけです。
だから、「ではこの4千円の範囲でなんとかしよう」という、とてもケチくさい考えが起こるのです。これが無駄遣いを防ぐということにつながっていく。そうした意味では、端数をつけて3万4千円という額はなかなかよい線なのではないかと思っています。
●年金は受給開始になったら即座にもらう
年金にしても、我々はいったいどのように運用されているのかわからない。自分のお金がいったいどこへ投資されているのかは知りようもない。そうしたことを考えても、年金について一番大事なことは、政府を信用しないということでありましょう。
たとえば、「65歳から貰えます。でも、それを70歳まで待つと支払額が多くなります」という、年金を受け取る時期を遅らせる「繰下げ受給」という制度。仮に70歳まで遅らせると、82歳近くなると生涯受給額が逆転するようになっていますね。だから、できるだけ遅く貰い出すほど1か月に受給する金額は多くなるはずですが、そこでみなさん忘れているのは、自分が何歳まで生きられるかわからないということです。
それで、「75歳からにしておいて95歳まで受給すれば、1か月にこれだけ貰える」などは、捕らぬ狸の皮算用もいいところ。95歳まで生きる保証なんてありますか。年金は死んだら丸損なんですから。
私は以前まだ年金受給開始年齢が60歳だった頃、60歳になると同時に、即座に受給を開始しました。今75歳ですから、すでに15年分、それは1円も使わずにすべて近所の信用金庫に貯金しておいてあります。そうするとその間、私は着々と働いてきちんと自分の働いたお金で生活できていますから、その信用金庫の貯金は、まるまる残っています。
こうして、ともかくちゃんと働いてお金を稼げる間は、年金には手を付けないでおけば、とても心強い老後資金になって溜っていきます。いずれにしても、何歳まで生きるか分からない以上、年金が受給できる年齢になったら、即座に貰ったほうがいいと私は思っています。私は運用している政府を一切信用していませんから。年金はさっさと受け取って、すべては現金として手許に留保する、これが私のやりかたです。
●節約の達人が愛用しているボールペン
日常使う道具には、ともかく使いやすいもの、機能的に優れているもの、というところに十分意を用いますが、値段もブランドも、それには関係ありません。たとえば、筆記具。私は常にパイロットの〈Vコーン〉という水性ボールペンを使っています。手紙に、ノートに、メモに、作図に、絵描きに、なんでもこれひとつ、それも赤青黒各色何十本も買ってあって、それを順々に使ってもう40年経ちます。一本80円ほどの水性タイプで、書き味が滑らかなうえに、水性だから油性インクのボタ落ちもしないので、もう筆記用具はこれがあれば充分。
私はこのペンに決めるまでに、いろいろと書き比べてみたのですが、コストパフォーマンスも含めてこれが圧倒的チョイスとなりました。趣味のペン画を描くのもこれです。あとは毛筆の〈ぺんてる筆ふで携帯用=万年筆型のもの〉を常に携行していて、サインしたり和本に何か書いたりするときに使っています。そうして、ふつうの文房具屋には、このVコーンは置いていないところも多いので、私はアマゾンでまとめて箱買いしています。赤、黒、青の三色を、つねに箱いりで用意しておいて、どんどん使い倒しています。じつに使いやすく、字がキレイにかけて、しかもともかく安価です。
●かつお節と味噌、酢は欠かさない
削り節はいつも用意してあります。茹でた野菜に酢醤油とかつお節をかけたり、なんにでも入れるだけでおいしく食べられる。そして私は“できるだけ捨てない〞という主義なのです。かつお節でも、出汁材料として味噌汁に削り節を入れて、そのまま味噌を加えて食べてしまったりもします。そのかつお節は特に産地にこだわったりもせず、ごく一般的なものを買い求めています。
ただ、味噌についてはとても注意深く選んでいます。私が今使っているのは、石川県の小松から取り寄せている西圓寺味噌という味噌。ちょっと甘味があって色が薄く、麹がよくきいて良い豆の味がします。これを使って味噌汁を作ると、余ったものを翌朝温め直しても不思議とおいしいのです。私は味噌をよく食べるので、もうここ数年来はもっぱらネットでこの味噌を取り寄せて賞味しています。
私はこれで味噌汁を作るのに、原則として野菜とタンパク質を欠かしません。豆腐や油揚げ、野菜であればナス、じゃがいも、さつまいも、あるいは玉ねぎやキャベツ、そして海藻類など、なんでもいい。それに味噌は豆で作るので、もともとたんぱく質を豊かに含んでいますしね。そこが味噌汁の懐の深いところ。味噌汁はおかずだと思って、出汁を取るのに使った昆布の細切りももちろん入れています。
●投資よりコツコツ貯めるほうがいい
たんまりと余剰のお金がある人はぜひ投資したほうがいい。でも、日本のどれだけの人にそういう余剰金がありますか。
50万とか100万とかいうような金額で投資をしたところで、実は、そこで儲かるお金は何千円くらいにしかならないのです。
それならば、「その10万円を有効に活用して(つまり適切に使って)、自分の生活を豊かにしたほうがいいのではないだろうか」と、私は思います。幸いに日本の銀行はそうそう潰れたりはしないし、政府も簡単には潰さないでしょう。
銀行というのはアコギな商売でけしからぬけれども、銀行預金はお金を安全に置いておくには一番良い、と思います。
結局、アメリカのように貧富の差が大きくて、金持ちは猛烈な金持ち、貧乏人はほとんどもう行き倒れ同様のような社会では、お金をいかに投資するかが重要な人生の教育になる。一方、昭和時代までの日本は、真面目に働けば誰もが一定の水準で暮らせて、そこそこの貯金もでき、老後も子どもたちが面倒をみてくれるというような社会モデルだった。そうした社会モデル、言い換えると、投資投資なんて血眼にならなくともそこそこ良かった時代は幸せだったのではないかと思うのです。
今は、子どもたちは年老いた親の面倒はみない。だいいち、子供がいない人も増え、いてもせいぜい一人とか二人だから、そこへ老後の自分を頼ろうってのは、なかなか難しい。だから、年寄りは自分の頭の蠅を自分で追わなければならず、アメリカのようにドライな社会になりつつある。そうすると、我々は余剰のお金を投資に回さず、安全確実な貯金として持っていたほうがいいような気がします。
『節約を楽しむ』目次
はじめに
1章キャッシュレス時代のお金との付き合い方
2章「当たり前」を疑ってかかる
3章何が一番の節約になるか
4章健康であることが、一番の節約
5章今あらためて節約と人生
書後に

林 望 はやし・のぞむ
作家・書誌学者。1949年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程満期退学。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は書誌学、国文学。『イギリスはおいしい』(平凡社/文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。歌曲の詩作、能評論等も多数手がける。
『節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由』
著者:林望
定価:924円(本体840円+税10%)
発売日:2025年1月10日(金曜日)
体裁:200ページ、新書判

https://www.amazon.co.jp/dp/4022952962

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AMAZON用広告.週刊朝日 2022年 10/14-10/21合併号【表紙:Aぇ! group】[雑誌].