株式会社AlbaLinkの情報

東京都江東区福住1丁目13番4号霜ビル2・2F

株式会社AlbaLinkについてですが、推定社員数は11~50人になります。所在地は江東区福住1丁目13番4号霜ビル2・2Fになり、近くの駅は門前仲町駅。株式会社PRICELESSが近くにあります。また、法人番号については「4010401091724」になります。
株式会社AlbaLinkに行くときに、お時間があれば「江東区芭蕉記念館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
アルバリンク
住所
〒135-0032 東京都江東区福住1丁目13番4号霜ビル2・2F
google map
推定社員数
11~50人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
都営大江戸線の門前仲町駅
東京メトロ東西線の門前仲町駅
JR東日本京葉線の越中島駅
都営大江戸線の清澄白河駅
地域の企業
3社
株式会社PRICELESS
江東区福住1丁目14-4番山崎ビル402号
株式会社阿部工務店
江東区福住1丁目17番10号
株式会社ケイ・エムユアーズ
江東区福住2丁目6番9-908号
地域の観光施設
3箇所
江東区芭蕉記念館
江東区常盤1-6-3
江東区深川江戸資料館
江東区白河1-3-28
東京都現代美術館
江東区三好4-1-1(都立木場公園内)
法人番号
4010401091724
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2019/06/12

【賃貸物件で気になった前の住人の痕跡ランキング】500人アンケート調査
2025年06月27月 09時
【賃貸物件で気になった前の住人の痕跡ランキング】500人アンケート調査
前の住人の痕跡に関する意識調査
株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区、代表取締役:河田 憲二)は、賃貸物件に住んだ経験がある500人を対象に「前の住人の痕跡に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにしました。
詳細は「空き家買取隊」にて公開。(

https://akiya-kaitoritai.com/evidence-of-previous-inhabitants/


賃貸物件に引っ越し、ふとした瞬間に「前の住人の痕跡」を感じたことがある人も多いのではないでしょうか。まっさらな気持ちで新しい生活を始める場所に、前住人の気配が残っていると、「何だか嫌だな」と感じることもあります。
今回、株式会社AlbaLink(

https://albalink.co.jp/

)が運営する空き家買取隊(

https://akiya-kaitoritai.com/

)は、賃貸物件に住んだ経験がある500人を対象に「前の住人の痕跡」についてアンケート調査を実施しました。
【調査概要】
調査対象:賃貸物件に住んだ経験がある人
調査期間:2025年5月27日~30日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性360人/男性140人)
回答者の年代:10代 0.6%/20代 22.8%/30代 38.0%/40代 23.2%/50代以上 15.4%
【調査結果サマリー】
・賃貸物件で「前の住人の痕跡」が気になる人は81.0%
・賃貸物件で気になった前の住人の痕跡1位は「壁の傷み」
・賃貸物件で「前の住人の痕跡」が気になったら「管理会社に連絡をした」
賃貸物件で「前の住人の痕跡」が気になる人は81.0%




賃貸物件に住んだ経験がある500人に「前の住人の痕跡が気になるか」を聞いたところ、「とても気になる (34.6%)」「やや気になる(46.4%)」が合わせて81.0%でした。
多くの人が前住人の痕跡を気にしているのですね。「新居なので、前の人の気配を感じたくない」という気持ちが背景にあると考えられます。
一方大家さんや管理会社側から考えると、痕跡をできるだけ消すことで、新しい入居者の満足感が高まると言えます。
賃貸物件で気になった前の住人の痕跡1位は「壁の傷み」




賃貸物件で気になった前の住人の痕跡で最も多かった回答は「壁の傷み(27.0%)」、2位は「床の傷み(19.2%)」でした。
視覚的にわかりやすい痕跡が上位を占めています。よく目につくからこそ気になってしまうと考えられます。また、お風呂・髪の毛・キッチンなど、衛生面に深く関わる部分の痕跡も気になることもわかりました。
<1位 壁の傷み>
・寝室の壁に何かを置いていてできたらしき跡があり、消えません。布団が触れてしまうのでかなり気になります(20代 女性)
・画鋲の穴がいたるところに空いていて「何を飾ったらこんなに穴が開くのだろう」と気になってしまいました(30代 女性)
・壁にあった謎の茶色いシミが不気味でした。あった場所がクローゼットの中だったので、不気味というか怖かったです(30代 男性)
壁の傷みとは「シミ」「画鋲や釘の穴」「壁紙の歪みや破け」などです。壁は範囲が広いので、傷みがあると部屋全体の印象が悪くなったり、中古感が強く出たりします。
ただ「日焼け」などの経年劣化を挙げた人は少なく、強い汚れや不自然な傷みを気にしている人が多くなりました。
「画鋲の穴が不自然に多すぎる」「謎のシミ」という回答からわかるように、なぜついたか想像できない傷や汚れには、怖さや不気味さを感じて気になる人が多いと考えられます。
<2位 床の傷み>
・フローリングの傷と、家具が置いてあったところのへこみ(20代 男性)
・部屋に車のタイヤを直に置いていた痕跡があり、フローリングにメーカー名のアルファベットが移っていました(40代 女性)
・家具の置き跡があり、生活の想像ができてしまう。跡に合わせて置かないと、跡が目立ってしまう(50代以上 女性)
フローリングや畳には大型家具・家電を設置した跡が残るので、「ああ、ここにベッドを置いていたんだな」と感じやすくなります。前住人がどう部屋を使っていたのか、わかりやすいのですね。
気になる理由としては「跡に合わせて家具を置かないと、跡が見えてしまう」「隠す必要がある」などがありました。結果として、希望通りの配置にならない可能性もあります。
<3位 前住人の忘れ物>
・ベッドのフレームだけ部屋に残されていました(20代 女性)
・トイレに前住人の掃除用具セットが残っていて、気になりました(30代 女性)
・ベランダに前住人の物干しやハンガーなどが大量に放置されたままになっていた。まだ使えるものばかりだったが、薄気味悪いので使う気にはなれなかった(40代 男性)
「調味料」「掃除用品」「ベランダのスリッパ」「アクセサリー」など比較的小さなものだけではなく、ベッドフレームが残されていた部屋も。
不要物が残されていると片付けの手間が発生するので、入居直後から不快な思いをします。「不気味なお札」や「盛り塩」が残っているなど、新しい住人が怖さを感じた事例もありました。
<4位 室内の臭い>
・壁紙は変えてもらったのに、前住人はかなりのベビースモーカーだったのか、なかなかタバコの臭いが消えませんでした(30代 女性)
・風通しを良くしても取れない異臭(40代 男性)
・クローゼットの中が独特な臭いだった。香水かもしれない(40代 女性)
具体的には「タバコ臭」「香水」「ペットの臭い」などが挙げられています。日常的に吸っているタバコや部屋で暮らしていたペットの臭いは、壁紙などに染みつきやすく、次の住人を不快にします。
「消臭してもらって大丈夫だと思ったが、梅雨の時期にペットの臭いがしてきた」という声もあって、環境によって臭いがきつくなることもあるとわかりました。
<5位 お風呂の傷み>
・風呂で髪を染めたらしいシミがあった(30代 女性)
・前の住人があまり掃除をしていなかったのか、浴槽内に落ちたヘアピンの跡が錆びて残っていた(40代 女性)
・風呂場の落ちない汚れというか、変色(50代以上 男性)
浴室は清潔感が重要な場所です。そのため「シミ」「サビ」「変色」「傷」などがあると、使用するたび目について、不快になります。
また「風呂で髪を染めたらしいシミ」「浴槽内に落ちたヘアピンのサビ」は、全住人の使い方や掃除に問題がありますね。経年劣化に比べて仕方ないと思いにくく、嫌な気持ちも大きくなると考えられます。
<6位 髪の毛が残っている>
・クリーニング済みと書いてあったのに、床やクローゼットの中など、いたるところに髪の毛のような毛が落ちていた(20代 女性)
・長年そこにあったのであろう髪の毛が、床と一体化して取れない(30代 男性)
・水道の排水口に付着していた髪の毛(40代 男性)
床などに落ちている髪の毛はゴミのひとつですが、人由来のものなので「紙ゴミ」などよりも生々しさを感じ、前住人の気配を感じやすくなると考えられます。落ちている髪の毛には不潔な印象もあるので、「嫌だな」と感じた人も多数。
「排水口に髪の毛がびっしり溜まっていた」「床のワックスに、髪の毛が大量に閉じ込められていた」など、大量の髪の毛で嫌悪感を覚えた人もいました。
<7位 キッチンの傷み>
・キッチンシンクのサビのようなシミ(20代 女性)
・キッチン下の収納棚。扉を開けたら、調味料ボトルの底のシミが残っていました(40代 女性)
食品・油などで汚れやすいのがキッチン。掃除やふき取りが不十分だと、シミやサビの原因にもなります。料理するときに目につきやすいので、気になる人も多いとわかりました。
またあまりに汚いと衛生面が不安になります。
<8位 前住人宛ての郵便物>
・住所変更されてなくて、請求書などがポストに届く(20代 男性)
・前の人の郵便物がたびたび届く。賃貸契約して4年たっても届くのが不快です(20代 女性)
・家の中はあまり気にはならなかったですが、前住人の手紙や荷物が送られてくることです(30代 女性)
住所変更がされていないと、前住人宛ての郵便物がポストに入り続けてしまいます。最初のうちに数通届く程度ならまだしも、長期間届き続けて困っている人もいました。
前住人宛ての郵便物が届いたら、ご配達である旨を付箋などで貼り付け、ポスト投函します。または郵便局に持ち込んで、前住人が引っ越していることを伝えてもOKです。
賃貸物件で「前の住人の痕跡」が気になったら「管理会社に連絡をした」




「賃貸物件で前の住人の痕跡が気になったときの対処法」を聞いたところ、1位は「管理会社に連絡をした(32.4%)」でした。僅差の2位は「とくに対処していない(30.6%)」、3位は「自分で掃除した(30.2%)」となっています。
「管理会社に連絡する人」「我慢する人」「自力で対処する人」の3パターンに分けられます。「忘れ物は管理会社に連絡し、汚れは自分で掃除」など、気になった内容によって対応を変えている人もいました。
<1位 管理会社に連絡をした>
・傷・シミや歪みは管理会社に連絡して、ひどい場合は対処をお願いしました。臭いについては消臭剤を設置し、管理会社にも改善をお願いしました(20代 男性)
・照明器具が破損しており、さらに破損が進むと怖いので管理会社に変えてもらいました。ただ気づかず引き渡しをする管理会社に不信感を抱いたきっかけになりました(50代以上 女性)
自分で対処するのではなく、まず管理会社に連絡する人が多いとわかりました。入居したばかりで気になることがある場合には、対応してもらえるかどうかに関わらず、まず管理会社や大家さんに連絡することをおすすめします。
管理会社が引き渡し前にしっかりチェックしていなかったことによるミスの可能性もあるからです。とくに設備の破損など危険を感じる場合には、すぐに管理会社に連絡しましょう。
管理会社に現状を見てもらい、情報を共有することで、退去時の原状回復費用についても交渉しやすくなります。
<2位 とくに対処していない>
・生活に支障はないので、とくに何も対処していない(20代 女性)
・気にはなりましたが、格安で住まわせてもらっていたため、とくに対処をしませんでした(30代 女性)
・血痕とかなら管理会社に連絡しますが、痕跡から前住人の人となりを想像してほっこりするタイプなので、ゴミ・傷や忘れ物は気になりません(40代 女性)
対処しなかった理由は「生活に支障がない」「我慢できる範囲」「すぐ引っ越す予定だから」「対処法がわからない」などです。ひどい痕跡でなければ、許容する人も多いとわかります。
また家賃や築年数を考慮して、まあ仕方ないかと思う人もいました。
<3位 自分で掃除した>
・自分でさび落としを購入して掃除した(20代 男性)
・自分で掃除はしましたが、不快な気持ちになりました(30代 女性)
・管理会社に連絡しても対応してくれないと思ったので、自分で掃除しました(40代 男性)
落とせそうな汚れであれば、自分で掃除してキレイにした人も。ただ掃除したものの落ちなかったという体験談も多く寄せられています。
管理会社に連絡せず自分で掃除した理由としては、「言うほどでもないと思った」「言っても無駄だと思った」などでした。
<4位 写真を撮った>
・元からあった汚れとわかるように、写真を撮った(20代 女性)
・入居時チェック用紙に傷跡の箇所を記入、念のため写真も自身のスマホで撮りました(30代 女性)
・内見時に担当者へ伝えて、写真も撮影しておいた(40代 男性)
痕跡を発見したときに、まず写真を撮る人も多数。
入居時に傷・汚れや設備の故障があった場合には、チェックシートや写真で証拠を残しておくことが大事だと言われています。退去時に、自分がやったのではない傷の責任を問われる可能性があるからです。つまり写真を撮るのは、痕跡そのものをどうこうしようという行動ではなく、自己防衛のための行動と言えます。
<5位 傷や汚れを隠した>
・ポスターなどで隠した(10代 男性)
・床に関してはベッドを置いて隠している(20代 女性)
・クローゼットに関しては、見えないように物を置いていました。玄関はマットを敷いて見えないようにしておりました(30代 男性)
傷や汚れがあることは許容したうえで、自分の気分が悪くならないように隠す人もいました。管理会社に連絡する手間やストレスがなく、日常生活への影響も抑えられます。
傷・汚れを隠してくれるのがお気に入りのポスターやカーペットなら、気分も良くなると考えられます。
<6位 残置物を捨てた>
・とりあえず全部捨てた(30代 女性)
・自分で捨てましたが、若干気になりました。引っ越しが慌ただしく偶然残ってしまったのかもしれません(40代 女性)
・いらない鉢植えなど、自分の好みでないものは捨てました(50代以上 女性)
前住人の忘れ物などは捨ててしまう人もいます。新生活の邪魔になるものなので、さっさと捨ててしまいたくなる気持ちもわかります。
ただし勝手に捨てると前住人とトラブルになる可能性もあるので、管理会社に連絡するのがおすすめです。管理会社によっては忘れ物を預かり、前住人から連絡があったら引き渡しているケースもあります。
<7位 消臭剤を使った>
・消臭スプレーをまいた(20代 男性)
・部屋の臭いは、すべての窓を換気して芳香剤を3~4個置いた(30代 女性)
・好きなお香を焚いたり芳香剤を使ったり、自分の匂いを染み付ける(40代 男性)
臭いが気になった場合に自分で対応する方法としては、消臭剤や芳香剤の利用があります。比較的に安価にできる方法ですね。
壁紙の張り替えなどでも対応できますが、入居者個人で対応するのは難しく、管理会社にお願いしても対応してもらえない可能性があります。また排水口からあがってくる臭いが気になる場合は、水を流すのも対処法のひとつです。
まとめ
多くの人が、賃貸物件における前住人の痕跡を気にしていました。
気になる部分で多かったのは「壁の傷み」や「床の傷み」で、よく目につくからこそ気になってしまうと考えられます。また「謎のシミ」「謎の穴」「怖い感じのお札」など、自分の理解や想像を超えた痕跡に疑問や恐怖を抱き、気になってしまう人もいました。
対処法としては「管理会社に連絡した」「自分で対処した」「とくに対処しなかった」など人それぞれ。
管理会社に連絡しても対応してもらえるとは限りません。ただ相談すると自力での対処法を教えてもらえることもあるので、「えっ」と思ったらまずは管理会社への相談を検討してみましょう。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:

https://akiya-kaitoritai.com/evidence-of-previous-inhabitants/

空き家買取隊
株式会社AlbaLinkが運営する訳あり不動産の情報メディア。何かしらの「ワケ」があって売れない不動産の問題解決方法や、運用方法に関する情報を発信中。記事は専門家により執筆されており、信頼性の高い情報をわかりやすく届けることをコンセプトにしています。無料相談はもちろん、サイトを通じての直接買取にも対応しています。

https://akiya-kaitoritai.com/

株式会社AlbaLinkについて
AlbaLinkは、「事業を通じて未来をつなぐ」をコンセプトに、訳あり不動産の買取再販業を行う不動産会社です。事故物件、共有持分、空き家、底地借地など権利関係の難しい物件などをメインに取り扱い、不動産問題に悩むすべての方に手を差し伸べます。
会社概要
会社名:株式会社AlbaLink
代表者:代表取締役 河田 憲二
所在地:〒135-0047 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町ビル6F
設立:平成23年(2011年) 1月
資本金:2,400万円
URL:

https://albalink.co.jp/company/

【上京して気付いた地元の良さランキング】地方出身者221人アンケート調査
2025年06月24月 16時
【上京して気付いた地元の良さランキング】地方出身者221人アンケート調査
上京して気付いた地元の良さに関する意識調査
株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区、代表取締役:河田 憲二)は、東京で仕事または居住している地方出身者221人を対象に「上京して気付いた地元の良さに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにしました。
詳細は「空き家買取隊」にて公開。(

https://akiya-kaitoritai.com/local-advantage/


地元に窮屈さや不満を感じ、「早く離れたい」と思って上京した人も少なくないでしょう。しかし上京してから「地元って意外に良かったかも」と気づく人もいます。
今回、株式会社AlbaLink(

https://albalink.co.jp/

)が運営する空き家買取隊(

https://akiya-kaitoritai.com/

)は、東京で仕事または居住している地方出身者221人を対象に「上京して気付いた地元の良さ」についてアンケート調査を実施しました。
【調査概要】
調査対象:東京で仕事または居住している地方出身者
調査期間:2025年5月27日~6月10日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:221人(女性139人/男性82人)
回答者の年代:10代 0.5%/20代 21.7%/30代 42.5%/40代 24.4%/50代以上 10.9%
【調査結果サマリー】

上京して気付いた地元の良さ1位は「人が少ない」
・上京して気付いた地元の当たり前とのギャップは「近所付き合いが盛ん」
・地元に戻りたいと思うことがある人は63.8%
上京して気付いた地元の良さ1位は「人が少ない」




東京で仕事または居住している地方出身者221人に聞いた「上京して気付いた地元の良さ」の圧倒的1位は「人が少ない(31.7%)」でした。2位「物価が安い(18.1%)」、3位「自然が豊か(15.4%)」が続きます。
地方の良さとして、ゆとり・自然環境・費用面のメリット挙げた人が多くなりました。
<1位 人が少ない>
・人が少なくて、渋滞がない(20代 女性 千葉県九十九里町)
・人が少ない。待つこともあまりなく、買い物もスムーズに行える。人混みが苦手な自分としては、良いところです(30代 女性 広島県)
・東京は道路が狭いし人が多すぎるので疲れるが、地元は道路が広く、夜になると人が誰もいなくなる(40代 男性 北海道札幌市)
地方では、人の少なさが日常生活の快適さに直結しています。人が少ないと渋滞が少なくなり、店舗もあまり混雑しません。買い物や移動がスムーズにできることで、ストレスが少なくなります。
とくに人混みが苦手で疲れてしまう人にとっては、大きなメリットと言えます。
<2位 物価が安い>
・駐車場代や家賃などの固定費が安い(20代 女性 愛知県豊橋市)
・スーパーの野菜・お肉が新鮮で安かった(30代 女性 福岡県福岡市)
・東京は物価が高いです(40代 男性 富山県富山市)
東京における生活コストの高さを実感すると、「地元は安かったな」と感じやすくなります。
例えば地方は地価が安いため、賃貸物件の家賃や月極駐車場の料金は安め。地方出身者が東京で賃貸を探し、家賃の高さと部屋の狭さに驚愕するのは、よく聞く体験談でもあります。食材も、地方では新鮮で安価な場合が多いとわかりました。
車の維持費がかかるなど地方ならではの出費もあるのですが、「地方のほうが安かった」と感じている人は多くなっています。
<3位 自然が豊か>
・少し車を走らせれば海や山に行けたので、休日のリフレッシュがしやすかったと改めて感じます(30代 男性 福岡県)
・地元は東京と比べて草木が豊かで、野鳥の姿も多く見られ、散歩をするだけで心が和んで癒されます(40代 女性 埼玉県)
・自然に癒されていた(50代以上 男性 新潟県村上市)
ビルに囲まれた東京で生活すると、「地元は自然が豊かだったな」「自然が近いところにあったな」と感じやすくなります。
東京で暮らしてみて、改めて地元に自然に癒されていたことに気づく人も。自然が遠くなることで、ありがたさに気づくのですね。
<4位 空気がきれい>
・空気がきれいで過ごしやすい(20代 女性 北海道札幌市)
・地元の空気が透き通ってるなと思う(30代 女性 茨城県筑西市)
・空気が綺麗で、夜空に星が見えること(40代 男性 茨城県)
空気のきれいさは、自然環境の豊かさや人の少なさなどに起因します。また高い建物が少ない地方では、遠くまで見渡せて空も見えやすいので、すがすがしい気分になり、空気がよりきれいに感じられる効果も。
空気が澄んでいると星もきれいに見えやすく、リラックスやリフレッシュになります。
<5位 食べ物がおいしい>
・食べ物が新鮮でおいしい(20代 女性 岩手県)
・海産物が気軽に手に入るため、いつでも新鮮でおいしい魚や貝を食べられた(30代 女性 大分県佐伯市)
・海の幸がとても新鮮です(50代以上 男性 徳島県徳島市)
東京のスーパーで買い物をしたりレストランで食事をしたりして、地元で食べていた食材がいかに新鮮でおいしかったかを実感した人も。海産物や農産物の産地に近い場所では、食材が新鮮な状態で手に入るので、味の違いが顕著に現れます。
<6位 電車が空いている>
・朝の通勤時間帯でも、電車が空いている(30代 男性 茨城県高萩市)
・毎朝通勤時に満員電車に乗らなくても良かったので、東京に来てつくづく地元の良さを実感しました(40代 男性 秋田県由利本荘市)
・息が苦しくなるほどの満員電車に乗ることはない(50代以上 女性 兵庫県西宮市)
地方では人口が少なく、車通勤する人も多いことから、路線によっては通勤時間帯でも電車で座れることがあります。
もちろん地方では電車の本数が少ないぶん、1本の電車に乗客が集中して混むこともあります。しかし、満員電車であっても東京ほどは苦しくなかったと感じる人も。
息苦しいほどの混雑を毎日強いられる東京と違って、移動におけるストレスが精神的にも肉体的にも少ない状態です。
<7位 のんびりしている>
・東京は人も多くてせかせかしてるけど、秋田はゆったりしてて落ち着く(30代 女性 秋田県秋田市)
・東京より街の雰囲気がのんびりしている気がして、落ち着きます(40代 女性 京都府京都市)
・時間の進み方がゆっくりだと感じました。ほのぼのとした空間で気持ちよく過ごせていることが、東京に来てよくわかりました(50代以上 男性 群馬県沼田市)
東京のせかせかしたスピード感に比べて、地方はのんびりしていたと感じている人もいます。のんびりしていることで、時間や心に余裕をもてるメリットがあります。
東京のスピード感にも「刺激的」「常に最新の情報に触れられる」というメリットはありますが、合う合わないがありますし、常に急いでいると疲れてしまうことも。都会のスピード感によって心身を消耗してしまう人にとっては、地方ののんびり感はメリットになります。
上京して気付いた地元の当たり前とのギャップは「近所付き合いが盛ん」




上京して気付いた「地元の当たり前とのギャップ」を聞いたところ、1位は「近所付き合いが盛ん(24.9%)」でした。2位には「車移動が普通(11.3%)」、3位には「夜はお店が閉まる(9.0%)」がランクインしています。
人とのつながりや生活スタイルにギャップを感じた人が多いとわかります。
<1位 近所付き合いが盛ん>
・地元では学校帰りには近所の人に「ただいま」と挨拶することもあったが、東京に来たらあまり話すことがない。引っ越し挨拶もしない。「あまり他人に興味ないんだな」と感じた(20代 女性 静岡県浜松市)
・近所の人との挨拶です。近所の人というか地域全体が家族のような感じで、顔を合わせると挨拶するのが当たり前でした。東京に来てからは、隣の部屋の人とも、引っ越しのときに挨拶しただけです(40代 男性 和歌山県和歌山市)
・顔見知りの人と会ったときは、挨拶と簡単な世間話をすることです(50代以上 女性 愛知県稲沢市)
東京に来て、「道で近所の人と会っても挨拶もしない」「そもそも近所の人の顔を知らない」という環境に驚いた人も多くなっています。地方では「地域のみんなが顔なじみ」「すれ違ったら当たり前に挨拶」というエリアも少なくないからです。
密な人間関係を嫌がる人もいるため、近所付き合いの多さにはメリットだけでなくデメリットもあります。ただ、つながりの濃さが違うという点は、多くの地方出身者が感じるギャップだとわかりました。
<2位 車移動が普通>
・生活に車が必須(20代 男性 北海道滝川市)
・「車がひとり1台あること」です。地元ではどこへ行くにも車が基本で、一家に1台ではなく、家族それぞれが自分の車を持っているのが普通でした(30代 男性 福岡県)
・地元は車社会なので、両親ともに車の運転ができるが、東京では車を運転しない・できない人も多いこと(40代 女性 静岡県湖西市)
地方では公共交通機関が少ないため、買い物や通院など日常生活のほとんどを車移動で行う人も多くいます。「一家に1台」ではなく「ひとりに1台」が当たり前の地域もあるほどです。
一方東京では電車やバスなどの公共交通機関が発達しており、車を持たない人はもちろん、車を運転できない人もいます。車に乗れなくても生活できることは、地方出身者にとっては大きな驚きになります。
<3位 夜はお店が閉まる>
・コンビニでも夜10時には閉まる(20代 女性 千葉県九十九里町)
・スーパーが20時に閉まる。繁華街は22時には閉まる(30代 男性 岐阜県高山市)
・深夜営業しているお店はコンビニだけだと思っていました。そのため東京ではガソリンスタンドやディスカウントストアなども深夜まで営業していることが当たり前なのに驚きました(40代 男性 山梨県富士吉田市)
地方では、コンビニすら夜間帯は営業していないことがあります。「深夜帯の来店客が少ない」「人が少ないので深夜帯に働くスタッフを確保できない」などが、考えられる理由です。
一方東京ではコンビニは24時間営業が当たり前ですし、スーパーやドラッグストアでも24時間営業を売りにしていることがあります。「買い物は日中に終わらせる」「夜はお店がどこも開いていない」という生活が当たり前だった人は、東京のお店が深夜まで営業していることを、驚きをもって受け止めていました。
<4位 駐車場は基本的に無料>
・スーパーでは基本車も駐車代がかからなかったので、衝撃でした(30代 女性 京都府相楽郡)
・アパートに駐車場がセットで、無料(40代 女性 茨城県)
地方では土地が広く、車社会でもあるため、スーパーやショッピングセンターなどの店舗には、たいてい無料の駐車場がついています。そのため利用者には、店舗の駐車場で駐車代を払うという意識がありません。
賃貸物件でも、車所有者の入居が前提になっているためか、駐車場の契約・料金が、部屋の契約・家賃とセットになっていることがあります。
東京で駐車場にお金がかかることを知り、「スーパーの駐車場にお金がかかるなんて」と驚いた人も多くなりました。
<5位 電車の本数が少ない>
・電車が1時間に1本(30代 男性 茨城県)
・地元では1時間に2~3本が当たり前だったのに、東京では数分おきに電車が来ることにまず驚きました(30代 女性 福島県いわき市)
・電車を30分待つこと(40代 男性 埼玉県)
乗降客数の少ない地方の路線では、電車の本数が1時間に1本なども少なくありません。電車の本数が少ないので、乗り継ぎにかかる時間も長くなりがちで、電車を待つことが当然だと考えていた人もいました。
一方東京の都心部では、数分に1本などの頻度で電車が発着しています。そのため「地方にいたときは時刻表を見て電車の時間に合わせるのが当然だったけど、東京に来たら見なくても大丈夫」というコメントもありました。
なお電車については「路線が多くてびっくりした」「駅の改札や出口が多すぎて迷った」などの体験談も寄せられています。
<同率5位 食材をもらえる>
・「食品をもらう」という、田舎では当たり前のことがない(30代 男性 広島県福山市)
・野菜は近所の人たちや祖父母が畑で育てたものをもらって生活していたので、スーパーで野菜を買うことが衝撃でした(30代 女性 群馬県藤岡市)
・地元ではお米は作ってもらっていたので、買ったことがありませんでした。東京に来て、「そうか、お米も買うのか」と思いました(40代 女性 茨城県常総市)
地方では、隣人と収穫物を分け合ったり、家族が作った野菜をもらったりするのが当たり前の光景だとわかりました。農業が盛んであることや、密な人間関係があるからこその文化だと言えます。「漁師町で、海藻や魚介をもらう機会が多かった」という人もいて、海に近いエリアでも同じようなおすそ分け文化があるとわかりました。
おすそ分けや物々交換が盛んな地方から上京したため、野菜や米を買うという行動に衝撃を受けたという人も多くなっています。
<7位 地元独自の食文化>
・醤油が甘いこと。肉まんにタレが付くこと(20代 女性 宮崎県日向市)
・徳島県民のソウルフードであるすだちが、高級食材並みの値段(40代 男性 徳島県)
・福岡で当たり前に売っている食品が、売っていない。醤油が辛い(50代以上 男性 福岡県)
東京に出てから、当たり前だと思っていた食文化が実は地元ならではだったと気づいて、びっくりした人もいました。気づいたきっかけとしては、「地元のスーパーなら当然売っている食材が、東京のスーパーにはない」「あるにはあるが、地元よりも高い値段で売られている」などが挙がっています。
なお九州では甘い醤油が一般的なので、九州出身者からは醤油の味が違うことに驚いたという声も。当たり前じゃなかったんだと感じるとともに、地元の味を懐かしく思う人も多いのではないでしょうか。
地元に戻りたいと思うことがある人は63.8%




東京で仕事または居住している地方出身者221人に「地元に戻りたい(Uターンしたい)と思うことがあるか」と聞いたところ、「よくある(24.0%)」「たまにある(39.8%)」が合わせて63.8%となりました。
半数を超える人が、Uターンしたいと考えることがあるとわかりました。地元を離れて東京に出たことで、地元の良さをより感じる人も多いことがうかがえます。
まとめ
アンケートから、地方での暮らしには「人の少なさ」「物価の安さ」「自然の近さ」など、日常の中に多くのメリットがあることがわかりました。反対に言うと、地方出身者は東京の「人の多さ」「物価の高さ」「自然を感じられないこと」に疲れたり不満をもったりしやすいと考えられます。
とくに満員電車や通勤時の人混みには辟易している人が多くなりました。
なお地方出身者が感じやすいギャップとしては「近所付き合い」が挙げられ、東京での人付き合いの希薄さが浮き彫りになっています。「人付き合いがないと楽」「刺激的」など、東京で暮らすメリットもありますが、東京で暮らしてみて地元に帰りたいと思っている人も多くなりました。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:

https://akiya-kaitoritai.com/local-advantage/

空き家買取隊
株式会社AlbaLinkが運営する訳あり不動産の情報メディア。何かしらの「ワケ」があって売れない不動産の問題解決方法や、運用方法に関する情報を発信中。記事は専門家により執筆されており、信頼性の高い情報をわかりやすく届けることをコンセプトにしています。無料相談はもちろん、サイトを通じての直接買取にも対応しています。

https://akiya-kaitoritai.com/

株式会社AlbaLinkについて
AlbaLinkは、「事業を通じて未来をつなぐ」をコンセプトに、訳あり不動産の買取再販業を行う不動産会社です。事故物件、共有持分、空き家、底地借地など権利関係の難しい物件などをメインに取り扱い、不動産問題に悩むすべての方に手を差し伸べます。
会社概要
会社名:株式会社AlbaLink
代表者:代表取締役 河田 憲二
所在地:〒135-0047 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町ビル6F
設立:平成23年(2011年) 1月
資本金:2,400万円
URL:

https://albalink.co.jp/company/

【オンライン・東京同時開催】北区王子駅にて参加費無料の「相続・不動産なんでも相談会」を6月7日(土)・8日(日)に開催
2025年05月23月 10時
【オンライン・東京同時開催】北区王子駅にて参加費無料の「相続・不動産なんでも相談会」を6月7日(土)・8日(日)に開催
相続や不動産に関するお悩みを弁護士・税理士・司法書士・不動産のプロが30分の無料個別面談で解決します!オンラインも同時開催していますので、全国からご参加ください。




株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区/代表取締役社長:河田 憲二)が主催する、相続・不動産なんでも相談会を6月7日(土)・8日(日)に参加費無料で開催します。不動産の売却、相続手続き、空き家問題など、
専門家があなたの疑問や悩みに直接対応
します。お気軽にご参加ください。


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■「相続って、何から手をつけたらいいの?」―― そんな不安を“安心”に変えるために。
相続は、法律・税金・不動産の問題が複雑に絡み合う
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■お申込み方法
お電話にて相談会ご参加希望の旨をお伝え頂くか、メールフォームにて必要事項をご入力のうえ、お申し込みください。今回は
【先着18組様限定】
のため、お早めのご予約をおすすめします。
電話番号:0120-683-918


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■「相続・不動産なんでも相談会」開催概要
日時
:2025年 6月7日(土)・8日(日)11:00~17:00
会場
:北とぴあ16F 1602会議室
住所
:東京都北区王子1丁目11−1
参加費
:完全無料
定員
:1日限定18組様 先着事前予約制
持ち物
:筆記用具、相談内容をまとめたメモ、空き家等の現状が分かる写真、固定資産税の明細をお持ちいただくと便利です。(いずれもお持ちでなくても結構です)
近隣にお住まいの皆様、相続に関するお悩みをもつ皆様、この機会に、相談会をご利用いただき、相続手続き、
相続不動産に関するお悩みをご相談
ください。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【株式会社AlbaLinkについて】
株式会社AlbaLinkは、「事業を通じて未来をつなぐ」をコンセプトに、
訳あり不動産の買取再販業を行う不動産会社
です。事故物件、共有持分、空き家、底地借地など権利関係の難しい物件などをメインに取り扱い、不動産問題に悩むすべての方に手を差し伸べます。
【会社概要】
会社名:株式会社AlbaLink
代表者名: 河田 憲二
所在地: 東京都江東区木場二丁目17番16号 BESIDE KIBA 3階
事業内容:不動産買取再販事業
メールアドレス:marketing@albalink.co.jp
電話番号:03-6458-8135
URL:

https://albalink.co.jp/

【家賃1万円アップの価値アリ!住みたい賃貸物件の条件ランキング】男女500人アンケート調査
2025年05月16月 09時
【家賃1万円アップの価値アリ!住みたい賃貸物件の条件ランキング】男女500人アンケート調査
住みたい賃貸物件の条件に関する意識調査
株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区、代表取締役:河田 憲二)は、賃貸物件に住んでいる500人を対象に「住みたい賃貸物件の条件に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにしました。
詳細は「高く売る不動産」にて公開。(

https://wakeari-hikaku.com/67483/


家賃は固定費の中でも大きな割合を占めるため、できるだけ抑えたいと考えている人も多いでしょう。しかし、好条件で「家賃が高くなっても住みたい賃貸物件」もあります。
今回、株式会社AlbaLink(

https://albalink.co.jp/

)が運営する高く売る不動産(

https://wakeari-hikaku.com/

)は、賃貸物件に住んでいる500人を対象に「住みたい賃貸物件の条件」についてアンケート調査を実施しました。
【調査概要】
調査対象:賃貸物件に住んでいる人
調査期間:2025年4月23日~29日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性345人/男性155人)
回答者の年代:10代 1.2%/20代 22.6%/30代 39.4%/40代 21.2%/50代以上 15.6%
【調査結果サマリー】
・家賃があと1万円高くても住みたいと思う条件は「公共交通機関に近い」
・家賃を1万円上げることに抵抗を感じる理由は「家計に響く」
・家賃が1万円高くなるなら「いらない」と思う条件は「公共交通機関に近い」
家賃があと1万円高くても住みたいと思う条件は「公共交通機関に近い」




賃貸物件に住んでいる500人に「家賃があと1万円高くても住みたいと思う条件」を聞いたところ、1位は「公共交通機関に近い(32.6%)」でした。2位「防音性能が高い(23.2%)」、3位「バストイレ別(19.2%)」、4位「築年数が浅い(18.4%)」も20%前後と多くなっています。
賃貸物件を選ぶ際に重視する条件は、利便性・快適性・安全性に大別できることがわかりました。
<1位 公共交通機関に近い>
・現在住んでいる賃貸だと駅まで20分かかるため、できるだけ駅に近いところに住んだほうが楽だなと感じたから(10代 女性)
・駅に近いことで通勤のストレスを減らせる(30代 男性)
公共交通機関に近いと、通勤・通学や外出の利便性が向上します。通勤や通学にかかる時間が減り、出かけるハードルも下がるからです。
現在、駅やバス停から遠い物件に住んでいて、実際に不便を感じている人からの回答もありました。日常生活で公共交通機関をよく使う人にとっては、ストレス軽減に大きく貢献する重要なポイントです。
<2位 防音性能が高い>
・今住んでいる物件はとにかく壁が薄く、隣室のテレビや電話の声も聞こえてくるので、とてもストレスになっているからです(30代 男性)
・子どもに「静かにして」と言っても、大声を出したり大きな音を出したりするので困っているから。近隣住人から管理会社を通してクレームを入れられたので、防音性の高い賃貸なら移り住みたい(40代 女性)
賃貸物件では、騒音をめぐるトラブルが多く発生します。
またトラブルにまでは発展していないものの、生活音にストレスを感じている人も多いです。隣人の音に悩むこともあれば、子育て中などの理由で自分・子どもが出す音を気にしている人もいます。
アンケートからは、防音性能の不足が「音を出してしまう側」「騒音を聞く側」のどちらにとっても負担になっていることが読み取れます。
<3位 バストイレ別>
・安い物件にこだわって住んでいたころに、一番後悔して不便だったのがユニットバスでした。友人が来たときはもちろん、自分で使うにも使いづらく、掃除もしにくいし困っていました。1万高くてもバストイレ別にしたかったです(40代 女性)
・今はバストイレ一緒のユニットバスで、身体を洗う場所がないので、シャワー中心になってしまうからです(50代以上 女性)
バストイレが一体型であるユニットバスに住んでおり、不便さを感じたり衛生面での抵抗感を抱いたりしている人もいます。
ユニットバスだと「身体を洗う場所が難しい」「お風呂に入っているときにトイレが目に入る」などの事情があり、なかなかリラックスできないことも。賃貸物件における満足度を高めるために、コスト増となってもバストイレ別を求める声は根強くあります。
<4位 築年数が浅い>
・あまり「他の人がいた空間」が好きではないから(30代 男性)
・設備が新しく、「断熱」「耐震」「防犯」などが整った物件ですと、安心して住めるからです(50代以上 女性)
築浅物件は外観・内装ともにきれいですし、設備も新しいものが導入されています。気分よく快適に暮らせるので、家賃が今より1万円高くなっても、築浅・新築物件を求める人も多くなりました。
<5位 宅配ボックスあり>
・気軽に外出できるため(20代 男性)
・ネットショッピングを日常的に行うので、再配達を頼むことが申し訳ないから(40代 女性)
ネット通販の普及している今、宅配ボックスはニーズの高い設備のひとつです。日中不在が多い人にとっては、再配達の手間を軽減できます。
またセキュリティ面に配慮し、対面で荷物を受け取ることに抵抗のある人にとっては、安心感にもつながります。
<6位 今より広くなる>
・乳幼児2人を含め4人家族で2LDKに住んでいます。子どもが小さいので何とかなっていますが、手狭に感じます(30代 女性)
・あと一部屋あること。自分の部屋を確保できるから(40代 女性)
「スペース不足」「家の中でひとりになれる場所がない」といった不満は、日々積み重なってストレスになっていきます。また子育て世帯など、家族の人数が増えて手狭になるケースもあります。
生活の質を上げるうえで、広さや部屋数は重要かつわかりやすい改善要素です。
<同率6位 商業施設が近い>
・食料の買い出しに行くのが大好きで、頻繁に行くからです(30代 男性)
・買い物は近いほうが楽だから(50代以上 男性)
商業施設の近さは、日々の買い物のラクさに直結し、生活の利便性を大きく高めます。日常的な買い物を「徒歩圏内」や「駅・バス停から家までの帰り道」などで済ませられると、時間を有効に活用できますし、何か買い忘れたものがあるときにも便利だからです。
「高齢」「子連れで外出するのがしんどい」など、買い物自体の負担感が増す層については、とくにニーズに高い条件だと考えられます。
<8位 オートロックあり>
・防犯設備にかけるなら惜しくない(20代 女性)
・オートロックがある・ないでは防犯性が全然違うし、あったら安心して住めるので(30代 女性)
オートロックは「不審者の侵入抑制」「物理的に離れた場所で来訪者に対応できる」といった点で安心感があります。
すべての不審者をシャットアウトできるわけではありませんが、オートロックに安心感を求める人も多い傾向にあるとわかりました。
家賃を1万円上げることに抵抗を感じる理由は「家計に響く」




「家賃を1万円上げることに抵抗を感じる理由は何か?」という問いに対して、圧倒的に多かったのは「家計に響く(32.4%)」という回答でした。2位「貯金できなくなる(14.0%)」、3位「固定費はなるべく抑えたい(13.2%)」が続きます。
家賃が高くなることで、日常的な家計に支障が出てしまうという人が多数。また「貯金できなくなる」など、将来設計に狂いが生じるという声もありました。
家賃が高くなれば日々快適な暮らしが送れるとしても、家計や人生設計との兼ね合いで我慢する人も多いと伺えます。
<1位 家計に響く>
・1万円の増加は家計に響くというか、死活問題。生活できなくなる(40代 男性)
・食品やら燃料費の高騰で家計が圧迫されているので、家賃も高くなるとさらに余裕がなくなるから(40代 女性)
1万円の家賃増加は、生活費全体に大きな影響を与えると感じる人が多数。アンケートでは「そもそも物価高の中で、さらに家賃がアップとなると、影響は大きい」と答えた人も多くいて、社会情勢が影響していることもわかります。
<2位 貯金できなくなる>
・将来のための貯金も必要になるので、やはり1万円でも抵抗感を感じる(20代 男性)
・貯金にお金を回したい。今は賃貸なので、将来家を買うためのお金にしたい(30代 男性)
家賃が上がって家計に影響する場合でも、食費・日用品や子どもの教育費などの日常的な支出を大きく削るのは難しいと考えられます。となると、削られるのは貯金に回すお金になりがちです。
貯金に回す額がなくなったり減ったりすると、将来への備えや緊急時の予備費が削られるため、抵抗を感じる人も多くなりました。
<3位 固定費はなるべく抑えたい>
・条件を満たす物件の中で、家賃は安いに越したことがないと思う。大きな固定費なので、慎重にいきたい(30代 女性)
・食料品やガソリン代は自分の工夫次第で抑えられるが、家賃などの固定費はどうしようもないため、できれば値段が変わらないでほしい(30代 男性)
家計を見直す際には「まず固定費を見直しましょう」とよく言われます。固定費は毎月同じ額がかかり続け、一度上がってしまうと下げるのはなかなか難しいからです。
例えば「賃貸物件の家賃が高いから下げたい」と思っても、引っ越し費用などを考えると簡単には引っ越しできません。
<4位 給料とのバランスが崩れる>
・給料が低いので、今の家賃が限界(20代 女性)
・収入がギリギリなので、家賃が1万も上がると生活できなくなりそうだから(50代以上 女性)
収入が増えないのに家賃が高くなると、収支のバランスは崩れてしまいます。とくに「収入が低い層」や「収入額に対する家賃に割合が高い層」では、家賃アップによって起こる収支バランスの変化が大きくなります。
「今の家賃ですでに限界」という声も複数あり、ギリギリの収支バランスで生活している人が多いことも示唆されました。
<5位 家賃がもったいなく感じる>
・家を買いたいので、賃貸に高い家賃を払うのは無駄に感じる(30代 女性)
・自分の所有物にならない賃貸に高い家賃を払うのは、馬鹿げていると感じる(40代 男性)
「家賃を払い続けても、賃貸物件は自分のものにならない。だからもったいない」という考え方です。とくに持ち家志向がある人は、高額な家賃を払うことに対する抵抗感を抱きやすい傾向にあります。
支払うだけで手元に資産が残らない家賃に対して、価値を見出せないのですね。
<6位 趣味に使うお金が減る>
・自分の趣味に使うお金が減ってしまう(30代 男性)
・月1万の違いは大したことなくても、年12万と考えたら大きい。差額で旅行に行ける(40代 女性)
固定費が増えれば当然、自由に使えるお金は減ります。趣味やレジャーに高い価値を見出している人は、家賃と娯楽費を天秤にかけて、娯楽費を優先する傾向にあるとわかりました。
<7位 満足できるとは限らない>
・家賃に見合う価値があるか、判断が難しい(40代 男性)
・家賃を1万円上げたとしても、生活の質はあまり変わらないと思うため(50代以上 女性)
今より家賃が高い物件に住み替えたとしても、生活の質向上や満足感につながる保証はありません。例えば「部屋は広くなったものの、収納不足や動線の問題で使いにくい」など、不満を感じる可能性もあります。
実際に住み始めてみるまでわからない不便や、トラブル・故障なども起こりがちです。「家賃を1万円高くするだけの価値はあるのか」という疑念が、抵抗感につながっています。
家賃が1万円高くなるなら「いらない」と思う条件は「公共交通機関に近い」




「家賃が1万円高くなるならいらないと思う条件」のダントツは「公共交通機関に近い(39.6%)」でした。2位「宅配ボックスあり(12.8%)」、3位「築年数が浅い(11.0%)」が続きます。
「家賃があと1万円高くても住みたいと思う条件ランキング」で1位だった「公共交通機関に近い」が、「1万円高くなるならいらない条件」でも1位という結果に。「宅配ボックスあり」「築年数が浅い」なども、「家賃があと1万円高くても住みたいと思う条件ランキング」で上位に入っています。
個人の生活環境や価値観によって、条件の優先順位が大きく変わると示されたかたちです。「利便性」「快適性」「セキュリティ」は重要ですが、必須条件とはしない人も多いのですね。
<1位 公共交通機関に近い>
・駅徒歩5分やコンビニ・コインランドリーが近いなど。10~15分歩くくらいならいい運動になるし、苦には感じないから(30代 女性)
・駅に近い物件。基本は車かバイクで移動するため(30代 男性)
・駅からの距離は妥協できる。在宅勤務が増えており、月の半分以上は在宅のため、通勤する回数が激減しているからです(50代以上 男性)
「1万円高くなるなら、公共交通機関が遠くてもいい」と考える背景には、「在宅勤務の増加」「健康意識の浸透」などが見られました。また地方部などで車移動が前提となる場合には、そもそも公共交通機関までの距離を重視しない人もいます。
「何が何でも駅チカ」という人だけではなく、家賃とのバランスを優先する人も多いとわかります。
<2位 宅配ボックスあり>
・宅配ボックス。あまり宅配を頼まないので(30代 女性)
・1万円高くなるならいらない機能は、宅配ボックスです。基本的に時間指定で注文していますし、日時が指定できないものは不在票で日時を指定するので、あれば便利ですが必須ではありません(30代 男性)
「宅配ボックスはあれば便利だが、必須ではない」と考える人も多くいます。背景には「宅配ボックス代わりになるスペースがある」「時間指定で頼めばいい」「宅配を使う頻度が少ない」などの理由がありました。
宅配ボックスは賃貸物件でも分譲マンションでも人気のある設備ですが、あまり重視しない層もいることがわかりました。
<3位 築年数が浅い>
・築浅は、家賃1万円アップならいらないです。古めかしい物件に住むこと自体は、あまり嫌ではないからです(40代 女性)
・家賃が1万円高くなるなら、築浅でなくてもいい(50代以上 女性)
「築浅や新築に、1万円アップの価値はない」と考える人もいます。築年数自体は古くても、管理が行き届いている物件や、リフォームされていて内装・設備がきれいな物件もあります。
ただし「築浅でなくてもいいけど、あまりに古いと心配」など、限度を設けている人もいました。
<4位 バストイレ別>
・バストイレ別。ユニットバスでも、慣れれば別に気にならない(20代 女性)
・一人暮らしならユニットバスでも十分。バストイレ別でなくてもいい(50代以上 女性)
「一人暮らしなら気にならない」「ユニットバスの物件に住んだことがあり、慣れれば大丈夫だった」などの理由が寄せられました。お風呂にゆっくりつかりたいか、よく来客があるかなど、ライフスタイルによって必要性が上下することが伺えます。
またユニットバスのメリットとしては「掃除が一気にできて楽」「居住スペースが広くなる」などもあります。
<5位 オートロックあり>
・オートロックです。安心感はあるものの、絶対に安全というわけではないから(30代 女性)
・オートロックや監視カメラなどのセキュリティ。安全対策は自前で行う(50代以上 男性)
オートロックあり物件の安心感は認めつつも、「完全ではない」という理由が挙げられました。「完全に不審者の侵入を防げるものではないなら、1万円アップする価値はない」と考える人もいるのですね。
またオートロックには「開閉が面倒」「停電時に困る」というデメリットもあります。賃貸物件でも使える工事不要の補助錠が市販されているなど、自前で防犯対策しやすくなっていることも、「オートロック不要」という考えにつながっていると推測できます。
<6位 今より広くなる>
・無駄に広すぎる部屋数。2LDK以上の間取りなど(30代 男性)
・過剰な広さ。最低限快適に暮らせる環境があれば十分です(50代以上 男性)
「過剰な広さはいらない」「無駄な部屋数は不要」といった回答から、「必要最低限でいい」という意識が読み取れます。
世帯人数や家財の量に応じたミニマルな広さに留めることで、「掃除の手間を少なくできる」「冷暖房の効率が高くなる」といったメリットも期待できます。
<7位 2階以上>
・階数はどこでもいい。階によって1万円上がるのであれば、どこの部屋でもいいかなと思います(20代 女性)
・最上階とか上のフロア。子どもの騒音関連で、あえて1階を選んでいます(50代以上 男性)
部屋探しの際には「防犯面や日当たりを考えて、2階以上や高層階に住みたい」とこだわる人も多くなっています。一方で「階数が変わるだけで家賃が高くなるなら、こだわらない」という意見をもつ人も一定数いるとわかりました。
階数にこだわらない理由として考えられるのは、「セキュリティ対策がしっかりしているマンションなら、1階でも防犯面で不安にならない」「1階でも日当たりがいい部屋はある」「階下に足音が響かない」などです。
また1階には、買い物やゴミ出しなど日常生活の動線が便利といったメリットもあります。
まとめ
家賃が1万円高くなっても住みたい物件の条件としては、「駅近」「防音」「バストイレ別」などが挙げられました。ただ、駅チカやバストイレ別などは、「1万円高くなるならいらない」という意見も多く、ライフスタイルによってニーズが異なるとわかります。
一方で「防音」「商業施設の近さ」などは、「いらない条件」の上位に入らなかったことから、賃貸物件を探している多くの人にとって「お金をかける価値のある条件」だと言えます。
ただ実際に家賃1万円アップは家計への影響が大きく、抵抗感を抱く人も多数。抵抗感を軽くするだけの価値や納得感がないと、なかなか住み替えにはつながらないと考えられます。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
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【実家を手放す決め手ランキング】男女500人アンケート調査
2025年05月13月 09時
【実家を手放す決め手ランキング】男女500人アンケート調査
実家を手放す決め手に関する意識調査
株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区、代表取締役:河田 憲二)は、全国の男女500人を対象に「実家を手放す決め手に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにしました。
詳細は「空き家買取隊」にて公開。(

https://akiya-kaitoritai.com/give-up-the-family-home/


少子化や都市部への集中が進む中、実家の行く末に頭を悩ませる人が増えています。
今回、株式会社AlbaLink(

https://albalink.co.jp/

)が運営する空き家買取隊(

https://akiya-kaitoritai.com/

)は、全国の男女500人を対象に「実家を手放す決め手」についてアンケート調査を実施しました。
【調査概要】
調査対象:全国の男女
調査期間:2025年4月23日~25日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性334人/男性166人)
回答者の年代:20代 14.4%/30代 37.6%/40代 26.2%/50代 17.8%/60代以上 4.0%
【調査結果サマリー】

将来実家を手放す可能性がある人は83.8%
・実家を手放す決め手は「住む人がいない」
・実家を手放す場合の活用方法は「更地にして売却」
・実家を手放す際の不安は「手続きが難しそう」
将来実家を手放す可能性がある人は83.8%




全国の男女500人に、将来実家を手放す可能性があるかを聞いたところ、「ある」と答えた人が83.8%にのぼりました。
背景にある理由としては、「実家や親元を離れて生活する人が多い」「実家を継ぐべきという価値観が薄れている」などが考えられます。
また空き家問題が深刻化してメディアなどでも取り上げられているため、「空き家を保有するリスク」を認識している人が増えていることも理由のひとつだと推測できます。
実家を手放す決め手は「住む人がいない」




「実家を手放す決め手は何か?」と聞いたところ、1位は「住む人がいない(30.6%)」でした。2位「維持費が負担になる(27.8%)」、3位「遠方に住んでいる(18.2%)」と答えた人も多くなっています。
実家を手放す決め手になるのは、「管理の難しさ」と「経済的負担」の2パターンだとわかりました。
例えば自分を含め親戚がみんな遠方にいて誰も住む人がいないと、実家の維持管理が難しくなります。また築年数が古かったり立地が悪かったりすると「住もう」という気になりにくいうえ、資産価値が低くなり活用しにくく、維持管理費用だけがかかるという状況にもなりかねません。
<1位 住む人がいない>
・住む人がいなくなったら。つまり両親が亡くなったら(30代 女性)
・兄が住まなければ売却する予定です(40代 男性)
・今住んでいる弟になにかあって、実家に住む人がいなくなった場合(60代以上 男性)
住む人がいなくなる理由は、「実家に住んでいた親や兄弟が亡くなる」「施設入居などで実家を離れる」などです。
住む人がいなくなって空き家になると、家の劣化スピードは速まる傾向があります。そのため住む人がいなければ、ボロボロになる前に手放したほうがいいと考える人が多くなるのも当然です。
<2位 維持費が負担になる>
・固定資産税や修繕費などのお金に負担を感じたとき。家庭状況により、マンションへ引っ越した方が生活負担が軽減すると判断したとき(30代 男性)
・実家がビルなので、建て替え時期が来てしまったら厳しいかなと思います。相続税を払うのだって厳しいのに、そんな莫大なお金は出せません(50代 女性)
実家を保有して維持するためには、「固定資産税などの税金」「修繕費・リフォーム代」「建て替え費用」などがかかります。分譲マンションであれば「修繕積立金」「管理費」なども徴収されていきます。
上記のような経済的負担が大きくなり、実家を持ち続けることが困難になった場合に、手放す決断をする人も多いとわかりました。
<3位 遠方に住んでいる>
・遠方に住んでいるからです。でも他に兄妹もいるので、自己判断はできません(30代 女性)
・遠方で結婚をするから。なかなか帰ることもできないし、保有したままだと余計なお金もかかるので(30代 女性)
・航空機を使わないと行けないほど、遠方に住んでいる(50代 女性)
遠方に住んでいると、実家の維持管理にかかる労力が大きくなります。例えば「空き家になってしまった実家は、月1回程度風通ししたほうがいい」と言われても、月1回飛行機や新幹線で帰省するのは大変です。
また遠方で新しい家族や仕事をもっていると、「いつか実家に戻る」という決断もしにくくなります。遠方に住んでいて将来的にも戻る可能性が低い場合、早期の売却や処分を選ぶ人も多いと推測できます。
<4位 築年数が古すぎる>
・築年数が古い(20代 男性)
・老朽化が進み、リフォームにお金がかかるから(30代 女性)
・築年数も経っているし、あちこちガタがきていて古くなっているので、手放すと思います(50代 女性)
築年数が古いと安全面に不安が出てくるうえ、修繕費もかさみます。そのため、リフォームにお金がかかるという理由で、手放す決断をする人もいるとわかりました。
費用対効果を考えると、新たに家を買うほうがいいと判断する人もいるのですね。
<5位 立地が悪い>
・田舎であるため、土地価値があまり高くない。将来譲り受けるとしても利便性が悪く、転勤族のため、定住できない(20代 女性)
・周りに人がどんどんいなくなっている過疎地のため、将来が不安(30代 男性)
・家の周りに日用品を買うためのスーパーがなく、歳をとってから住むのはきつい(40代 男性)
「交通アクセスが悪い」「周辺の商業施設がない」「過疎化が進んでいる」など、立地が悪いと、住もうと思いにくくなります。すると、実家に住む人がいないという状態に繋がります。
実家に思い入れがあり精神的な葛藤があっても、実際に住むことを想定すると不便という場合には、実家を手放すことを決断する人もいるとわかりました。
<6位 誰も管理できない>
・兄弟も別に家を建てており、管理が大変だから(30代 女性)
・自分も年をとってきて、管理できる人がいなくなった場合(40代 女性)
・老後、管理が大変(60代以上 男性)
実家を維持管理するためには、「定期的な掃除」「点検」「庭木の手入れや草むしり」などが必要です。
誰かが住んでいれば日常生活の中で行える作業ですが、「空き家」や「高齢者しか住んでいな家」の場合は管理や手入れが大変になります。管理ができなくなると、家が傷んできたり、雑草が伸び放題になって近隣に迷惑をかけたりしてしまうことも。
管理を担える人が近くにいなかったり、高齢になって体力的な問題で管理できなくなったりしたときに、実家を手放す決断をする人も多いとわかりました。
<7位 跡継ぎがいない>
・母・姉が他界して、姉の子どもたちが「相続したくない」となったら、売却すると思う(30代 女性)
・子どもが大人になってから、持ち家はいらないと言ったとき(40代 女性)
・継ぐ子どもがいない(60代以上 男性)
自分の後の世代を気にしている人もいるとわかりました。
例えば自分が実家に住まなくても、子どもが住みたいと言えば、実家を残しておく意義があります。しかし子どもに実家を継ぐ意向がない場合には、将来的に住む人がいなくなります。そのため、継ぐ人がいなくなるとわかった時点で、実家を手放すことを考える人もいるのですね。
実家を手放す場合の活用方法は「更地にして売却」




実家を手放すとしたらどのように活用したいかという問いには、「更地にして売却(30.2%)」と回答した人がもっとも多くなりました。以下、2位「現状のまま売却(19.0%)」、3位「リフォームして売却(15.2%)」、4位「なんでもいいから売却(14.6%)」、5位「とりあえずは放置(9.8%)」の結果でした。
実家を手放す方法としては売却のほかに、寄付や国庫帰属などもありますが、基本的には売却したいという人が多数。「現状のまま売却したいが、無理なら更地にして売却」という意見も多く、段階を踏んで売却活動を行いたいという意向も見えます。
<1位 更地にして売却>
・土地的に海が近く、津波の心配もある場所なので、更地にして売却するのが良いと思う(30代 女性)
・更地にして売却するのが一番。ただ解体費用が売却価格以上にかかるのであれば、放置もやむを得ないと思う(40代 男性)
・老朽化が進んでいるため、更地にして売却(50代 男性)
「更地にして売却」と答えた人からは、「建物の価値があまりないから」という声が聞かれました。建物の価値がなくなる理由としては、老朽化などがあります。
建物をなくすことで、「買い手の幅が広がる」「建物の維持管理コスト・リスクがなくなる」というメリットも。ただし更地化にかかる費用の高さを心配している人も多く、「実際方針を決めるときには、解体費用と売却価格のバランスを見たい」という声も多くなりました。
<2位 現状のまま売却>
・家も土地も現状のまま売却する(30代 女性)
・修繕するお金がないので、現状のまま売却できるのが理想です(40代 女性)
・まずは現状で売りに出して様子見。買い手がつかない場合、不動産会社と相談して次のアクションを決めます(40代 男性)
背景には、解体などの手間・コストをかけずに売却したいという希望があります。更地化しなくてもスムーズに売却して手放せるのであれば、解体コストもかからず楽だからです。実際に「解体や修繕するお金がないから」という声もありました。
まずは現状のまま売り出して様子を見るなど、現状のままで売れなければ更地化なども検討する人もいます。「理想的なのは、手間をかけず現状のまま売ること」と考えている人も多いと推測できます。
<3位 リフォームして売却>
・鉄筋で頑丈なので、修繕して売却を考える(40代 女性)
・リノベして売ってもらえるような不動産会社に依頼します(40代 女性)
・更地にするのはお金がかかるので、修繕して売却できたら良いと思います(50代 女性)
リフォームして売却を選ぶ理由は、大きく2パターンありました。
ひとつは、更地化よりもコストを抑えつつ、売れやすくしたい」というもの。もうひとつは「建物にある程度の価値や耐久性があるので、修繕だけで売れると判断した」という理由です。
ただ修繕内容が買い手のニーズと合わないと、せっかく修繕したのに敬遠されてしまうこともあります。そのため修繕の内容も含めて、不動産会社などのプロにお任せしたいと考えている人もいました。
<4位 なんでもいいから売却>
・売却。修繕するか更地にするかはわからない(30代 女性)
・売却すると思います。修繕して売却か更地にして売却はまだ考えていませんが、あまりお金のかからない方法を検討すると思います(40代 女性)
・できるだけ早く売却する(50代 男性)
とにかく手放したい、売却したいという気持ちはありつつも、具体的な方向性の検討はできていない人も多いとわかります。「早く」あるいは「できるだけお金をかけずに」といったニーズを満たしてくれる手放し方なら、方法は問わないという考え方です。
背景には、実家の処分自体が負担という気持ちがあると推測できます。
<5位 とりあえずは放置>
・とりあえず放置して、兄弟で相談してゆくゆくは取り壊したいと思っています(20代 男性)
・更地にして売却は考えられないから、とりあえず空き家(40代 女性)
・とりあえずは放置しておいて、状況に応じて考えたいです(50代 女性)
実家を手放すことに精神的な葛藤やハードルを感じ、迷って決められない人もいます。また兄弟姉妹や親戚がいる場合には、実家をどうするかについて自分ひとりで決められないことも多いと考えられます。
無理やり進めようとすると、トラブルになることもあるからです。そのため、とりあえず放置して決断を先送りする人も多くなりました。
いつまでも先送りにするのではなく、「ゆくゆくは取り壊したい」など、一時的に保留するだけの人もいます。
実家を手放す際の不安は「手続きが難しそう」




実家を手放す際の不安の1位は「手続きが難しそう(26.6%)」でした。2位「寂しい気持ちになる(14.6%)」、3位「処分コストが高くなる(14.4%)」、4位「帰る場所がなくなる(14.0%)」が続きます。
不安の要素は「手続きなどの実務面」「感情面での整理」「経済的コスト」に大別されます。複数の不安を上げた人も多く、実家を手放す際にはさまざまな不安を抱えることがわかりました。
<1位 手続きが難しそう>
・実際にある手続きのイメージがつかない(20代 女性)
・売却手続きの仕方がわからない(30代 男性)
・遠方なので手続きが大変なこと(40代 女性)
「実家を相続してから手放す」という一連の流れでは、「相続」「登記変更」「不動産売却あるいは寄付」などの手続きが発生します。めったに体験することではないため知識がなく、「手続きが難しそう」「どうしたらいいかわからない」と不安になる人も多いのですね。
また「遠方に住んでいる」「兄弟が多い」などの事情があり、手続きがスムーズに進むか心配する声もありました。手続き関連の相談先としては、不動産売却に詳しい不動産会社や、相続に詳しい弁護士・司法書士などがあります。
<2位 寂しい気持ちになる>
・思い出の実家を売りたくない気持ちも強い(30代 男性)
・思い出が詰まっているので、なくなったら悲しい(40代 女性)
実家は単なる建物ではなく、思い出が詰まった場所でもあります。そのため、実家にいい思い出があったり、家族と仲がよかったりする場合には、実家を手放すことが喪失感に結びつきやすいと推測できます。
実務的な手続きや経済的合理性とは別の部分で、不安を抱える人も多いとわかりました。
<3位 処分コストが高くなる>
・家を壊したり更地にしたりするのに、いくらくらいお金がかかるのか不安を感じています(30代 女性)
・売却するにもお金がかかるので、費用がどのくらいかかるのか(40代 女性)
更地化やリフォームのあとに売却しようと考えている場合、費用への不安が出てきます。処分にかかる費用が多すぎると、売却できても利益が出なかったりマイナスになってしまったりする可能性があるからです。
心配な費用としては、具体的には「解体費用」「リフォーム費用」「不要品の片付け費用」「相続税」などが挙げられています。解体費用やリフォーム費用は家の状態や広さなどによって変わるため、見積もりを取って初めてわかることが多いです。
「相場がわかりにくい」「実際に自分の実家でいくらかかるのか、わかりにくい」という点が、不安を大きくしていると考えられます。
<4位 帰る場所がなくなる>
・たまに地元に帰りたくなるとき、帰ってこれる居場所がないのは不安(20代 女性)
・帰省する場所がなくなることが一番不安です(30代 女性)
帰る場所がなくなることに不安を感じる理由は、大きく2パターンに分かれます。
ひとつは帰省時の拠点がなくなるという「機能の喪失」です。実家がなくなっても管理すべきお墓などが残っている場合には、拠点がなくなるのは不便ですね。
また帰省場所がなくなり親戚や友人と集まりにくくなることで、人間関係が希薄になってしまうことへの不安もあります。
<5位 スムーズに売れるのか>
・更地にしても、田舎なので売れるかどうかが心配(30代 女性)
・売り出してもなかなか買い手がつかないのでは?という不安(50代 男性)
とくに「田舎だから売れないかも」など、立地の悪さによって不安になる人が多数。つまり、スムーズに売れるのかという不安には、地域格差がありそうです。
売りたいタイミングで売れないと、「現金が必要なのに、なかなか現金化できない」「固定資産税などがかかり続ける」「解体費用分のマイナスを取り戻せない」などのデメリットがあります。対策としては「田舎の不動産に強い不動産会社を探す」などがあります。
<6位 いくらで売れるのか>
・業者をきちんと選ばないと、売却金額がとても低くなるのではないかという不安(30代 女性)
・売却する際に、適正価格で売却してもらえるのか心配です(40代 男性)
不動産は「需要と供給のバランス」や「家の