株式会社MIHORIの情報

山口県山口市大内中央1丁目8番1号

株式会社MIHORIについてですが、推定社員数は301~1000人になります。所在地は山口市大内中央1丁目8番1号になり、近くの駅は山口駅。西京株式会社が近くにあります。創業は1983年になります。また、法人番号については「6250001000753」になります。


法人名フリガナ
ミホリ
住所
〒753-0252 山口県山口市大内中央1丁目8番1号
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創業年
1983年
推定社員数
301~1000人
資本金
5,000万円
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
JR西日本山口線の山口駅
JR西日本山口線の上山口駅
JR西日本山口線の湯田温泉駅
JR西日本山口線の宮野駅
地域の企業
3社
西京株式会社
山口市大内中央1丁目3番17号
株式会社成匠
山口市大内中央2丁目1番32号
有限会社みほり商事
山口市大内中央1丁目8番1号
法人番号
6250001000753
法人処理区分
吸収合併
法人更新年月日
2019/12/03
法人変更事由の詳細
令和1年12月1日山口県山口市大内中央一丁目8番1号有限会社富士珈琲舎(5250002002254)を合併

2025年に創業50周年を迎える山口の外食企業「MIHORI」が培った「地元密着」の形
2025年01月20月 10時
2025年に創業50周年を迎える山口の外食企業「MIHORI」が培った「地元密着」の形
~展開エリア限定、地元に寄り添うことを深掘りして「多様な食」を生み出す~

MIHORIの旗艦店舗として位置づけられる「みほり峠」大内店、地元の人々から愛されて「ソウルフードレストラン」に位置付けられる
山口市内を本拠として、山口と広島で飲食店を展開する外食企業に株式会社MIHORIがあります。現在25店舗で、コロナ前の年商は約30億円でした。同社は昭和50年(1975年)7月にうどん店を開業したことを発祥として今年創業50周年を迎えます。同社では今年に向けて、昨年から同社のさまざまな飲食店で「創業祭」を展開してきました。
ここでは、MIHORIの外食企業としての沿革と、地元密着を深掘りしてきたことで同社が培った「多様な食」を紹介します。。
■うどんを「汁物」に見立てた「お膳スタイル」が大ヒット
MIHORIの創業者は藤井公(あきら)さんです。山口の地元出身で地元の高校を卒業後、大手銀行に入行します。東京、大阪と勤務しますが、「自分で商売をやりたい」と25歳で山口に戻ります。そこで、次兄の商売の一つである飲食店の立ち上げに関わり、その過程で1975年にうどん店を起業しました。
ロードサイドで展開する地元の外食企業に触発されて、藤井氏もロードサイドに着眼します。ここでメニューを大幅に切り替えました。うどんを「汁物」として位置づけ、天ぷらや刺身、一品料理を組み合わせた「お膳スタイル」をつくり上げました。これがたちまちにして大きな評判を得るようになりました。

MIHORIはうどん店を発祥として、ロードサイドで展開するようになってから、このような「お膳スタイル」のメニューを提供してファミリーから人気を得るようになった
■全国的に「和食ファミリーレストラン」ブームが巻き起こる
この「お膳スタイル」はブラッシュアップしていき、店舗づくりもファミリーにとって使い勝手の良いものにしていきました。このスタイルが全国の飲食経営者から注目されるようになり、1980年代後半から90年代にかけて「和風ファミリーレストラン」ブームが巻き起こりました。
藤井氏は熱心に外食企業の在り方を学んでいきます。こうしてセントラルキッチンをつくり、商品は高度に安定するようになり、さらに繁盛するための仕組みを整えていきました。藤井氏はこう語ります。
「当社は、地元から愛される『地元密着経営』で前進している。全国チェーンであれば、思うように売上が伸びなければ撤退すればいい。しかし、地元密着経営はどんなに伸び悩んでいても逃げる場所がない」

MIHORIを象徴する「みほり峠」のメニューや店舗づくりは「和風ファミリーレストラン」のブームを巻き起こしていった
■2016年に農業法人を設立し自社で「有機野菜」の生産を開始
そこでMIHORIは2016年から大きく方向転換を行いました。まず、出店エリアを山口県と広島県に限定し、この限られた市場の中で外食産業を深掘りしていきます。
そしてこの年の7月、農業法人の株式会社みほりファームを設立。MIHORIの理念である「誠実」「安心・安全」「お客さま発想」を、「自分たちで有機野菜をつくる」という形で表現しました。山口市に隣接する防府市に1haの農場を確保して、にんじん、じゃがいも、かぼちゃ、しょうがなどを生産。自社のメニューにするほか、店舗内でも野菜を販売するようになりました。

農業法人を設立して、「自分たちで有機野菜をつくる」活動を推進している
■自社の農産物を取り掛かりに「有機野菜ペースト」を製造
同時に、「有機食品加工業者」の道を志しました。同社の産品をベーストにして、さまざまな食品の素材として拡散しようと考えました。この過程で「酵素分解」を手掛けている人物と巡り合いました。さらにさまざまな出会いを経験して有機野菜ペーストの生産体制が整うようになりました。
この製造工程は、原材料の下処理から始まり、茹加熱処理、粉砕処理、酵素加熱処理、加熱殺菌処理、冷却処理と進んでいきます。同社が備えた酵素加熱処理によってペーストの粒子が小さくなり、裏ごしをする必要がありません。これらの技術は特定非営利活動法人北海道有機認定協会から認定証を授かっています。
同社では持ち込み野菜のペースト化も受託しています。これらを料理人、菓子店、道の駅、ソース会社、農業法人等々に発信して、ソースやソフトクリーム、プリン、ケーキ等の商品の素材として広げていこうとしています。

「有機食品加工業者」になって、ソースやソフトクリーム、プリン、ケーキ等の素材して広げようとしている
■「唐揚げ粉」を自社生産し、小売業や全国の同業他社に提供
外販事業として「唐揚げの素」の業務用。家庭用の拡販を行っています。これは同社が2号店をオープンした1978年当時、優れた唐揚げ粉をつくっているメーカーにMIHORIオリジナルの唐揚げ粉を製造委託。2019年より自社で製造するようになってから、さらに意欲的に取り組むようになりました。山口県下で展開するスーパーでの定番商品になったほか、さまざまな小売業からのオファーが続いています。また、同業他社でも使用する事例が増えてきました。
このように、MIHORIでは地元密着の外食産業を深掘りすることによって、「多様な食」の形を培って地元に寄り添っています。

「唐揚げ粉」は家庭用だけではなく業務用としても知られる商品として定着している
■MIHORIの本拠地・山口市は「2024年に行くべき街」として選出される
米国の『The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』が2024年1月9日に「52 Places to Go in 2024(2024年に行くべき52カ所)」を発表していて、その中の一つとして日本から唯一MIHORIの本拠地である山口市が選出さました。こちらを推薦した人は、神奈川県鎌倉市在住(24年目)で作家・写真家のクレイグ・モドさん(44歳)で、その理由をこのように語っています。
「一番良かったのは住民の優しさで、これまで巡った日本国内の歳の中で最もすぐに友人として受け入れてくれた。3年前に3泊4日で山口市を訪れて、街の散策や地元の人との触れ合いが強く印象に残っている」(NHK、山口NEWS WEB/2024年3月26日より)

山口市の街の構造は京都の中心部と似ていることから「西京」と呼ばれている
■山口市は観光公害(=オーバーツーリズム)が少なくインバウンドに愛される
日本を何度も訪れるインバウンドが増える中で、地方都市を訪ねることが注目されています。その要因は、オーパーツーリズムが少ないことです。
山口市の場合、「西の京都」と呼ばれて、京都に似た風情があり、観光スポットが豊富でありながら街の全体がコンパクトであることが特長です。この由来は1360年代のこと。周防・長門の守護となった24代大内弘世(ひろよ)が、京に憧れを抱き、京の都に模した街づくりをするために、京都盆地に酷似した山口に本拠を移したと言われています。また、キリスト教宣教師のフランシスコ・ザビエルが日本で最初に布教の許可を与えられ、その拠点としての寺院が与えられました。山口市内には湯田温泉もあり、観光スポットのバラエティが豊富です。
山口で地元密着を深掘りしてきたMIHORIの飲食店を訪ねることで、「山口の魅力」を十二分に楽しむことができることでしょう。

山口市にはさまざまな観光スポットがコンパクトに整っていて、インバウンドにとっても人気の街となっている(写真は、ザビエル記念聖堂)
■山口で地元密着を深掘りする外食企業「MIHORI」の概要
会社名/株式会社MIHORI

https://www.mhr.jp/

住所/山口県山口市大内中央1-8-1
代表取締役社長/藤井一正
取材担当/横川克浩
・電話/083―927―6336
・メール/yokokawa-mihori@wing.ocn.ne.jp

「2024年に行くべき山口市」のソウルフードレストラン「みほり峠」が創業祭を展開
2024年04月15月 10時
観光ガイドブックには出てこない“地元レストラン”でディープなローカル食を楽しむ2024年1月9日に、米国の『The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』が「52 Places to Go in 52(2024年に行くべき52カ所)を発表。日本からは唯一「山口市」が選出された。同誌では毎年旅行先として勧める世界各地の場所を選び発表しており、2024年は、1位「皆既日食が道を見ることができる~北米」、2位「オリンピックを控えた~パリ」に続いて、3位が「山口市」となっている。山口市には地元の人たちに愛されて来年創業50周年を迎える和食レストラン『みほり峠』が展開していて、これを機に、インバウンドにも「ローカル外食」を体験してもらい、山口市の魅力発信を盛り上げたいとしている。
■「山口市」が選ばれたのは、観光公害が少ないディープな魅力
今回「山口市」を推薦した人は神奈川県鎌倉市在住(24年目)で作家・写真家のクレイグ・モドさん(43歳)です。モドさんは、その理由をこのように語っています。
「一番良かったのは住民の優しさで、これまで巡った日本国内の都市の中で最もすぐに友人として受け入れてくれた。3年前に3泊4日で山口市を訪れて、街の散策や地元の人との触れ合いが強く印象に残っている」(NHK、山口NEWS WEBより)
山口市は観光公害(=オーバーツーリズム)が少なく、コンパクトシティであることが特徴。そこで、観光名所に加えて、湯田温泉、小さな路地にあるコーヒーショップや飲食店の存在などディープな魅力を紹介しています。
■山口は「西の京都」と呼ばれ、大内氏の歴史ある街
山口は「西の京都」と呼ばれています。その由来は1360年代にさかのぼります。周防・長門の守護となった24代大内弘世(ひろよ)は、京に憧れを抱き、京の都に模した街づくりをするために、京都盆地に酷似した山口に本拠を移したといわれています。中央に置いた本拠から、街を縦横に区画して京風の街づくりをしました。大内氏の歴史の逸話を一部紹介しましょう。

観光ガイドブック地元レストラン

ザビエル公園から京都に似た山口市内を見渡すことが出来る

観光ガイドブック地元レストラン

香山公園に設けられた大内弘世の像
・国宝 瑠璃光寺五重塔 25代義弘(よしひろ)の供養塔
応永の乱(1399年)で敗死した25代義弘の菩提を弔うために、弟の26代盛見(もりあきら/もりはる)が建立を計画し、完成は1442年ころと言われています。現在は工事に伴い塔の全体がシートで覆われています。

観光ガイドブック地元レストラン

国宝瑠璃光寺五重塔はただいま修復中
・雪舟と28代教弘(のりひろ)と29代政弘(まさひろ)
雪舟は室町時代に活躍した水墨画家・禅僧で、大内氏の船で明に渡るために28代教弘のころ山口を訪れました。帰国後、応仁の乱(1467年~1477年)で荒廃した京を避け、大内氏の庇護のもと、山口天花の雲谷庵を拠点に活動しました。
・ザビエルと31代義隆(よしたか)
キリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエルに31代義隆は日本で最初に布教の許可を与えました。その拠点として大道寺を与えます。大道寺はザビエルと共に行動していた宣教師トルレスによって建て直され、日本最初のキリスト教教会となっています。
(以上『おいでませ山口へ』『西の京やまぐち』を一部参照)

観光ガイドブック地元レストラン

ザビエル公園にある山口ザビエル記念聖堂
■山口市出身のスポーツ界有名人に大野将平さん(柔道)と石川佳純さん(卓球)
スポーツ選手で山口市出身の有名人は数多く存在します。その中で傑出しているのは、柔道の大野将平さん(32歳/2016年リオデジャネイロオリンピック73kg級:金メダル、2020年東京オリンピック73kg級:金メダル)と卓球の石川佳純さん(31歳/2012年ロンドンオリンピック女子団体:銀メダル、2016年リオデジャネイロオリンピック女子団体:銅メダル、2020年東京オリンピック女子団体:銀メダル)が挙げられます。
■山口市を拠点に創業50周年を目前とするソウルフードレストラン「みほり峠」
このように山口市は魅力に富んでいます。そして、山口市内を拠点にして「みほり峠」という和食レストランが3店舗あります。経営する株式会社MIHORI(みほり:本社/山口県山口市、代表取締役社長/藤井一正)では、このほか、焼肉店、とんかつ店、唐揚げ専門店、カフェ、洋菓子店など、山口県、広島県で計26店舗を展開しています。「みほり峠」は山口市内のアーケード街に1975年7月にオープン、来年7月に創業50周年を迎えます。地元の人から親しまれて繁盛店となり、地元の人はみな、ちょっとしたハレの日や家族団らんで食事をするときに「みほり峠」を利用してきました。山口のソウルフードレストランです。

観光ガイドブック地元レストラン

山口市内にあるソウルフードレストラン「みほり峠」大内店

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山口のソウルフードレストラン「もほり峠」大内店店内の様子
■ソウルフードレストランが創業50周年に向けて企画続々、地元を盛り上げる
『みほり峠』を運営する「みほり」では来年の創業50周年に向けて、地元のお客様に向けて感謝を込めた企画を展開していきます。第一弾は3月1日から5月31日まで和食レストランで「復刻メニュー」を提供します。これは創業当時からこれまでの間で、特に人気を博したメニューを期間限定で提供するものです。いまこの企画で10品目がラインアップされていますが、中でも1975年の「まんぷく定食」748円(税込、以下同)、「うどんパフェ」418円は、40代50代のお客様が「ああ、とても懐かしい」と来店する機会が増えて、楽しんでいます。このシリーズは、6月以降も3カ月単位で行います。

観光ガイドブック地元レストラン

5月31日まで展開する復刻メニュー。6月からも3日カ月単位で展開していく

観光ガイドブック地元レストラン

「まんpく定食」748円(税込)

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「うどんパフェ」418円(税込)
■ソウルフードレストランを体験することで「2024年に行くべき山口市」を満喫
山口市のことを「2024年に行くべき場所」に推したクレイグ・モドさんは、山口市で体験できる「ディープな魅力」を挙げています。そこでインバウンドをはじめ日本の観光客にとっても、山口のソウルフードレストラン「みほり峠」を体験することで、山口のより「ディーブな魅力」を体験することが出来ることでしょう。
■山口のソウルフードレストラン「みほり峠」を運営する会社
会社名/株式会社MIHORI
https://www.mhr.jp/
住所/山口県山口市大内中央1-8-1
代表取締役社長/藤井一正
取材担当/横川克浩
・電話/083―927―6336
・携帯/090―6013―4472 
・メール/yokokawa-mihori@wing.ocn.ne.jp