株式会社MizLinxの訪問時の会話キッカケ
株式会社MizLinxに行くときに、お時間があれば「共立女子大学博物館」に立ち寄るのもいいかもしれません。
「
本日はどうぞよろしくお願いします。
秋葉原駅が最寄り駅ですか
共立女子大学博物館が近くにあるようですが、行ったことはありますか
株式会社MizLinxで働くの楽しそうですね
」
google map
JR東日本総武線の秋葉原駅
つくばエクスプレスの秋葉原駅
東京メトロ銀座線の末広町駅
2025年01月29月 11時
MizLinxが「TECH BEAT Shizuoka AWARD 20
2023年02月02月 12時
~「海の見える化」に向け、水中映像を軸とした洋上IoT/AIプラットフォームを構築~
株式会社MizLinx(以下 MizLinx)、株式会社LAplust(以下 LAplust)、公益財団法人ながさき地域政策研究所(以下 ながさき地域政策研究所)、株式会社NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、長崎県五島市と連携し「水中映像を軸とした洋上IoT/AIプラットフォーム構築による持続可能な漁業の実現」を目的としたガンガゼ※1の生息域ヒートマップおよび藻場※2の生育状況確認の実証実験(以下 本実証実験)に成功しました。
なお、本実証実験は、総務省の「令和6年度 地域デジタル基盤活用推進事業(実証事業)」※3に採択されて実施しています。
1.背景と目的
五島市では、ガンガゼをはじめとする植食動物※4による海藻の食害が原因で磯焼け※5が発生し漁獲量が減少しています。磯焼け対策としては、植食動物を除去することが重要ですが、駆除をするための人手が不足しており、植食動物を除去のための潜水作業を多く行うことができません。そのため、潜水することなく海中の植食動物の生息状況・海藻の生育状況の把握を行い、適切なタイミングで潜水作業を行うことが求められています。
また、定置網漁においては、収益改善に向けた出漁の効率化や高単価魚種の漁獲量向上ができておらず、長期的に持続可能な漁業運営が困難という課題が存在しています。この課題においても定置網内の魚介類量が把握できること、かつ出漁することなく遠隔地から把握できることが必要です。
これらの課題を解消するため、水中カメラによる海中の映像撮影からデータ管理・可視化の提供をワンパッケージで行う「洋上IoT/AIプラットフォーム」を構築し、海の中の状況を把握することで、「海の見える化」の実現をめざします。
2.概要および成果
本実証実験では、以下の2つの実証実験に成功しました。
1. ガンガゼの生息域をヒートマップの形式にて表示
「MizLinx Monitorハンディタイプ※6」を使用して撮影された映像をもとに画像認識AIを用いてガンガゼを特定し、生息域をヒートマップの形式にて表示させることに成功しました。
これにより、潜水の場所が絞れることができ、潜水回数の削減とガンガゼ探索時間の短縮が見込まれるとともに、磯焼け対策を実施する面積を広げることが可能になります。
「MizLinx Monitor ハンディタイプ」の利用イメージ図
ガンガゼヒートマップのイメージ図
2. 「MizLinx Monitor ブイタイプ※7」を利用した藻場の生育状況の確認
新たにMizLinxが開発した「MizLinx Monitor ブイタイプ」にて海底で固定設置された水中カメラの映像を一定時間おきにクラウドに送信し、遠隔地から藻場の生育状況の確認に成功しました。
これにより、藻場の常時監視ができ、植食動物による食害の発生を発見し、対処を打つことができます。
「MizLinx Monitor ブイタイプ」の利用イメージ図
3.各社の役割
■MizLinx
本実証実験の実施、「MizLinx Monitor ハンディタイプ」、「MizLinx Monitorブイタイプ」の開発
■LAplust
本実証実験の支援、画像認識AI(「LA-Eye※8」)を用いた動画像解析および海のヒートマップ作成
■ながさき地域政策研究所
本実証実験の支援、磯焼けに関する課題の整理
■NTT Com
本実証実験の支援、通信環境の提供、本実証実験の環境構築
4.今後の展開
今後、4者は、使用した機材の商品・サービス化を進めていき、全国への水平展開をはかります。
また、AIによる画像認識精度を向上させ、ガンガゼだけでなく魚種や海藻の判定を可能にし、海の見える化を行い、海の保全と利活用を促進するなど、新たに海の価値を生み出す「うみうみプロジェクト」を始動させます。
このような取り組みを通じ、環境保全と経済発展を両立し、持続可能な成長ができる未来の水産業への貢献をめざします。
※1:ガンガゼとは、海藻を餌とするウニの一種です。
※2:藻場とは、海藻が生い茂る場所のことです。
※3:「令和6年度 地域デジタル基盤活用推進事業(実証事業)」とは、総務省が「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて、地方公共団体等によるデジタル技術を活用した地域課題解決の取組を総合的に支援する事業のことです。詳細は以下をご参照ください。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000960182.pdf
※4:植食動物とは、生きている植物を主な食物とする動物のことです。海洋生物では、ガンガゼなどのウニが代表的な植食動物です。
※5:磯焼けとは、藻場において、海藻が著しく減少・消失し、海藻が繁茂しなくなる現象をさします。これにより、アワビやサザエなどの生物が減少し、沿岸漁業に大きな打撃を与えます。
※6:「MizLinx Monitorハンディタイプ」とは、船上からダイバー不要で海底近くの360度映像を撮影し、詳細な状況を簡単に把握することができる観測システムです。
※7:「MizLinx Monitor ブイタイプ」とは、水中カメラや水質センサをIoT化し、現場に行かずに継続的な海洋モニタリングを可能とするスマートブイを中心とした観測システムです。
※8:「LA-Eye」とは、LAplustが開発した、少量の学習データでユーザーの目的に特化した高精度な動画像解析AIモデルを作成できるソフトウェアです。
【本件に関するお客さまからのお問い合わせ先】
株式会社MizLinx
広報室
ML: pr@mizlinx.co.jp
*本件に関するお客さまからのお問い合わせは、MizLinxが代表して対応いたします。
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
株式会社MizLinx
広報室
ML: pr@mizlinx.co.jp
株式会社LAplust
AI応用開発本部
ML: info@laplust.com
公益財団法人ながさき地域政策研究所
ML: info@think-nagasaki.or.jp
NTTコミュニケーションズ株式会社
経営企画部 広報室
ML: pr-cp@ntt.com
会社概要
社名:株式会社MizLinx
所在地:東京都荒川区南千住8丁目5番7号白鬚西R&Dセンター216号室
代表者:代表取締役 野城 菜帆
設立:2021年8月18日
事業内容:海洋観測システムの開発・販売 / データ分析支援 / フィールドロボット開発 / IoT・AIコンサルティング
URL:
https://mizlinx.com
TECH BEAT Shizuoka AWARD 2022について
静岡県内企業とスタートアップとのビジネスマッチングイベント「TECH BEAT Shizuoka」を契機として、令和3年度に行われた共創プロジェクトの中から優れた事例を称揚する「TECH BEAT Shizuoka AWARD 2022」、および食に関する社会課題を先端テクノロジーで解決する「フードテック」に関するセッションをオンラインで開催します。
開催概要
名称:TECH BEAT Shizuoka AWARD 2022・フードテックセッション
開催日時:2023年2月13日(月)14:00~16:00
参加方法:オンライン参加
参加費:無料
主催:TECH BEAT Shizuoka 実行委員会
開催スケジュールの詳細についてはTECH BEAT Shizuoka AWARD 2022のページをご確認ください。
https://app.tailorworks.com/event/65cdf326-e39d-4c37-b01d-50905cfa8115
MizLinxと内浦漁業協同組合の協同プロジェクトについて
世界の養殖業は年々拡大を続け、今や世界の漁業・養殖業生産の半分以上を養殖魚が占めるなど、魚の養殖は存在感を増して注目されている中で、養殖における非常に深刻な問題の一つとして、生け簀内の養殖魚の大量へい死が挙げられます。
マアジの養殖として静岡県で唯一の海面養殖である沼津内浦地区養殖マアジは令和元年の全国養殖漁獲量の61%(513トン)、平成30年の全国産出額の71%(643百万円)を占める全国トップのシェアを誇っており 、沼津の特産物として関東方面を中心に出荷され高い評価を受けています。しかし近年、内浦の養殖マアジが大量へい死するという例が数多く報告されており、養殖業者のみならず地域資源・ブランドの死守の面からも原因の究明と対応策の導入は解決すべき喫緊の課題となっていました。
内浦ではへい死したマアジの多くが酸欠死と見られる状態であったことから、本プロジェクトでは貧酸素水塊(酸素濃度が低い海水)が生簀に流入することによって生じる酸欠がへい死発生の原因という仮説を立てました。そしてその検証のため、海流センサー・溶存酸素計・水温センサー・カメラを搭載した遠隔観測システムを養殖生簀に設置しました。このシステムでは、水温や溶存酸素など環境因子に加え、生簀内のマアジの挙動についてもモニタリングできます。このため、貧酸素水塊流入の検知のみならず、生簀内の酸素量と大量へい死発生の関連について明らかにすることが可能です。
また、本プロジェクトでは多くのマアジ養殖事業が展開する内浦湾全体の海底調査も実施し、内浦湾のどこで貧酸素水塊が発生しているのかを明らかにします。この結果と湾内の海流データと合わせることで内浦湾における貧酸素水塊の移動を分析し、養殖生簀におけるマアジの大量へい死発生を予測できるようにします。
このように本プロジェクトでは、得られた一連のデータの統合解析を実施することで内浦湾全体を養殖環境と捉えた環境モニタリングシステム構築につなげ、甚大な経済的損失を生じる養殖マアジ大量へい死の防止を目指します。本プロジェクトの成果が一事業者単位ではなく静岡県の養殖業、さらには同じへい死問題を抱える世界中の養殖業にもへい死問題解決の一助となればと考えています。
本プロジェクトは静岡県による「シーズ創出研究業務委託」事業として実施、(株)MizLinx、内浦漁業協同組合のほか慶応義塾大学(理工学部高橋研究室)、(株)ウィンディーネットワーク、静岡県水産・海洋技術研究所、(一財)マリンオープンイノベーション機構も参加しています。
MizLinxについて
MizLinxは、2021年8月に創業した海洋観測スタートアップです。これまで養殖業従事者が対応することが難しかった赤潮や台風、魚病などのリスクに対し、MizLinxは海洋観測システム「MizLinx Monitor」で海洋環境情報の計測・分析、海中モニタリングを行い、自然災害の予測や定性・定量データによる分析、対策を可能にします。
会社概要
社名 : 株式会社MizLinx
所在地 : 東京都荒川区南千住8-5-7(白鬚西共同利用工場内)
代表者 : 代表取締役 野城 菜帆
設立 : 2021年8月18日
URL : https://mizlinx.com
株式会社MizLinxの情報
東京都千代田区神田練塀町3富士ソフト秋葉原ビル12F
住所
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3富士ソフト秋葉原ビル12F
推定社員数
1~10人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅JR東日本東北本線の秋葉原駅
地域の企業
地域の図書館
法人番号
2010001220577
法人処理区分
新規
プレスリリース
ガンガゼの生息域ヒートマップおよび藻場の生育状況確認の実証実験に成功
ガンガゼの生息域ヒートマップおよび藻場の生育状況確認の実証実験に成功
2025年01月29月 11時
ガンガゼの生息域ヒートマップおよび藻場の生育状況確認の実証実験に成功
MizLinxが「TECH BEAT Shizuoka AWARD 2022」静岡県知事賞を受賞決定
2023年02月02月 12時
株式会社MizLinx(ミズリンクス、本社:東京都千代田区、代表取締役:野城菜帆、以下MizLinx)は、TECH BEAT Shizuoka 実行委員会(実行委員長:中西勝則(株式会社静岡銀行 取締役会長))が開催する、静岡県内事業者とスタートアップとの共創の中から優れた事例を称揚する「TECH BEAT Shizuoka AWARD 2022」において、内浦漁業協同組合との取り組みである「沼津市内浦アジへい死原因究明プロジェクト」の事例をもって「静岡県知事賞」を受賞することになりましたので、お知らせいたします。