株式会社OPEReの訪問時の会話キッカケ
株式会社OPEReに行くときに、お時間があれば「長谷川町子美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。
「
何か、先週もいいことありましたか
桜新町駅が最寄り駅ですか
長谷川町子美術館が近くにあるようですが、歩くとどのくらいかかりますか
素敵な会社ですね、ここは何年くらいですか
」
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東急田園都市線の用賀駅
東急世田谷線の上町駅
東急世田谷線の世田谷駅
2025年06月26月 12時
株式会社OPERe、プレシリーズAラウンドにて4億円の資金調達を実施 |
2025年06月24月 10時
入院前の患者情報取得による業務効率化および患者の医療体験向上に関する実証
2023年04月21月 11時
東大IPCの起業支援プログラム、第8回「1stRound」支援先に採択
2023年03月15月 09時
患者と医療者間の円滑なコミュニケーションを促進するデジタルツール「ポケさぽ」を提供する株式会社OPERe(本社:東京都千代田区、代表取締役:澤田 優香、以下 OPERe)は、医療機関向け遠隔医療通訳の提供や、企業の健康経営支援を行うメディフォン株式会社(東京都港区、代表取締役:澤田 真弓、以下「メディフォン」)が提供する医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」と、外国人患者対応における医療現場の課題解決を目的とした事業連携を開始することをお知らせいたします。
■連携の背景
近年、訪日・在住外国人の増加に伴い、日本の医療機関において外国人患者へ対応する機会が急増しています。多くの医療現場では、言葉の壁はもとより、文化や医療制度の違いから医療従事者が外国人患者への対応に困難を感じるケースが少なくありません。
このような状況は、医療従事者の業務負担増加や、外国人患者が安心して医療サービスを受けられないといった課題を生んでいます。
■連携の目的
この度の事業連携は、OPEReが提供する患者と医療者間のコミュニケーションをデジタルで支援するツール「ポケさぽ」と、メディフォンが提供する医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」を組み合わせることで、これらの課題解決を目指すものです。
本連携により、医療従事者と外国人患者双方にとって、よりスムーズで質の高いコミュニケーション環境を構築します。医療現場における多言語対応の負担を軽減し、外国人患者が安心して日本の医療を受けられる体制づくりを支援することで、医療現場の働き方改革の推進と、より一層の患者サービスの向上に貢献してまいります。
■各社代表コメント
株式会社OPERe 代表取締役CEO 澤田 優香
昨今の訪日・在住外国人の増加に伴い、「ポケさぽ」を利用する医療者の間で、多言語対応に課題を感じるケースが増えています。特に問題となっているのが、医療制度や入院に関する説明とミスコミュニケーションです。定型的な医療制度の説明を「ポケさぽ」で行い、個別性の高い対応をメディフォンの遠隔医療通訳・AI翻訳で補完することで、医療者と外国人患者の円滑で質の高いコミュニケーションが実現できると考え、事業連携を開始する運びとなりました。
今回の連携を圧倒的スピードで決定、実行して下さった澤田社長をはじめメディフォンの皆様に 心より御礼申し上げます。本連携を通じて、医療現場の多言語対応の負担を軽減し、外国人患者が安心して医療を受けられる体制づくりを支援するとともに、医療現場の働き方改革と患者サービスの向上に貢献してまいります。
メディフォン株式会社 代表取締役CEO 澤田 真弓
OPERe澤田社長とは初めてお会いした時から意気投合(偶然にも苗字が同じだったこともあり)し、当社としてもなにかでご一緒できたら良いなと感じていました。今回の事業連携が実現したことを大変嬉しく思います。OPEReとmediPhoneで医療現場にサービスを提供することで、より多くの多言語課題を解決していきたいと思います。引き続きご指導賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
【提供サービス・企業】
医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」
医療者と外国人患者の円滑なコミュニケーションを実現する、医療に特化した 「医療通訳」+ 「機械翻訳」 サービスとして、官公庁・医療機関・自治体・消防等で10万件以上のご利用実績があります。
国内最大級の登録医療通訳者数を誇り、希少言語含む最大32言語に対応することで応答率99%超を達成、電話回線とアプリ活用で院内のどこからでもご利用いただけます。
2020年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)、2022年日本サービス大賞優秀賞を受賞(主催:公益財団法人日本生産性本部 サービス産業生産性協議会)。
◆メディフォン株式会社について
https://corp.mediphone.jp/
電話やビデオを通じた遠隔医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」(
https://mediphone.jp/
)、医療従事者向けの外国人患者受入れ関連の研修・セミナーの開催などの事業を展開し、医療機関の外国人患者受入れ体制整備を包括的に支援しています。
核となる遠隔医療通訳サービスでは、医療機関のみならず自治体や医療団体への導入も進んでいます。
2021 年には、これまで培ってきた知見・ネットワークを生かした健康経営・予防医療に貢献する新事業としてクラウド健康管理システム「mediment(メディメント)」を立ち上げました。
企業理念は、『多様な人々が支え合い、共に成長することで、新しい社会システムの構築に貢献する』。
本社:〒107-0052 東京都港区赤坂6-14-2 赤坂倉橋ビル
設立:2018年6月
代表者:代表取締役CEO 澤田真弓
事業内容:医療通訳事業、健康管理SaaS事業、その他関連事業
URL:
https://corp.mediphone.jp/company/
患者コミュニケーションサービス「ポケさぽ」
LINEで患者さんとつながり、コミュニケーションを半自動化するツールです。QRコードを1つ読み込むだけで、入院案内、手術説明、退院後の注意点といった「患者説明」や、来院前の「アナムネ・問診」などを、患者さん自身のスマートフォンに自動配信。動画やイラストを交えた分かりやすい説明と、患者さんの入退院日などに合わせたスケジュール配信やリマインド機能で、患者さんの理解度向上と不安軽減をサポートします。スマホをお持ちでない方や、ご高齢の患者さんにはタブレットでの視聴もご案内可能です。医療者は業務を効率化でき、より専門的なケアや対話に集中できます。
2025年現在、急性期病院を中心とした全国80以上の医療機関に導入されています。
■株式会社OPERe 会社概要
会社名:株式会社OPERe(オペリ)
所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル1F-3FSpaces 大手町
代表者:代表取締役CEO 澤田優香
設立:2020年6月
事業内容:患者と医療者のデジタルコミュニケーション手段の開発・提供
URL:
https://www.opere.jp/
株式会社OPERe(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:澤田 優香、読み方 オペリ、以下、OPERe)は、この度、プレシリーズAラウンドにおいて、ジャフコ グループ株式会社、DNX Ventures、Vertex Ventures Japanを引受先とする第三者割当増資により、総額4億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。
■ 資金調達の背景と目的
OPEReは「Renewing Operations. 意思決定をよりよく。エンゲージメントをより高く。」をミッションに、「患者と医療者のコミュニケーションハブになる」ことをビジョンとして掲げています。日本の医療現場は多忙を極めており、医療者がより価値を発揮できる環境の整備が喫緊の課題です。医療者と患者間のコミュニケーションは口頭や書面中心のため、多くの非効率や情報の不確実性を生んでいます。OPEReは、この医療コミュニケーションにおける課題の解決を目指し事業を展開してまいりました。
これまでの病院向け事業である「ポケさぽ」患者説明機能は、急性期病院を中心に順調な成長を遂げております。2024年12月には「ポケさぽ」アナムネ・問診機能をリリースし、複数の急性期病院にて導入しています。
直近では、病院向けの医療コミュニケーションプラットフォームに加えて、製薬企業・医療機器企業との連携により更なる価値提供へ進展させています。この変化を契機とし、患者と医療者のコミュニケーションをより強力に支援するべく、今回の資金調達ラウンドを実施いたしました。
■ OPEReの事業「ポケさぽ」について
「ポケさぽ」は、主に患者スマートフォンを活用し、ペイシェントジャーニーに伴走する形で動画やメッセージで医療者の説明業務および情報収集業務を支援するシステムです。
患者説明機能は、入院日や検査日などの「Xデー」を起点とした半自動コミュニケーション機能により、適切なタイミングで動画や資料を配信し、視聴確認・理解度確認を行うことができます。患者の理解度向上を支えると同時に、医療者が繰り返し行う説明業務を効率化し、医療者の業務負荷軽減に貢献します。
アナムネ・問診機能は、患者が自宅からでもアナムネ・問診への回答が可能にすることで、患者の回答漏れの削減すると同時に、デジタルでの得られる事前回答によって医療者が適用加算を判定しやすくなり、医療者・患者双方にメリットをもたらしています。
なお、医療者から患者へ行う説明内容には、薬剤・医療機器情報が多く含まれます。それらのコンテンツは、医療現場での運用に最適化されたものが少ないのが現状です。OPEReは、こうした製薬・医療機器企業の説明資材のDXも支援しています。
■ 代表取締役CEO 澤田 優香 コメント
この度、プレシリーズAラウンドにて資金調達を実施できたことを大変有難く思っております。日頃よりオペリを信頼し共に歩んでくださる医療機関の皆様、応援してくださるすべての関係者の皆様、そして今回のラウンドをリードしてくださったジャフコ グループ様、DNX Ventures様、Vertex Ventures Japan様に、心より感謝申し上げます。
資金調達を完了できましたのは「患者想いの医療者からの情報提供が、最も重要である」という我々の信念に共感して下さったからです。この情報社会においても、最新の科学的根拠に基づき患者に向き合い、治療に根気強く伴走するのは、目の前で患者をみている医療者というプロフェッショナルたちです。彼らが技術発展の恩恵を受けながら、彼ら自身の価値を最大化できるサービスにしていくべく、精進してまいります。
今回調達した資金は、サービス提供および開発体制を強化するために活用いたします。これまで、限局的なリソースで、シンプルなサービス提供に留まっていた側面もございました。今後は体制を整え、医療者の期待に応えていきたいと思います。地に足のついた現実的な視点を持ちながらも、生成AI技術等を積極的に活用し、画期的なサービスへと昇華させていきます。特に開発体制を強化する予定であり、「患者と医療者のコミュニケーションハブ」への挑戦を共に推進してくださる熱意あるエンジニアの方の力を必要としています。7月2日にミートアップを開催しますので、是非ご参加ください。
そしていつも大変お世話になっている医療機関の皆様、ユーザー会や各学会にて、直接サービスロードマップを共有させて頂きます。忌憚なきご意見をいただけますと幸いです。今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
■ 引受先コメント
今回のラウンドに参加した投資家の方々より、コメントをいただいております。
ジャフコ グループ株式会社 田路 康祐 様
医療は人々の健康を守り、命を救う、社会の重要な基盤です。そして社会から期待される役割は今後も変わることはありません。一方、高齢化に伴う医療需要の増大、医療従事者の人手不足等、向き合わなければならない課題は増加しています。OPEReの取り組みは、患者と医療者のコミュニケーションの効率化という形でこの大きな課題に向き合うものです。医療現場、医療経営、またその支援に携わってきたインサイダーとしての経営陣の経験に裏付けされた、医療コミュニケーションプラットフォーム「ポケさぽ」は、多くの病院で活用されています。今後、医療のインフラとなるようなサービスとして成長していくことを期待しています。
DNX Ventures Principal 白石 由己 様、Investment VP 田中 佑馬 様
この度、医療コミュニケーションプラットフォームを提供するOPERe社に出資させて頂きました。ICU看護師と病院経営コンサルタントというハイブリッドな経験を持つ澤田さんが、多忙を極める日本の医療者のために働きたい、という強いパーパスを持って起業されたOPERe社の挑戦をご支援できることを大変嬉しく思います。主力の病院向けのSaaSである「ポケさぽ」は、すでに数多くの急性期病院で利用されています。澤田さんと高い専門性を有する経営チームが、力強いリーダーシップによって医療現場のDX化を牽引し、医療者が本来の業務に集中できる世界を実現してくれることを心より願っております。
Vertex Ventures Japan, General Partner, 黒川 尚徳 様
この度の資金調達ラウンドに参加させていただき大変嬉しく思っています。医療現場における実務経験から「患者想いの医療者からの情報提供が、最も重要である」ことを肌で感じ、「患者と医療者のコミュニケーションハブ」を独自開発し、医療現場の発展に貢献するOPERe様の情熱に共感して投資させていただきました。シンガポールを中心にグローバルに展開している私共Vertex エコシステムもご活用いただきながら、OPERe様のグローバルな成長を支援して参ります。
■ 資金調達に関する対談記事の公開
OPEReは現在、プロダクトも組織も急成長フェーズにあり、未来を一緒につくる仲間を探しています。今回の資金調達に伴い、特に採用を強化してまいります。
このフェーズでOPEReにジョインすることの面白さは、少人数フェーズから組織づくりに関われる点や、ミッションやビジョンの実現に向けて加速度的に成長していくタイミングを共に創り上げられる点にあります。
資金調達発表に合わせ、株式会社YOUTRUSTの資金調達企業特集「ギアチェン!!」にて、取締役の小間井俊輔とリード投資家であるジャフコグループ株式会社の田路康祐様の対談を実施しました。資金調達の裏側や今後の事業戦略について語られておりますので、ぜひご覧ください。
記事URL:
https://youtrust.jp/studio/articles/opere
■採用イベント Meetup の開催
OPEReとして初のオンラインMeetupイベントを開催します。CEOによる事業紹介やメンバーとの対談を通して、OPEReのリアルを2夜連続でお届けします。
Meet Up ページ:
https://www.opere.jp/careers-post/meetup-202507
■ 株式会社OPEReについて
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会社名:株式会社OPERe(オペリ)
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所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル1F-3F Spaces 大手町
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代表者:代表取締役CEO 澤田優香
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設立年月日:2020年6月
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事業内容:医療機関向けシステム開発・提供事業、製薬・医療機器企業向けサービス提供事業
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URL:
https://www.opere.jp/
患者の医療安全と病院経営に直結する入院前の患者情報
手術や検査に伴う入院診療を病院が患者に提供する際、患者は多くの情報を紙面に記載する必要があります。これは、手術・検査を安全に実施し、病院にとっても手術・検査中止といった機会損失を避けるためです。また、患者は複数の検査を受ける際、重複した質問に答えることもあります。
医療スタッフは患者情報の一元化を担保するために、患者情報を電子カルテに転記しています。この転記作業は、多くの時間を要し、昨今の医療現場における業務負荷の原因のひとつでもあります。
今回の実験では、患者の重複記載、医療現場の転記という課題を解決することを目的に、患者がスマートフォン上で回答した情報をOPEReが提供する「ポケさぽ」およびエプソンが提供する「Epson Connect API」及び「Document Capture Pro(※1)」を経由して、川崎幸病院の電子カルテシステムに情報を受け渡すことで、現場の効率化及び顧客の医療体験向上への影響を検証します。川崎幸病院の患者へのサービス提供は、2023年6月開始予定です。
※1:エプソンが提供する業務向けドキュメント用スキャナーアプリケーションで、読み取ったデータを自動的に仕分け、活用するソフトウェア
年間1万台以上の救急車を受け入れる川崎市の中核病院:川崎幸病院
本実証実験には、社会医療法人財団石心会川崎幸病院に協力いただきます。川崎幸病院は、神奈川県川崎市に位置し、急性期医療を担う地域の中核病院として365日、24時間「断らない救急」を実践しています。また川崎幸病院は、医療法人売上高ランキングにおいて全国上位にランクインするほど実績を残しながら(※2)、地域のニーズに答えつつトップレベルの医療を展開し、将来の有能な医療人を輩出するという使命のもと、医療を提供しています。救急車を年間約1万台受け入れている川崎幸病院では、できるだけ多くの患者を安全に受け入れるために、業務改革室を設置してRPAの導入を推進するなど、病院全体で業務改革を進めております。
※2:2022年2月19日号 週刊東洋経済「病院サバイバル」より。(全国利用法人売上高11位)
入力された患者情報と電子カルテを繋ぎ患者情報の一元管理へ
OPEReは、患者説明を動画とメッセージで半自動化する「ポケさぽ」を提供し、入院前の患者説明の業務効率化および患者満足度向上を目指して事業を推進しています。2022年1月からサービス提供を開始し、川崎幸病院や同愛記念病院、茨城西南医療センター病院、順天堂大学医学部附属浦安病院などの急性期病院へ導入されています。
入院が決定した患者と病院とのデジタルコミュニケーションを得意とするOPEReは、今まで「ポケさぽ」を通じて新型コロナウイルスに対する「発熱・症状確認」の機能を提供していました。その機能を拡張し、本実証実験では入院に必要な患者情報の聞き取りを、患者のスマートフォンを通じて実施します。
なおOPEReは、本件も含めた病院向けDXサービスに注力しており、この度、エプソンがコーポレートパートナーを務める東京大学協創プラットフォーム開発株式会社が運営する起業支援プログラム「1stRound」第8回に採択されました。
エプソンは、インターネットサービスなどとの連携によって、印刷の実行やスキャンデータの指定クラウドへのアップロードを実行するEpson Connect APIを提供しています。本実証実験は、Epson Connect APIとエプソンの開発・提供するスキャナーを組み合わせることで、インターネットにつながっていない電子カルテのネットワークに対して、患者情報のアップロードおよび利活用を実現することを目指します。
【参加事業者からのコメント】
川崎幸病院 患者支援センター長 兼 麻酔科主任部長 兼 ICU部長/手術室・中央材料室統括部長 医師 高山渉のコメント
患者さんが外来受診をして入院へ至るとき、ご本人およびご家族は、たくさんの説明を聞き、たくさんの書類に内容記載をする必要があるのが現状です。ひとつひとつの検査・診察に患者情報の記載(入力)が必要であり、気づけば何度も同じ情報を記載していることがあるように思えます。これには、安全に検査や診療を実施したいという思いや丁寧な問診や説明をしたいという思いから、これらの重複質問が生まれてしまっているのではないかと考えます。
今回、我々は、これらの情報の格納と共有・再配置の仕組みをつくり、患者さんにとっても、我々医療従事者にとっても、効率的で安全な情報管理を行っていきたいと考えています。
OPERe 代表取締役 澤田 優香のコメント
私達は「医療現場のオペレーション刷新」をミッションとして事業を行っています。現在は主に「患者説明」を支援するサービスを展開していますが、この実証実験を機に「患者情報の収集」も支援していく予定です。患者情報を収集・整理し、入院医療が適切に行われるように判断・計画することは非常に難易度が高く、また情報確認や転記作業などに膨大な時間がかかっています。
本実証実験により、スマホから提出された情報を、直接電子カルテに共有できるという、シンプルなオペレーションかつ安全な情報管理体制を構築していきます。
エプソン プリンティングソリューションズ事業本部 P事業戦略推進部 部長 中見 至宏のコメント
Epson Connect APIは、さまざまなアプリやWebサービスとの直接連携を可能とすることで、パートナーの皆様の新たなサービスやユーザー体験の創出を支援します。今回の実験を通じて、これまで以上にエプソンの製品と技術がより多くの患者様や医療現場の方々の負担軽減にお役に立てることを願っています。
【用語解説】
ポケさぽとは
「ポケさぽ」は、患者のポケットにあるスマートフォンから、動画やチャットを用いて患者説明を半自動的に行うシステムです。患者説明の「同じ説明を違う患者に」する部分を「ポケさぽ」が担うことで、患者は、いつでも・どこでも・なんどでも患者説明を受けることができ、より安心・より便利に入院・検査・出産に向けた準備を行えます。
Epson Connectとは
エプソンのプリンター・スキャナー・複合機向けのクラウドサービスで、遠隔への印刷、スキャンtoクラウドなどの機能を実現します。エプソンの共創プラットフォームとしてAPI公開し、教育や医療などさまざまな業種・業界における課題解決と新たな価値創出を目的にパートナー企業との連携やオープンイノベーションにも取り組んでいます。
<Epson Connectの代表的なメリット>
・遠隔にあるプリンターに印刷ができる
・クラウドにスキャンデータの保存ができる
・機種ごとのプリンタードライバーをインストールすることなく利用ができる
エプソンのオープンイノベーションの取り組み:https://openinnovation.epson.com/
1stRoundとは
「1stRound」は、初動を加速させるためのNon-Equity資金支援をはじめ、その事業価値が算定可能な事業体・スタートアップとなるためのハンズオン支援を行うべく、2017年より東京大学を母体に「起業支援プログラム」としてスタートしました。2019年より名称を「1stRound」とし、コーポレートパートナーの参画も得たコンソーシアム形式で展開、その後国立大学の参画は13大学まで広がり(※3)現在に至ります。
過去6年半、累計68チームを採択し、会社設立・資金調達を支援してまいりました。支援後1年以内の資金調達成功率は約90%以上、大型助成金の採択率50%以上を達成しております。また、コーポレートパートナーを中心とする大手企業との協業関係の創出にも注力しており、68件中31件が協業に至っております。採択企業とコーポレートパートナーをはじめとする様々なステークホルダーを繋げ、双方の知見を活かしたより良いスタートアップ創出のためのコミュニティの醸成とともに、技術シーズを活用したスタートアップビジネス促進の加速を目指します。
※3:2021年の第5回目より、東京大学に加え、筑波大学、東京医科歯科大学、東京工業大学の国内初の4大学共催起業支援プログラムへと進化しました。2022年4月には神戸大学、名古屋大学、一橋大学、北海道大学の4大学参画、さらに2023年4月より九州大学、慶應義塾大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、早稲田大学が参画し、現在13大学の共催へ拡大しました。
【会社概要】
株式会社OPERe
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F荒井倶楽部内
設立 :2020年6月
代表者:代表取締役 澤田優香
URL :https://www.opere.jp/
セイコーエプソン株式会社
所在地:長野県諏訪市大和三丁目3番5号
設立 :1942年5月18日
代表者:代表取締役社長 小川恭範
URL :https://corporate.epson/ja/
OPEReの事業紹介
OPEReは「Renewing Operations ~We make better engagements.~」をミッションとし、2020年に創業した医療現場のオペレーション刷新を支援する企業です。
病院業界では、医師の長時間労働の改善に向け、2024年から労働時間の上限規定が適用されます。そこで医師が担ってきた業務の一部を看護師や事務職員(以下、スタッフ)が担う「タスクシフト/シェア」の推進が求められています。
当社は、このニーズに対して入院案内、産科案内、検査案内における患者説明を動画やメッセージを用いて患者のスマートフォンに届ける「ポケさぽ」を提供しています。患者説明を半自動化することで、現場の効率化推進と患者の満足度向上の実現を目指します。
今後は紙、アプリ、お薬手帳等 様々な媒体に存在する「患者情報」の収集にも事業を展開していく予定です。「1stRound」による資金支援、事業連携、各専門家によるサポート等の多面的な支援を通じ、病院への提供価値および患者体験の向上を目指します。
採択総評
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 1stRound 1stRound Director 長坂英樹氏の総評
医療分野においては医療従事者の働き方改革・人材不足等により医療現場の逼迫が課題となっており、新型コロナウイルスの影響によりその状況はますます悪化してきました。最近はチャットボットによる自動化も進んでいますが、コミュニケーションが一方通行になってしまうことも多く、患者と医療機関側の双方向コミュニケーション最適化が困難でした。
株式会社OPEReが提供しているシステム「ポケさぽ」は、入院案内、産科案内、検査案内における患者説明を、動画やメッセージを用いて行うことができます。看護師、病院経営コンサルタントでもあった澤田CEOの経験を基に、従来は患者個別に対面かつ口頭で行っていた説明を、アプリ配信に切り替えることで医療者の業務負荷低減と情報非対称性の解消を実現しながら、患者からのメッセージ機能により個別の心配・不安な事にも対応できます。本技術により、逼迫する医療現場の負担が軽減されるだけでなく、今後様々な情報にも対応し、よりよい医療の提供に寄与することを期待します。
株式会社OPERe 代表取締役 CEO 澤田 優香のコメント
この度「1stRound」に採択していただき、大変光栄に思います。資金計画や事業計画などに対する的確なアドバイスと具体的な支援により、弊社ミッションである「Renewing Operations ~We make better engagements.~」に向け事業が大きく前進していることを感じております。
医療需要が劇的に増加する2025年問題を目前に控える中、医師の長時間労働の改善に向け2024年から労働時間の上限規定が適用されます。また、新型コロナウイルスが第5類となり、オンライン資格確認も始まるなど、医療現場は今転換期にあると感じています。
日本の医療サービスの維持・向上に陰ながら貢献できるよう、1stRound支援を最大限に活用し、医療機関そして患者さんと一緒に「ポケさぽ」を最適なサービスにしていきたいと思います。
技術シーズの社会実装を支援、国内初大学横断Non-equity型最大規模の起業支援プログラム
大学内では世界に伍する技術シーズが多数ある一方で、早期事業化における支援サポートはまだ十分ではないのが現状です。「1stRound」は、初動を加速させるためのNon-Equity資金支援をはじめ、その事業価値が算定可能となる事業体・スタートアップとなるためのハンズオン支援を行うべく、2017年より「起業支援プログラム」として東京大学を母体としてスタートしました。2019年より名称を「1stRound」とし、コーポレートパートナーの参画も得たコンソーシアム形式で展開、その後国立・私立大学の参画は13大学まで広がり(※)現在に至ります。
過去採択企業の資金調達成功率は約90%以上、大手企業との協業も拡大
過去6年半、累計68チームを採択し、会社設立・資金調達を支援。支援後1年以内の資金調達成功率は約90%以上、大型助成金の採択率50%以上を達成しています。また、コーポレートパートナーを中心とする大手企業との協業関係の創出にも注力しており、68件中31件が協業に至っております。採択企業とコーポレートパートナーをはじめとする様々なステークホルダーを繋げ、双方の知見を活かしたより良いスタートアップ創出のためのコミュニティの醸成とともに、技術シーズを活用したスタートアップビジネス促進の加速を目指します。 また、関連大学の起業家教育プログラムとの連携により、全採択数の中での再応募からの採択は20~25%を占めており、アカデミアからの起業をより後押しする、エコシステム構築を目指しています。
「1stRound」:https://www.1stround.jp/
※ 2021年の第5回目より、東京大学に加え、筑波大学、東京医科歯科大学、東京工業大学の参画を発表し、国内初の4大学共催起業支援プログラムへと進化しました。2022年4月には神戸大学、名古屋大学、一橋大学、北海道大学の4大学参画により、 8大学へ拡大。更に2023年3月15日、九州大学、慶應義塾大学、立命館大学及び立命館アジア太平洋大学、早稲田大学が参画いたしました。
株式会社OPEReについて
患者のスマートフォンにて外来や入院における患者説明を行なうコミュニケーションツール「ポケさぽ」を開発・提供。動画やメッセージを活用し患者説明を半自動化することで、現場の効率化推進と患者の満足度向上を目指します。
名称:株式会社OPERe
所在地:東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F荒井倶楽部内
代表者:澤田 優香
設立:2020年6月
URL:https://www.opere.jp/
株式会社OPEReの情報
東京都世田谷区桜新町2丁目19番5号
法人名フリガナ
オペリ
住所
〒154-0015 東京都世田谷区桜新町2丁目19番5号
推定社員数
1~10人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅東急田園都市線の桜新町駅
地域の観光施設
地域の図書館
法人番号
1010901046395
法人処理区分
新規
プレスリリース
メディフォン株式会社と株式会社OPERe、外国人患者対応における 医療現
メディフォン株式会社と株式会社OPERe、外国人患者対応における 医療現場の課題解決に向け事業連携を開始
2025年06月26月 12時
メディフォン株式会社と株式会社OPERe、外国人患者対応における 医療現場の課題解決に向け事業連携を開始
株式会社OPERe、プレシリーズAラウンドにて4億円の資金調達を実施 | 医療機関向け「ポケさぽ」 医療コミュニケーションプラットフォームを加速
2025年06月24月 10時
株式会社OPERe、プレシリーズAラウンドにて4億円の資金調達を実施 | 医療機関向け「ポケさぽ」 医療コミュニケーションプラットフォームを加速
入院前の患者情報取得による業務効率化および患者の医療体験向上に関する実証実験を川崎幸病院にて開始
2023年04月21月 11時
株式会社OPERe(東京都港区、代表取締役 澤田優香、読み方 オペリ、以下 OPERe)と、セイコーエプソン株式会社(長野県諏訪市、代表取締役社長 小川恭範、以下 エプソン)は、患者の入院手続きをサポートし、電子カルテの既存システムを生かしたまま業務負担の軽減を図る新たな病院向けDXサービスに関する実証実験を、社会医療法人財団石心会 川崎幸病院(神奈川県 川崎市、院長 山本普、以下 川崎幸病院 )にて、6月より開始します。
東大IPCの起業支援プログラム、第8回「1stRound」支援先に採択
2023年03月15月 09時
株式会社OPERe(東京都港区、代表取締役CEO 澤田優香、読み方 オペリ、以下 OPERe)は、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 植田浩輔、以下、「東大IPC」)が実施する国内最大規模を誇る複数大学共催の起業支援プログラム「1stRound」の第8回支援先として採択されました。