甲子化学工業株式会社の情報

大阪府大阪市東成区東小橋1丁目12番20号

甲子化学工業株式会社についてですが、推定社員数は11~50人になります。所在地は大阪市東成区東小橋1丁目12番20号になり、近くの駅は玉造駅。秋森鍍金工業株式会社が近くにあります。また、法人番号については「1120001012254」になります。


法人名フリガナ
コウシカガクコウギョウ
住所
〒537-0024 大阪府大阪市東成区東小橋1丁目12番20号
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推定社員数
11~50人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
JR西日本大阪環状線の玉造駅
大阪メトロ長堀鶴見緑地線の玉造駅
JR西日本大阪環状線の森ノ宮駅
JR西日本大阪環状線の鶴橋駅
地域の企業
3社
秋森鍍金工業株式会社
大阪市東成区東小橋1丁目12番5号
株式会社吾妻屋
大阪市東成区東小橋3丁目18番20号
株式会社イヴ
大阪市東成区東小橋1丁目7番15号
法人番号
1120001012254
法人処理区分
新規

ホタテ貝の形をした、サステナブルなベンチ「HOTABENCH(ホタベンチ)」が大阪万博での展示を開始
2025年04月11月 18時
ホタテ貝の形をした、サステナブルなベンチ「HOTABENCH(ホタベンチ)」が大阪万博での展示を開始
製造プロセスやホタテの産地の巡るツアーも同時発表




甲子化学工業株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:南原 在夏)は、清水建設株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:新村 達也)と、水産系廃棄物のホタテ貝殻を再利用して作られた「HOTABENCH」を2025年4月13日(日)から始まる大阪・関西万博の「フューチャーライフビレッジ」エリアでの展示を開始し、本日より特設サイトが公開されます。
HOTABENCH(ホタベンチ)は、ホタテの廃棄貝殻から生まれたサステナブルなベンチです。約1,000枚もの廃棄貝殻をリサイクルするだけでなく、3DプリントによってCO2削減にも貢献。これまで廃棄されてきたホタテの貝殻に 新しい命を吹き込みます。
WebサイトURL:

https://koushi-chem.co.jp/hotabench/

本社を大阪に置く当社は、これまでホタテの廃棄貝殻をアップサイクルする取り組みとして「HOTAMET(ホタメット)」、「HOTATETRAPOD(ホタテトラポッド)」「HOTASCOOP(ホタスコップ)」などを開発・発売してきました。
今回、大阪・関西万博に合わせ、HOTABENCHを通じて来場者に廃棄貝殻の現状を知ってもらいたいと考えています。コンセプトは「万博会場で、安らぎをあたえるベンチ」です。
以前の「HOTATETRAPOD」プロジェクトと同様に、清水建設、TBWA HAKUHODOと共に開発を進めています。
■HOTABENCH(ホタベンチ)の特徴
特徴.1|ベンチ1台あたり、40kgのホタテの廃棄貝殻を使用
使用する砂の一部(40kg)を、ホタテの廃棄貝殻に置き換えて作っています。
特徴.2|約300kgのCO2を削減
コンクリートを50%使用するベンチと比較して、約300kgのCO2を削減する貝殻由来の素材で作られています。また、型枠を作らない3Dプリンターで作られているため余計なCO2を排出することなく作られています。
特徴.3|自然が生み出した資源循環デザイン
バイオミミクリー(生物模倣)と言う自然界の考えに基づき、ホタテの構造を模倣した特殊なリブ構造をデザインに取り入れています。実際に、大型3Dプリンターで造形された際に生じるしま模様「積層痕」を敢えて表面に残すことで余計な手を加えることなく自然な形で表現されました。
<Gallery>




















<開発者コメント>
清水建設 生産技術本部 小川 達也氏
HOTABENCHは、清水建設が開発した建設用3Dプリンティング技術を活用して作られたベンチです。従来のように型枠を作ってから施工する必要がなく、3Dプリンターを使うことで、より自由でユニークなデザインが可能になりました。さらに、建設用3Dプリンティングに適した繊維補強モルタル「ラクツム」を使用することで、砂の代わりにホタテの貝殻を原料として利用できるようになりました。
今回のベンチには、北海道猿払村のオホーツク海沿岸で採れたホタテの貝殻に加え、新たに北海道・内浦湾および青森県・陸奥湾で育ったホタテの貝殻も使用しています。ただし、ホタテの種類や育成方法によって素材の特性が微妙に異なるため、理想的な配合比率を見つけるには多くの試行錯誤が必要でした。そうした工夫と挑戦を重ねて完成したこのベンチを、ぜひ万博会場でご体感ください。
■HOTABENCHの開発の裏側を探るツアーを開発
「HOTABENCH(ホタベンチ)」や「SHELLTEC」の、製造プロセスの体験を行うホタテの産地をめぐるツアーを開催します。このツアーは、清水建設や甲子化学工業の協力により、東京と大阪の2か所で開催予定です。東京では、清水建設のイノベーション施設「温故創新の森 NOVARE(ノヴァーレ)」(東京都江東区)でホタベンチの制作工程や大型3Dプリンターの操作を学べる体験が提供され、大阪では、ホタテの貝殻を活用したモノづくり体験が行われます。これにより、参加者はアップサイクルの魅力を実際に体験することができます。
詳細は、今後ウェブサイトで更新される予定です。
■プロジェクトメンバーコメント
清水建設株式会社 生産技術本部 企画開発部 松本 真一氏
私たち建設業には、今後さらに甚大化が想定される自然災害から、建物やインフラを通じてあらゆる命を守り続ける使命があります。
しかし、その建設行為自体が環境に大きな影響を与えていることも事実です。だからこそ、私たちは、建設によって生じた環境負荷を上回る形で地球環境を再生させることもまた使命だと考えています。
気候変動の問題には国境や業界の垣根はありません。
HOTABENCHの取り組みを通じて仲間を増やし、ともに環境再生活動を加速させていきたいと考えています。
甲子化学工業 企画開発部 部長 南原 徹也氏
ホタメットから始まった廃棄貝殻を活用する取り組みは、様々な取り組みに広がりを見せています。
そして今回、建設3Dプリントという最新テクノロジーと掛け合わせることで、廃棄貝殻が未来の社会を支える素材の一つとして、新たな可能性を持ちはじめています。万博という世界中の人々が集まる場で、私たちの活動を発信できることは、非常に大きな意味を持ちます。これは単なる技術展示ではなく、「海に面する国々が直面している共通課題」への一つの解決策を提示する試みです。廃棄貝殻という“厄介者”が、素材としての新たな命を得ることで、地域と世界の未来に貢献する--この小さな一歩が、やがて大きな波になることを信じています。
■イベント情報
イベント名:大阪・関西万博
展示時期:2025年4月13日(日)~2025年10月13日(月)
展示場所:フューチャーライフヴィレッジ
URL:

https://www.expo2025.or.jp/

■Co-Design Challengeプログラムとは
大阪・関西万博を契機に、様々な「これからの日本のくらし(まち)」 を改めて考え、多彩なプレイヤーとの共創により新たなモノを万博で実現するプロジェクトです。
万博という機会を活用いただき、物品やサービスを 新たに開発することを通じて、現在の社会課題の解決や万博が目指す未来社会の実現を目指します。
本プログラムは、これまで2回募集を行われましたが、第1、2期のCo-Design Challengeに採用された事業者は甲子化学工業だけです。
審査員から「事業の確実性と地域活性の両面で魅力的」との評価を受けています。
Co-Design Challengeプログラム
URL:

https://www.expo2025.or.jp/cdc_report_category/cdc04/

■会社概要
甲子化学工業について
1969年創業。東大阪に自社工場を構える当社は、プラスチックを活用した環境配慮型素材の開発および製品の製造を手がけるメーカーです。近年では、廃棄されるホタテ貝殻を再利用したエコ素材「SHELLTEC」を開発し、それを用いたヘルメットや日用品など、環境負荷の低い製品を展開しています。私たちは「ものづくりで社会課題を解決する」ことを使命とし、新型コロナウイルスの感染拡大初期には、大学と共同でフェイスシールドを開発し、全国の医療機関へ20万個以上を寄付しました。
持続可能な社会の実現が求められるなか、私たちが今すぐにできる環境保護の取り組みとして、さらなる素材循環に着目し、廃棄物の有効活用に取り組んでいます。賢く、無駄なく素材を活かすことで環境に貢献し、より良い未来を創造できるよう、これからも挑戦を続けてまいります。
【報道関係者からのお問い合わせ】
HOTABENCH広報事務局(TBWA HAKUHODO内) 橋本
TEL:070-1568-1171 E-Mail:kyosuke.hashimoto@tbwahakuhodo.co.jp

日本初、ホタテ貝殻からできた環境配慮型ヘルメット「HOTAMET」を「Wolt」配達パートナー用ヘルメットとして一部地域で導入が決定
2023年09月21月 14時
2023年内より、札幌・函館・盛岡・仙台エリアにて順次導入甲子化学工業株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:南原在夏 以下、当社)は、Wolt Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:野地春菜、以下 Wolt)と、デリバリーサービスWoltの配達パートナーに向けて、ホタテ貝殻からできたヘルメット「HOTAMET(ホタメット)」を、2023年内より札幌・函館・盛岡・仙台で順次導入を開始します。
「HOTAMET」は、ホタテ水揚げ量日本一に何度も輝く、国内有数の生産地である「北海道猿払村」の廃棄ホタテ貝殻と廃棄プラスチックを組み合わせたエコプラスチック素材「カラスチック(R)︎」を採用した環境配慮型ヘルメットです。
この度、各地で自転車での配達サービスを展開していることや、配達で発生する二酸化炭素の排出枠の購入や、古紙50%のリサイクルペーパーで作られた紙袋のレストランへの無料配布など、サステナブルなアクションに取り組むWoltの活動に共鳴し、共に、地域の廃棄物を地域で有効活用するエコサイクルの取り組みとして、「HOTAMET」の導入を展開します。
当社は、プラスチック使用量削減に取り組むWoltとともに、配達パートナーの方々が環境配慮型ヘルメットを使用していただくことで、ホタテ貝殻をプラスチックに代わる重要な資源として捉え、サステナブルな取り組みをより一層推進してまいります。



展開地域
展開地域:札幌・函館・盛岡・仙台
導入個数:50個
※自転車用ヘルメットとしての審査規格承認を経て、順次導入を予定






※写真はイメージとなります。
HOTAMETについて
外敵から身を守ってきた貝殻が、人と地球を守るために生まれ変わる。
日本有数のホタテ水揚げ量を誇る北海道猿払村では、ホタテを加工する際に、水産系廃棄物として貝殻が年間約4万トンも発生しています。※ 廃棄貝殻は、地上保管による環境への影響や堆積場所の確保などが地域の社会課題となっていました。当社では、ホタテ貝殻も、村を支える重要な資源として捉え、貝殻の本来の役割である『外敵から身を守ること』から着想を得て、ホタテ貝殻を素材としたヘルメットの製品化に至りました。
「HOTAMET」は、自然界の仕組みを技術開発に活かすバイオミミクリーの考えに基づき、素材の一部であるホタテ貝の構造を模倣した、特殊なリブ構造をデザインに取り入れています。その結果、少ない素材使用量でありながら、リブ構造が無い場合と比較して、約30%も耐久性を向上。素材開発から、設計に至るまで、環境への負担が少ない持続可能性に配慮したプロダクトになっています。さらに、カラーバリエーションは、CORAL WHITE(白)、SAND CREAM(ベージュ)、DEEP BLACK(黒)、OCEAN BLUE(青)、SUNSET PINK(ピンク)といった海にまつわる計5つのカラーを展開。漁作業だけでなく、防災用、作業用、自転車での通勤通学用など、さまざまな用途でご使用いただけます。
※北海道水産林務部水産局水産振興課「令和3年度水産系廃棄物発生量等調査」



HOTAMET製品概要



製品名 :HOTAMET(ホタメット)
販売元 :甲子化学工業株式会社
価格 :4,800円
カラー :5色
         (CORAL WHITE、SAND CREAM、DEEP BLACK、OCEAN BLUE、SUNSET PINK)
公式サイトURL  :https://koushi-chem.co.jp/hotamet/
プロダクトムービーURL :https://youtu.be/_9k2elL3btI
甲子化学工業/ Wolt 概要
甲子化学工業について
1969年創業の東大阪にあるプラスチックメーカー。病院やオフィス、コンビニで利用される様々な製品のパーツや生活雑貨などを開発・生産しています。積極的に社会貢献活動に取り組んでおり、新型コロナウイルス初期には大学と共同で20万個以上のフェイスシールドを全国の病院に寄付しました。持続可能な社会が叫ばれる中、石油由来プラスチックを活用する企業の責務として、「プラスチックの良さ、悪さを理解し、社会に良い影響を与える」活動を積極的に行っています。わたしたちが今すぐできる環境保護活動として、更なるリサイクル推進に着目し、まだ使えるのに捨てられる廃棄物の活用に注力しています。賢く素材を活用することで環境保護に貢献し、より良い未来を描けるように挑戦し続けていきます。
Woltについて
Woltはヘルシンキを拠点に、地域で愛される人気のレストランやショップとの出会いの機会を創出し、商品の迅速な配送サービスを提供するテクノロジー企業です。地域の物流サービスからリテールに関するソフトウェア、金融ソリューションまで幅広い技術を開発しています。2014年に創業し、2022年にDoorDashと協力関係を構築しました。DoorDashは現在世界29か国で事業を展開しており、このうち25か国において、Woltのプロダクトとブランドで運営を行なっています。

ホタテ貝殻から生まれたヘルメット 「HOTAMET/ホタメット」「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」「Co-Design Challenge」プログラムに選定
2023年03月07月 18時
「大阪・関西万博」防災用ヘルメットに導入予定甲子化学工業株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:南原在夏 以下、当社)は、今春、本発売を迎える、貝殻から生まれたヘルメット「HOTAMET/ホタメット」が、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が推進する「Co-Design Challenge」プログラムに採択されたことを発表します。
これに伴い、HOTAMETは、持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献を目指す「大阪・関西万博」の防災用公式ヘルメットの一種として導入される予定です。当社は、本プログラムを通じて、これまで培ってきたエコプラスチックの製造技術を活かし、サステナブルな取り組みをより一層推進してまいります。

大阪関西万博

採択背景
持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献を目指す方向性及び、「Co-Design Challenge」プログラムのコンセプトと合致した当社の取り組みが、79件の応募から採択されました。HOTAMETは、大阪・関西万博専用のオリジナルデザイン/仕様にアップデートされ、大阪・関西万博開催期間中に、防災用ヘルメットとして導入される予定です。
Co-Design Challengeプログラムについて
「これからの日本のくらし(まち)をつくる」
大阪・関西万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
「Co-Design Challenge」プログラムは、大阪・関西万博を契機に、「これからの日本のくらし(まち)をつくる」をコンセプトとした新しい共創事業で、運営参加の特別プログラムです。2025年日本国際博覧会協会が設置したデザイン視点から大阪・関西万博で実装すべき未来社会の姿を検討する「Expo Outcome Design Committee」監修のもと、大阪・関西万博開催および、それ以降の社会に向けて必要と考え、掲げるコンセプトに対して、主体的に関わり、議論を先導し、物品やサービスの開発・共創を進める企業・団体を募るものです。本プログラムは、社会課題の解決や、万博が目指す未来社会の実現を目指します。
HOTAMETについて
外敵から身を守ってきた貝殻が、人と地球を守るために生まれ変わる。

大阪関西万博

HOTAMETは、北海道猿払村のご協力のもと開発した日本初のホタテ貝殻から作られた環境配慮型ヘルメットです。
国内の水産物の中でも輸出額が最も多いホタテ。猿払村はホタテ水揚げ量日本一に何度も輝く、国内有数の生産地です。一方、猿払村の位置する宗谷地区では、ホタテを加工する際に、水産系廃棄物として貝殻が年間約4万トンも発生。※ 2021年には、ホタテ貝殻再利用を目的とした国外への輸出が途絶えてしまったことを機に、地上保管による環境への影響や堆積場所の確保などが地域の社会課題となっていました。同村の余剰ホタテ貝殻の状況を知った当社企画開発部の南原徹也は、ホタテ貝殻の主成分が炭酸カルシウムであることに着目し、新素材の材料として再利用できることを思いつき開発に着手。ホタテの貝殻も、村を支える重要な資源として捉え、再資源化の取り組みを開始しました。
※北海道水産林務部水産局水産振興課「令和3年度水産系廃棄物発生量等調査」
廃棄ホタテ貝殻×廃プラスチック オールごみ由来、日本初の新素材※「カラスチック(R)︎」を使用
当社は、廃棄ホタテ貝殻と廃棄プラスチックを組み合わせた、エコプラスチック新素材「カラスチック(R)︎」を開発しました。HOTAMETは、カラスチック(R)︎素材を使用しています。
「カラスチック(R)︎」の特徴について
・新品のプラスチックを50%利用するのと比較して、最大約36%のCO2削減に寄与
・石灰岩由来のエコプラスチックと比較して、約20%のCO2削減に寄与
・ホタテ貝殻をプラスチックに混ぜ込むことで、強度(曲げ弾性率)が約33%向上
さらに、廃棄物を活用したリサイクル素材のため、世の中の廃棄物を減らすことができ、地域の廃棄物問題解決の一助となることが期待されます。
※ホタテ貝殻と廃プラスチックを組み合わせた素材において日本初(当社調べ)

大阪関西万博


大阪関西万博

貝殻から着想を得た、「生物模倣(バイオミミクリー)」をデザインに採用
自然界の仕組みを応用し、技術開発に活かすことを「バイオミミクリー」といいます。「HOTAMET」は、その考えに基づき、素材の一部であるホタテ貝の構造を模倣した、特殊なリブ構造をデザインに取り入れています。その結果、少ない素材使用量でありながら、リブ構造が無い場合と比較して、約30%も耐久性を向上。素材開発から、設計に至るまで、環境への負担が少ない持続可能性に配慮したプロダクトになっています。
HOTAMET製品概要

大阪関西万博

製品名 :HOTAMET(ホタメット)
販売元 :甲子化学工業株式会社
先行予約販売日 :2022年12月14日(水)
本発売日 :2023年3月末以降(予定)
価格 :4,800円
カラー :5色 (CORAL WHITE、SAND CREAM、DEEP BLACK、OCEAN BLUE、SUNSET PINK)
公式サイトURL:https://koushi-chem.co.jp/hotamet/
プロダクトムービーURL:https://youtu.be/_9k2elL3btI
「応援購入サイト Makuake」購入ページURL:https://www.makuake.com/project/hotamet/
※「応援購入サイト Makuake」での先行購入は、2023年3月13日(予定)までとなります。
甲子化学工業 / 大阪・関西万博 概要
甲子化学工業について
1969年創業の東大阪にあるプラスチックメーカー。病院やオフィス、コンビニで利用される様々な製品のパーツや生活雑貨などを開発・生産しています。積極的に社会貢献活動に取り組んでおり、新型コロナウイルス初期には大学と共同で20万個以上のフェイスシールドを全国の病院に寄付しました。持続可能な社会が叫ばれる中、石油由来プラスチックを活用する企業の責務として、「プラスチックの良さ、悪さを理解し、社会に良い影響を与える」活動を積極的に行っています。わたしたちが今すぐできる環境保護活動として、更なるリサイクル推進に着目し、まだ使えるのに捨てられる廃棄物の活用に注力しています。賢く素材を活用することで環境保護に貢献し、より良い未来を描けるように挑戦し続けていきます。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)について
国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」達成の目標年である2030年まで残り5年となる2025年は、実現に向けた取り組みを加速するのに極めて重要な年です。2025年に開催される大阪・関西万博は、SDGsを2030年までに達成するためのプラットフォームになります。
開催期間:2025年4月13日(日) - 10月13日(月)184日間
開催場所:大阪 夢洲(ゆめしま)

ホタテ水揚げ量国内最大級、「猿払村」の廃棄ホタテ貝殻約4万トンを再資源に。日本初、ホタテ貝殻からできた環境配慮型ヘルメット 「HOTAMET / ホタメット」を発表
2022年12月14月 15時
役目を終えた貝殻が、頭と地球を守るために生まれ変わる。甲子化学工業株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:南原在夏 以下、当社)と北海道猿払村(村長:伊藤浩一 以下、猿払村)は、水産系廃棄物のホタテ貝殻を再利用した、環境配慮型ヘルメット「HOTAMET(ホタメット)」を発表いたします。発表に合わせ、2022年12月14日(水)より、「応援購入サイト Makuake」にて「HOTAMET」の先行予約販売を開始します。当社は、これまで培ってきたエコプラスチックの製造技術を活かし、プラスチック使用量削減に取り組む猿払村とともに、ホタテ貝殻をプラスチックに代わる重要な資源として捉え、サステナブルな取り組みをより一層推進してまいります。

役目貝殻

HOTAMET メインビジュアル
「HOTAMET / ホタメット」 開発背景
外敵から身を守ってきた貝殻が、人と地球を守るために生まれ変わる。
国内の水産物の中でも輸出額が最も多いホタテ。猿払村はホタテ水揚げ量日本一に何度も輝く、国内有数の生産地です。一方、猿払村の位置する宗谷地区では、ホタテを加工する際に、水産系廃棄物として貝殻が年間約4万トンも発生。※2021年には、ホタテ貝殻再利用を目的とした国外への輸出が途絶えてしまったことを機に、地上保管による環境への影響や堆積場所の確保などが地域の社会課題となっていました。同村の余剰ホタテ貝殻の状況を知った当社企画開発部の南原徹也は、ホタテ貝殻の主成分が炭酸カルシウムであることに着目し、新素材の材料として再利用できることを思いつき開発に着手。ホタテの貝殻も、村を支える重要な資源として捉え、再資源化の取り組みを開始しました。
※北海道水産林務部水産局水産振興課「令和3年度水産系廃棄物発生量等調査」

役目貝殻

猿払村内、堆積されているホタテ貝殻 (2022年8月撮影)

役目貝殻

貝殻の本来の役割は『外敵から身を守ること』であり、ホタテ漁は、『危険と隣り合わせであったこと』から、ホタテ漁師の安全を守るヘルメットをホタテの貝殻から作れないか?そんな着眼点から生まれたのが、「HOTAMET」です。近年は北海道でも大型地震が発生し、異常気象による大雨・雪害など災害リスクが高まっています。そこで、ホタテ漁師の方々に活用いただくだけでなく、村民の皆さんにも身を守る防災ヘルメットとしても活用いただきたいと考え、製品化に至りました。
素材概要
廃棄ホタテ貝殻×廃プラスチック オールごみ由来、日本初の新素材*「カラスチック(R)︎」を開発
当社は、1969年創業の老舗プラスチック製品製造メーカーです。主成分が炭酸カルシウムであるホタテ貝殻とリサイクルプラスチックをベースに、大阪大学 宇山浩教授と共に新素材の開発に着手。猿払村から、余剰貝殻の提供支援を受け、廃棄ホタテ貝殻と廃棄プラスチックを組み合わせた、エコプラスチック新素材「カラスチック(R)︎」を開発しました。
*ホタテ貝殻と廃プラスチックを組み合わせた素材において日本初(当社調べ)

役目貝殻

「カラスチック(R)︎」の特徴について
・新品のプラスチックを50%利用するのと比較して、最大約36%のCO2削減に寄与
・石灰岩由来のエコプラスチックと比較して、約20%のCO2削減に寄与
・ホタテ貝殻をプラスチックに混ぜ込むことで、強度(曲げ弾性率)が約33%向上
さらに、廃棄物を活用したリサイクル素材のため、世の中の廃棄物を減らすことができ、地域の廃棄物問題解決の一助となることが期待されます。

役目貝殻

北海道大学名誉教授
日本バイオマス製品推進協議会会長 木村 俊範さん コメント
猿払村のある宗谷地区をはじめ、ホタテ貝の生産地である北海道では、加工段階において排出される貝殻の継続的な有効利用が、長年大きな地域課題となっていることは否めません。
水産加工場で分離されたホタテや牡蠣の貝殻は、有償で処理業者に引き取られて処分される場合もありますが、野積みとなって処分を待つ場合も少なくありません。野積みの貝殻は、異臭や環境への影響も心配されており、ホタテや牡蠣の産地共通の課題となっています。近年の統計では、リサイクル比率が高いとの報告もありますが、漁礁や建築資材、肥料等、多方面においてリサイクルが進められてきたものの、恒常的で有効な利用法はまだ確立されていないのが現状です。リサイクルしやすい形状へ加工するためのコストが大きくかかるため、特に消費材への再利用例はあまりありませんでした。
そのような中、ホタテ貝殻と使用済みのプラスチックを用いて開発された本製品は、貝殻混合率が高く資源循環やCO2排出量削減への寄与に期待できることに加え、消費者に身近な製品に活用されるため、一般の方への環境啓発という意味でも有意義な取り組みとなるのではないでしょうか。
HOTAMET 製品特徴
貝殻から着想を得た、「生物模倣(バイオミミクリー)」をデザインに採用
自然界の仕組みを応用し、技術開発に活かすことを「バイオミミクリー」といいます。「HOTAMET」は、その考えに基づき、素材の一部であるホタテ貝の構造を模倣した、特殊なリブ構造をデザインに取り入れています。その結果、少ない素材使用量でありながら、リブ構造が無い場合と比較して、約30%も耐久性を向上。素材開発から、設計に至るまで、環境への負担が少ない持続可能性に配慮したプロダクトになっています。さらに、カラーバリエーションは、CORAL WHITE(白)、SAND CREAM(ベージュ)、DEEP BLACK(黒)、OCEAN BLUE(青)、SUNSET PINK(ピンク)といった海にまつわる計5つのカラーを展開。漁作業だけでなく、防災用、作業用、自転車での通勤通学用など、さまざまな用途でご使用いただけます。
また、本発売に先駆けて、「応援購入サイト Makuake」にて先行予約販売を実施します。

役目貝殻

※製品はイメージとなります。
今後の展開について
猿払村内では、約270名の漁師が漁業に従事し、日常的にプラスチック製ヘルメットを着用しています。2023年春頃より、「HOTAMET」を試験的に利用していくことで、エコプラスチックの活用を推進していきます。
また、防災用品としての備蓄や、一般向け販売、ふるさと納税返礼品としての導入など、猿払村から全国へ「HOTAMET」を順次展開していく予定です。本取り組みを通じて、再利用素材の積極的な活用や村民の防災意識の啓発を推進してまいります。

役目貝殻

甲子化学工業 / 猿払村 コメント
甲子化学工業株式会社 企画開発主任 南原徹也
現在SDGsの大きな流れの中、様々な新しいエコプラスチックが発表されています。しかし、現時点ではコストや品質、持続可能性を満たす真のエコプラスチックは非常に限定的であるのが実情です。また、新しい素材が量産されている一方で、まだ利用できるのに捨てられる廃棄物が毎年数十万トンも焼却・埋立処分されています。まずは廃棄物をこれまで以上にリサイクルすることが、持続的な社会の推進において必要不可欠であると、わたしたちは考えています。今回、猿払村の皆様とのコラボレーションが実現し、地域の社会課題の解決の一助になれることを非常に嬉しく思います。今後は廃棄物を活用した持続可能な社会の構築により一層尽力すると共に、同様の取り組みの輪が日本や世界に広がっていくことを期待しています。
猿払村 村長 伊藤 浩一
猿払の宝とも言える「ホタテ」貝殻の有効活用は長年模索していました。外敵から身を守るという役割を一度は終えたホタテの貝殻を、次は廃プラスチックと共に作り出される「カラスチック」として生まれ変わらせ、ヘルメットとして人々の頭を守る存在になることができれば、持続可能な社会の実現に寄与できると考えます。まずは、漁師の皆さんや、防災備品として使っていく予定です。猿払村では、世界の皆様に愛される猿払のホタテの活用に限らず、持続可能な社会の実現に向けた取組みをこれからも模索していきます。
HOTAMET製品概要

役目貝殻

製品名 :HOTAMET(ホタメット)
販売元 :甲子化学工業株式会社
先行予約販売日 :2022年12月14日(水)
本発売日 :2023年3月末(予定)
価格 :4,800円
カラー :5色 (CORAL WHITE、SAND CREAM、
DEEP BLACK、OCEAN BLUE、SUNSET PINK)
公式サイトURL :https://koushi-chem.co.jp/hotamet/
プロダクトムービーURL:https://youtu.be/_9k2elL3btI
「応援購入サイト Makuake」購入ページURL:https://www.makuake.com/project/hotamet/
甲子化学工業 / 猿払村 概要
甲子化学工業について
1969年創業の東大阪にあるプラスチックメーカー。病院やオフィス、コンビニで利用される様々な製品のパーツや生活雑貨などを開発・生産しています。積極的に社会貢献活動に取り組んでおり、新型コロナウイルス初期には大学と共同で20万個以上のフェイスシールドを全国の病院に寄付しました。持続可能な社会が叫ばれる中、石油由来プラスチックを活用する企業の責務として、「プラスチックの良さ、悪さを理解し、社会に良い影響を与える」活動を積極的に行っています。わたしたちが今すぐできる環境保護活動として、更なるリサイクル推進に着目し、まだ使えるのに捨てられる廃棄物の活用に注力しています。賢く素材を活用することで環境保護に貢献し、より良い未来を描けるように挑戦し続けていきます。
猿払村について
猿払村は北海道北部に位置する日本最北の村。面積は590 kmを有し、村としては北海道で最も広く、全国でも 2 番目であります。日本有数の水揚げ量を誇るホタテを中心とした漁業と、さるふつ牛乳やさるふつバターを生み出す酪農が基幹産業です。約 8kmにわたって伸びる直線道路通称「エサヌカ線」は電柱やガードレール等が設置されておらず、その景観はライダーの聖地とも言われるほどの絶景です。幻の魚と称されるイトウが生息する川もあるなど、魅力がたっぷりと詰まっています。

国内初の環境配慮型キャップシール ~廃棄物を活用した素材でCO2排出量を36%削減~「卵殻キャップシール」
2022年12月06月 05時
甲子化学工業株式会社(本社:大阪府大阪市)は、エア・ウォータ株式会社(本社:大阪府大阪市)と共同で環境配慮型のLPガスボンベ キャップシールを開発しました。2023年2月より、LPガス事業者の扱う使い捨てキャップを新型キャップに順次切り替えていく予定です。これにより、年間のプラスチック使用量を50%削減し、CO2排出量を36%削減することが可能になります。
キャップシールはガスボンベのガス充填口(バルブ)をカバーするもので、ガス充填完了の目印や異物侵入防止を目的に、LPガス事業者で多く利用されています。このたび、キャップシールの設計を見直し、また廃棄素材を活用することで、環境配慮型キャップシールの開発に成功しました。素材には廃棄された卵殻および家電リサイクルプラスチックを活用しており、CO2排出量を削減するだけでなく、ごみの削減およびリサイクルの促進といった、循環型社会の実現に貢献する取り組みです。



国内初の環境配慮型キャップシール
~廃棄物を活用した素材でCO2排出量を36%削減~
「卵殻キャップシール」
甲子化学工業株式会社(本社:大阪府大阪市)は、エア・ウォータ株式会社(本社:大阪府大阪市)と共同で環境配慮型のLPガスボンベ キャップシールを開発しました。2023年2月より、LPガス事業者の扱う使い捨てキャップを新型キャップに順次切り替えていく予定です。これにより、年間のプラスチック使用量を50%削減し、CO2排出量を36%削減することが可能になります。
キャップシールはガスボンベのガス充填口(バルブ)をカバーするもので、ガス充填完了の目印や異物侵入防止を目的に、LPガス事業者で多く利用されています。このたび、キャップシールの設計を見直し、また廃棄素材を活用することで、環境配慮型キャップシールの開発に成功しました。素材には廃棄された卵殻および家電リサイクルプラスチックを活用しており、CO2排出量を削減するだけでなく、ごみの削減およびリサイクルの促進といった、循環型社会の実現に貢献する取り組みです。



LPガスボンベ置場



新型 キャップシール
卵殻キャップシール
卵殻プラスチックは、廃棄物である卵殻をリサイクルプラスチックに混ぜた「エコプラスチック」です。石油資源由来プラスチック(ポリプロピレン)の使用量削減とともに、廃棄物の再利用により環境保護につながるため、注目を集めています。国内では1年間に26万トン卵殻が廃棄され、その大半が産業廃棄物として処分されています。同様にプラスチックも大量に廃棄されており、各家庭から廃棄される家電からは、年間12万トンのプラスチックが回収されています。現状は、各廃棄物が100%再生利用されずに単純焼却や埋立処分されています。今後の循環型社会の実現を考えた際、「廃棄物の再生利用」は国内の喫緊な課題です。



旧型 キャップシール 拡大



新型 キャップシール 拡大
このたび共同開発した卵殻キャップシールは、経済性と環境性を両立させています。
▼経済性:キャップシールの必要数が1/5に
従来の使い捨てが前提の設計を見直し、複数回の利用が可能な構造に変更。
▼環境性:CO2排出量36%削減, ごみの削減
   廃棄卵殻を50%含有することで、プラスチックの使用量を削減し、CO2排出量を削減。
今後の展開
エア・ウォーターグループでは100拠点以上の営業ネットワークを有する北海道を中心に、家庭用・業務用など約50万軒の供給先に「ハローガス」のブランドでLPガスを販売しており、キャップシールを年間約150万個使用しています。
「卵殻キャップシール」に切り替えることで、使用数は従来の5分の1となる30万個程度と大幅な削減が可能となります。
また、今後はホタテや牡蠣の殻といった卵殻以外の原料使用も検討していきます。家電リサイクルプラスチックの供給は、エア・ウォーターグループで廃木材、廃プラスチックを原料とした人工再生木材「エコロッカ」を製造する、エア・ウォーター・エコロッカ株式会社より継続して供給を受けます。
CO2排出量/プラスチック使用量 削減効果の算出について



新旧比較 キャップシール
■1)CO2排出量 削減効果



 ※輸送工程は省略しています
■2)プラスチック使用量 削減効果



SDGs目標
国連サミットで採択された2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みを進めています。今回の取り組みは、下記の開発目標に該当します。



問い合わせ先
甲子化学工業株式会社 広報 E-mail:press_01@koushi-chem.co.jp
 担当:南原 TEL:050-3695-1808 〒578-0984 大阪府東大阪市菱江2-5-14