大手企業の統合報告書について

上場会社の評価の話になると出てくる資料です。

統合報告書は、企業がその持続可能性と社会的影響を評価し、株主や投資家、その他の利害関係者に対して透明性を提供するための重要なツールです。統合報告は、従来の財務報告の枠組みを超えて、企業の長期的価値創造を支えるさまざまな要因を明らかにすることを目指しています。

この報告書には、以下のような情報が含まれることが一般的です

企業統治

企業がどのように運営され、管理されているかについての情報。これには、組織のリーダーシップ、経営陣と取締役会の構造、ポリシー、プロセスが含まれます。

社会的責任(CSR)

企業が社会的、環境的、経済的な責任をどのように認識し、対応しているかについての情報。これには、コミュニティへの貢献、環境保護の取り組み、従業員との関係などが含まれます。

知的財産

企業が保有する特許、ブランド、著作権、その他の無形資産に関する情報。

統合報告書は、投資家が企業の財務的な健全性だけでなく、環境的、社会的、ガバナンス(ESG)の側面を含めた全体的なパフォーマンスとリスクを評価するのに役立ちます。このように、企業は統合報告を通じて、持続可能性への取り組みと長期的な価値創造戦略を伝えることができます。

参考URL:
オムロン 統合レポート2023
https://www.omron.com/jp/ja/integrated_report/

エーザイ株式会社 ESGデータ・レポート
https://www.eisai.co.jp/sustainability/esg_data/index.html

伊藤忠商事株式会社 統合レポート
https://www.itochu.co.jp/ja/ir/doc/annual_report/index.html