萩原株式会社の情報

岡山県倉敷市西阿知町西原884番地

萩原株式会社についてですが、推定社員数は101~300人になります。所在地は倉敷市西阿知町西原884番地になり、近くの駅は西阿知駅。原田エンジニアリング株式会社が近くにあります。創業は1892年になります。厚生労働省より『両立支援のひろば 一般事業主行動計画公表』を受けました。特許については2014年03月19日に『クッション』を出願しています。また、法人番号については「8260001014437」になります。


法人名フリガナ
ハギハラ
住所
〒710-0806 岡山県倉敷市西阿知町西原884番地
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企業ホームページ
創業年
1892年
推定社員数
101~300人
代表
代表取締役 萩原 秀泰
資本金
4,800万円
認定及び受賞
厚生労働省より『両立支援のひろば 一般事業主行動計画公表』
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
JR西日本・山陽本線の西阿知駅
・水島臨海鉄道の球場前駅
・水島臨海鉄道の西富井駅
・水島臨海鉄道の福井駅
地域の企業
3社
原田エンジニアリング株式会社
倉敷市西阿知町西原909番地11
有限会社オオウチ
倉敷市西阿知町西原978番地の3
有限会社環境保全トダ
倉敷市西阿知町西原737番地
特許
2014年03月19日に『クッション』を出願
2013年05月29日に『立て簾』を出願
法人番号
8260001014437
法人処理区分
吸収合併
法人更新年月日
2020/11/09
法人変更事由の詳細
令和2年11月1日岡山県倉敷市片島町1023番地の1株式会社岡山織込花莚センター(8260005003295)を合併

萩原株式会社が世界初の臨床試験結果を発表
2025年03月19月 15時
萩原株式会社が世界初の臨床試験結果を発表
ー食用イグサの摂取で認知機能向上を確認ー
萩原株式会社(本社:岡山県倉敷市、代表取締役社長:萩原 秀泰)は、静岡県立大学 武田 厚司 名誉教授、および株式会社佐藤園(静岡市葵区)との共同研究により、畳表の原料として知られる「イグサ」を食用に加工したエキスが、健常な高齢者の認知機能の向上を促す可能性があることを、世界で初めてヒトを対象とした臨床試験で確認しました。また、この試験結果は国際的な学術雑誌Nutritionに投稿し掲載されました。
本研究では、もの忘れの自覚症状を持つ健康な男女41名(平均年齢69歳)を対象に、1日1回、24週間にわたりイグサエキス錠(デヒドロエフソール2mg含有)またはプラセボ錠を摂取するランダム化二重盲検プラセボ対照試験を実施しました。「ファイブ・コグ試験」および「ペグボード試験」を用いた認知機能評価の結果、記憶力(手がかり再生課題)、視空間認知能力(時計描画課題)、手先の器用さ(アセンブリ課題)について、イグサエキス錠を摂取したグループの成績向上が確認されました。
本研究成果を受け、萩原株式会社では高齢者の脳の健康維持のために、デヒドロエフソールを関与成分として含有する食用イグサエキスを機能性表示食品として開発し、イグサの新規用途開発、高齢化社会の問題解決に貢献していきたいと考えています。
論文情報
Takeda A.
et al
., Beneficial effect of extract powder of Juncus effusus enriched with dehydroeffusol on cognitive and dexterous performance of elderly people −A randomized, double-blind, placebo-controlled, parallel-group study−
Nutrition
. Published:

https://doi.org/10.1016/j.nut.2025.112712


イグサエキスパウダー





イグサと脳の健康  研究のきっかけは「漢方の知恵」
イグサ(
Juncus effusus
)は古来より、日本人の生活に欠かせない畳表の材料として用いられてきました。一方で、イグサの皮をはいだ芯は漢方で灯心草(トウシンソウ)と呼ばれ、その煎じ液は清熱利湿薬として小児の煩躁・夜泣きなどの心熱の症状に用いられてきました。すなわち、トウシンソウは脳の異常な興奮を鎮める働きがあると考えられます。イグサに特徴的に含まれるフェナントレン化合物のデヒドロエフソール(dehydroeffusol)やエフソール(effusol)には、GABAA受容体の調節機能、抗不安作用及び鎮静作用などが報告されており、脳機能に対する有益な効果が期待されます。当研究グループではこれまでに動物試験により以下の知見を得て論文発表しています。
・アミロイドβ(非断片)負荷した認知症モデルマウスにデヒドロエフソールを経口摂取させると細胞内Zn2+の増加が抑制され、神経細胞の死滅を阻止した。デヒドロエフソールを摂取したマウスでは、メタロチオネイン(MT)合成が亢進しており、亜鉛毒性の低減に寄与していると考えられる。
Tamano H.
et al
., (2021) Dehydroeffusol Pprevents Amyloid β1-42-mediated Hippocampal Neurodegeneration via Reducing Intracellular Zn2+ Toxicity,
Mol Neurobiol
, 58 (8), 3603-3613.
これらの基礎的研究結果から、イグサには経口摂取で認知症の予防効果、認知症発症遅延効果が期待されると考え、その実証のための臨床試験を行いました。

臨床試験の概要
試験デザイン
対 象 :もの忘れの自覚症状を有する健康な男女41名(平均69歳)
期 間 :24週間
試験方法:ランダム化二重盲検プラセボ対照試験
摂取量 :1日1回、イグサエキス錠(デヒドロエフソール2mg含有)またはプラセボ錠
評価項目:認知機能(ファイブ・コグ試験)、手先の器用さ(ペグボード試験)
試験結果
記憶力(手がかり再生課題)、視空間認知能力(時計描画課題)の成績向上
手先の器用さ(アセンブリ課題)の成績向上
※ 試験期間中、試験食品に起因する明確な副作用は認められませんでした。
これらの結果から、デヒドロエフソールを含むイグサエキスが、認知機能と運動機能の両方を改善する可能性が示されました。

イグサ由来デヒドロエフソールの脳への働き
当研究チームでは、デヒドロエフソールが以下のメカニズムで脳を守る可能性があると考えています。
1. アミロイドβ(Aβ)の毒性を低減
アルツハイマー病の原因とされるAβが脳内に蓄積すると、神経細胞がダメージを受け、記憶力が低下します。デヒドロエフソールは、Aβの毒性を低減し、神経細胞のダメージを抑える可能性があります。
2. 亜鉛イオンバランスの調整
過剰な脳内亜鉛イオンは神経細胞の機能を阻害します。デヒドロエフソールは、脳内の亜鉛イオン濃度を適切に調整し、神経細胞の健康を維持する働きを持つと考えられます。
3. メタロチオネイン(MT)の増加
デヒドロエフソールの摂取によってメタロチオネイン(MT)というたんぱく質の合成が亢進することが動物実験で確認されています。これは、デヒドロエフソールが MT合成を増加させ、亜鉛毒性の低減に寄与していると考えられます。

試験結果グラフ




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デヒドロエフソール構造









企業概要
萩原株式会社は伝統を重んじ、唯一無二なものづくりを続け、
新たな価値を創造し、日々の小さな喜びに貢献する企業です。
会社名 : 萩原株式会社
所在地 : 岡山県倉敷市西阿知町西原884
資本金 : 4800万円
代表者 : 代表取締役社長 萩原 秀泰
創 業 : 1892年(明治25年)
従業員数: 236名
TEL : 086-465-6016
FAX : 086-466-3116
HP  :

https://e-hagihara.co.jp/