銘木総研株式会社の訪問時の会話キッカケ
銘木総研株式会社に行くときに、お時間があれば「湯木美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。
「
お会いできることを楽しみにしておりました。
淀屋橋駅の近くには居酒屋はありますか
湯木美術館が近くにあるようですが、歩くとどのくらいかかりますか
非常にお元気のようですけど、何かスポーツをされていますか
」
google map
京阪本線の淀屋橋駅
京阪中之島線の大江橋駅
大阪メトロ堺筋線の北浜駅
2023年11月01月 16時
源頼朝公像 が「里帰り」 "頼朝杉"の倒木地・静岡県島田市の博物館で
2022年12月22月 17時
『エコプロ2022』へ出展・自然倒木した頼朝杉からできた「源頼朝公像」
2022年12月06月 18時
【頼朝杉で制作「源頼朝公像」特別公開】挙兵の地・静岡県伊豆の国市にて披露
2022年12月02月 21時
鎌倉殿・源頼朝お手植えの杉を使った「源頼朝公像」完成
2022年10月27月 20時
銘木総研フォトコンテスト
11月1日は「名木伝承の日」
「1」を「木」に見立てると、「1」が2つで「林」、「1」が3つで「森」。
一本一本の木のつながりを連想させることから。2021年に制定されました。
より多くの方に、地域の名木とその木がもつ伝承を知っていただきたいという想いが込められています。
フォトコンテスト開催概要
【応募テーマ】
#わたしの推し名木 #名木に会ってきた
あなたのまちの名木、家族の思い出の庭木、よく行く公園の気になる木、圧倒されるような存在感のある巨樹やご神木。
木にまつわるエピソードや思い出、名木のいわれや伝承、伝えたい推しポイントなどを添えて、名木の魅力の伝わる写真を投稿してください。
【募集期間】
2023/11/1(水)~2024/1/21(日)23:59まで
【応募資格】
Instagramアカウントをお持ちの方どなたでも
※法人・個人・団体を問いません
※プロ・アマチュアを問いません
【応募方法】
1.銘木総研 公式Instagram「@kodamakko_meiboku」「@kodamatko」をフォロー
2.テーマに沿った写真に以下のハッシュタグをつけて投稿
#わたしの推し名木 #名木に会ってきた #銘木総研フォトコン #名木伝承の日
【当選賞品】
●大賞(1名様):Amazonギフト券 30,000円分
●#わたしの推し名木賞(5名様) :arumitoy 木のおもちゃ/ 木工アーティスト 多胡歩未さん作
●#名木に会ってきた賞(5名様):欅拭き漆カトラリーレスト/木漆伝統工芸職人 甲斐幸太郎作
【後援】
日本みどりのプロジェクト推進協議会
【ご案内】
●同じアカウントから何度でも投稿可能です。
●応募投稿は、銘木総研ホームページ「みんなの名木探訪記」としてもご紹介いたします。
●名木伝承データベースにも全国の名木を掲載しています。名木のページにあるLIKEボタンを押して是非コメントを残してください♪名木伝承データべースはこちら
https://meiboku-souken.co.jp/famous-tree-database/
受賞作品は、日本みどりのプロジェクト事務局(<一社>テラプロジェクト)・大阪富国生命ビル4F(Machi-Labo)「GALLERY WALK」に展示させていただくほか、銘木総研ホームページや公式SNS、広報誌「木魂ッ子(こだまっこ)」(2024/04/01発行号)等でご紹介いたします!
●本キャンペーンにご応募いただくことにより、募集要項およびキャンペーン規約に同意いただいたものとみなします。
キャンペーン規約等詳細はこちら
https://meiboku-souken.co.jp/column/6778/
銘木総研株式会社
伝承とともに人々の生き方に寄り添ってきた名木がもつ史実やいわれを調査研究し、伝統文化・歴史の継承、名木の利活用につながるご提案、その実践を行います。
・名木プロデュース事業
全国各地に存在する木を「特別な木」としてフォーカスし、人が集い、交流が生まれるようなイベントや商品を企画し、提案します。ひとりひとりにとっての特別な木を増やし、その魅力を国内外に発信することで後世に残し、文化の継承・地域活性に繋げます。
・商品企画開発事業
日本文化への興味や誇り、自然への感謝のような気持ちが生まれてくるような商品や、日常生活に「楽しさのエッセンス」や「心の潤い」をもてるような商品を企画開発、販売します。
・名木調査研究
地域に根付いた一本の木に着目し、その木のある地域のいわれや伝承を深く調査研究します。調査研究活動で得た情報や新たな発見を木と共に後世に残すことにより、木を通した地域活性、日本文化の継承に関わっていきます。
・名木の魅力発信
名木に関する歴史や文化・周辺情報を含む調査研究結果など、木にまつわるヒト・モノ・コトの情報を様々な形で発信します。より多くの方に名木の存在とそのストーリーを知っていただくことで特別な木を増やし、木と共生する心ゆたかな社会を目指します。
【会社概要】
社名:銘木総研株式会社
本社所在地:〒530-0001 大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス 26F
代表取締役:前井 宏之
事業内容:名木プロデュース事業、名木商品企画開発事業、名木調査研究、名木の魅力発信
設立:2020年9月
HP: https://meiboku-souken.co.jp/
島田市で倒木した名木・頼朝杉から制作された「源頼朝公像」の特別公開のほか、博物館所蔵の頼朝公や千葉山智満寺にまつわる資料、倒木からお像制作にいたるまでのエピソード等を展示。新たな息吹を吹き込まれた頼朝杉の物語を頼朝公像と共にご覧いただける企画展です。
頼朝公像 里帰り特別展示
(主催:島田市・頼朝公像プロジェクト委員会)
展示内容・みどころ
「源頼朝公像」の公開をはじめ、お像の制作者・江里康慧仏師へのインタビューや制作過程の紹介、頼朝公が長き時を過ごした伊豆の風景が表現された美しい截金細工が施された厨子の1部を解説と共に展示。さらに、頼朝杉にまつわる伝承や、頼朝公像に先立って制作された弥勒菩薩像(同市・智満寺に安置)のエピソードなども詳しくご紹介いたします。
源頼朝公像
伊豆の風景を表現した截金細工
実際に江里仏師が使用された道具
お像の彫像前に制作された縮小サイズの源頼朝公像
頼朝杉で制作された弥勒菩薩像(本企画では写真のみ展示)
頼朝杉の端材や残材で製作されたチャームなどはミュージアムショップで販売
開催概要
「源頼朝公像 里帰り展示」
鎌倉殿・源頼朝公のお手植えと伝わる「頼朝杉」とは
倒木前の頼朝杉
静岡県島田市の千葉山 智満寺の境内で10年前に空洞化が進み自然倒木した「頼朝杉」。
推定樹齢800年、かつて源頼朝が挙兵前に天下治平の大願成就を祈念して植えたと伝承される名木で、樹高約36メートル・直径約3メートル・目の高さの幹の周囲9.7メートル、国の指定天然記念物の大杉でした。樹高の三分の一ほどが空洞になっていたのが豪雨に耐えかね、根元から南側の急斜面に向かって倒木。本来なら傍らの薬師堂を直撃しても不思議でない位置にありながら、なぜか避けるように倒木しました。
樹木は倒木しても木に宿る「木魂(こだま)」は永遠
倒木した頼朝杉
地元の人々に愛され守られ続けてきた「頼朝杉」は、800年もの長き間ずっと日本の歴史を見守ってきました。倒木により、もう生きた樹木としてはこの世に存在しなくても、木に宿った強い想いや愛着は消えません。流刑の地で再起を誓った頼朝公の「大願成就」の強い思いを年輪に刻み続けた名木は、今そのかたちを変え、今を生きるわたしたちに寄り添い、支えとなり、さらにこころゆたかな未来へと紡がれていくことでしょう。
銘木総研株式会社
伝承とともに人々の生き方に寄り添ってきた名木がもつ史実やいわれを調査研究し、伝統文化・歴史の継承、名木の利活用につながるご提案、その実践を行います。
【会社概要】
社名:銘木総研株式会社
本社所在地:〒530-0001 大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス 26F
代表取締役:前井 宏之
事業内容:名木調査・研究、名木イベント開催、名木商品木企画、名木情報発信
設立:2020年9月
HP:https://meiboku-souken.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/meibokusouken
Instagram:https://www.instagram.com/kodamakko_meiboku/
Twitter:https://twitter.com/KodamaTko
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCRtGEFSY0CpZl3fsY9tDioA
エコプロ2022
日本最大級の環境展示会である「エコプロ2022」には、持続可能な社会の実現を目指しエコの最前線が集結。環境配慮製品、環境関連技術、サービスの普及を通じて環境保護、社会課題の解決を図り、持続可能な社会の実現を目指すことを目的に開催されます。当社は、倒木した名木に新たな価値を生み出す「頼朝杉プロジェクト」事業を紹介します。
展示内容
出展ブースには、千葉山 智満寺(静岡県島田市)の境内で10年前に倒木した推定樹齢800年の頼朝杉で制作した「源頼朝公像」と、その端材を利活用した商品を展示します。本来廃棄予定だった名木がもつ伝承にフォーカスし、「源頼朝公像」や商品としてカタチにすることで新たな価値を生み出した「頼朝杉プロジェクト」をテーマにブースを展開いたします。
頼朝杉から制作された「源頼朝公像」
お像の端材や残材で製作されたチャームやブレスレット、御朱印帳
森林に恵まれた日本には、人々の暮らしとともに紡がれた木にまつわる史実や伝承が多くあります。私たちは、木にまつわる史実や伝承を深く調査研究し、木に化体させることで木の価値を大きく向上させることができると信じています。
地域の方々に愛されつつも、倒木してしまった「頼朝杉」。廃棄予定だった材に新たな価値を見出す「頼朝杉プロジェクト」を通して、皆様に日本文化への興味や誇り、自然への感謝の気持ちをもっていただければと考えます。
私たちは、日本の文化や自然の魅力を世界に発信し、環境問題とSDGsに向き合い、持続可能な社会を目指します。
源頼朝のお手植えから800年生きた名木の物語を、身近に感じてみてください。
出展概要
名 称:エコプロ2022[第24回] 環境問題とSDGsに向き合い持続可能な社会へ
日 時:2022年12月7日(水)~9日(金)10:00~17:00
会 場:東京都江東区有明3-11-1
東京ビッグサイト 東5ホール
森と木で拓くSDGsゾーン F-02
入場料:無料
※来場事前登録が必要
来場事前登録はこちら
https://messe.nikkei.co.jp/ep/
源頼朝お手植えと伝わる「頼朝杉」
倒木前の頼朝杉
静岡県島田市の千葉山 智満寺の境内で10年前に空洞化が進み自然倒木した、元国指定天然記念物「頼朝杉」。
推定樹齢800年、かつて源頼朝が挙兵前に天下治平の大願成就を祈念して植えたと伝承される樹高約36メートルにもおよぶ大杉でした。
樹高の三分の一ほどが空洞になっていたのが豪雨に耐えかね、根元から南側の急斜面に向かって倒木。本来なら傍らの薬師堂を直撃しても不思議でない位置にありながら、なぜか避けるように倒木しました。
樹木は倒木しても木に宿る「木魂(こだま)」は永遠
倒木した頼朝杉
源頼朝が生涯を賭けて実現した天下治平。その大願成就を祈念して手植えたという伝承のある頼朝杉は10年前に倒木し、残念ながら樹木としてはもう存在しません。しかし「800年生きた樹木は新たに800年の生命を持つ」と言われます。
頼朝杉はお像に姿を変え、今に甦りました。まさに、今に生きる私たちの歴史遺産、文化遺産です。これらの遺産を、心豊かな未来へ紡ぐシンボルとして未来にどのように紡いでいけるか。
「武家政権樹立」「天下治平」の大願を成就させた頼朝公が歴史に刻んだチャレンジ精神、諦めない心・・・そんな木魂が宿る木製品を製作し、多くの方に愛用していただくことは、私たちがめざす心ゆたかな未来への一歩です。
銘木総研株式会社
伝承とともに人々の生き方に寄り添ってきた名木がもつ史実やいわれを調査研究し、伝統文化・歴史の継承、名木の利活用につながるご提案、その実践を行います。
【会社概要】
社名:銘木総研株式会社
本社所在地:〒530-0001 大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス 26F
代表取締役:前井 宏之
事業内容:名木調査・研究、名木イベント開催、名木商品木企画、名木情報発信
設立:2020年9月
HP:https://meiboku-souken.co.jp/
「源頼朝公像」特別公開
(主催:頼朝公像プロジェクト委員会 協賛:伊豆の国市 後援:伊豆市、三島市、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会 協力:銘木総研株式会社)
お像の背面や厨子の中まで特別公開
源頼朝公像の背面
厨子
お像は、背面も細部にいたるまで有職故実に則って表現。お像と同じ頼朝杉で制作された厨子には、正面と両脇の扉の内側に截金(きりかね)細工が施されており、伊豆に流された頼朝が政子と共に韮山(にらやま)から眺めたであろう伊豆の風景が見事に描かれています。
左から仏師・江里康慧氏、伊豆の国市・山下正行市長、伊豆市・菊池豊市長、三島市・豊岡武士市長、頼朝公像プロジェクト委員会事務局長・前井宏之氏
「生きているかのような素晴らしい像。おかえりなさいという感じだ(伊豆の国市・山下市長)」
「頼朝がリアルに浮かび上がってくる(伊豆市・菊池市長)」
「征夷大将軍の威厳と品格を感じる(三島市・豊岡市長)」
会場は源頼朝公像を一目見ようと訪れた人々の熱気に包まれました。
来場者は「頼朝公が本当にそこにいるかのようなお姿。息をしているようで鳥肌が立ちました」「頼朝公像が、これから末永く世の人々を見守ってくれる事を誇りに思う」「貴重な頼朝杉 (800年)の歴史を像として残し、未来の人へ伝えていくことは夢のあることだ」「源氏再興の地で改めて頼朝公に会えたことはとても感慨深い。関係者の方々に深く感謝いたします」と口々に感動を語っておられました。
お像に込められた願い
頼朝公像プロジェクト委員会事務局長・前井宏之氏(左)と源頼朝頼朝公像の制作者・江里康慧氏(右)
制作者である江里仏師は、「単なる肖像ではなく、神像として彫らせてもらった。頂点を極めた頼朝の勇気と希望を感じてもらいたい」と語りました。委員会の事務局長を務める銘木総研株式会社(本社:大阪府大阪市)代表取締役 前井宏之氏は、「頼朝公の功績と、日本の文化や芸術、技術のすごさを世界中に知ってもらいたい」と期待を込めています。
源頼朝お手植えと伝わる「頼朝杉」
倒木前の頼朝杉
静岡県島田市の千葉山 智満寺の境内で10年前に空洞化が進み自然倒木した、元国指定天然記念物「頼朝杉」。
推定樹齢800年、かつて源頼朝が挙兵前に天下治平の大願成就を祈念して植えたと伝承される樹高約36メートルにもおよぶ大杉でした。
樹高の三分の一ほどが空洞になっていたのが豪雨に耐えかね、根元から南側の急斜面に向かって倒木。本来なら傍らの薬師堂を直撃しても不思議でない位置にありながら、なぜか避けるように倒木しました。
樹木は倒木しても木に宿る「木魂(こだま)」は永遠
倒木した頼朝杉
源頼朝が生涯を賭けて実現した天下治平。その大願成就を祈念して手植えたという伝承のある頼朝杉は10年前に倒木し、残念ながら樹木としてはもう存在しません。
しかし「800年生きた樹木は新たに800年の生命を持つ」と言われます。頼朝杉はお像に姿を変え、今に甦りました。
まさに、今に生きる私たちの歴史遺産、文化遺産です。これらの遺産を、心豊かな未来へ紡ぐシンボルとして未来にどのように紡いでいけるか。
「武家政権樹立」「天下治平」の大願を成就させた頼朝公が歴史に刻んだチャレンジ精神、諦めない心・・・
そんな木魂が宿る木製品を製作し、多くの方に愛用していただくことは、私たちがめざす心ゆたかな未来への一歩です。
当日は、お像の端材や残材で製作されたチャームやブレスレット、御朱印帳が展示販売されました。
「頼朝杉を頼朝と共有している感じでとてもうれしい」「形に残ってわたしたちに寄り添ってくれている気がする」と好評でした。
商品販売の様子
源頼朝公像の今後の予定
エコプロ2022
お像と厨子は、2022年12月7日(水)~9日(金)に東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2022」の“森と木で拓くSDGsゾーン” F-02にて展示。
来春には頼朝ゆかりの地である神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮へ奉納予定です。
会社概要
社名:銘木総研株式会社
本社所在地:〒530-0001 大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス 26F
代表取締役:前井 宏之
事業内容:名木調査・研究、名木イベント開催、名木商品木企画、名木情報発信
設立:2020年9月
HP:https://meiboku-souken.co.jp/
(主催:頼朝公像プロジェクト委員会 後援:京都市)
源頼朝公像は袍(ほう)と呼ばれる黒い上着と紫のはかま姿。しゃくを持って座った像は、高さ1メートル10センチ、幅1メートル47センチの等身大の坐像。征夷大将軍となった頃の頼朝が表現されています。
現代仏教美術界の重鎮、江里康慧仏師による制作
江里仏師が約9か月かけて向き合った源頼朝公像の姿は、独自の頼朝をイメージ。 京都・神護寺の伝源頼朝像、山梨県・甲斐善光寺の頼朝像に加え、東京国立博物館の伝源頼朝坐像の三体を独自に調査・研究し、頼朝の中にある「神性」を見出して現代に甦る源頼朝公像が生み出されました。「坂東武者にもまれながら、数々の苦難を経て大願を果たした頼朝の人生を通して、現代の人にも勇気を感じてもらえたら」と話しました。
像が納まる厨子(ずし)は截金師 江里朋子氏が担当
像と同じ頼朝杉で制作された厨子の正面と両脇の扉の内側には、伊豆に流された頼朝が政子と共に韮山(にらやま)から眺めたであろう伊豆の風景が截金(きりかね)細工で描かれています。截金とは、数枚焼き合わせた金箔を竹刀で極細の線状に切り、それらを筆先で張りながら文様を描き出すという、独特の技術を要する伝統工芸。 さらに下手扉の内側には、いずれ成し遂げる「天下治平」への大願成就を心に秘めて眺めたであろう富士山がプラチナの截金で細工されています。 「約800年前に頼朝と妻の政子が眺めた静岡県・伊豆の山並み、対岸を遠景にみる富士山の風景を表現しました」と江里朋子氏。
容姿は征夷大将軍 装束は徹底的に時代考証
源頼朝公像がまとう装束は、京都の老舗装束店の当主で装束司の黒田幸也氏により有職故実に則った考証がなされました。神護寺の伝源頼朝像と同様に、位の高さを表した強(こわ)装束で、黒い袍(ほう=格式の高い上着)にはつる草の茂った様子をかたどった輪無唐草(わなしからくさ)という文様が描かれています。指貫(さしぬき=裾をくくったはかま)は藤色の地に八藤丸(やつふじのまる)の文様が刺繍風に描かれ、木彫とは思えない布の質感が伝わってきます。お披露目で黒田氏は、「実際の装束を着たモデルと比較しながら昔の決まり事や“ならわし”である有職故実に則り、当時のままということを念頭におかれた表現をされている」と解説されました。
黒田幸也氏による装束解説の様子
左上:頼朝杉で制作された和胡を演奏する里地帰氏、右上:杉研究の第一人者 高桑進氏、左下:千葉山智満寺 北川住職、右下: 平等院 神居文彰氏
会場の様子
源頼朝公像の今後の予定
像は今後、2022年11月23日(水・祝)に静岡県伊豆の国市の「韮山文化センター(韮山時代劇場)大ホール」にて1日限りの特別公開を行うほか、2022年12月7日(水)~9日(金)に東京都江東区の東京ビックサイトで「エコプロ2022」に出展予定。その後、頼朝ゆかりの地である神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮へ奉納します。
頼朝公像プロジェクト委員会
お披露目では、委員会の事務局長を務める銘木総研株式会社(本社:大阪府大阪市)代表取締役 前井宏之が挨拶。「本日が源頼朝の功績を広く国外の方まで知っていただくスタート地点になる。まさに初代将軍らしい迫力ある像を、頼朝ゆかりの地である神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮へご奉納するまで責任をもって対応したい」と語りました。
左から、黒田基起(頼朝公像装束モデル)、黒田幸也(株式会社黒田装束店 代表取締役)、前井宏之(頼朝公像プロジェクト委員会 銘木総研株式会社 代表取締役 )、江里康慧(平安佛所 仏師)、江里朋子(平安佛所 截金師)、北川教裕(千葉山智満寺 住職)※敬称略
登壇者情報 (※敬称略)
彫刻家・仏師 平安佛所代表 江里 康慧(えり・こうけい)
◆彫刻家・仏師 平安佛所代表 江里 康慧(えり・こうけい)
1943年生まれ。1962年京都市立日吉ヶ丘高等学校美術課程彫刻科卒業。仏師松久朋琳師・宗琳師に入門。独立後、父・宗平とともに仏像制作に専念。これまでに全国各地の寺院に納めた仏像は約1,000体。三千院や大本山瀧光徳寺から大仏師号を賜っている。2003年京都府文化功労賞受賞。2007年財団法人仏教伝道協会より仏教伝道文化賞受賞。龍谷大学客員教授、同志社女子大学嘱託講師等を歴任する。著書に『仏師という生き方』(廣済堂出版)、『仏像に聞く』(K.K.ベストセラーズ)、『仏師から見た日本仏像史 一刀三礼、仏のかたち』(ミネルヴァ書房)。
截金師 平安佛所 江里 朋子(えり・ともこ)
◆截金師 平安佛所 江里 朋子(えり・ともこ)
1972年生まれ。仏師・江里康慧と重要無形文化財「截金」保持者・江里佐代子の長女として京都で生まれる。京都芸術短期大学(現:京都芸術大学)日本画専攻。卒業後、母に截金を習い始める。2001年夫の郷里の福岡へ移り京都と福岡で制作活動を行う。2011 年第58回日本伝統工芸展で截金飾箱 「皓華」が日本工芸会新人賞受賞、2013年第48回 西部伝統工芸展で截金飾筥 「碧梁」が九州朝日放送賞受賞。2015年日本工芸会正会員認定。2019年第27回伝統工芸諸工芸展 日本工芸会賞を。2020年には京都府文化賞 奨励賞受賞。
黒田装束店 黒田 幸也(くろだ・ゆきや)
◆黒田装束店 黒田 幸也(くろだ・ゆきや)
1960年京都生まれ。立命館大学経済学部卒業後、実家の黒田装束店に入社。2011年に代表取締役に就任。装束司として19代目の当主を承継。有識故実に則った装束を調進する傍ら、京都芸術大学非常勤講師など装束文化の普及に努める。現在、伝統服飾工芸協同組合・代表幹事をはじめ、京都神紙調度装束協同組合・専務理事、一般財団法人伝統文化保存協会・評議員。
◆千葉山 智満寺 住職 北川 教裕(きたがわ・きょうゆう)
◆平等院 住職 神居 文彰(かみい・もんしょう)
◆京都女子大学名誉教授 杉研究の第一人者 高桑 進(たかくわ・すすむ)
◆二胡奏者・シンガーソングライター 里地帰(さとちき)
源頼朝がお手植えしたと伝承される「頼朝杉」とは
倒木した頼朝杉
静岡県島田市の千葉山 智満寺の境内で10年前に空洞化が進み自然倒木した、元国指定天然記念物「頼朝杉」。推定樹齢800年、かつて源頼朝が挙兵前に天下治平の大願成就を祈念して植えたと伝承される樹高約36メートルにもおよぶ大杉でした。樹高の三分の一ほどが空洞になっていたのが豪雨に耐えかね、根元から南側の急斜面に向かって倒木。本来なら傍らの薬師堂を直撃しても不思議でない位置にありながら、なぜか避けるように倒木しました。
樹木は倒木しても木魂は永遠に・・・
源頼朝が生涯を賭けて実現した天下治平。その大願成就を祈念して手植えたという伝承のある頼朝杉は10年前に倒木し、残念ながら樹木としてはもう存在しません。しかし「800年生きた樹木は新たに800年の生命を持つ」と言われます。頼朝杉もお像に姿を変え、今に甦りました、まさに、今に生きる私たちの歴史遺産、文化遺産です。これらの遺産を、未来にどのように紡いでいけるか。衆生を救済する未来仏の弥勒菩薩像にしても、「武家政権樹立」「天下治平」の大願を成就させた頼朝公のお像にしても、心豊かな未来へ紡ぐシンボルです。
頼朝杉プロジェクトの活動には、まだ続きがあります。これらのお像の端材や残材の有効活用をいたします。頼朝公が歴史に刻んだチャレンジ精神、諦めない心・・・そんな木魂が宿る木製品を製作し、多くの方に愛用していただくことこそ、私たちがめざす心ゆたかな未来への一歩です。
銘木総研株式会社
伝承とともに人々の生き方に寄り添ってきた名木がもつ史実やいわれを調査研究し、伝統文化・歴史の継承、名木の利活用につながるご提案、その実践を行う。今後は源頼朝公像の端材や残材を活用した記念品「頼朝杉の木魂(こだま)」など、名木を利活用する商品を販売する予定。
【会社概要】
社名:銘木総研株式会社
本社所在地:〒530-0001 大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス 26F
代表取締役:前井 宏之
事業内容:名木調査・研究、名木イベント開催、名木商品木企画、名木情報発信
設立:2020年9月
HP:https://meiboku-souken.co.jp/
銘木総研株式会社の情報
大阪府大阪市中央区高麗橋3丁目3番11号
法人名フリガナ
メイボクソウケン
住所
〒541-0043 大阪府大阪市中央区高麗橋3丁目3番11号
推定社員数
1~10人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅大阪メトロ御堂筋線の淀屋橋駅
地域の企業
地域の観光施設
法人番号
6120001231568
法人処理区分
新規
プレスリリース
【11/1 は 名木伝承の日】 銘木総研 第3回 名木フォトコンテスト#
【11/1 は 名木伝承の日】 銘木総研 第3回 名木フォトコンテスト#わたしの推し名木 #名木に会ってきた を開催します!
2023年11月01月 16時
まちの名木、家族の思い出の木、思わず圧倒される巨樹やご神木。「推し名木」をInstagramでシェアしよう!銘木総研株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:前井宏之)は、11月1日「名木伝承の日」に合わせて第3回銘木総研フォトコンテストを開催いたします。
源頼朝公像 が「里帰り」 "頼朝杉"の倒木地・静岡県島田市の博物館で企画展示
2022年12月22月 17時
プロジェクトの原点・千葉山智満寺 頼朝公お手植え杉の歴史とストーリーを展示頼朝公像プロジェクト委員会(事務局長:銘木総研株式会社代表取締役 前井宏之)と島田市は、2022年12月23日~25日の3日間、島田市博物館(静岡県島田市)にて「頼朝公像 里帰り特別展示」を開催します。
『エコプロ2022』へ出展・自然倒木した頼朝杉からできた「源頼朝公像」
2022年12月06月 18時
廃棄予定だった名木に新たな価値を生み出した「頼朝杉プロジェクト」を紹介銘木総研株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:前井宏之)は、2022年12月7日~9日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2022 ~環境問題とSDGsに向き合い持続可能な社会へ~」の“森と木で拓くSDGsゾーン”に出展します。出展ブースでは、倒木した頼朝杉からできた「源頼朝公像」および材を利活用した商品を展示販売いたします。
【頼朝杉で制作「源頼朝公像」特別公開】挙兵の地・静岡県伊豆の国市にて披露
2022年12月02月 21時
坐像の背面や厨子の中まで至近距離で鑑賞、韮山文化センターにて市長・市民らが参加頼朝公像プロジェクト委員会(事務局長:銘木総研株式会社代表取締役 前井宏之)は、2022年11月23日(水)、源頼朝お手植えと伝わる「頼朝杉」で制作された源頼朝公像を1日限定で特別公開しました。頼朝ゆかりの地を代表して伊豆の国、伊豆、三島の3市長らが参加、約450名が来場しました。
鎌倉殿・源頼朝お手植えの杉を使った「源頼朝公像」完成
2022年10月27月 20時
征夷大将軍となった頃の等身大の坐像を京都でお披露目頼朝公像プロジェクト委員会(事務局長:銘木総研株式会社代表取締役 前井宏之)は、2022年10月25日(火)ロームシアター京都(京都市左京区)にて、約800年前に源頼朝がお手植えをしたと伝承される「頼朝杉」を使って彫像した「源頼朝公像」をお披露目しました。