Bioworks株式会社の情報

京都府相楽郡精華町光台1丁目7けいはんなプラザラボ棟7階

Bioworks株式会社についてですが、推定社員数は11~50人になります。所在地は相楽郡精華町光台1丁目7けいはんなプラザラボ棟7階になり、近くの駅は祝園駅。サンシード株式会社が近くにあります。創業は2015年になります。特許については2016年12月08日に『ポリ乳酸樹脂繊維、ポリ乳酸長繊維、ポリ乳酸短繊維およびポリ乳酸繊維』を出願しています。また、法人番号については「1011001107897」になります。
Bioworks株式会社に行くときに、お時間があれば「京都府立山城郷土資料館」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
バイオワークス
住所
〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台1丁目7けいはんなプラザラボ棟7階
google map
創業年
2015年
推定社員数
11~50人
代表
代表取締役 今井 行弘
資本金
3億円
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
JR西日本学研都市線の祝園駅
近鉄京都線の山田川駅
近鉄京都線の新祝園駅
近鉄けいはんな線の学研奈良登美ヶ丘駅
地域の企業
3社
サンシード株式会社
相楽郡精華町光台1丁目2番地9
相楽工業株式会社
相楽郡精華町光台3丁目2番地3
株式会社点建築設計事務所
相楽郡精華町光台4丁目47番12号
地域の観光施設
1箇所
京都府立山城郷土資料館
木津川市山城町上狛千両岩
特許
2016年12月08日に『ポリ乳酸樹脂繊維、ポリ乳酸長繊維、ポリ乳酸短繊維およびポリ乳酸繊維』を出願
2016年12月08日に『ポリ乳酸樹脂組成物』を出願
法人番号
1011001107897
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2018/09/19

植物由来の次世代合成繊維PlaXを開発するBioworksが、初の海外拠点となる台湾支店を設立
2025年05月20月 11時
植物由来の次世代合成繊維PlaXを開発するBioworksが、初の海外拠点となる台湾支店を設立
台湾の繊維会社AceGreenと提携し糸(長繊維)販売を開始




植物由来の次世代合成繊維「PlaX(プラックス)」を開発・製造するBioworks株式会社(本社:京都府相楽郡、代表取締役社長CEO:坂本孝治、以下「Bioworks」)は、初の海外拠点として台湾支店を設立しました。
また台湾の繊維会社AceGreen Eco-Material Technology Co., Ltd.(本社:台湾彰化県、CEO:Chou Roger、以下「AceGreen」)と提携し、台湾国内および欧米を中心とした国際市場におけるPlaXの糸(長繊維)販売・プロモーションを開始いたします。
台湾支店設立の背景と繊維会社AceGreenとの提携について
世界では人口増加に伴い、繊維市場や繊維生産量は拡大傾向にあります。なかでも安定供給が可能な石油由来の合成繊維の生産量は、繊維市場の6割を占めており、過去40年間増加し続けています。一方で、原料となる石油は有限な資源であり、また製造時に多量のCO2を排出するため、昨今の環境問題を背景に、サステナブルな素材への代替はアパレル産業の喫緊の課題となっています。
Bioworksが研究開発する「PlaX」は、植物由来でありながら石油由来の合成繊維の代替ができる次世代合成繊維として、グローバルでの普及を進めています。
このたびBioworksは、初の海外拠点として台湾支店を設立しました。
台湾は、高機能な長繊維の生産拠点であり、多くのグローバルブランドに供給を行っています。Bioworksは、台湾支店設立を機に、台湾国内のメーカーやブランドとの企業連携を強化し、より迅速かつ柔軟な供給体制を構築してまいります。
また台湾を拠点とする合成繊維メーカーAcelon Chemicals & Fiber Corporation(本社:台湾彰化県、会長兼CEO:Wen-Tung Chou、以下「Acelon」)の子会社であるAceGreenと提携し、台湾国内および欧米を中心とした国際市場におけるPlaXの糸(長繊維)販売・プロモーションを開始します。
本提携により、AceGreenの国際的なマーケットリーチを活用し、PlaXの国際市場における販売と認知拡大を加速させ、持続可能な繊維の新たな選択肢を提供してまいります。
《Bioworks株式会社 台湾支店》
名称:日商百聚勝創新材料股份有限公司台灣分公司
住所:台中市南屯區文心路一段218號, 23樓, 台湾 40865
(23F, No.218, Sec.1, Wenxin Rd. Nantun Dist., Taichung 40865,Taiwan)
AceGreen Eco-Material Technology Co.,Ltd CEO Chou Roger氏コメント
台湾に本拠を置くAceGreenは、持続可能で環境に配慮した素材の開発と普及に長年取り組んできました。このたび、より環境負荷の少ない繊維素材の実現に向けて、日本のバイオプラスチック分野をリードするBioworks社と提携し、ポリ乳酸(PLA)をベースとした長繊維の共同開発を開始いたしました。
PLAは再生可能な植物資源から製造される生分解性素材で、環境負荷低減に貢献いたします。本提携では、両社の技術力とリソースを融合し、PLA長繊維の性能および加工性を高めることで、アパレルや機能性テキスタイルなど、さまざまな用途への展開を目指します。
私たちは、持続可能な素材こそが今後の繊維業界を形づくると確信しています。カーボンニュートラルやサステナビリティへの関心が世界的に高まる中、代替繊維へのニーズは急速に拡大しています。今回の取り組みは、台湾と日本それぞれのグリーンイノベーションの連携であると同時に、AceGreenが持続可能な産業バリューチェーンの構築に強く取り組んでいることの証明でもあります。
今後も市場の期待に応え、高品質かつ環境負荷の少ない素材ソリューションを提供することで、繊維業界のグリーンな未来を力強く後押ししてまいります。
Bioworks株式会社 執行役員 PlaX事業部部長 兼 台湾支店長 三輪和貴コメント
今回販売を開始するPlaXの長繊維は、3年にわたり試作と改良を重ねてようやく完成に至ったものです。短繊維に比べて長繊維は加工の難易度が高く、量産化に向けた技術的なハードルも多くありましたが、パートナー企業の協力のもと、チーム一丸となって乗り越えてきました。PlaXは、植物由来のPLAのポテンシャルを最大限に引き出した新素材であり、合成繊維としてこれまでにない機能性と環境性能を兼ね備えています。とくに、石油系合成繊維の使用比率が高いスポーツ・アウトドア分野において、持続可能な代替素材として広く活用していただきたいと考えています。
PlaXとは
「PlaX」は、サトウキビなどの植物を原料とするバイオマス素材「ポリ乳酸(PLA)」に、当社が独自に開発した「植物由来の添加剤」を加えることで、品質と機能をアップデートした環境負荷低減に貢献する新素材です。
石油由来の合成繊維であるポリエステルなどの代替はもちろん、汎用性に優れた素材として世界的に注目を集めています。
《PlaXの特徴》
・ポリエステルと比較して、PlaXに置き換えることで、長繊維の製造にかかるCO2排出量を70%削減、短繊維(原綿)の製造にかかるCO2排出量を50%削減。
・綿と比較して原料から糸製造時までの水使用量を90%削減。
・微生物によって水やCO2に分解される「生分解性」の特性を持つ素材。
・廃棄物から同等の素材を再生産する「ケミカルリサイクル」と相性が良く、資源を循環させるクローズドループの実現に向けた研究開発が進む。
・焼却廃棄時のCO2排出量を削減。ダイオキシンなどの有害物質も発生しない。
AceGreen Eco-Material Technology Co.,Ltd 会社概要
AceGreenは、親会社であるAcelonの一部門として、ナイロンやポリエステルの原糸、加工糸、超極細繊維複合糸、機能性・環境配慮型繊維の販売、製造、研究開発を担当しています。
台湾国内のサプライチェーン企業と協力し、繊維素材を活用した製品の開発を進めるとともに、国際市場でのプロモーションおよび販売を展開しています。
■AceGreen Eco-Material Technology Co., Ltd.
代表:Chou Roger
本社:No.50, Ln.20, Sec.1, Nantong Rd., Ershui Township, Changhua County 530, Taiwan.
設立:2011年
■AceGreen WEB:

https://www.acegreen.com.tw/

Bioworks株式会社 会社概要
Bioworksは、「つくる喜びと、着る豊かさが続く、新たな生態系(エコシステム)」をビジョンに、ポリ乳酸を原料とする植物由来の次世代合成繊維「PlaX」の製造・
販売を行うマテリアルクリエイションカンパニーです。
2015年の創業以来、ポリ乳酸の研究開発で蓄積された知見をもとに、2021年より繊維事
業へと展開。ファッション業界における石油由来原料からの脱却の一翼を担う素材とし
て、国内外の繊維企業やブランドから注目を集め、採用が始まっています。
■ Bioworks株式会社
代表取締役社長CEO:坂本孝治
本社:京都府相楽郡精華町光台1-7けいはんなプラザラボ棟7F
設立:2015年
事業内容:改質ポリ乳酸コンパウンド(PlaX)及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
■ Bioworks WEB:

https://www.bioworks.co.jp/

■ bio公式OnlineStore:

https://bio-plax.com/

靴下・下着・肌着のリユース・リサイクル動向と消費者意識調査
2025年05月19月 11時
靴下・下着・肌着のリユース・リサイクル動向と消費者意識調査
ライフサイクルの短い衣類の約9割が、廃棄されていることが明らかに




Bioworks株式会社(本社:京都府相楽郡、代表取締役社長CEO:坂本孝治、以下「Bioworks」)は、衣類の中でもライフサイクルの短い靴下・下着(パンツ・ブラ・ショーツなど)・肌着(衣服の下に着用するインナーウェアなど)に焦点を当て、消費実態および廃棄状況に関する消費者調査を実施しました。
本調査は男女20歳以上の消費者1,111名を対象に実施され、靴下・下着・肌着が他の衣類より平均的な着用期間が短いにも関わらず、廃棄されやすいカテゴリーであることや、リサイクルに対する消費者の心理的ハードルが高いなど、循環性向上に向けた課題と可能性が明らかになりました。
消費者調査アンケート結果サマリー

過去1年間で購入した衣類の平均枚数は、靴下で3.9足、下着で3.4枚、肌着で2.9枚




※靴下・下着・肌着の購入枚数は「6足/枚以上」を「6足/枚」として平均値を算出。※その他の製品カテゴリーは、環境省の調査*2 より男女の平均値を算出。

平均着用期間は靴下で1.6年、下着で1.8年、肌着で2年




※着用期間は中央値に換算して(例:1~4ヶ月未満=2.5ヶ月)平均値を算出。※「5年以上」の回答は「5年」として算出。

靴下・下着・肌着の手放し方として「ゴミとして捨てる」を選択した人が最も多く、靴下で87.5%・下着で87.4%・肌着で82.2%
靴下・下着・肌着の手放し方について調査を行なったところ、約9割がリユース・リサイクルせずに廃棄していることが明らかになりました。環境省の調査 *1によると、家庭から廃棄した衣類全体のうち、ゴミとして廃棄されるものが66%であることを踏まえると、靴下・下着・肌着は、より廃棄されやすいカテゴリーであることが明らかになりました。
また、環境省の調査では、家庭から廃棄した衣類全体のうち、リユース・リサイクルされるものが34%あるのに対して、本調査では、靴下・下着・肌着のリユース・リサイクル率は平均で10.8%となり、より循環されにくいカテゴリーであることも明らかになりました。




*1 引用元:

環境省 令和4年度 循環型ファッションの推進方策に関する調査業務

*2 引用元:

環境省 令和2年度 ファッションと環境に関する調査業務

靴下・下着・肌着の廃棄が、環境に与える影響
仮に日本の人口の15-70歳までの8000万人が、本調査の結果明らかになったように、年間で一人あたり平均2.75足の靴下を手放して、そのうち87.5%をゴミとして廃棄していると仮定すると、年間の廃棄量は合計1億9250万枚におよび、衣類の廃棄に伴うCO2排出量が1kgあたり2.29kg-CO2、靴下1足の重さを約100gと仮定すると、年間で約22,000トンものCO2排出量に加担していることがわかります。*3
これは東京ドーム約9杯分に相当します。(※東京ドーム1杯=約124万m³)




これからのアパレル産業は、環境や社会への負荷をいかに軽減しながら生産するか、商品を長く使ってもらうにはどうすべきか、そしてライフサイクル後にリサイクルできるかを考えて服作りをすることが求められています。
こうした背景において、製品寿命も短く次の循環に繋がりにくい靴下・下着・肌着は、より環境負荷の少ない原料への置き換えと、リサイクルのしやすさを設計できるかが重要な課題となります。
*3 引用元:

地球温暖化対策地域推進計画策定ガイドライン(第3版)

ライフサイクルの短い靴下・下着・肌着が、リユース・リサイクルされにくい背景
本調査では、靴下・下着・肌着が資源循環されにくい背景を探るべく、実際に靴下・下着・肌着をリユース・リサイクルした消費者に、リユース・リサイクルに伴う障壁について調査を行いました。
靴下・下着・肌着をリユース・リサイクルする際に、「どのようなことで困ったか」という問いに対する回答として、あまりに汚れすぎていて不安/臭い/使用感が気になる/リサイクルショップでは買い取ってもらえないなど、「衛生面で不安を感じたこと」や、思うように売れなかった/高くならないなど、「リセールの対価に期待とのギャップがあった」ことが挙げられました。
また、手順がわからなかった/思うようにいかなくて困ったなど、「利用方法の分かりにくさ」や、店舗に行くのが面倒/梱包が面倒/写真や説明文の手間/手続きが面倒といった、「面倒くささ」なども挙げられ、これらの「衛生面に対する不安」「得られる対価に対する不満足さ」「面倒臭さ」などの消費者の心理が、リユース・リサイクルの行動を妨げる障壁となっていることが明らかになりました。




この結果から、ライフサイクルの短い靴下・下着・肌着といった製品がより循環されやすくするためには、消費者が心理的な不安や不満を感じることなく、かつ、より手軽にリユース・リサイクルできるような回収の仕組み作りが重要であることが分かりました。さらに、衛生面への不安に対しては、回収後のプロセスの透明性を高めることが重要で、製品が実際に原料まで戻され、再利用されているプロセスを丁寧に伝え、理解を深めていく必要があると考えられます。
東京都が主催する社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」のコンセプト検証支援において、靴下・下着・肌着の中でも、最も年平均の購入枚数が多く、かつ最も手放されている枚数も多い「靴下」に焦点を当てて、どのようなユーザーエクスペリエンスを設計すれば最も循環性が高まるのかを仮説検証しながら、実際に回収された靴下をケミカルリサイクルして再資源化を試みる実証実験を行なっています。
実証実験に関するプレスリリースは

こちら

消費者調査アンケート概要
調査時期:2025年 4月1日(火)~4月4日(金)
調査方法:インターネット調査(Fastaskを利用)
調査対象:全国、20歳以上、男女1111名
PlaXとは
「PlaX」は、サトウキビなどの植物を原料とするバイオマス素材「ポリ乳酸(PLA)」に、当社が独自に開発した「植物由来の添加剤」を加えることで、品質と機能をアップデートした環境負荷低減に貢献する新素材です。
石油由来の合成繊維であるポリエステルなどの代替はもちろん、汎用性に優れた素材として世界的に注目を集めています。
《PlaXの特徴》
・ポリエステルと比較して、PlaXに置き換えることで、長繊維の製造にかかるCO2排出量を70%削減、短繊維(原綿)の製造にかかるCO2排出量を50%削減。
・綿と比較して原料から糸製造時までの水使用量を90%削減。
・微生物によって水やCO2に分解される「生分解性」の特性を持つ素材。
・廃棄物から同等の素材を再生産する「ケミカルリサイクル」と相性が良く、資源を循環させるクローズドループの実現に向けた研究開発が進む。
・焼却廃棄時のCO2排出量を削減。ダイオキシンなどの有害物質も発生しない。
Bioworks株式会社 会社概要
Bioworksは、「つくる喜びと、着る豊かさが続く、新たな生態系(エコシステム)」をビジョンに、ポリ乳酸を原料とする植物由来の次世代合成繊維「PlaX」の製造・
販売を行うマテリアルクリエイションカンパニーです。
2015年の創業以来、ポリ乳酸の研究開発で蓄積された知見をもとに、2021年より繊維事
業へと展開。ファッション業界における石油由来原料からの脱却の一翼を担う素材とし
て、国内外の繊維企業やブランドから注目を集め、採用が始まっています。
■ Bioworks株式会社
代表取締役社長CEO:坂本孝治
本社:京都府相楽郡精華町光台1-7けいはんなプラザラボ棟7F
設立:2015年
事業内容:改質ポリ乳酸コンパウンド(PlaX)及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
■ Bioworks WEB:

https://www.bioworks.co.jp/

■ bio公式OnlineStore:

https://bio-plax.com/

Bioworksと日東紡アドバンテックス、PlaXフィラメントで「ダブルドット接着芯」を共同開発
2025年05月15月 11時
Bioworksと日東紡アドバンテックス、PlaXフィラメントで「ダブルドット接着芯」を共同開発
アパレル副資材の脱炭素化と資源循環を推進する次世代素材の実装




Bioworks株式会社(本社:京都府相楽郡、代表取締役社長CEO:坂本孝治、以下「Bioworks」)は、日東紡アドバンテックス株式会社(本社:兵庫県伊丹市、代表取締役:森徹也、以下「日東紡アドバンテックス」)と、ポリ乳酸(PLA)を原料とする植物由来の次世代合成繊維「PlaX(プラックス)」を用いた、「ダブルドット接着芯」のフィラメント(長繊維)タイプを共同開発いたしました。PlaXフィラメントを芯地に採用した接着芯の開発は、初の試みとなります。本開発により、前回のスパン(短繊維)芯地の接着芯開発からさらに幅広い衣料への展開が可能となり、ファッション業界における環境負荷低減と、循環型社会の実現に貢献することが期待されます。
PlaXフィラメントを用いた「ダブルドット接着芯」開発の背景
Bioworksと日東紡アドバンテックスは、2022年より接着芯地の共同開発に取り組み、2024年1月にはPlaXのスパン糸と、ポリ乳酸を使用した接着剤を使用した「ダブルドット接着芯」を開発しました。
そしてこのたび、市場からの要望が高かったフィラメントタイプの開発にも成功し、75デニールのPlaX100%フィラメント芯地を完成させました。
フィラメントの開発においては、紡糸時の繊維の均一性や原料粘度などの精密な制御が必要とされ、熱安定性や粘度管理が難しいポリ乳酸などのバイオポリマーでは高い技術的ハードルが存在していました。それらの課題をBioworksの開発技術によって解決し、安定した品質と物性を備えたフィラメントの生産が可能となったことから、今回のフィラメントPlaXを用いたダブルドット接着芯の開発が実現しました。
接着芯は副資材のひとつで、芯地となる基布に接着剤を付け、縫製の際に表地に貼り付けることで、生地の補強や形状維持の役割を担います。
近年、表地を中心に植物由来の素材開発が進む一方で、接着芯地における開発事例は少なく、基布にはポリエステル、接着剤はポリアミドやポリエステルなど、石油由来の素材が依然として市場の大半を占めています。
Bioworksが研究開発する植物由来の次世代合成繊維「PlaX」は、工業用コンポスト下において加水分解が進み、最終的に水と二酸化炭素へと分解する生分解性のバイオマス素材です。また現在、その特性を活かして、PlaX製品から再度原料であるポリ乳酸を再生し、再利用する、ケミカルリサイクルの実証実験が進められています。
接着芯地は衣料の様々な部位に使われることから、PlaXを用いた芯地開発によって、ファッション産業における脱炭素化や、資源循環への寄与が期待されます。




厚みのあるスパンタイプの芯地に対し、薄くて軽いフィラメントタイプの芯地は、繊細なデザインの製品にも適用され、より幅広い用途での採用が可能となります。
またPlaXフィラメントは、LCA(ライフサイクルアセスメント)分析の結果、一般的なポリエステルと比較して約70%のCO2排出削減効果があることが証明されており、従来素材の代替として環境負荷低減に貢献します。
今後もBioworksは日東紡アドバンテックスとの協業を通じて、さらなる共同研究をすすめ、環境への負荷の少ない持続可能な副資材の開発に取り組んでまいります。




PlaXとは
「PlaX」は、サトウキビなどの植物を原料とするバイオマス素材「ポリ乳酸(PLA)」に、当社が独自に開発した「植物由来の添加剤」を加えることで、品質と機能をアップデートした環境負荷低減に貢献する新素材です。
石油由来の合成繊維であるポリエステルなどの代替はもちろん、汎用性に優れた素材として世界的に注目を集めています。
《PlaXの特徴》
・ポリエステルと比較して、PlaXに置き換えることで、長繊維の製造にかかるCO2排出量を70%削減、短繊維(原綿)の製造にかかるCO2排出量を50%削減。
・綿と比較して原料から糸製造時までの水使用量を90%削減。
・微生物によって水やCO2に分解される「生分解性」の特性を持つ素材。
・廃棄物から同等の素材を再生産する「ケミカルリサイクル」と相性が良く、資源を循環させるクローズドループの実現に向けた研究開発が進む。
・焼却廃棄時のCO2排出量を削減。ダイオキシンなどの有害物質も発生しない。
日東紡アドバンテックス 会社概要
■ 日東紡アドバンテックス株式会社
代表取締役社長:森 徹也
本社:兵庫県伊丹市桑津1-6-1
設立:2021年4月 日東紡グループ芯地事業、ふきん事業を継承し2021年7月事業開始
資本金:8,000万円 日東紡績(株)50%出資子会社
事業内容:接着芯地、接着資材、機能資材、ふきん等の製造・加工および販売
Bioworks株式会社 会社概要
Bioworksは、「つくる喜びと、着る豊かさが続く、新たな生態系(エコシステム)」をビジョンに、ポリ乳酸を原料とする植物由来の次世代合成繊維「PlaX」の製造・
販売を行うマテリアルクリエイションカンパニーです。
2015年の創業以来、ポリ乳酸の研究開発で蓄積された知見をもとに、2021年より繊維事
業へと展開。ファッション業界における石油由来原料からの脱却の一翼を担う素材とし
て、国内外の繊維企業やブランドから注目を集め、採用が始まっています。
■ Bioworks株式会社
代表取締役社長CEO:坂本孝治
本社:京都府相楽郡精華町光台1-7けいはんなプラザラボ棟7F
設立:2015年
事業内容:改質ポリ乳酸コンパウンド(PlaX)及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
■ Bioworks WEB:

https://www.bioworks.co.jp/

■ bio公式OnlineStore:

https://bio-plax.com/

植物由来の次世代合成繊維PlaX(プラックス)が、日本初*1のリフレクターブランド「Ref Lite(レフライト)」に採用
2025年04月23月 11時
植物由来の次世代合成繊維PlaX(プラックス)が、日本初*1のリフレクターブランド「Ref Lite(レフライト)」に採用
ファッション産業の環境負荷軽減に寄与する新素材開発に貢献




Bioworks株式会社(本社:京都府相楽郡、代表取締役社長CEO:坂本孝治、以下「Bioworks」)が研究開発するポリ乳酸を原料とした植物由来の次世代合成繊維「PlaX(プラックス)」が、Mipox株式会社(本社:栃木県鹿沼市、代表取締役社長:渡邉淳、以下「Mipox」)が展開する日本初*1のリフレクター(再帰性反射布)ブランド「Ref Lite(レフライト)」に採用されました。同社のリフレクター製品に植物由来の生分解性バイオマス素材を導入するのは、今回が初の試みです。
近年、環境意識の高まりから、ファッション業界でも環境負荷の低いリフレクター製品が求められています。一方で、これまで、リサイクル素材以外で環境負荷を軽減できるリフレクター製品は、ほとんどありませんでした。今回、採用された「PlaX」は、石油由来の合繊繊維ポリエステルと比較し、原綿1kg製造時においてCO2排出量を約50%削減し、焼却時にも有害物質を発生させないなど、環境負荷低減に貢献する次世代の合成繊維です。
*1 オープンレンズタイプの再帰性反射布として国内で初めて製造販売(1968年の発売当時、Mipox調べ)
PlaX採用の背景
リフレクターは、光を受けた方向に反射する特殊な素材です。従来は安全対策を目的としたワークウェア等での活用が中心でしたが、近年は「光る素材」としての視覚効果が注目され、スポーツウェアやパリコレブランドをはじめ、多くのデザイナーやクリエイターに採用されています。
これまで、リフレクターの基材部分の素材は、主に石油を原料としたポリエステルなどの合成繊維が市場の大半を占めていました。一方、近年、ファッション業界においても環境負荷低減に貢献する素材への関心が高まっており、より持続可能な製品開発が求められています。
こうした背景から、Mipoxは環境負荷低減に貢献する素材への置き換えを視野に入れ、薄型軽量リフレクタークロス(再帰性反射材)「Ref Lite ウルトラライトリフレクター」にPlaXを採用しました。




PlaXはサトウキビを原料とする植物由来の合成繊維であり、石油由来の合成繊維を代替することで、資源枯渇や二酸化炭素排出などの環境課題に貢献する新素材です。PlaXの採用により、環境に配慮した新たなリフレクター製品の開発が実現しました。




反射前 ▶︎ 反射後




反射前




反射後




反射前




反射後 ※画像はイメージです
Mipox株式会社 Ref Lite責任者 宮本純一氏コメント
環境負荷の低減が求められる中、ファッション業界においてもサステナブルな素材の導入は急務となっています。特に、生分解性素材を使用したリフレクタークロスへのニーズは高まり続けており、当社としてもその課題解決に向けた取り組みを進めてきました。そして、自社での製造評価や開発を重ねた結果、Bioworks社のPlaXをベースにしたウルトラライトリフレクターシリーズを開発できました。
本製品は、環境に配慮しながらも機能性を維持しており、さらにカラー展開も可能です。ユニフォーム業界のみならず、ファッション業界でも新たな可能性を広げると確信しています。今後も持続可能なものづくりを推進し、業界の皆様とともにファッション業界に新たな価値を創出してまいります。
Bioworks株式会社 執行役員 PlaX事業部部長 三輪和貴コメント
このたび、Mipox社の『Ref Lite』にPlaXが採用されたことを大変嬉しく思います。先日出展した国際生地見本市Premiere Visionでも、PlaXを使用したRef Liteの生地は多くの来場者の注目を集め、ハイブランドからも高い評価を受けました。展示された約150品番の中でも特に関心を集め、TOP5に入るほど多くのブランドにピックアップされるなど、その可能性を改めて実感しました。今後も、環境負荷の低減とファッションの新たな可能性を広げる素材として、PlaXのさらなる展開を進めてまいります。
PlaXとは
「PlaX」は、サトウキビなどの植物を原料とするバイオマス素材「ポリ乳酸(PLA)」に、当社が独自に開発した「植物由来の添加剤」を加えることで、品質と機能をアップデートした環境負荷低減に貢献する新素材です。
石油由来の合成繊維であるポリエステルなどの代替はもちろん、汎用性に優れた素材として世界的に注目を集めています。
《PlaXの特徴》
・ポリエステルと比較して、PlaXに置き換えることで、長繊維の製造にかかるCO2排出量を70%削減、短繊維(原綿)の製造にかかるCO2排出量を50%削減。
・綿と比較して原料から糸製造時までの水使用量を90%削減。
・微生物によって水やCO2に分解される「生分解性」の特性を持つ素材。
・廃棄物から同等の素材を再生産する「ケミカルリサイクル」と相性が良く、資源を循環させるクローズドループの実現に向けた研究開発が進む。
・焼却廃棄時のCO2排出量を削減。ダイオキシンなどの有害物質も発生しない。
Mipox株式会社 会社概要
Mipox株式会社は、まもなく創業100周年を迎えます。これまで培ってきた技術力を基に、更なる進化と持続的な成長を目指します。1925年に箔や顔料を輸入販売するドイツ系商社としてスタートし、1970年代より本格的に研磨分野に参入しました。当社の事業は非常にニッチではありますが、「塗る」「切る」「磨く」のコア技術を基に、ハードディスクや光ファイバーをはじめとするハイテク分野で強みを発揮してまいりました。
これからも挑戦を続ける100年ベンチャーとして、持続可能な社会の実現を目指し、お客様が実現したいことを具現化し、「塗る」「切る」「磨く」のコア技術で世界を変えていきます。
■ Mipox株式会社
代表取締役社長:渡邉 淳
本社:栃木県鹿沼市さつき町18
創業:1925年
Web:

https://www.mipox.co.jp/

Bioworks株式会社 会社概要
Bioworksは、「つくる喜びと、着る豊かさが続く、新たな生態系(エコシステム)」をビジョンに、ポリ乳酸を原料とする植物由来の次世代合成繊維「PlaX」の製造・販売を行うマテリアルクリエイションカンパニーです。
2015年の創業以来、ポリ乳酸の研究開発で蓄積された知見をもとに、2021年より繊維事業へと展開。ファッション業界における石油由来原料からの脱却の一翼を担う素材として、国内外の繊維企業やブランドから注目を集め、採用が始まっています。
■ Bioworks株式会社
代表取締役社長CEO:坂本孝治
本社:京都府相楽郡精華町光台1-7けいはんなプラザラボ棟7F
設立:2015年
事業内容:改質ポリ乳酸コンパウンド(PlaX)及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
■ Bioworks WEB:

https://www.bioworks.co.jp/

■ bio公式OnlineStore:

https://bio-plax.com/

植物由来の次世代合成繊維PlaXを開発するBioworksが「Progress Report 2025」を初公開
2025年03月27月 15時
植物由来の次世代合成繊維PlaXを開発するBioworksが「Progress Report 2025」を初公開




Bioworks株式会社(本社:京都府相楽郡、代表取締役社長CEO:坂本孝治、以下「Bioworks」)は、サステナビリティビジョン実現に向けた取り組みや、自社が研究開発する植物由来の次世代合成繊維「PlaX(プラックス)」の事業・開発進捗とパートナー企業との連携についてまとめた「Progress Report 2025」を発行しました。
本レポートでは、PlaXの新たなグローバルサプライチェーンでのLCA分析の結果や、サステナビリティビジョン実現に向けてのロジックモデルと活動、ケミカルリサイクルの実証実験の進捗について初公開しています。
Bioworks「Progress Report 2025」は下記URLよりご覧ください。

https://bioworks.co.jp/company/sustainability/

Bioworksとして初となるProgress Report発行の背景
Bioworksは「つくる喜びと、着る豊かさが続く、新たな生態系(エコシステム)」をサステナビリティビジョンとして掲げ、自社が研究開発する植物由来の次世代合成繊維PlaXを通じて、持続可能なアパレル産業への移行を推進しています。
このたびBioworksは、サステナビリティビジョンの実現に向けた取り組みの進捗状況を明示し、ステークホルダーの皆さまの理解を深め、共感を醸成することを目的に、Bioworksとして初となるProgress Reportを発行いたしました。
本レポートの発行は、ファッション産業における環境課題に対し、植物由来の合成繊維という新たなソリューションが、持続可能な選択肢となる可能性を示す契機となります。このたびの発行を通じて、パートナー企業との連携を強化し、多くの人に取り組みを知ってもらうことで、ビジョンの実現をより確かなものとしてまいります。
Bioworksが2030年に目指す姿と、サステナビリティビジョン実現に向けたロジックモデルの公開
Bioworksはグローバル量産体制の確立に向け、サプライチェーンの再構築を進めるとともに、PlaX の製造手法をフルコンパウンド*1 からマスターバッチ*2 製法へ移行しました。これにより、混練量や輸送量の削減が可能となり、さらなるCO2排出量の抑制が期待されることから、LCA分析の再試算を実施しました。
その結果、ポリエステルからの代替によって、短繊維(原綿)で50%、長繊維で70%のCO2排出量の削減率を期待できることがわかりました。
*1:添加剤を事前に樹脂と完全に混ぜ合わせた材料
*2:添加剤を高濃度に分散させたペレット状の材料




また本レポートでは、Bioworksが2030年までに目指す姿として、石油由来のポリエステルの2024年から2030年までの増分のうち10%を代替し、合計220万t-CO2の削減に貢献することを掲げています。




さらに、サステナビリティビジョンの実現に向けたロードマップを示すロジックモデルを初公開しています。
具体的な取り組みとして、PlaXの研究開発、認知拡大とリレーションの構築、持続可能なサプライチェーンの構築、PlaXのリサイクル技術開発・スキーム構築、そしてPlaX製品の透明性・トレーサビリティ向上について、それぞれ目指すゴールと進捗状況を掲載しました。




サステナビリティビジョン実現に向けたステークホルダーとの取り組み
本レポートでは、Bioworksがサステナビリティビジョンに掲げる「つくる喜び」と「着る豊かさ」をテーマに、ステークホルダーと対談したインタビュー記事を公開しています。








PlaXの紡績からファブリックまでの素材開発を手掛ける長谷虎紡績株式会社(本社:岐阜県羽鳥市、代表取締役社長:長谷享治)の長谷享治 代表取締役社長には、素材開発を通じた「つくる喜び」について伺いました。








また、株式会社マッシュスタイルラボ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:近藤広幸)の岩木久剛 執行役員には、PlaX採用の経緯と「着る豊かさ」についてお話しを伺いました。同社が展開するデイリーウェアおよびヨガウェアを手掛けるレディースブランド「emmi(エミ)」では、2024年春夏から3シーズンにわたり、PlaXを使用したコレクションを発表しています。








さらに、紡糸メーカー、繊維商社、ブランドを含む全6社にもご協力いただき、PlaX採用の経緯や今後の展開についてのインタビューを「パートナー企業の声」として公開しました。
PlaXとは
「PlaX」は、サトウキビなどの植物を原料とするバイオマス素材「ポリ乳酸(PLA)」に、当社が独自に開発した「植物由来の添加剤」を加えることで、品質と機能をアップデートしたカーボンニュートラルに貢献する新素材です。
石油由来の合成繊維であるポリエステルなどの代替はもちろん、汎用性に優れた素材として世界的に注目を集めています。
《PlaXの特徴》
・ポリエステルと比較して、PlaXに置き換えることで、長繊維の製造にかかるCO2排出量を70%削減、短繊維(原綿)の製造にかかるCO2排出量を50%削減。
・綿と比較して原料から糸製造時までの水使用量を90%削減。
・微生物によって水やCO2に分解される「生分解性」の特性を持つ素材。
・廃棄物から同等の素材を再生産する「ケミカルリサイクル」と相性が良く、資源を循環させるクローズドループの実現に向けた研究開発が進む。
・焼却廃棄時のCO2排出量を削減。ダイオキシンなどの有害物質も発生しない。
Bioworks株式会社 会社概要
Bioworksは、「つくる喜びと、着る豊かさが続く、新たな生態系(エコシステム)」をビジョンに、ポリ乳酸を原料とする植物由来の次世代合成繊維「PlaX」の製造・
販売を行うマテリアルクリエイションカンパニーです。
2015年の創業以来、ポリ乳酸の研究開発で蓄積された知見をもとに、2021年より繊維事
業へと展開。ファッション業界における石油由来原料からの脱却の一翼を担う素材として
、国内外の繊維企業やブランドから注目を集め、採用が始まっています。
■ Bioworks株式会社
代表取締役社長CEO:坂本孝治
本社:京都府相楽郡精華町光台1-7けいはんなプラザラボ棟7F
設立:2015年
事業内容:改質ポリ乳酸コンパウンド(PlaX)および製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
■ Bioworks WEB:

https://www.bioworks.co.jp/

■ bio公式OnlineStore:

https://bio-plax.com/