住友ベークライト株式会社の情報

東京都品川区東品川2丁目5番8号

住友ベークライト株式会社についてですが、推定社員数は1001~5000人になります。所在地は品川区東品川2丁目5番8号になり、近くの駅は天王洲アイル駅。合同会社LCメディカルファンド1号が近くにあります。厚生労働省より『2011年・2015年部門で次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定』を受けました。特許については2016年01月20日に『封止用樹脂組成物、車載用電子制御ユニットの製造方法、および車載用電子制御ユニット』を出願しています。また、法人番号については「9010701005073」になります。
住友ベークライト株式会社に行くときに、お時間があれば「翡翠原石館  」に立ち寄るのもいいかもしれません。


法人名フリガナ
スミトモベークライト
住所
〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目5番8号
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推定社員数
1001~5000人
代表
代表取締役社長 藤原一彦
事業概要
半導体、電子部品、自動車、建材、包装、医療などの分野で利用される各種プラスチック製品の総合メーカー。
企業ホームページ
認定及び受賞
厚生労働省より2011年・2015年部門で『次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定』
2019年01月29日に公益財団法人食品等流通合理化促進機構より『第6回食品産業もったいない大賞』
厚生労働省より2011部門で『次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定』
厚生労働省より2015部門で『次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定』
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
りんかい線の天王洲アイル駅
東京モノレールの天王洲アイル駅
京急本線の新馬場駅
京急本線の北品川駅
地域の企業
3社
合同会社LCメディカルファンド1号
品川区東品川2丁目3番12号株式会社アカウンティング・マネジメント・サービス内
Abalance株式会社
品川区東品川2丁目2番4号
メキシケムジャパン株式会社
品川区東品川2丁目2番20号
地域の観光施設
3箇所
翡翠原石館  
品川区北品川4-5-12
しながわ水族館
品川区勝島3-2-1
品川区立品川歴史館
品川区八潮5-9-11 品川区立品川歴史館事務室
地域の図書館
2箇所
品川区立品川図書館
品川区北品川2丁目32-3
品川区立八潮図書館
品川区八潮5丁目10-27
特許
2016年01月20日に『封止用樹脂組成物、車載用電子制御ユニットの製造方法、および車載用電子制御ユニット』を出願
2015年07月02日に『熱伝導性シートおよび半導体装置』を出願
2015年07月01日に『半導体装置』を出願
2016年02月08日に『化粧シートおよび化粧シートの製造方法』を出願
2016年01月27日に『ペースト状接着剤組成物、半導体装置、半導体装置の製造方法、および放熱板の接着方法』を出願
2015年11月16日に『ダイシングフィルム』を出願
2015年05月27日に『フェノール樹脂組成物及びフェノール樹脂硬化物』を出願
2015年03月25日に『感光性樹脂組成物、硬化膜、保護膜、絶縁膜および電子装置』を出願
2015年11月10日に『電子部品包装用カバーテープ、電子部品包装用包材、および電子部品包装体』を出願
2015年03月20日に『コート剤組成物及びその利用』を出願
2014年04月25日に『感光性組成物及びその応用』を出願
法人番号
9010701005073
法人処理区分
新規

大阪・関西万博ポリカーボネート樹脂波板「ポリカナミ(R)」の採用について
2025年06月02月 16時
大阪・関西万博ポリカーボネート樹脂波板「ポリカナミ(R)」の採用について
「静けさの森ゾーン・休憩施設」の外壁・屋根材に「ポリカナミ(R)」が採用されています
住友ベークライト株式会社は、大阪・関西万博内「静けさの森ゾーン・休憩施設」の外壁・屋根材に「ポリカナミ(R)」が採用されたことをお知らせいたします。




大阪・関西万博内 静けさの森ゾーン・休憩施設
概要
ポリカナミ(R)(ポリカーボネート樹脂製波板)は優れた耐衝撃性、耐久・耐候性、透明性といった特徴を活かし、土木建材分野をメインに採用されてきました。また、豊富なカラーラインナップを取り揃えており、様々な空間を創造することができます。




ポリカナミ(R)業界初のピンクもラインナップ
ポリカーボネート製波板ポリカナミ(R)
大阪・関西万博「静けさの森ゾーン・休憩施設」の外壁・屋根材にポリカナミ(R)のブルー・ピンク(桜)の2色が使用されており、人工物と自然の調和をコンセプトとしたこのエリアにお越しの際は、ぜひ色鮮やかなポリカナミ(R)をご覧ください。
ポリカナミは、15種類以上の豊富なカラーバリュエーションを取り揃え、業界初のピンクもラインナップております。

住友ベークライト株式会社  産業機能性材料営業本部
TEL: 03-5462-8700
お問い合わせフォームはこちらから

https://inquiry.sumibe.co.jp/m/j_plate

水素製造機能膜量産準備プロジェクトチームの発足について
2025年04月01月 14時
水素製造機能膜量産準備プロジェクトチームの発足について
グリーン水素エネルギーの社会実装の実現にむけて
住友ベークライト株式会社は、再生可能なエネルギーを活用したグリーン水素エネルギーの社会実装の実現にむけて水電解用イオン交換膜の研究開発を進めてきました。これまでにPFASフリーのイオン交換膜の試作に成功し、水電解装置メーカーでの評価が進んでいます。この度、水素製造装置用アニオン交換膜 (AEM)※1の量産体制の確立と新規顧客開拓を集中的に進めるために、『水素製造機能膜量産準備プロジェクトチーム』を発足しましたのでお知らせします。
※1 水素製造装置用アニオン交換膜(AEM:Anion Exchange Membrane)とは、主に水電解装置や燃料電池で使用される膜の一種で、アニオン(負に帯電したイオン)を選択的に透過させる特性を持つ材料です。この膜は、アルカリ性の環境下で動作し、電気化学的反応を効率的に進行させるために重要な役割を果たします。

背景
昨今、世界各国でカーボンニュートラルの実現に向けた動きが加速する中、水素エネルギーの活用に関する期待が急速に高まっています。しかしながら、水素エネルギーの社会実装を実現するためには、いくつかの課題とそれを解決するための技術開発が必要とされています。
現在、水素は、主に産業用途(化学プロセスや石油精製など)向けの「グレー水素」(化石燃料由来の水素)が大半を占めていますが、その製造プロセスで大量の二酸化炭素(CO2)が排出されるため、高い環境負荷が問題となっています。このため、カーボンニュートラルを実現するためには、グレー水素から低炭素水素(グリーン水素など)への転換が求められており、各国政府や企業の投資が活発に進められています。(各水電解装置の特長については※2「水電解装置の比較」参照)
水素製造装置の課題
水素製造装置において、エネルギーとなる水の電気分解にはさまざまな方法がありますが、これまでアルカリ型やプロトン交換膜(PEM)型が先行していました。新たな技術として、低コストで高い発生効率を持つアニオン交換膜(AEM)を用いた水電解装置が注目されており、当社ではこのAEMの量産化に向けたプロジェクトチームを新たに立ち上げました。




グリーン水素製造のプロセス
水素製造装置用アニオン交換膜(AEM)について
今回、量産化を進める水素製造装置用アニオン交換膜(AEM)は、イオン伝導性や安定性・耐久性が高く、PFASフリーに対応しています。これは、当社グループのPromerus, LLC(アメリカ/オハイオ州)が開発した独自素材のポリノルボルネン(PNB)を用いており、住友ベークライトが長年培ってきたプロセス技術を生かして、今後、量産化する画期的な材料です。




設計自由度の高いポリノルボルネン [ NB系材料 (独自素材)" class="prtimes_WP_picture" alt="水素製造機能膜量産準備プロジェクトチームの発足グリーン水素エネルギーの社会実装の実現" loading="lazy">


本製品は、設計自由度が高いポリノルボルネンを膜材に使用しており、イオン導電性が高く、PFASフリーの材料となっています。

ポリノルボルネンの特徴機械特性や熱特性、密着性等、用途に応じた機能を盛り込むことができる設計自由度の高さ多様な機能性官能基
R
の導入によりイオン導電性の高さを実現
PNB系材料への機能付与により、AEM電解質膜に適した材料を設計




ポリノルボネン(PNB)の代表構造




様々な機能を付与できる設計自由度の高さ
当社技術の優位性








プロジェクトチーム発足後の計画について
現在、顧客でのラボ評価は良好な結果を得られており、順調に評価が進んでいます。
今後2027年度までに生産条件の確立、2030年度までの量産化を見込んでいます。そして、将来は売上収益1,000億円/年の事業を目指しています。

※2 水電解装置の比較

アルカリ(AWE)型
AWE型水電解装置は、商業用途で長い歴史があり、成熟した技術です。アルカリ溶液(通常は水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウム)を電解質として使用し、高い耐久性と信頼性を備えています。
安価な電極材料を使用できることが利点ですが、装置が比較的大きくなる傾向があり、家庭用や小規模な分散型の水素製造装置には適さないことがあります。

プロトン交換膜(PEM)型
PEM型は、電解質としてプロトン交換膜を使用する方式で、近年広く普及しています。高効率でコンパクトな設計が可能であり、再生可能エネルギーとの統合にも適しています。高効率かつ高純度の水素を生成可能ですが、動作環境が酸性のため、貴金属(例えば白金やイリジウム)を電極に使用する必要があり、コストが高くなります。

アニオン交換膜(AEM)型
AEM型は、アルカリ性環境下で動作し、電解質としてアニオン交換膜を使用する新しい方式です。低コストで貴金属を必要としない可能性があるため、注目されています。ただし、技術的に発展途上であり、現在は商業規模での利用は限定的です。貴金属を使用せず、安価な電極材料が使用可能でアルカリ型とPEM型の利点を組み合わせたような特性を持つ、研究開発が進み、将来の低コスト化が期待されています。




住友ベークライト 世界初、バイオマス由来「固形ノボラック型」 リグニン変性フェノール樹脂を商業化
2025年03月27月 13時
住友ベークライト 世界初、バイオマス由来「固形ノボラック型」 リグニン変性フェノール樹脂を商業化
GHG(温室効果ガス)削減や資源循環に貢献して持続可能な社会の実現を目指す
住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤原一彦)は、非可食バイオマス由来原料であるリグニンを活用した「固形ノボラック型」リグニン変性フェノール樹脂の商業販売を開始しましたのでお知らせします。フェノール樹脂は「液状レゾール型」と「固形ノボラック型」に大別され、「固形ノボラック型」は自動車分野を中心に利用されています。
「固形ノボラック型」リグニン変性フェノール樹脂の商業化は世界初であり、今後はバイオマス率の向上や更なる用途展開を進め、GHG(温室効果ガス)削減や資源循環に貢献して持続可能な社会の実現を目指します。
※本製品は NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)に委託された事業の研究成果の一つです。
【開発の背景】
近年、プラスチックの環境負荷への関心が高まっており、あらゆる産業において資源循環や GHG 排出削減に対する具体的な取り組みが求められています。プラスチックが機能面で代替できない場合はリサイクルが有効ですが、最終的に焼失・摩耗する用途や長期間使用が想定される用途では、リサイクルが難しいとされています。そのような場合は化石資源由来原料を、再生可能なバイオマス由来原料に転換することが有効と考えられます。
【固形ノボラック型リグニン変性フェノール樹脂について】
フェノール樹脂は高い耐熱性を有するため、プラスチックのなかでも過酷な条件に使用され、使用時や使用後に摩耗や焼失してしまう用途が多くあります。このような用途ではリサイクルが困難であるためバイオマス活用が有効です。当社では、環境負荷低減を図るためにリサイクル技術とともにバイオマス利用についても研究開発を進めてきました。
2010 年以前からフェノール樹脂への適用に有望なバイオマスとして、リグニン成分の利用に関する基礎研究に着手し、NEDO (国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業への参
画などを通して、種々のリグニンを活用した樹脂合成/材料化技術の開発に取り組んできました。
多様である(抽出)リグニンの早期かつ着実な社会実装を進めるため、当社ではまず初めに安定調達が可能な紙パルプ製造の副生成物である「パルプ製造法由来リグニン」を活用したリグニン変性フェノール樹脂の量産体制を構築し、「固形ノボラック型」では世界初となるリグニン変性フェノール樹脂の商業化を実現しました。
本製品の一つであるスミライトレジンPR-L-0002はRCS(レジンコーテッドサンド)メーカーにバインダー樹脂として採用され、そのRCSは2024年初めよりカーメーカーにて一部の自動車鋳造部品の生産に使用されています。




固形ノボラック型リグニン変性フェノール樹脂




鋳型製造用途の使用例




【本製品の特徴】
アルカリ触媒下で得られる「液状レゾール型」リグニン変性フェノール樹脂については、多くのリグニンがアルカリに可溶であることから研究例が多く、木質材料用接着剤では社会実装が進みつつあります。
当社グループでも昨年、合板や単板積層材の製造に用いられるフェノール樹脂接着剤において、バイオマス由来原料の「リグニン」に置き換えた「スミタック(R) PL-700シリーズ」を商業化致しました。※1
一方、酸触媒下で得られる「固形ノボラック型」リグニン変性フェノール樹脂は、多くのリグニンが溶融溶解しづらいために適用しづらく、社会実装も進んでおりませんでした。それに対して当社は2019年にトンスケールの量産を実証してサンプル提供や試験販売を進めるなど各種用途への適用を目指してきました。※2
※1 レゾール型リグニン変性フェノール樹脂の商業販売を開始
※2 植物由来の(固形ノボラック型)フェノール樹脂(リグニン変性フェノール樹脂)を開発
【商業化例:PR-L-0002の鋳造用RCSバインダー樹脂への適用】

RCSバインダー樹脂は砂の再生時に焼却されますが、本製品は既存品と同様に砂再生を阻害しません。

今回商業販売に至った高強度用RCSバインダー樹脂はバイオマス率15%であり、既存品と比較して化石資源使用量を15%削減可能です。また、CFPは11%削減可能です。

今後は他用途同様に、高強度用バインダー樹脂でも30%を超えるバイオマス率を目指します。




【今後の計画】
固形ノボラック型フェノール樹脂は、当社の得意とする自動車部品(成形材料、摩擦材、タイヤなど)をはじめ、幅広い用途に使用されています。本製品の商業化を機に、多様なリグニンの社会実装促進、フェノール樹脂のサステナブル化を目指して、自動車部品や各種バインダーなどへ更なる適用拡大を目指します。
当社は環境・社会価値の創出を目指し、今後も環境に優しい技術・製品を開発して社会に貢献していきます。
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術開発機構)の委託事業の詳細はHPをご参照ください。

グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発(2010~2012年度)

非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発(2013~2019年度)
【樹脂製造時のCFP試算】




樹脂製造時のCFP試算条件
・データベース: IDEA v2.3※主原料、リグニンはサプライヤー聴取値を使用
・影響領域: 100年指数(IPCC, 2013)
・特性化モデル・対象項目: 気候変動
・システム境界: 原料採掘~樹脂出荷
・生産工場: 住友ベークライト株式会社 静岡工場
・データ収集期間: 2022年4月~2023年3月
1)バイオマス率は「樹脂製品中に含まれるバイオマス由来原料の比率」から算出しております。
2)バイオマス吸収量は「大気中のCO2をバイオマス炭素として固定した」 と仮定して算出しております。
3)上記値は代表値であり保証値ではありません。
注意事項
本試算は試算時点で入手出来た情報に基づき試算されたものであり、将来にわたり保証を行うものではございません。
認証等の取得もしておりませんので、参考値とお考え下さい。

住友ベークライト 単一素材で構成されリサイクルが容易な、医療機器包装用フィルムを開発
2025年03月26月 12時
住友ベークライト 単一素材で構成されリサイクルが容易な、医療機器包装用フィルムを開発
2025年度に量産、顧客への販売開始を目指す
住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤原一彦)は、当社が保有する樹脂配合・共押出多層フィルム加工技術を活かし、ポリエチレン系単一素材で構成されたモノマテリアルフィルムを開発しましたのでお知らせします。今般、その開発を完了し、リサイクルが容易な包装材として、医療機器包装向けに2025年度中の量産、販売開始を目指します。
背景
近年、気候変動や資源の枯渇といった環境問題への対応が必要となっており、このような状況下で包装廃棄物削減の取り組みの一つとして、リサイクル可能な包装材へのニーズが高まっています。
現在、幅広く使われている異素材の複合フィルムは、異なる素材を層状に組み合わせることで、軽量化や高い強度、防湿性、保存性などの優れた機能を実現しています。しかし、異素材が複雑に組み合わされているため、それぞれの素材を分離することが難しく、リサイクルが非常に困難とされています。
その結果、廃棄物として処理される際には、焼却処理となるケースが多く、これにより二酸化炭素(CO2)やその他の温室効果ガスが排出されるという環境負荷の増大が問題視されています。
これらの課題に対処するためには、企業や消費者が連携し、資源の効率的な利用や廃棄物の最小化を目指したサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現が不可欠です。欧州ではすでに政府や国際機関による規制やガイドラインが整備されつつあり、プラスチック廃棄物削減やリサイクル率向上を目指した具体的な政策が進められています。
医療機器用包装材料 スミライト(R) CEL                                                                      ポリエチレン・モノマテリアル フィルム・シート
住友ベークライトでは、この市場の要求に対し、単一素材でありながら、包装材に求められる強度や成形性を十分に有するフィルムの開発を進めてきました。当社の長年にわたる共押出多層フィルム加工の技術を活かし、フィルムをポリエチレン系単一素材による構成にすることで、リサイクル性を向上させながら、本開発のターゲットである医療機器包装で重視される耐熱性・易剥離性・耐ピンホール性・熱成形性を備えたモノマテリアルフィルムを開発しました。
お客様は、現在お使いの異素材複合フィルムと同じご使用環境のまま、モノマテリアル フィルムをお使いいただくことができ、医療機器包装のリサイクル化による環境負荷の低減を実現することが可能です。
本製品は2024年に開発を完了しており、現在、医療機器メーカー、医療機器包装材メーカーへの紹介を進めています。そして、2025年度中の量産、販売開始を計画しています。




スミライト(R) CEL  ポリエチレン・モノマテリアル フィルム・シート
製品の特長
●ポリエチレン系単一素材の構成により、使用後は素材単位に分離する必要が無く、リサイクルに適しています。
●特性の異なるポリエチレン系素材を組み合わせ、従来の複合素材製品と同等以上の特性を有します。








左:複合素材構成(例)                      右:ポリエチレン系単一素材構成




注記:このグラフは各フィルム・シートの特性を相対的に比較したもので あり、絶対的な特性値を示すものではありません。
仕様




注記:上記数値は代表値であり、保証値ではありません。

住友ベークライト 島津製作所製 自動前処理装置「MUP-3100」専用の抗体糖鎖調製キットを発売
2024年07月03月 14時
抗体糖鎖分析キット「Auto-EZGlyco(TM) mAb-N Kit for SHIMADZU」住友ベークライト株式会社は、抗体糖鎖自動前処理装置「MUP-3100」(株式会社島津製作所製)専用の抗体糖鎖分析キット「Auto-EZGlyco(TM) mAb-N Kit for SHIMADZU」を発売いたします。製薬企業や医薬品開発製造受託機関(CDMO)における研究開発や品質管理において、液体クロマトグラフ(LC)や液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)と組み合わせたラボラトリーオートメーションシステムを指向し、抗体医薬品の糖鎖分析の時間短縮、効率化に寄与します。
【抗体医薬品の糖鎖分析の現状と課題】
抗体医薬品は遺伝子組み換え技術を用いて細胞で生産するタンパク質で構成される医薬品で、近年活発に研究開発が行われています。抗体に結合した糖鎖は抗体医薬品の有効性・安全性などに影響するため、研究開発、品質管理では、LCやLC-MSによる糖鎖成分の分析が必要です。また、抗体医薬品などの後発品であるバイオシミラーの開発においては、先発品との糖鎖の比較試験が品質管理項目の一つになっています。
抗体は抗体産生細胞の培養液中に含まれますが、培養液には夾雑物(抗体以外のタンパク質、培地由来の物質など)が多く含まれており、1.培養液からの抗体精製、2.抗体からの糖鎖切り出し、3.糖鎖精製、4.糖鎖の蛍光ラベル化、という複数の工程を経て糖鎖分析が可能となります。しかしながら従来はこれら1.~4.の工程を単独で行うことが多く、トータルで2日程度の時間を要し、さらに煩雑な操作が必要であることから、迅速化・簡便化が求められていました。
これらの課題を解決するため、当社では2016年に抗体糖鎖分析キット「EZGlyco(R) mAb-N kit with 2-AB」を発売しました。このキットは抗体精製カラム上で糖鎖遊離を行うという独自の手法を用い、かつ、操作手順全体を最適化することにより上記1.~4.の工程を数時間の簡便な操作で完了することができます。本キットは国内外の製薬企業などでの活用が進んでいますが、サンプル数が多くなると作業者の操作に対する負担が課題となり、自動化が求められていました。
【Auto-EZGlyco(TM) mAb-N Kit for SHIMADZUについて】



Auto-EZGlyco(R) mAb-N Kit for SHIMADZU
株式会社島津製作所が発売する抗体糖鎖自動前処理装置「MUP-3100」では、当社製の抗体糖鎖分析キット「Auto-EZGlyco(TM) mAb-N Kit for SHIMADZU」が専用消耗品として使用されます。MUP-3100は「EZGlyco(R) mAb-N kit with 2-AB」におけるマニュアル操作を忠実に自動で再現する装置で、抗体医薬品の研究開発、品質管理においてLCなどによる糖鎖分析の前処理を自動化し、作業者の負担軽減だけでなく、手順間違いや分析結果の不良、ばらつきの低減に寄与します。
【今後の事業展開】
当社では島津製作所と協働して抗体医薬品糖鎖分析市場の開拓、販売を進める計画です。住友ベークライトの糖鎖調製キットと島津製作所の自動前処理装置および分析システム(LC, LC-MS)の組合せで新たな糖鎖分析ソリューションを確立し、抗体医薬品糖鎖分析市場での業績拡大を目指します。日本国内はもとより、バイオシミラー産業やCMO/CDMOの成長が著しいアジア地域での販売拡大を目指します。
【糖鎖とは】
糖鎖は私たちの体を構成する重要な生体高分子の一つです。生体内のタンパク質の多くには糖鎖が結合しており、糖鎖によってタンパク質の性質や機能が制御されていることが知られています。抗体医薬品においては、糖鎖は抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性や免疫原性等に関わっていることが知られています。
【参考: 島津製作所製 抗体糖鎖自動前処理装置】



株式会社島津製作所製 抗体糖鎖自動前処理装置「MUP-3100」
 株式会社 島津製作所 コーポレート・コミュニケーション部 
  〒604-8511京都市中京区西ノ京桑原町1 TEL 075-823-1110 FAX 075-823-1348
  HP:https://www.shimadzu.co.jp/
  本件リリース :https://www.shimadzu.co.jp/news/2024/8zjf_p0-8r7vumju.html
  製品ページURL:https://www.an.shimadzu.co.jp/products/sample-prep/mup-3100/
住友ベークライト株式会社 S-バイオ事業部 
〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目5-8天王洲パークサイドビル
TEL:03-5462-4831
­ 問合せフォーム: s-bio_inquiry@ml.sumibe.co.jp