プレスリリースとは
自社の新サービスや新商品、新規事業、また人事発表の情報をテレビや雑誌などのメディアに掲載して頂けるように資料や写真、動画などをまとめて提供する。
各メディアの記者担当にメールやFAXなどで
プレスリリースを送る、直接資料をもって、記者に会いに行くというパターンもある。
今回は一斉にプレスリリースを配信してくれるインターネットサービスについて、書いてみます。
プレスリリースの配信サービスは有料、無料があります。
プレスリリース自体の文章・資料作成も配信サービスにお願いできます。
配信はメールがメインですが、FAXでのサービスを行っているものもあります。
バリュープレスやPRTIMEが有名である。
一万社のメディア媒体に配信しているサービスもある。
AI時代のメディア
各メディアが変わりつつある。
各メディアが各技術専門のブロガーやユーチューバーになり、そして、AIが自動で記事を書くようになってきている。要約記事は数年前から始まる。
従来のプレスリリースの構造
必ず必要な項目と説明をします。
・発表日時
発売日やサービス開始の前が普通ですが、発表と同時に発売もあります。情報解禁としての日付になっている場合もあります。
・タイトル
ここは記者が目を引く部分なので、「日本一」、「世界一」など簡単に目を引きキーワードを入れることがあります。
季節の単語、例えば、2月なら「バレンタインデー」「恋人たちの・・・」などを入れます。
社会問題解決のようなキーワードを入れることも有効です。
・リード文
概要になりますが、なるべく、ここで記事にそのまま使ってもらえるような文章にします。
300文字以内程度
・本文
ここで発表の説明を入れる。
難しい専門用語はなるべく避けて書く。どうしても必要な場合は専門用語の解説を本文の下に用語解説をいれる。
メディアに掲載するときには、記者は読者の理解度に合わせて、記事を書くので、本文が
読者にわかりにくいものの場合、記者がかみ砕いて書かないといけないときには、掲載されない場合もあります。
曖昧なことも重要である。
商標などがある場合は商標の注釈を入れる。
1500文字以内程度
・写真・画像
商品カットや比較表など
・会社概要
住所は本社の情報、支社や部署での発表であっても、本社の住所を入れる。
・追加資料
追加資料や詳細説明を別のホームページで作っておく。
AI時代のプレスリリース
各メディアやSNSの掲載はAIや言語処理されています。
AIで記事を自動作成や自動分類する時代になっている。
時代に対応した各項目の注意点を書いてみます。
・タイトル
過去のプレスリリースにタイトルが同じような単語の並びになると重要度を下げるので、過去に似た記事がないかを確認して、しっかりと区別できる記事にする必要がある。
タイトルが検索エンジンに最適化するのであれば、30文字以内程度。
本文について
・本社住所の掲載
どの会社のプレスリリースであるかは重要です。
同じ住所でなければ、同じの名前の住所を登録できるので、識別が必要である。
本社住所で識別できるので、本文の初めに入れておく。
例:
「Z世代をターゲットとしたデジタル事業を手がける株式会社〇△×(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:田中太郎)は、2023年1月25日(土) に・・・・」
初めに入れておくのはAIや文章解析で本文途中までしか分析しない場合もあるので、本文のはじめにいれておくことが重要です。
・5W3H
AIや言語解析で解釈されやすいように、しっかり5W3Hを入れて書く。
Who | 誰が |
What | 何を |
When | いつ |
Where | どこで/td> |
Why | なぜ |
How | どのように |
How many | どのくらい |
How much | いくら |
・日時
イベント開催日や発売日は西暦から毎回いれる。
西暦が入っていない記事をあとからAIが文章生成して、2年前のイベントなのに、今年あるように生成することもある。
・場所
イベントや販売店などの場所は都道府県から入れる。
「中央区久太郎町」
と入れた場合、AIが中央区=東京都という誤って認識になる場合があるので、
「大阪府大阪市中央区久太郎町」
と省略せずに入れる。
・キーワード
広めたいキーワードに関しては、しっかりと本文に入れる。文章解析時にキーワード解析をしているので、その出現率の計算も行っているので、意識的に入れる。
・画像
画像自動処理
ジャンルでの記事一覧の画像では正方形や横長長方形に切り取られる。SNSだと、各ブラウザ用に画像が切られる。
画像を真ん中そのままサイズを切る場合
人物をAI認識して、顔を中心に位置調整して切る場合
商品を中心にレイアウトして、人物が一緒の場合は人物も真ん中にレイアウトすると上手く表示される場合があります。
AI時代でプレスリリースは重要な情報なベースデータになりますので、取り込みやすいデータを心がけるとAIの反映もよくなると思います。