株式会社CAQNALの訪問時の会話キッカケ
株式会社CAQNALに行くときに、お時間があれば「太田記念美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。
「
今日もいい日ですね。
恵比寿駅の近くで美味しいレストランはありますか
太田記念美術館が近くにあるようですが、好きですか
株式会社CAQNALへの通勤は電車通勤ですか
」
google map
東京メトロ日比谷線の恵比寿駅
東急東横線の代官山駅
東京メトロ日比谷線の広尾駅
2025年04月30月 10時
HiPro Biz主催、スターバックス出身の経営者が語る「人的資本経営に
2025年03月27月 10時
【2025年最新】人的資本経営における女性活躍推進の重要性と具体的施策
2025年03月03月 10時
ナカシマ アツシ、青森県八戸市の職員エンゲージメントアドバイザーとして成
2025年02月26月 13時
1/29(水)12:00開催!カクナル×Waris共催セミナー!企業成長
2025年01月10月 13時
組織人事コンサルティングや地方創生に取り組む株式会社CAQNAL(社名:カクナル、本社:東京都港区)の代表取締役 中島 篤(ナカシマアツシ)は、2024年8月に神奈川県茅ヶ崎市の「女性活躍推進アドバイザー」に就任し、茅ヶ崎市役所の女性活躍推進に取り組んでまいりました。1月に行われた成果報告会では、茅ヶ崎市役所の女性活躍推進の現状分析と対話を通じて「女性がのびのびと活躍できる組織」実現への基盤強化を提言いたしました。
オンライン成果報告会で報告するナカシマアツシ(上段 左から三番目)
神奈川県茅ヶ崎市女性活躍推進アドバイザー就任背景
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000080430.html
プロジェクトの背景
茅ヶ崎市では、2001年に「ちがさき男女平等参画プラン」を策定し、男女共同参画を推進してきました。管理監督職における女性職員比率の目標30%に向け、キャリア支援研修等を実施していますが、2024年4月1日時点の比率は26.1%に留まっています。また、女性職員に向けたキャリア意向調査では、リーダーポジションである主査級以上の役職を40%前後が希望しておらず、管理職そのものを目指す20代、30代は20%未満という現状です。
入庁年度に関係なく、管理職を見据えた経験を若手のうちから積ませる検討や、出産・育児に関する基本的な制度に加え、産前産後と未就学児の養育を目的とした休暇制度や2022年に新設されたライフサポート休暇、家族看護休暇など網羅的に整備を進めるものの、その浸透や利用状況には課題が残っています。そこで、女性活躍を組織全体で推進する上で、幹部層や男性を含む全職員の仕事と子育てを両立させる意識改革や制度の認知度向上が必要でした。また、職責意向調査、男女比・育休取得者推移データ、各種制度資料等さまざまな人事関連データを一元化・可視化し、現場で継続的に運用できる戦略的人事の必要性が認識されていました。
プロジェクト成果内容
まずは現状について、職員意向調査、男女比・育休取得者推移データ、各種制度の既存資料を詳細に分析しました。加えて、「女性職員にとって働きやすい職場環境」と銘打った課長級職員との座談会を行い、リアルな声と今後の希望を把握しました。さらには、カクナルでこれまで蓄積した他社の女性活躍推進事例の共有や、エール株式会社代表取締役パラレルキャリア推進委員会代表の美宝れいこ氏との意見交換を実施し、組織改革に向けた多角的な視点を学ぶ機会を設けました。
これらの分析と対話から得られた結果に基づき、女性職員がそれぞれのライフステージをむかえる中でも、意欲を持ちながら継続的に就業できる環境の構築について具体的な施策を提案しました。
施策1.
職員の働きがい(エンゲージメント)の可視化による組織状態の客観的把握
管理職比率(2024年度 女性:約26.1%)や育休取得率(2022年度 女性:98.5%、男性:40.3%)等の指標に加え、働きがい、組織への愛着・貢献意欲などの職員のエンゲージメントを定期的に測定・可視化することを提案。これにより、施策の効果測定や組織状態の客観的把握が可能となり、エンゲージメントが高い状態を目指すことが、女性職員がいきいきと活躍できる環境の維持にもつながる。
施策2.
出産・育児に関する基本的な制度に加え、育児参加休暇、ライフサポート休暇や家族看護休暇など充実している各種制度の利用促進を検討。
充実した制度が十分に活用されていない現状に対し、職員向けの制度説明研修の実施や、庁内広報誌でのロールモデル紹介・制度活用方法の周知強化を提案。情報提供と理解促進により浸透させることで働きやすい環境の構築を加速。
施策3.
昇進意欲に関する課題の背景にある本質的な理由に迫るためアンケート項目を改善
「昇進したくない理由」に関するアンケート設問が表面的な回答に留まりやすく、背景にある本質的な原因(例:「育児」を選択した理由が、時間的制約なのか、周囲の理解不足なのか等)の解明が困難である点を指摘。現状の設問では捉えきれない昇進への期待や不安、阻害要因となっている職場環境・家庭環境などを多角的に把握するため、自由記述欄の活用や、「どのようなサポートがあれば昇進を考えられるか」「昇進にあたり懸念することは具体的に何か」等、深く掘り下げた質問を追加するなど、より実態に即したインサイトを得るための具体的な項目改善を提案。
中島 篤(ナカシマアツシ)コメント
今回、茅ヶ崎市役所の女性活躍推進の為、職員の皆様との定例会や、多様なデータ分析を中心に関わらせていただき、プロジェクトのアドバイスをいたしました。本プロジェクトを通じて改めてお伝えさせていただいたのは、課題の本質を捉えるためのアンケート設計やエンゲージメントの可視化が、如何に重要かということです。現行制度の更なる活用のために、設計から運用までを一貫して行える戦略と体制が必要不可欠であると皆で再認識もできたと思います。特に、職員のエンゲージメントを把握し、その向上を目指すことは、性別に関わらず全ての職員がいきいきと活躍できる組織づくりに直結します。今回の提言が、茅ヶ崎市の更なる発展とより良い組織づくりの一助となれば幸いです。
株式会社CAQNAL(社名:カクナル、本社:東京都港区、 代表取締役:中島 篤(ナカシマアツシ))は、パーソルキャリア株式会社が運営する「HiPro Biz」が1月30日(木)に開催した経営者・人事担当者向けオンラインセミナー”スターバックス出身の経営者が語る「人的資本経営における人事戦略と企業成長を加速させる外部人材の活用事例」”に登壇いたしました。当日は、人的資本経営実現のポイントをお伝えし、法令準拠や投資の増加だけではない「攻めの人的資本経営」の具体的事例をご紹介いたしました。
人的資本経営は、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方であり、非財務情報の重要性の高まり、少子高齢化と労働力不足、ESG投資の拡大という3つの背景から注目されています。また、約4,000社の国内上場企業に対し、2023年3月期決算以降の有価証券報告書に人的資本情報の記載が義務づけられました。しかし、この開示は社外投資家を中心としたステークホルダーに対し、必要項目を満たしているという「守りの報告」に留まりがちです。
本セミナーでは、「攻めの人的資本経営」として、これからの人事戦略・人材戦略は従来の「自社内での人材管理」から「経営戦略実現のための人材活用」が求められることをお伝えし、人的資本の8つの領域を強化・最適化するための主な取り組み事例と想定効果、具体的な外部人材の活用事例をご紹介しました。
人的資本の8つの領域を強化・最適化するための主な取り組み事例と想定効果
<採用>
主な取り組み事例
1.採用ターゲット明確化
事業戦略に基づいた人材要件を定義し、即戦力とポテンシャル人材のバランスを確保
2.デジタル採用の促進
採用マーケティング、SNS活用、リファラル採用を取り入れた多角的なアプローチ
3.採用プロセスの効率化
データ分析によるプロセスの改善や、選考スピードを上げる採用管理システム(ATS)導入
想定効果
1. 採用の成功率向上と早期離職率の低下
2. 採用リードタイムの短縮および採用コスト削減
3. 事業成長に貢献できる人材基盤の強化
<教育・育成>
主な取り組み事例
1.階層別研修の導入
新入社員、管理職、次世代リーダー向けの研修プログラムを設計
2.OJTとデジタル学習の融合
日常業務とオンライン学習を組み合わせた効果的な育成モデルの構築
3.リスキリングとキャリア支援
DX推進や新規事業展開に対応するためのリスキリングプログラム
想定効果
1. 優秀な人材の育成が加速し、将来のリーダー層が豊富になる
2. 社員のエンゲージメント向上と生産性の向上
3. 教育投資のROI(投資効果)を最大化
<異動・配置>
主な取り組み事例
1.スキルデータベースの構築
社員のスキル、経験、志向性を可視化し、配置判断に活用
2.柔軟なジョブローテーションの設計
経験の幅を広げるための計画的な異動と配置
3.キャリア志向に基づいた配置面談
定期的な面談で社員の希望を把握し、配置に反映
想定効果
1. 配置満足度の向上による離職率低下
2. 社員のモチベーション向上と業務パフォーマンスの強化
3. 経営戦略と人材戦略の整合性向上
<評価>
主な取り組み事例
1.成果とプロセスの両面評価
成果だけでなく、努力やプロセスを評価に組み込む
2.リアルタイムフィードバックの推進
定期的な1on1やシステムによる迅速なフィードバック
3.データ活用による評価の公平性向上
バイアスを排除したAIベースの評価分析の導入
想定効果
1. 評価に対する不満の減少と社員エンゲージメント向上
2. 成果志向の文化醸成と業績向上
3. 次世代リーダーの早期発掘と育成
<労務管理>
主な取り組み事例
1.勤怠管理のデジタル化
クラウドベースの勤怠管理システム導入による効率化と正確性向上
2.健康経営の推進
定期健康診断、メンタルヘルスケア、ストレスチェックの実施
3.ハラスメント対策
社内ルールの整備と相談窓口の強化、従業員教育の徹底
想定効果
1. 労務トラブルの減少と企業リスクの回避
2. 社員の健康意識向上によるパフォーマンス改善
3. 離職率の低下と企業イメージの向上
<エンゲージメント>
主な取り組み事例
1.エンゲージメント調査の定期実施
社員の満足度や課題を可視化し、改善施策を立案
2.社内コミュニケーションの活性化
タウンミーティング、部門間交流イベント、社員参加型の改善プロジェクトなどを実施
3.働きがいの高い職場認証取得
社外基準を活用して職場環境を向上させる※健康経営優良法人認定やGPTWなど
想定効果
1. 離職率の大幅な低下
2. 社員のモチベーション向上とイノベーションの活性化
3. 組織全体の一体感と生産性の向上
<報酬・福利厚生>
主な取り組み事例
1.報酬の透明性向上
業績や成果に応じた公平な報酬制度を構築
2.柔軟な福利厚生オプション
ライフイベントに応じた福利厚生(例:育児支援、介護休暇、テレワーク補助)
3.インセンティブ制度の強化
業績連動型のボーナスや特別報酬の導入
想定効果
1. 人事業務の効率化と精度向上
2. タレントマネジメントの強化による社員パフォーマンス向上
3. 組織全体の生産性向上とリスク管理の強化
<HRテクノロジー>
主な取り組み事例
1.人事データの一元管理
採用、育成、労務管理、評価などを統合的に管理できるシステムを導入
2.AIと分析ツールの活用
離職予測、パフォーマンス分析、スキルギャップの特定
3.自動化による業務効率化
勤怠管理、評価プロセス、社員アンケート集計の自動化
想定効果
1. 人材の定着率向上と採用市場での競争優位性確保
2. 社員のモチベーションと生産性の向上
3. 企業ブランドの向上
外部人材活用の重要性
経営の透明性を図り、経年や業界比較で定量化することで、自社の長期的な戦略実現における重要論点および指標として活用し、企業価値をより高めていく本来の人的資本経営をより多くの組織が導入できるよう、今後もカクナルは企業や自治体の組織人事領域を支援してまいります。
株式会社CAQNAL(カクナル) 代表取締役 中島 篤(ナカシマアツシ)
iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授
地方創生アドバイザー
1976年福島県生まれ。東北学院大学2部経済学科卒業。在学中は(株)紀伊国屋書店で契約社員として勤務し、昼間就業・夜間就学という二足の草鞋で過ごす。卒業後、2001年にスターバックスコーヒージャパン入社。その後ユニクロをはじめ、複数の業界・企業で現場・人事部長およびコンサルタントとして就業。2011年、東日本大震災を機に働き方改革や地方創生に関心を持ち、フリーランスとして活動後、(株)CAQNAL(カクナル)創立。現場経験を活かした伴走型コンサルタントとして、リアルな組織診断、解決策を信条とし、慣例や既成概念に囚われないブランディング・制度設計・研修を実施している。自身も積極的にテレワーク・ワーケーションを行い、様々な地域で食と酒を楽しむ。
【株式会社CAQNAL(カクナル)について】
「人のチカラで『場』を興(おこ)す」というミッションの下、大手企業からベンチャー、行政や自治体などさまざまな組織の価値を向上させるコンサルティング・グループ。
組織人事、採用/転職、人事制度、労務、DX、業務効率化を中心に幅広い領域を支援。豊富な実務経験を兼ね備えた専門家集団として、企画やノウハウの提供だけでなく制度の定着まで伴走する支援スタイルを強みとしている。
【株式会社CAQNAL 会社概要】
代 表 取 締 役 : 中島 篤
設 立 : 2018年 1月
所 在 地 : 東京都港区六本木 7-12-2 R7ビルディング SPACES六本木
※仙台、大阪に営業拠点あり
業 務 内 容 : 組織人事・DXコンサルティング、採用・労務支援、地方創生
U R L :
https://caqnal.jp/
~カクナル×Waris共催セミナーレポートとアーカイブ動画配信~
株式会社CAQNAL(社名:カクナル、本社:東京都港区、 代表取締役:中島 篤(ナカシマアツシ))は、経営者、人事担当者の方に向けて、株式会社Warisとの共催セミナー”企業成長のカギは「女性活躍」- 人的資本開示にとどまらない人的資本経営とは?”を1月29日(水)12:00~13:00にオンラインにて開催いたしました。本セミナー好評につき3/3(月)よりアーカイブ配信いたします。
株式会社Warisとの共催セミナー”企業成長のカギは「女性活躍」
- 人的資本開示にとどまらない人的資本経営とは?”
セミナーアーカイブのお申込みはこちら
2024年、厚生労働省が女性管理職比率の公表を企業に義務付ける方針を示したこともあり、「人的資本経営」への注目はさらに高まっています。当社も本格的に人的資本経営のコンサルティングサービスを開始いたしました。(リリースはこちら≫
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000080430.html
)
人的資本の開示は社外投資家を中心としたステークホルダーに対し、必要項目を満たしているという「
守り」の報告に留まりがちです。しかし本来は、経営の透明性を図り、経年や業界比較で定量化することで、自社の長期的な戦略実現に向けた重要論点および指標として活用し、企業価値をより高めていくものであると言えます。本セミナーでは、人的資本経営の中でも多くの企業が課題としている「女性活躍」に焦点をあて、女性管理職の登用促進や人材活用の最適化など、現場で実践できる具体的な施策について、データと事例をもとにご紹介いたしました。
講義パート
講義パートではナカシマが人的資本経営と女性活躍推進の関連性について、田中氏が女性活躍推進の重要性と課題を独自のアンケート調査結果からお伝えいたしました。
人的資本経営と女性活躍推進の関連性
プレゼンター
株式会社CAQNAL(カクナル) 代表取締役 中島 篤(ナカシマアツシ)
iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授
地方創生アドバイザー
1976年福島県生まれ。東北学院大学2部経済学科卒業。在学中は(株)紀伊国屋書店で契約社員として勤務し、昼間就業・夜間就学という二足の草鞋で過ごす。卒業後、2001年にスターバックスコーヒージャパン入社。その後ユニクロをはじめ、複数の業界・企業で現場・人事部長およびコンサルタントとして就業。2011年、東日本大震災を機に働き方改革や地方創生に関心を持ち、フリーランスとして活動後、(株)CAQNAL(カクナル)創立。現場経験を活かした伴走型コンサルタントとして、リアルな組織診断、解決策を信条とし、慣例や既成概念に囚われないブランディング・制度設計・研修を実施している。自身も積極的にテレワーク・ワーケーションを行い、様々な地域で食と酒を楽しむ。
人的資本経営が注目される背景は下記3点です。
人的資本経営注目の背景
1.非財務情報の重要性の高まり
2.少子高齢化と労働力不足
3.ESG投資の拡大
上記を踏まえた人的資本経営は、単なる情報開示ではなく、経営戦略・事業戦略・人事戦略と連携させ、具体的な施策として実行を継続する、「攻めの姿勢」が本質と考えており、以下4つの要素が不可欠です。
攻めの人的資本経営実現に必要な4つの要素
1.人事戦略と人材戦略の連携
2.タレントマネジメント
3.人事制度設計
4.エンゲージメントサーベイ
また、女性活躍推進は人的資本開示のダイバーシティ項目との関連性が強く、次のような3つの効果があることをお伝えしました。
女性活躍推進の3つの効果
1.多様な視点による意思決定の質向上
2.優秀な人材の獲得・定着
3.企業価値・イメージの向上
女性活躍推進の重要性と課題
プレゼンター
株式会社Waris(ワリス) 共同代表 田中 美和 氏
国家資格キャリアコンサルタント
1978年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、2001年に日経ホーム出版社(現日経BP社)入社。編集記者として働く女性向け情報誌「日経ウーマン」を担当。取材・調査を通じて接した働く女性の声はのべ3万人以上。女性が自分らしく前向きに働き続けるためのサポートを行うべく2012年退職。フリーランスのライター・キャリアカウンセラーとしての活動を経て2013年株式会社Waris設立。一般社団法人「プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会」理事。厚生労働省「仲介事業に関するルール検討委員会」委員(2019年度)。新著『自分らしく働くための39のヒント』がKADOKAWAより発売中
・日本の女性管理職比率は12.7%で、14年間で2.5%しか増加しておらず、他の先進国(30-40%)と比べて著しく低い
・2023年3月期決算から上場企業に対して女性管理職比率などの人的資本情報の開示が義務化され、2026年からは従業員101人以上の企業にも拡大予定
・女性管理職が活躍する上での主な課題は、ワークライフバランスの懸念、精神的負担、男性中心のコミュニケーションや組織風土
・女性が活躍できる組織の条件として、柔軟な働き方の実現(リモートワーク、フレックス)、多様性を重視する組織風土、評価・昇進の透明性、平等な成長機会の提供、メンター制度などのサポート体制が重要
・人的資本経営において女性の活躍推進は企業の持続的成長と競争力強化に不可欠な戦略として位置づけられている
パネルディスカッション
パネルディスカッションでは3つのお題に対して田中氏とナカシマの知見をお伝えしました。
人的資本経営における女性活躍の戦略的意義とは?
女性活躍は単独の課題ではなく、若手男性社員の定着率や組織全体のエンゲージメント、評価の透明性など、より広範な組織課題と密接に関連しています。
人的資本経営の定量化と女性活躍の効果測定の手法
人的資本の定量化において、採用コスト、教育コスト、育成人件費などの財務指標と人材施策を連携させて評価することが重要であり、ISO 30414の11領域58指標を参考に、ダイバーシティ推進に関する投資とリターンを財務的な観点から可視化することの必要性を強調しました。また、女性活躍推進の重要なKPIとして、女性管理職比率、男女の賃金格差、エンゲージメントスコア、離職率、昇格率などを挙げました。
実務レベルで女性活躍推進を進める上での課題と解決策
実務レベルで女性活躍推進を進める上では、経営層のコミットメントが欠かせず、社内外へのメッセージ発信や、ダイバーシティー推進プロジェクトへの参加が効果的です。
制度面(フレックス、リモートワーク等)の整備だけでなく、組織文化や風土の改革が女性活躍推進には不可欠となります。特に、上の世代の男性管理職の意識改革のため、研修やワークショップを通じた継続的な取り組みが必要であり、育休・産休後の復職時における、役職や業務内容の調整、メンター制度などのサポート体制の整備が重要です。
セミナーアーカイブのお申込みはこちら
【株式会社CAQNAL(カクナル)について】
「人のチカラで『場』を興(おこ)す」というミッションの下、大手企業からベンチャー、行政や自治体などさまざまな組織の価値を向上させるコンサルティング・グループ。
組織人事、採用/転職、人事制度、労務、DX、業務効率化を中心に幅広い領域を支援。豊富な実務経験を兼ね備えた専門家集団として、企画やノウハウの提供だけでなく制度の定着まで伴走する支援スタイルを強みとしている。
【株式会社CAQNAL 会社概要】
代 表 取 締 役 : 中島 篤
設 立 : 2018年 1月
所 在 地 : 東京都港区六本木 7-12-2 R7ビルディング SPACES六本木
※仙台、大阪に営業拠点あり
業 務 内 容 : 組織人事・DXコンサルティング、採用・労務支援、地方創生
U R L :
https://caqnal.jp/
組織人事コンサルティングや地方創生に取り組む株式会社CAQNAL(社名:カクナル、本社:東京都港区)の代表取締役 中島 篤(ナカシマアツシ)は、2024年8月に青森県八戸市の「職員エンゲージメントアドバイザー」に就任し、八戸市役所組織活性化に取り組んでまいりました。2月4日に行われた最終報告会では、市役所職員に行なったエンゲージメント調査の結果を元に今後の具体的な取り組みについて提言いたしました。今後、八戸市役所が地方自治体の人的資本活用のロールモデルとなれるよう引き続き伴走してまいります。
青森県八戸市について
八戸市は、太平洋に面した青森県の南東部に位置し、「海から拓けた街」として栄え、1964年の新産業都市指定以降は東北有数の工業都市に成長しました。また、八戸港は日本有数の国際貿易港であり、“脂ノリ日本一”と評される「八戸前沖さば」や水揚げ日本一を誇るイカなど、旬の恵みが集まる場所となっています。さらには、三陸復興国立公園や種差海岸の美しい自然、豪華絢爛な山車が競演しユネスコ無形文化遺産にも登録された八戸三社大祭など、多彩な魅力にあふれています。
八戸市役所の職員エンゲージメントアドバイザー就任背景
最終報告会の様子
八戸市役所は、少子高齢化や都市部への人口流出という社会課題に対応していくために、地域の魅力や住民向けサービスの質の向上、地域経済の活発化を目指し、「組織活性化」に取り組む必要があります。しかし、職員の離職やメンタルヘルスケア等、複雑な要因分析を必要とする人的課題を抱えていました。そういった状況に若手を中心とした人事部職員が危機感を持ち、エンゲージメントサーベイの実施と活用を模索していましたが、市役所内だけでは知見が足りず、解決が難しい状況でした。そこで、組織人事領域に精通するナカシマの地方創生の実績を活かし、八戸市役所の組織活性化を行うこととなりました。
職員エンゲージメント調査の結果と今後の取り組み
現在市役所で働く職員を対象に無記名でエンゲージメント調査を実施し、課題の分析と今後の施策を検討いたしました。
調査方法
インターネット調査
調査期間
2024年11月15日~2024年11月29日
対象人数
約1100名
主な調査項目
⚫︎仕事への満足度
⚫︎組織への帰属意識
⚫︎上司や同僚との関係性
⚫︎キャリア開発に関する取り組みに対する満足度
⚫︎ワークライフバランス
⚫︎福利厚生制度に関する満足度
⚫︎組織文化に関する意見
⚫︎現在働いている職員が将来的に八戸市役所で働きたいか
エンゲージメント調査から見えた課題と今後の改善策
⚫︎人事評価
課題
上司のフィードバック不足
モチベーションの低下
評価基準の不透明さ公平性の欠如
改善策
人事評価制度の見直し
例)フィードバック時における面談の実施、定型業務の配点基準変更など
⚫︎働き方・働きやすさ
課題
ワークライフバランスの課題
業務負担と評価制度への不満
制度の整備と改善
改善策
休暇を取得しやすい環境整備
例)男性職員の育児休業の取得促進、年次有給休暇や特別休暇の取得促進、時間外勤務の縮減など
⚫︎キャリア・育成
課題
実務に役立つ研修機会の充実
キャリアパスの不安とロールモデルの不足
業務負担と精神的な負担
改善策
キャリア形成に資する体制の構築
例)八戸市人材育成・確保基本方針の策定、キャリアデザイン研修の導入、職員ロールモデルの紹介 など
中島 篤(ナカシマアツシ)コメント
今回の市のエンゲージメント調査結果の分析や施策の方針検討は、組織活性化に向けたスタートラインです。今後は施策実行に対して継続的な支援を行い、八戸市役所の組織力をあげていけるよう伴走できればと考えております。また、全国的に地方自治体での人的資本活用はまだまだ立ち上げ期とも言える中、八戸市役所が熱量を持って地方自治体の人的資本活用のロールモデルとなり、その取り組みを発信していけるよう臨んでいただければと願っております。
株式会社CAQNAL(カクナル) 代表取締役 中島 篤(ナカシマアツシ)
iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授
地方創生アドバイザー
1976年福島県生まれ。東北学院大学2部経済学科卒業。在学中は(株)紀伊国屋書店で契約社員として勤務し、昼間就業・夜間就学という二足の草鞋で過ごす。卒業後、2001年にスターバックスコーヒージャパン入社。その後ユニクロをはじめ、複数の業界・企業で現場・人事部長およびコンサルタントとして就業。2011年、東日本大震災を機に働き方改革や地方創生に関心を持ち、フリーランスとして活動後、(株)CAQNAL(カクナル)創立。現場経験を活かした伴走型コンサルタントとして、リアルな組織診断、解決策を信条とし、慣例や既成概念に囚われないブランディング・制度設計・研修を実施している。自身も積極的にテレワーク・ワーケーションを行い、様々な地域で食と酒を楽しむ。
【株式会社CAQNAL(カクナル)について】
「人のチカラで『場』を興(おこ)す」というミッションの下、大手企業からベンチャー、行政や自治体などさまざまな組織の価値を向上させるコンサルティング・グループ。
組織人事、採用/転職、人事制度、労務、DX、業務効率化を中心に幅広い領域を支援。豊富な実務経験を兼ね備えた専門家集団として、企画やノウハウの提供だけでなく制度の定着まで伴走する支援スタイルを強みとしている。
【株式会社CAQNAL 会社概要】
代 表 取 締 役 : 中島 篤
設 立 : 2018年 1月
所 在 地 : 東京都港区六本木 7-12-2 R7ビルディング SPACES六本木
※仙台、大阪に営業拠点あり
業 務 内 容 : 組織人事・DXコンサルティング、採用・労務支援、地方創生
U R L :
https://caqnal.jp/
~内部人材開発や外部人材の活用をご紹介~
株式会社CAQNAL(社名:カクナル、本社:東京都港区、 代表取締役:中島 篤(ナカシマアツシ))は、経営者、人事担当者の方に向けて、株式会社Warisとの共催セミナーを1月29日(水)12:00~13:00にオンライン開催することをお知らせいたします。
<セミナーお申し込み>
2024年、厚生労働省が女性管理職比率の公表を企業に義務付ける方針を示したこともあり、「人的資本経営」への注目はさらに高まっています。当社も本格的に人的資本経営のコンサルティングサービスを開始いたしました。(リリースはこちら≫
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000080430.html
)
人的資本の開示は社外投資家を中心としたステークホルダーに対し、必要項目を満たしているという守りの報告に留まりがちです。しかし本来は、経営の透明性を図り、経年や業界比較で定量化することで、自社の長期的な戦略実現に向けた重要論点および指標として活用し、企業価値をより高めていくものであると言えます。本ウェビナーでは、人的資本経営の中でも多くの企業が推進している「女性活躍」に焦点をあて、女性管理職の登用促進や人材活用の最適化など、現場で実践できる具体的な施策について、データと事例をもとにご紹介します。
このような方におすすめ
•
企業の人事部門で、人的資本経営の導入や推進に関心のある方
•
企業成長を支える人事戦略のヒントを得たい経営者・マネージャー
•
女性管理職の育成や活躍推進を戦略として考えている方
•
社内育成と社外人材活用のバランスを見直したい方
イベント概要
日時
1月29日(火)12:00~13:00
場所
オンライン(zoom)
参加費
無料
内容
講義
・人的資本経営の現在地と未来:企業成長を支える人事戦略
・女性の中途採用が人的資本経営を加速させる!
クロストーク
1.人的資本経営における女性活躍の戦略的意義とは?
2.人的資本経営の定量化と女性活躍の効果測定の手法
3.実務レベルで女性活躍推進を進める上での課題と解決策
※内容は告知なく変更となる可能性もございます
<セミナーお申込み>
登壇者
株式会社Waris(ワリス) 共同代表 田中 美和 氏
国家資格キャリアコンサルタント
1978年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、2001年に日経ホーム出版社(現日経BP社)入社。編集記者として働く女性向け情報誌「日経ウーマン」を担当。取材・調査を通じて接した働く女性の声はのべ3万人以上。女性が自分らしく前向きに働き続けるためのサポートを行うべく2012年退職。フリーランスのライター・キャリアカウンセラーとしての活動を経て2013年株式会社Waris設立。一般社団法人「プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会」理事。厚生労働省「仲介事業に関するルール検討委員会」委員(2019年度)。 「Woman type」「ミモレ」「PIVOT」などのメディアでキャリアやダイバーシティをテーマに連載。
新著『自分らしく働くための39のヒント』がKADOKAWAより発売中
株式会社CAQNAL(カクナル) 代表取締役 中島 篤(ナカシマアツシ)
iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授
地方創生アドバイザー
1976年福島県生まれ。東北学院大学2部経済学科卒業。在学中は(株)紀伊国屋書店で契約社員として勤務し、昼間就業・夜間就学という二足の草鞋で過ごす。卒業後、2001年にスターバックスコーヒージャパン入社。その後ユニクロをはじめ、複数の業界・企業で現場・人事部長およびコンサルタントとして就業。2011年、東日本大震災を機に働き方改革や地方創生に関心を持ち、フリーランスとして活動後、(株)CAQNAL(カクナル)創立。現場経験を活かした伴走型コンサルタントとして、リアルな組織診断、解決策を信条とし、慣例や既成概念に囚われないブランディング・制度設計・研修を実施している。自身も積極的にテレワーク・ワーケーションを行い、様々な地域で食と酒を楽しむ。
【株式会社CAQNAL(カクナル)について】
「人のチカラで『場』を興(おこ)す」というミッションの下、大手企業からベンチャー、行政や自治体などさまざまな組織の価値を向上させるコンサルティング・グループ。
組織人事、採用/転職、人事制度、労務、DX、業務効率化を中心に幅広い領域を支援。豊富な実務経験を兼ね備えた専門家集団として、企画やノウハウの提供だけでなく制度の定着まで伴走する支援スタイルを強みとしている。
【株式会社CAQNAL 会社概要】
代 表 取 締 役 : 中島 篤
設 立 : 2018年 1月
所 在 地 : 東京都港区六本木 7-12-2 R7ビルディング SPACES六本木
※仙台、大阪に営業拠点あり
業 務 内 容 : 組織人事・DXコンサルティング、採用・労務支援、地方創生
U R L :
https://caqnal.jp/
株式会社CAQNALの情報
東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー18階
法人名フリガナ
カクナル
住所
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー18階
推定社員数
1~10人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅JR東日本山手線の恵比寿駅
地域の企業
地域の図書館
法人番号
4010601052724
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2021/03/04
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2025年01月10月 13時
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