ウィンズテック株式会社の情報

福岡県久留米市梅満町1650番地9

ウィンズテック株式会社についてですが、推定社員数は11~50人になります。所在地は久留米市梅満町1650番地9になり、近くの駅は津福駅。株式会社倉重ポンプ商会が近くにあります。創業は2004年になります。また、法人番号については「4290002051513」になります。
ウィンズテック株式会社に行くときに、お時間があれば「久留米市鳥類センター」に立ち寄るのもいいかもしれません。


住所
〒830-0048 福岡県久留米市梅満町1650番地9
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企業ホームページ
創業年
2004年
推定社員数
11~50人
代表
代表取締役 案納 亨介
資本金
1,000万円
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
西鉄天神大牟田線の津福駅
JR九州久大本線の久留米駅
JR九州鹿児島本線の久留米駅
JR九州九州新幹線の久留米駅
地域の企業
3社
株式会社倉重ポンプ商会
久留米市梅満町136番地の5
株式会社久留米住宅
久留米市梅満町1167番地の3
株式会社高圧利器製作所
久留米市梅満町字与赤35番地1
地域の観光施設
3箇所
久留米市鳥類センター
久留米市東櫛原町 中央公園内
福岡県青少年科学館
久留米市東櫛原町1713(中央公園内)
有馬記念館
久留米市篠山町444
法人番号
4290002051513
法人処理区分
新規

砂中子の課題解決を期待できる、複層砂中子の新工法の開発に成功
2023年08月17月 14時
ウィンズテック株式会社(本社:福岡県久留米市、代表取締役:案納亨介)と旭有機材株式会社(本社:宮崎県延岡市、代表取締役:中野賀津也)は、共同で複層砂中子の新しい製造工法の開発に成功し、当該工法は特許第7241370号の認定を受けました。
・複層砂中子の新工法開発の背景
中空形状を有する鋳物を製造するために使用される砂中子には、次のような課題がありました。
・崩壊性が悪く、砂出し工程に時間と労力を要する
・ガス欠陥の要因となる
・1層構造では高額な材料(骨材・樹脂)の使用量が多くなる
これらの課題を解決する2層式シェル中子が開発され量産されてきましたが、従来の工法では製造上の課題も複数存在し、市場ニーズに応えることが出来ておらず普及の障壁となっていました。
・複層砂中子の新工法の特徴
今回開発に成功した新工法では、従来工法の課題を以下の通り解決することができました。
・品質が不安定な反転排砂が不要なので、中子の品質を向上させることが出来る
・反転排砂が不要であり、中子形状に制約を受けず任意の形状に製造できる
・一般的な中子製造装置で製造できる
従来工法と新工法には下の図のような違いがあります。
                    【図1.従来工法】

ウィンズテック株式会社本社

【従来工法の課題】
・未硬化砂の排砂時に、均一な排砂が出来ない→季節や環境による品質のバラつきがある
・曲がりくねった形状では、未硬化砂の排砂が困難→形状に制約がある
・シェルに限定される
・ブローヘッドを2台有する特殊な構造のシェルマシンが必要→追加の設備投資が必要
                    【図2.新工法】

ウィンズテック株式会社本社

【新工法の特徴】
・内層も外層も自由な形状にできる
・強度や崩壊性といった要求品質に応じた設計ができる
・一般に使用されている既存の中子造型機で製造できる
・シェルに限定されない
・複層砂中子の効果が期待される分野
複層砂中子は以下の分野に効果を期待できます。
・アルミなどの溶湯温度が低い鋳物
溶湯温度が低い鋳物の場合には、樹脂の強度劣化が起きにくいために、崩壊性が悪く砂出し工程に課題があります。
→今回開発した新工法の複層砂中子を採用すると、崩壊性と強度の両立が出来るだけでなく、ガス欠陥の対策も達成可能です。
          【表1.骨材の目の粗さと樹脂量がRCSの特性に与える影響(想定)】
     【骨材】天然珪砂 新砂50%
     【樹脂】汎用タイプ

ウィンズテック株式会社本社

     ※樹脂の添加量が多いほど強度は出るが、ガスの発生量も多くなる
     ※骨材の粒度が細目の方が高強度になる
・ガス欠陥が懸念される鋳物
ガス欠陥は鋳物不良の代表的なものです。
中子を起因とするガス欠陥は多くの場合、樹脂の熱反応により発生したガスが溶湯中に巻き込まれることで発生します。
→複層砂中子を採用すると、中子からのガスの発生を抑えつつ通気性の確保ができます。
                 【表2.骨材の番手による通気度の比較】

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・特別な鋳肌が求められる鋳物
高品質な鋳肌を達成するためには高品質な骨材と樹脂でRCSを製造するのが一般的ですが、材料コストが高額になるという課題があります。
→複層砂中子を採用すると、材料コストの面で原価低減を達成できます。
                 【図3.骨材価格の比較例】
         ※RCS価格をそれぞれ新砂@200/kg、再生砂@40/kgとする
         ※外層と内層の使用比率を2:8とする

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・アルミダイカスト
アルミダイカストでは、シリンダーを用いる引抜中子を使用することが一般的です。
ウィンズテック(株)では、これまでも中空水路を有するダイカスト製品の量産に2層式シェル中子を提供してきましたが、従来工法には製造上の課題があり、市場のニーズに応えられないことが殆どでした。
→新工法の採用により、これまで製造は不可能と考えられていた、複雑な中空形状を有するダイカスト製品も製造可能となり、アルミダイカスト製品の用途の幅が広がります。
今回開発した複層砂中子の新工法を用いることで、鋳物の品質と生産性の向上だけでなく、
幅広い市場のニーズに応えられるようになります。
【ウィンズテック株式会社】
https://www.wins-t.com/
【技術紹介ページ】
https://www.wins-t.com/%E8%A4%87%E8%A3%BD-%E6%96%B0%E6%8A%80%E8%A1%93