株式会社ハルタ建築設計事務所の訪問時の会話キッカケ
株式会社ハルタ建築設計事務所に行くときに、お時間があれば「一般財団法人脇田美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。
「
今日もいい日ですね。
信濃追分駅が最寄り駅ですか
一般財団法人脇田美術館が近くのようですが、興味があります
素敵な会社ですね、ここは何年くらいですか
」
google mapで地図をみる。
しなの鉄道線の御代田駅
一般財団法人脇田美術館
北佐久郡軽井沢町旧道1570-4
Karuizawa New Art Museum
北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5
小さな美術館 軽井沢草花館
北佐久郡軽井沢町軽井沢東19-40
都市部ではめずらしい、CLT工法の木造3階建オフィスが川崎市に誕生
CLT(Cross Laminated Timber)とは、厚さ3cmのラミナ板材を積層接着した木質系材料です。製造・建築時のCO2排出を抑える他、断熱効果もコンクリートに比べて10倍高い利点があり、省エネルギーで暮らせる建築の素材として、世界中の建築業界で大きな潮流となっています。
210mm厚のCLTパネル
日本におけるCLT一般流通は2014年から開始され、徐々に法整備が整うと、2022年度には約1000棟のCLT建築が竣工しました(内閣官房調べ)。しかし、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べると設計上のハードルは高く、いまだに都市部でのCLT事例は少数となっています。
この度、神奈川県川崎市宮前区に、市内初となるCLTパネル工法(※1)の3階建てのオフィス『Skov(スコゥ)』が誕生しました。都市部での建築を可能にするため、構造部分に燃えしろ設計を行い、準耐火建築物に適合。あえて、内部のCLT壁や天井の木をそのままに仕上げることで、素材を活かし、工期の大幅縮小に成功しました。
CLTパネル仕上げ
本建物は、林野庁による令和3年度の「CLT建築実証事業」に採択されています。森林の蓄積増加が課題となる日本では、林野庁が中心となって国産材の有効活用が可能となるCLTを推進しており、今後さらなる拡大が見込まれています。
(※1)CLTを用いた建築物の一覧(都道府県別)(R4.7.31現在)に基づく
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/cltmadoguchi/pdf/clt_expl4.pdf
日本初、CLT×天然岩石由来の断熱材、ストーンウールの組み合わせ。エアコンに頼らないサステナブルな建築
今回、CLTパネル工法と組み合わせたのは、ハルタ建築設計事務所がこれまで積極的に用いてきた天然岩石由来のROCKWOOL社製ストーンウールの外断熱工法です。CLTとストーンウールを組み合わせた建築は、日本初の事例となります。
ROCKWOOL社製ストーンウール
ストーンウールは、デンマークに本社を構えるROCKWOOL社の製品で、日本ではまだほとんど利用されていない、天然資源である岩石からつくる建材です。寒暖差が激しい北欧で約130年前から使用されている自然素材の断熱材で、100%リサイクル可能で環境にやさしく、断熱性、耐火性、防音性、保温性に優れています。ストーンウールを使うことで、冷暖房費を従来の70~90%に抑えられます。
本建物は、CLTとストーンウールを組み合わせることにより断熱性能を高め、温熱環境の基準値の約3倍となる、UA値0.26W/m2・Kを実現しました(設計時)。
また、電気は太陽光パネルを用いて賄う設計とし、Nearly ZEB(※2)を取得しています。サステナブルな建材を活かし、運用時のエネルギーコストも抑えた快適なオフィス空間ができました。
今後、『Skov』は、ハルタ建築設計事務所が提案しているエネルギーに頼らないサステナブルで環境や人に配慮した建築を体感できるモデルルーム(要予約)として運営していきます。
※2:Nearly ZEBとは、ZEBに限りなく近い建築物として、ZEB Readyの要件を満たしつつ、再生可能エネルギーにより年間の一次エネルギー消費量をゼロに近付けた建築物(環境省 ZEB PORTALより)
プロジェクトメンバーコメント
日本初となるCLTとストーンウールの組み合わせは手探りでしたが、さまざまな方の力を借りて、今までコンクリートでしか作れなかった建築を木造でつくるという新たな事例をつくることができました。木材は北海道のトドマツ、岡山の杉、外壁には屋久島地杉を用いるなど、国産材を豊富に用いて、国内の循環資源を目指しました。木が温度や湿度を調整してくれるので、とても過ごしやすい室内となっています。木をふんだんに使った建物に初めて足を踏み入れたとき、まるで木の息遣いが聞こえてくるようだったので、デンマーク語で森という意味を表す『Skov(スコゥ)』と名付けました。Skovでのノウハウを元に、今後もCLTやストーンウールを組み合わせたサステナブルな建築を追求して参ります。
株式会社ハルタ建築設計事務所について
環境や人に配慮するサステナブル建築の考えに基づいた建築を行っています。設計する際に大切にしているのが、ヨーロッパで広く知られる「パッシブハウス」の概念。断熱や気密性に厳しい基準を設けた省エネルギー住宅のことで、北欧で使用されるデンマーク製ストーンウールやトリプルガラスの木製サッシを使用しているのが特徴です。分厚い断熱材で建物をすっぽりと包むことにより、冷暖房費を従来の70~90%削減。季節を問わず、わずかなエネルギー消費だけで快適に過ごすことができます。
会社概要
名称 : 株式会社ハルタ建築設計事務所
所在地 : 〒389-0115 長野県北佐久郡軽井沢町追分1372-6
URL :https://haluta-architect.com/
Instagram:https://www.instagram.com/haluta_architect/
株式会社ハルタ建築設計事務所の情報
長野県北佐久郡軽井沢町大字追分1372番地6
法人名フリガナ
ハルタケンチクセッケイジムショ
住所
〒389-0115 長野県北佐久郡軽井沢町大字追分1372番地6
推定社員数
1~10人
周辺のお天気
周辺の駅
2駅しなの鉄道線の信濃追分駅
地域の企業
地域の観光施設
3箇所
地域の図書館
法人番号
8100001033254
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2021/05/11
プレスリリース
日本初、CLT×ROCKWOOL外断熱のサステナブルな3階建オフィス『Skov』が神奈川県川崎市で竣工
2023年07月13月 11時
デンマークを模範にした持続可能な建築を目指す株式会社ハルタ建築設計事務所(所在地:長野県北佐久郡軽井沢町)は2023年7月13日(木)、日本初となる、CLTパネル工法と天然岩石由来のROCKWOOL社製岩綿(以下、ストーンウール)外断熱工法を組み合わせた3階建オフィス『Skov(スコゥ)』(神奈川県川崎市宮前区)が完成したことをお知らせします。