株式会社Helical Fusionの訪問時の会話キッカケ
株式会社Helical Fusionに行くときに、お時間があれば「相田みつを美術館」に立ち寄るのもいいかもしれません。
「
何か、いいことありましたか
有楽町駅の近くで美味しい定食屋さんはありますか
相田みつを美術館が近くにあるようですが、歩くと何分かかりますか
ご自宅は会社からお近くなのですか
」
google map厚い雲
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2025年06月30月 15時
世界初の定常核融合炉を目指すHelical Fusion、フュージョンエ
2025年04月18月 15時
世界初の定常核融合炉実現を目指す株式会社Helical Fusion、三
2025年04月02月 09時
世界初の定常核融合炉実現を目指すHelical Fusion、経済産業省
2025年03月13月 10時
世界初の定常核融合炉実現を目指すHelical Fusion、商用核融合
2025年03月03月 14時
トップアクセラレーターの支援を活かし、持続可能な人類社会の実現へ事業を加速
世界初のフュージョンエネルギー実用化に向け、ヘリカル型核融合炉を開発する株式会社Helical Fusion(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:田口 昂哉、以下「Helical Fusion」)は、ジェトロと内閣府が連携した、日本のスタートアップ企業の海外展開を支援する「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP: Global Startup Acceleration Program)」に採択されたことをお知らせしいたします。
GSAPは2021年にスタートし、これまでに累計500社以上の日系スタートアップを支援してきました。これまでの参加企業の中には、北米やアジアでの資金調達、現地法人設立、大手企業との事業提携などを実現した事例もあり、グローバル展開を目指す企業の基盤づくりに活用されています。本年度の第一弾として、全国から選出されたEnterprise BtoB領域およびサステナビリティ領域の日系スタートアップ30社が採択され、
Helical FusionはSustainabilityコースに採択されました。
JETROによるプレスリリース
GSAP Sustainabilityコースの概要
GSAPは、内閣府等と連携し、全国のスタートアップ企業の海外展開を支援するプログラムです。本プログラムでは、スタートアップの成長支援で高い実績を誇る海外のトップアクセラレーターと連携し、個々のスタートアップのニーズに合ったアクセラレーションプログラムを提供。海外展開の市場参入戦略の策定、市場インサイトの獲得、ネットワークの構築、販路開拓、事業提携、資金調達を目的とする、ワークショップ、ディスカッション、プレゼンテーション等を通じてスキルアップを図る他、専門家によるメンタリング、投資家を含む潜在的なパートナー等への紹介により短期間での海外展開準備や市場参入を目指しています。
Sustainabilityコースは、約800名の社内専門家と200名以上の外部メンターを抱えるThird Derivative(D3)と15カ国にわたる起業家育成の実績を持つNew Energy Nexus(NEX)が連携して行うプログラムです。CO2削減や気候レジリエンス分野への投資を行うJapan Energy Fund Venturesも協力パートナーとして参加しています。
Helical Fusion代表取締役CEO 田口昂哉のコメント
Helical Fusionは、2023年にはBerkeley SkyDeckのグローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラムにも採択いただき、トップアクセラレーターによる支援を大きな力として、事業を前進させてきました。今回、Sustainabilityという、まさにフュージョンエネルギーの実現によって目指す人類共通のテーマで再度強力な支援をいただけることとなり、大変心強く感じております。
フュージョンエネルギー開発の意義
世界の人口は2050年までに約17億人増加すると予測され、生成AIの普及も背景とした世界的な電力需要の急増に対し、既存発電方法のみで応えることは厳しい見通しです。フュージョンエネルギーは、太陽の輝きと同じ原理を使ったクリーンで効率性の高い発電方法であり、海水等から豊富に採取可能な燃料を用いることからも、世界的な課題を抜本的に解決する技術として期待されています。核融合プラント建設および電力市場は2050年までに世界で年間5500億ドル規模にまで成長するとの試算もあり、今後自動車産業のように日本が世界をリードする巨大産業を創出できる可能性がある一方、国際的な開発競争も激化しています。
2025年6月には日本政府による国家戦略「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」も改定され、我が国におけるフュージョンエネルギー産業の創出に向け、民間による研究開発および事業活動を強く後押しする方針が示されています。
今後に向けて
Helical Fusionは、世界初の定常(通年稼働)・正味発電が可能な核融合炉を2030年代に実現、世界に先駆けて商用化してゆくことで、真に持続可能で高効率なエネルギー源の実用化を目指しています。
本プログラムを通して得られる知見やネットワークを活用し、確固たる技術的基盤を最大限に活かせるよう事業開発の質を高め、日本から世界に向けて、巨大産業をリードする挑戦を加速していきます。
日本が得意とする素材開発と機器開発の両輪で世界一の高温超伝導サプライチェーンを目指す
世界初の定常核融合炉実現を目指し、ヘリカル型核融合炉を開発する株式会社Helical Fusion(以下、「Helical Fusion」)は、レアアース系高温超伝導線材の開発における世界のトップランナーである株式会社フジクラ(以下「フジクラ」)から、核融合炉の中でも重要機能を担う「高温超伝導マグネット」の基幹材料である「高温超伝導テープ線材」の追加調達について合意しました。
これにより、世界的に技術開発競争が激化するフュージョンエネルギーの最重要分野である
超伝導マグネット開発において、Helical Fusionによる製造・実証を推進し、日本企業による素材開発から装置製作までのサプライチェーン強化に貢献します。
Helical Fusionが開発するヘリカル型核融合炉の中心部では、螺旋状の高温超伝導マグネットでプラズマを閉じ込める。高温超伝導テープ線材を束ねて作る、曲げやすく高性能なマグネットを独自に開発している。
フュージョンエネルギー開発の意義
世界の人口は2050年までに約17億人増加すると予測*され、生成AIの普及も背景とした世界的な電力需要の急増に対し、既存発電方法のみで応えることは厳しい見通しです。フュージョンエネルギーは、太陽の輝きと同じ原理を使ったクリーンで効率性の高い発電方法であり、海水等から豊富に採取可能な燃料を用いることからも、世界的な課題を抜本的に解決する技術として期待されています。
核融合プラント建設および電力市場は2050年までに世界で年間5500億ドル規模にまで成長するとの試算**もあり、今後自動車産業のように日本が世界をリードする巨大産業を創出できる可能性がある一方、国際的な開発競争も激化しています。Helical Fusionは世界最速での定常核融合炉を2034年までに実現し、世界中で商用化することで、持続可能なエネルギー源の社会実装を目指しています。
*国際エネルギー機関(IEA)年次報告書 「2023年版世界エネルギー見通し」(World Energy Outlook 2023)
*FusionX/Helixos report Global Fusion Market Analysis: Electricity, Supply Chain & Construction (
https://fusionxinvest.com/data-analysis/analysis/
)
高温超伝導マグネット開発の重要性
Helical Fusionが開発する「ヘリカル型核融合炉」は、岐阜県にある世界有数の核融合の国立専門研究機関「核融合科学研究所」(以下、「NIFS」)や前身の京都大学や名古屋大学、広島大学など70年以上の研究の知見を引き継いでいます。プラズマ研究・炉設計と工学研究成果の観点から、既に実用化に向けたハードルをほとんどクリアしており、NIFSが保有する世界最大級の実験装置「大型ヘリカル装置(LHD)」は、2004年には世界に先駆けて3,000秒以上の連続運転に成功しています。残された数少ないハードルの1つが、核融合反応が起きる「プラズマ」を効率的に閉じ込める強力な磁場を生み出す「高温超伝導マグネット」の開発です。
高温超伝導マグネットは、従来型の超伝導(低温超伝導)に比べて高温域での運転が可能で高磁場を生み出せる次世代型の素材(高温超伝導テープ線材)を活用するマグネットであり、より小型で効率的な核融合炉づくりを可能にし、商用化を大きく近づける技術です。
実用化できれば、フュージョンだけでなく、宇宙・航空分野や医療用MRI、高効率な送電ケーブルなど幅広い応用も期待されます。開発の意義が評価され、2023年にはHelical Fusionの開発プログラムが文科省SBIR Phase3補助金にも採択されました。
Helical Fusionが独自開発する高温超伝導マグネットのサンプル
Helical Fusionによる超伝導ケーブルの開発
ヘリカル型核融合炉は定常運転が可能であり商業炉に適したアプローチとされている一方、ヘリカル型
(三次元螺旋構造)の超伝導マグネット製作が課題とされてきました。課題克服には、これまでにない曲げやすさと製作性を備えたケーブル状の高温超伝導マグネットの開発が急務です。
そこで、Helical Fusionでは高温超伝導テープ線材を重ねて柔軟に曲がる管等で束ねる独自の構造を考案し、曲げやすく製作性の高い世界的にも先進的な超伝導ケーブルの開発に挑んでいます。この超伝導ケーブルで使用される基幹材料が、「高温超伝導テープ線材」であり、今後の実証ひいては商用炉展開に向けて、サプライチェーン確保がフュージョンエネルギー普及の鍵を握ります。
高温超伝導テープ線材のサプライチェーン
今後のフュージョンエネルギーの実証及び商業化に向けては、基幹材料である高温超伝導テープ線材の
サプライチェーン構築が重要な鍵を握ります。これまで日本企業は超伝導テープ線材開発のグローバルリーダーとして存在感を発揮してきました。今後、順調な量産体制の構築により価格や供給量の安定が実現すれば、核融合炉の建設コストの最適化に直結すると考えられますが、そのためには継続的な需要が必要です。Helical Fusionは、合計数万km規模の調達を計画しており、今後もフジクラをはじめとする超伝導線材メーカーと密に連携してサプライチェーン全体の構築にも貢献していきます。
フジクラが開発するレアアース系高温超電導線材
高温超伝導マグネット開発のポイント
開発にあたっては、前例のない設計を柔軟に調整しつつスピーディーに検証するための高度な知見と、機動的な技術開発・検証体制が求められます。Helical Fusionは、2024年3月より、同分野で世界的トップレベルの実験施設および専門人材を擁するNIFSと提携、産学官連携研究部門「HF共同研究グループ」を軸に、高温超伝導マグネットの開発を進めています。更に、高度な加工技術を持つ日本のものづくり企業、そしてフジクラのように高性能な材料の開発知見・量産体制を誇るサプライヤー企業と強力な連携体制を構築することが重要であり、今回の調達合意も開発への強力な追い風となります。
2024年に実施した高温超伝導マグネット試験の様子。-253度の極低温かつ8テスラの強磁場環境において、
電気抵抗のない超伝導状態で19kAの通電試験に成功した。(岐阜県にあるNIFS保有の実験施設にて)
今後の見通し
Helical Fusionでは、2034年に正味発電が可能な発電初号機の定常運転を目指し、2030年までに全ての要素技術を合わせた統合実証を行う予定です。統合実証に向け、高温超伝導マグネットの開発・試験を今後数年間で完了させる計画であり、直近では円形型マグネット実証実験を今年中に実施予定です。同試験では、世界的な開発競争においてフロントランナーとしてのポジションを示す大電流での実証結果実現を目指しています。
フジクラについて
1885年の創業以来、電線やケーブルの研究・開発・製造で培ってきた“つなぐ”テクノロジー(TM)を通じ、
光ファイバケーブルほか光製品を中心とする情報通信事業、高精細,高密度,多機能な電子部品を扱う
エレクトロニクス事業、ワイヤハーネスを主力とする自動車事業などの分野で革新的技術を生み出し、
社会課題の解消に貢献するグローバル企業です。
30年以上に渡りレアアース系高温超電導線材の研究開発を続ける業界トップランナーとして、核融合炉開発を進める国内外の研究機関やスタートアップ企業に高温超電導線材を提供しています。
また、政府の「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」を踏まえて設立された「一般社団法人
フュージョンエネルギー産業協議会(J-Fusion)」では理事企業として参画しています。
株式会社フジクラ
https://www.fujikura.co.jp/
株式会社Helical Fusion
Helical
Fusionは、日本生まれの「ヘリカル式」核融合炉で世界初の核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)の社会実装を目指すスタートアップです。
核融合エネルギーは、高効率で安全・安定的な供給が可能かつCO2を排出せず、21世紀を生きる我々が直面する環境課題を抜本的に解決しうる技術です。
弊社は、国立研究所のスピンアウトベンチャーとして、日本で数十年かけた膨大な核融合研究の成果を引継ぎつつ、日本の技術力をフル活用して、世界初の核融合プラント実現を目指しています。
世界でも稀有な炉全体の開発・設計技術だけでなく、要素技術の開発力も高く評価されており、核融合用の先端技術(超伝導)では、文部科学省から20億円の補助を受けて開発を加速しています。
物理と炉工学の分野における世界トップの研究者と、事業開発に強みを持つメンバーが融合したチームで、メンテナンスまで見通した商用炉をいち早く実用化します。
<概要>
・事業内容:商用核融合炉および関連技術の開発
・設立: 2021年10月
・Webサイト:
https://www.helicalfusion.com
・Youtube:
https://www.youtube.com/@HelicalFusion
<本件に関するお問合せ>
・担当:株式会社Helical Fusion 広報担当
・連絡先:contact@helicalfusion.com
<株式会社Helical Fusionのプレスリリース一覧 >
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/89262
創業約150年の歴史を持つ非鉄金属のリーディングカンパニーとともに、商用発電炉に必須の国産ブランケット開発で、持続可能な新産業創出に挑む
株式会社Helical Fusion(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:田口昂哉、以下「Helical Fusion」)は、このたび、三井金属鉱業株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:納武士、以下「三井金属」)と、商用の定常核融合炉の開発に必須となる「ブランケット」に関する開発を共同で進める契約を締結しました。
Helical Fusionが開発する世界初の定常核融合炉のイメージ。緑色部分がブランケット。
■核融合開発の意義
世界の人口は2050年までに約17億人増加すると予測[1]され、生成AIの普及も背景とした世界的な電力需要の急増に対し、既存発電方法のみで応えることは厳しい見通しです。核融合発電は、太陽の輝きと同じ原理を使ったクリーンで安全性の高い発電方法であり、海水からほぼ無尽蔵に採取可能な燃料を用いることからも、こうした世界的な課題を抜本的に解決する技術として期待されています。
核融合のプラント建設および電力市場は2050年までに世界で年間5500億ドル規模にまで成長するとの試算[2]もあり、今後自動車産業のように日本が世界をリードする巨大産業を創出できる可能性がある一方、国際的な開発競争も激化しています。Helical Fusionは世界最速での定常核融合炉を2034年までに実現し、世界中で商用化することで、持続可能なエネルギー源の社会実装を目指しています。
[1] 国際エネルギー機関(IEA)年次報告書 「2023年版世界エネルギー見通し」(World Energy Outlook 2023)
[2] FusionX/Helixos report Global Fusion Market Analysis: Electricity, Supply Chain & Construction (
https://fusionxinvest.com/data-analysis/analysis/
)
■ブランケット開発の重要性
Helical Fusionが開発する「ヘリカル型核融合炉」は、岐阜県にある世界有数の核融合の国立専門研究機関「核融合科学研究所」等における、70年以上の研究の知見を引き継ぐものであり、プラズマ研究・炉設計と工学研究成果の観点から、既に実用化に向けたハードルをほとんどクリアしています。残された数少ないハードルの1つがブランケット開発であり、核融合反応から電気を作るための「エネルギーを取り出す」「燃料を増やす」「装置全体を守る」役割を担う重要な部品ですが、製作の難易度が高く、世界中でもまだ実装した装置はありません。
今回の契約を通じて、三井金属の高度な材料開発技術とHelical Fusionの核融合炉開発の知見を融合し、世界初の事例を目指してブランケット開発を加速させていきます。
■三井金属について
1950年設立、非鉄金属製錬を中心に、機能材料・電子材料の製造・販売、資源開発、貴金属リサイクル、素材関連事業、自動車部品の製造・販売 等の事業を営み、新たな領域におけるマテリアル開発にも強みを持つ。「探索精神と多様な技術の融合で、地球を笑顔にする。」をパーパスとして掲げる。2023年、三井金属コーポレートベンチャーキャピタルを通じてHelical Fusionに出資。出資を皮切りに新たな分野でオープンイノベーションを推進。
三井金属のプレスリリース
Helical Fusion 共同創業者 代表取締役CEO
田口昂哉のコメント
三井金属様には、弊社事業の可能性に共感いただき、これまでも出資という形で事業を応援いただいてきました。
今回、金属メーカーの中でも新マテリアルの開発をリードする技術力で、開発現場でも共に走っていただけることに感謝しております。150年の歴史の中で積み上げてこられた知見に、核融合という新たな可能性に満ちた領域を掛け合わせ、世界初の挑戦を実現していくパートナーとして、非常に心強く感じております。
Helical Fusion共同創業者 代表取締役CTO
宮澤順一のコメント
ブランケット開発は、アカデミアを中心に研究が重ねられてきたサイエンスの領域から、実際に核融合炉を組み上げ、エネルギーを作り出していくためのエンジニアリングの領域への架け橋とも呼べる挑戦です。多彩な材料を活かしてマテリアルの制約を解き放ち、共創に取り組んでいただける三井金属様の存在に感謝し、力を合わせて、次の100万年を担う核融合炉を作り上げていきます。
株式会社Helical Fusion
Helical
Fusionは、日本生まれの「ヘリカル式」核融合炉で世界初の核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)の社会実装を目指すスタートアップです。
核融合エネルギーは、高効率で安全・安定的な供給が可能かつCO2を排出せず、21世紀を生きる我々が直面する環境課題を抜本的に解決しうる技術です。
弊社は、国立研究所のスピンアウトベンチャーとして、日本で数十年かけた膨大な核融合研究の成果を引継ぎつつ、日本の技術力をフル活用して、世界初の核融合プラント実現を目指しています。
世界でも稀有な炉全体の開発・設計技術だけでなく、要素技術の開発力も高く評価されており、核融合用の先端技術(超伝導)では、文部科学省から20億円の補助を受けて開発を加速しています。
物理と炉工学の分野における世界トップの研究者と、事業開発に強みを持つメンバーが融合したチームで、メンテナンスまで見通した商用炉をいち早く実用化します。
<概要>
・事業内容:商用核融合炉および関連技術の開発
・設立: 2021年10月
・Webサイト:
https://www.helicalfusion.com
・Youtube:
https://www.youtube.com/@HelicalFusion
<本件に関するお問合せ>
・担当:株式会社Helical Fusion 広報担当
・連絡先:contact@helicalfusion.com
<株式会社Helical Fusionのプレスリリース一覧 >
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/89262
政府の各種支援施策や民間サポーターズの成長支援を最大限活用し、日本発の核融合エネルギー実用化へ加速
株式会社Helical Fusion(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:田口昂哉、以下「Helical Fusion」)は、経済産業省が運営するスタートアップ支援プログラム「J-Startup」の第5次選定企業に選出されました。
今回、「J-Startup」第5次選定企業として、実績あるベンチャーキャピタリストや大企業の新事業担当者等の外部有識者からの推薦に基づき、潜在力のある企業として、Helical Fusionを含む31社が選定されました。選定企業は、政府機関と民間の「J-Startup Supporters」による集中支援を受けることができます。
Helical Fusionは、「人類は核融合で進化する」をビジョンとして掲げ、日本生まれの「ヘリカル方式」で、世界初の定常核融合炉を2034年に実現することを目指しています。
今回の選定を受け、政府や民間サポーターによる強力な支援を活用し、挑戦を加速してまいります。
J-Startup 第 5 次選定企業一覧
経済産業省プレスリリース
「J-Startup」について
日本では約1万社のスタートアップが日々新しい挑戦をしています。しかし、グローバルに活躍する企業はまだ一部。革新的な技術やビジネスモデルで世界に新しい価値を提供するスタートアップを創出するため、経済産業省・日本貿易振興機構(JETRO)・新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が事務局となり、「J-Startup」プログラムが2018年6月に立ち上がりました。
「J-Startup」として選定された企業は、海外・国内大規模イベントへの出展支援、海外現地支援、研究開発支援、規制改革対応、入札機会拡大、民間企業「J-Startup Supporters」との連携支援など、様々な支援を受けることができます。
J-Startupオフィシャルサイト
株式会社Helical Fusion
Helical
Fusionは、日本生まれの「ヘリカル式」核融合炉で世界初の核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)の社会実装を目指すスタートアップです。
核融合エネルギーは、高効率で安全・安定的な供給が可能かつCO2を排出せず、21世紀を生きる我々が直面する環境課題を抜本的に解決しうる技術です。
弊社は、国立研究所のスピンアウトベンチャーとして、日本で数十年かけた膨大な核融合研究の成果を引継ぎつつ、日本の技術力をフル活用して、世界初の核融合プラント実現を目指しています。
世界でも稀有な炉全体の開発・設計技術だけでなく、要素技術の開発力も高く評価されており、核融合用の先端技術(超伝導)では、文部科学省から20億円の補助を受けて開発を加速しています。
物理と炉工学の分野における世界トップの研究者と、事業開発に強みを持つメンバーが融合したチームで、メンテナンスまで見通した商用炉をいち早く実用化します。
<概要>
・事業内容:商用核融合炉および関連技術の開発
・設立: 2021年10月
・Webサイト:
https://www.helicalfusion.com
・Youtube:
https://www.youtube.com/@HelicalFusion
<本件に関するお問合せ>
・担当:株式会社Helical Fusion 広報担当
・連絡先:contact@helicalfusion.com
<株式会社Helical Fusionのプレスリリース一覧 >
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/89262
商用発電を見据えて、効率と部品劣化抑制を両立する画期的な設計で世界初の試験実施、「熱と計測」の確かな技術力で70年余エネルギー関連産業を支えてきた助川電気工業が協力し、液体金属ポンプの性能を実証
株式会社Helical Fusion(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:田口昂哉、以下「Helical Fusion」)は、このたび、核融合反応からエネルギーを取り出す重要部品「液体金属ブランケット」について、独自設計の実証のための試験装置「GALOP (GAs-driven Liquid metal OPeration) 」を自社スペース(岐阜県土岐市、国立核融合科学研究所敷地内)に搬入完了しました。この試験装置は、助川電気工業株式会社(本社:茨城県高萩市、代表取締役社長: 高橋光俊、以下「助川電気工業」)の協力を得て製作したものです。
2025年3月3日、搬入が完了した液体金属ブランケット試験装置「GALOP」
■核融合発電の意義
世界の人口は2050年までに約17億人増加すると予測*され、生成AIの普及も背景とした世界的な電力需要の急増に対し、既存発電方法のみで応えることは厳しい見通しです。核融合発電は、太陽の輝きと同じ原理を使ったクリーンで安全性の高い発電方法であり、海水からほぼ無尽蔵に採取可能な燃料を用いることからも、こうした世界的な課題を抜本的に解決する技術として期待されています。
核融合のプラント建設および電力市場は2050年までに世界で年間5500億ドル規模にまで成長するとの試算**もあり、今後自動車産業のように日本が世界をリードする巨大産業を創出できる可能性がある一方、国際的な開発競争も激化しています。Helical Fusionは世界最速での定常核融合炉を2034年までに実現し、世界中で商用化することで、持続可能なエネルギー源の社会実装を目指しています。
Helical Fusionが開発する世界初の定常核融合炉のイメージ
■ブランケット開発の重要性
Helical Fusionが開発する「ヘリカル型核融合炉」は、岐阜県にある世界有数の核融合の国立専門研究機関「核融合科学研究所」をはじめ、日本で70年以上蓄積されてきた研究の知見を引き継ぐものであり、プラズマ研究・炉設計と工学研究成果の観点から、既に実用化に向けたハードルをほとんどクリアしています。残された数少ないハードルの1つがブランケット開発であり、核融合反応から電気を作るための「エネルギーを取り出す」「燃料を増やす」「装置全体を守る」役割を担う重要な部品ですが、製作の難易度が高く、世界中でもまだ実装した装置はありません。
特に、共同創業者で代表取締役CTOの宮澤自身が考案した独自の「液体金属ブランケット」は、商用発電を見据え、効率と部品劣化抑制を両立する画期的な設計です。今回搬入の装置「GALOP (GAs-driven Liquid metal OPeration) 」で新しい仕組みの液体金属ポンプの性能を実証できれば、世界初の商用核融合炉の実現大きく一歩近づきます。
*国際エネルギー機関(IEA)年次報告書 「2023年版世界エネルギー見通し」(World Energy Outlook 2023)
**
FusionX/Helixos report Global Fusion Market Analysis: Electricity, Supply Chain & Construction (
https://fusionxinvest.com/data-analysis/analysis/
)
■「GALOP
(GAs-driven Liquid metal OPeration)
」の概要
•
サイズ:幅約4m、奥行き約2m、高さ約2m
•
目的:
1. 液体金属を循環させる新しいポンプ方式(加圧ガスで駆動するため、回転部が無く、防食及び高温運転が容易という特長を有する)の実証
2. ブランケット第一壁を液体金属で保護する手法の実現
3. 真空中での液体金属の長時間定常流動試験による各種材料試験
■助川電気工業について
1949年の創業以来、「熱と計測のシステムエンジニアリング」を強みとする研究開発型企業として、原子力、核融合、半導体、自動車、鉄鋼、医療など多様な分野で温度制御・計測技術を提供し、産業の発展に貢献してきました。核融合分野ではコア技術であるMIケーブルを使用した各種センサーやヒーターをはじめ、高度な液体金属技術を生かし、次世代エネルギーの実現を支えています。最先端技術の追求を続け、安全・高品質な製品とソリューションを提供しています。
助川電気工業 代表取締役社長 高橋光俊 氏コメント
この度は“液体金属ブランケット試験装置「GALOP」”に関わらせていただき有難うございました。本装置に使用する液体金属は取り扱いが難しい点もありますが、沸点が高いことから高温での熱の取り出しやエネルギーを蓄えること等に優れております。当社が取り組んできた液体金属技術でHelical Fusion様に貢献できたことは、非常に喜ばしい事であります。
人類が生活するには欠かせないエネルギー問題の究極の解決策は核融合発電であると思います。まだまだ越えなければならないハードルは多いと思いますが、これからも核融合発電の実現に貢献できるよう取り組んでまいります。
Helical Fusion 共同創業者 代表取締役CEO 田口昂哉 コメント
助川電気工業様には、エネルギー関連産業においても長年実績を重ねられてきた確かな技術力と知見で、いつも力強くご支援をいただいております。今回の実証が成功すれば、核融合エネルギーを社会に普及するための大きなマイルストーンとなります。 世界初の商用核融合炉を実現していくパートナーとして、非常に心強く感じております。
Helical Fusion共同創業者 代表取締役CTO 宮澤順一のコメント
Helical Fusionのブランケットは、世界でもまだ誰も実装したことのない部品であると同時に、当社独自のガス駆動ポンプGALOPを使った液体金属の循環の仕組みを核融合炉に適用するという、未知の試みを重ねるチャレンジです。長年核融合研究の現場で実績を積まれてきた高橋社長を筆頭に、この大胆な取り組みに対して常に前向きに、共に取り組んでくださる助川電気工業様に感謝するとともに、核融合研究を本格的な炉開発へ繋げていくこの実証を前進させる意気込みを新たにしています。
株式会社Helical Fusion
Helical
Fusionは、日本生まれの「ヘリカル式」核融合炉で世界初の核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)の社会実装を目指すスタートアップです。
核融合エネルギーは、高効率で安全・安定的な供給が可能かつCO2を排出せず、21世紀を生きる我々が直面する環境課題を抜本的に解決しうる技術です。
弊社は、国立研究所のスピンアウトベンチャーとして、日本で数十年かけた膨大な核融合研究の成果を引継ぎつつ、日本の技術力をフル活用して、世界初の核融合プラント実現を目指しています。
世界でも稀有な炉全体の開発・設計技術だけでなく、要素技術の開発力も高く評価されており、核融合用の先端技術(超伝導)では、文部科学省から20億円の補助を受けて開発を加速しています。
物理と炉工学の分野における世界トップの研究者と、事業開発に強みを持つメンバーが融合したチームで、メンテナンスまで見通した商用炉をいち早く実用化します。
<概要>
・事業内容:商用核融合炉および関連技術の開発
・設立: 2021年10月
・Webサイト:
https://www.helicalfusion.com
・Youtube:
https://www.youtube.com/@HelicalFusion
<本件に関するお問合せ>
・担当:株式会社Helical Fusion 広報担当
・連絡先:contact@helicalfusion.com
<株式会社Helical Fusionのプレスリリース一覧 >
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/89262
株式会社Helical Fusionの情報
東京都千代田区有楽町1丁目12番1号新有楽町ビル10階
法人名フリガナ
ヘリカルフュージョン
住所
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目12番1号新有楽町ビル10階
周辺のお天気
周辺の駅
4駅JR東日本東海道本線の有楽町駅
地域の企業
地域の観光施設
法人番号
2010001222078
法人処理区分
新規
プレスリリース
世界初の商用利用可能な核融合炉実現を目指すHelical Fusion、
世界初の商用利用可能な核融合炉実現を目指すHelical Fusion、JETROによるグローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP)に採択
2025年06月30月 15時
世界初の商用利用可能な核融合炉実現を目指すHelical Fusion、JETROによるグローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP)に採択
世界初の定常核融合炉を目指すHelical Fusion、フュージョンエネルギー普及の鍵「高温超伝導マグネット」基幹材料をフジクラから追加調達、戦略物資のサプライチェーン構築
2025年04月18月 15時
世界初の定常核融合炉を目指すHelical Fusion、フュージョンエネルギー普及の鍵「高温超伝導マグネット」基幹材料をフジクラから追加調達、戦略物資のサプライチェーン構築
世界初の定常核融合炉実現を目指す株式会社Helical Fusion、三井金属鉱業株式会社と核融合炉ブランケットの共同開発契約を締結
2025年04月02月 09時
世界初の定常核融合炉実現を目指す株式会社Helical Fusion、三井金属鉱業株式会社と核融合炉ブランケットの共同開発契約を締結
世界初の定常核融合炉実現を目指すHelical Fusion、経済産業省が運営するスタートアップ支援プログラム「J-Startup」の第5次選定企業に選出
2025年03月13月 10時
世界初の定常核融合炉実現を目指すHelical Fusion、経済産業省が運営するスタートアップ支援プログラム「J-Startup」の第5次選定企業に選出
世界初の定常核融合炉実現を目指すHelical Fusion、商用核融合炉に必須となる独自の液体金属ブランケット試験装置「GALOP」を搬入
2025年03月03月 14時
世界初の定常核融合炉実現を目指すHelical Fusion、商用核融合炉に必須となる独自の液体金属ブランケット試験装置「GALOP」を搬入