兵庫県神戸市灘区六甲台町一丁目1番神戸大学学術・産業イノベーション創造本部棟109号室
株式会社Integral Geometry Scienceについてですが、推定社員数は11~50人になります。所在地は神戸市灘区六甲台町一丁目1番神戸大学学術・産業イノベーション創造本部棟109号室になり、近くの駅は六甲駅。アドウイン株式会社が近くにあります。また、法人番号については「7120903001200」になります。
株式会社Integral Geometry Scienceの訪問時の会話キッカケ
「 本日はどうぞよろしくお願いします。
六甲駅に行くのはどう行けば近いですか。
今、株式会社Integral Geometry Scienceの社員数はどのくらいですか 」
法人名フリガナ
インテグラルジオメトリーサイエンス
住所
〒657-0013 兵庫県神戸市灘区六甲台町一丁目1番神戸大学学術・産業イノベーション創造本部棟109号室
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推定社員数
11~50人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
阪急京都線の六甲駅
六甲ケーブルの六甲ケーブル下駅
JR西日本JR神戸線の六甲道駅
阪急京都線の御影駅
阪急京都線の六甲駅
六甲ケーブルの六甲ケーブル下駅
JR西日本JR神戸線の六甲道駅
阪急京都線の御影駅
地域の企業
法人番号
7120903001200
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2020/05/18
プレスリリース
ごみ処理施設の出火事故が相次ぐ中、廃棄物に混入するリチウムイオン電池を検
2025年04月21月 10時
Bリーグ所属プロバスケチーム・神戸ストークス試合会場で世界初・次世代型セ
2025年02月27月 14時
次世代品質管理 - 出荷前全数検査により電池の発火を未然に防ぐ世界初「蓄
2025年02月18月 12時
銃器犯罪ゼロ都市実現に向け、世界初・次世代型セキュリティゲートを「CEA
2023年10月17月 18時
「蓄電池発火の画像診断 ~安全な次世代蓄電池の普及に向けて~」
2022年09月09月 21時
2025年04月21月 10時
Bリーグ所属プロバスケチーム・神戸ストークス試合会場で世界初・次世代型セ
2025年02月27月 14時
次世代品質管理 - 出荷前全数検査により電池の発火を未然に防ぐ世界初「蓄
2025年02月18月 12時
銃器犯罪ゼロ都市実現に向け、世界初・次世代型セキュリティゲートを「CEA
2023年10月17月 18時
「蓄電池発火の画像診断 ~安全な次世代蓄電池の普及に向けて~」
2022年09月09月 21時
ごみ処理施設の出火事故が相次ぐ中、廃棄物に混入するリチウムイオン電池を検出する「リチウムイオン電池検知システム」を開発・販売開始
2025年04月21月 10時
ごみ処理施設の出火事故が相次ぐ中、廃棄物に混入するリチウムイオン電池を検出する「リチウムイオン電池検知システム」を開発・販売開始
~神戸大発スタートアップIGS、世界初の計算理論・量子効果センサで混入を検知~
神戸大学発スタートアップ・株式会社Integral Geometry Science(以下「IGS」)は、ごみ処理施設でリチウムイオン電池が原因となる出火事故が増加していることを受け、廃棄物に混入するリチウムイオン電池を検出する「リチウムイオン電池検知システム」を開発しました。2025年4月21日(月)より発売開始します。
開発背景
IGSは世界初の計算理論による「物体内透視技術」を確立し、医療・エネルギー・インフラなど様々な分野において、透視技術の研究開発と実用化に取り組んでいます。
現在、モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池を使用した製品の普及に伴い、
捨てられたリチウムイオン電池が原因とみられる、ごみ収集車やごみ処理施設での出火・発煙件数が増加しています。
環境省の調査によると、2023年度、ごみ処理施設や収集車で2万件超発生し前年度より3割増え、過去最多となりました。さらに独立行政法人製品評価技術基盤機構によると、ごみに混入したリチウムイオン電池の発火などによる被害額は、2018年度から2021年度の4年間でおよそ111億円(※1)に達しています。
(※1)参照:独立行政法人製品評価技術基盤機構「「ごみ捨て火災」、被害は100億円超え!~充電式電池は正しく捨てましょう~」
発火を防ぐため、リチウムイオン電池の混入防止が急務となっています。しかしリチウムイオン電池等発火物に関する実態調査では、ごみ処理施設では対策として、手選別のラインの延長や人員の増加、ベルトコンベアのスピードを下げる、流量を下げる、X線選別機などの対策をしていると一部では回答があった一方で、「対策は特にしていない」または無回答の割合は50%以上に上り、
適切な対応策が確立されていないことが課題となっています。
(※2)
(※2)参照:日本容器包装リサイクル協会「全国市町村リチウムイオン電池等発火物 実態アンケート調査 集計結果」
このような状況を受けIGSは、検出精度が高く、人的コスト・導入コストを考慮した新たな検査システム「リチウムイオン電池検知システム」を開発しました。
IGSの「リチウムイオン電池検知システム」について
本システムは、IGSが研究・確立した世界初(*)の「物体内透視技術」を応用しています。IGSが創り出した世界初の計算理論と量子効果センサにより、不燃ごみの中からリチウムイオン電池を検知することを可能にしました。
(*)参照:nature portfolio「Discovering a theory to visualize the world」
■特徴
1.電磁場の空間分布を量子効果センサで検出
本システムは、廃棄物の構成材料によって変化する電磁場の空間分布を量子効果センサで検出します。金属・ガラス・陶器・プラスチックなどで構成された日用品や小型家電などが含まれる廃棄物の中から、リチウムイオン電池を検知することが可能です。
2.様々な大きさの廃棄物にリチウムイオン電池が混入していても、検出が可能
本システムは当社が独自に開発した量子効果センサを搭載しています。リチウムイオン電池と量子効果センサが密接、または極めて近い距離で検査をしなくとも検出が可能なため、様々な大きさの廃棄物を一斉に検査できます。
3.導入・人的コストを低減
本システムは、放射線を使用していないため放射線管理区域やX線技師などの専門家を必要としません。そのため、従来のごみ処理施設にカスタマイズし導入することで、導入・人的コストの低減を実現しました。
■検査装置(製品写真 側面図)
ベルトコンベアで流れる廃棄物の検出が可能です。また製品にはローラーが供えられており、展開したゴミを一気に検査可能です。
※導入・検査方法はカスタマイズが可能です

本システムの導入に関するお問合せについて
下記お問合せフォームより、お気軽にお問合せください。
https://www.igs-group.com/contact
株式会社Integral Geometry Science(IGS)について

IGSは、いままで誰もみることができなかった隠された世界を撮影するテクノロジーを研究開発・事業化する会社です。未知の世界を撮影するためには、外の世界から波動を送り込み、内部で跳ね返りを繰り返し外の世界に漏れ出た波紋を観測し、映像を創りだす必要があります。このプロセスは、波動散乱の逆問題とよばれ、極めて困難な応用数学史上の未解決問題とされてきました。木村建次郎博士は、2012年にこの問題を世界で初めて解くことに成功、「散乱の逆問題の解法及び画像化法」が日米中欧 世界各国で認められ、特許を取得しました。この研究成果を社会実装するため、2012年にIGSが設立されました。同社は神戸大学インキュベーションセンターに研究開発拠点を置き、透視技術の研究開発と実用化に取り組んでいます。
ホームページ:
https://www.igs-group.com/
~神戸大発スタートアップIGS、世界初の計算理論・量子効果センサで混入を検知~
神戸大学発スタートアップ・株式会社Integral Geometry Science(以下「IGS」)は、ごみ処理施設でリチウムイオン電池が原因となる出火事故が増加していることを受け、廃棄物に混入するリチウムイオン電池を検出する「リチウムイオン電池検知システム」を開発しました。2025年4月21日(月)より発売開始します。
開発背景
IGSは世界初の計算理論による「物体内透視技術」を確立し、医療・エネルギー・インフラなど様々な分野において、透視技術の研究開発と実用化に取り組んでいます。
現在、モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池を使用した製品の普及に伴い、
捨てられたリチウムイオン電池が原因とみられる、ごみ収集車やごみ処理施設での出火・発煙件数が増加しています。
環境省の調査によると、2023年度、ごみ処理施設や収集車で2万件超発生し前年度より3割増え、過去最多となりました。さらに独立行政法人製品評価技術基盤機構によると、ごみに混入したリチウムイオン電池の発火などによる被害額は、2018年度から2021年度の4年間でおよそ111億円(※1)に達しています。
(※1)参照:独立行政法人製品評価技術基盤機構「「ごみ捨て火災」、被害は100億円超え!~充電式電池は正しく捨てましょう~」
発火を防ぐため、リチウムイオン電池の混入防止が急務となっています。しかしリチウムイオン電池等発火物に関する実態調査では、ごみ処理施設では対策として、手選別のラインの延長や人員の増加、ベルトコンベアのスピードを下げる、流量を下げる、X線選別機などの対策をしていると一部では回答があった一方で、「対策は特にしていない」または無回答の割合は50%以上に上り、
適切な対応策が確立されていないことが課題となっています。
(※2)
(※2)参照:日本容器包装リサイクル協会「全国市町村リチウムイオン電池等発火物 実態アンケート調査 集計結果」
このような状況を受けIGSは、検出精度が高く、人的コスト・導入コストを考慮した新たな検査システム「リチウムイオン電池検知システム」を開発しました。
IGSの「リチウムイオン電池検知システム」について
本システムは、IGSが研究・確立した世界初(*)の「物体内透視技術」を応用しています。IGSが創り出した世界初の計算理論と量子効果センサにより、不燃ごみの中からリチウムイオン電池を検知することを可能にしました。
(*)参照:nature portfolio「Discovering a theory to visualize the world」
■特徴
1.電磁場の空間分布を量子効果センサで検出
本システムは、廃棄物の構成材料によって変化する電磁場の空間分布を量子効果センサで検出します。金属・ガラス・陶器・プラスチックなどで構成された日用品や小型家電などが含まれる廃棄物の中から、リチウムイオン電池を検知することが可能です。
2.様々な大きさの廃棄物にリチウムイオン電池が混入していても、検出が可能
本システムは当社が独自に開発した量子効果センサを搭載しています。リチウムイオン電池と量子効果センサが密接、または極めて近い距離で検査をしなくとも検出が可能なため、様々な大きさの廃棄物を一斉に検査できます。
3.導入・人的コストを低減
本システムは、放射線を使用していないため放射線管理区域やX線技師などの専門家を必要としません。そのため、従来のごみ処理施設にカスタマイズし導入することで、導入・人的コストの低減を実現しました。
■検査装置(製品写真 側面図)
ベルトコンベアで流れる廃棄物の検出が可能です。また製品にはローラーが供えられており、展開したゴミを一気に検査可能です。
※導入・検査方法はカスタマイズが可能です

本システムの導入に関するお問合せについて
下記お問合せフォームより、お気軽にお問合せください。
https://www.igs-group.com/contact
株式会社Integral Geometry Science(IGS)について

IGSは、いままで誰もみることができなかった隠された世界を撮影するテクノロジーを研究開発・事業化する会社です。未知の世界を撮影するためには、外の世界から波動を送り込み、内部で跳ね返りを繰り返し外の世界に漏れ出た波紋を観測し、映像を創りだす必要があります。このプロセスは、波動散乱の逆問題とよばれ、極めて困難な応用数学史上の未解決問題とされてきました。木村建次郎博士は、2012年にこの問題を世界で初めて解くことに成功、「散乱の逆問題の解法及び画像化法」が日米中欧 世界各国で認められ、特許を取得しました。この研究成果を社会実装するため、2012年にIGSが設立されました。同社は神戸大学インキュベーションセンターに研究開発拠点を置き、透視技術の研究開発と実用化に取り組んでいます。
ホームページ:
https://www.igs-group.com/
Bリーグ所属プロバスケチーム・神戸ストークス試合会場で世界初・次世代型セキュリティゲートの実証実験を実施/”みえないものを可視化する技術”で人類の課題を解決するIGS
2025年02月27月 14時
Bリーグ所属プロバスケチーム・神戸ストークス試合会場で世界初・次世代型セキュリティゲートの実証実験を実施/”みえないものを可視化する技術”で人類の課題を解決するIGS
~観戦環境のセキュリティ強化に向け、神戸市発・課題解決プロジェクトに採択~

株式会社 Integral Geometry Science(以下「IGS」)は、Bリーグに所属するプロバスケットボールクラブ「神戸ストークス」と連携し、危険物の検知ができる次世代型・セキュリティシステムBeyond AI「ウォークスルー型セキュリティゲート」の実証実験を2024年12月7日(土)・8日(日)の2日間、神戸市立中央体育館にて実施しました。また本実証実験は、神戸市発の課題解決プロジェクト 「So-I(KOBE BUSINESS PROGRAM)地域課題解決コース」に採択されました。
【実証実験について】
■実施の背景
現在、神戸ストークスは興行時に、入場口にて来場者の手荷物検査を実施していますが、2025年4月4日に開業を控える新アリーナ「GLION ARENA KOBE」では、来場者の利便性向上と運営の効率化に向け、手荷物検査の簡素化が課題となっていました。
このような課題を受け、スポーツ観戦環境におけるセキュリティ強化を目的に、Bリーグ所属プロバスケットボールクラブ「神戸ストークス」と神戸大発スタートアップ・IGSが連携し、次世代型・セキュリティゲートの実装を見据え、実証実験を行いました。
■概要
•
内容:「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン 第11節 神戸ストークスVSアルティーリ千葉」にて、ゲートを設置し実際に運用
•
日程:2024年12月7日(土)・8日(日)
•
場所:神戸市立中央体育館
■IGS社が開発するセキュリティゲートについて
現在、国内で、銃撃事件や交通機関やライブイベント会場における殺傷事件が発生しています。このような状況を受けIGSは、公共交通機関やイベント会場など大勢の人が集まる場でもウォークスルーで危険物を検知できるセキュリティゲートを開発しました。
本機は、世界初となる“物体内透視技術”(*)をコア技術とした屋外における環境電磁界の影響を含めて場の方程式を解析的に解き、遠方の場の分布を映像化する技術と、超高感度検出器の複合により、通行人が隠し持つ凶器を検出することが可能です。
(*)参照:nature portfolio「Discovering a theory to visualize the world」
<特徴>
•
ウォークスルーで検査時間が短く、リアルタイムでの高精度な検知・誤検知率の低さを実現し、混雑する場所・時間帯でも人の流れを止めないスムーズな検査が可能
•
壁や床に埋め込み、通行を妨げることなく大勢の通行人の検査が可能
•
金属製かばん内や、体内に隠された銃や刃物のような危険物を透視
•
特殊な計算処理により検出対象の危険物のみを抽出し識別
•
X線を使用しないため、被ばくリスクがなく、人体や周辺機器への影響がない

▲床埋め込みイメージ図

▲壁埋め込みイメージ図

▲かばんの中の銃を透視した際の実際の画像
■実証実験の様子

■実証実験の成果
2日間で2,000人超の危険物検査を実施し、カバンや脇の下などに銃やナイフなどを所持した疑似犯罪者については、100%検知することに成功しました。さらに、本機は解析解による計算処理により秒速200人まで検査可能です。本実証実験では1秒間に2人通過し、全ての通過者をリアルタイムで検査することができました。
これらの結果からセキュリティゲートの導入により、危険物がイベント会場に持ち込まれることを防ぎつつ、人の流れを阻害しないスムーズな会場への入場も両立できることが実証されました。
【神戸市発の課題解決プロジェクト「So-I(KOBE BUSINESS PROGRAM)地域課題解決コース」への採択について】
本実証実験は、神戸市がスタートアップ等と協働で本市の地域・行政課題を解決するプロジェクト「So-I(KOBE BUSINESS PROGRAM)」の「地域課題解決コース」に採択されました。
「So-I 地域課題解決コース」は、2025年4月4日に神戸で開業を控える新アリーナ「GLION ARENA KOBE」への実装を目指し、先進的な技術を持つ共創パートナーを募集するものです。
■「So-I 地域課題解決コース」の課題:興行時の安全性確保を目的とした手荷物検査の簡素化
興行時には、入場口にて来場者の手荷物検査を実施しますが、来場者の利便性向上と運営の効率化に向けて、人を介さずとも手荷物検査が行える新技術を募集していました。
神戸市の支援を受け、市民が誇れる場づくりを共に目指してまいります。
※詳細は下記URLをご確認ください。
URL:
https://www.city.kobe.lg.jp/a14333/press/576557645140.html

【各社からのコメント】
■株式会社ストークス(神戸ストークス運営会社) 代表取締役 渋谷 順氏
<コメント>
IGS様の次世代型セキュリティゲートは、入場スピード向上と運営スタッフのリスク低減を低リソースで実現できるサービスとして、実際の会場での実証実験でも、2日間で2,000人以上の危険物検査をリソースかけずにスムーズに行うことができました。今回の実証実験の成果を基に、アリーナでの快適な観戦環境の確立に向けてよりブラッシュアップをしてまいりたいと思います。IGS様の技術がさらに向上され、我々のような施設・興行運営者にとって魅力的なサービスとして世の中に広まっていくことを期待しています。
(神戸ストークス公式サイト
https://www.storks.jp/
)
■神戸大学 数理・データサイエンスセンター教授 兼
株式会社Integral Geometry Science 代表取締役 木村 建次郎
<コメント>
この度、神戸ストークス様のご協力の元、実証実験を実施させていただき心より嬉しく思っております。当社は応用数学の未解決問題を解決し、その成果を次世代型のスーパーセキュリティゲートに搭載することで、より安全安心な社会を実現提供することを目指しております。当社のスーパーセキュリティゲートは被ばくすることなく、鞄、バックパック、スーツケースなど人が持ち歩くあらゆるもの、もしくは体の中に仕込まれた場合でも、拳銃や刃物といった危険物の存在を非破壊映像化し、危険度を判定することができます。この技術が普及することによって、罪のない多くの命が失われることを未然に防ぐことができると確信しております。
【株式会社Integral Geometry Science(IGS)について】

IGSは、いままで誰もみることができなかった隠された世界を可視化するテクノロジーを研究開発・事業化する会社です。未知の世界を可視化するためには、外の世界から波動を送り込み、内部で跳ね返りを繰り返し外の世界に漏れ出た波紋を観測・解析し、映像を創りだす必要があります。この作業は、「波動散乱の逆問題」とよばれ、極めて困難な応用数学史上の未解決問題とされてきました。IGS創業者である木村建次郎博士は、2012年にこの問題を世界で初めて解くことに成功し、「散乱の逆問題の解法及び画像化法」を確立。
日米中欧世界各国で認められ、特許を取得しました。この研究成果を、医療・エネルギー・インフラ・セキュリティなど様々な分野において社会実装するため、2012年にIGSが設立されました。同社は神戸大学インキュベーションセンターに研究開発拠点を置き、透視技術の研究開発と実用化に取り組んでいます。
ホームページ:
https://www.igs-group.com/
~観戦環境のセキュリティ強化に向け、神戸市発・課題解決プロジェクトに採択~

株式会社 Integral Geometry Science(以下「IGS」)は、Bリーグに所属するプロバスケットボールクラブ「神戸ストークス」と連携し、危険物の検知ができる次世代型・セキュリティシステムBeyond AI「ウォークスルー型セキュリティゲート」の実証実験を2024年12月7日(土)・8日(日)の2日間、神戸市立中央体育館にて実施しました。また本実証実験は、神戸市発の課題解決プロジェクト 「So-I(KOBE BUSINESS PROGRAM)地域課題解決コース」に採択されました。
【実証実験について】
■実施の背景
現在、神戸ストークスは興行時に、入場口にて来場者の手荷物検査を実施していますが、2025年4月4日に開業を控える新アリーナ「GLION ARENA KOBE」では、来場者の利便性向上と運営の効率化に向け、手荷物検査の簡素化が課題となっていました。
このような課題を受け、スポーツ観戦環境におけるセキュリティ強化を目的に、Bリーグ所属プロバスケットボールクラブ「神戸ストークス」と神戸大発スタートアップ・IGSが連携し、次世代型・セキュリティゲートの実装を見据え、実証実験を行いました。
■概要
•
内容:「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン 第11節 神戸ストークスVSアルティーリ千葉」にて、ゲートを設置し実際に運用
•
日程:2024年12月7日(土)・8日(日)
•
場所:神戸市立中央体育館
■IGS社が開発するセキュリティゲートについて
現在、国内で、銃撃事件や交通機関やライブイベント会場における殺傷事件が発生しています。このような状況を受けIGSは、公共交通機関やイベント会場など大勢の人が集まる場でもウォークスルーで危険物を検知できるセキュリティゲートを開発しました。
本機は、世界初となる“物体内透視技術”(*)をコア技術とした屋外における環境電磁界の影響を含めて場の方程式を解析的に解き、遠方の場の分布を映像化する技術と、超高感度検出器の複合により、通行人が隠し持つ凶器を検出することが可能です。
(*)参照:nature portfolio「Discovering a theory to visualize the world」
<特徴>
•
ウォークスルーで検査時間が短く、リアルタイムでの高精度な検知・誤検知率の低さを実現し、混雑する場所・時間帯でも人の流れを止めないスムーズな検査が可能
•
壁や床に埋め込み、通行を妨げることなく大勢の通行人の検査が可能
•
金属製かばん内や、体内に隠された銃や刃物のような危険物を透視
•
特殊な計算処理により検出対象の危険物のみを抽出し識別
•
X線を使用しないため、被ばくリスクがなく、人体や周辺機器への影響がない

▲床埋め込みイメージ図

▲壁埋め込みイメージ図

▲かばんの中の銃を透視した際の実際の画像
■実証実験の様子

■実証実験の成果
2日間で2,000人超の危険物検査を実施し、カバンや脇の下などに銃やナイフなどを所持した疑似犯罪者については、100%検知することに成功しました。さらに、本機は解析解による計算処理により秒速200人まで検査可能です。本実証実験では1秒間に2人通過し、全ての通過者をリアルタイムで検査することができました。
これらの結果からセキュリティゲートの導入により、危険物がイベント会場に持ち込まれることを防ぎつつ、人の流れを阻害しないスムーズな会場への入場も両立できることが実証されました。
【神戸市発の課題解決プロジェクト「So-I(KOBE BUSINESS PROGRAM)地域課題解決コース」への採択について】
本実証実験は、神戸市がスタートアップ等と協働で本市の地域・行政課題を解決するプロジェクト「So-I(KOBE BUSINESS PROGRAM)」の「地域課題解決コース」に採択されました。
「So-I 地域課題解決コース」は、2025年4月4日に神戸で開業を控える新アリーナ「GLION ARENA KOBE」への実装を目指し、先進的な技術を持つ共創パートナーを募集するものです。
■「So-I 地域課題解決コース」の課題:興行時の安全性確保を目的とした手荷物検査の簡素化
興行時には、入場口にて来場者の手荷物検査を実施しますが、来場者の利便性向上と運営の効率化に向けて、人を介さずとも手荷物検査が行える新技術を募集していました。
神戸市の支援を受け、市民が誇れる場づくりを共に目指してまいります。
※詳細は下記URLをご確認ください。
URL:
https://www.city.kobe.lg.jp/a14333/press/576557645140.html

【各社からのコメント】
■株式会社ストークス(神戸ストークス運営会社) 代表取締役 渋谷 順氏
<コメント>
IGS様の次世代型セキュリティゲートは、入場スピード向上と運営スタッフのリスク低減を低リソースで実現できるサービスとして、実際の会場での実証実験でも、2日間で2,000人以上の危険物検査をリソースかけずにスムーズに行うことができました。今回の実証実験の成果を基に、アリーナでの快適な観戦環境の確立に向けてよりブラッシュアップをしてまいりたいと思います。IGS様の技術がさらに向上され、我々のような施設・興行運営者にとって魅力的なサービスとして世の中に広まっていくことを期待しています。
(神戸ストークス公式サイト
https://www.storks.jp/
)
■神戸大学 数理・データサイエンスセンター教授 兼
株式会社Integral Geometry Science 代表取締役 木村 建次郎
<コメント>
この度、神戸ストークス様のご協力の元、実証実験を実施させていただき心より嬉しく思っております。当社は応用数学の未解決問題を解決し、その成果を次世代型のスーパーセキュリティゲートに搭載することで、より安全安心な社会を実現提供することを目指しております。当社のスーパーセキュリティゲートは被ばくすることなく、鞄、バックパック、スーツケースなど人が持ち歩くあらゆるもの、もしくは体の中に仕込まれた場合でも、拳銃や刃物といった危険物の存在を非破壊映像化し、危険度を判定することができます。この技術が普及することによって、罪のない多くの命が失われることを未然に防ぐことができると確信しております。
【株式会社Integral Geometry Science(IGS)について】

IGSは、いままで誰もみることができなかった隠された世界を可視化するテクノロジーを研究開発・事業化する会社です。未知の世界を可視化するためには、外の世界から波動を送り込み、内部で跳ね返りを繰り返し外の世界に漏れ出た波紋を観測・解析し、映像を創りだす必要があります。この作業は、「波動散乱の逆問題」とよばれ、極めて困難な応用数学史上の未解決問題とされてきました。IGS創業者である木村建次郎博士は、2012年にこの問題を世界で初めて解くことに成功し、「散乱の逆問題の解法及び画像化法」を確立。
日米中欧世界各国で認められ、特許を取得しました。この研究成果を、医療・エネルギー・インフラ・セキュリティなど様々な分野において社会実装するため、2012年にIGSが設立されました。同社は神戸大学インキュベーションセンターに研究開発拠点を置き、透視技術の研究開発と実用化に取り組んでいます。
ホームページ:
https://www.igs-group.com/
次世代品質管理 - 出荷前全数検査により電池の発火を未然に防ぐ世界初「蓄電池非破壊画像診断システム」を「BATTERY JAPAN 二次電池展」に出展・セミナーに登壇
2025年02月18月 12時
次世代品質管理 - 出荷前全数検査により電池の発火を未然に防ぐ世界初「蓄電池非破壊画像診断システム」を「BATTERY JAPAN 二次電池展」に出展・セミナーに登壇
~リチウムイオン電池の爆発事故が相次ぐ中、最高品質の電池普及へ~
株式会社Integral Geometry Science(以下「IGS」)は、2025年月2日19日(水)~2月21日(金)に東京ビッグサイトで開催される「BATTERY JAPAN 二次電池展 」に、世界初「蓄電池非破壊画像診断システム」を出展します。また2月21日(金)に、IGS 代表取締役 木村建次郎がセミナーに登壇し、本システムについてご紹介します。

近年、国内ではモバイルバッテリーが出火する事件が発生し話題になっています。さらに世界では、電気自動車(EV)やスマートフォンなどに利用されるリチウムイオン電池の爆発事故も相次ぎ、社会問題となっています。
電池の発火事故を防ぐため、電池メーカーでは、電池の製造工程において充電すると電圧が急に落ちる不良品を、検査装置で検出する手法(エージング試験)が行われています。しかし従来の方法では、潜在的な不良品を検出できず、検査をパスしたはずの蓄電池から発火事故が発生しています。
今後ますますリチウムイオン電池の需要が高まる中、上述のような電池の発火を防ぐことを目的に、IGSは従来の検査では検出しきれなかった不良品を見抜き、不良箇所を非破壊で可視化する「蓄電池非破壊画像診断システム」を開発しました。
本システムは、IGSが創り出した世界初の計算理論により、蓄電池内部の電流密度分布を計測し、非破壊での故障解析・品質管理・出荷前の電池の全数検査を実現します。
会期中、出展ブースで本検査装置のデモ機を展示します。さらに2月21日(金)に、IGS 代表取締役 木村建次郎がセミナーに登壇し、本システムについてケーススタディと合わせてご紹介します。ぜひこの機会にご来場ください。
【「BATTERY JAPAN 二次電池展」出展概要】
・期間 :2025年2月19日(水)~2月21日(金)
・時間 :10:00-17:00
・会場 :東京ビッグサイト 東ホール(〒135-0063 東京都江東区有明3丁目)
・展示会URL:
https://www.wsew.jp/hub/ja-jp/about/bj.html
■出展ブースについて
・ブース番号:E44-16
・展示内容 :「全数検査用 蓄電池非破壊画像診断システム」のデモ機を展示します。
■セミナー登壇について
・日時:2月21日(金)15:30-16:00
・場所:東4-E:次世代電池 セミナー
・登壇者:IGS 代表取締役 木村建次郎
・テーマ:「非破壊での電池内部電流映像化による出荷前検査の革新」
・内容:
IGSの開発した蓄電池非破壊画像診断システムは、世界初の計算理論と超高感度磁気センサを用いて蓄電池内部の電流密度分布を計測・画像化し、非破壊での故障解析・品質管理を可能にします。
従来の検査方法では充電後に電圧が大きく低下する電池を検出し不良品としていますが、IGSのシステムでは電池の品質・寿命に直接影響を及ぼす電流密度分布を映像化します。極微小な短絡、または短絡に至る前のわずかな電流密度の空間的なムラを評価することで潜在的な不良品も特定し、出荷前電池の全数検査を行うことで高い安全性を確保できます。
本発表では、自己放電量が同レベルで小さく、従来は良品とされてきた電池でも、当社システムで検査すると不良度指数には差があり、それが実際の電池の寿命の差にもつながっていることをケーススタディを通じてご紹介します。
・セッションの詳細:
https://www.wsew.jp/spring/ja-jp/conference/ex-presentation/session-details.4258.235470.%E9%9D%9E%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E3%81%A7%E3%81%AE%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E5%86%85%E9%83%A8%E9%9B%BB%E6%B5%81%E6%98%A0%E5%83%8F%E5%8C%96%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%87%BA%E8%8D%B7%E5%89%8D%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E5%93%81%E8%B3%AA%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%81%AE%E9%9D%A9%E6%96%B0.html
【IGSの「蓄電池非破壊画像診断システム」の特長】
1.電池内部の電流密度分布を可視化
電池の動作と寿命に直接的に影響を及ぼす電流密度分布を透視するので、故障の原因を正確に特定することができます
2.非破壊検査が可能
蓄電池を破壊することなく、内部の電流状態を確認できるので、検査前と同じ品質で動作させることができます。
3.良品電池内部の電流ムラを非破壊で映像化
良品電池内部に存在する電流ムラ、出荷基準をクリアできる電池に内在する極微小短絡を評価できます。

▲電気が異常に集中する部分が異なる色で表示される
4.出荷前の電池の全数検査を実現
従来の検査では抜き取り検査が一般的でした。しかし、当社のシステムを導入することにより、高い精度での全数検査が可能になります。従来の検査ではパスされるような不良電池が市場に出荷されることを防ぎます。
【株式会社Integral Geometry Science(IGS)について】
IGSは、いままで誰もみることができなかった隠された世界を撮影するテクノロジーを研究開発・事業化する会社です。未知の世界を撮影するためには、外の世界から波動を送り込み、内部で跳ね返りを繰り返し外の世界に漏れ出た波紋を観測し、映像を創りだす必要があります。この作業は、波動散乱の逆問題とよばれ、極めて困難な応用数学史上の未解決問題とされてきました。木村建次郎博士および木村憲明博士は、2012年にこの問題を世界で初めて解くことに成功、「散乱の逆問題の解法及び画像化法」が日米中欧
世界各国で認められ、特許を取得しました。この研究成果を社会実装するため、2012年にIGSが設立されました。同社は神戸大学インキュベーションセンターに研究開発拠点を置き、透視技術の研究開発と実用化に取り組んでいます。
ホームページ:
https://www.igs-group.com/
~リチウムイオン電池の爆発事故が相次ぐ中、最高品質の電池普及へ~
株式会社Integral Geometry Science(以下「IGS」)は、2025年月2日19日(水)~2月21日(金)に東京ビッグサイトで開催される「BATTERY JAPAN 二次電池展 」に、世界初「蓄電池非破壊画像診断システム」を出展します。また2月21日(金)に、IGS 代表取締役 木村建次郎がセミナーに登壇し、本システムについてご紹介します。

近年、国内ではモバイルバッテリーが出火する事件が発生し話題になっています。さらに世界では、電気自動車(EV)やスマートフォンなどに利用されるリチウムイオン電池の爆発事故も相次ぎ、社会問題となっています。
電池の発火事故を防ぐため、電池メーカーでは、電池の製造工程において充電すると電圧が急に落ちる不良品を、検査装置で検出する手法(エージング試験)が行われています。しかし従来の方法では、潜在的な不良品を検出できず、検査をパスしたはずの蓄電池から発火事故が発生しています。
今後ますますリチウムイオン電池の需要が高まる中、上述のような電池の発火を防ぐことを目的に、IGSは従来の検査では検出しきれなかった不良品を見抜き、不良箇所を非破壊で可視化する「蓄電池非破壊画像診断システム」を開発しました。
本システムは、IGSが創り出した世界初の計算理論により、蓄電池内部の電流密度分布を計測し、非破壊での故障解析・品質管理・出荷前の電池の全数検査を実現します。
会期中、出展ブースで本検査装置のデモ機を展示します。さらに2月21日(金)に、IGS 代表取締役 木村建次郎がセミナーに登壇し、本システムについてケーススタディと合わせてご紹介します。ぜひこの機会にご来場ください。
【「BATTERY JAPAN 二次電池展」出展概要】
・期間 :2025年2月19日(水)~2月21日(金)
・時間 :10:00-17:00
・会場 :東京ビッグサイト 東ホール(〒135-0063 東京都江東区有明3丁目)
・展示会URL:
https://www.wsew.jp/hub/ja-jp/about/bj.html
■出展ブースについて
・ブース番号:E44-16
・展示内容 :「全数検査用 蓄電池非破壊画像診断システム」のデモ機を展示します。
■セミナー登壇について
・日時:2月21日(金)15:30-16:00
・場所:東4-E:次世代電池 セミナー
・登壇者:IGS 代表取締役 木村建次郎
・テーマ:「非破壊での電池内部電流映像化による出荷前検査の革新」
・内容:
IGSの開発した蓄電池非破壊画像診断システムは、世界初の計算理論と超高感度磁気センサを用いて蓄電池内部の電流密度分布を計測・画像化し、非破壊での故障解析・品質管理を可能にします。
従来の検査方法では充電後に電圧が大きく低下する電池を検出し不良品としていますが、IGSのシステムでは電池の品質・寿命に直接影響を及ぼす電流密度分布を映像化します。極微小な短絡、または短絡に至る前のわずかな電流密度の空間的なムラを評価することで潜在的な不良品も特定し、出荷前電池の全数検査を行うことで高い安全性を確保できます。
本発表では、自己放電量が同レベルで小さく、従来は良品とされてきた電池でも、当社システムで検査すると不良度指数には差があり、それが実際の電池の寿命の差にもつながっていることをケーススタディを通じてご紹介します。
・セッションの詳細:
https://www.wsew.jp/spring/ja-jp/conference/ex-presentation/session-details.4258.235470.%E9%9D%9E%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E3%81%A7%E3%81%AE%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E5%86%85%E9%83%A8%E9%9B%BB%E6%B5%81%E6%98%A0%E5%83%8F%E5%8C%96%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%87%BA%E8%8D%B7%E5%89%8D%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E5%93%81%E8%B3%AA%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%81%AE%E9%9D%A9%E6%96%B0.html
【IGSの「蓄電池非破壊画像診断システム」の特長】
1.電池内部の電流密度分布を可視化
電池の動作と寿命に直接的に影響を及ぼす電流密度分布を透視するので、故障の原因を正確に特定することができます
2.非破壊検査が可能
蓄電池を破壊することなく、内部の電流状態を確認できるので、検査前と同じ品質で動作させることができます。
3.良品電池内部の電流ムラを非破壊で映像化
良品電池内部に存在する電流ムラ、出荷基準をクリアできる電池に内在する極微小短絡を評価できます。

▲電気が異常に集中する部分が異なる色で表示される
4.出荷前の電池の全数検査を実現
従来の検査では抜き取り検査が一般的でした。しかし、当社のシステムを導入することにより、高い精度での全数検査が可能になります。従来の検査ではパスされるような不良電池が市場に出荷されることを防ぎます。
【株式会社Integral Geometry Science(IGS)について】
IGSは、いままで誰もみることができなかった隠された世界を撮影するテクノロジーを研究開発・事業化する会社です。未知の世界を撮影するためには、外の世界から波動を送り込み、内部で跳ね返りを繰り返し外の世界に漏れ出た波紋を観測し、映像を創りだす必要があります。この作業は、波動散乱の逆問題とよばれ、極めて困難な応用数学史上の未解決問題とされてきました。木村建次郎博士および木村憲明博士は、2012年にこの問題を世界で初めて解くことに成功、「散乱の逆問題の解法及び画像化法」が日米中欧
世界各国で認められ、特許を取得しました。この研究成果を社会実装するため、2012年にIGSが設立されました。同社は神戸大学インキュベーションセンターに研究開発拠点を置き、透視技術の研究開発と実用化に取り組んでいます。
ホームページ:
https://www.igs-group.com/
銃器犯罪ゼロ都市実現に向け、世界初・次世代型セキュリティゲートを「CEATEC 2023」に出展
2023年10月17月 18時
~テロ対策の需要が高まる中、商業施設・交通機関・イベント会場など混雑する場所でも、人の流れを止めずウォークスルーで危険物の検査を実現~ 神戸大学数理データサイエンスセンターの木村建次郎教授が創業した、株式会社Integral Geometry Science(以下「IGS」)は、2023年10月17日(火)~10月20日(金)に開催される「CEATEC2023」に「スーパーセキュリティゲート」を出展いたします。
現在、世界的にテロの脅威が増しています。国内においても、銃撃事件や交通機関で刺殺事件が発生し、テロ対策の必要性が増々高まっています。このような状況下でIGSは、混雑するような商業施設、交通機関、イベント会場でも人の流れを止めず、ウォークスルーでスムーズに危険物を検知できる次世代型のセキュリティシステム「スーパーセキュリティゲート」を開発いたしました。
本機は、世界初となる“物体内透視技術”をコア技術とした屋外における環境電磁界の影響を含めて場の方程式を解析的に解き、遠方の場の分布を映像化する技術と、超高感度検出器の複合により、通行人が隠し持つ凶器をリアルタイムで画像検出することが可能です。ご多用のことかと存じますが、ぜひこの機会にご来場ください。
IGSの「スーパーセキュリティゲート」の特長
・ウォークスルーで検査時間が短く、リアルタイムでの高精度な検知・誤検知率の低さを実現し、混雑する場所・時間帯でも人の流れを止めないスムーズな検査が可能を実現
・壁や床に埋め込み、通行を妨げることなく大勢の通行人のむことができ、通行人に気づかれずに検査が可能
・金属製かばん内や、体内に隠された銃や刃物のような危険物の検知が可能
・特殊な計算処理により検出対象の危険物のみを抽出し識別可能
・X線を使用しないため、被ばくリスクがなく、人体や周辺機器への影響がない
<かばんの中の銃を透視した際のイメージ図>

<壁埋め込みイメージ図>

<床埋め込みイメージ図>

「CEATEC 2023(シーテック 2023)」出展概要
会期 :2023年10月17日(火)~10月20日(金) 10:00~17:00
場所 :幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
出展ブース:展示ホール4 ブース番号S085
入場 :無料(全来場者登録入場制)
※入場にはオンラインでの登録が必要です
※来場事前登録URL:https://reg.jesa.or.jp/?act=Form&event_id=23
主催 :一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
展示会URL:https://www.ceatec.com/ja/
株式会社Integral Geometry Scienceについて
木村博士らが導き出した応用数学史上の未解決問題として知られる多重経路散乱場理論等を基礎と
した、世界最高性能の計測ジステムの開発、製造販売を行っている。この数式を用いると散らばっ
た波の波紋から物体の立体構造を瞬時に再構成することができ、その応用分野は無限である。売り
上げ実績として、鉄道会社関東全域のトンネル覆工検査レーダ、リチウムイオン2次電池の電流経路
を非破壊で計測する電流経路映像化システムの販売等。今後、これらの理論を応用して、現行の乳
癌検査技術の課題を解決し乳癌早期発見に資する世界初のマイクロ波マンモグラフィの実用化、リ
アルタイムで通行人に防犯チェックを犯罪者が無意識のうちに実施可能なスーパーセキュリティ
ゲートの実用化、これらの技術を応用したコロナウィルス撃滅システムの開発、事業化を推進する。
株式会社Integral Geometry Science ホームページ:http://ig-instrum.co.jp/
現在、世界的にテロの脅威が増しています。国内においても、銃撃事件や交通機関で刺殺事件が発生し、テロ対策の必要性が増々高まっています。このような状況下でIGSは、混雑するような商業施設、交通機関、イベント会場でも人の流れを止めず、ウォークスルーでスムーズに危険物を検知できる次世代型のセキュリティシステム「スーパーセキュリティゲート」を開発いたしました。
本機は、世界初となる“物体内透視技術”をコア技術とした屋外における環境電磁界の影響を含めて場の方程式を解析的に解き、遠方の場の分布を映像化する技術と、超高感度検出器の複合により、通行人が隠し持つ凶器をリアルタイムで画像検出することが可能です。ご多用のことかと存じますが、ぜひこの機会にご来場ください。
IGSの「スーパーセキュリティゲート」の特長
・ウォークスルーで検査時間が短く、リアルタイムでの高精度な検知・誤検知率の低さを実現し、混雑する場所・時間帯でも人の流れを止めないスムーズな検査が可能を実現
・壁や床に埋め込み、通行を妨げることなく大勢の通行人のむことができ、通行人に気づかれずに検査が可能
・金属製かばん内や、体内に隠された銃や刃物のような危険物の検知が可能
・特殊な計算処理により検出対象の危険物のみを抽出し識別可能
・X線を使用しないため、被ばくリスクがなく、人体や周辺機器への影響がない
<かばんの中の銃を透視した際のイメージ図>

<壁埋め込みイメージ図>

<床埋め込みイメージ図>

「CEATEC 2023(シーテック 2023)」出展概要
会期 :2023年10月17日(火)~10月20日(金) 10:00~17:00
場所 :幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
出展ブース:展示ホール4 ブース番号S085
入場 :無料(全来場者登録入場制)
※入場にはオンラインでの登録が必要です
※来場事前登録URL:https://reg.jesa.or.jp/?act=Form&event_id=23
主催 :一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
展示会URL:https://www.ceatec.com/ja/
株式会社Integral Geometry Scienceについて
木村博士らが導き出した応用数学史上の未解決問題として知られる多重経路散乱場理論等を基礎と
した、世界最高性能の計測ジステムの開発、製造販売を行っている。この数式を用いると散らばっ
た波の波紋から物体の立体構造を瞬時に再構成することができ、その応用分野は無限である。売り
上げ実績として、鉄道会社関東全域のトンネル覆工検査レーダ、リチウムイオン2次電池の電流経路
を非破壊で計測する電流経路映像化システムの販売等。今後、これらの理論を応用して、現行の乳
癌検査技術の課題を解決し乳癌早期発見に資する世界初のマイクロ波マンモグラフィの実用化、リ
アルタイムで通行人に防犯チェックを犯罪者が無意識のうちに実施可能なスーパーセキュリティ
ゲートの実用化、これらの技術を応用したコロナウィルス撃滅システムの開発、事業化を推進する。
株式会社Integral Geometry Science ホームページ:http://ig-instrum.co.jp/
「蓄電池発火の画像診断 ~安全な次世代蓄電池の普及に向けて~」
2022年09月09月 21時
2022年9月13-15日、米デトロイトTHE BATTERY SHOWにて最新成果を公開
背景
発電されたエネルギーを蓄電する目的で多くの分野で蓄電池が活躍しています。蓄電池は出荷前にエージング試験を行い良品のみが市場に流通しますが、これらの安全性試験をすり抜けたものが発火などの事故を起こしています。これらの原因として、蓄電池内部の電流密度が空間的に不均一であり、その度合いが蓄電池の充放電とともに次第に大きくなることも挙げられます。これらの異常を抱えたまま出荷される蓄電池を不良品としてふるい落とすような高度な良否判別が求められています。
概要
我々が開発した蓄電池内部の電流密度分布の映像化システムでは、電流が流れる際に周囲に発生する磁場の空間分布を測定することにより、構造内部の電流密度分布を映像化することができます。この技術における重要な理論として、世界で初めて導出した磁場の空間分布の計測データから蓄電池内部の電流密度分布を導く逆問題の解析解があります。この理論に基づいて行われる非破壊検査では、計測時に電圧を印加しているものの実用の水準と比較すると非常に低く影響を与えないため、電流密度分布の観点から良品と判定された蓄電池はそのまま出荷することが可能です。
実績
多くの車載蓄電池メーカに受託検査サービスを利用いただき、これまでに多くの故障箇所解析や良否判定に貢献してきました (図1) 。映像化の結果、自己放電箇所が明るく示されています。さらに電流密度映像化システムの販売も行っています。

図1. 劣化箇所の可視化.
1.5 Ahのリチウムイオンポリマーバッテリーの劣化箇所を映像化した結果. 画像上の赤く映った箇所が電流密度の高い領域であり、劣化箇所として検出される. より大きいレベルの自己放電領域を有するセル(右図)は、充放電サイクルを繰り返した際、より早くサイクル劣化が見られた.

図2.サイクル試験による蓄電池の劣化箇所の可視化.

図3. Li-NMR結果との整合性の確認.
自社の開発結果として、サイクル劣化に伴う導電率分布異常の可視化 (図2) および解体検査によるLi-NMRによる解析の結果、故障箇所では電極の劣化、金属の析出等が確認されております (図3) 。また、磁気センサの開発や測定システムの開発など検査技術の更なる向上に向けた研究開発も行っています。
今後の展開
今後も受託検査、蓄電池検査機器関連の開発を継続するとともに、インライン検査の開発、導入が非常に重要と考えています。この電流分布可視化技術による次世代品質管理システムが安全性試験として導入されれば、電池事業のリスクが低減され、より安全が保障された蓄電池が流通すると考えています。
また、2020年度から電子機器用蓄電池や家庭用蓄電池の検査依頼等も増加してきており、今後蓄電池の多様な役割に合わせて、限定した使用とせず、様々な電池、リサイクル電池に対応することが可能な装置の基本設計を調整していきたいと考えています。
さらに、蓄電池の検査は国内にとどまらず、世界的にも必要なのは確実で、海外への展開も考えており、これまでに韓国やドイツ、アメリカでPR活動を行っています。直近では、アメリカの展示会に参加する予定です(THE BATTERY SHOW、日程 : 9月13日~15日、場所 : ミシガン州ノバイSuburban Collection Showplace、ブース番号 : #1250)。
■参考文献
Shogo Suzuki, Hideaki Okada, Kai Yabumoto, Seiju Matsuda, Yuki Mima, Noriaki Kimura, and Kenjiro Kimura, “Non-destructive visualization of short circuits in lithium-ion batteries by amagnetic field imaging system”, Japanese Journal of Applied Physics, 60 056502(2021).
Seiju Matsuda, Shogo Suzuki, Kai Yabumoto, Hideaki Okada, Yuki Mima, Noriaki Kimura, Kenjiro Kimura, “Real-time imaging of the electric conductivity distribution inside a rechargeable battery cell, Electrochemistry”, Vol. 89, No. 5, 2021.
背景
発電されたエネルギーを蓄電する目的で多くの分野で蓄電池が活躍しています。蓄電池は出荷前にエージング試験を行い良品のみが市場に流通しますが、これらの安全性試験をすり抜けたものが発火などの事故を起こしています。これらの原因として、蓄電池内部の電流密度が空間的に不均一であり、その度合いが蓄電池の充放電とともに次第に大きくなることも挙げられます。これらの異常を抱えたまま出荷される蓄電池を不良品としてふるい落とすような高度な良否判別が求められています。
概要
我々が開発した蓄電池内部の電流密度分布の映像化システムでは、電流が流れる際に周囲に発生する磁場の空間分布を測定することにより、構造内部の電流密度分布を映像化することができます。この技術における重要な理論として、世界で初めて導出した磁場の空間分布の計測データから蓄電池内部の電流密度分布を導く逆問題の解析解があります。この理論に基づいて行われる非破壊検査では、計測時に電圧を印加しているものの実用の水準と比較すると非常に低く影響を与えないため、電流密度分布の観点から良品と判定された蓄電池はそのまま出荷することが可能です。
実績
多くの車載蓄電池メーカに受託検査サービスを利用いただき、これまでに多くの故障箇所解析や良否判定に貢献してきました (図1) 。映像化の結果、自己放電箇所が明るく示されています。さらに電流密度映像化システムの販売も行っています。

図1. 劣化箇所の可視化.
1.5 Ahのリチウムイオンポリマーバッテリーの劣化箇所を映像化した結果. 画像上の赤く映った箇所が電流密度の高い領域であり、劣化箇所として検出される. より大きいレベルの自己放電領域を有するセル(右図)は、充放電サイクルを繰り返した際、より早くサイクル劣化が見られた.

図2.サイクル試験による蓄電池の劣化箇所の可視化.

図3. Li-NMR結果との整合性の確認.
自社の開発結果として、サイクル劣化に伴う導電率分布異常の可視化 (図2) および解体検査によるLi-NMRによる解析の結果、故障箇所では電極の劣化、金属の析出等が確認されております (図3) 。また、磁気センサの開発や測定システムの開発など検査技術の更なる向上に向けた研究開発も行っています。
今後の展開
今後も受託検査、蓄電池検査機器関連の開発を継続するとともに、インライン検査の開発、導入が非常に重要と考えています。この電流分布可視化技術による次世代品質管理システムが安全性試験として導入されれば、電池事業のリスクが低減され、より安全が保障された蓄電池が流通すると考えています。
また、2020年度から電子機器用蓄電池や家庭用蓄電池の検査依頼等も増加してきており、今後蓄電池の多様な役割に合わせて、限定した使用とせず、様々な電池、リサイクル電池に対応することが可能な装置の基本設計を調整していきたいと考えています。
さらに、蓄電池の検査は国内にとどまらず、世界的にも必要なのは確実で、海外への展開も考えており、これまでに韓国やドイツ、アメリカでPR活動を行っています。直近では、アメリカの展示会に参加する予定です(THE BATTERY SHOW、日程 : 9月13日~15日、場所 : ミシガン州ノバイSuburban Collection Showplace、ブース番号 : #1250)。
■参考文献
Shogo Suzuki, Hideaki Okada, Kai Yabumoto, Seiju Matsuda, Yuki Mima, Noriaki Kimura, and Kenjiro Kimura, “Non-destructive visualization of short circuits in lithium-ion batteries by amagnetic field imaging system”, Japanese Journal of Applied Physics, 60 056502(2021).
Seiju Matsuda, Shogo Suzuki, Kai Yabumoto, Hideaki Okada, Yuki Mima, Noriaki Kimura, Kenjiro Kimura, “Real-time imaging of the electric conductivity distribution inside a rechargeable battery cell, Electrochemistry”, Vol. 89, No. 5, 2021.