東京都港区六本木7丁目14番23号クロスオフィス六本木
株式会社テックドクターについてですが、推定社員数は1~10人になります。所在地は港区六本木7丁目14番23号クロスオフィス六本木になり、近くの駅は乃木坂駅。株式会社A-PENが近くにあります。また、法人番号については「6010001201945」になります。
株式会社テックドクターに行くときに、お時間があれば「泉屋博古館東京」に立ち寄るのもいいかもしれません。
株式会社テックドクターの訪問時の会話キッカケ
「 本日は貴重なお時間を割いていただき、心から感謝申し上げます。
乃木坂駅の近くで美味しいお店はありますか
泉屋博古館東京が近くにあるようですが、行ったことはありますか
ご自宅は会社からお近くなのですか 」
法人名フリガナ
テックドクター
住所
〒106-0032 東京都港区六本木7丁目14番23号クロスオフィス六本木
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推定社員数
1~10人
周辺のお天気
周辺の駅
4駅
東京メトロ・千代田線の乃木坂駅
都営・大江戸線の六本木駅
東京メトロ・日比谷線の六本木駅
都営・大江戸線の青山一丁目駅
東京メトロ・千代田線の乃木坂駅
都営・大江戸線の六本木駅
東京メトロ・日比谷線の六本木駅
都営・大江戸線の青山一丁目駅
地域の企業
地域の観光施設
地域の図書館
法人番号
6010001201945
法人処理区分
国内所在地の変更
法人更新年月日
2020/07/08
プレスリリース
テックドクター、AI技術で臨床研究のDXを加速 ー「SelfBase」新
2025年06月05月 09時
テックドクター、「AIと医療の関係研究所」第一弾の取り組みを始動
2025年05月27月 09時
テックドクター、AIと医療の融合を見据えた「AIと医療の関係研究所」を設
2025年05月13月 09時
デジタルバイオマーカー開発のテックドクター、12億円の資金調達を実施
2025年05月07月 09時
デジタルバイオマーカー開発のテックドクター、医師400名に聞いた、スマー
2025年04月17月 17時
2025年06月05月 09時
テックドクター、「AIと医療の関係研究所」第一弾の取り組みを始動
2025年05月27月 09時
テックドクター、AIと医療の融合を見据えた「AIと医療の関係研究所」を設
2025年05月13月 09時
デジタルバイオマーカー開発のテックドクター、12億円の資金調達を実施
2025年05月07月 09時
デジタルバイオマーカー開発のテックドクター、医師400名に聞いた、スマー
2025年04月17月 17時
テックドクター、AI技術で臨床研究のDXを加速 ー「SelfBase」新機能を拡充
2025年06月05月 09時
テックドクター、AI技術で臨床研究のDXを加速 ー「SelfBase」新機能を拡充
AIによるデータ取得支援とApple Watch*対応アプリで、被験者管理のDXと高品質な研究遂行を実現

株式会社テックドクター(本社:東京都中央区、代表取締役:湊 和修、以下 テックドクター)が提供するウェアラブルデータを活用した臨床研究支援システム「SelfBase(セルフベース)」に、新たな機能を追加しました。
SelfBaseは、複数のウェアラブルデバイスや医療機器と連携し、医学的知見に基づいたデータ解析を行うことに特化したプラットフォームです。連続的かつ長期的に取得される大量のデータを、手間なく管理・解析することができ、これまでに100件を超える研究で活用されています。
今回の機能追加では、AIによるデータ取得支援機能に加え、市場シェアの高いApple Watchからのデータ取得を簡便に行える被験者向けアプリを新たに提供します。これにより、被験者数の規模やデバイスの種類を問わず、質の高いデータ収集と多角的な解析が可能となり、研究の効率化と成果の向上に貢献します。
新機能の概要と強化ポイント
■ AIによるデータ取得支援:被験者管理の効率化とデータ品質向上を両立
ウェアラブルデバイスを活用した臨床研究では、被験者がデバイスを継続して装着し、安定してデータを取得し続けることが不可欠です。しかし従来は、研究担当者が目視で取得状況を確認し、データの欠損や異常が見られた際に個別に対応する必要があり、大きな手間と人的コストがかかっていました。
SelfBaseのAIによるデータ取得支援機能は、被験者ごとのデータ取得状況をAIが監視し、計測漏れや異常値を検知してアラートや示唆を提示します。
さらに、平日と休日の行動パターンや生活リズムの違いといった個人ごとのベースラインを踏まえ、従来の画一的な基準では見逃されがちだった異常パターンをより精緻に検出するための、動的な解析機能の実装も視野に入れています。
問題が検出された場合には、対象者への介入タイミングや対応方法について、AIが基本的な対応案を提示します。
これにより、1000人規模の大規模研究においても、高精度かつ安定的なデータ取得が可能となり、運用効率と研究品質の向上を同時に実現します。
<画面イメージ1:欠損率の高いユーザー上位10人を自動検出>

<画面イメージ2:プロジェクト全体のデータ取得状況を分析>

<画面イメージ3:データ取得状況の分析結果をslackに通知>

■ 被験者用アプリのリリース:Apple Watchとの連携がよりスムーズに
新たに追加された被験者向けアプリにより、被験者はアプリをダウンロードし、QRコードを読み取るだけで、Apple Health経由でのデータ提供の同意および連携設定を簡単に完了できます。
Apple Watchは国内で最も普及しているウェアラブルデバイスであり、本機能により、Apple Watchを活用した研究の実施が容易になり、研究設計の柔軟性が一層高まります。
また、テックドクターではApple Watchの調達やキッティング(初期設定・管理)にも対応しています。被験者が既に所有しているデバイスの活用に加え、研究目的に応じた機器の選定や運用体制の構築まで、一貫したサポートを提供しています。
さらに今後は、アプリの機能拡張も予定しています。
Apple Watchに加え、Fitbitなど他の主要なウェアラブルデバイスとの簡易連携にも対応するほか、従来はWebベースで提供していたePRO(電子患者報告アウトカム)機能もアプリに搭載予定です。これにより、紙のやり取りの削減や回答漏れの防止、データ精度の向上が期待されます。
加えて、被験者への連絡やマニュアルの閲覧機能なども統合し、コミュニケーションや情報共有をアプリ内で完結できる設計を目指しています。
これらの機能開発を通じて、被験者管理のDXをさらに推進し、臨床研究の効率化とデータ品質の向上を支援してまいります。

ご活用メリット
◆ 製薬や食品企業、アカデミアなどの研究ご担当者向け
•
市場シェアの高いApple Watchを組み込んだ研究設計が可能となり、社会実装を見据えた柔軟な研究計画を立てることができます。
•
多様なデバイスから高品質なデータを安定して収集できるため、より信頼性の高いデータに基づいた研究成果を導くことができます。
◆ CROなどの研究支援ご担当者向け
•
データ提供の同意取得から連携設定までのフローをアプリ上で簡素化でき、被験者対応の負担を軽減できます。
•
データ取得状況をAIが自動で確認することで、確認作業やヒューマンエラーを大幅に削減できます。
•
計測漏れや中断といったリスクにも早期に対応できるため、研究全体の信頼性を高めることができます。
テックドクターが提供する研究支援体制
テックドクターでは、研究デザインの策定からデジタルバイオマーカー**の開発まで、臨床研究を包括的に支援する体制を整えています。
今後も「SelfBase(セルフベース)」の機能強化とサービス拡充を通じて、ウェアラブルデバイスなどを活用した研究に取り組む企業・研究者の皆さまに、より高品質な支援を提供してまいります。
お問い合わせは、以下のフォームより受け付けております。
▶︎ お問い合わせフォーム
【SelfBaseについて】
SelfBaseは、医療・製薬・食品・研究機関向けに開発された、ウェアラブルデータを活用した臨床研究支援システムです。日常生活から得られる生体データを活用し、臨床研究や疾患予測、行動変容支援に至るまで、さまざまなヘルスケア領域での応用を可能にします。
「SelfBase(セルフベース)」は、複数のウェアラブルデバイスや医療機器などと連携し、医学的知見に基づいたデータ解析を行うことに特化した、デジタルバイオマーカー(dBM) 開発プラットフォームです。連続的かつ長期的に取得した大量のデータを手間なく管理・解析できます。質問紙や健診データなどと併せた解析も可能です。
テックドクターは、医療・製薬・食品をはじめとする事業者や研究機関、医療データ関連のサービス開発を行う事業者向けに、2020年からサービス提供を行っており、100件を超える研究プロジェクトで導入実績があります。
なお、SelfBaseはCSVガイドライン(医薬品・医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドライン) に沿ったクラウド上で運用されています。
▼SelfBaseについて
https://www.technology-doctor.com/selfbase
【株式会社テックドクターについて】
テックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :
https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
* Apple Watchは、米国および他の国々で登録されたApple Inc. の商標です。
** デジタルバイオマーカーとは
疾患の有無や病状の変化、治療の効果を示す指標となる項目や生体内物質は「バイオマーカー」と呼ばれます。従来、こうしたバイオマーカーのデータは、医療機関で診察を受けた際にのみ測定される「点のデータ」に依存しており、疾患の有無や進行状況は、その時点の情報だけで判断されてきました。
しかし、デジタル技術の進展により、スマートフォンやウェアラブルデバイスを用いて、日常的に負担なく、継続的かつ長期的な「線のデータ」を取得することが可能になりつつあります。こうしたデジタル情報を基に病気や治療の変化を可視化する指標を「デジタルバイオマーカー」と呼びます。
医療機関外の生活の中で、運動・睡眠・心拍などの日常データが取得できれば、状態の変化をより詳細に把握し、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)が実現する可能性が高まるでしょう。
AIによるデータ取得支援とApple Watch*対応アプリで、被験者管理のDXと高品質な研究遂行を実現

株式会社テックドクター(本社:東京都中央区、代表取締役:湊 和修、以下 テックドクター)が提供するウェアラブルデータを活用した臨床研究支援システム「SelfBase(セルフベース)」に、新たな機能を追加しました。
SelfBaseは、複数のウェアラブルデバイスや医療機器と連携し、医学的知見に基づいたデータ解析を行うことに特化したプラットフォームです。連続的かつ長期的に取得される大量のデータを、手間なく管理・解析することができ、これまでに100件を超える研究で活用されています。
今回の機能追加では、AIによるデータ取得支援機能に加え、市場シェアの高いApple Watchからのデータ取得を簡便に行える被験者向けアプリを新たに提供します。これにより、被験者数の規模やデバイスの種類を問わず、質の高いデータ収集と多角的な解析が可能となり、研究の効率化と成果の向上に貢献します。
新機能の概要と強化ポイント
■ AIによるデータ取得支援:被験者管理の効率化とデータ品質向上を両立
ウェアラブルデバイスを活用した臨床研究では、被験者がデバイスを継続して装着し、安定してデータを取得し続けることが不可欠です。しかし従来は、研究担当者が目視で取得状況を確認し、データの欠損や異常が見られた際に個別に対応する必要があり、大きな手間と人的コストがかかっていました。
SelfBaseのAIによるデータ取得支援機能は、被験者ごとのデータ取得状況をAIが監視し、計測漏れや異常値を検知してアラートや示唆を提示します。
さらに、平日と休日の行動パターンや生活リズムの違いといった個人ごとのベースラインを踏まえ、従来の画一的な基準では見逃されがちだった異常パターンをより精緻に検出するための、動的な解析機能の実装も視野に入れています。
問題が検出された場合には、対象者への介入タイミングや対応方法について、AIが基本的な対応案を提示します。
これにより、1000人規模の大規模研究においても、高精度かつ安定的なデータ取得が可能となり、運用効率と研究品質の向上を同時に実現します。
<画面イメージ1:欠損率の高いユーザー上位10人を自動検出>

<画面イメージ2:プロジェクト全体のデータ取得状況を分析>

<画面イメージ3:データ取得状況の分析結果をslackに通知>

■ 被験者用アプリのリリース:Apple Watchとの連携がよりスムーズに
新たに追加された被験者向けアプリにより、被験者はアプリをダウンロードし、QRコードを読み取るだけで、Apple Health経由でのデータ提供の同意および連携設定を簡単に完了できます。
Apple Watchは国内で最も普及しているウェアラブルデバイスであり、本機能により、Apple Watchを活用した研究の実施が容易になり、研究設計の柔軟性が一層高まります。
また、テックドクターではApple Watchの調達やキッティング(初期設定・管理)にも対応しています。被験者が既に所有しているデバイスの活用に加え、研究目的に応じた機器の選定や運用体制の構築まで、一貫したサポートを提供しています。
さらに今後は、アプリの機能拡張も予定しています。
Apple Watchに加え、Fitbitなど他の主要なウェアラブルデバイスとの簡易連携にも対応するほか、従来はWebベースで提供していたePRO(電子患者報告アウトカム)機能もアプリに搭載予定です。これにより、紙のやり取りの削減や回答漏れの防止、データ精度の向上が期待されます。
加えて、被験者への連絡やマニュアルの閲覧機能なども統合し、コミュニケーションや情報共有をアプリ内で完結できる設計を目指しています。
これらの機能開発を通じて、被験者管理のDXをさらに推進し、臨床研究の効率化とデータ品質の向上を支援してまいります。

ご活用メリット
◆ 製薬や食品企業、アカデミアなどの研究ご担当者向け
•
市場シェアの高いApple Watchを組み込んだ研究設計が可能となり、社会実装を見据えた柔軟な研究計画を立てることができます。
•
多様なデバイスから高品質なデータを安定して収集できるため、より信頼性の高いデータに基づいた研究成果を導くことができます。
◆ CROなどの研究支援ご担当者向け
•
データ提供の同意取得から連携設定までのフローをアプリ上で簡素化でき、被験者対応の負担を軽減できます。
•
データ取得状況をAIが自動で確認することで、確認作業やヒューマンエラーを大幅に削減できます。
•
計測漏れや中断といったリスクにも早期に対応できるため、研究全体の信頼性を高めることができます。
テックドクターが提供する研究支援体制
テックドクターでは、研究デザインの策定からデジタルバイオマーカー**の開発まで、臨床研究を包括的に支援する体制を整えています。
今後も「SelfBase(セルフベース)」の機能強化とサービス拡充を通じて、ウェアラブルデバイスなどを活用した研究に取り組む企業・研究者の皆さまに、より高品質な支援を提供してまいります。
お問い合わせは、以下のフォームより受け付けております。
▶︎ お問い合わせフォーム
【SelfBaseについて】
SelfBaseは、医療・製薬・食品・研究機関向けに開発された、ウェアラブルデータを活用した臨床研究支援システムです。日常生活から得られる生体データを活用し、臨床研究や疾患予測、行動変容支援に至るまで、さまざまなヘルスケア領域での応用を可能にします。
「SelfBase(セルフベース)」は、複数のウェアラブルデバイスや医療機器などと連携し、医学的知見に基づいたデータ解析を行うことに特化した、デジタルバイオマーカー(dBM) 開発プラットフォームです。連続的かつ長期的に取得した大量のデータを手間なく管理・解析できます。質問紙や健診データなどと併せた解析も可能です。
テックドクターは、医療・製薬・食品をはじめとする事業者や研究機関、医療データ関連のサービス開発を行う事業者向けに、2020年からサービス提供を行っており、100件を超える研究プロジェクトで導入実績があります。
なお、SelfBaseはCSVガイドライン(医薬品・医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドライン) に沿ったクラウド上で運用されています。
▼SelfBaseについて
https://www.technology-doctor.com/selfbase
【株式会社テックドクターについて】
テックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :
https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
* Apple Watchは、米国および他の国々で登録されたApple Inc. の商標です。
** デジタルバイオマーカーとは
疾患の有無や病状の変化、治療の効果を示す指標となる項目や生体内物質は「バイオマーカー」と呼ばれます。従来、こうしたバイオマーカーのデータは、医療機関で診察を受けた際にのみ測定される「点のデータ」に依存しており、疾患の有無や進行状況は、その時点の情報だけで判断されてきました。
しかし、デジタル技術の進展により、スマートフォンやウェアラブルデバイスを用いて、日常的に負担なく、継続的かつ長期的な「線のデータ」を取得することが可能になりつつあります。こうしたデジタル情報を基に病気や治療の変化を可視化する指標を「デジタルバイオマーカー」と呼びます。
医療機関外の生活の中で、運動・睡眠・心拍などの日常データが取得できれば、状態の変化をより詳細に把握し、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)が実現する可能性が高まるでしょう。
テックドクター、「AIと医療の関係研究所」第一弾の取り組みを始動
2025年05月27月 09時
テックドクター、「AIと医療の関係研究所」第一弾の取り組みを始動
矢野裕一朗 教授と共同で、ウェアラブルデバイス×大規模言語モデル(LLM)の融合システムを開発

株式会社テックドクター(本社:東京都中央区、代表取締役:湊 和修、以下 テックドクター)は、「AIと医療の関係研究所」の第一弾目の取り組みとして、順天堂大学医学部 総合診療科学講座 教授/AIインキュベーションファーム センター長の矢野 裕一朗先生をアドバイザーに迎え実証事業を開始しました。
本取り組みでは、ウェアラブルデバイスから得られる生体データと、大規模言語モデル(LLM)を活用した医療支援システムの開発・検証に取り組みます。
■背景と目的
近年、心拍数・歩数・睡眠といった日常の生体情報をウェアラブルデバイスで取得し、健康状態のモニタリングや疾患リスクの予兆検出に活用する動きが広がっています。しかし、こうした解析結果を医師や患者が直感的に理解し、日々の判断に役立てるためには、データを“使える情報”へと変換する仕組みが不可欠です。
この“使える情報”への変換において、LLM(大規模言語モデル)の記憶機能は非常に有効です。LLMは、学習によって得た医学的知識や一般的な健康情報といった長期記憶に加え、ユーザー(医師や患者)との個別の対話履歴や過去データを短期的に保持する能力を備えています。これにより、単なるデータの提示にとどまらず、個々の状況や履歴を踏まえたうえで、文脈に即したパーソナライズされた説明や示唆を自然な言葉で提供することが可能となり、データ活用の促進に大きく寄与すると期待されます。
本取り組みでは、ウェアラブルデバイスから得られるデータを、統計的手法や機械学習・ディープラーニングなどを用いて解析します。その結果を大規模言語モデル(LLM)と融合することで、個人に最適化されたフィードバック、異常検知、健康管理支援など、医療者や患者にとって理解しやすく有益な情報を、自然言語で提供する新たなシステムの開発に取り組みます。
■実証事業の概要
本実証では、テックドクターが保有する10名程度・最大2年間分のウェアラブルデバイスデータを用い、以下のプロセスでシステム開発および検証を行います。
1.
データ解析
・時系列解析を用いた長期的な傾向や季節変動の抽出
・感染症などによる急激な生理的変化の検出
・アンケートや自己申告情報(例:疲労感や生理周期)との統合解析
2.
LLMによる自然言語化
・解析結果に基づき、医療者や患者向けに意味付けされたフィードバックを生成
・トレンド分析や異常イベントの説明を自動化するためのプロンプト設計
3.
評価・改善
・テックドクターの解析基盤「SelfBase」との一致率による定量評価
・社内評価者による定性レビューを通じた、解釈の明瞭さや実用性の検証
■診療現場での活用イメージ動画
本実証を通じて開発したシステムが、将来的に診療現場でどのように活用されるかをイメージした動画も公開しています。実際の利用シーンを想定した内容となっておりますので、ぜひご覧ください。
イメージ動画:
https://youtu.be/d_U4UfEDwHE

https://www.youtube.com/watch?v=d_U4UfEDwHE
■今後の展望
今回の事業は、個人の健康データに基づく個別化医療の実現に向けた第一歩です。将来的には、医師の診療支援や患者自身によるセルフケアへの応用も見据え、システムの実装と改良を進めてまいります。
テックドクターは今後も、医療現場や研究機関と連携しながら、AI技術とデジタルバイオマーカー*を組み合わせた革新的な医療ソリューションの社会実装に取り組んでまいります。
AIとデータを活用した医療・ヘルスケアソリューションの開発や導入にご関心のある企業や研究機関の皆さまは、テックドクターまでお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ:
https://www.technology-doctor.com/contact/
■「AIと医療の関係研究所」について
本研究所は、テックドクターがこれまでに培ってきたデジタルバイオマーカー開発の知見とAI技術を融合させ、社会実装を支える理論構築と技術検証を目的に設立されました。
AIを活用した実装モデルの構築や、運用時の倫理・制度・UX(利用体験)に関する課題整理と検証に取り組み、さまざまな専門家の皆様と連携しながら実践的な知見の蓄積を進めてまいります。
AIと医療の関係研究所:
https://www.technology-doctor.com/amr-lab
<本実証事業のアドバイザー研究者>
矢野 裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学 教授 兼 AIインキュベーションファーム センター長
■テックドクターについて
テックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :
https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
※デジタルバイオマーカーとは
疾患の有無や病状の変化、治療の効果を示す指標となる項目や生体内物質は「バイオマーカー」と呼ばれます。従来、こうしたバイオマーカーのデータは、医療機関で診察を受けた際にのみ測定される「点のデータ」に依存しており、疾患の有無や進行状況は、その時点の情報だけで判断されてきました。
しかし、デジタル技術の進展により、スマートフォンやウェアラブルデバイスを用いて、日常的に負担なく、継続的かつ長期的な「線のデータ」を取得することが可能になりつつあります。こうしたデジタル情報を基に病気や治療の変化を可視化する指標を「デジタルバイオマーカー」と呼びます。
医療機関外の生活の中で、運動・睡眠・心拍などの日常データが取得できれば、状態の変化をより詳細に把握し、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)が実現する可能性が高まるでしょう。
矢野裕一朗 教授と共同で、ウェアラブルデバイス×大規模言語モデル(LLM)の融合システムを開発

株式会社テックドクター(本社:東京都中央区、代表取締役:湊 和修、以下 テックドクター)は、「AIと医療の関係研究所」の第一弾目の取り組みとして、順天堂大学医学部 総合診療科学講座 教授/AIインキュベーションファーム センター長の矢野 裕一朗先生をアドバイザーに迎え実証事業を開始しました。
本取り組みでは、ウェアラブルデバイスから得られる生体データと、大規模言語モデル(LLM)を活用した医療支援システムの開発・検証に取り組みます。
■背景と目的
近年、心拍数・歩数・睡眠といった日常の生体情報をウェアラブルデバイスで取得し、健康状態のモニタリングや疾患リスクの予兆検出に活用する動きが広がっています。しかし、こうした解析結果を医師や患者が直感的に理解し、日々の判断に役立てるためには、データを“使える情報”へと変換する仕組みが不可欠です。
この“使える情報”への変換において、LLM(大規模言語モデル)の記憶機能は非常に有効です。LLMは、学習によって得た医学的知識や一般的な健康情報といった長期記憶に加え、ユーザー(医師や患者)との個別の対話履歴や過去データを短期的に保持する能力を備えています。これにより、単なるデータの提示にとどまらず、個々の状況や履歴を踏まえたうえで、文脈に即したパーソナライズされた説明や示唆を自然な言葉で提供することが可能となり、データ活用の促進に大きく寄与すると期待されます。
本取り組みでは、ウェアラブルデバイスから得られるデータを、統計的手法や機械学習・ディープラーニングなどを用いて解析します。その結果を大規模言語モデル(LLM)と融合することで、個人に最適化されたフィードバック、異常検知、健康管理支援など、医療者や患者にとって理解しやすく有益な情報を、自然言語で提供する新たなシステムの開発に取り組みます。
■実証事業の概要
本実証では、テックドクターが保有する10名程度・最大2年間分のウェアラブルデバイスデータを用い、以下のプロセスでシステム開発および検証を行います。
1.
データ解析
・時系列解析を用いた長期的な傾向や季節変動の抽出
・感染症などによる急激な生理的変化の検出
・アンケートや自己申告情報(例:疲労感や生理周期)との統合解析
2.
LLMによる自然言語化
・解析結果に基づき、医療者や患者向けに意味付けされたフィードバックを生成
・トレンド分析や異常イベントの説明を自動化するためのプロンプト設計
3.
評価・改善
・テックドクターの解析基盤「SelfBase」との一致率による定量評価
・社内評価者による定性レビューを通じた、解釈の明瞭さや実用性の検証
■診療現場での活用イメージ動画
本実証を通じて開発したシステムが、将来的に診療現場でどのように活用されるかをイメージした動画も公開しています。実際の利用シーンを想定した内容となっておりますので、ぜひご覧ください。
イメージ動画:
https://youtu.be/d_U4UfEDwHE

https://www.youtube.com/watch?v=d_U4UfEDwHE
■今後の展望
今回の事業は、個人の健康データに基づく個別化医療の実現に向けた第一歩です。将来的には、医師の診療支援や患者自身によるセルフケアへの応用も見据え、システムの実装と改良を進めてまいります。
テックドクターは今後も、医療現場や研究機関と連携しながら、AI技術とデジタルバイオマーカー*を組み合わせた革新的な医療ソリューションの社会実装に取り組んでまいります。
AIとデータを活用した医療・ヘルスケアソリューションの開発や導入にご関心のある企業や研究機関の皆さまは、テックドクターまでお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ:
https://www.technology-doctor.com/contact/
■「AIと医療の関係研究所」について
本研究所は、テックドクターがこれまでに培ってきたデジタルバイオマーカー開発の知見とAI技術を融合させ、社会実装を支える理論構築と技術検証を目的に設立されました。
AIを活用した実装モデルの構築や、運用時の倫理・制度・UX(利用体験)に関する課題整理と検証に取り組み、さまざまな専門家の皆様と連携しながら実践的な知見の蓄積を進めてまいります。
AIと医療の関係研究所:
https://www.technology-doctor.com/amr-lab
<本実証事業のアドバイザー研究者>
矢野 裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学 教授 兼 AIインキュベーションファーム センター長
■テックドクターについて
テックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :
https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
※デジタルバイオマーカーとは
疾患の有無や病状の変化、治療の効果を示す指標となる項目や生体内物質は「バイオマーカー」と呼ばれます。従来、こうしたバイオマーカーのデータは、医療機関で診察を受けた際にのみ測定される「点のデータ」に依存しており、疾患の有無や進行状況は、その時点の情報だけで判断されてきました。
しかし、デジタル技術の進展により、スマートフォンやウェアラブルデバイスを用いて、日常的に負担なく、継続的かつ長期的な「線のデータ」を取得することが可能になりつつあります。こうしたデジタル情報を基に病気や治療の変化を可視化する指標を「デジタルバイオマーカー」と呼びます。
医療機関外の生活の中で、運動・睡眠・心拍などの日常データが取得できれば、状態の変化をより詳細に把握し、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)が実現する可能性が高まるでしょう。
テックドクター、AIと医療の融合を見据えた「AIと医療の関係研究所」を設立
2025年05月13月 09時
テックドクター、AIと医療の融合を見据えた「AIと医療の関係研究所」を設立
デジタルバイオマーカーの医療実装に向けた実践的研究を始動し、第一弾として調査報告書を公開

株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都中央区、以下、テックドクター)は、AI技術を活用したデジタルバイオマーカー*の医療・ヘルスケア領域での実用化に向けた実践的研究を行う新たな研究組織「AIと医療の関係研究所」を設立しました。
AIと医療の関係研究所URL:
https://www.technology-doctor.com/amr-lab
本研究所は、テックドクターがこれまでに培ってきたデジタルバイオマーカー開発の知見とAI技術を融合させ、その実用化を加速させることを目的としています。最新テクノロジーの力を活かし、一人ひとりの健康に寄り添い、医療の新たな可能性を切り拓いてまいります。
■ 研究所設立の背景
近年、デジタル技術の進展により、日常生活から得られる健康データの利活用が大きく広がっています。テックドクターでは、こうしたデータを機械学習を含むAIで解析し、疾患の早期発見、診断支援、治療効果のモニタリングなどに活用できる「デジタルバイオマーカー」の研究開発を進めてきました。
これらの指標を医療現場で活用するには、単なるデータ提示ではなく、医療従事者や患者にとって“使いやすい形”への転換が必要です。AIはその実現を支える技術として期待される一方、安全性や倫理面での慎重な検討も不可欠です。
本研究所は、AIとデジタルバイオマーカーを活用したこれからの医療のあり方を探求し、社会実装を支える理論構築と技術検証を行うことを目的に設立されました。AIを活用した実装モデルの構築や、運用時の倫理・制度・UX(利用体験)に関する課題整理と検証に取り組み、さまざまな専門家の皆様と連携しながら実践的な知見の蓄積を進めてまいります。
研究成果は積極的に対外発信し、外部機関との連携も推進してまいります。取り組みにご関心のある企業や研究者の皆様からのご連絡をお待ちしております。
■ 研究所の主な活動内容
本研究所では、以下のような活動を予定しています。
•
AIとデジタルバイオマーカーを活用した医療・ヘルスケアの応用領域の理論構築
•
利用時の倫理的・実装上の課題整理と検証
•
既存研究の文献調査および事例収集
•
社会実装に向けた活用モデルの提案
•
学会やカンファレンス等での研究成果の発表・共有
•
医療におけるAI活用研究の支援
■ 研究所の活動報告 : 第一弾として、昨今の医療とAIに関する研究動向を調査・公開
活動報告ページでは、各種調査結果や今後の成果発表会のご案内など、最新情報を随時更新してまいります。
今回、研究所の活動第一弾として、AIと医療に関する主要な研究をレビューし、要点をまとめた調査報告書を公開しました。
高い注目を集めるAIと医療の融合領域について、特に診断支援、デジタルバイオマーカー、生成AIの分野に焦点を当て、2020年以降の主要な研究動向と、それらの産業応用・臨床導入の現状、さらには今後の展望と課題について概説しています。
▼研究所の活動報告ページ
https://www.technology-doctor.com/amr-lab
▼調査報告書「総説:医療分野における人工知能(AI)活用の最前線と今後の展望」
https://drive.google.com/file/d/1cy_gW4H4rVPUbSaiVDClBrYsggSPSJ3r/
■ 研究体制 : アドバイザー研究者
本研究所では、多様な専門領域の研究者の皆様と連携し、理論と実践を往還する体制を整備していきます。
岸本 泰士郎 先生
慶應義塾大学医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座 特任教授
矢野 裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学 教授 兼 AIインキュベーションファーム センター長
藤田 卓仙 先生
公益財団法人東京財団 主席研究員 兼 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 特任准教授
井上 祥 先生
横浜市立大学 共創イノベーションセンター 特任准教授 兼 京都大学大学院 健康情報学 客員研究員
※今後も順次拡充予定
■ アドバイザー研究者の皆様からのコメント
岸本 泰士郎 先生
慶應義塾大学医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座 特任教授
臨床現場において、デジタルデバイス由来のバイオマーカーは、診断や治療の意思決定を支援する有効な手段となり得ます。医療者と患者の双方にとって、わかりやすく使いやすいかたちで実装されることが重要です。本研究所の取り組みが、倫理的・実装上の課題を克服しつつ、説明可能で臨床応用に耐えうるAIの活用基盤の確立につながることを期待しています。
矢野 裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学 教授 兼 AIインキュベーションファーム センター長
AIとデジタルバイオマーカーの融合は、個別化医療や予防医療の実現に不可欠であり、本研究所の取り組みは時代の要請に応えるものと感じます。理論構築から社会実装、倫理的課題の検討まで、網羅的なアプローチを推進する姿勢は、今後の医療・ヘルスケア分野に大きなインパクトを与える可能性を感じます。日本におけるこの分野の研究と実装をリードする存在となることを期待しています。
藤田 卓仙 先生
公益財団法人東京財団 主席研究員 兼 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 特任准教授
AIとデジタルバイオマーカーの活用は今後の医学・医療において不可欠なものとなります。一方で、こうした新しい技術の実装に向けては、法律や倫理上の課題の解決が不可欠です。外部機関との連携も含めた本研究所の活動が、日本における関連政策の基礎となる科学的なエビデンスを生むとともに、国内外の主要な関係者の議論と、国民への発信の場としても機能することに期待します。
井上 祥 先生
横浜市立大学 共創イノベーションセンター 特任准教授 兼 京都大学大学院 健康情報学 客員研究員
ウェアラブルデバイスの普及により、日常生活からリアルワールドデータが得られやすくなり、デジタルバイオマーカーは人間の状態や変化を連続的に可視化する技術として注目されています。既存の診療データと統合しAIで解析することで、疾患の早期発見や治療効果の定量的評価に加え、従来は得られなかった新たな洞察を医療にもたらすことが期待されます。さらに、こうしたデータの蓄積と分析の先に、思いもよらぬ発見や未知の疾患理解が生まれる可能性もあります。診断・治療・経過観察を一貫して支えることで個別化医療に貢献するデジタルバイオマーカーの社会実装を、本研究所が力強く推進していくことを期待しています。
■ 株式会社テックドクターについて
テックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :
https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
※デジタルバイオマーカーとは
疾患の有無や病状の変化、治療の効果を示す指標となる項目や生体内物質は「バイオマーカー」と呼ばれます。従来、こうしたバイオマーカーのデータは、医療機関で診察を受けた際にのみ測定される「点のデータ」に依存しており、疾患の有無や進行状況は、その時点の情報だけで判断されてきました。
しかし、デジタル技術の進展により、スマートフォンやウェアラブルデバイスを用いて、日常的に負担なく、継続的かつ長期的な「線のデータ」を取得することが可能になりつつあります。こうしたデジタル情報を基に病気や治療の変化を可視化する指標を「デジタルバイオマーカー」と呼びます。
医療機関外の生活の中で、運動・睡眠・心拍などの日常データが取得できれば、状態の変化をより詳細に把握し、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)が実現する可能性が高まるでしょう。
デジタルバイオマーカーの医療実装に向けた実践的研究を始動し、第一弾として調査報告書を公開

株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都中央区、以下、テックドクター)は、AI技術を活用したデジタルバイオマーカー*の医療・ヘルスケア領域での実用化に向けた実践的研究を行う新たな研究組織「AIと医療の関係研究所」を設立しました。
AIと医療の関係研究所URL:
https://www.technology-doctor.com/amr-lab
本研究所は、テックドクターがこれまでに培ってきたデジタルバイオマーカー開発の知見とAI技術を融合させ、その実用化を加速させることを目的としています。最新テクノロジーの力を活かし、一人ひとりの健康に寄り添い、医療の新たな可能性を切り拓いてまいります。
■ 研究所設立の背景
近年、デジタル技術の進展により、日常生活から得られる健康データの利活用が大きく広がっています。テックドクターでは、こうしたデータを機械学習を含むAIで解析し、疾患の早期発見、診断支援、治療効果のモニタリングなどに活用できる「デジタルバイオマーカー」の研究開発を進めてきました。
これらの指標を医療現場で活用するには、単なるデータ提示ではなく、医療従事者や患者にとって“使いやすい形”への転換が必要です。AIはその実現を支える技術として期待される一方、安全性や倫理面での慎重な検討も不可欠です。
本研究所は、AIとデジタルバイオマーカーを活用したこれからの医療のあり方を探求し、社会実装を支える理論構築と技術検証を行うことを目的に設立されました。AIを活用した実装モデルの構築や、運用時の倫理・制度・UX(利用体験)に関する課題整理と検証に取り組み、さまざまな専門家の皆様と連携しながら実践的な知見の蓄積を進めてまいります。
研究成果は積極的に対外発信し、外部機関との連携も推進してまいります。取り組みにご関心のある企業や研究者の皆様からのご連絡をお待ちしております。
■ 研究所の主な活動内容
本研究所では、以下のような活動を予定しています。
•
AIとデジタルバイオマーカーを活用した医療・ヘルスケアの応用領域の理論構築
•
利用時の倫理的・実装上の課題整理と検証
•
既存研究の文献調査および事例収集
•
社会実装に向けた活用モデルの提案
•
学会やカンファレンス等での研究成果の発表・共有
•
医療におけるAI活用研究の支援
■ 研究所の活動報告 : 第一弾として、昨今の医療とAIに関する研究動向を調査・公開
活動報告ページでは、各種調査結果や今後の成果発表会のご案内など、最新情報を随時更新してまいります。
今回、研究所の活動第一弾として、AIと医療に関する主要な研究をレビューし、要点をまとめた調査報告書を公開しました。
高い注目を集めるAIと医療の融合領域について、特に診断支援、デジタルバイオマーカー、生成AIの分野に焦点を当て、2020年以降の主要な研究動向と、それらの産業応用・臨床導入の現状、さらには今後の展望と課題について概説しています。
▼研究所の活動報告ページ
https://www.technology-doctor.com/amr-lab
▼調査報告書「総説:医療分野における人工知能(AI)活用の最前線と今後の展望」
https://drive.google.com/file/d/1cy_gW4H4rVPUbSaiVDClBrYsggSPSJ3r/
■ 研究体制 : アドバイザー研究者
本研究所では、多様な専門領域の研究者の皆様と連携し、理論と実践を往還する体制を整備していきます。
岸本 泰士郎 先生
慶應義塾大学医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座 特任教授
矢野 裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学 教授 兼 AIインキュベーションファーム センター長
藤田 卓仙 先生
公益財団法人東京財団 主席研究員 兼 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 特任准教授
井上 祥 先生
横浜市立大学 共創イノベーションセンター 特任准教授 兼 京都大学大学院 健康情報学 客員研究員
※今後も順次拡充予定
■ アドバイザー研究者の皆様からのコメント
岸本 泰士郎 先生
慶應義塾大学医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座 特任教授
臨床現場において、デジタルデバイス由来のバイオマーカーは、診断や治療の意思決定を支援する有効な手段となり得ます。医療者と患者の双方にとって、わかりやすく使いやすいかたちで実装されることが重要です。本研究所の取り組みが、倫理的・実装上の課題を克服しつつ、説明可能で臨床応用に耐えうるAIの活用基盤の確立につながることを期待しています。
矢野 裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学 教授 兼 AIインキュベーションファーム センター長
AIとデジタルバイオマーカーの融合は、個別化医療や予防医療の実現に不可欠であり、本研究所の取り組みは時代の要請に応えるものと感じます。理論構築から社会実装、倫理的課題の検討まで、網羅的なアプローチを推進する姿勢は、今後の医療・ヘルスケア分野に大きなインパクトを与える可能性を感じます。日本におけるこの分野の研究と実装をリードする存在となることを期待しています。
藤田 卓仙 先生
公益財団法人東京財団 主席研究員 兼 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 特任准教授
AIとデジタルバイオマーカーの活用は今後の医学・医療において不可欠なものとなります。一方で、こうした新しい技術の実装に向けては、法律や倫理上の課題の解決が不可欠です。外部機関との連携も含めた本研究所の活動が、日本における関連政策の基礎となる科学的なエビデンスを生むとともに、国内外の主要な関係者の議論と、国民への発信の場としても機能することに期待します。
井上 祥 先生
横浜市立大学 共創イノベーションセンター 特任准教授 兼 京都大学大学院 健康情報学 客員研究員
ウェアラブルデバイスの普及により、日常生活からリアルワールドデータが得られやすくなり、デジタルバイオマーカーは人間の状態や変化を連続的に可視化する技術として注目されています。既存の診療データと統合しAIで解析することで、疾患の早期発見や治療効果の定量的評価に加え、従来は得られなかった新たな洞察を医療にもたらすことが期待されます。さらに、こうしたデータの蓄積と分析の先に、思いもよらぬ発見や未知の疾患理解が生まれる可能性もあります。診断・治療・経過観察を一貫して支えることで個別化医療に貢献するデジタルバイオマーカーの社会実装を、本研究所が力強く推進していくことを期待しています。
■ 株式会社テックドクターについて
テックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :
https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
※デジタルバイオマーカーとは
疾患の有無や病状の変化、治療の効果を示す指標となる項目や生体内物質は「バイオマーカー」と呼ばれます。従来、こうしたバイオマーカーのデータは、医療機関で診察を受けた際にのみ測定される「点のデータ」に依存しており、疾患の有無や進行状況は、その時点の情報だけで判断されてきました。
しかし、デジタル技術の進展により、スマートフォンやウェアラブルデバイスを用いて、日常的に負担なく、継続的かつ長期的な「線のデータ」を取得することが可能になりつつあります。こうしたデジタル情報を基に病気や治療の変化を可視化する指標を「デジタルバイオマーカー」と呼びます。
医療機関外の生活の中で、運動・睡眠・心拍などの日常データが取得できれば、状態の変化をより詳細に把握し、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)が実現する可能性が高まるでしょう。
デジタルバイオマーカー開発のテックドクター、12億円の資金調達を実施
2025年05月07月 09時
デジタルバイオマーカー開発のテックドクター、12億円の資金調達を実施
「データに基づくAI医療」の実現に向け、AI×デジタルバイオマーカーの社会実装を加速

株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都中央区、以下、テックドクター)は、このたびシリーズBラウンドにおける第三者割当増資および銀行融資により、総額約12億円の資金調達を実施したことをお知らせします。これにより累計資金調達額は約18億円となりました。
今回の調達は、既存投資家であるジャフコ グループ、日本ベンチャーキャピタル、三井住友海上キャピタルに加え、新たに大和企業投資、ミライドア(あすか製薬)、山口キャピタル、りそなキャピタル、小野デジタルヘルス投資、ライオンを引受先とする第三者割当増資と、金融機関からの融資によるものです。
テックドクターは創業以来、日常生活における連続的な生体データから、病気の有無や治療による変化などを客観的に示す指標である「デジタルバイオマーカー(dBM)」の研究開発に取り組んでまいりました。これまでに100件を超える企業や研究機関との研究を行い、多様な疾患領域やQOL(生活の質)に関する指標を開発しています。
この実績を基に、これらの指標を医療やヘルスケアの現場で活用する「社会実装」に注力してまいります。その一環として、AI技術と医療を融合させた研究体制を強化し、デジタルバイオマーカーの実用化をさらに推進していきます。
データとAIの力を通じて、一人ひとりの健康に寄り添い、医療の新たな可能性を切り拓いてまいります。
■資金調達に関する詳細
調達額:約12億円(第三者割当増資および銀行融資)
第三者割当増資における引受先一覧(敬称略、順不同):
•
ジャフコSV6投資事業有限責任組合(ジャフコ グループ株式会社)
•
ジャフコSV6-S投資事業有限責任組合(ジャフコ グループ株式会社)
•
NVCC9号投資事業有限責任組合(日本ベンチャーキャピタル株式会社)
•
デジタルヘルスファンド大阪投資事業有限責任組合(日本ベンチャーキャピタル株式会社)
•
MSIVC2023V投資事業有限責任組合(三井住友海上キャピタル株式会社)
•
DCIベンチャー成長支援2号投資事業有限責任組合(大和企業投資株式会社)
•
あすかイノベーション投資事業有限責任組合(ミライドア株式会社)
•
UNICORN2号ファンド投資事業有限責任組合(山口キャピタル株式会社)
•
りそなキャピタル8号投資事業組合(りそなキャピタル株式会社)
•
小野デジタルヘルス投資合同会社
•
ライオン株式会社
■投資家の皆様からのコメント
ジャフコ グループ株式会社 パートナー 藤井 淳史 氏
前回ラウンドに続いてのご出資になります。医療分野は技術的な仮説から社会実装に至るまでに必要な労力が特に大きいと感じています。テックドクターは、医療R&Dスタートアップのような爆発力を持ちながらも、IT・AIスタートアップのように足元の業績をしっかり作ることのできる会社です。医療とIT・AIのハイブリッド事業であるが故の2倍の苦労は、ハイブリッドならではの2倍の価値創造に繋がると考えています。
日本ベンチャーキャピタル株式会社 取締役副社長執行役員 桑園 寛之 氏
初回投資に続き参加させて頂きました。前回と比較すると「デジタルバイオマーカー」の認知度も上がっていますが、「会社として達成したいゴール」も自ら難度を上げている印象でいつも感銘を受けています。困難な道のりの中でも湊さんを中心に、メンバーの皆さんは皆明るく、よく食べ、よく笑いながら着々とチャレンジしている印象で、私もデジタルバイオマーカーが医療にもたらす福音を楽しみにしながらご一緒させていただいております。
三井住友海上キャピタル株式会社 投資部マネージャー 細谷 裕一 氏
前回ラウンドに続き、追加投資させていただきました。
ウェアラブルデバイスの進歩とともに、生体・行動に関するビックデータと、疾患情報を掛け合わせることで生成される、デジタルバイオマーカーの活用可能性が急速かつ大きく拡がっており、事業が大幅に進捗している点を評価させて頂くとともに、テックドクターが目指す「データで調子をよくする時代」が近づいている事を確信しております。
多くの人々のQOL向上に資するサービスとして、事業が大きく躍進する事を期待しております。
大和企業投資株式会社 主任 三浦 尚之 氏
デジタルバイオマーカーを活用し、24時間リアルタイムで健康状態を測定することで、新しい医療のかたちを作る― テックドクターが目指す世界に強く共感し、出資させていただきました。
湊社長を中心としたチームは、ウェアラブルデバイスなどのデータ解析に強みを持ち、そして何より「データで調子をよくする時代」の実現に対する情熱にあふれており、今後の成長を確信しております。
この度ご一緒できることを大変光栄に思います。弊社も全力でサポートさせていただきます。
■今後の展望:データに基づくAI医療の実現に向けて
今回調達した資金は、当社の中核技術であるデジタルバイオマーカー(dBM)の社会実装をさらに加速するため、AIソリューションの研究開発に充て、医療・ヘルスケア現場での活用促進を目指します。
具体的には、AI技術とデジタルバイオマーカーの医療・ヘルスケア活用に関する実践的研究を行う体制を強化し、実用的なソリューションの開発を推進してまいります。
私たちは、データとAIを活用して「一人ひとりに最適な医療」を届ける未来の実現に向け、これからも挑戦を続けてまいります。
■株式会社テックドクターについて
テックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :
https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
「データに基づくAI医療」の実現に向け、AI×デジタルバイオマーカーの社会実装を加速

株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都中央区、以下、テックドクター)は、このたびシリーズBラウンドにおける第三者割当増資および銀行融資により、総額約12億円の資金調達を実施したことをお知らせします。これにより累計資金調達額は約18億円となりました。
今回の調達は、既存投資家であるジャフコ グループ、日本ベンチャーキャピタル、三井住友海上キャピタルに加え、新たに大和企業投資、ミライドア(あすか製薬)、山口キャピタル、りそなキャピタル、小野デジタルヘルス投資、ライオンを引受先とする第三者割当増資と、金融機関からの融資によるものです。
テックドクターは創業以来、日常生活における連続的な生体データから、病気の有無や治療による変化などを客観的に示す指標である「デジタルバイオマーカー(dBM)」の研究開発に取り組んでまいりました。これまでに100件を超える企業や研究機関との研究を行い、多様な疾患領域やQOL(生活の質)に関する指標を開発しています。
この実績を基に、これらの指標を医療やヘルスケアの現場で活用する「社会実装」に注力してまいります。その一環として、AI技術と医療を融合させた研究体制を強化し、デジタルバイオマーカーの実用化をさらに推進していきます。
データとAIの力を通じて、一人ひとりの健康に寄り添い、医療の新たな可能性を切り拓いてまいります。
■資金調達に関する詳細
調達額:約12億円(第三者割当増資および銀行融資)
第三者割当増資における引受先一覧(敬称略、順不同):
•
ジャフコSV6投資事業有限責任組合(ジャフコ グループ株式会社)
•
ジャフコSV6-S投資事業有限責任組合(ジャフコ グループ株式会社)
•
NVCC9号投資事業有限責任組合(日本ベンチャーキャピタル株式会社)
•
デジタルヘルスファンド大阪投資事業有限責任組合(日本ベンチャーキャピタル株式会社)
•
MSIVC2023V投資事業有限責任組合(三井住友海上キャピタル株式会社)
•
DCIベンチャー成長支援2号投資事業有限責任組合(大和企業投資株式会社)
•
あすかイノベーション投資事業有限責任組合(ミライドア株式会社)
•
UNICORN2号ファンド投資事業有限責任組合(山口キャピタル株式会社)
•
りそなキャピタル8号投資事業組合(りそなキャピタル株式会社)
•
小野デジタルヘルス投資合同会社
•
ライオン株式会社
■投資家の皆様からのコメント
ジャフコ グループ株式会社 パートナー 藤井 淳史 氏
前回ラウンドに続いてのご出資になります。医療分野は技術的な仮説から社会実装に至るまでに必要な労力が特に大きいと感じています。テックドクターは、医療R&Dスタートアップのような爆発力を持ちながらも、IT・AIスタートアップのように足元の業績をしっかり作ることのできる会社です。医療とIT・AIのハイブリッド事業であるが故の2倍の苦労は、ハイブリッドならではの2倍の価値創造に繋がると考えています。
日本ベンチャーキャピタル株式会社 取締役副社長執行役員 桑園 寛之 氏
初回投資に続き参加させて頂きました。前回と比較すると「デジタルバイオマーカー」の認知度も上がっていますが、「会社として達成したいゴール」も自ら難度を上げている印象でいつも感銘を受けています。困難な道のりの中でも湊さんを中心に、メンバーの皆さんは皆明るく、よく食べ、よく笑いながら着々とチャレンジしている印象で、私もデジタルバイオマーカーが医療にもたらす福音を楽しみにしながらご一緒させていただいております。
三井住友海上キャピタル株式会社 投資部マネージャー 細谷 裕一 氏
前回ラウンドに続き、追加投資させていただきました。
ウェアラブルデバイスの進歩とともに、生体・行動に関するビックデータと、疾患情報を掛け合わせることで生成される、デジタルバイオマーカーの活用可能性が急速かつ大きく拡がっており、事業が大幅に進捗している点を評価させて頂くとともに、テックドクターが目指す「データで調子をよくする時代」が近づいている事を確信しております。
多くの人々のQOL向上に資するサービスとして、事業が大きく躍進する事を期待しております。
大和企業投資株式会社 主任 三浦 尚之 氏
デジタルバイオマーカーを活用し、24時間リアルタイムで健康状態を測定することで、新しい医療のかたちを作る― テックドクターが目指す世界に強く共感し、出資させていただきました。
湊社長を中心としたチームは、ウェアラブルデバイスなどのデータ解析に強みを持ち、そして何より「データで調子をよくする時代」の実現に対する情熱にあふれており、今後の成長を確信しております。
この度ご一緒できることを大変光栄に思います。弊社も全力でサポートさせていただきます。
■今後の展望:データに基づくAI医療の実現に向けて
今回調達した資金は、当社の中核技術であるデジタルバイオマーカー(dBM)の社会実装をさらに加速するため、AIソリューションの研究開発に充て、医療・ヘルスケア現場での活用促進を目指します。
具体的には、AI技術とデジタルバイオマーカーの医療・ヘルスケア活用に関する実践的研究を行う体制を強化し、実用的なソリューションの開発を推進してまいります。
私たちは、データとAIを活用して「一人ひとりに最適な医療」を届ける未来の実現に向け、これからも挑戦を続けてまいります。
■株式会社テックドクターについて
テックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :
https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
デジタルバイオマーカー開発のテックドクター、医師400名に聞いた、スマートウォッチ活用の実態と可能性の調査を発表
2025年04月17月 17時
デジタルバイオマーカー開発のテックドクター、医師400名に聞いた、スマートウォッチ活用の実態と可能性の調査を発表
回答者の7割がスマートウォッチの診療活用に好意的
株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都中央区、以下、「テックドクター」)は、医師400名を対象に、スマートウォッチをはじめとするウェアラブルデバイスの診療現場での活用状況や、今後の意向に関するアンケート調査を実施しました。

■調査実施の背景:スマートウォッチと医療の接点が急速に拡大
近年、Apple Watchの一部機能が医療機器として承認される*など、スマートウォッチやウェアラブルデバイスの医療分野への応用が進んでいます。これらのデバイスが日常生活の中で収集するバイタルデータは、医療現場にとって新たな情報源となりつつあります。
患者にとっては、病院外で記録された自身の健康状態が診療に反映されることで、より納得感のある医療体験につながる可能性があります。一方、医療従事者にとっても、患者の健康状態の変化を客観的に把握できることで、診療の補助や業務の効率化、負担軽減にも寄与すると期待されています。
こうした背景を踏まえ、テックドクターでは、スマートウォッチの活用に関心を持つ医師を対象に、診療現場での具体的な活用状況や今後の可能性について実態を把握するための調査を行いました。
注)なお、本調査は、スマートウォッチの医療応用に一定の関心を持つ医師層に限定して行ったものであり、全国の医師全体の傾向を示すものではありません。しかし、現場での先進的な活用状況や今後の可能性について、多くの示唆が得られる結果となりました。
*参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/devices/0052.html
■調査サマリー
・医師の7割がスマートウォッチの診療活用に好意的(活用実績3割、関心4割)
・一般内科と循環器で活用経験あり、整形外科と精神科でも期待
・診断補助・早期発見・健康モニタリングに期待、精度検証と体制整備が課題
・未活用の医師においても、精度検証が前提ではあるが7割がデータの有用性に期待
調査概要
調査期間
2025年3月7日~2025年3月14日
有効回答数
事前調査:391サンプル 本調査:215サンプル
調査方法
インターネットリサーチ
調査対象医師の属性
主な診療科
一般内科、循環器科、糖尿病・代謝・内分泌科、神経内科、精神科、整形外科
所属施設の経営形態
(大学病院/国公立病院を除く)その他の一般病院/医院・診療所・クリニック
所属施設の所在地
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県
年代
20歳以上69歳以下
■調査詳細
1. 活用経験「ある」3割、「今後使ってみたい」4割
調査では、スマートウォッチを診療に活用した経験のある医師が全体の31%、「今後、機会があれば活用してみたい」と回答した医師が42%にのぼり、
全体の7割が活用に好意的
であることが明らかになりました。

2. 活用が進むのは循環器と一般内科。整形外科と精神科にも期待
回答者の主な診療科別に見ると、すでに活用が進んでいるのは
循環器内科や一般内科
でした。循環器内科では、心拍に関連するデータとの親和性が高く、すでに診療に取り入れられている例も見られます。たとえば、Apple Watchの心房細動履歴を記録する機能など、一般向けのデバイスでも心疾患の兆候を捉えられるようになってきており、それに伴って患者側からの相談が増えていることも推測されます。
一方で、
整形外科や精神科
では「今後、機会があれば活用してみたい」とする回答が多く、運動量や睡眠の質といったQOL(生活の質)への影響を継続的に把握する手段として、ウェアラブルデバイスの活用が期待されている可能性があります。特に、症状が日々変動する患者に対して、主観的な訴えだけでなく客観的なデータを併用することで、診療の質の向上につながることが期待されます。


本調査ではさらに、「活用したことがある」医師100名と、「今後、機会があれば活用してみたい」と考えている医師100名を対象に、それぞれの具体的な目的や活用方法についても伺いました。
3. スマートウォッチの活用目的:「診断の補助」「早期発見」「モニタリング」
診療における活用目的として、以下の項目が上位に挙げられました:
•
診断の補助
•
疾患リスクの早期発見
•
健康状態のモニタリング
例えば、診察時に患者の主訴だけに頼ると、数日前の記憶に限定されたり、内容が曖昧であったりすることがあります。一方で、スマートウォッチから得られる睡眠や心拍のデータを活用すれば、過去数週間にわたる心身の状態を客観的に把握でき、診断時の参考情報として役立つ可能性があります。
また、デジタル機器から得られる指標(デジタルバイオマーカー)により、特定の疾患に特徴的な兆候を早期に捉えることができれば、疾患リスクの発見につながります。さらに、こうしたデータを用いて疾患の管理状況や、服薬・生活習慣改善の効果を継続的にモニタリングすることで、医師と患者の間でより的確なフォローアップが期待されます。
なお、まだ導入していない医師の間では、「患者へのフィードバックや健康増進指導の一環」に対しても、高い期待が寄せられています。


4. 懸念点は「検証の不足」と「体制」- 今後の技術検証とソリューション開発で対応
一方で、導入にあたっての課題も明らかになっています:
•
測定精度や信頼性に対する検証の不足
•
医療機関側の対応体制の未整備
•
医療現場の業務負担の増加
特に導入未経験の医師ほど、「医療機関の体制整備の不十分さ」に対して慎重な見方を示していました。こうした懸念に対してテックドクターは、技術検証による医学的なエビデンスの構築や、臨床現場で使っていただきやすいソリューションの開発に取り組んでまいります。


5. 未活用医師のデータに対する印象:7割がポジティブに評価
「今後活用したい」と回答した医師に対し、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスから得られるデータについての印象を尋ねたところ:
•
「有用だと思う」:26%
•
「精度が十分であれば活用できる」:41%
という結果となり、
約7割の医師が診療に対する有用性を感じている
ことがわかりました。
実用化にあたってはデータの精度検証が前提となるものの、一定の期待が寄せられていることが示されています。

■ 医師の調査結果を受け、患者会からも期待の声
今回の医師を対象とした調査結果を受け、患者会NPO法人HAEJの代表である松山真樹子様からは以下のようなコメントをいただいています。
NPO法人HAEJ 遺伝性血管性浮腫 患者会 代表理事 松山真樹子様
多くの患者にとって、体調の変化を客観的に記録・共有できるスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスの活用は、命を守ることやより不調のない健康な生活を送ることに繋がる重要な手段です。
医師との診察時には特に、日々のつい忘れてしまう小さな発作や重症度の記録も共有できることで、診察がより有意義になり、より適切な治療へと改善されることが期待できます。実際に発作を記録したデータを診察時に共有していますが、多くの医師に好評です。確かな記録を共有できることは医師にとっても有用なものだと実感できています。
また、私たちはHAE(遺伝性血管性浮腫)の患者会として活動していますが、HAEは発作の予兆が読みにくい疾患の一つであるため、日常のバイタルや睡眠などのデータから発作の起きやすさなどの傾向が少しでも把握できれば、発作に備えることができ、あらゆるQOLの向上にも役立つため、今後のウェアラブルデバイスの診療への活用の有用性には大きな期待を寄せています。
テクノロジーの進化がこれからのより良い医療へ役立ち、ひいては患者のQOL向上にも寄与することを心より願っています。
患者と医師が共にデータを活用しながら健康状態を把握していくことに対して、期待が高まっていることがうかがえます。
■テックドクター 代表取締役 湊和修 コメント
また、テックドクター代表取締役CEO 湊和修は以下のようにコメントしています。
医師の7割がスマートウォッチのデータ活用に前向きな姿勢を示していることは、デジタルヘルスケアの今後の広がりを示唆する結果となりました。特に注目すべきは、単なるデータ収集にとどまらず、診断の補助や疾患リスクの早期発見といった、具体的な医療活用への期待が高まっている点です。
私たちは、収集された日常データにAIや機械学習を用いて医学的な意味付けを行い、新たなインサイト(デジタルバイオマーカー)の創出を目指しています。例えば、日常の活動データから疾患の予兆を捉えたり、投薬後の変化をより細やかにモニタリングすることで、より個別化された医療の実現が可能になると考えています。
一方で、医師の皆様からは、データの精度検証や医療機関の受け入れ体制の整備が重要な課題として指摘されています。テックドクターでは、医療機関や研究機関と連携しながら、医学的なエビデンスの構築と、実臨床での使いやすさの両立に取り組んでまいります。
デジタルとAIの力を医療現場に適切に実装することで、医療者の負担を軽減しつつ、患者さん自身が日々のデータを通じて健康状態を把握できるようにし、QOL(生活の質)の向上に貢献していきたいと考えています。継続的なモニタリングにより、医療者と患者の間にある「わかりあえなさ」を乗り越えていく-そんな未来の医療の実現に向けて、今後も邁進してまいります。
■ テックドクターの取り組みについて
テックドクターは、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスから得られるデータに医学的な解釈を加えた「デジタルバイオマーカー」の開発を専門としています。こうした指標の開発を支援するとともに、それらを活用した医療・ヘルスケアサービスやプログラム医療機器(SaMD)の実装支援にも取り組んでいます。
今後も、医療現場におけるデータの適切な活用を支援し、患者と医療者の双方にとって有益な医療の実現を目指してまいります。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :
https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央
回答者の7割がスマートウォッチの診療活用に好意的
株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都中央区、以下、「テックドクター」)は、医師400名を対象に、スマートウォッチをはじめとするウェアラブルデバイスの診療現場での活用状況や、今後の意向に関するアンケート調査を実施しました。

■調査実施の背景:スマートウォッチと医療の接点が急速に拡大
近年、Apple Watchの一部機能が医療機器として承認される*など、スマートウォッチやウェアラブルデバイスの医療分野への応用が進んでいます。これらのデバイスが日常生活の中で収集するバイタルデータは、医療現場にとって新たな情報源となりつつあります。
患者にとっては、病院外で記録された自身の健康状態が診療に反映されることで、より納得感のある医療体験につながる可能性があります。一方、医療従事者にとっても、患者の健康状態の変化を客観的に把握できることで、診療の補助や業務の効率化、負担軽減にも寄与すると期待されています。
こうした背景を踏まえ、テックドクターでは、スマートウォッチの活用に関心を持つ医師を対象に、診療現場での具体的な活用状況や今後の可能性について実態を把握するための調査を行いました。
注)なお、本調査は、スマートウォッチの医療応用に一定の関心を持つ医師層に限定して行ったものであり、全国の医師全体の傾向を示すものではありません。しかし、現場での先進的な活用状況や今後の可能性について、多くの示唆が得られる結果となりました。
*参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/devices/0052.html
■調査サマリー
・医師の7割がスマートウォッチの診療活用に好意的(活用実績3割、関心4割)
・一般内科と循環器で活用経験あり、整形外科と精神科でも期待
・診断補助・早期発見・健康モニタリングに期待、精度検証と体制整備が課題
・未活用の医師においても、精度検証が前提ではあるが7割がデータの有用性に期待
調査概要
調査期間
2025年3月7日~2025年3月14日
有効回答数
事前調査:391サンプル 本調査:215サンプル
調査方法
インターネットリサーチ
調査対象医師の属性
主な診療科
一般内科、循環器科、糖尿病・代謝・内分泌科、神経内科、精神科、整形外科
所属施設の経営形態
(大学病院/国公立病院を除く)その他の一般病院/医院・診療所・クリニック
所属施設の所在地
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県
年代
20歳以上69歳以下
■調査詳細
1. 活用経験「ある」3割、「今後使ってみたい」4割
調査では、スマートウォッチを診療に活用した経験のある医師が全体の31%、「今後、機会があれば活用してみたい」と回答した医師が42%にのぼり、
全体の7割が活用に好意的
であることが明らかになりました。

2. 活用が進むのは循環器と一般内科。整形外科と精神科にも期待
回答者の主な診療科別に見ると、すでに活用が進んでいるのは
循環器内科や一般内科
でした。循環器内科では、心拍に関連するデータとの親和性が高く、すでに診療に取り入れられている例も見られます。たとえば、Apple Watchの心房細動履歴を記録する機能など、一般向けのデバイスでも心疾患の兆候を捉えられるようになってきており、それに伴って患者側からの相談が増えていることも推測されます。
一方で、
整形外科や精神科
では「今後、機会があれば活用してみたい」とする回答が多く、運動量や睡眠の質といったQOL(生活の質)への影響を継続的に把握する手段として、ウェアラブルデバイスの活用が期待されている可能性があります。特に、症状が日々変動する患者に対して、主観的な訴えだけでなく客観的なデータを併用することで、診療の質の向上につながることが期待されます。


本調査ではさらに、「活用したことがある」医師100名と、「今後、機会があれば活用してみたい」と考えている医師100名を対象に、それぞれの具体的な目的や活用方法についても伺いました。
3. スマートウォッチの活用目的:「診断の補助」「早期発見」「モニタリング」
診療における活用目的として、以下の項目が上位に挙げられました:
•
診断の補助
•
疾患リスクの早期発見
•
健康状態のモニタリング
例えば、診察時に患者の主訴だけに頼ると、数日前の記憶に限定されたり、内容が曖昧であったりすることがあります。一方で、スマートウォッチから得られる睡眠や心拍のデータを活用すれば、過去数週間にわたる心身の状態を客観的に把握でき、診断時の参考情報として役立つ可能性があります。
また、デジタル機器から得られる指標(デジタルバイオマーカー)により、特定の疾患に特徴的な兆候を早期に捉えることができれば、疾患リスクの発見につながります。さらに、こうしたデータを用いて疾患の管理状況や、服薬・生活習慣改善の効果を継続的にモニタリングすることで、医師と患者の間でより的確なフォローアップが期待されます。
なお、まだ導入していない医師の間では、「患者へのフィードバックや健康増進指導の一環」に対しても、高い期待が寄せられています。


4. 懸念点は「検証の不足」と「体制」- 今後の技術検証とソリューション開発で対応
一方で、導入にあたっての課題も明らかになっています:
•
測定精度や信頼性に対する検証の不足
•
医療機関側の対応体制の未整備
•
医療現場の業務負担の増加
特に導入未経験の医師ほど、「医療機関の体制整備の不十分さ」に対して慎重な見方を示していました。こうした懸念に対してテックドクターは、技術検証による医学的なエビデンスの構築や、臨床現場で使っていただきやすいソリューションの開発に取り組んでまいります。


5. 未活用医師のデータに対する印象:7割がポジティブに評価
「今後活用したい」と回答した医師に対し、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスから得られるデータについての印象を尋ねたところ:
•
「有用だと思う」:26%
•
「精度が十分であれば活用できる」:41%
という結果となり、
約7割の医師が診療に対する有用性を感じている
ことがわかりました。
実用化にあたってはデータの精度検証が前提となるものの、一定の期待が寄せられていることが示されています。

■ 医師の調査結果を受け、患者会からも期待の声
今回の医師を対象とした調査結果を受け、患者会NPO法人HAEJの代表である松山真樹子様からは以下のようなコメントをいただいています。
NPO法人HAEJ 遺伝性血管性浮腫 患者会 代表理事 松山真樹子様
多くの患者にとって、体調の変化を客観的に記録・共有できるスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスの活用は、命を守ることやより不調のない健康な生活を送ることに繋がる重要な手段です。
医師との診察時には特に、日々のつい忘れてしまう小さな発作や重症度の記録も共有できることで、診察がより有意義になり、より適切な治療へと改善されることが期待できます。実際に発作を記録したデータを診察時に共有していますが、多くの医師に好評です。確かな記録を共有できることは医師にとっても有用なものだと実感できています。
また、私たちはHAE(遺伝性血管性浮腫)の患者会として活動していますが、HAEは発作の予兆が読みにくい疾患の一つであるため、日常のバイタルや睡眠などのデータから発作の起きやすさなどの傾向が少しでも把握できれば、発作に備えることができ、あらゆるQOLの向上にも役立つため、今後のウェアラブルデバイスの診療への活用の有用性には大きな期待を寄せています。
テクノロジーの進化がこれからのより良い医療へ役立ち、ひいては患者のQOL向上にも寄与することを心より願っています。
患者と医師が共にデータを活用しながら健康状態を把握していくことに対して、期待が高まっていることがうかがえます。
■テックドクター 代表取締役 湊和修 コメント
また、テックドクター代表取締役CEO 湊和修は以下のようにコメントしています。
医師の7割がスマートウォッチのデータ活用に前向きな姿勢を示していることは、デジタルヘルスケアの今後の広がりを示唆する結果となりました。特に注目すべきは、単なるデータ収集にとどまらず、診断の補助や疾患リスクの早期発見といった、具体的な医療活用への期待が高まっている点です。
私たちは、収集された日常データにAIや機械学習を用いて医学的な意味付けを行い、新たなインサイト(デジタルバイオマーカー)の創出を目指しています。例えば、日常の活動データから疾患の予兆を捉えたり、投薬後の変化をより細やかにモニタリングすることで、より個別化された医療の実現が可能になると考えています。
一方で、医師の皆様からは、データの精度検証や医療機関の受け入れ体制の整備が重要な課題として指摘されています。テックドクターでは、医療機関や研究機関と連携しながら、医学的なエビデンスの構築と、実臨床での使いやすさの両立に取り組んでまいります。
デジタルとAIの力を医療現場に適切に実装することで、医療者の負担を軽減しつつ、患者さん自身が日々のデータを通じて健康状態を把握できるようにし、QOL(生活の質)の向上に貢献していきたいと考えています。継続的なモニタリングにより、医療者と患者の間にある「わかりあえなさ」を乗り越えていく-そんな未来の医療の実現に向けて、今後も邁進してまいります。
■ テックドクターの取り組みについて
テックドクターは、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスから得られるデータに医学的な解釈を加えた「デジタルバイオマーカー」の開発を専門としています。こうした指標の開発を支援するとともに、それらを活用した医療・ヘルスケアサービスやプログラム医療機器(SaMD)の実装支援にも取り組んでいます。
今後も、医療現場におけるデータの適切な活用を支援し、患者と医療者の双方にとって有益な医療の実現を目指してまいります。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :
https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央